JPH11501056A - ポリマー薄膜 - Google Patents

ポリマー薄膜

Info

Publication number
JPH11501056A
JPH11501056A JP8524667A JP52466796A JPH11501056A JP H11501056 A JPH11501056 A JP H11501056A JP 8524667 A JP8524667 A JP 8524667A JP 52466796 A JP52466796 A JP 52466796A JP H11501056 A JPH11501056 A JP H11501056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
group
thin film
monomer
oligomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8524667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3762436B2 (ja
Inventor
コーツ,デービッド
グリーンフィールド,サイモン
エマ ジョリフ,ジェーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck Patent GmbH
Original Assignee
Merck Patent GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=8218991&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH11501056(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Merck Patent GmbH filed Critical Merck Patent GmbH
Publication of JPH11501056A publication Critical patent/JPH11501056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3762436B2 publication Critical patent/JP3762436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/52Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
    • C09K19/54Additives having no specific mesophase characterised by their chemical composition
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/38Polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C319/00Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/52Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
    • C09K19/54Additives having no specific mesophase characterised by their chemical composition
    • C09K19/542Macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2219/00Aspects relating to the form of the liquid crystal [LC] material, or by the technical area in which LC material are used
    • C09K2219/01Aspects relating to the form of the liquid crystal [LC] material, or by the technical area in which LC material are used in the form of fibres, e.g. fibres after polymerisation of LC precursor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2219/00Aspects relating to the form of the liquid crystal [LC] material, or by the technical area in which LC material are used
    • C09K2219/03Aspects relating to the form of the liquid crystal [LC] material, or by the technical area in which LC material are used in the form of films, e.g. films after polymerisation of LC precursor

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ポリマーネットワークを含む架橋した合成樹脂組成物から製造される光学異方性材料からなるポリマー薄膜であって、(a)少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマーであって、それぞれ(メタ−)アクリレート−エステル、エポキシおよびビニルエーテルからなる群から選択される重合性官能基を少なくとも2個有する前記モノマーまたはオリゴマー、(b)少なくとも1種のアキラル液晶モノマーまたはオリゴマーであって、それぞれメソゲン基を含有し、かつまた(メタ−)アクリレート−エステル、エポキシおよびビニルエーテルからなる群から選択される重合性官能基を1個有するアキラル液晶モノマーまたはオリゴマー、を含有する混合物の共重合によって得られるポリマー薄膜に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリマー薄膜 本発明は、ポリマーネットワークを含む架橋した合成樹脂組成物から製造され る光学異方性材料からなるポリマー薄膜であって、 (a)少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマーであって、それぞれ(メタ −)アクリレート−エステル、エポキシおよびビニルエーテルからなる群から選 択される重合性官能基を少なくとも2個有する前記モノマーまたはオリゴマー、 (b)少なくとも1種のアキラル液晶モノマーまたはオリゴマーであって、そ れぞれメソゲン基を含有し、かつまた1個の(メタ−)アクリレート−エステル 、エポキシおよびビニルエーテルからなる群から選択される重合性官能基を有す るアキラル液晶モノマーまたはオリゴマーである、 (c)光開始剤、 (d)抑制剤および促進剤から選択される添加剤、 (e)必要に応じて、少なくとも1種のキラル成分、および (f)必要に応じて、少なくとも1種の液晶モノ−またはジチオール化合物、 からなる混合物の共重合によって得られるポリマー薄膜に関する。