JPH1149750A - ピロリジン−2,4−ジオン誘導体の製法 - Google Patents
ピロリジン−2,4−ジオン誘導体の製法Info
- Publication number
- JPH1149750A JPH1149750A JP9206213A JP20621397A JPH1149750A JP H1149750 A JPH1149750 A JP H1149750A JP 9206213 A JP9206213 A JP 9206213A JP 20621397 A JP20621397 A JP 20621397A JP H1149750 A JPH1149750 A JP H1149750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- compound
- hydrogen atom
- aralkyloxycarbonyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Indole Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
およびその製造方法を提供する。 【構成】 下記式で示される化合物(III)の製造
法。また、その製造中間体。 【化1】 [式中、R22はアミノ基の保護基を意味し、R4 および
R5 は各々独立して水素原子または炭素数1から6のア
ルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5が同時
に水素原子となる場合を除く。)、または一緒になって
ポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよい。 【化2】
Description
として有用な化合物およびその製造法に関する。
し、R4 およびR5 は各々独立して水素原子または炭素
数1から6のアルキル基を意味するか(ただし、R4 お
よびR5が同時に水素原子となる場合を除く。)、また
は一緒になってポリメチレン鎖を形成し、次の構造とな
ってもよい。
る化合物(以下、化合物(III)として表し、他の番
号の式で表される化合物も同様とする。)は抗菌性化合
物の製造中間体として有用である(特開平5―1073
号公報および特開平5―221947号公報参照)。
テルを原料とする方法(特開平3―95176号公報)
があるが低収率であり、工業的製法としては不向きであ
った。また、ジケテンを原料とする方法(特開平5―2
21947号公報)があるが多くの工程を要する等の問
題点があり、その工業的製造には未だ改良の余地があっ
た。
来の技術の問題点を解決し、簡便に化合物(III)を
得る製法を見い出すべく鋭意研究を行った。その結果、
化合物(II)
ル基を意味し、R22はアミノ基の保護基を意味し、R4
およびR5 は各々独立して水素原子または炭素数1から
6のアルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5
が同時に水素原子となる場合を除く。)、または一緒に
なってポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよ
い。
間体として用いることにより、化合物(III)が簡便
に得られることを見い出し、本発明を完成させた。
ル基を意味し、R2 およびR3 は各々独立して水素原子
またはアミノ基の保護基を意味し、R4 およびR5 は各
々独立して水素原子または炭素数1から6のアルキル基
を意味するか(ただし、R4 およびR5 が同時に水素原
子となる場合を除く。)、または一緒になってポリメチ
レン鎖を形成し、次の構造となってもよい。
る化合物および式(III−1)
キシカルボニル基またはアシル基を意味し、R4 および
R5 は各々独立して水素原子または炭素数1から6のア
ルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5 が同時
に水素原子となる場合を除く。)、または一緒になって
ポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよい。
る化合物に関する。
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(V)
は各々独立して求核置換反応において脱離する原子また
は基を意味する。)で表される化合物を塩基の存在下に
処理することを特徴とする式(I−1)
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、nは2から5の整数を意味する。)で表される化合
物の製造法に関する。
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(VI)
X3 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−2)および/または式(I−
3)
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)
で表される化合物の製造法に関する。
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(VI)
X3 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−3)
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)
で表される化合物の製造法に関する。
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(VI)
X3 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−2)
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)
で表される化合物の製造法に関する。
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(IV)の化合物に対して
1当量の式(VI)
求核置換反応において脱離する原子または基を意味す
る。)で表される化合物を塩基の存在下に処理し、続い
て式(VII)
X4 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−4)
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味し、R51
は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)で表され
る化合物の製造法に関する。
ル基を意味し、R22はアミノ基の保護基を意味し、R4
およびR5 は各々独立して水素原子または炭素数1から
6のアルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5
が同時に水素原子となる場合を除く。)、または一緒に
なってポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよ
い。
る化合物を、塩基またはアルキルアルミニウム試薬の存
在下処理することを特徴とする式(III)
R5 は各々独立して水素原子または炭素数1から6のア
ルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5が同時
に水素原子となる場合を除く。)、または一緒になって
ポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよい。
る化合物の製造法に関する。
キル基を意味し、R22はアミノ基の保護基を意味し、R
4 およびR5 は各々独立して水素原子または炭素数1か
ら6のアルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR
5 が同時に水素原子となる場合を除く。)、または一緒
になってポリメチレン鎖を形成し、次の構造となっても
よい。
る化合物を、加熱下処理することを特徴とする式(II
I)
R5 は各々独立して水素原子または炭素数1から6のア
ルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5が同時
に水素原子となる場合を除く。)、または一緒になって
ポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよい。
る化合物の製造法に関する。
る。
ルコキシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル
基、アラルキル基等を挙げることができる。
アセチル基、プロパノイル基、ブチロイル基、t―ブチ
ロイル基、メトキシアセチル基、フルオロアセチル基、
