JP2005089572A - ポリブチレンテレフタレートの製造方法 - Google Patents

ポリブチレンテレフタレートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【解決課題】 本発明は、テレフタル酸またはジメチルテレフタレートを出発原料としたポリブチレンテレフタレート(PBT)に比して同等以上の品質のPBTを得ることができるPBTの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、エステル交換反応触媒の存在下で、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートと、1,4−ブタンジオールとを、1〜54kPaの圧力下、最終温度200〜230℃でエステル交換反応させ、次いで反応生成物を重縮合させることを特徴とするポリブチレンテレフタレートの製造方法である。
【選択図】 なし

Description

本発明はポリブチレンテレフタレートの製造方法に関し、さらに詳しくは、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを出発原料としたポリブチレンテレフタレートの製造方法に関する。
ポリブチレンテレフタレート(以下、PBTと略称することがある)は、耐熱性、耐薬品性、成形性等に優れることから、樹脂成形品、例えば自動車部品、電気部品等の用途に主として使用されている。そしてPBTは、通常、チタン触媒の存在下で、テレフタル酸(以下、TPAと略称することがある)またはジメチルテレフタレート(以下、DMTと略称することがある)と1,4−ブタンジオール(以下、BDと略称することがある)とをエステル化またはエステル交換させてビス(4−ヒドロキシブチル)テレフタレート(以下、BHBTと略称することがある)および/またはその低縮合物とし、次いで該BHBTおよび/またはその低縮合物を重縮合させて所望の重合度のポリマーとする方法で製造されている。
一方、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略称することがある)は、PBTとは違った優れた特性を有することから、繊維、フィルム、ボトル等の用途に主として使用されている。特に、飲料容器を主たる用途とするポリエチレンテレフタレート製ボトル(ペットボトル)は、近年、その利便性を受けて膨大な量が使用されているが、その使い捨てが膨大な量の廃棄物を発生することから環境問題にまで発展している。
屑PETのリサイクル化については、従来から広範囲の研究がされているが、本発明者は、屑PETのケミカルリサイクルによる再生を研究し、特に使用済みペットボトルを回収し、チップまたはフレークにしてからエチレングリコール(以下、EGと略称することがある)で解重合し、精製して高純度のビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート(以下、BHETと略称することがある)とし、次いで該BHETを重合してポリエチレンテレフタレートにする方法を開発し、先に提案した(特許文献1、特許文献2参照)。
この屑PETは、ケミカルリサイクルにより未加工PETに戻すだけでなく、EG成分を他のグリコール成分に替えることによりPET以外のテレフタル酸系ポリエステルにすることも可能である。そこで、屑PETからPBTを製造する方法が検討され、提案されている。例えば、屑PETをブタンジオール(BD)および触媒で解重合し、さらにブタンジオール(BD)および触媒でエステル交換し、次いで触媒を用いて再重合してPBTとする方法が記載されている(特許文献3参照)。しかし、特許文献3には、この方法は無色のPETのために設計されたものであり、着色されたPETは得られるPBT自体が暗色に着色される場合にのみ使用されるべきであることが記載されている。
特許文献4には、PET廃棄物をポリアルキレンテレフタレート、特にPBTに転化するための方法が記載されている。そして、この明細書では、PET廃棄物を水で徹底的に洗浄し、清浄にしてすべての異物を除去し、裁断および微粉砕して粉末にする前に0.5%未満の水分まで乾燥させた後にこのPET廃棄物を使用することができることを明らかにしている。しかし、この方法は、水溶性でない汚染物質および手動清浄によって除去できない汚染物質の除去には対処できない。
