JPH11501060A - 1,3−プロパンジオール系ポリエーテルの製造における副生物流の精製 - Google Patents

1,3−プロパンジオール系ポリエーテルの製造における副生物流の精製

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JPH11501060A JP8526017A JP52601796A JPH11501060A JP H11501060 A JPH11501060 A JP H11501060A JP 8526017 A JP8526017 A JP 8526017A JP 52601796 A JP52601796 A JP 52601796A JP H11501060 A JPH11501060 A JP H11501060A
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Abstract

(57)【要約】 1,3−プロパンジオールに基づくポリエステルの製造方法は、アクロレイン副生物を含有する水性流を、この水性流のアクロレイン含有量を減少させるのに有効な時間にわたり塩基と接触させることからなっている。特定の実施形態において、ポリ(プロピレンテレフタレート)製造法は:(a)1,3−プロパンジオールとテレフタル酸とを高められた温度で接触させて、ポリ(プロピレンテレフタレート)およびアクロレインを含む水溶液からなる反応生成混合物を生成させ;(b)前記反応生成混合物から水溶液の大部分を除去し;(c)7.5より高いpHを有する塩基性溶液を生成するのに充分な量の塩基を水溶液に添加すると共に、そのアクロレイン含有量を低下させるのに有効な時間にわたり塩基性溶液を維持し;(d)必要に応じ塩基性溶液を水で希釈し、さらに(e)必要に応じ希釈塩基性溶液を生物処理する各工程からなっている。本発明の方法は、減少レベルのアクロレインを含有するポリエステル副生物流を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 1,3−プロパンジオール系ポリエーテルの 製造における副生物流の精製 本発明は、ポリ(プロピレンテレフタレート)(「PPT」)および関連コポ リエステルの製造に関するものである。特定面において本発明は、PPT製造法 における副生物含有流の処理に関するものである。 PPTの製造は、テレフタル酸と過剰の1,3−プロパンジオール(PDO) との約250℃における圧力下での反応によりオリゴマーと水とを生成させるこ とを含む。次いで水をPPTから留去する。重合反応の主たる副生物、すなわち アクロレインおよびアリルアルコールが蒸留液に溶解して含有される。 これら副生物の量は少ないが、特にその後の活性汚泥処理については水性蒸留 液における副生物のレベルをさらに減少させることが望ましい。 したがって本発明の目的は、生成物ポリエステルから蒸留された水性流におけ るアクロレイン副生物のレベルを減少させる1,3−プロパンジオール系ポリエ ステルの製造方法を提供することにある。この目的は、水性副生物流の塩基処理 に続き必要に応じこれを生物処理することにより達成される。 したがって本発明は1,3−プロパンジオール系ポリエステルの製造方法を提 供し、この方法はアクロレイン副生物を含有する水性流をこの水性流のアクロレ イン含有量を減少させるのに有効な時間にわたり塩基と接触させることからなっ ている。特定実施形態において本発明は、少なくとも1種のジカルボン酸と1, 3−プロパンジオールとを高められた温度で接触させて、1,3−プロパンジオ ールに基づくポリエステルとアクロレインの水溶液とを含む水性生成混合物を生 成させることからなり:その改良は (a)前記水性生成混合物から前記水溶液の大部分を除去し; (b)7.5より大のpHを有する塩基性溶液を生成するのに有効な量の塩基を 前記水溶液に添加し; (c)前記塩基性溶液をアクロレインの量を減少させるのに有効な時間にわたり 維持し; (d)必要に応じ塩基性溶液を水で希釈し; (e)必要に応じ希釈塩基性溶液を生物処理する ことにある。 本発明の方法は、減少レベルのアクロレインを含有する副生物流を与える。 本発明の方法は、1,3−プロパンジオールと少なくとも1種のジカルボン酸 との縮合重合により1,3−プロパンジオール系ポリエステルを製造する際のア クロレイン副生物の塩基性水溶液を形成させることを含む。1,3−プロパンジ オールの他に、ポリエステル反応生成混合物はたとえばエチレングリコール、1 ,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールおよびネオペンチ ルグリコールのような1種もしくはそれ以上の追加ジオールをも含有することが できる。適するジカルボン酸はたとえばテレフタル酸、イソフタル酸および2, 6−ナフタレンジカルボン酸を包含する。この種のジオールと二酸モノマーとの ポリエステルおよびコポリエステル縮合生成物をここでは1,3−プロパンジオ ール系ポリエステルまたはPDO系ポリエステルと称する。 PDO系ポリエステル反応生成混合物から蒸留された水性流には水溶性副生物 が見られる。水性蒸留液における典型的な副生物の量は一般に約100〜約25 00ppmのアクロレイン、0.1〜5重量%のアリルアルコールおよび0.1 〜10重量%のPDO(蒸留液の重量に対し)の範囲である。 本発明の方法は副生物水溶液に対する塩基の添加を含む。塩基は好ましくは無 機塩基であり、特に好ましくはアルカリおよびアルカリ土類金属の水酸化物(水 酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムおよび 水酸化カルシウムを包含)、並びに対応の炭酸塩および重炭酸塩から選択される 。コストおよび効果のため好適な塩基は水酸化ナトリウムである。 副生物水溶液に添加する塩基の量は7.5より大、好ましくは8より大、特に 好ましくは10より大の水溶液のpH(25℃)を与えるのに充分な量である。 たとえばアルカリおよびアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩および重炭酸塩の ような好適無機塩基につき、添加量は典型的には塩基とアクロレインとの重量比 が0.01〜20、好ましくは0.1〜10、特に好ましくは0.2〜5の範囲 となるような量である。2500ppmまでのアクロレインの典型的濃度につき 、塩基の好適量は水溶液の全重量に対し2.5重量%までであるが、一層早い反 応のため所望ならばその後の生物処理に悪影響がない限り一層高レベルの塩基も 使用することができる。 塩基処理の際の温度はアクロレインの消失速度に影響を及ぼし、一般に0〜5 0℃、好ましくは10〜40℃の範囲である。50℃より高い温度、すなわちア クレインのほぼ沸点または沸点以上も有効であるが、一般にこれはアクロレイン の蒸発を増大させるので回避すべきである。この方法は0℃未満の温度にて有効 であるが、処理時間を延長することができる。 塩基を添加した後、水性流をたとえばタンクもしくはパイプのような容器内に 、アクロレインを塩基と反応させうる時間の長さにわたり保持する。この時間は 典型的には数分間〜数日間であり、塩基の量、温度、アクロレインの初期濃度お よび所望のアクロレインの最終濃度に依存する。一般に、処理時間は1〜約10 0時間の範囲である。 水溶液におけるアクロレインの濃度を減少させるのに充分な処理時間の後、溶 液を必要に応じたとえば第2の水性副生物流のような追加の水性流で希釈するこ とができる。処理された水溶液を必要に応じ生物処理過程に移すことができる。 生物処理は一般に、通気槽にて1〜40℃の範囲の温度で0.5〜8mg/Lの 範囲の溶存酸素含有量および10〜500:1の典型的希釈比にて活性汚泥と接 触させることを含む。塩基での処理と適宜の希釈との組合せは、生物処理の前に アクロレインの濃度を3ppm未満、特に好ましくは0.3ppm未満まで減少 させることが好ましい。 たとえば逆浸透、限外濾過および吸着のような他の処理法も本発明の方法と組 合せて用いることができる。 以下、実施例により本発明をさらに説明する。実施例1 NaOHによるPPT副生物溶液の処理 PPT副生物溶液(76.6427g)に0.1247gのアクロレイン(9 7%)を補充して、アクロレインレベルをGC分析により約1950ppmにし た。ネジ蓋壜におけるこの水の2種の試料を苛性ソーダで処理した。一方の壜で は0.0980gの1N水酸化ナトリウムを10.380gの溶液に添加した。 他方の壜では、0.2341gの1N水酸化ナトリウムを10.380gの溶液 に添加した。これら壜を密封して室温で静置させた。これら壜から定期的に試料 採取し、希釈剤としての単味のジオキサンおよび内部標準としてのテトラヒドロ フランを用いるガスクロマトグラフィーにより分析した。結果を第1表に示す。実施例2 NaOHによるPPT副生物溶液の処理 1000ppmのアクロレインを含有するPPT副生物溶液の各試料の処理を 実質的に実施例1におけると同様に行った。次いで水酸化ナトリウムを溶液に添 加してNaOHの濃度を1000ppmにした。初期pHは12.5であった。 これら試料壜を密封して室温に静置し、アクロレインにつき定期的に分析した。 結果を第1表に示す。実施例3 NaOHによる副生物溶液の処理 0.4809gのアリルアルコールと2.6063gの1,3−プロパンジオ ールと0.0484gのアクロレインとを混合すると共に56.2798gの最 終溶液まで蒸留水により希釈して模擬PPT副生混合物を作成した。ネジ蓋壜に おけるこの溶液の2種の試料を苛性ソーダで処理した。試料Cにおいては0.0 964gの1N NaOHを9.9768gの溶液に添加した。試料Dにおいて は0.198gの1N NaOHを10.2325gの溶液に添加した。各壜を 密封して室温に静置した。結果を第1表に示す。 実施例4 NaOH/エチレングリコールによるPPT副生物溶液の処理 PPT副生物溶液(70.428g)に0.1690gのアクロレインを補充 してアクロレインレベルをGC分析により2630ppmとなし、その6.58 gをネジ蓋壜に移した。残余の溶液に約0.3gの1N水酸化ナトリウムを添加 して、約10のpHを有する64.24gの最終溶液を得た(試料E)。エチレ ングリコールを試料Eの1部に添加して約1.1%のエチレングリコールを含む 試料Fを作成すると共に、約10%のエチレングリコールを含む試料Gを作成し た。密封した各試料を室温にて静置させ、GCにより分析した。結果を第2表に 示す。 添加したエチレングリコールの存在は結果に影響を与えないと思われる。水酸 化ナトリウムで処理した各試料は未処理試料よりも低レベルのアクロレインを示 す。塩基の濃度はより低く、アクロレインの初期濃度は実施例1におけるよりも 若干高いことに注目。 比較例5 酸によるPPT副生物溶液の処理 比較のため、PPT副生物溶液(53.1842g)に0.090gのアクロ レインを補充してアクロレインレベルを約2610ppmにした。3種の試料を この溶液から作成した。試料Hは10.1576gの副生物溶液を0.512g の0.1N塩酸と共に含有した(最終pH3)。試料Iは9.5485gの副生 物溶液を0.5212gの0.1N HClおよび0.1063gのエチレング リコールと共に含有した。試料Jは9.4565gの副生物溶液を0.4976 gの0.1N HClおよび0.5092gのエチレングリコールと共に含有し た。これら密封した壜を室温にて静置し、次いでGCにより分析した。結果を第 3表に示す。添加グリコールを含む或いは含まない酸処理はアクロレインの濃度 に対し比較的僅かな作用しか示さなかった。 実施例6 低温度における副生物溶液の処理 実施例3に記載した方法と同様に、0.41gのアリルアルコールと2.75 gの1,3−プロパンジオールと0.052gのアクロレインとを混合すると共 に51.69gの蒸留水で希釈することにより模擬PPT副生物溶液を作成した 。低温条件下で本発明の方法を試験するため、溶液を約1℃まで冷却した。ネジ 蓋壜における溶液の各試料を苛性ソーダで試験した。試料Kにおいては0.12 gの1N NaOHを10.304gの溶液と混合した。試料Lでは0.266 gの1N NaOHを9.760gの溶液と混合した。試料Mでは0.504g の1N NaOHを9.989gの溶液と混合した。これら壜に蓋を被せ、約1 ℃にて冷蔵庫内で貯蔵した。結果を第4表に示す。 実施例7 副生物溶液の生物処理性に対するアルカリ予備処理の作用 呼吸測定試験を行って、活性汚泥もしくはビオマスの酸素利用割合を各種の供 給条件下で比較した。酸素利用割合は廃棄物質の微生物諸費割合の直接的尺度で ある。活性汚泥を、エチレングリコールに基づくポリエステル(PET)を製造 する化学製造プラントから採取した。1000ppmのアクロレインを含有する ポリプロピレンテレフタレート(PPT)の合成からの副生物溶液を実施例2に 上記したように水酸化ナトリウムで処理し、供給物として使用した。PETプラ ントからの副生物溶液を比較のための標準供給物として使用した。アクロレイン を種々のレベルでPET溶液に添加して、酸素吸収割合に対し悪作用を有するか どうかを示した。典型的な試験の結果を第5表に要約する。酸素吸収割合は20 ℃および大気圧(100 kPa)における酸素のmL数である。 苛性ソーダで処理したPPT溶液は酸素吸収割合に影響を与えなかったのに対 し、5〜15ppmのアクロレインはこの割合を12時間で29〜52%および 28時間で34〜65%現象させた。これらの結果は、苛性ソーダ処理がPPT 副生物溶液におけるアクロレインの妨害作用を除去したこと、並びに苛性処理で 生成した有機生成物がビオマスに対し無毒性であったことを示す。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月20日 【補正内容】 補正明細書 特定実施形態において本発明は、少なくとも1種のジカルボン酸と1,3−プロ パンジオールとを高められた温度で接触させて、1,3−プロパンジオールに基 づくポリエステルとアクロレインの水溶液とを含む水性生成混合物を生成させる ことからなり: (a)前記水性生成混合物から前記水溶液の大部分を除去し; (b)7.5より大のpHを有する塩基性溶液を生成するのに有効な量の塩基を 前記水溶液に添加し; (c)前記塩基性溶液をアクロレインの量を減少させるのに有効な時間にわたり 維持し; (d)必要に応じ塩基性溶液を水で希釈し; (e)必要に応じ希釈塩基性溶液を生物処理する ことを特徴とする。 本発明の方法は、減少レベルのアクロレインを含有する副生物流を与える。 本発明の方法は、1,3−プロパンジオールと少なくとも1種のジカルボン酸 との縮合重合により1,3−プロパンジオール系ポリエステルを製造する際のア クロレイン副生物の塩基性水溶液を形成させることを含む。1,3−プロパンジ オールの他に、ポリエステル反応生成混合物はたとえばエチレングリコール、1 ,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールおよびネオペンチ ルグリコールのような1種もしくはそれ以上の追加ジオールをも含有することが できる。適するジカルボン酸はたとえばテレフタル酸、イソフタル酸および2, 6−ナフタレンジカルボン酸を包含する。この種のジオールと二酸モノマーとの ポリエステルおよびコポリエステル縮合生成物をここでは1,3−プロパンジオ ール系ポリエステルまたはPDO系ポリエステルと称する。 PDO系ポリエステル反応生成混合物から蒸留された水性流には水溶性副生物 が見られる。水性蒸留液における典型的な副生物の量は一般に約100〜約25 00 ppmのアクロレイン、0.1〜5重量%のアリルアルコールおよび0. 1〜10重量%のPDO(蒸留液の重量に対し)の範囲である。 補正請求の範囲 1. 少なくとも1種のジカルボン酸と1,3−プロパンジオールとを高められ た温度で接触させて、1,3−プロパンジオールに基づくポリエステルとアクロ レインの水溶液とを含む水性生成混合物を生成させる方法において: (a)前記水性生成混合物から前記水溶液の大部分を除去し; (b)7.5より大のpHを有する塩基性溶液を生成するのに有効な量の塩基を 前記水溶液に添加し; (c)前記塩基性溶液をアクロレインの量を減少させるのに有効な時間にわたり 維持する ことを特徴とする方法。 2. 前記塩基性溶液が10より大のpHを有する請求の範囲第1項に記載の方 法。 3. 塩基をアルカリおよびアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩および重炭酸 塩から選択する請求の範囲第1項に記載の方法。 4. 塩基を水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムから選択する請求の範囲第 3項に記載の方法。 5. 工程(c)における塩基性溶液の温度が0〜50℃の範囲である請求の範 囲第1項に記載の方法。 6. 工程(c)を1〜100時間の範囲の時間にわたり行う請求の範囲第1項 に記載の方法。 7. (d)水性液を塩基性溶液に添加して、3ppm未満のアクロレインを含 有する希釈溶液を生成させ、 (e)希釈塩基性溶液を生物学的処理にかける 工程をさらに含む請求の範囲第1項に記載の方法。 8. ジカルボン酸をテレフタル酸、イソフタル酸および2,6−ナフタレンジ カルボン酸の少なくとも1種から選択する請求の範囲第1項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG ,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK, EE,ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG ,UZ,VN (72)発明者 ケルセイ,ドナルド,ロス アメリカ合衆国テキサス州77441、フルシ エアー、レイク・ヴイレツジ・ドライヴ 4706

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1種のジカルボン酸と1,3−プロパンジオールとを高められ た温度で接触させて、1,3−プロパンジオールに基づくポリエステルとアクロ レインの水溶液とを含む水性生成混合物を生成させる方法において: (a)前記水性生成混合物から前記水溶液の大部分を除去し; (b)7.5より大のpHを有する塩基性溶液を生成するのに有効な量の塩基を 前記水溶液に添加し; (c)前記塩基性溶液をアクロレインの量を減少させるのに有効な時間にわたり 維持する ことを特徴とする改良方法。 2. 前記塩基性溶液が10より大のpHを有する請求の範囲第1項に記載の方 法。 3. 塩基をアルカリおよびアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩および重炭酸 塩から選択する請求の範囲第1項に記載の方法。 4. 塩基を水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムから選択する請求の範囲第 3項に記載の方法。 5. 工程(c)における塩基性溶液の温度が0〜50℃の範囲である請求の範 囲第1項に記載の方法。 6. 工程(c)を1〜100時間の範囲の時間にわたり行う請求の範囲第1項 に記載の方法。 7. (d)水性液を塩基性溶液に添加して、3ppm未満のアクロレインを含 有する希釈溶液を生成させ、 (e)希釈塩基性溶液を生物学的処理にかける 工程をさらに含む請求の範囲第1項に記載の方法。 8. ジカルボン酸をテレフタル酸、イソフタル酸および2,6−ナフタレンジ カルボン酸の少なくとも1種から選択する請求の範囲第1項に記載の方法。
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