ジフルオロアセチル基、トリフルオロアセチル基、クロ
ロアセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基等の脂肪族
若しくは芳香族アシル基を挙げることができる。
ば、t―ブトキシカルボニル基、メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエ
トキシカルボニル基を挙げることができる。
ベンジルオキシカルボニル基等を挙げることができ、該
フェニル基部分には、メチル基、エチル基等の低級アル
キル基、メトキシ基、エトキシ基等の低級アルコキシル
基、ニトロ基、ハロゲン原子等が置換していてもよく、
例えば、パラメトキシベンジルオキシカルボニル基、パ
ラニトロベンジルオキシカルボニル基を挙げることがで
きる。
メチルベンジル基、トリチル基、ベンズヒドリル基等を
挙げることができ、該フェニル基部分には、メチル基、
エチル基等の低級アルキル基、メトキシ基、エトキシ基
等の低級アルコキシル基、ニトロ基、ハロゲン原子等が
置換していてもよく、例えば、パラニトロベンジル基、
パラメトキシベンジル基を挙げることができる。
基としては、例えば、塩素、臭素もしくはヨウ素等のハ
ロゲン原子、p−トルエンスルホニルオキシ、メタンス
ルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ
等のスルホニルオキシ基、またはジメチルスルホニウム
等のジアルキルスルホニウム基を挙げることができる。
なお、ジアルキルスルホニウム基の場合は、カウンター
アニオンとしてハロゲンの陰イオンを伴うことがある。
下に詳しく説明する。
しては炭素数1から6のアルキル基が好ましく、特にメ
チル基およびエチル基が好ましい。置換基R2 およびR
3 のアミノ基の保護基としては、アラルキル基、アルコ
キシカルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基およ
びアシル基が好ましく、特にホルミル基、アセチル基、
ベンジル基、t−ブトキシカルボニル基およびベンジル
オキシカルボニル基が好ましい。置換基R4 およびR5
としては、R4 およびR5 が一緒になってポリメチレン
鎖を形成し、次の構造
ものが好ましく、特にnが2または3であるもの、さら
にはnが2であるものが好ましい。
としては、ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、
ブチロイル基、t―ブチロイル基、メトキシアセチル
基、フルオロアセチル基、ジフルオロアセチル基、トリ
フルオロアセチル基、クロロアセチル基、ピバロイル
基、ベンゾイル基、t―ブトキシカルボニル基、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、2,2,2−
トリクロロエトキシカルボニル基、ベンジルオキシカル
ボニル基、パラメトキシベンジルオキシカルボニル基お
よびパラニトロベンジルオキシカルボニル基が好まし
く、特にホルミル基、アセチル基、t−ブトキシカルボ
ニル基およびベンジルオキシカルボニル基が好ましい。
置換基R4 およびR5 としては、R4 およびR5 が一緒
になってポリメチレン鎖を形成し、次の構造
ものが好ましく、特にnが2または3であるもの、さら
にはnが2であるものが好ましい。
数1から6のアルキル基が好ましく、特にメチル基およ
びエチル基が好ましい。置換基R21としては、アルコキ
シカルボニル基およびアラルキルオキシカルボニル基が
好ましく、特にt−ブトキシカルボニル基およびベンジ
ルオキシカルボニル基が好ましい。置換基R31として
は、水素原子およびアラルキル基が好ましく、特に水素
原子およびベンジル基が好ましい。
に2が好ましく、求核置換反応において脱離する原子ま
たは基を意味するX1 およびX2 としては、ハロゲン原
子が好ましく、特に臭素原子が好ましい。
またはエチル基が好ましく、求核置換反応において脱離
する原子または基を意味するX3 としては、ハロゲン原
子が好ましく、特に臭素原子が好ましい。
基またはエチル基が好ましく、求核置換反応において脱
離する原子または基を意味するX4 としては、ハロゲン
原子が好ましく、特に臭素原子が好ましい。
数1から6のアルキル基が好ましく、特にメチル基およ
びエチル基が好ましい。置換基R22としては、アラルキ
ル基、アルコキシカルボニル基、アラルキルオキシカル
ボニル基およびアシル基が好ましく、特にホルミル基、
アセチル基、ベンジル基、t−ブトキシカルボニル基お
よびベンジルオキシカルボニル基が好ましい。置換基R
4 およびR5 としては、R4 およびR5 がポリメチレン
鎖を形成し、次の構造
ものが好ましく、特にnが2または3であるもの、さら
にはnが2であるものが好ましい。
する。
応させ、化合物(I−1)を製造する工程について説明
する。
び化合物(V)を溶媒中、塩基存在下で処理することに
よって得ることができる。
あれば特に制限はないが、用いる塩基に応じて、好まし
いものを選択すればよく、アルコール系、エーテル系、
ハロゲン化炭化水素系、アミド系、その他、ジメチルス
ルホキシド、アセトニトリル、アセトン、酢酸エステ
ル、水等を用いることができる。また、これらを混合溶
媒として使用することもできる。
ド等のアミド系およびアセトンが好ましい。
り異なるが、−78℃から溶媒の沸点の範囲で行えばよ
く、好ましくは室温から溶媒の沸点の範囲である。
あってもよく、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、
例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウ
ム、カルシウム等の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩およ
びアルコキサイド等、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水素化リチウム等の金属水素化物、n−ブチルリチ
ウム、メチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド
等のアルキルリチウム試薬、トリエチルアミン、N,N
―ジイソプロピルエチルアミン等の三級アミン類、その
他、1,8―ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデセ―
7―エン(DBU)、1,8―ジアザビシクロ[4.
3.0] ノン―5―エン(DBN)、ジメチルアニリ
ン、N−メチルモルフォリン等の複素環化合物を用いる
ことができる。
ルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド等の四級アンモニウム塩やヨウ化カリウ
ム、ヨウ化ナトリウム等のアルカリ金属またはアルカリ
土類金属のヨウ化物およびクラウンエーテル等の存在下
で行うこともある。
ナトリウム等の金属炭酸塩や水素化ナトリウム、水素化
カリウム等の金属水素化物が好ましい。
して1から30当量の範囲でよいが、過剰量を使用する
方が反応効率が高く、好ましくは2から16当量程度で
ある。
アミノ基を保護したグリシンから導くことができる。
反応させ、化合物(I−2)および/または(I−3)
を製造する工程について説明する。
(I−3)は、化合物(IV)および化合物(VI)を
溶媒中、塩基存在下で処理することによって得ることが
できる。
あれば特に制限はないが、用いる塩基に応じて、好まし
いものを選択すればよく、アルコール系、エーテル系、
ハロゲン化炭化水素系、アミド系、その他、ジメチルス
ルホキシド、アセトニトリル、アセトン、酢酸エステ
ル、水等を用いることができる。また、これらを混合溶
媒として使用することもできる。
り異なるが、−78℃から溶媒の沸点の範囲で行えばよ
く、好ましくは室温から溶媒の沸点の範囲である。
あってもよく、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、
例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウ
ム、カルシウム等の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩およ
びアルコキサイド等、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水素化リチウム等の金属水素化物、n−ブチルリチ
ウム、メチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド
等のアルキルリチウム試薬、トリエチルアミン、N,N
―ジイソプロピルエチルアミン等の三級アミン類、その
他、1,8―ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデセ―
7―エン(DBU)、1,8―ジアザビシクロ[4.