特許文献5には、前処理としてPET廃棄物をBDと接触させ、EGの沸点近傍の温度でエステル交換させてPETを脆化させ、次いで脆化PETを含む混合物を粗砕し、さらにPETを含有している粗砕された材料を粗砕されなかった汚染物質から分離することにより、汚染除去された生成物を調製することが記載されている。またこの前処理で得られた生成物を120〜190℃で減圧下にBDとエステル交換させて解重合し、そして所望により、得られる解重合物を活性炭および/または活性白土と混合し、その後該活性炭および/または活性白土を濾別して汚染物質を除去する処理に付し、次いで得られた解重合物を重合させることで、実質的に汚染除去されたPBTを製造する方法が記載されている。しかし、この方法で除去される汚染物質は、BDを用いた前処理で粉砕されなかった汚染物質と、活性炭および/または活性白土に吸着される汚染物質に限られる。そしてこの公報の例2では、得られたPBTは若干の濁りのある薄い黄色であるが、乳白剤および着色剤を用いる用途には好適であると説明されている。この色調では高品質なPBTとは言い難く、テレフタル酸またはジメチルテレフタレートを出発原料としたPBTに比して品質の劣るものである。
特開2000−169623号公報 国際公開WO01/010812号公報 米国特許第5,266,601号明細書 米国特許第5,451,611号明細書 特表2002−509962号公報
本発明者は、上述した欠点のないPBTの製造法を開発すべく鋭意研究した結果、BHETをBDと特定の条件下でエステル交換反応させてビス(4−ヒドロキシブチル)テレフタレートおよび/またはその低縮合物を生成し、次いで該ビス(4−ヒドロキシブチル)テレフタレートおよび/またはその低縮合物を重縮合することにより、高品質のPBTを製造できることを見出し本発明に到達した。また本発明者は、この方法によれば使用済みペットボトルを含む屑PETから、テレフタル酸またはジメチルテレフタレートを出発原料としたPBTに比して同等以上の品質のPBTを得ることができることを見出した。
すなわち本発明は、エステル交換反応触媒の存在下で、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートと、1,4−ブタンジオールとを、1〜54kPaの圧力下、最終温度200〜230℃でエステル交換反応させ、次いで反応生成物を重縮合させることを特徴とするポリブチレンテレフタレートの製造方法である。
ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートの純度は95重量%以上であることが好ましい。ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートに対して2〜10モル倍の1,4−ブタンジオールをエステル交換反応させることが好ましい。エステル交換反応は、0.5〜5℃/分の昇温速度で行うことが好ましい。重縮合は、温度230〜260℃、最終圧力1〜300Paで行うことが好ましい。ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートが、ポリエチレンテレフタレートを過剰のエチレングリコールで解重合し、解重合物を精製する処理で得られたものであることが好ましい。
本発明によれば、TPAやDMTを出発原料として得られるPBTと同等以上の品質のPBTを製造することができる。また本発明によれば色調、特にb値(黄色)に優れ、末端カルボキシル基濃度の低いPBTを製造することができる。さらに、出発原料として使用済みPETをEGで解重合して精製処理に付して得られるBHETを使用することにより、使用済みPETのリサイクルにも繋がる利点を有する。
本発明におけるビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート(BHET)とは、ポリエチレンテレフタレート(PET)を過剰のエチレングリコール(EG)で解重合し、解重合物を精製する処理で得られたもの、テレフタル酸とEGの直接エステル化反応により得られたもの、ジメチルテレフタレートとEGのエステル交換反応により得られたものを始めとして、如何なる方法により製造されたものでも良い。その純度は95重量%以上であることが好ましく、さらに好ましくは98重量%以上である。ここで純度とは、BHETの占める割合であり、他の成分は実質的にBHETの低縮合物(例えば、重合度2〜10の低縮合物)よりなる。これらの中、PETを過剰のEGで解重合し、解重合物を精製する処理で得られたものが好ましい。
前記PETとしては、未加工のPET樹脂、使用済みPET成形品(例えば、ペットボトル、繊維、フィルム等)、またはPET製造工程から発生するPET屑等が挙げられる。これらの内、リサイクルという観点からみると、使用済みPET成形品を用いることが最も好ましい。