本発明はまた 、このようなポリマー薄膜を備えたディスプレイデバイスに関する。 類似のディスプレイデバイスは、ヨーロッパ特許0246842に記載されている。 液晶材料のキラリティは、それらの縦軸に対して垂直方向の分子の回転を導く 。いわゆるコレステリック相の液晶材料の場合に、この回転のピッチは0.1〜1μ mである。例えばマルチプレックス駆動を用いるデータグラフッィクディスプレ イ(datagraphic displays)で使用する場合に、ディスプレイデバイスのセル厚 さ程度またはそれ以上の大きさのピッチが望まれる。このようなピッチはまた、 キラルネマティックまたはコレステリック液晶に関連して、いわゆるコレステリ ックピッチと称されるが、これはネマティック液晶に対し、それ自体液晶化合物 であることができるキラル化合物をドーピング剤として添加することによって得 られる。このような材料を使用して、スーパーツィストネマティック(STN) 液晶 ディスプレイデバイスを製造する場合に、セルを横切る分子軸の総合ねじれは、 例えば180°〜270°である。このようなディスプレイデバイスでは、その光学的 性質が光波長に大幅に依存するため、大きいコントラストおよび無色の画像(例 えば青/黄ではなく、黒/白)の獲得が困難になるという欠点を有する。この欠 点は2つの同一のセルであって、その1つが左旋回性液晶材料を含有し、かつま た他の1つが右旋回性液晶材料を含有するセルを組合わせて使用する、公知の方 法で克服することができる。この第二のセルの前面におけるその分子軸が、第一 のセルの裏面におけるその分子軸に対して垂直に伸びている場合に、その光学的 性質の波長依存性は完全に補償される。しかしながら、この第二セルのために、 この液晶ディスプレイデバイスは、重量が重く、また小型化しなくなる。より単 純な別のディスプレイデバイスでは、この第二セルの代わりに、適合した複屈折 を有する単軸薄膜が使用される。この場合には、波長依存性の補償は完全ではな く、その結果として、このディスプレイデバイスは、例えば電圧無印加(voltag eless)状態で、コントラストの減少および或る程度の色を示す。もう一つの別 法は単軸薄膜のねじれ積層体(twisted stack)を使用することからなる。この 解決法は、当該薄膜の数が増加するに従い、理想状態(ねじれおよび複屈折値が スーパーツイストネマティック液晶ディスプレイデバイスのねじれおよび複屈折 値と同一である状態)に近づく。しかしながら、この方法はその製造方法を格別 に複雑にする。薄膜の代わりに、適当な基体上に複屈折層を使用することもでき る。ヨーロッパ特許出願91−0007574には、共重合性モノマーの形態でキラルド ーピング剤を含有する液晶ポリマー材料に関する説明が開示されている。このポ リマー材料は線状であって、かつまた液晶性質を示す側鎖基を有する。薄膜は溶 液または融解物から製造し、ゴム状液晶状態で配向させ、次いでガラス転移温度 以下の温度に冷却させる。このような層は多くの場合に、貧弱な配向秩序により 生じる屈折率の局部的揺らぎにより乱される。さらにまた、上記材料を1回でも ガラス転移温度以上に加熱すると、配向の永久的喪失を導く。さらにまた、この 方法では、ポリマー層のピッチおよび厚さを正確に調整することができない。 米国特許第5,210,630号には、ディスプレイデバイス用のポリマー薄膜が記載 されており、このポリマー薄膜は少なくとも2つの重合性基を有するモノマーの 混合 物を、キラルドーピング剤の存在下に、重合させることによって得られるもので ある。しかしながら、この薄膜を使用することによって、ディスプレイ内の低分 子量液晶の光路の温度依存性を補償することはできない。 本発明の目的の一つは、光学的に透明であり、かつまた大きい温度耐性を有す る液晶ディスプレイデバイス用のポリマー薄膜を提供することにある。本発明の もう一つの目的は、大きいコントラストを有し、電圧無印加状態で実質的に完全 に暗でありそして無色であり、かつまた電圧印加状態では格別に透明である、ス ーパーツィストネマティック液晶ディスプレイデバイスを提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、TN、IPS、ASMまたは類似の液晶デバイス用 の補償薄膜を提供することにある。 本発明のさらにもう一つの目的は、簡単な方法で所望の精度をもって製造する ことができる薄膜を提供することにある。 本発明のさらにもう一つの目的は、このような薄膜に適当に使用することがで きる材料を提供することにある。 本発明の一般的目的は、その光学的性質が液晶セル内の液晶の光学的性質と過 度に相違していない薄膜を提供することにある。 本発明に従い、これらの目的が本明細書前段に記載のポリマー薄膜、すなわち 、 (a)少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマーであって、それぞれ(メタ −)アクリレート−エステル、エポキシおよびビニルエーテルからなる群から選 択される重合性官能基を少なくとも2個有する前記モノマーまたはオリゴマー、 (b)少なくとも1種のアキラル液晶モノマーまたはオリゴマーてあって、そ れぞれメソゲン基を含有し、かつまた1個の(メタ−)アクリルレート−エステ ル、エポキシおよびビニルエーテルからなる群から選択される重合性官能基を有 するアキラル液晶モノマーまたはオリゴマー、 (c)光開始剤、 (d)抑制剤および促進剤から選択される添加剤、 (e)必要に応じて、少なくとも1種のキラル成分であって、好ましくは、液 晶化合物又は液晶層に適合する成分であるキラル成分、および (f)必要に応じて、少なくとも1種の液晶モノ−またはジチオール化合物、 からなる混合物の共重合によって得られることを特徴とするポリマー薄膜によっ て達成される。 この合成樹脂組成物は好ましくは、キラルドーピンク剤を含有する硬化性液晶 組成物から製造される。 