3.0] ノン―5―エン(DBN)、ジメチルアニリ
ン、N−メチルモルフォリン等の複素環化合物を用いる
ことができる。
ルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド等の四級アンモニウム塩やヨウ化カリウ
ム、ヨウ化ナトリウム等のアルカリ金属またはアルカリ
土類金属のヨウ化物およびクラウンエーテル等の存在下
で行うこともある。
ナトリウム等の金属炭酸塩や水素化ナトリウム、水素化
カリウム等の金属水素化物が好ましい。
合物(VI)の使用量および/または塩基の使用量が異
なってくる。
の場合は、化合物(VI)を1当量を使用して反応させ
るか、または塩基1から1.2当量の存在下で反応させ
ればよい。化合物(VI)を1当量使用する場合(理論
上は1当量でよいが、実際に反応を行う場合は、やや過
剰に用いてもよい。)は、塩基の量は1当量以上であれ
ばよいが、1から1.2当量が好ましい。塩基を1から
1.2当量使用する場合は、化合物(VI)の量は1当
量以上であればよいが、1当量(理論上は1当量でよい
が、実際に反応を行う場合は、やや過剰に用いてもよ
い。)が好ましい。
化合物(VI)および塩基を2当量以上使用すればよ
い。
対して1当量の化合物(VI)を反応させた後、化合物
(VII)を反応させ化合物(I−4)を製造する工程
について説明する。なお、化合物(VI)の量は理論上
は1当量でよいが、実際に反応を行う場合は、やや過剰
に用いてもよい。
び化合物(IV)に対して1当量の化合物(VI)を溶
媒中、塩基存在下で処理し、その後、化合物(VII)
を加え、塩基存在下で処理することによって得ることが
できる。
あれば特に制限はないが、用いる塩基に応じて、好まし
いものを選択すればよく、アルコール系、エーテル系、
ハロゲン化炭化水素系、アミド系、その他、ジメチルス
ルホキシド、アセトニトリル、アセトン、酢酸エステ
ル、水等を用いることができる。また、これらを混合溶
媒として使用することもできる。
り異なるが、−78℃から溶媒の沸点の範囲で行えばよ
く、好ましくは室温から溶媒の沸点の範囲である。
あってもよく、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、
例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウ
ム、カルシウム等の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩およ
びアルコキサイド等、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水素化リチウム等の金属水素化物、n−ブチルリチ
ウム、メチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド
等のアルキルリチウム試薬、トリエチルアミン、N,N
―ジイソプロピルエチルアミン等の三級アミン類、その
他、1,8―ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデセ―
7―エン(DBU)、1,8―ジアザビシクロ[4.
3.0] ノン―5―エン(DBN)、ジメチルアニリ
ン、N−メチルモルフォリン等の複素環化合物を用いる
ことができる。
ルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド等の四級アンモニウム塩やヨウ化カリウ
ム、ヨウ化ナトリウム等のアルカリ金属またはアルカリ
土類金属のヨウ化物およびクラウンエーテル等の存在下
で行うこともある。
ナトリウム等の金属炭酸塩や水素化ナトリウム、水素化
カリウム等の金属水素化物が好ましい。
当量、好ましくは2から16当量程度を反応の始めから
使用してもよいが、化合物(VI)を反応させる段階と
化合物(VII)を反応させる段階の2回に分けて使用
してもよい。化合物(VI)を反応させる段階では1当
量以上、好ましくは1から1.2当量の塩基を使用し、
化合物(VII)を反応させる段階では1当量以上の塩
基を使用すればよい。
合物(VI)を溶媒中、塩基存在下で処理して得られた
化合物を一度単離した後、該化合物と化合物(VII)
を溶媒中、塩基存在下で処理することによっても得るこ
とができる。
造する場合、炭素数が多い方(同じ場合は、分枝状の
方)をR41として反応させ、その後炭素数が小さい方
(同じ場合は、直鎖状の方)をR51として反応させるの
が好ましい。
環することにより得ることができる。具体的には、化合
物(II)を溶媒中、塩基存在下で処理することによっ
て得ることができる。また、化合物(III)は、化合
物(II)を溶媒中、アルキルアルミニウム試薬存在下
で処理することによっても得ることができる。
ば特に制限はないが、用いる塩基、アルキルアルミニウ
ム試薬に応じて、好ましいものを選択すればよく、アル
コール系、エーテル系、ハロゲン化炭化水素系、アミド
系、芳香族炭化水素系、その他、アセトニトリル、アセ
トン、酢酸エステル、水等を用いることができる。ま
た、これらを混合溶媒として使用することもできる。
(THF)等のエーテル系、塩化メチレン等のハロゲン
化炭素系およびトルエン等の芳香族炭化水素系が好まし
い。
り異なるが、−78℃から溶媒の沸点の範囲で行えばよ
く、好ましくは0℃から溶媒の沸点の範囲である。反応
は室温でも進行するが、加熱して反応を促進させてもよ
い。
して1から15当量の範囲でよく、好ましくは1から5
当量程度である。
メチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイ
ソブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリ
ド、ジエチルアルミニウムクロリド、メチルアルミニウ
ムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド等が例示
でき、特にトリメチルアルミニウムが好ましい。
常、化合物(II)に対して1から15当量の範囲でよ
く、好ましくは1から5当量程度である。
I)を溶媒中、加熱下で処理することによっても得るこ
とができる。
ば特に制限はないが、アルコール系、エーテル系、ハロ
ゲン化炭化水素系、アミド系、芳香族炭化水素系、その
他、アセトニトリル、アセトン、酢酸エステル、水等を
用いることができる。また、これらを混合溶媒として使
用することもできる。
(THF)等のエーテル系、塩化メチレン等のハロゲン
化炭素系およびトルエン等の芳香族炭化水素系が好まし
い。
40℃から溶媒の沸点の範囲で行えばよく、加熱還流下
で行うのが好ましい。
(I)のうちR2 がアミノ基の保護基でR3 が水素原子
のものを使用すればよいが、R2 およびR3 が共にアミ
ノ基の保護基である化合物(I)のアミノ基の保護基R
3 を常法(ティー.ダブリュウ.グリーン(T.W.Green)
等の「プロテクティブ グループ イン オルガニック
シンセシス(Protective Group in Organic Synthesi
s)」 ウィリイ(Wiley), 1991等を参照。)にて脱保護
することによっても得られる。例えば、R3 が、アシル
基である場合には加水分解により、アルコキシカルボニ
ル基またはアラルキルオキシカルボニル基である場合に
は無溶媒あるいは溶媒中カチオンスカベンジャーの存在