前記PETからBHETを製造する方法としては、前述したように、該PETをEGによる解重合処理に付して解重合溶液とし、次いで解重合溶液を精製処理に付してBHETを得る方法が好ましく挙げられる。解重合処理では、PETをBHETおよび/またはそのオリゴマーを用いて予備解重合し、さらに予備解重合物をEGで解重合して解重合溶液とすることが好ましい。精製処理では、ろ過処理、吸着処理、イオン交換処理、晶析処理、蒸留処理またはこれらの組合せによって、解重合溶液中に含まれる不純物を除去することが好ましい。
前記予備解重合は、溶融したPETをBHETおよび/またはそのオリゴマー(重合度2〜10)と200〜300℃、さらには230〜280℃の温度で混練することで行うのが好ましい。その際、PETに対するBHETおよび/またはそのオリゴマー(重合度2〜10)の量は、PET1重量部当り、0.1〜1.0重量倍、さらには0.2〜0.8重量倍であることが好ましい。予備解重合物の分子量は、重合度で2〜20、さらには3〜10であることが好ましい。
次いで、予備解重合物はPETの構成成分であるEGを用いて解重合触媒(例えば、水酸化ナトリウム、ナトリウムメチラート等)の存在下160〜260℃、好ましくは180〜230℃の温度で解重合するのが好ましい。その際、EGの量は、予備解重合物1重量部当り、2〜10重量倍、さらには3〜7重量倍であることが好ましい。得られる解重合溶液(EG溶液)の固形分は主としてBHETからなり、そのオリゴマーの割合が1〜30重量%、さらには2〜20重量%に低減されたものである。この固形分の濃度は10〜30重量%、さらには15〜25重量%であることが好ましい。
解重合処理で得られた解重合溶液(EG溶液)は、通常、不溶物粒子を含んでいるが、これらのうち比較的大きい粒子はろ過処理で除去し、そしてろ過しきれなかった顔料などの微粒子は活性炭での吸着処理で除去し、さらに触媒残渣等のイオン性物質はイオン交換処理で除去して精製する。こうして精製された解重合溶液は晶析処理でさらに精製し、次いで得られた晶析物(主としてBHETからなる晶析物)は蒸留処理することにより、或はイソプロピルアルコールなどの有機溶媒を用いた再結晶精製処理を繰り返すことにより、高純度のBHETとすることができる。
ろ過処理としては、解重合溶液を60〜90℃、好ましくは70〜85℃に降温して、解重合反応で分解されなかった不溶物粒子などの比較的大きい粒子固形異物、例えば平均粒径が1〜500μm程度の固形異物をろ過する処理であることが好ましい。例えば、解重合溶液を、3〜20dtexの繊維(ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維等)からなる濾材を空隙率70〜98%で充填したろ過装置に通すことでろ過することが好ましい。
吸着処理としては、解重合溶液を60〜90℃、好ましくは70〜85℃の温度に維持し、活性炭を充填した吸着塔に空間速度0.1〜2.0hr-1で通液する処理(活性炭処理)であることが好ましい。この吸着処理は顔料等の着色剤を除去するものでもあり、脱色処理と云えるものである。この活性炭としては、例えば三菱化学(株)製「ダイアホープ008」等を挙げることができる。
イオン交換処理としては、カチオン交換処理とアニオン交換処理を組み合わせて行うことが好ましい。例えば、解重合溶液を60〜90℃、好ましくは70〜85℃の温度に維持し、カチオン交換体を充填した脱カチオン塔に空間速度1〜12hr-1で通液してカチオン交換処理し、その後連結配管内を3秒〜10分で通過させてからアニオン交換体を充填した脱アニオン塔に空間速度0.5〜10hr-1で通液してアニオン交換処理するのが好ましい。前記カチオン交換体としては、例えばロームアンドハース社製カチオン交換樹脂「アンバーライトIR−120B」等を好ましく挙げることができる。また、前記アニオン交換体としては、例えばロームアンドハース社製アニオン交換樹脂「アンバーライトIRA96SB」とカチオン交換樹脂「アンバーライトIR−120B」の混合物等を好ましく挙げることができる。このアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の混合割合(容量比)は1:3〜5:1であることが好ましい。イオン交換処理によって、PETの製造に使われた触媒等のイオン性物質を除去することができる。
晶析処理としては、イオン交換処理を行った後の溶液(脱イオン処理溶液)を晶析槽において飽和溶解度以上の温度から15〜30℃の範囲の温度まで冷却し、この範囲の温度に1〜12時間維持して、析出物(晶析物)の平均粒子径が40〜200μm(島津製作所製SALD−200V ERを用いて、EGで10倍希釈して測定)になるようにBHETを析出させるのが好ましい。この脱イオン処理溶液を飽和溶解度以上の温度から冷却する場合、例えば0.1〜0.5℃/分の速度でゆっくりと冷却するのが好ましい。
得られた晶析物は固液分離により固形分を分離する。固液分離は、晶析処理時の温度、すなわち15〜30℃の範囲の温度を維持しながら行うのが好ましい。さらには、析出物を通気度が3〜30cm3/min・cm2のろ布を用いたフィルタープレスでろ別するのが好ましい。晶析処理によりイオン交換処理では除去しきれない有機性の着色物質、グリコール可溶性不純物、副反応物等を除去することができる。
蒸留処理としては、晶析処理で得られたろ過ケークを70〜120℃で融解し、融解液を第一蒸発装置に導入し、温度130〜170℃、圧力300〜1,000Paの条件で低沸点成分を蒸発(第一蒸発)させ、次いで第一蒸発を経た融解液を第二蒸発装置に導入し、温度130〜170℃、圧力50〜250Paの条件で、低沸点成分を蒸発(第二蒸発)させるのが好ましい。次いで、第二蒸発を経た融解液を流下薄膜式分子蒸留装置に導入し、温度180〜220℃、圧力25Pa以下の条件で蒸留(分子蒸留)するのが好ましい。蒸留処理により、晶析分離では除去しきれない残存低沸点物やオリゴマー等の高沸点不純物を除去することができる。解重合溶液を上述の操作により精製することにより、効率良く高品質なBHETを得ることができる。上記工程により製造された精製BHETの純度は、95重量%以上、好ましくは98重量%以上である。さらに、このBHETは光学密度で0.000〜0.006、さらには0.000〜0.005、特に0.000〜0.004の特性を有することが好ましい。
(エステル交換反応)
本発明においては、純度95重量%以上、好ましくは98重量%以上のBHETとBDとを、エステル交換反応触媒存在下でエステル交換させることが好ましい。該BHETとBDとの量比は、モル比で1:2〜1:10、好ましくは1:2〜1:8、さらに好ましくは1:2〜1:6である。BHETに対してBDのモル比が小さすぎると反応が進みにくく、他方、大きすぎるとBDがテトラヒドロフラン(THF)に転化する割合が増大するため好ましくない。
本発明におけるエステル交換反応触媒としては、公知のエステル交換反応触媒を用いることができ、殊にチタン化合物、スズ化合物等を好ましく用いることができる。チタン化合物としては、例えばテトラメチルチタネート、テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート、テトラオクチルチタネート等を挙げることができ、スズ化合物としては、例えばジブチルスズ、テトラエチルスズ、ジブチルスズオキサイド、トリイソブチルスズアセテート、モノブチルスズトリクロライド、ジブチルスズサルファイト等を挙げることができる。これらは一種を使用することができ、また、数種を併用することもできる。このエステル交換反応触媒の添加量は、反応条件、使用触媒によっても異なるが、チタン化合物、スズ化合物については、得られるPBTに対してチタン金属および/またはスズ金属換算で0.001〜0.1重量%であることが好ましい。
本発明におけるエステル交換反応は、圧力1〜54kPa、好ましくは1〜30kPaで行う。この圧力下で反応を行うことで、BDとエステル交換されたEGを系外に素早く留出させて反応平衡をBHBT側にずらす効果と、エステル交換反応温度を低くして副反応を抑える効果を奏することができる。またエステル交換反応は、最終温度が200〜230℃、さらには205〜225℃となる温度で、EG等グリコール類の留出が実質的に止まるまで行い、反応生成物であるBHBTおよび/またはその低縮合物を得ることが好ましい。反応温度が低すぎると反応が遅くなることから副反応を引き起こし、他方、高すぎると生成物の熱劣化や副反応が生じるため好ましくない。
このエステル交換反応は、前述のように所定の圧力に調整し、通常、約165〜190℃に加熱することで進行してEGが遊離し始めるが、さらに昇温しながら行うのが好ましい。このエステル交換反応の昇温は0.5〜5℃/分、さらには1.0〜3.5℃/分の速度であることが好ましい。この範囲内の速度で昇温することにより、効果的なエステル交換反応を行うことができる。
(重縮合)
次いで、本発明においては、前記エステル交換反応により得られたBHBTおよび/またはその低縮合物を、重縮合させて所望の分子量のポリマーとするが、この重縮合はオリゴマー化の初期縮合反応と、得られるオリゴマーを所望の分子量とする重縮合(高分子量化)反応の工程で行うのが好ましい。初期縮合反応は過剰のBD、EG等のグリコール類およびBDより転化して生じたテトラヒドロフラン(THF)、水等の副生物を留出させながらの反応であるが、従来公知の方法で行うことができる。この初期縮合は、前記エステル交換反応の最終温度から連続的または間歇的に、好ましくは0.1〜3℃/分、さらに好ましくは0.2〜1.5℃/分で昇温し、好ましくは230〜260℃、さらに好ましくは230〜255℃の温度で行う。また圧力は、前記エステル交換反応で調整した圧力から徐々に減圧していくが、最終圧力を0.5〜5kPa、さらには0.5〜3.5kPaとすることが好ましい。これらの条件でBHBTおよび/またはその低縮合物を初期縮合させることで、本発明におけるPBT製造のための好適な重合度のオリゴマーが得られる。該オリゴマーの平均重合度は2〜10、さらには2〜6が好ましい。
前記初期縮合により得られたオリゴマーはさらに重縮合を進めて、ポリマーとする。この重縮合反応は、通常のPBTの製造に用いられる重縮合反応の条件をそのまま適用することができるが、好ましくは温度230〜260℃、さらには235〜255℃で行い、また、最終圧力を1〜300Pa、さらには1〜200Paとすることが好ましい。
このようにして得られた、ポリブチレンテレフタレート(PBT)は固有粘度が0.6〜1.3dl/gであることが好ましい。さらにこのPBTは末端カルボキシル基濃度が好ましくは40eq/ton以下、色調(b値)が好ましくは−3〜3である。このPBTは、ブチレンテレフタレートの繰り返し単位が全繰り返し単位の95%以上、さらには98%以上のポリマーであり、かつ上述の特性を有することから、TPAやDMTといった従来使用されている原料から得られるPBTと品質面、特に色調にて何ら変わりの無いものである。このため、本発明において、使用済みPETから得られる高純度BHETを出発原料として用いれば、使用済みPETのリサイクルにも繋がるという利点が得られる。本発明のさらに具体的な態様について説明するために、以下に実施例を挙げる。本発明がこれらの例に限定されるものでないことはいうまでもない。
(ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートの回収)
着色ペットボトルおよびガスバリア性ペットボトルを含む使用済みペットボトルの粉砕フレーク100重量部を、オートクレーブに50重量部のビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート(BHET)と共に供給し、窒素雰囲気下265℃で30分間撹拌しながら保持して予備解重合を行った。次いで、予備解重合物に触媒溶液9重量部(水酸化ナトリウム5重量%のエチレングリコール溶液)を加え、さらに加温したエチレングリコール(EG)775重量部を加えて窒素雰囲気下200℃で本解重合を行い、BHETを主成分とする固形分濃度20重量%の解重合溶液912重量部を得た。
該解重合溶液を80℃まで降温してからポリプロピレン繊維からなるフィルターに通液することで加圧ろ過し、不溶性の異物を除去した。続いて85℃で活性炭に通して顔料等の微粒子を除去し、再度ポリプロピレン繊維からなるフィルターで加圧ろ過して浮遊している活性炭粒子を除去した。その後、80℃でカチオン交換体、続いてアニオン交換体に通液してイオン性不純物を除去した。上記処理後の解重合溶液は25℃にまで降温して60分保持し、BHETの結晶を析出させた。この結晶を含むEG溶液を25℃でフィルタープレスにてろ過し、BHETを主成分とする白色の、EGで湿潤された結晶ケーク278重量部を得た。
該結晶ケークを窒素雰囲気下100℃で溶融してから流下薄膜式蒸発器に送り、温度150℃、500Paの減圧下でEGを主体とする低沸点物を留去した後、さらに流下薄膜式蒸発器により温度150℃、80Paの減圧下で低沸点物を留去してBHETを主成分とする固形分濃度が99.7重量%の濃縮物を得、その後、内部コンデンサーを有する流下薄膜分子蒸留器に供給し、温度200℃、圧力13Paの条件下でBHETを蒸発させ、内部コンデンサーの温度118℃の条件下でBHETを凝縮させ、107重量部の高純度BHETを得た。このBHETの純度は98.3重量%、380nmにおける光学密度は0.002であった。
(エステル交換反応)
得られた高純度BHET107重量部のうち92.4重量部と、1,4−ブタンジオール(BD)98.2重量部(モル比、BHET:BD=1:3)、および反応触媒としてテトラブチルチタネート(TBT)0.056重量部をエステル交換反応器に仕込み、窒素置換後、器内の圧力を26.6kPaに調整し、撹拌しながらこの圧力を保持して昇温した。内温180℃付近でグリコール類の留出が始まり、1.5℃/分で昇温し続けて218℃に到達したら、この温度に維持し、グリコール類の留出が止まるまでエステル交換反応を続けた。
(初期縮合)
エステル交換反応終了後、反応生成物を、窒素置換した後に器内の圧力26.6kPa、温度218℃に調整した初期縮合反応器に仕込み、系内を245℃まで0.8℃/分で昇温しつつ、内圧を徐々に減圧(真空)にし、圧力2.7kPaに到達したら、この圧力を維持しながら初期縮合を行い、グリコール類を留出させた。この真空度で20分間保持して初期縮合を終了とした。
(重縮合)
得られた初期縮合物を、窒素置換した後に圧力2.7kPa、温度245℃に調整した重合反応器に仕込み、撹拌しながら内圧を徐々に真空にし、圧力106Paに到達したらこの圧力でさらに重縮合反応を進めてポリブチレンテレフタレート(PBT)を得た。得られたPBTの分析結果を表1に示す。
比較例1
エステル交換反応を常圧で行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で行った。得られたPBTの分析結果を表1に示す。エステル交換反応を常圧で行うと実施例1の減圧下で行うのと比較して、色調が悪く、特にb値(黄色)が高くなり、また、末端カルボキシル基濃度も増加した。
Figure 2005089572
なお、例中の特性は、下記の方法で測定した。
(1)ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートの純度
試料のBHETをクロロホルムに溶解して試料溶液を調製し、カラムはSILICA SG 80、温度40℃、流速0.7ml/分、移動相はジクロロメタン/ジオキサン、検出器は紫外線吸光光度計を用いて、高速液体クロマトグラフィー((株)島津製作所製、LC−6型)により測定した。
(2)色調
日本電色工業(株)の測定色差計器(Z−300A型)用いて、色調(L値、a値、b値)を測定した。
(3)固有粘度
試料をフェノール/テトラクロロエタン=50/50(重量比)の混合溶媒に0.4g/dlの濃度で溶かし、温度25℃においてウベローデ型毛細管粘度計を用い溶液粘度の測定を行い、その後、上記混合溶液を徐々に添加して低濃度側の溶液粘度を測定し、0%濃度に外挿して固有粘度を求めた。
(4)末端カルボキシル基濃度
試料0.1gをベンジルアルコール5mlに加熱溶解し、これにクロロホルム5mlを加えて希釈した後、フェノールレッドを指示薬として、0.1N−水酸化ナトリウム/ベンジルアルコール溶液により滴定し、定量した。
(5)ポリマー中のエチレングリコール量
サンプルのポリマー0.5gにエタノールアミン1mlを加えて170℃で30分間加熱し、放冷後30mlのメタノールと1.4gのテレフタル酸を加えた。この液を冷却してアミド化合物を析出させ、上澄み液をガスクロマトグラフィー((株)島津製作所 GC−14B)にかけて、エチレングリコール量(PBTに対するモル%)を測定した。
本発明によれば、自動車部品、電気部品等の分野に有用なPBTの製造方法が提供される。また本発明は使用済み樹脂のリサイクル産業にも貢献する。

Claims (6)

  1. エステル交換反応触媒の存在下で、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートと、1,4−ブタンジオールとを、1〜54kPaの圧力下、最終温度200〜230℃でエステル交換反応させ、次いで反応生成物を重縮合させることを特徴とするポリブチレンテレフタレートの製造方法。
  2. ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートの純度が95重量%以上である請求項1に記載の方法。
  3. ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートに対して2〜10モル倍の1,4−ブタンジオールをエステル交換反応させる請求項1または2に記載の方法。
  4. エステル交換反応を0.5〜5℃/分の昇温速度で行う、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 重縮合を温度230〜260℃、最終圧力1〜300Paで行う、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートが、ポリエチレンテレフタレートを過剰のエチレングリコールで解重合し、解重合物を精製する処理で得られたものである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
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