本発明によるポリマー薄膜の好適態様において、この合成樹脂組成物は、2個 または3個以上のアクリレート−エステル基を有する化合物(a)および1個の アクリレート−エステル基を有する化合物(b)からなる液晶モノマーまたはオ リゴマーの混合物を硬化させることによって生成される。アクリレート化合物の 代わりに、エポキシド、ビニルエーテルおよびチオレン化合物を液晶モノマーと して別様にかつまた成功裏に使用することができる。 好適態様にはまた、下記の態様が挙げられる: a)群(a)のモノマーまたはオリゴマーがそれぞれ、少なくとも2個の(メタ −)アクリレート−エステル基を有し、かつまた群(b)のモノマーまたはオリ ゴマーがそれぞれ、1個の(メタ−)アクリレート−エステル基を有するポリマ ー薄膜。 b)光学異方性材料が少なくとも1種のメソゲンキラル添加剤(e)を含有する ポリマー薄膜。 c)好ましくはチオール、好ましくはモノチオール、特に液晶または液晶様チ オールを含有し、その目的が生成したポリマーの分子量を制限することにあるポ リマー薄膜。これらのチオール化合物は遊離基開始重合を停止させる。 d)群(a)のモノマーまたはオリゴマーの少なくとも1種、群(b)のモノマ ーまたはオリゴマーの少なくとも1種、UV開始剤(c)の少なくとも1種およ びキラル添加剤(e)の少なくとも1種からなる混合物をその場でUV共重合さ せることによって得られるポリマー薄膜。 e)光学異方性材料が、 −5〜50重量%の群(a)のモノマーまたはオリゴマーの少なくとも1種、 −20〜95重量%の群(b)のモノマーまたはオリゴマーの少なくとも1種、 −0.5〜5重量%の光開始剤(c)、 −1〜20重量%のキラル添加剤(e)の少なくとも1種、および −1〜20重量%の液晶モノチオール化合物(f)の少なくとも1種、 からなるポリマー薄膜。 f)群(a)のモノマーまたはオリゴマーがそれぞれ、メソゲン基を有するポリ マー薄膜。 我々の長大な研究によって、最初のアプローチとして、液晶ポリマーの側鎖基 の可能な移動程度がポリマーの分子量に依存することが見出された。「小型」(s mall)ポリマーは高分子量[MWt]を有するポリマーに比較して、より迅速な応 答時間を有する。 低モル質量の液晶をその熱による揺らぎ(thermal fluctuations)に関して模 倣させるためには、液晶ポリマー上の側鎖基ができるだけ自由に移動できること が望ましい。これはチオール化合物を使用して重合を停止させることによって達 成される低MWtポリマーを使用することにより行われる。代表的には、このよ うなチオール化合物を10〜15%使用して、所望の低MWt物質を生成させる。 実際には、慣用のチオール化合物(すなわち、オクチルチオールC817SH )はポリマー前駆物質中で非常に溶解性ではなく、5%またはそれ以下の低濃度 においてさえも、相が分離する。しかしながら、この問題は、液晶チオール化合 物、例えば ることによって克服される。 本発明に従い使用される代表的チオール化合物は下記構造を有する化合物であ る: 式中、 n=1〜6であり、 m=0〜10であり、 e=0または1であり、 k=0または1であり、 であるか、あるいはRまたはFなどの1個または2個以上のラテラル基をまた有 することができる別種の6員1〜4ジ置換環であり、 R=C1〜C9アルキル、アルケニル、オキシアルキルまたはオキシアルケニル である。 キラル物質を添加すると、液晶鎖の分子軸はねじれる。従って、得られる材料 の層は、コレステリック配向とも称されるらせん構造を伴いネマティック配向を 示す。この混合物のナチュラルピッチは添加されるキラルドーピング剤の種類お よび量に依存して変わり、メルク社(Merck KGaA,Germany)のS−811な どの代表的ドーピング剤の場合に、0.5モル%でほぼ28μmであり、そして6モ ル%でほぼ2.5μmである。 この硬化性合成組成物は、活性照射線、例えば硬化させる表面に対して2〜5m W/cm2の照射強度を有するショートアーク(short−arc)水銀灯により50℃で 発生される紫外線に対する、代表的には3分間の露光によって光重合させること により硬化させる。この硬化中に、配向が固定され、層の総合的回転角度が一定 に保持される。この回転角度は、コレステリック−ネマティック相における分子 らせんの回転数の尺度である。この理由で、硬化中におけるピッチの変化は、生 じる可能性がある重合収縮(polymerization shrinkage)の結果として、層厚さ の変化にのみ依存する。 重合操作では、生成物におけるd△nd(材料の層厚さ)および△n(材料の 複屈折値)の変化は実質的に生じない。重合中に、材料は一方向にのみ収縮する ことから、層厚さの変化は材料の密度の変化に反比例し、この材料の量は複屈折 値に比例する。 このようにして得られるポリマー薄膜の回転角度は室温から250℃までの範囲 において温度依存性を示さない。このことは架橋によって生成されるポリマー分 子のネットワークの結果として、分子再配向に対して完全に耐性であることを証 明している。モノマーが部分的に、1分子あたり2個のアクリレート−エステル 基 を含有していることから、架橋は非常に強力であって、液晶分子の硬直部分でほ んの僅かな移動が可能なだけである。 例えば側鎖にキラル基を有するコレステリックポリマーに比較して、そのピッ チの温度依存性は小さい。 或る制限内で、このピッチは2種の物質間で合成樹脂組成物を硬化させること によって影響を受けることがある。ラビングしたポリイミドのような配向性材料 のクラッドを有する場合には、このポリイミド表面を、例えベルベット布により 単軸状にラビングする。このピッチは2種の物質間の隔たり(本例では、6μm )およびポリイミド表面の2つのラビング方向間の角度に依存する。分子らせん の回転数は、得られるピッチがそのナチュラルピッチとは大きく相違していない ように、それ自体で調整される。 しかしながら、非常に低MWtの液晶ポリマーは液状ポリマーに融解するが、 短い低MWt液晶Pを少量の二官能性物質により架橋することによって、総合的 MWtを増加させることができ、他方でその側鎖基の迅速なまたは容易な移動性 を依然として保有させることができる。 我々はさらにまた、薄膜を形成する液晶ポリマーの分子量が、その光学異方性 のその波長分散性に影響を及ぼすポリマーの唯一のパラメーターではなく、また 恐らく最も重要なパラメーターともいえないことさえ見出した。この分散性およ びその温度依存性は、例えばTN、STNまたはその他の方式、例えばインプレ ーンスイッチング(IPS)あるいはその他の液晶D類であることができるディ スプレイの活性(すなわち、駆動)液晶セルに使用される低分子量液晶のものと 近接しているべきであることから、液晶ポリマーは、これらの低分子液晶と類似 する性質および配向秩序を有するべきである。 この観点から、ポリマー液晶の多分最も決定的なパラメーターは、「平均直鎖 状鎖長」にあるものと見做される。この「平均直鎖状鎖長」は、特にその官能性 およびその濃度を考慮して、例えば前駆物質の生成に使用されるチオール化合物 の量から誘導することができる。この「平均直鎖状鎖長」の適度は下記のとおり に説明することができる:低分子液晶はむしろ自由に移動することができ、例え ば典型的液晶ポリマーに比較して、より容易に回転でき、かつまた移動させるこ と ができ、これにより異なる分散性と分散性に対する異なる温度依存性が導かれる 。これは、場合毎に不動度に多少はあるものの、モノマー液晶に比較すれば常に より不動性である液晶ポリマー中の液晶単位が固定されることによるものである 。液晶ポリマーの側鎖基を考慮した場合に、この側鎖の中央部分に存在する液晶 側鎖基は、ポリマー鎖の末端に近い液晶側鎖基によるよりも、ポリマー幹鎖およ び各側に存在する別の側鎖基、および別のポリマー鎖に存在する類似の基からの 側鎖基によって、それらの移動がより顕著に制限される。鎖の末端近くに存在す るこれらの側鎖基はこのような重大な制限を及ぼさず、その結果低分子量液晶分 子にさらに類似した挙動を示す。従って、鎖の末端近くに位置する程側鎖基は望 ましい挙動を示す、すなわち低分子量液晶と同様に挙動する。 新規補償層の複屈折性側鎖基は、液晶セル、例えばSTNセルと同様に挙動す べきであり、あるいはまた軸対称モードセル(ASM)とも多分同様に挙動すべ きであることから、例えば5〜50単位、好ましくは10〜30単位、最も好ましくは1 0〜20単位長さの短いポリマー鎖が要求される。これらは次いで実際に、高濃度 の末端基を導く。 その場で光重合させることによって生成される従来技術のポリマー鎖は代表的 に、約200〜300単位の長さを有する。しかしながら、本出願にかかわり望まれる 短い鎖長を有する液晶ポリマーは非常に多くの場合に、実用可能な薄膜にとって 好ましくない軟化による障害を受ける。この障害はこのポリマーの短鎖を一緒に 架橋させることによって減少され、あるいは回避されることさえある。この架橋 はポリマーのMWtを増加させるが、当該鎖の効果的な長さを変化させない。従 って、末端基濃度は、少なくとも驚くほどには変化しない。 従って、望ましい鎖長を得るために一反応性チオール化合物を使用することが でき、および(または)短鎖ポリマーを架橋させるために少なくとも二反応性の チオール化合物を使用することができる。しかしながら、この架橋は、例えば二 反応性アクリレート、エポキシドまたはエン化合物によって達成すると好ましい 。この理由で、このようなポリマーは、例えばSTN、TN、インプレーンスイ ッチング、軸対称モードおよびその他のAM液晶ディスプレイ類用の優れた補償 薄膜である。 STNおよびAM液晶ディスプレイ類は最も好ましい。AM液晶ディスプレイ 類の好適モードはTNモードである。もう一つの態様において、この液晶モード は、EP 0 509 026およびEP 0 588 568に記載されている「インプレーンスイ ッチング」モードもしくはIPSモードである。また、EP 0 568 355、EP 0 626 607およびJP6−301015A(公開公報番号)に記載されているような「軸 対称配向マイクロドメイン」モード(axially symmetric aligned microdomain )もしくはASMモードも好ましい。これらのモードおよびその他のモードは両 方共に、TNおよびSTNモードと同様に、直接駆動ディスプレイでまた使用す ることができる。 配向された合成樹脂組成物は、例えば液晶モノマー混合物を配向させ、次いで この配向を感光性開始剤の存在下にUV光に露光することによって凍結させるこ とにより得ることができる。この原則はEP 0 445 629に記載されている。 キラル成分(e)、例えば非対称的に置換された炭素原子を有する化合物をモ ノマーに添加することができる。このドーピング剤はモノマー分子の縦軸に対し て垂直の回転方向をモノマー分子にもたらす。2枚のポリイミド被覆し、ラビン グした表面間または例えば斜め方向に沈着させたSiOを有するその他の配向性 表面間にモノマーを配列させることによって、配向または回転の程度を、ナチュ ラルピッチ(すなわち、このような表面が存在しない場合のピッチ)、ラビング した表面間の距離およびこの表面のラビング方向の関数として調整することがで きる。従って、この依然として液状のモノマー組成物の結晶回転は、UV光また はエレクトロンを用いる照射の影響下における反応性末端基の重合により固定さ れる。所望の配向が迅速に得られ、この配向は実質的に完全であって、透明な薄 膜または薄い膜が得られる。少なくとも2個の官能基を有するモノマー(a)お よび1個のみの官能基を有するモノマー(b)の混合物を使用する結果として、 配向したポリマーネットワークは非常に高温にまで維持される。 ポリマー前駆物質用のキラルドーピンク剤として適する化合物には、例えば下 記の化合物がある: 別種のキラルドーピング剤は当業者に公知である。本発明の好適態様において 、一対のエナンチオマー(an enantiometric pair)のキラル分子がこのドーピ ング剤として使用され、このエナンチオマーの一方は液晶セルの低分子量液晶お よびその鏡像分子に関連し、そして反対の配置を有するエナンチオマーはポリマ ー前駆物質に関連する。このようなエナンチオマー対は当業者にとって公知であ る。代表的例には、メルク社(Merck KGaA,Gemany)のS−811およびR−8 11があり、このS−811は左旋回ねじれを有する負のらせんねじれ力を有する。 また、キラルドーピング剤の混合物も有利な効果を伴い、例えばピッチの温度依 存性の減少を伴い使用される。 本発明によるポリマー薄膜を得るためのモノマーまたはオリゴマーの混合物は 一般に、比較的低い温度に融点を有する広いネマティックまたはコレステリック 中間相を示すことから、本発明による薄膜は、比較的低温(100℃以下、好まし くは30〜80℃)の照射によって生成させることができる。所望により、この硬化 性合成樹脂組成物は、種々のオリゴマー化合物の混合物を含有することができる 。さらにまた、この合成樹脂組成物は、1種または2種以上の別の適当な成分、 例えば触媒、(感光性)開始剤、安定剤、共反応性モノマーおよび界面活性化合 物などを含有することができる。別様には、例えば50重量%までの量で非重合性 液晶物質を添加して、この材料の光学的性質を適合させることができる。 適当な化合物(a)は米国特許第4,758,447号から公知である。しかしながら、 この出願書では、らせん配向は追及されていない。適当な化合物の製造方法は、 ヨーロッパ特許0 261 712に記載されている。適当な化合物(a)および(b)は 、例えばWO93/22397に記載されている;さらに別の適当な化合物(b)はEP 0 590 376に記載されている。 組成物は迅速硬化が望まれることから、硬化操作は、好ましくは活性照射線に よって開始させる。本明細書において、「活性照射線」の用語は光を用いる照射 、特にUV光、X−線、ガンマ線あるいは高エネルギー粒子、例えばエレクトロ ンまたはイオンなどを用いる照射を意味するものと理解されるべきである。ディ スプレイデバイス、特にTN、STN、IPSまたはASMデバイスの幾何学的 形状は慣用のものである。 本発明による薄膜は、その光学遅延値d・△nが、補償しようとする液晶セル の光学遅延値と適合されるように、例えば層厚さまたはポリマー前駆物質の組成 を変えることによって容易に修正することができ、これらは両方共に広範囲にわ たり変えることができる。この適合は、所望により、活性セルのオン状態または オフ状態に対して、あるいは中間の部分的に切り換えられた状態に対して達成す ることができる。補償薄膜の分子の所望のねじれ角は、使用されるキラルドーピ ング剤およびその濃度を変えることによって達成することができる。コレステリ ック液晶であるか、または補償器のポリマー薄膜の液晶前駆物質と両立できる単 一のキラルドーピング剤を使用すると特に好ましい。ポリマー前駆物質において そのコレステリックピッチの温度依存性が小さいキラル化合物の1種または組合 わせ、好ましくは2種のキラル化合物の組合わせを使用すると特に好ましく、お よびまたこれらがポリマー前駆物質の硬化期間中における温度制御に関する非常 に厳格な要件を達成しないことから好ましさは低いが、2種以上のキラル化合物 の組合わせを使用することもできる。これらはまた、硬化温度および処理温度を 容易に、かつまた生じたピッチに影響を及ぼさず、従って補償器のねじれに影響 を及ぼさない広い温度範囲にわたり変えることを可能にする。 この薄膜は硬化期間中、2枚の基板間に含有されていなければならないことは ない。好適態様では、配向層を有する1枚の基板により支持されている自由に配 置されている薄膜を硬化させる。 実施例 例1 モノアクリレート化合物Aの84重量部: ジアクリレート化合物Bの15重量部: および感光性開始剤、本例ではチバガイギー社(Ciba−Geigy)からイルガキ ュア(Irgacure)651(IRG651)(登録商標名)の商品名で市販されている2, 2−ジメトキシ−2−フェニル−アセトフェノンの1重量部から、硬化性組成物 の出発混合物を製造する。このジアクリレート化合物の製造方法は、EP−0 26 1 712に記載されており、またこのモノアクリレート化合物の製造方法は、EP −0 590 376に記載されている。この出発混合物はさらに、100ppmの安定剤、例 えばハイドロキノンモノメチルエーテルを含有する。 この出発混合物は、38.2℃の融点を有し、これ以上の温度でネマティック相を 示し、この相は123.3℃の温度でアイソトロピック相に変化する。この混合物を 使用し、被覆し、次いでこれらの温度間の温度で硬化させる。これにより、最高 粘度および最高分子配向が最低温度で得られる。 この混合物をスピンコーティングし、次いで溶剤を蒸発させた後に、365nm で6mW/cm2を用いて、80℃で硬化させる(+/−7nmFWHM)。生成す る薄膜はキラルねじれを有しておらず、あるいは換言すれば、キラル添加剤が使 用されない場合と同様な無限のコレステリックピッチを有する。 例2 本例に従い、キラルドーピング剤を相違する量で出発混合物に添加することが できる。例えはメルク社(Merck)から番号S−811で市販されている左回転性 4−(4−ヘキシルオキシ−ベンゾイルオキシ)−安息香酸−2−オクチルエス テルを使用する。このキラルドーピング剤はそれ自体、液晶性質を示さなければ ならないことはなく、かつまた共重合性モノマーおよび非重合性化合物の両方で あることができる。ポリマー内にねじれネマティック配向を得るためには、この 化合物がキラルであれば充分である。キラルドーピング剤は左旋回性あるいは右 旋回性であってもよい。 例2の場合に、14%のジアクリレートBを84.2%のモノアクリレートA、1% の光開始剤IRG651および0.8%のキラルドーピング剤S−811とともに使用し た(全濃度は質量%で示されている)。溶剤(トルエン)を蒸発させた後に、75℃ の温度で10分間、370nmで5mWを用いて(+/−10nm)、乾燥窒素雰囲気 下に硬化させた。これらの結果を下記の表2に示す。 調製された薄膜を典型的なSTNセルに適用した。このSTNセルは全部が、 180°、240°または270°の相当するねじれ角および5°の表面プレチルト角( ねじれ角が180°場合は、2°〜3°の表面プレチルト角)を有しており、キラ ルドーピング剤R−811、すなわちS−811のエナンチオマーが0.5のd/p値ま で、あるいは270°ねじれセルの場合は、0.55のd/p値までドーピングされて いる液晶混合物ZL1−2293[これはドイツ国のメルク社(Merck MGaA of Germany)の販売製品である]が充填されているセルである。分散性が適合して いるかまたは不適合であるかは、この薄膜および液晶セルの分散性をそれぞれ測 定することによって、およびまた組合された表示素子の分散性を測定することに よって測定した。例1ならびに例2および3は比較例と見做すことができる。使 用された前駆組成物の成分を表1にまとめて示し、一方その結果は表2に示す。 例3〜8 これらの例は、補償薄膜の液晶ポリマーのMWtおよび平均直鎖状鎖長を制限 するために、数種のチオール化合物を含有する。 薄膜は、例1の場合と同様に、トルエン中の諸成分の溶液をラビングしたポリ イミド表面に溶剤塗布する、すなわちスピンコーティングし、引続いて溶剤を高 められた温度で蒸発させ、次いで窒素雰囲気下に70〜80℃において、λ=360〜3 80nm,5〜20mW/cm2でUV露光することによって製造した。 これらの例は、当業者によって容易に変更することができる。例えば、低濃度 のキラルドーピング剤を使用することによって、補償層のねじれを代表的TNデ バイスに合わせて90°に調整することができる。補償器の光学的性質およびキラ ル性質を、中でもIPSおよびASMデバイスを包含する各種液晶Dに適合させ ることは、セルにおけるそれらの各分子配列からオフ状態、オン状態またはいず れか部分的切り換え状態のいずれかについて、セル内のそれらの各分子配列から 当業者にとって自明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 19/54 C09K 19/54 Z G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 (72)発明者 グリーンフィールド,サイモン イギリス国 ドーセット BH17 7Y A、プール、クリークムーア、ブラックバ ード クローズ 2 (72)発明者 ジョリフ,ジェーン エマ イギリス国 ドーセット DT3 5R S、ウェイマウス、ブロードウェイ、ザ ウッドペッカーズ 48

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリマーネットワークを含む架橋した合成樹脂組成物から製造される光学異 方性材料からなるポリマー薄膜であって、 (a)少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマーであって、それぞれ(メタ −)アクリレート−エステル、エポキシおよびビニルエーテルからなる群から選 択される重合性官能基を少なくとも2個有する前記モノマーまたはオリゴマー、 (b)少なくとも1種のアキラル液晶モノマーまたはオリゴマーであって、そ れぞれメソゲン基を含有し、かつまた(メタ−)アクリレート−エステル、エポ キシおよびビニルエーテルからなる群から選択される重合性官能基を1個有する アキラル性液晶モノマーまたはオリゴマー、 (c)光開始剤、 (d)抑制剤および促進剤から選択される添加剤、 (e)必要に応じて、少なくとも1種のキラル成分、および (f)必要に応じて、少なくとも1種の液晶モノ−またはジチオール化合物、 からなる混合物の共重合によって得られるポリマー薄膜。 2.群(a)のモノマーまたはオリゴマーがそれぞれ、少なくとも2個の(メタ −)アクリレート−エステル基を有し、かつまた群(b)のモノマーまたはオリ ゴマーがそれぞれ、1個の(メタ−)アクリレート−エステル基を有する、請求 項1に記載のポリマー薄膜。 3.光学異方性材料が少なくとも1種のメソゲンキラル添加剤(e)を含有して いる、請求項1または2に記載のポリマー薄膜。 4.群(a)のモノマーまたはオリゴマーの少なくとも1種、群(b)のモノマー またはオリゴマーの少なくとも1種、UV開始剤(c)の少なくとも1種および キラル添加剤(e)の少なくとも1種からなる混合物をその場でUV共重合させ ることによって得られる前記請求項のいずれか1項に記載のポリマー薄膜。 5.光学異方性材料が、 −5〜50重量%の群(a)のモノマーまたはオリゴマーの少なくとも1種、 −20〜95重量%の群(b)のモノマーまたはオリゴマーの少なくとも1種、 −0.5〜5重量%の光開始剤(c)、 −1〜20重量%のキラル添加剤(e)の少なくとも1種、および −1〜20重量%の液晶モノチオール化合物(f)の少なくとも1種、 からなる前記請求項のいずれか1項に記載のポリマー薄膜。 6.群(a)のモノマーまたはオリゴマーが、それぞれメソゲン基を有する、前 記請求項のいずれか1項に記載のポリマー薄膜。 7.2個の電極間に配列されているねじれネマティック液晶材料を含有する液晶 セルおよびこの液晶材料の複屈折を補償するための薄膜からなる液晶デバイスで あって、この補償薄膜が請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリマー薄膜である ことを特徴とする、液晶デバイス。
JP52466796A 1995-02-17 1996-02-15 ポリマー薄膜 Expired - Fee Related JP3762436B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP95102197 1995-02-17
GB95102197.1 1995-02-17
PCT/EP1996/000646 WO1996025470A1 (en) 1995-02-17 1996-02-15 Polymeric film

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11501056A true JPH11501056A (ja) 1999-01-26
JP3762436B2 JP3762436B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=8218991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52466796A Expired - Fee Related JP3762436B2 (ja) 1995-02-17 1996-02-15 ポリマー薄膜

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6096241A (ja)
EP (1) EP0809682B2 (ja)
JP (1) JP3762436B2 (ja)
KR (1) KR100411922B1 (ja)
DE (1) DE69612609T3 (ja)
WO (1) WO1996025470A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126651A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 液晶性組成物及び光学フィルム
JP2013071956A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sumitomo Chemical Co Ltd 組成物及び光学フィルム
JP2013112631A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Dic Corp 重合性液晶化合物

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19623147B4 (de) * 1995-06-08 2007-05-03 Fuji Photo Film Co., Ltd., Minami-Ashigara Folie, Verfahren zur Herstellung derselben und seine Verwendung in einem Flüssigkristalldisplay
JP4496439B2 (ja) * 1996-03-19 2010-07-07 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 反応性液晶化合物
TW373100B (en) * 1996-07-01 1999-11-01 Merck Patent Gmbh Compensation film and liquid crystal display device containing the same
TW373123B (en) 1996-07-26 1999-11-01 Merck Patent Gmbh Combination of optical elements, means to produce substantially linear polarized light, optical retardation film and liquid crystal display device
TW472081B (en) * 1996-09-17 2002-01-11 Merck Patent Gmbh Optical retardation film
GB9704623D0 (en) * 1997-03-06 1997-04-23 Sharp Kk Liquid crytal optical element and liquid crystal device incorporating same
DE69915454T2 (de) * 1998-01-27 2005-03-03 Rolic Ag Flüssigkristalline, photovernetzbare mischung
EP0940707B1 (en) * 1998-03-05 2006-07-12 MERCK PATENT GmbH Optical retardation film
GB2338240B (en) * 1998-05-22 2002-08-14 Merck Patent Gmbh Polymerizable composition comprising epoxy compounds
TW394852B (en) * 1998-08-26 2000-06-21 Merck Patent Gmbh Reflective film
JP4527815B2 (ja) * 1998-12-11 2010-08-18 株式会社資生堂 コレステリック液晶を用いた色材
KR20030041986A (ko) * 2001-07-10 2003-05-27 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 중합체 망상구조와 무기 재료의 혼합물을 포함한 비등방성복합체
DE10251861A1 (de) * 2002-11-07 2004-05-19 Consortium für elektrochemische Industrie GmbH Polymerisierbare Mischungen
JP4138681B2 (ja) * 2003-03-06 2008-08-27 日東電工株式会社 ねじれ傾斜配向フィルムの製造方法
EP1954505A1 (en) * 2005-11-22 2008-08-13 Merck Patent GmbH Process for a thermal transfer of a liquid crystal film using a transfer element
US8574454B2 (en) 2006-12-22 2013-11-05 Rolic Ag Patternable liquid crystal polymer comprising thio-ether units
JP2008266594A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Sumitomo Chemical Co Ltd エポキシ樹脂組成物
JP2008239679A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Sumitomo Chemical Co Ltd エポキシ樹脂組成物
WO2008130028A1 (ja) * 2007-04-19 2008-10-30 Sumitomo Chemical Company, Limited エポキシ組成物
DE102008056221A1 (de) 2007-11-30 2009-06-04 Merck Patent Gmbh Polymerisierbare Verbindungen
EP2222740B1 (en) * 2007-12-21 2017-10-11 Rolic AG Functionalized photoreactive compounds
ATE541913T1 (de) 2009-02-13 2012-02-15 Merck Patent Gmbh Chirale reaktionsfähige mesogenmischung
TWI659091B (zh) * 2009-02-20 2019-05-11 迪愛生股份有限公司 聚合性液晶組成物
EP2494004B1 (en) 2009-10-30 2013-09-25 Merck Patent GmbH Polymerisable lc material and polymer film with negative optical dispersion
WO2014000846A1 (en) 2012-06-26 2014-01-03 dedeMERCK PATENT GMBH Method of preparing a birefringent polymer film
WO2015058832A1 (en) 2013-10-21 2015-04-30 Merck Patent Gmbh Method of preparing a birefringent polymer film
US11014285B2 (en) * 2017-08-19 2021-05-25 Board Of Regents, The University Of Texas System Extrusion printing of liquid crystal elastomers

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0035473B1 (de) * 1980-03-03 1984-02-22 Ciba-Geigy Ag Mercaptophenole und ihre Verwendung als Stabilisatoren
EP0423881B1 (en) 1989-10-18 1994-02-09 Koninklijke Philips Electronics N.V. Liquid-crystal display device
NL9000808A (nl) * 1990-04-06 1991-11-01 Koninkl Philips Electronics Nv Vloeibaar kristallijn materiaal en beeldweergeefcel die dit materiaal bevat.