下あるいは非存在下、酸で処理することにより、また、
フェニル基部分がメチル、エチル等の低級アルキル、メ
トキシ、エトキシ等の低級アルコキシ、ニトロ、場合に
よってはハロゲンが置換していても良いベンジル基類で
は、溶媒中、触媒を用いて酸またはアルカリ存在下ある
いは非存在下、水素化分解することにより脱保護するこ
とができる。
は、酸またはアルカリを用いて行われ、酸性加水分解に
は塩酸、硫酸等の酸を、アルカリ性加水分解には水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアルコラート
等のアルカリを用い、これら酸またはアルカリの水溶
液、もしくは、メタノール、エタノール等のアルコール
系有機溶媒、あるいは含水有機溶媒による溶液として脱
保護の反応に用いることができ、反応温度は室温から溶
媒の沸点において行われる。
基またはアラルキルオキシカルボニル基の場合には、溶
媒として脱保護の反応に不活性なものであれば特に制限
はないが、アルコール系、エーテル系、ハロゲン化炭化
水素系、芳香族炭化水素系、その他、アセトニトリル、
アセトン、酢酸エステル、水、酢酸等あるいはこれらを
混合溶媒等を用いることができ、カチオンスカベンジャ
ーとしては、たとえば、アニソール、チオアニソール等
が挙げられ、酸としては、たとえば、p―トルエンスル
ホン酸、メタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、トリフ
ルオロ酢酸等が挙げられる。反応温度は氷冷下から溶媒
の沸点において行われる。
の低級アルキル、メトキシ、エトキシ等の低級アルコキ
シ、ニトロ、場合によってはハロゲンが置換していても
良いベンジル基類の水素化分解では、溶媒として反応に
不活性なものであれば特に制限はないが、アルコール
系、アミド系、芳香族炭化水素系、その他、アセトニト
リル、ギ酸、酢酸等を用いることができる。また、触媒
としては、5%パラジウム炭素、10%パラジウム炭
素、20%パラジウム炭素、ラネーニッケル等の含金属
化合物が挙げられ、酸またはアルカリとしては、塩酸、
臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等の鉱
酸あるいは、p―トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸等の有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化カルシウム、アンモニア水等の無機塩基が挙げられ
る。反応温度は室温から200℃の範囲で行えばよく、
水素圧は常圧から150気圧の範囲において行われる。
説明する。
ルエン、キシレン等が挙げられる。アルコール系として
は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール(IPA)、ブタノール、t―ブタノール等が
挙げられる。エーテル系としては、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン(THF)、ジメトキシエタン、
1、4―ジオキサン等が挙げられる。アミド系としては
ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミ
ド(DMAc)等が挙げられる。ハロゲン化炭化水素系
としては、クロロホルム、塩化メチレン、1、2―ジク
ロロエタン(EDC)等が挙げられる。
平3―95176号公報、特開平4―149174号公
報記載の方法により抗菌剤の合成中間体へ導くことがで
きる。以下、実施例および参考例を挙げて本発明をさら
に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
キシカルボニル)アミノ] −2−シクロプロピル−3−
オクソブチレート エチル 4−[ (tert−ブトキシカルボニル)アミ
ノ] −3−オクソブチレート(822.0mg)および
1,2−ジブロモエタン(1.86g)をアセトン(3
3ml)に溶解した。室温にて、攪拌しながら炭酸カリ
ウム(2.74g)を加え、反応液を9時間加熱還流し
た。溶媒を減圧留去し、残留物に水を加え、酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(酢酸エチル−トルエン=1:3)に付し、粗生成
物653.8mgを得た。さらに、この粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ノルマ
ルヘキサン=1:3)に付し、標題化合物547.4m
gを無色油状物として得た。
(3H,t,J=7.0Hz),1.45(9H,
s),1.57(4H,s),4.21(2H,q,J
=7.0Hz),4.49(2H,d,J=5.0H
z),5.30(1H,brs) MS(m/z):272,216,172,170,5
7
シカルボニル)アミノ] −2−シクロプロピル−3−オ
クソブチレート エチル 4−[ (ベンジルオキシカルボニル)アミノ]
−3−オクソブチレート(558.6mg)および1,
2−ジブロモエタン(1.10g)をアセトン(20m
l)に溶解した。室温にて、攪拌しながら炭酸カリウム
(1.66g)を加え、反応液を9時間加熱還流した。
溶媒を減圧留去し、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(酢酸エチル−トルエン=1:3)に付し、粗生成物2
27.7mgを得た。さらに、この粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ノルマルヘ
キサン=1:3)に付し、標題化合物189.9mgを
無色油状物として得た。
(3H,t,J=7.0Hz),1.58(4H,
s),4.21(2H,q,J=7.0Hz),4.5
9(2H,d,J=5.0Hz),5.12(2H,
s),5.46(1H,brs),7.46〜7.39
(5H,m) MS(m/z):306,262,91
rt−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−シクロプロ
ピル−3−オクソブチレート エチル 4−[ ベンジル(tert−ブトキシカルボニ
ル)アミノ] −3−オクソブチレート(100.0m
g)および1,2−ジブロモエタン(69.8mg)を
N,N−ジメチルホルムアミド(6ml)に溶解した。
室温にて、攪拌しながら炭酸カリウム(98.6mg)
を加え、そのままの温度で15時間30分攪拌した。反
応液に氷水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽
和塩化アンモニウム水溶液、水および飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル−トルエン=1:3)に付し、粗生成物75.2mg
を得た。さらに、この粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル−ノルマルヘキサン=1:
3)に付し、標題化合物55.7mgを無色油状物とし
て得た。
(3H,t,J=7.2Hz),1.38〜1.60
(4H,m),1.46(9H,s),4.13(2
H,q,J=7.2Hz),4.40,4.45(2
H,s×2),4.48(2H,s),7.20〜7.
38(5H,m)
rt−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−シクロプロ
ピル−3−オクソブチレート エチル 4−[ ベンジル(tert−ブトキシカルボニ
ル)アミノ] −3−オクソブチレート(100.0m
g)および1,2−ジブロモエタン(167.5mg)
をアセトン(6ml)に溶解した。室温にて、攪拌しな
がら炭酸カリウム(246.5mg)を加え、反応液を
6時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残留物に水を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化アンモ
ニウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル−トルエン=1:
3)に付し、粗生成物84.3mgを得た。さらに、こ
の粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル−ノルマルヘキサン=1:3)に付し、標題化
合物75.8mgを無色油状物として得た。NMRスペ
クトルは実施例3で得たものと一致した。
4,7−ジオキソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン エチル 4−[ (tert−ブトキシカルボニル)アミ
ノ] −2−シクロプロピル−3−オクソブチレート(2
00.0mg)をテトラヒドロフラン(30ml)に溶
解した。氷冷下攪拌しながら、60%水素化ナトリウム
(43.8mg)を加え、そのままの温度で3時間攪拌
した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(酢酸エチル−ノルマルヘキサン=1:3)
に付し、標題化合物23.4mgを白色結晶として得
た。
s),1.75〜1.87(4H,m),4.29(2
H,s) 元素分析値: C11H15NO4 として 理論値(%): C 58.66; H 6.71; N 6.22 分析値(%): C 58.39; H 6.58; N 6.06
4,7−ジオキソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン アルゴン気流下、エチル 4−[ (tert−ブトキシ
カルボニル)アミノ]−2−シクロプロピル−3−オク
ソブチレート(137.1mg)をトルエン(10.1
ml)に溶解した。氷冷下攪拌しながら、1.01Mト
リメチルアルミニウムノルマルヘキサン溶液(1.10
ml)を加え、そのままの温度で21時間攪拌した。反
応液に1規定塩酸を加え、室温にて30分間攪拌した
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル−ノルマルヘキサン=1:3)に付し、標題化合物4
6.0mgを白色結晶として得た。各種スペクトルデー
タは、実施例5で得たものと一致した。
−4,7−ジオキソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタ
ン アルゴン気流下、エチル 4−[ (ベンジルオキシカル
ボニル)アミノ] −2−シクロプロピル−3−オクソブ
チレート(200.0mg)をトルエン(13.1m
l)に溶解した。氷冷下攪拌しながら、1.01Mトリ
メチルアルミニウム ノルマルヘキサン溶液(1.30
ml)を加え、そのままの温度で21時間攪拌した。反
応液に1規定塩酸を加え、室温にて30分間攪拌した
後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル−ノルマルヘキサン=1:3)に付し、標題化合物3
5.7mgを白色結晶として得た。
(4H,m),4.35(2H,s),5.34(2
H,s),7.28〜7.36(5H,m) 元素分析値: C14H13NO4 として 理論値(%): C 64.86; H 5.05; N 5.40 分析値(%): C 64.66; H 5.05; N 5.37
2−シクロプロピル−3−オクソブチレート アルゴン気流下、エチル 4−[ (ベンジルオキシカル
ボニル)アミノ] −2−シクロプロピル−3−オクソブ
チレート(131.5mg)を塩化メチレン(1ml)
に溶解した。氷冷下攪拌しながら、トリフルオロ酢酸
(1.82ml)を加えた。反応液を室温で1時間30
分攪拌した。反応液を留去し、残渣に1規定水酸化ナト
リウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去後、標題化合物84.9mgを無色油
状物質として得た。本品は精製することなく、次の工程
に用いた。
4(3H,t,J=7.2Hz),1.51(4H,
s),3.77(2H,s),4.01(2H,s),
4.16(2H,q,J=7.2Hz),7.20〜
7.43(5H,m)
ソ−5−アザスピロ[2.4]ヘプタン エチル 4−ベンジルアミノ−2−シクロプロピル−3
−オクソブチレートの粗体(84.9mg)をトルエン
(5ml)に溶解し、反応液を30分間加熱還流した。
反応液を留去後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル−トルエン=1:4)に付
し、標題化合物56.3mgを白色結晶として得た。
(4H,m),3.79(2H,s),4.68(2
H,s),7.26〜7.42(5H,m) 元素分析値:C13H13NO2 として 理論値(%):C 72.54; H 6.09; N 6.51 分析値(%):C 72.41; H 6.03; N 6.46
トキシカルボニル)アミノ] −3−オクソブチレート アルゴン気流下、N−t−ブトキシカルボニルグリシン
350mgをテトラヒドロフラン(10ml)に溶解し
た。氷冷攪拌下、反応液に1,1’−カルボニルジイミ
ダゾール(356.7mg)を加えた後、室温にて1時
間攪拌した。−78℃にてこの反応液に別途、酢酸エチ
ル(0.78ml)、1.6M n−ブチルリチウム
ノルマルヘキサン溶液(5ml)およびジイソプロピル
アミン(1.12ml)より調製したリチウムエノレー
トのテトラヒドロフラン溶液(10ml)を滴下し、そ
のままの温度で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アン
モニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル−ノルマルヘキサン=1:1)に
付し、標題化合物185.6mgを無色油状物として得
た。
(3H,t,J=7.2Hz),1.45(9H,
s),3.49(2H,s),4.13(2H,d,J
=5.0Hz),4.21(2H,q,J=7.2H
z),5.30 (1H,brs)MS(m/z):2
46,190,146,144,57
トキシカルボニル)アミノ] −3−オクソブチレート アルゴン気流下、N−t−ブトキシカルボニルグリシン
(1.75g)をテトラヒドロフラン(20ml)に溶
解した。氷冷攪拌下、反応液に1,1’−カルボニルジ
イミダゾール(1.95g)を加えた後、室温にて1時
間攪拌した。この反応液を別途、カリウムマロン酸エチ
ル(2.55g)および塩化マグネシウム(920m
g)により調製したマグネシウムマロネートのテトラヒ
ドロフラン懸濁液(15ml)へ室温にて滴下し、その
ままの温度で20時間攪拌した。反応液に飽和硫酸水素
カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−
ノルマルヘキサン=1:1)に付し、標題化合物1.8
6gを無色油状物として得た。各種スペクトルデータは
参考例1で得られたものと一致した。
シカルボニル)アミノ] −3−オクソブチレート アルゴン気流下、N−ベンジルオキシカルボニルグリシ
ン(418.4mg)をテトラヒドロフラン(10m
l)に溶解した。氷冷攪拌下、反応液に1,1’−カル
ボニルジイミダゾール(356.7mg)を加えた後、
室温にて1時間攪拌した。−78℃にてこの反応液に別
途、酢酸エチル(0.78ml)、1.6M n−ブチ
ルリチウム ノルマルヘキサン溶液(5ml)およびジ
イソプロピルアミン(1.12ml)より調製したリチ
ウムエノレートのテトラヒドロフラン溶液(10ml)
を滴下し、そのままの温度で1時間攪拌した。反応液に
飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ノルマルヘキサン
=1:1)に付し、標題化合物216mgを無色油状物
として得た。
J=7.2Hz),3.48(2H,s),4.20
(2H,q,J=7.2Hz),4.22(2H,d,
J=5.0Hz),5.12(2H,s),5.44
(1H,brs),7.31〜7.38(5H,m)
シカルボニル)アミノ] −3−オクソブチレート アルゴン気流下、N−ベンジルオキシカルボニルグリシ
ン(2.09g)をテトラヒドロフラン(20ml)に
溶解した。氷冷攪拌下、反応液に1,1’−カルボニル
ジイミダゾール(1.95g)を加えた後、室温にて2
時間攪拌した。この反応液を別途、カリウムマロン酸エ
チル(2.55g)および塩化マグネシウム(920m
g)により調製したマグネシウムマロネートのテトラヒ
ドロフラン懸濁液(15ml)へ室温にて滴下し、その
ままの温度で20時間攪拌した。反応液に飽和硫酸水素
カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去後、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−
ノルマルヘキサン=1:1)に付し、標題化合物2.4
2gを無色油状物として得た。各種スペクトルデータは
参考例3で得られたものと一致した。
−ブトキシカルボニル)グリシン ベンジルグリシン(606mg)をメタノール(60m
l)に溶解した。室温にて、反応液にトリエチルアミン
(8.36ml)およびジtert−ブチルジカルボネ
ート(1.31g)のテトラヒドロフラン溶液(10m
l)を加えた。そのままの温度で、反応液を20時間攪
拌した。反応液を留去後、残渣に飽和硫酸水素カリウム
水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽
和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム−メタノール=20:1)に付し、標準
化合物1.04gを白色結晶として得た。
s),3.81,3.97(2H,s×2),4.53
(2H,d,J=8.9Hz),7.20〜7.39
(5H,m),10.59(1H,brs)
rt−ブトキシカルボニル)アミノ]−3−オクソブチ
レート アルゴン気流下、N−ベンジル−N−(tert−ブト
キシカルボニル)グリシン(500.0mg)をテトラ
ヒドロフラン(5ml)に溶解した。氷冷攪拌下、反応
液に1,1’−カルボニルジイミダゾール(458.9
mg)を加えた後、室温にて2時間攪拌した。この反応
液を別途、カリウムマロン酸エチル(481.1mg)
および塩化マグネシウム(173.3mg)により調製
したマグネシウムマロネートのテトラヒドロフラン懸濁
液(7ml)へ室温にて滴下し、そのままの温度で16
時間攪拌した。反応液に飽和硫酸水素カリウム水溶液を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル−ノルマルヘキサン=
1:3)に付し、標題化合物530.8mgを無色油状
物として得た。
(3H,t,J=7.2Hz),1.46,1.47
(9H,s×2),3.34,3.41(2H,s×
2),3.93,4.07(2H,s×2),4.16
(2H,q,J=7.2Hz),4.46,4.51
(2H,s×2),7.26〜7.38(5H,m)
Claims (35)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R2 およびR3 は各々独立して水素原子
またはアミノ基の保護基を意味し、R4 およびR5 は各
々独立して水素原子または炭素数1から6のアルキル基
を意味するか(ただし、R4 およびR5 が同時に水素原
子となる場合を除く。)、または一緒になってポリメチ
レン鎖を形成し、次の構造となってもよい。 【化2】 (式中、nは2から5の整数を意味する。)]で表され
る化合物 - 【請求項2】 式(I)中、R2 およびR3 のアミノ基
の保護基がアラルキル基、アルコキシカルボニル基、ア
ラルキルオキシカルボニル基またはアシル基である請求
項1に記載の化合物 - 【請求項3】 アラルキル基がベンジル基、α−メチル
ベンジル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、パラニト
ロベンジル基およびパラメトキシベンジル基、アルコキ
シカルボニル基がt―ブトキシカルボニル基、メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基および2,2,2
−トリクロロエトキシカルボニル基、アラルキルオキシ
カルボニル基がベンジルオキシカルボニル基、パラメト
キシベンジルオキシカルボニル基およびパラニトロベン
ジルオキシカルボニル基、アシル基がホルミル基、アセ
チル基、プロパノイル基、ブチロイル基、t―ブチロイ
ル基、メトキシアセチル基、フルオロアセチル基、ジフ
ルオロアセチル基、トリフルオロアセチル基、クロロア
セチル基、ピバロイル基およびベンゾイル基である請求
項2に記載の化合物 - 【請求項4】 式(I)中、R1 がエチル基、R2 がベ
ンジル基、R3 がt-ブトキシカルボニル基であり、R4
およびR5 が一緒になって、nが2であるエチレン鎖
を形成したものである請求項1に記載の化合物 - 【請求項5】 式(I)中、R1 がエチル基、R2 がt
- ブトキシカルボニル基、R3 が水素原子であり、R4
およびR5 が一緒になって、nが2であるエチレン鎖を
形成したものである請求項1に記載の化合物 - 【請求項6】 式(I)中、R1 がエチル基、R2 がベ
ンジルオキシカルボニル基、R3 が水素原子であり、R
4 およびR5 が一緒になって、nが2であるエチレン鎖
を形成したものである請求項1に記載の化合物 - 【請求項7】 式(I)中、R1 がエチル基、R2 がベ
ンジル基、R3 が水素原子であり、R4 およびR5 が一
緒になって、nが2であるエチレン鎖を形成したもので
ある請求項1に記載の化合物 - 【請求項8】 式(III−1) 【化3】 [式中、R21はアルコキシカルボニル基、アラルキルオ
キシカルボニル基またはアシル基を意味し、R4 および
R5 は各々独立して水素原子または炭素数1から6のア
ルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5 が同時
に水素原子となる場合を除く。)、または一緒になって
ポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよい。 【化4】 (式中、nは2から5の整数を意味する。)]で表され
る化合物 - 【請求項9】 式(III−1)中、R21がホルミル
基、アセチル基、プロパノイル基、ブチロイル基、t―
ブチロイル基、メトキシアセチル基、フルオロアセチル
基、ジフルオロアセチル基、トリフルオロアセチル基、
クロロアセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基、t―
ブトキシカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキ
シカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカル
ボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、パラメトキシ
ベンジルオキシカルボニル基またはパラニトロベンジル
オキシカルボニル基である請求項8に記載の化合物 - 【請求項10】 式(III−1)中、R21がt- ブト
キシカルボニル基であり、R4 およびR5 が一緒になっ
て、nが2であるエチレン鎖を形成したものである請求
項8に記載の化合物 - 【請求項11】 式(III−1)中、R21がベンジル
オキシカルボニル基であり、R4 およびR5 が一緒にな
って、nが2であるエチレン鎖を形成したものである請
求項8に記載の化合物 - 【請求項12】 式(IV) 【化5】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(V) 【化6】 X1 ―(CH2 )n ―X2 (V) (式中、nは2から5の整数を意味し、X1 およびX2
は各々独立して求核置換反応において脱離する原子また
は基を意味する。)で表される化合物を塩基の存在下に
処理することを特徴とする式(I−1) 【化7】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、nは2から5の整数を意味する。)で表される化合
物の製造法 - 【請求項13】 X1 およびX2 がハロゲン原子である
請求項12に記載の製造法 - 【請求項14】 R1 がエチル基、R21がt- ブトキシ
カルボニル基、R31がベンジル基、nが2、X1 および
X2 が臭素原子である請求項12に記載の製造法 - 【請求項15】 R1 がエチル基、R21がt- ブトキシ
カルボニル基、R31が水素原子、nが2、X1 およびX
2 が臭素原子である請求項12に記載の製造法 - 【請求項16】 R1 がエチル基、R21がベンジルオキ
シカルボニル基、R31が水素原子、nが2、X1 および
X2 が臭素原子である請求項12に記載の製造法 - 【請求項17】 式(IV) 【化8】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(VI) 【化9】R41―X3 (VI) (式中、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味し、
X3 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−2)および/または式(I−
3) 【化10】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)
で表される化合物の製造法 - 【請求項18】 式(IV) 【化11】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(VI) 【化12】R41―X3 (VI) (式中、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味し、
X3 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−3) 【化13】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)
で表される化合物の製造法 - 【請求項19】 式(VI)の化合物の量が、式(I
V)の化合物に対して1当量である請求項18に記載の
製造法 - 【請求項20】 式(IV) 【化14】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(VI) 【化15】R41―X3 (VI) (式中、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味し、
X3 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−2) 【化16】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)
で表される化合物の製造法 - 【請求項21】 式(VI)の化合物の量が、式(I
V)の化合物に対して2当量以上である請求項20に記
載の製造法 - 【請求項22】 式(IV) 【化17】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味す
る。)で表される化合物と式(IV)の化合物に対して
1当量の式(VI) 【化18】R41―X3 (VI) (式中、R41は炭素数1から6の整数を意味し、X3 は
求核置換反応において脱離する原子または基を意味す
る。)で表される化合物を塩基の存在下に処理し、続い
て式(VII) 【化19】R51―X4 (VII) (式中、R51は炭素数1から6のアルキル基を意味し、
X4 は求核置換反応において脱離する原子または基を意
味する。)で表される化合物を塩基の存在下に処理する
ことを特徴とする式(I−4) 【化20】 (式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R21はアルコキシカルボニル基、アラル
キルオキシカルボニル基またはアシル基を意味し、R31
は水素原子、アラルキル基、アルコキシカルボニル基、
アラルキルオキシカルボニル基またはアシル基を意味
し、R41は炭素数1から6のアルキル基を意味し、R51
は炭素数1から6のアルキル基を意味する。)で表され
る化合物の製造法 - 【請求項23】 式(IV)の化合物と式(VI)の化
合物を処理する際、塩基の使用量が式(IV)の化合物
に対して1から1.2当量である請求項22に記載の製
造法 - 【請求項24】 式(II) 【化21】 [式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R22はアミノ基の保護基を意味し、R4
およびR5 は各々独立して水素原子または炭素数1から
6のアルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5
が同時に水素原子となる場合を除く。)、または一緒に
なってポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよ
い。 【化22】 (式中、nは2から5の整数を意味する。)]で表され
る化合物を、塩基またはアルキルアルミニウム試薬の存
在下処理することを特徴とする式(III) 【化23】 [式中、R22はアミノ基の保護基を意味し、R4 および
R5 は各々独立して水素原子または炭素数1から6のア
ルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5が同時
に水素原子となる場合を除く。)、または一緒になって
ポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよい。 【化24】 (式中、nは2から5の整数を意味する。)]で表され
る化合物の製造法 - 【請求項25】 式(II)中、R22のアミノ基の保護
基がアラルキル基、アルコキシカルボニル基、アラルキ
ルオキシカルボニル基またはアシル基である請求項24
に記載の製造法 - 【請求項26】 アラルキル基がベンジル基、α−メチ
ルベンジル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、パラニ
トロベンジル基およびパラメトキシベンジル基、アルコ
キシカルボニル基がt―ブトキシカルボニル基、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基および2,2,
2−トリクロロエトキシカルボニル基、アラルキルオキ
シカルボニル基がベンジルオキシカルボニル基、パラメ
トキシベンジルオキシカルボニル基およびパラニトロベ
ンジルオキシカルボニル基、アシル基がホルミル基、ア
セチル基、プロパノイル基、ブチロイル基、t―ブチロ
イル基、メトキシアセチル基、フルオロアセチル基、ジ
フルオロアセチル基、トリフルオロアセチル基、クロロ
アセチル基、ピバロイル基およびベンゾイル基である請
求項25に記載の化合物 - 【請求項27】 式(II)中、R22のアミノ基の保護
基がアルコキシカルボニル基またはアラルキルオキシカ
ルボニル基である請求項24に記載の製造法 - 【請求項28】 R1 がエチル基、R22がt―ブトキシ
カルボニル基であり、R4 およびR5 が一緒になって、
nが2であるエチレン鎖を形成したものである化合物
を、塩基の存在下に処理する請求項24に記載の製造法 - 【請求項29】 R1 がエチル基、R22がt―ブトキシ
カルボニル基であり、R4 およびR5 が一緒になって、
nが2であるエチレン鎖を形成したものである化合物
を、アルキルアルミニウム試薬の存在下に処理する請求
項24に記載の製造法 - 【請求項30】 R1 がエチル基、R22がベンジルオキ
シカルボニル基であり、R4 およびR5 が一緒になっ
て、nが2であるエチレン鎖を形成したものである化合
物を、アルキルアルミニウム試薬の存在下に処理する請
求項24に記載の製造法 - 【請求項31】 式(II) 【化25】 [式中、R1 は水素原子または炭素数1から6のアルキ
ル基を意味し、R22はアミノ基の保護基を意味し、R4
およびR5 は各々独立して水素原子または炭素数1から
6のアルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5
が同時に水素原子となる場合を除く。)、または一緒に
なってポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよ
い。 【化26】 (式中、nは2から5の整数を意味する。)]で表され
る化合物を、加熱下処理することを特徴とする式(II
I) 【化27】 [式中、R22はアミノ基の保護基を意味し、R4 および
R5 は各々独立して水素原子または炭素数1から6のア
ルキル基を意味するか(ただし、R4 およびR5が同時
に水素原子となる場合を除く。)、または一緒になって
ポリメチレン鎖を形成し、次の構造となってもよい。 【化28】 (式中、nは2から5の整数を意味する。)]で表され
る化合物の製造法 - 【請求項32】 式(II)中、R22のアミノ基の保護
基がアラルキル基、アルコキシカルボニル基、アラルキ
ルオキシカルボニル基またはアシル基である請求項31
に記載の製造法 - 【請求項33】 アラルキル基がベンジル基、α−メチ
ルベンジル基、トリチル基、ベンズヒドリル基、パラニ
トロベンジル基およびパラメトキシベンジル基、アルコ
キシカルボニル基がt―ブトキシカルボニル基、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基および2,2,
2−トリクロロエトキシカルボニル基、アラルキルオキ
シカルボニル基がベンジルオキシカルボニル基、パラメ
トキシベンジルオキシカルボニル基およびパラニトロベ
ンジルオキシカルボニル基、アシル基がホルミル基、ア
セチル基、プロパノイル基、ブチロイル基、t―ブチロ
イル基、メトキシアセチル基、フルオロアセチル基、ジ
フルオロアセチル基、トリフルオロアセチル基、クロロ
アセチル基、ピバロイル基およびベンゾイル基である請
求項32に記載の化合物 - 【請求項34】 式(II)中、R22のアミノ基の保護
基がアラルキル基である請求項31に記載の製造法 - 【請求項35】 R1 がエチル基、R22がベンジル基で
あり、R4 およびR5が一緒になって、nが2であるエ
チレン鎖を形成したものである請求項31に記載の製造
法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20621397A JP4181233B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ピロリジン−2,4−ジオン誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20621397A JP4181233B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ピロリジン−2,4−ジオン誘導体の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1149750A true JPH1149750A (ja) | 1999-02-23 |
JP4181233B2 JP4181233B2 (ja) | 2008-11-12 |
Family
ID=16519647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20621397A Expired - Fee Related JP4181233B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | ピロリジン−2,4−ジオン誘導体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4181233B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014278A1 (fr) * | 2000-08-08 | 2002-02-21 | Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. | Procedes de preparation de composes bicycliques et intermediaires de mise en oeuvre |
JP2017132793A (ja) * | 2011-08-19 | 2017-08-03 | パセオン オーストリア ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | R−ビフェニルアラニノールの合成 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20621397A patent/JP4181233B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014278A1 (fr) * | 2000-08-08 | 2002-02-21 | Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. | Procedes de preparation de composes bicycliques et intermediaires de mise en oeuvre |
US7074837B2 (en) | 2000-08-08 | 2006-07-11 | Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. | Processes for preparation of bicyclic compounds and intermediates therefor |
CN1293054C (zh) * | 2000-08-08 | 2007-01-03 | 第一制药株式会社 | 双环化合物的制备方法和中间体 |
JP2017132793A (ja) * | 2011-08-19 | 2017-08-03 | パセオン オーストリア ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | R−ビフェニルアラニノールの合成 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4181233B2 (ja) | 2008-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100205769B1 (ko) | 트랜스아제티디논의 입체선택적 제조방법 | |
JPH0623150B2 (ja) | 光学活性3−ヒドロキシブタン酸類の製造方法 | |
WO2011156355A1 (en) | Production method of phenyl guanidine salts and their intermediates | |
CN111527067B (zh) | 1-[5-(2-氟苯基)-1-(吡啶-3-基磺酰基)-1h-吡咯-3-基]-n-甲基甲胺单富马酸盐的制造法 | |
JP5301676B2 (ja) | (3s,4s)−4−((r)−2−(ベンジルオキシ)トリデシル)−3−ヘキシル−2−オキセタノンの製造方法及びそれに用いられる新規な中間体 | |
JP4181233B2 (ja) | ピロリジン−2,4−ジオン誘導体の製法 | |
KR100766578B1 (ko) | 레바미피드의 제조방법 | |
KR100205767B1 (ko) | 아제티디논의 입체 선택적인 제조방법 | |
WO2007024113A1 (en) | Process for the preparation of chiral 3-hydroxy pyrrolidine compound and derivatives thereof having high optical purity | |
WO2007029267A1 (en) | Process for industrially viable preparation of imidapril hydrochloride | |
WO2019239364A1 (en) | Process for the preparation of lifitegrast | |
WO2004099136A1 (ja) | ピロリジン誘導体の製造方法 | |
WO2017168438A1 (en) | Process for preparing pure allyl protected keto derivative | |
JP3684339B2 (ja) | カルバペネム化合物の製造方法 | |
JP2735840B2 (ja) | ピラゾリジン誘導体およびピラゾリジノン誘導体 | |
JPH08143517A (ja) | 光学活性3−アミノ−1,2−ブタンジオール誘導体の製造法 | |
JP4157175B2 (ja) | 2′−ピロリジンプロパン酸誘導体の製造方法 | |
KR100413172B1 (ko) | 퀴놀리논 유도체의 제조방법 | |
JP3855686B2 (ja) | 3,3−ジアルコキシ−2−ヒドロキシイミノ誘導体及びその製造法 | |
KR0182192B1 (ko) | 광학활성형 (3r,4s)-3-알콕시-4-페닐-2-아제티디논의 선택적 제조방법 | |
JP2022035954A (ja) | N-Boc-ラクタム誘導体及びその製造方法、並びに、環状アミン誘導体の製造方法 | |
JP2734646B2 (ja) | 2,2―ジフルオロカルボン酸誘導体の新規合成法 | |
KR100532042B1 (ko) | 질소가 이중치환된 7-아미노-3,5-디하이드록시 헵탄산유도체의 제조방법 | |
KR20020038466A (ko) | 카르보스티릴 유도체의 제조방법 | |
JP3013760B2 (ja) | 4−ヒドロキシ−2−ピロリドンの製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070921 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071115 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20071115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080825 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080829 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |