JP3407252B2 - ポリエステル組成物、それからなるシ−ト状物、中空成形体及び延伸フイルム - Google Patents

ポリエステル組成物、それからなるシ−ト状物、中空成形体及び延伸フイルム

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JP3407252B2 JP2000035415A JP2000035415A JP3407252B2 JP 3407252 B2 JP3407252 B2 JP 3407252B2 JP 2000035415 A JP2000035415 A JP 2000035415A JP 2000035415 A JP2000035415 A JP 2000035415A JP 3407252 B2 JP3407252 B2 JP 3407252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料用ボトルをは
じめとする中空成形体、フィルム、シ−トなどの成形体
の素材として好適に用いられるポリエステル組成物およ
びそれからなる成形体に関するものである。特に本発明
のポリエステル組成物から得られた成形体は結晶化コン
トロ−ル性に優れており、また得られた成形体に残留異
味、異臭が発生しにくく、透明性及び耐熱寸法安定性に
優れた小型中空成形体や透明性、滑り性および成形後の
寸法安定性に優れたシ−ト状物および延伸フイルムを与
える。また、本発明は,小型中空成形体を成形する際に
熱処理金型からの離型性が良好で、長時間連続成形性に
優れたポリエステル組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレ−トなどのポリ
エステルは、機械的性質及び化学的性質が共に優れてい
るため、工業的価値が高く、繊維、フイルム、シ−ト、
ボトルなどとして広く使用されている。
【0003】調味料、油、飲料、化粧品、洗剤などの容
器の素材としては、充填内容物の種類およびその使用目
的に応じて種々の樹脂が採用されている。
【0004】これらのうちでポリエステルは機械的強
度、耐熱性、透明性およびガスバリヤー性に優れている
ので、特にジュース、清涼飲料、炭酸飲料などの飲料充
填用容器の素材として最適である。
【0005】このようなポリエステルは射出成形機など
の成形機に供給して中空成形体用プリフォームを成形
し、このプリフォームを所定形状の金型に挿入し延伸ブ
ロー成形した後ボトルの胴部を熱処理(ヒートセット)
して中空成形体に成形され、さらには必要に応じてボト
ルの口栓部を熱処理(口栓部結晶化)させるのが一般的
である。
【0006】ところが、従来のポリエステルには、環状
三量体などのオリゴマー類が含まれており、このオリゴ
マー類が金型内面や金型のガスの排気口、排気管に付着
することによる金型汚れが発生しやすかった。
【0007】このような金型汚れは、得られるボトルの
表面肌荒れや白化の原因となる。もしボトルが白化して
しまうと、そのボトルは廃棄しなければならない。この
ため金型汚れを頻繁に除去しなければならず、ボトルの
生産性が低下してしまうという問題点があった。
【0008】これらの解決方法として、特開平3−17
4441号公報にはポリエステルを水処理する方法が開
示されている。しかし、この方法を工業的に実施する場
合には、処理用の水として蒸留水を用いるとコストの面
から不利であるため、河川からの水や地下水、排水等を
簡易処理した工業用水を用いることが一般的である。し
かしながら、工業用水を用いて水処理をした場合、しば
しば成型時での結晶化が早過ぎ、透明性の悪いボトルに
なってしまうという問題があった。また口栓部結晶化に
よる口栓部の収縮が規格内に納まらずにキャッピング不
良となる問題もあった。
【0009】本発明者らの検討によると、これは水処理
の段階において、工業用水に含まれているナトリウムや
マグネシウム、カルシウム、二酸化珪素等の金属含有物
質の含有量が一定値より多い場合、これらの金属の酸化
物や水酸化物等の金属含有物質が処理水中に浮遊、沈
殿、さらには処理槽壁や配管壁に付着したりし、これが
ポリエステルチップやポリエステルのファイン(ポリエ
ステル微粉末)に付着、浸透して、成形時での結晶化が
促進され、透明性の悪いボトルとなることがわかった。
特に、ポリエステルのファインは、チップに比べて表面
積が非常に大きく、処理水に含まれている金属含有物質
の付着量がチップより多くなり、ボトルの透明性を一層
悪くする。さらには、金属含有物質が配管を詰まらせた
り、処理槽や配管の洗浄を困難にさせる等の問題が生じ
ていた。
【0010】従来の水処理による触媒失活されていない
ボトル用樹脂でも、ストランドをチップ化する場合に硬
度の高い水を使用する場合があったが大幅な透明性の低
下は認められなかった。しかし、上記の異物による透明
性の低下は水処理等により触媒の失活されたボトルにお
いて特に著しいものであった。これは定かではないが、
触媒の失活により触媒として樹脂に含有されているゲル
マニウム化合物等が水と反応して樹脂に不溶な粒子とな
り、これが結晶核になり結晶化を促進する作用との相乗
効果ではないかと考えられる。
【0011】また、水処理の段階において、ポリエステ
ルチップに付着しているファイン(樹脂微粉末)が処理
水に浮遊、沈殿し処理槽壁や配管壁に付着して、配管を
詰まらせたり、処理槽や配管の洗浄を困難にさせる等の
問題が生じていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題点を解決することにあり、成形時での金型汚れを発
生させにくく、またボトルの透明性や口栓部結晶化が良
好となるポリエステル組成物を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のポリエステル組成物は、ポリエステルのチ
ップと、該ポリエステルのチップと同一組成のポリエス
テルのファイン0.1〜300ppmとからなり、29
0℃の温度で60分間溶融したときの環状3量体増加量
が0.30重量%以下であるポリエステル組成物であっ
て、該ポリエステルのファイン中のナトリウム元素の含
有量をN(ppm)、カルシウム元素の含有量をC(p
pm)、マグネシウム元素の含有量をM(ppm)、珪
素元素の含有量をS(ppm)とした場合、下記(1)
〜(4)式の少なくともいずれか1つの式を満足するこ
とを特徴とするポリエステル組成物である。 (1) 0.002≦N≦5(ppm) (2) 0.005≦C≦5(ppm) (3) 0.005≦M≦5(ppm) (4) 0.05 ≦S≦5(ppm)
【0014】上記の特性を持つポリエステル組成物は、
成形時に金型汚れが発生しにくく、口栓部の結晶化コン
トロ−ル性に優れ、かつ優れた透明性、耐熱性、機械的
特性、残留異味、異臭が少なく保香性の優れた中空成形
体、シ−ト状物や延伸フイルムおよび包装材料を与え
る。
【0015】本発明のポリエステル組成物は、主として
テレフタル酸またはそのエステル形成性誘導体もしくは
ナフタレンジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導
体とエチレングリコ−ルを原料として、Ge化合物また
は/およびTi化合物を触媒に用いて得られたポリエス
テルを水処理したものであることを特徴とするポリエス
テル組成物であることができる。
【0016】この場合において、ポリエステルが、その
主たる繰り返し単位であるエチレンテレフタレートを9
0モル%以上含む線状ポリエステルであることを特徴と
するポリエステル組成物であることができる。この場合
において、ポリエステルが、その主たる繰り返し単位で
あるエチレン−2、6−ナフタレートを90モル%以上
含む線状ポリエステルであることを特徴とするポリエス
テル組成物であることができる。
【0017】この場合において、ポリエステル組成物
が、処理槽中においてポリエステルチップを下記(a)
および(b)の条件を満たす処理水で処理されたもので
あることを特徴とするポリエステル組成物であることが
できる。 (a)温度40〜120℃ (b)処理槽からの排水を含む処理水
【0018】この場合において、ポリエステル組成物
が、処理槽中においてポリエステルチップを下記(c)
の条件を満たす処理水で処理されたものであることを特
徴とするポリエステル組成物であることができる。 (c)ポリエステルの微粉の含有量が1000ppm以
下の処理水
【0019】この場合において、ポリエステル組成物
が、処理槽中においてポリエステルチップを下記(1)
〜(4)式の少なくともいずれか1つの式を満足する処
理水で処理されたものであることを特徴とするポリエス
テル組成物であることができる。 (1) 0.001≦N≦1.0(ppm) (2) 0.001≦C≦0.5(ppm) (3) 0.001≦M≦0.5(ppm) (4) 0.01 ≦S≦2.0(ppm)
【0020】上記の水処理によって得られたポリエステ
ル組成物は、成形時に金型汚れが発生しにくく、口栓部
の結晶化コントロ−ル性に優れ、かつ優れた透明性、耐
熱性、機械的特性、残留異味、異臭が少なく保香性の優
れた中空成形体や透明性、滑り性および成形後の寸法安
定性に優れたシ−ト状物を与える。
【0021】この場合において、前記ポリエステル組成
物からなる中空成形体、シート状物および少なくとも1
方向に延伸された延伸フイルムであることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステルは、主とし
て芳香族ジカルボン酸成分とグリコール成分とから得ら
れる結晶性ポリエステルであり、好ましくは芳香族ジカ
ルボン酸単位が酸成分の85モル%以上含むポリエステ
ルであり、さらに好ましくは芳香族ジカルボン酸単位が
酸成分の90モル%以上含むポリエステルである。
【0023】本発明のポリエステルを構成する芳香族ジ
カルボン酸成分としては、テレフタル酸、2、6−ナフ
タレンジカルボン酸、ジフェニ−ル−4,4'−ジカル
ボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸等の芳香族ジ
カルボン酸及びその機能的誘導体等が挙げられる。
【0024】また本発明のポリエステルを構成するグリ
コ−ル成分としては、エチレングリコ−ル、トリメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール等の脂肪族グ
リコ−ル、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリ
コール等が挙げられる。
【0025】前記ポリエステル中に共重合して使用され
る酸成分としては、テレフタル酸、2、6−ナフタレン
ジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニ−ル−4,4'
−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸等の
芳香族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、オキシカプ
ロン酸等のオキシ酸及びその機能的誘導体、アジピン
酸、セバシン酸、コハク酸、グルタル酸、ダイマ−酸等
の脂肪族ジカルボン酸及びその機能的誘導体、ヘキサヒ
ドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸及びその
機能的誘導体などが挙げられる。
【0026】前記ポリエステル中に共重合して使用され
るグリコ−ル成分としては、エチレングリコ−ル、トリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、ジエ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族
グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールAのア
ルキレンオキサイド付加物等の芳香族グリコール、シク
ロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール、ポリエ
チレングリコ−ル、ポリブチレングリコ−ル等のポリア
ルキレングリコ−ルなどが挙げられる。
【0027】さらにポリエステルが実質的に線状である
範囲内で多官能化合物、例えばトリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸、トリカルバリル酸、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、トリメチロ−ルプロパン等
を共重合してもよく、また単官能化合物、例えば安息香
酸、ナフトエ酸等を共重合させてもよい。
【0028】本発明のポリエステルの好ましい一例は、
主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートから構成
されるポリエステルであり、さらに好ましくはエチレン
テレフタレート単位を85モル%以上含む線状ポリエス
テルであり、特に好ましくはエチレンテレフタレート単
位を90モル%以上含む線状ポリエステル、即ち、ポリ
エチレンテレフタレ−ト(以下、PETと略称)であ
る。
【0029】また本発明のポリエステルの好ましい他の
一例は、主たる繰り返し単位がエチレン−2、6−ナフ
タレートから構成されるポリエステルであり、さらに好
ましくはエチレン−2、6−ナフタレート単位を85モ
ル%以上含む線状ポリエステルであり、特に好ましいの
は、エチレン−2、6−ナフタレート単位を90モル%
以上含む線状ポリエステル、即ち、ポリエチレンナフタ
レ−トホモポリマ−またはエチレンテレフタレ−ト単位
を含むポリエチレンナフタレ−トコポリマ−(以下、P
ENと略称)である。
【0030】本発明のポリエステル、特に、主たる繰り
返し単位がエチレンテレフタレートから構成されるポリ
エステルの極限粘度は、好ましくは0.50〜1.30
デシリットル/グラム、より好ましくは0.55〜1.
20デシリットル/グラム、さらに好ましくは0.60
〜0.90デシリットル/グラムの範囲である。極限粘
度が0.50デシリットル/グラム未満では、得られた
成形体等の機械的特性が悪い。また1.30デシリット
ル/グラムを越える場合は、成型機等による溶融時に樹
脂温度が高くなって熱分解が激しくなり、保香性に影響
を及ぼす遊離の低分子量化合物が増加したり、成形体が
黄色に着色する等の問題が起こる。
【0031】また本発明のポリエステル、特に、主たる
繰り返し単位がエチレン−2、6−ナフタレートから構
成されるポリエステルの極限粘度は、好ましくは0.4
0〜1.00デシリットル/グラム、より好ましくは
0.42〜0.95デシリットル/グラム、さらに好ま
しくは0.45〜0.90デシリットル/グラムの範囲
である。極限粘度が0.40デシリットル/グラム未満
では、得られた成形体等の機械的特性が悪い。また1.
00デシリットル/グラムを越える場合は、成型機等に
よる溶融時に樹脂温度が高くなって熱分解が激しくな
り、保香性に影響を及ぼす遊離の低分子量化合物が増加
したり、成形体が黄色に着色する等の問題が起こる。
【0032】ポリエステルチップの形状は、シリンダー
型、角型、または扁平な板状等の何れでもよく、その大
きさは、縦、横、高さがそれぞれ通常1.5〜4mmの
範囲である。例えばシリンダー型の場合は、長さは1.
5〜4mm、径は1.5〜4mm程度であるのが実用的
である。また、チップの重量は15〜30mg/個の範
囲が実用的である。
【0033】本発明のポリエステル組成物のファイン含
有量は、0.1〜300ppm、好ましくは0.5〜2
00ppm、より好ましくは1〜100ppm、さらに
好ましくは1〜50ppmである。ファイン含有量が
0.1ppm未満の場合は、結晶化速度が非常におそく
なり、中空成形体の口栓部の結晶化が不十分となり、こ
のため口栓部の収縮量が規定値範囲内におさまらないた
めキャッピング不良現象が発生したり、また容器成形後
の寸法安定性が悪いシ−ト状物を与える。また300p
pmを超える場合は、結晶化速度が早くなり、中空成形
体の口栓部の結晶化が過大となり、このため口栓部の収
縮量が規定値範囲内におさまらないため口栓部のキャッ
ピング不良となり内容物の漏れが生じたり、また中空成
形用予備成形体が白化し、このため正常な延伸が不可能
となる。
【0034】ここでは、主として下記の水処理工程を含
むポリエステル製造工程において発生するチップよりか
なり小さな粒状体や粉等をファインと称する。該ファイ
ンの共重合成分、および該共重合成分含有量が、ポリエ
ステルチップと同一であり、その極限粘度は通常、チッ
プの極限粘度と同一か、またはチップの極限粘度より
0.03デシリットル/グラム高い極限粘度の範囲であ
ることが好ましい。
【0035】本発明において、ポリエステル組成物のフ
ァインの含有量を前記の範囲に調節する方法としては、
篩分工程を通していないファイン含有量の高いポリエス
テルチップと篩分工程及び空気流によるファイン除去工
程を通したファイン含有量の非常に少ないポリエステル
チップを適当な割合で混合する方法による他、ファイン
除去工程の飾の目開きを変更することにより調節するこ
ともでき、また篩分速度を変更することによるなど任意
の方法を用いることができる。
【0036】また、ポリエステル組成物中のポリエステ
ルのファインの量を0.1〜300ppmにするには、
次のような方法が実用的である。即ち、まず、下記する
水処理工程において、処理するための水の少なくとも一
部は処理槽から排出した水を再度処理槽に戻し返し繰り
返し使用されている水であることが好ましい。水を再使
用することにより、処理水中の微粉量をコントロールす
ることが可能で、ひいてはポリエステル組成物のファイ
ン量をコントロールすることが容易である。微粉量が0
ppmである水を水処理に用いると、チップに付着して
いたファインが水によって流され0.1ppmを下回る
ことがある。ここで、水処理槽内のファインを微粉と称
し、処理水中のその含有量、すなわち微粉量は下記の測
定法によって測定することができる。
【0037】さらには処理水中の微粉量を1000pp
m以下になるように調節しながら行うことが好ましい。
微粉量が1000ppmを越える水を用いるとポリエス
テル組成物のファイン量が300ppmを越えることが
ある。
【0038】さらには水処理、乾燥工程、篩い分け工程
及び空気流によるポリエステルのファイン除去工程を通
したポリエステル組成物を用いるか、このポリエステル
組成物のファイン量が0.1ppmを下回るときは、こ
の低ファインポリエステル組成物にファイン除去工程を
通していないファイン量の多いポリエステル組成物を混
合するか、または水処理工程での処理水から集められた
り、ファイン除去工程から回収されたファインを添加す
ることで調整することができる。
【0039】また、本発明のポリエステル組成物は、こ
れを構成するポリエステルのファイン中のナトリウム元
素の含有量をN(ppm)、カルシウム元素の含有量を
C(ppm)、マグネシウム元素の含有量をM(pp
m)、珪素元素の含有量をS(ppm)とした場合、下
記(1)〜(4)式の少なくともいずれか1つの式を満
足することを特徴とするポリエステル組成物である。 (1) 0.002≦N≦5(ppm) (2) 0.005≦C≦5(ppm) (3) 0.005≦M≦5(ppm) (4) 0.05 ≦S≦5(ppm)
【0040】Nの値は、好ましくは0.005〜1pp
m、より好ましくは0.01〜0.5ppm、さらに好
ましくは0.01〜0.3ppmである。
【0041】Nの値が0.002ppm未満の場合は、
結晶化速度が非常におそくなり、中空成形体の口栓部の
結晶化が不十分となり、このため口栓部の収縮量が規定
値範囲内におさまらないためキャッピング不良現象が発
生したり、また容器成形後の寸法安定性が悪いシ−ト状
物を与える。
【0042】また、Cの値は、好ましくは0.008〜
1ppm、より好ましくは0.01〜0.5ppm、さ
らに好ましくは0.01〜0.3ppmである。Cの値
が0.005ppm未満の場合は、結晶化速度が非常に
おそくなり、中空成形体の口栓部の結晶化が不十分とな
り、このため口栓部の収縮量が規定値範囲内におさまら
ないためキャッピング不良現象が発生したり、また容器
成形後の寸法安定性が悪いシ−ト状物を与える。
【0043】また、Mの値は、好ましくは0.008〜
1ppm、より好ましくは0.01〜0.5ppm、さ
らに好ましくは0.01〜0.3ppmである。Mの値
が0.005ppm未満の場合は、結晶化速度が非常に
おそくなり、中空成形体の口栓部の結晶化が不十分とな
り、このため口栓部の収縮量が規定値範囲内におさまら
ないためキャッピング不良現象が発生したり、また容器
成形後の寸法安定性が悪いシ−ト状物を与える。
【0044】また、Sの値は、好ましくは0.07〜1
ppm、より好ましくは0.08〜0.5ppm、さら
に好ましくは0.1〜0.3ppmである。Sの値が
0.05ppm未満の場合は、結晶化速度が非常におそ
くなり、中空成形体の口栓部の結晶化が不十分となり、
このため口栓部の収縮量が規定値範囲内におさまらない
ためキャッピング不良現象が発生したり、また容器成形
後の寸法安定性が悪いシ−ト状物を与える。
【0045】さらにはN、C、M、Sの値をそれぞれ前
記の式(1)、(2)、(3)、(4)の下限値未満にし
ようとすると、水処理に蒸留水や逆浸透膜で処理した
水、高度にイオン交換処理を行った水などのナトリウ
ム、カルシウム、マグネシウム、珪素の含有量が非常に
少ない水を使う必要があり、経済的に好ましくない。
【0046】またN、C、M、Sの値が5ppmを超え
る場合は、結晶化速度が早くなり、中空成形体の口栓部
の結晶化が過大となり、このため口栓部の収縮量が規定
値範囲内におさまらないため口栓部のキャッピング不良
となり内容物の漏れが生じたり、また中空成形用予備成
形体が白化し、このため正常な延伸が不可能となる。な
お、N、C、M、Sの値はいずれもが5ppm以下であ
ることが好ましい。
【0047】なお、前記のナトリウム、カルシウム、マ
グネシウムや珪素は主に処理水から由来するものなの
で、これらの金属はポリエステルファインの表面層に存
在する。
【0048】また、本発明のポリエステル組成物は、2
90℃の温度で60分間溶融した時の環状3量体の増加
量が0.30重量%以下であることが必要である。環状
3量体の増加量は好ましくは0.2重量%以下、より好
ましくは0.1重量%以下であることが好ましい。29
0℃の温度で60分間溶融した時の環状3量体の増加量
が0.30重量%を越えると、成形の樹脂溶融時に環状
3量体量が増加し、加熱金型表面へのオリゴマー付着が
急激に増加し、得られた中空成形体等の透明性が非常に
悪化する。
【0049】また、290℃の温度で60分間溶融した
時の環状3量体の増加量が0.30重量%以下であるポ
リエステル組成物は、処理水で接触処理することにより
製造することが出来る。接触処理の方法としては、水中
に浸ける方法が挙げられる。水との接触処理を行う時間
としては5分〜2日間、好ましくは10分〜1日間、さ
らに好ましくは30分〜10時間であり、水の温度とし
ては20〜180℃、好ましくは40〜150℃、さら
に好ましくは50〜120℃である。
【0050】また、本発明のポリエステル組成物のアセ
トアルデヒド含有量は好ましくは8ppm以下、より好
ましくは6ppm以下、さらに好ましくは4ppm以
下、ホルムアルデヒド含有量は好ましくは6ppm以
下、より好ましくは5ppm以下、さらに好ましくは4
ppm以下である。アセトアルデヒド含有量が8ppm
以上、およびホルムアルデヒド含有量が6ppm以上の
場合は、このポリエステル組成物から成形された容器等
の内容物の風味や臭い等が悪くなる。
【0051】また本発明のポリエステル中に共重合され
たジエチレングリコール量は該ポリエステルを構成する
グリコール成分の好ましくは1.0〜5.0モル%、よ
り好ましくは1.3〜4.5モル%、さらに好ましくは
1.5〜4.0モル%である。ジエチレングリコール量
が5.0モル%を越える場合は、熱安定性が悪くなり、
成型時に分子量低下が大きくなったり、またアセトアル
デヒド含有量やホルムアルデヒド含有量の増加量が大と
なり好ましくない。。またジエチレングリコ−ル含有量
が1.0モル%未満の場合は、得られた成形体の透明性
が悪くなる。
【0052】また本発明のポリエステルの環状3量体の
含有量は好ましくは0.50重量%以下、より好ましく
は0.45重量%以下、さらに好ましくは0.40重量
%以下である。本発明のポリエステル組成物から耐熱性
の中空成形体等を成形する場合は加熱金型内で熱処理を
行うが、環状3量体の含有量が0.50重量%以上含有
する場合には、加熱金型表面へのオリゴマー付着が急激
に増加し、得られた中空成形体等の透明性が非常に悪化
する。
【0053】前記の本発明のポリエステル組成物は、例
えば下記のようにして製造することができる。すなわ
ち、重縮合後チップ状に形成したポリエステルチップ
を、処理槽中において下記(1)〜(4)式の少なくと
もいずれか1つの式を満足し、ポリエステルの微粉を
0.1〜1000ppm含有する処理水で50〜100
℃で、30分〜10時間、接触処理することにより製造
することが出来る。 (1) 0.001≦N≦1.0(ppm) (2) 0.001≦C≦0.5(ppm) (3) 0.001≦M≦0.5(ppm) (4) 0.01 ≦S≦2.0(ppm)
【0054】ポリエステルチップを工業的に水処理する
場合、処理に用いる水が大量であることから天然水(工
業用水)や排水を再利用して使用することが多い。通常
この天然水は、河川水、地下水などから採取したもの
で、水(液体)の形状を変えないまま、殺菌、異物除去
等の処理をしたものを言う。また、一般的に工業用に用
いられる天然水には、自然界由来の、ケイ酸塩、アルミ
ノケイ酸塩等の粘土鉱物を代表とする無機化合物や細
菌、バクテリア等や、腐敗した植物、動物に起源を有す
る有機化合物等を多く含有している。これらの天然水を
用いて水処理を行うと、ナトリウム、マグネシウム、カ
ルシウムや二酸化珪素等の金属含有物質がポリエステル
チップやポリエステルファインに付着、浸透して結晶核
となり、このようなポリエステル組成物を用いた中空成
形体の透明性が非常に悪くなることが判った。
【0055】水処理方法が連続式、又はバッチ式のいず
れの場合であっても、処理槽から排出した処理水のすべ
て、あるいは殆どを工業排水としてしまうと、新しい水
が多量に入用であるばかりでなく、排水量増大による環
境への影響が懸念される。即ち、処理槽から排出した少
なくとも一部の処理水を、水処理槽へ戻して再利用する
ことにより、必要な水量を低減し、また排水量増大よる
環境への影響を低減することが出来、さらには水処理槽
へ返される排水がある程度温度を保持していれば、処理
水の加熱量も小さく出来る。
【0056】経済的な観点および環境上の観点より、バ
ッチ方式の水処理の場合は処理水を繰り返し使用し、ま
た連続式水処理の場合は水処理槽から排出した処理水を
再度処理槽へ戻して再利用するが、いずれの場合も処理
水中のナトリウム、マグネシウム、カルシウムおよび二
酸化珪素等の金属含有物質やポリエステルチップに由来
するファイン等が水処理装置の処理槽や配管等に付着
し、水処理装置の汚れの原因となる。
【0057】以下に処理槽内の処理水のナトリウム含有
量、マグネシウム含有量、カルシウム含有量、二酸化珪
素含有量等を低減させる方法を例示するが、本発明は、
これに限定するものではない。
【0058】処理槽内の処理水のナトリウム含有量、マ
グネシウム含有量、カルシウム含有量、二酸化珪素含有
量等を低減させるために、処理槽に供給するために工業
用水が処理槽に送られるまでの工程で少なくとも1ヶ所
以上にナトリウム、マグネシウム、カルシウム、二酸化
珪素等を除去する装置を設置する。また、さらに処理槽
から排出した処理水が再び処理槽に返されるまでの工程
にも少なくとも1ヶ所以上にナトリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、二酸化珪素等を除去する装置を設置し
てもよい。ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、二
酸化珪素等を除去する装置としては、イオン交換装置、
薬剤沈殿装置、電解脱ケイ法装置などが挙げられる
【0059】系外から導入する処理水のナトリウム含有
量、マグネシウム含有量、カルシウム含有量をそれぞれ
0.001ppm未満にするためには、水を蒸留した
り、逆浸透膜による濾過を繰り返す必要があり、これで
は水のコストが高くなり、経済的に好ましくない。
【0060】以下に水処理を工業的に行なう方法を例示
するが、これに限定するものではない。また処理方法は
連続方式、バッチ方式のいずれであっても差し支えない
が、工業的に行なうためには連続方式の方が好ましい。
【0061】ポリエステルチップをバッチ方式で水処理
をする場合は、サイロタイプの処理槽が挙げられる。す
なわち、バッチ方式でポリエステルチップをサイロへ受
け入れ水処理を行なう。あるいは回転筒型の処理槽にポ
リエステルチップを受け入れ、回転させながら水処理を
行ない水との接触をさらに効率的にすることもできる。
【0062】この場合、ポリエステルチップは処理槽内
に投入、充填すると共に、ナトリウム含有量が0.00
1〜1.0ppm、カルシウム含有量およびマグネシウ
ム含有量がそれぞれ0.001〜0.5ppm、珪素含
有量が0.01〜2.0ppmの処理水を満たし、処理
水は必要により継続的又は断続的(総称して連続的とい
うことがある)に循環し、また、継続的又は断続的に一
部の処理水を排出してナトリウム含有量が0.001〜
1.0ppm、カルシウム含有量およびマグネシウム含
有量がそれぞれ0.001〜0.5ppm、珪素含有量
が0.01〜2.0ppmの新しい処理水を追加供給す
る。そして、水処理の終了時点での水中のナトリウム含
有量が0.001〜1.0ppm、カルシウム含有量お
よびマグネシウム含有量がそれぞれ0.001〜0.5
ppm、珪素含有量が0.01〜2.0ppmに維持し
て下記の特性を持つポリエステルチップを処理すること
が出来る。
【0063】また、ポリエステルチップを連続的に水処
理する場合は、塔型の処理槽に継続、あるいは断続的に
ポリエステルチップを上部より受け入れ、並流又は向流
で水を連続供給して水処理させることができる。
【0064】水処理槽から排出される処理水には、処理
槽にポリエステルチップを受け入れる段階で既にポリエ
ステルのチップに付着しているファインや、水処理時に
ポリエステルのチップ同士あるいは処理槽壁との摩擦で
発生するポリエステルのファインが含まれている。従っ
て、処理槽から排出した処理水を再度処理槽へ戻して再
利用すると、処理槽内の処理水に含まれる微粉量は次第
に増えていく。そのため、処理水中に含まれている微粉
が処理槽壁や配管壁に付着して、配管を詰まらせること
がある。また処理水中に含まれている微粉が再びポリエ
ステルのチップに付着し、この後、水分を乾燥除去する
段階でポリエステルのチップにファインが静電効果によ
り付着するため、乾燥後にファイン除去を行なっても除
去が困難となる。
【0065】水処理したポリエステルチップは振動篩
機、シモンカーターなどの水切り装置で水切りし、乾燥
工程へ移送する。当然のことながら水切り装置でポリエ
ステルチップと分離された水はフィルタ−式濾過装置、
遠心分離器等のファイン除去の装置へ送られ、再度水処
理に用いることができる。
【0066】ポリエステルチップの乾燥は通常用いられ
るポリエステルチップの乾燥処理を用いることができ
る。連続的に乾燥する方法としては上部よりポリエステ
ルチップを供給し、下部より乾燥ガスを通気するホッパ
ー型の通気乾燥機が通常使用される。乾燥ガス量を減ら
し、効率的に乾燥する方法としては回転ディスク型加熱
方式の連続乾燥機が選ばれ、少量の乾燥ガスを通気しな
がら、回転ディスクや外部ジャケットに加熱蒸気、加熱
媒体などを供給した粒状ポリエステルチップを間接的に
乾燥することができる。
【0067】バッチ方式で乾燥する乾燥機としてはダブ
ルコーン型回転乾燥機が用いられ、真空下であるいは真
空下少量の乾燥ガスを通気しながら乾燥することができ
る。あるいは大気圧下で乾燥ガスを通気しながら乾燥し
てもよい。
【0068】乾燥ガスとしては大気空気でも差し支えな
いが、ポリエステルの加水分解や熱酸化分解による分子
量低下を防止する点からは乾燥窒素、除湿空気が好まし
い。
【0069】前記の水処理に供せられるポリエステル
は、従来公知の製造方法によって製造することが出来
る。即ち、PETの場合には、テレフタール酸とエチレ
ングリコール及び必要により他の共重合成分を直接反応
させて水を留去しエステル化した後、減圧下に重縮合を
行う直接エステル化法、または、テレフタル酸ジメチル
とエチレングリコール及び必要により他の共重合成分を
反応させてメチルアルコールを留去しエステル交換させ
た後、減圧下に重縮合を行うエステル交換法により製造
される。さらに極限粘度を増大させ、アセトアルデヒド
含有量等を低下させる為に固相重合を行ってもよい。
【0070】前記溶融重縮合反応は、回分式反応装置で
行っても良いしまた連続式反応装置で行っても良い。こ
れらいずれの方式においても、溶融重縮合反応は1段階
で行っても良いし、また多段階に分けて行っても良い。
固相重合反応は、溶融重縮合反応と同様、回分式装置や
連続式装置で行うことが出来る。溶融重縮合と固相重合
は連続で行っても良いし、分割して行ってもよい。
【0071】エステル交換法による場合は、エステル交
換触媒として例えばCa化合物、Ma化合物、Mn化合
物、Zn化合物、Co化合物等を用いてエステル交換反
応を行い、エステル交換反応終了後下記のP化合物を添
加してエステル交換触媒を不活性化後、重縮合触媒とし
てGe、Sb、Tiの化合物を用いて重縮合されるが、
特にGe化合物および/またはTi化合物の使用が好都
合である。
【0072】直接エステル化法による場合は、重縮合触
媒としてGe、Sb、Tiの化合物が用いられるが、特
にGe化合物および/またはTi化合物の使用が好都合
である。
【0073】本発明で使用されるGe化合物としては、
無定形二酸化ゲルマニウム、結晶性二酸化ゲルマニウム
粉末またはエチレングリコールのスラリー、結晶性二酸
化ゲルマニウムを水に加熱溶解した溶液またはこれにエ
チレングリコールを添加加熱処理した溶液等が使用され
るが、特に本発明で用いるポリエステルを得るには二酸
化ゲルマニウムを水に加熱溶解した溶液、コロイド状に
した溶液、またはこれらにエチレングリコールを添加加
熱した溶液、二酸化ゲルマニウムのエチレングリコール
溶液を使用するのが好ましい。Ge化合物を使用する場
合、その使用量はポリエステル樹脂中のGe残存量とし
て5〜150ppm、好ましくは10〜100ppm、
さらに好ましくは15〜70ppmである。
【0074】本発明で使用されるTi化合物としては、
テトラエチルチタネ−ト、テトライソプロピルチタネ−
ト、テトラ−n−プロピルチタネ−ト、テトラ−n−ブ
チルチタネ−ト等のテトラアルキルチタネ−トおよびそ
れらの部分加水分解物、蓚酸チタニル、蓚酸チタニルア
ンモニウム、蓚酸チタニルナトリウム、蓚酸チタニルカ
リウム、蓚酸チタニルカルシウム、蓚酸チタニルストロ
ンチウム等の蓚酸チタニル化合物、トリメリット酸チタ
ン、硫酸チタン、塩化チタン等が挙げられる。Ti化合
物は、生成ポリマ−中のTi残存量として0.1〜10
ppmの範囲になるように添加する。
【0075】本発明で使用されるSb化合物としては、
三酸化アンチモン、酢酸アンチモン、酒石酸アンチモ
ン、酒石酸アンチモンカリ、オキシ塩化アンチモン、ア
ンチモングリコレ−ト、五酸化アンチモン、トリフェニ
ルアンチモン等が挙げられる。Sb化合物は、生成ポリ
マ−中のSb残存量として50〜250ppmの範囲に
なるように添加する。
【0076】これらの重縮合触媒は、エステル交換ある
いはエステル化反応の前から重縮合反応の前の任意の段
階で添加することができる。
【0077】また、安定剤として、燐酸、ポリ燐酸やト
リメチルフォスフェート等の燐酸エステル類等を使用す
るのが好ましい。これらの安定剤はテレフタル酸とエチ
レングリコールのスラリー調合槽からエステル化反応工
程中に添加することができる。P化合物は、生成ポリマ
−中のP残存量として5〜100ppmの範囲になるよ
うに添加する。
【0078】また、ポリエステル中に共重合したDEG
含有量を制御するためにエステル化工程に塩基性化合
物、たとえば、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルア
ミン等の第3級アミン、水酸化テトラエチルアンモニウ
ム等の第4級アンモニウム塩等を加えることが出来る。
【0079】水処理に用いられるポリエステルのアセト
アルデヒド含有量は10ppm以下、ホルムアルデヒド
含有量は8ppm以下、ジエチレングリコール量はグリ
コール成分の1.0〜5.0モル%、環状3量体の含有
量は0.50重量%以下であることが好ましい
【0080】また、水処理に用いられるポリエステルチ
ップの密度は、約1.33(g/cm)から約1.4
2(g/cm)の範囲であることが好ましい。
【0081】本発明のポリエステル組成物に飽和脂肪酸
モノアミド、不飽和脂肪酸モノアミド、飽和脂肪酸ビス
アミド、不飽和脂肪酸ビスアミド等を同時に併用するこ
とも可能である。
【0082】飽和脂肪酸モノアミドの例としては、ラウ
リン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミ
ド、ベヘン酸アミド等が挙げられる。不飽和脂肪酸モノ
アミドの例としては、オレイン酸アミド、エルカ酸アミ
ドリシノ−ル酸アミド等が挙げられる。飽和脂肪酸ビス
アミドの例としては、メチレンビスステアリン酸アミ
ド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウ
リン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチ
レンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリ
ン酸アミド、ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド等が挙
げられる。また、不飽和脂肪酸ビスアミドの例として
は、エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビ
スオレイン酸アミド等が挙げられる。好ましいアミド系
化合物は、飽和脂肪酸ビスアミド、不飽和脂肪酸ビスア
ミド等である。このようなアミド化合物の配合量は、1
0ppb〜1×105ppmの範囲である。
【0083】また炭素数8〜33の脂肪族モノカルボン
酸の金属塩化合物、例えばナフテン酸、カプリル酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、ベヘニン酸、モンタン酸、メリシン酸、
オレイン酸、リノ−ル酸等の飽和及び不飽和脂肪酸のリ
チュウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム
塩、カルシウム塩、及びコバルト塩等を同時に併用する
ことも可能である。これらの化合物の配合量は、10p
pb〜300ppmの範囲である。
【0084】本発明のポリエステル組成物は、中空成形
体、トレ−、2軸延伸フイルム等の包装材、金属缶被覆
用フイルム等として好ましく用いることが出来る。ま
た、本発明のポリエステル組成物は、多層成形体や多層
フイルム等の1構成層としても用いることが出来る。
【0085】本発明のポリエステル組成物には、必要に
応じて公知の紫外線吸収剤、外部より添加する滑剤や反
応中に内部析出させた滑剤、離型剤、核剤、安定剤、帯
電防止剤、顔料などの各種の添加剤を配合してもよい。
なお、本発明における、主な特性値の測定法を以下に説
明する。
【0086】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定させるものではな
い。なお、本明細書中における主な特性値の測定法を以
下に説明する。
【0087】(1)ポリエステルの極限粘度(IV) 1,1,2,2−テトラクロルエタン/フェノ−ル
(2:3重量比)混合溶媒中30℃での溶液粘度から求
めた。
【0088】(2)ポリエステルのジエチレングリコ−
ル含有量(以下[DEG含有量」という) メタノ−ルにより分解し、ガスクロマトグラフィ−によ
りDEG量を定量し、全グリコ−ル成分に対する割合
(モル%)で表した。
【0089】(3)密度 硝酸カルシウム/水混合溶媒の密度勾配管で30℃で測
定した。
【0090】(4)ポリエステルの環状3量体の含有量
(以下「CT含有量」という) 試料300mgをヘキサフルオロイソプロパノ−ル/ク
ロロフォルム混合液(容量比=2/3)3mlに溶解
し、さらにクロロフォルム30mlを加えて希釈する。
これにメタノ−ル15mlを加えてポリマ−を沈殿させ
た後、濾過する。濾液を蒸発乾固し、ジメチルフォルム
アミド10mlで定容とし、高速液体クロマトグラフ法
により環状3量体を定量した。
【0091】(5)ポリエステルのアセトアルデヒド含
有量(以下「AA含有量」という) 試料/蒸留水=1グラム/2ccを窒素置換したガラス
アンプルに入れた上部を溶封し、160℃で2時間抽出
処理を行い、冷却後抽出液中のアセトアルデヒドを高感
度ガスクロマトグラフィ−で測定し、濃度をppmで表
示した。
【0092】(6)ポリエステルファインのナトリウム
含有量、カルシウム含有量、マグネシウム含有量 試料約5〜10gを白金るつぼに入れて約550℃で灰
化し、次いで6N塩酸に溶解後蒸発乾固し、残差を1N
塩酸に溶解する。この溶液を原子吸光分析法により測定
した。なお、ポリエステルファインは、JIS−Z88
01による呼び寸法1.7mmの金網をはった篩い(直
径30cm)により樹脂を篩分して採取する。
【0093】(7)ポリエステルファインの珪素含有量 試料約5〜10gを白金るつぼに入れて約550℃で灰
化し、次いで炭酸ナトリウムを加えて加熱溶解し、1N
塩酸に溶解する。この溶液を島津製作所製誘導結合プラ
ズマ発光分析装置で測定した。
【0094】(8)ファインの含有量測定 樹脂約0.5kgをJIS−Z8801による呼び寸法
1.7mmの金網をはった篩い(直径30cm)の上に
乗せ、上から0.1%のカチオン系界面活性剤(アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライド)水溶液水を2リ
ットル/分の流量でシャワー状にかけながら、全振幅幅
約7cm、60往復/1分で1分間篩った。この操作を
繰り返し、樹脂を合計10〜30kg篩った。ふるい落
とされたファインは界面活性剤水溶液と共に岩城硝子社
製1G1ガラスフィルターで濾過して集め、イオン交換
水で洗った。これをガラスフィルターごと乾燥器内で1
00℃で2時間乾燥後、冷却して秤量した。再度、イオ
ン交換水で洗浄、乾燥の同一操作を繰り返し、恒量にな
ったことを確認し、この重量からガラスフィルターの重
量を引き、ファイン重量を求めた。ファイン含有量は、
ファイン量/篩いにかけた全樹脂重量、である。
【0095】(9)金型汚れの評価 ポリエステル組成物を窒素を用いた乾燥機で乾燥し、名
機製作所製M−150C(DM)射出成型機により樹脂
温度290℃でプリフォームを成形した。このプリフォ
ームの口栓部を自家製の口栓部結晶化装置で加熱結晶化
させた後、コ−ポプラスト社製LB−01延伸ブロー成
型機を用いて二軸延伸ブロー成形し、引き続き約155
℃に設定した金型内で10秒間熱固定し、500ccの
中空成形体を得た。同様の条件で連続的に延伸ブロー成
形し、目視で判断して容器の透明性が損なわれるまでの
成形回数で金型汚れを評価した。また、ヘイズ測定用試
料としては、5000回連続成形後の容器の胴部を供し
た。
【0096】(10)ヘイズ(霞度%) 上記(9)の中空成形体の胴部(肉厚約0.40mm)
より試料を切り取り、日本電色(株)製ヘイズメ−タ−
で測定した。
【0097】(11)ボトル口栓部の加熱による密度上
昇 ボトル口栓部を自家製の赤外線ヒ−タ−によって60秒
間熱処理し、天面から試料を採取し密度を測定した。
【0098】(12)処理槽の処理水中の微粉量(pp
m) 処理槽の処理水中の排出口からJIS規格20メッシュ
のフィルターを通過した処理水を1000cc採取し、
岩城硝子社製1G1ガラスフィルターで濾過後、100
℃で2時間乾燥し室温下で冷却後、重量を測定して算出
する。
【0099】(13)処理水中のナトリウム含有量、カ
ルシウム含有量、マグネシウム含有量および珪素含有量 処理槽の処理水の排出口から処理水を採取し、岩城硝子
社製1G1ガラスフィルターで濾過後、濾液を島津製作
所製誘導結合プラズマ発光分析装置で測定した。
【0100】(実施例1)イオン交換装置(9)を設置
し、この装置(9)を経由したイオン交換水の導入口
(8)、処理槽上部の原料チップ供給口(1)、処理槽
の処理水上限レベルに位置するオーバーフロー排出口
(2)、処理槽下部のポリエステルチップと処理水の混
合物の排出口(3)、オーバーフロー排出口から排出さ
れた処理水と、処理槽下部の排出口から排出されたポリ
エステルチップの水切り装置(4)を経由した処理水
が、濾材が紙製の30μmのベルト式フィルターである
濾過装置(5)を経由して再び水処理槽へ送る配管
(6)、これらのファイン除去済み処理水の導入口
(7)およびファイン除去済み処理水中のアセトアルデ
ヒド等を吸着処理させる吸着塔(10)を備えた内容量
500リットルの塔型の、図1に示す処理槽を使用して
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略称)チ
ップを水処理した。極限粘度が0.74デシリットル/
グラム、密度が1.399g/cm、環状3量体含量
が0.32重量%、原子吸光分析により測定したGe残
存量は51ppm、またP残存量は38ppmであるP
ETチップを、イオン交換装置によりNa含有量を0.
05ppm、Ca含有量を約0.1ppm、Mg含有量
を約0.03ppm、Si含有量を約0.5ppmに
し、温度が95℃にコントロールされた処理水を入れた
水処理槽へ50kg/時間の速度で処理槽の上部(1)
から連続投入を開始した。投入開始から5時間経過後
に、PETチップの水処理槽への投入を続けたまま水処
理槽の下部の排出口(3)からPETチップを50kg
/時間の速度で処理水ごと抜出しを開始すると共に、水
切り装置(4)を経由した処理水を濾過装置(5)を経
由して再び水処理槽に戻して繰り返し使用し、その後連
続運転した。
【0101】72時間の連続運転後の排出口よりチップ
と共に排出される処理水のNa含有量は約0.05pp
m、Ca含有量は約0.1ppm、Mg含有量は約0.
03ppm、Si含有量は約0.5ppmであり、同時
に得られたPETファインのNa含有量は0.06pp
m、Ca含有量は0.07ppm、Mg含量は0.02
ppm、Si含量は0.3ppmであった。アセトアル
デヒド含有量は3.0ppm、ファイン含有量は40p
pmであった。このPET組成物を用いて上記の(8)
で得られた中空容器口栓部の赤外線ヒ−タによる加熱後
の天面の密度は1.375g/cmと問題なく、胴部
ヘイズは0.7%と透明性に優れ、また金型汚れまでの
成形回数は13000回と問題なかった。
【0102】(比較例1)実施例1で使用したイオン交
換装置(9)を使用せずに、Na含有量が約8.3pp
m、Ca含有量が約7.3ppm、Mg含量が約2.5
ppm、Si含量が6.9ppmの処理水を水処理槽へ
供給する以外は実施例1と同様の方法で実施例1のPE
Tチップを水処理した。得られたPETファインのNa
含有量は7.7ppm、Ca含有量は6.9ppm、M
g含有量は5.5ppm、Si含有量は10ppmであ
った。このPETを用いて上記の(8)で得られた中空
容器胴部ヘイズは9.4%と非常に高かった。
【0103】
【発明の効果】本発明のポリエステル組成物は、ポリエ
ステルのチップと、該ポリエステルのチップと同一組成
のポリエステルのファイン0.1〜300ppmとから
なり、かつ290℃の温度で60分間溶融したときの環
状3量体増加量が0.30重量%以下であるポリエステ
ル組成物であって、該ポリエステルのファイン中のナト
リウム元素の含有量をN(ppm)、カルシウム元素の
含有量をC(ppm)、マグネシウム元素の含有量をM
(ppm)、珪素元素の含有量をS(ppm)とした場
合、下記(1)〜(4)式の少なくともいずれか1つの
式を満足することを特徴とするポリエステル組成物であ
り、本発明のポリエステル組成物を使用することによっ
て、成形時での金型汚れが発生しにくく、口栓部の結晶
化コントロ−ル性に優れ、かつ優れた透明性、耐熱性、
機械的特性、残留異味、異臭が少なく保香性の優れた中
空成形体、シ−ト状物や延伸フイルムおよび包装材料を
与える。 (1) 0.002≦N≦5(ppm) (2) 0.005≦C≦5(ppm) (3) 0.005≦M≦5(ppm) (4) 0.05 ≦S≦5(ppm)
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のポリエステル樹脂の製造に用いられ
る水処理装置の一例である。
【符号の説明】
1 原料チップ供給口 2 オーバーフロー排出口 3 ポリエステルチップと処理水との排出口 4 水切り装置 5 ファイン除去装置 6 配管 7 処理水導入口 8 イオン交換水導入口 9 イオン交換装置 10 吸着塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衛藤 嘉孝 滋賀県滋賀郡志賀町高城248番の20 (56)参考文献 特開 平11−293001(JP,A) 特開 平8−40437(JP,A) 特開 平6−329889(JP,A) 特開 平3−174441(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 13/00 C08G 63/00 - 63/91

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルのチップと、該ポリエステ
    ルのチップと同一組成のポリエステルのファイン0.1
    〜300ppmとからなり、290℃の温度で60分間
    溶融したときの環状3量体増加量が0.30重量%以下
    であるポリエステル組成物であって、該ポリエステルの
    ファイン中のナトリウム元素の含有量をN(ppm)、
    カルシウム元素の含有量をC(ppm)、マグネシウム
    元素の含有量をM(ppm)、珪素元素の含有量をS
    (ppm)とした場合、下記(1)〜(4)式の少なく
    ともいずれか1つの式を満足することを特徴とするポリ
    エステル組成物。 (1) 0.002≦N≦5(ppm) (2) 0.005≦C≦5(ppm) (3) 0.005≦M≦5(ppm) (4) 0.05 ≦S≦5(ppm)
  2. 【請求項2】 主としてテレフタル酸またはそのエステ
    ル形成性誘導体もしくはナフタレンジカルボン酸または
    そのエステル形成性誘導体とエチレングリコ−ルを原料
    として、Ge化合物または/およびTi化合物を触媒に
    用いて得られたポリエステルを水処理したものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のポリエステル組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエステルが、その主たる繰り返し単
    位であるエチレンテレフタレートを90モル%以上含む
    線状ポリエステルであることを特徴とする請求項1、2
    のいずれかに記載のポリエステル組成物。
  4. 【請求項4】 ポリエステルが、その主たる繰り返し単
    位であるエチレン−2、6−ナフタレートを90モル%
    以上含む線状ポリエステルであることを特徴とする請求
    項1、2のいずれかに記載のポリエステル組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエステル組成物が、処理槽中におい
    てポリエステルチップを下記(a)および(b)の条件
    を満たす処理水で処理されたものであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のポリエステル組成
    物。 (a)温度40〜120℃ (b)処理槽からの排水を含む処理水
  6. 【請求項6】 ポリエステル組成物が、処理槽中におい
    てポリエステルチップを下記(c)の条件を満たす処理
    水で処理されたものであることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載のポリエステル組成物。 (c)ポリエステルの微粉の含有量が1000ppm以
    下の処理水
  7. 【請求項7】 ポリエステル組成物が、処理槽中におい
    てポリエステルチップを下記(1)〜(4)式の少なく
    ともいずれか1つの式を満足する処理水で処理されたも
    のであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載のポリエステル組成物。 (1) 0.001≦N≦1.0(ppm) (2) 0.001≦C≦0.5(ppm) (3) 0.001≦M≦0.5(ppm) (4) 0.01 ≦S≦2.0(ppm)
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のポリエ
    ステル組成物からなることを特徴とする中空成形体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載のポリエ
    ステル組成物を押出成形してなることを特徴とするシ−
    ト状物。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のシ−ト状物を少なくと
    も1方向に延伸してなることを特徴とする延伸フイル
    ム。
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