JPH05255460A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Nippon Kayaku Co Ltd 樹脂組成物、透明薄膜の形成法及び透明薄膜
EP0564869A1 (en) * 1992-03-31 1993-10-13 MERCK PATENT GmbH Electrooptical liquid crystal systems
DE69325555D1 (de) * 1992-04-27 1999-08-12 Merck Patent Gmbh Elektrooptisches fluessigkristallsystem
US5426009A (en) * 1992-09-19 1995-06-20 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Polymeric composite material
TW289095B (ja) 1993-01-11 1996-10-21
KR100257886B1 (ko) * 1993-01-29 2000-06-01 손욱 고분자 액정 복합체
EP0649444B1 (en) * 1993-05-03 1998-07-22 Loctite Corporation Polymer dispersed liquid crystals in electron-rich alkene-thiol polymers
GB2279659B (en) * 1993-07-05 1998-04-22 Merck Patent Gmbh Liquid crystalline material
US5518652A (en) * 1993-07-05 1996-05-21 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Liquid crystalline copolymer
BE1007485A3 (nl) * 1993-09-08 1995-07-11 Philips Electronics Nv Schakelbaar cholesterisch filter en verlichtingsarmatuur voorzien van een filter.
EP0648827B1 (en) * 1993-10-15 1999-12-22 MERCK PATENT GmbH Reactive liquid crystal compounds
DE69422256D1 (de) * 1993-10-15 2000-01-27 Merck Patent Gmbh Reaktive Flüssigkristallverbindungen
DE19504224A1 (de) * 1994-02-23 1995-08-24 Merck Patent Gmbh Flüssigkristallines Material
GB2297556B (en) * 1995-01-31 1998-08-26 Merck Patent Gmbh Liquid crystalline material comprising terpenoids
GB2299333B (en) * 1995-03-29 1998-11-25 Merck Patent Gmbh Reactive terphenyls
US5707544A (en) * 1995-06-07 1998-01-13 Rolic Ag Chromophore-containing photo cross-linkable liquid crystals
GB2306470B (en) * 1995-10-05 1999-11-03 Merck Patent Gmbh Reactive liquid crystalline compound

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126651A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 液晶性組成物及び光学フィルム
JP2013071956A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Sumitomo Chemical Co Ltd 組成物及び光学フィルム
JP2013112631A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Dic Corp 重合性液晶化合物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0809682B1 (en) 2001-04-25
DE69612609D1 (de) 2001-05-31
KR19980702275A (ko) 1998-07-15
WO1996025470A1 (en) 1996-08-22
DE69612609T3 (de) 2004-08-05
US6218578B1 (en) 2001-04-17
DE69612609T2 (de) 2001-11-15
JP3762436B2 (ja) 2006-04-05
EP0809682A1 (en) 1997-12-03
EP0809682B2 (en) 2003-12-17
KR100411922B1 (ko) 2004-05-10
US6096241A (en) 2000-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3762436B2 (ja) ポリマー薄膜
JP3117453B2 (ja) 液晶表示装置
US5210630A (en) Liquid-crystal display device
JP5509569B2 (ja) 高分子安定化強誘電性液晶組成物、及び液晶素子及び当該表示素子の製造方法
KR20000022649A (ko) 박막 보상기
JP6285924B2 (ja) 複屈折ポリマーフィルムの製造方法
CN109970562B (zh) 可聚合化合物和液晶介质及其应用
JP6505683B2 (ja) 複屈折ポリマーフィルムの調製方法
JP5255278B2 (ja) 重合性液晶混合物
JP3577591B2 (ja) 分子配向された合成樹脂のクラッド
TW201903129A (zh) 光調變元件
JPH1195205A (ja) 光学異方体フィルムとその製造方法及び液晶表示装置
WO2021048092A1 (en) Liquid-crystal media and pnlc light modulation element
JP4474826B2 (ja) 重合性液晶組成物及び光学異方体
JP2010217355A (ja) 光学異方性膜、液晶セル用基板、及び液晶表示装置
JP5301083B2 (ja) コレステリックフィルムおよびホメオトロピック配向膜
TW201903133A (zh) 液晶介質及pnlc光調變元件
Lub et al. Colorful films for application in the electro-optical industry made by photopolymerization

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees