JPH1149325A - コンベヤ装置 - Google Patents

コンベヤ装置

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JPH1149325A
JPH1149325A JP20620597A JP20620597A JPH1149325A JP H1149325 A JPH1149325 A JP H1149325A JP 20620597 A JP20620597 A JP 20620597A JP 20620597 A JP20620597 A JP 20620597A JP H1149325 A JPH1149325 A JP H1149325A
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JP
Japan
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pulley
downstream
upstream
belt
conveyor
Prior art date
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Application number
JP20620597A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Shinomiya
宏明 四宮
Toshiaki Uehara
俊明 上原
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湾曲部が存在するトンネルに適したコンベヤ
装置を提供する。 【解決手段】 トンネル23の上流部25に位置するテ
ールプーリ34と下流部27に位置するヘッドプーリ1
5とに巻き掛けられた無端状のコンベヤベルト47にお
いて、当該コンベヤベルト47のトンネル23の湾曲し
た中間部26に位置している部分を、キャリヤ用縦型プ
ーリ37,41とリターン用縦型プーリ38,42とに
よって略垂直に捻転支持して、前記の中間部26におけ
るコンベヤベルト47の通過を図り、トンネル23の上
流部25と下流部27との間で、単一のコンベヤベルト
47を周回させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル工事の排
出土砂の搬送用のコンベヤ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】横堀式シールド工法によるトンネル工事
の排出土砂(ずり)を搬送するためのコンベヤ装置は、
トンネル掘進装置の後方に設けられている。
【0003】図4はトンネル掘進装置及びコンベヤ装置
の一例である。
【0004】トンネル掘進装置1は、トンネル2を掘進
するトンネルボーリングマシン本体3(以下、TBM本
体という)と、該TBM本体3の後方のトンネル2内の
下部にトンネル2の長手方向に敷設されたレール4と、
該レール4上に移動自在に配置された複数のTBM後続
設備台車5と、前記のレール4上に移動自在に配置され
たコンベヤ乗継ぎ台車6と、前記のTBM本体3のずり
シュート(図示せず)下から前記のコンベヤ乗継ぎ台車
6までの間にTBM後続設備台車5の上面に沿って延び
るように設けられたTBMコンベヤ7とによって構成さ
れている。
【0005】トンネル掘進装置1の後方に配置されたコ
ンベヤ装置8は、コンベヤ乗継ぎ台車6のTBMコンベ
ヤ7頭部の側方下部の所定位置に枢支されたテールプー
リ9と、該テールプーリ9からトンネル2の軸線に平行
してトンネル2の外部へ延びる線上の所定位置に固設さ
れた頭部乗継ぎ台10と、該頭部乗継ぎ台10のトンネ
ル2側に配置されたベルト延伸機構46と、コンベヤベ
ルト21とを有する。
【0006】ベルト延伸機構46は、図5に示すように
頭部乗継ぎ台10のトンネル2側に移動自在に設けられ
たベルト延伸用のプーリ台車11と、該プーリ台車11
のトンネル2側の所定位置に固設されたプーリ台12
と、該プーリ台12のトンネル2側に配置・固定された
ベルト延伸用の電動ウインチ13と、該電動ウインチ1
3のトンネル2側に固設されたベルト延伸用のロープ巻
上用リール14とを備えている。
【0007】頭部乗継ぎ台10は、上部先端に配置され
たヘッドプーリ15と、下部に配置されたタンデム型の
駆動プーリ16aを有する駆動装置16と、トンネル2
側後面に上下方向に所定の間隔を置いて配置された3個
のベンドプーリ17とを有する。
【0008】プーリ台車11は、コンベヤ装置8の延設
方向に敷設されたレール4上に移動自在に上架されてお
り、前記の頭部乗継ぎ台10側の前面に、前記のベンド
プーリ17に対峙するように上下方向に配置された3個
のベンドプーリ18と、トンネル2側の後面に配置され
た複数のローププーリ19とを有する。
【0009】プーリ台12は、プーリ台車11に設けら
れたローププーリ19に対応するように取り付けられた
複数のローププーリ20を有する。
【0010】コンベヤベルト21は、前記の駆動プーリ
16aからヘッドプーリ15を経てテールプーリ9に掛
け回され、更に、頭部乗継ぎ台10のベンドプーリ17
とプーリ台車11のベンドプーリ18とに交互に掛け渡
されたのち、駆動プーリ16aへ戻るよう無端状に張設
されている。
【0011】このコンベヤベルト21は、ヘッドプーリ
15からテールプーリ9までの間において、図示してい
ないコンベヤガーダ上に所定の間隔を隔てて配置され且
つ所要のトラフ角度を有するキャリヤローラ(図示せ
ず)によって移動自在に支持され、テールプーリ9から
ベンドプーリ17までの間では、図示していないコンベ
ヤガーダの下面に所定の間隔を隔てて配置されているリ
ターンローラ(図示せず)によって移動自在に支持され
ている。
【0012】ロープ巻上げ用リール14から繰り出され
たワイヤロープ22は、ベルト延伸用の電動ウインチ1
3に巻掛けられたのち、プーリ台車11のローププーリ
19とプーリ台12のローププーリ20との間に交互に
巻掛けられ、その先端部はプーリ台12に固定されてお
り、ロープ巻上げ用リール14によって電動ウインチ1
3のトルク伝達に必要な初期張力が付与されている。
【0013】而して、電動ウインチ13を作動し、ロー
プ巻上げ用リール14にワイヤロープ22を巻き込むこ
とによって、コンベヤベルト21に所定の張力を付与し
得るようになっている。
【0014】また、ベルト延伸用の電動ウインチ13に
よってワイヤロープ22が繰り出されると、プーリ台車
11が頭部乗継ぎ台10方向へ移動し、該プーリ台車1
1のベンドプーリ18と頭部乗継ぎ台10のベンドプー
リ17との間に掛け回されているコンベヤベルト21が
頭部乗継ぎ台10とコンベヤ乗継ぎ台車6との間に繰り
出され、頭部乗継ぎ台10とコンベヤ乗継ぎ台車6との
間のコンベヤベルト21の長さの変化に対応できるよう
になっている。
【0015】トンネル掘進装置1のTBM本体3によっ
てトンネル2を掘進する際に排出される土砂(ずり)
は、TBM本体3から図示していないずりシュートを介
してTBMコンベヤ7に移載され、該TBMコンベヤ7
によってコンベヤ乗継ぎ台車6まで搬送され、TBMコ
ンベヤ7の頭部からコンベヤ装置8のテールプーリ9近
傍のコンベヤベルト21上に供給され、コンベヤ装置8
によって頭部乗継ぎ台10まで搬送され、コンベヤ装置
8頭部のヘッドプーリ15部分から下流側のベルトコン
ベヤ(図示せず)などに供給されることによって、トン
ネル2内から排除される。
【0016】トンネル掘進装置1によるトンネル2の掘
進作業は、TBM本体3が前進することによって行なわ
れるので、TBM本体3とともにTBMコンベヤ7がト
ンネル2の先端方向へ移動する。
【0017】TBMコンベヤ7の移動に伴いコンベヤ装
置8のテールプーリ9も移動し、コンベヤ装置8の長さ
に変化を生じるが、ベルト延伸機構46の作動によりロ
ープ巻上用リール14に巻き込まれているワイヤロープ
22をタイムリーに繰り出してコンベヤベルト21を延
伸させることによって、TBMコンベヤ7の移動に起因
するコンベヤ装置8の長さの変化に対応する。
【0018】従来、上述のようなトンネル掘進装置1及
びコンベヤ装置8によって掘削されるトンネルの一部に
湾曲部分が存在するときには、湾曲部分のトンネル先端
側とトンネル出口側とに、それぞれ別々のコンベヤ装置
8を配置し、湾曲部分には複数の短いコンベヤを配置し
て土砂の排出を行なうようにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところが、トンネルの
湾曲部分のトンネル先端側に、図4及び図5に示すよう
なコンベヤ装置8を配置する場合、トンネルの内部は非
常に狭いので、コンベヤ装置8の駆動装置16、ベルト
緊張機構、及びベルト延伸機構46などを配置するスペ
ースを別途に設けなければならず、トンネル掘削に要す
る工期が長くなり、また、工事コストが嵩むという問題
があった。
【0020】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、湾曲部が存在するトンネルに適したコンベヤ装置を
提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のコンベヤ装置において
は、土砂搬送経路の搬送方向上流端に略水平に配置した
テールプーリと、土砂搬送経路の中間部分において、土
砂搬送経路が搬送方向上流側から下流側に向かって横方
向へ湾曲を開始する箇所付近に略水平に配置した上流側
中間プーリと、該上流側中間プーリの上流側近傍箇所に
略垂直に配置した上流側キャリヤ用プーリ及び上流側リ
ターン用プーリと、土砂搬送経路の搬送方向下流端に略
水平に配置したヘッドプーリと、土砂搬送経路の中間部
分において、土砂搬送経路が搬送方向上流側から下流側
に向かって横方向への湾曲を完了する箇所付近に略水平
に配置した下流側中間プーリと、該下流側中間プーリの
下流側近傍箇所に略垂直に配置した下流側キャリヤ用プ
ーリ及び下流側リターン用プーリと、テールプーリ、上
流側中間プーリ、上流側キャリヤ用プーリ、下流側キャ
リヤ用プーリ、下流側中間プーリ、ヘッドプーリ、下流
側リターン用プーリ、上流側リターン用プーリに周回可
能に巻き掛けられた無端状の搬送ベルトとを備えてい
る。
【0022】本発明の請求項2に記載のコンベヤ装置に
おいては、本発明の請求項1に記載のコンベヤ装置の構
成に加えて、テールプーリをトンネル掘進装置の後端部
に支持している。
【0023】本発明の請求項3に記載のコンベヤ装置に
おいては、本発明の請求項1に記載のコンベヤ装置の構
成に加えて、土砂搬送経路の搬送方向下流側近傍部分
に、搬送ベルトに対するベルト延伸機構を設けている。
【0024】本発明の請求項4に記載のコンベヤ装置に
おいては、本発明の請求項1に記載のコンベヤ装置の構
成に加えて、土砂搬送経路の搬送方向下流側近傍部分
に、搬送ベルトに対するベルト緊張機構を設けている。
【0025】本発明の請求項1に記載のコンベヤ装置で
は、土砂搬送経路の湾曲が開始される箇所から湾曲が完
了する箇所までの間の搬送ベルトを、上流側キャリヤプ
ーリ及び下流側キャリヤプーリと、上流側リターンプー
リ及び下流側リターンプーリとによって略垂直に捻転支
持し、土砂搬送経路の湾曲部分に沿って搬送ベルトを通
過させる。
【0026】本発明の請求項2に記載のコンベヤ装置で
は、トンネル掘進装置の前進とともにコンベヤ装置のテ
ールプーリが移動する。
【0027】本発明の請求項3に記載のコンベヤ装置で
は、ベルト延伸機構が搬送ベルトに対して延伸を許容す
る。
【0028】本発明の請求項4に記載のコンベヤ装置で
は、ベルト緊張機構が搬送ベルトに対して所要の張力を
付与する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0030】図1から図3は本発明のコンベヤ装置の実
施の形態の一例であり、図中、図4及び図5と同一符号
を付したものは同一物を表す。
【0031】トンネル推進装置によって掘削されたトン
ネル23は、切り羽から直線的に略水平に延びる土砂搬
送経路24の土砂搬送方向上流側の上流部25と、該上
流部25の土砂搬送方向下流側に連続し且つ略水平に湾
曲する中間部26と、該中間部26の土砂搬送方向下流
側に連続し且つ直線的に略水平に延びる下流部27とを
有する。
【0032】コンベヤ装置28は、前記のトンネル23
の上流部25に、トンネル23に沿って直線的に延びる
コンベヤ上流部29と、該コンベヤ上流部29の土砂搬
送方向下流側端部の近傍に設けた上流側ベルト捻転機構
30と、該上流側ベルト捻転機構30を経てトンネル2
3の中間部26に沿って曲線状に延びるコンベヤ中間部
31と、該コンベヤ中間部31の土砂搬送方向下流側端
部の近傍に設けた下流側ベルト捻転機構32と、該下流
側ベルト捻転機構32を経てトンネル23の下流部27
に沿って直線的に延び且つトンネル23の外部に駆動装
置16などを備えたコンベヤ下流部33とによって構成
されている。
【0033】コンベヤ上流部29は、図2に示すように
土砂搬送経路24の搬送方向上流端(TBMコンベヤ7
の頭部)のコンベヤ乗継ぎ台車6のTBMコンベヤ7頭
部側方下部に、略水平に配置したテールプーリ34を尾
部に有し、該テールプーリ34からトンネル23の上流
部25の軸線に平行してトンネル23の中間部26の直
前まで直線的に延び、トンネル23の中間部26が横方
向へ湾曲を開始する箇所付近に、コンベヤ装置28のキ
ャリヤ側に略水平に配置したキャリヤ側ベルト用の上流
側ベンドプーリ35を有し、該上流側ベンドプーリ35
から土砂搬送方向上流側へ所定の間隔を隔てた位置のリ
ターン側に、前記のキャリヤ側ベルト用の上流側ベンド
プーリ35に略平行に配置したリターン側ベルト用の上
流側ベンドプーリ36を有する。
【0034】上流側ベルト捻転機構30は、前記のキャ
リヤ側ベルト用の上流側ベンドプーリ35の土砂搬送方
向上流側の所定箇所のコンベヤ装置28幅方向の中央
部、及び幅方向のトンネル23の中間部26の湾曲内側
面近傍に、略垂直に且つ互いに平行するように配置した
2本のキャリヤ用縦型プーリ37,37を有し、前記の
リターン側ベルト用の上流側ベンドプーリ36の土砂搬
送方向上流側の所定箇所のコンベヤ装置28幅方向の中
央部、及び幅方向のトンネル23の湾曲内側面近傍に、
略垂直に且つ互いに平行するように配置した2本のリタ
ーン用縦型プーリ38,38を有する。
【0035】この上流側ベルト捻転機構30は、テール
プーリ34から上流側ベンドプーリ35までの間、図示
しないキャリヤローラによって略水平に支持されている
キャリヤ側ベルト47aを、前記のキャリヤ側ベルト用
の上流側ベンドプーリ35に掛け渡したのち、キャリヤ
側ベルト47aを捻転して、前記のキャリヤ用縦型プー
リ37,37に掛け回して略垂直状態となし、テールプ
ーリ34から上流側ベンドプーリ36までの間、図示し
ないリターンローラによって略水平に支持されているリ
ターン側ベルト47bを、リターン側ベルト用の上流側
ベンドプーリ36に掛け渡したのち、リターン側ベルト
47bを捻転して、前記のリターン用縦型プーリ38,
38に掛け回して略垂直状態となし得るようになってい
る。
【0036】コンベヤ中間部31は、トンネル23の中
間部26の湾曲面に沿って所定の間隔を隔て且つ略垂直
に配置された複数のキャリヤ用縦型ローラ39とリター
ン用縦型ローラ40とを有し、前記のキャリヤ用縦型プ
ーリ37,37からトンネル23の下流部27へ延びる
キャリヤ側ベルト47a及び前記のリターン用縦型プー
リ38,38からトンネル23の下流部27へ延びるリ
ターン側ベルト47bを、それぞれ略垂直状態に支持し
得るように形成されている。
【0037】下流側ベルト捻転機構32は、トンネル2
3の中間部26が横方向への湾曲を完了する箇所付近の
トンネル23の下流部27の所定箇所において、コンベ
ヤ装置28の幅方向の中央部、及び幅方向のトンネル2
3の湾曲内側面近傍に、略垂直に且つ互いに平行するよ
うに配置した2本のキャリヤ用縦型プーリ41,41を
有し、該キャリヤ用縦型プーリ41,41の土砂搬送方
向下流側の所定箇所において、コンベヤ装置28の幅方
向の中央部、及び幅方向のトンネル23の湾曲内側面近
傍に、略垂直に且つ互いに平行するように配置した2本
のリターン用縦型プーリ42,42を有する。
【0038】コンベヤ下流部33は、トンネル23の下
流部27の土砂搬送方向上流側端部付近のコンベヤ装置
28のキャリヤ側に、略水平に配置したキャリヤ側ベル
ト用の下流側ベンドプーリ43を有し、該キャリヤ側ベ
ルト用の下流側ベンドプーリ43の土砂搬送方向下流側
へ所定の間隔を隔てた位置のリターン側に、前記のキャ
リヤ側ベルト用の下流側ベンドプーリ43に略平行に配
置したリターン側ベルト用の下流側ベンドプーリ44を
有する。
【0039】而して、コンベヤ中間部31のキャリヤ用
縦型ローラ39によって、略垂直状態に支持されている
キャリヤ側ベルト47aを、前記の下流側ベルト捻転機
構32のキャリヤ用縦型プーリ41,41に掛け回した
のち、該キャリヤ側ベルト47aを捻転して、前記のコ
ンベヤ下流部33のキャリヤ側ベルト用の下流側ベンド
プーリ43に掛け渡して略水平状態に支持し、また、前
記のコンベヤ中間部31のリターン用縦型ローラ40に
よって、略垂直状態に支持されているリターン側ベルト
47bを、前記の下流側ベルト捻転機構32のリターン
用縦型プーリ42,42に掛け回したのち、該リターン
側ベルト47bを捻転して、前記のコンベヤ下流部33
のリターン側ベルト用の下流側ベンドプーリ44に掛け
渡して略水平状態に支持し得るように形成する。
【0040】更に、前記のキャリア側ベルト用の下流側
ベンドプーリ43からトンネル23の下流部27の軸線
に平行してトンネル23の外部へ延びる線上の所定位置
に固設された頭部乗継ぎ台10と、該頭部乗継ぎ台10
のトンネル23側に配置されたベルト延伸機構とを設け
る。
【0041】ベルト延伸機構は、図5に示す従来例のベ
ルト延伸機構46と変わるところがないので説明を省略
する。
【0042】コンベヤベルト47は、前記の駆動装置1
6の駆動プーリ16aからヘッドプーリ15を経て土砂
搬送方向上流側へ延び、図示しないキャリヤローラによ
り水平に支持されてコンベヤ下流部33のキャリヤ側ベ
ルト用の下流側ベンドプーリ43に至り、該キャリヤ側
ベルト用の下流側ベンドプーリ43に掛け渡されたの
ち、捻転され下流側ベルト捻転機構32のキャリヤ用縦
型プーリ41,41に掛け回されて略垂直状態となり、
コンベヤ中間部31のキャリヤ用縦型ローラ39に支持
されてトンネル23の湾曲している中間部26の壁際を
通り、上流側ベルト捻転機構30のキャリヤ用縦型プー
リ37,37に掛け回されたのち、捻転されコンベヤ上
流部29のキャリヤ側ベルト用の上流側ベンドプーリ3
5に掛け渡されて略水平状態となり、図示しないキャリ
ヤローラに支持されてテールプーリ34まで延び、該テ
ールプーリ34に掛け回されている。
【0043】更に、テールプーリ34において、コンベ
ヤ装置28のリターン側に掛け回されたコンベヤベルト
47は、土砂搬送方向下流側へ延び、図示しないリター
ンローラにより水平に支持されてコンベヤ上流部29の
リターン側ベルト用の上流側ベンドプーリ36に至り、
該リターン側ベルト用の上流側ベンドプーリ36に掛け
回されたのち、捻転され上流側ベルト捻転機構30のリ
ターン用縦型プーリ38,38に掛け渡されて略垂直状
態となり、コンベヤ中間部31のリターン用縦型ローラ
40に支持されてトンネル23の湾曲している中間部2
6の壁際を通り、下流側ベルト捻転機構32のリターン
用縦型プーリ42,42に掛け回されたのち、捻転され
コンベヤ下流部33のリターン側ベルト用の下流側ベン
ドプーリ44に掛け渡されて略水平状態となり、図示し
ないリターンローラに支持されて頭部乗継ぎ台10に至
り、頭部乗継ぎ台10のベンドプーリ17とプーリ台車
11のベンドプーリ18とに交互に掛け渡されたのち、
駆動装置16へ戻るように張設されている。
【0044】図1の45はポータブルコンベヤであり、
該ポータブルコンベヤ45は、トンネル23の中間部2
6の湾曲状態に合わせて縦列に組合せるのに適合した長
さを有し、前記の中間部26に設置されているコンベヤ
中間部31と並行するように配置されており、コンベヤ
上流部29のキャリヤ側ベルト用の上流側ベンドプーリ
35に巻き掛けられたコンベヤベルト47から放出され
る土砂を受けて、順次、土砂搬送方向下流側へ搬送し、
コンベヤ下流部33のキャリヤ側ベルト用の下流側ベン
ドプーリ43近傍に連絡する最下流側のポータブルコン
ベヤ45からコンベヤ下流部33のコンベヤベルト47
上に供給し得るように形成されている。
【0045】以下、図1から図3に示すコンベヤ装置の
作動について説明する。
【0046】トンネル掘進装置1のTBM本体3によっ
てトンネル23を掘進する際に排出される土砂(ずり)
は、TBM本体3からTBMコンベヤ7を介してコンベ
ヤ乗継ぎ台車6まで搬送され、TBMコンベヤ7の頭部
からコンベヤ装置28のコンベヤ上流部29のテールプ
ーリ34近傍のコンベヤベルト47上に供給され、該コ
ンベヤ上流部29によってトンネル23の上流部25の
土砂搬送方向下流側端部まで搬送され、該下流側端部に
おいて、コンベヤ上流部29のキャリヤ側ベルト用の上
流側ベンドプーリ35部分からトンネル23の中間部2
6の土砂搬送方向上流側端部に配置されているポータブ
ルコンベヤ45上に供給され、中間部26の全長にわた
って配置されている複数のポータブルコンベヤ45によ
ってトンネル23の中間部26の土砂搬送方向下流側端
部まで搬送され、該下流側端部において、ポータブルコ
ンベヤ45からコンベヤ下流部33のキャリヤ側ベルト
用の下流側ベンドプーリ43部分の近傍のコンベヤベル
ト47上に供給され、該コンベヤ下流部33によって頭
部乗継ぎ台10まで搬送され、コンベヤ装置28頭部の
ヘッドプーリ15部分から下流側のベルトコンベヤ(図
示せず)などに供給されることによって、トンネル23
内から排除される。
【0047】トンネル23の上流部25の土砂搬送方向
下流側端部近傍において、ポータブルコンベヤ45へ土
砂を供給したあとのコンベヤベルト47のキャリヤ側ベ
ルト47aは、コンベヤ上流部29のキャリヤ側ベルト
用の上流側ベンドプーリ35に掛け回され捻転されて上
流側ベルト捻転機構30のキャリヤ用縦型プーリ37,
37に掛け回され、略垂直状態となってコンベヤ中間部
31のキャリヤ用縦型ローラ39に支持され、トンネル
23の湾曲している中間部26の壁際を通り、該中間部
26の土砂搬送方向下流側端部近傍において、下流側ベ
ルト捻転機構32のキャリヤ用縦型プーリ41,41に
掛け回され捻転されてコンベヤ下流部33のキャリヤ側
ベルト用の下流側ベンドプーリ43に掛け回され、略水
平状態に支持されたあと、トンネル23の中間部26の
土砂搬送方向下流側端部近傍に配置されているポータブ
ルコンベヤ45から土砂の供給を受ける。
【0048】なお、トンネル掘進装置1によるトンネル
23の掘進作業に伴うTBMコンベヤ7の移動に起因し
て生じるコンベヤ装置28の長さの変化に対しては、図
5に示すベルト延伸機構46の作動によりロープ巻上用
リール14に巻き込まれているワイヤロープ22をタイ
ムリーに繰り出すことによって対応しコンベヤベルト4
7を延伸させることは、従来例と変わらない。
【0049】このように、図1から図3に示すコンベヤ
装置では、トンネル23の上流部25に位置するテール
プーリ34と下流部27に位置するヘッドプーリ15と
に巻き掛けられた無端状のコンベヤベルト47におい
て、当該コンベヤベルト47のトンネル23の湾曲した
中間部26に位置している部分を、キャリヤ用縦型プー
リ37,41とリターン用縦型プーリ38,42とによ
って略垂直に捻転支持して、前記の中間部26における
コンベヤベルト47の通過を図るので、トンネル23の
上流部25と下流部27との間で、単一のコンベヤベル
ト47を周回させることができ、よって、トンネル23
の内部に図5に示すような駆動装置16、ベルト延伸機
構46などを設ける必要がなく、トンネル掘削に要する
工期が短縮され、工事コストの削減を図ることが可能と
なる。
【0050】なお、本発明のコンベヤ装置は上述した形
態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコンベヤ装
置では、土砂搬送経路の湾曲が開始される箇所から湾曲
が完了する箇所までの間の搬送ベルトを、上流側キャリ
ヤプーリ及び下流側キャリヤプーリと、上流側リターン
プーリ及び下流側リターンプーリとによって、略垂直に
捻転支持し、土砂搬送経路の湾曲部分における搬送ベル
トの通過を図るので、土砂搬送経路の上流部と下流部と
の間で、単一の搬送ベルトを周回させることができ、よ
って、土砂搬送経路の湾曲部分の前後に、駆動機構及び
ベルト延伸機構などを設ける必要がなく、トンネル掘削
に要する工期が短縮され、また、工事コストの削減を図
ることができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンベヤ装置の実施の形態の一例を示
す平面図である。
【図2】図1に関連するコンベヤ装置のコンベヤ上流部
の斜視図である。
【図3】図1に関連するコンベヤ装置のコンベヤ下流部
の斜視図である。
【図4】従来のトンネル掘進装置とコンベヤ装置の一例
を示す概略側面図である。
【図5】図4に関連するコンベヤ装置の頭部側面図であ
る。
【符号の説明】
1 トンネル掘進装置 15 ヘッドプーリ 24 土砂搬送経路 34 テールプーリ 35 上流側ベンドプーリ(上流側中間プー
リ) 36 上流側ベンドプーリ(上流側中間プー
リ) 37 キャリヤ用縦型プーリ(上流側キャリヤ
用プーリ) 38 リターン用縦型プーリ(上流側リターン
用プーリ) 41 キャリヤ用縦型プーリ(下流側キャリヤ
用プーリ) 42 リターン用縦型プーリ(下流側リターン
用プーリ) 43 下流側ベンドプーリ(下流側中間プー
リ) 44 下流側ベンドプーリ(下流側中間プー
リ) 46 ベルト延伸機構 47 コンベヤベルト(搬送ベルト)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土砂搬送経路の搬送方向上流端に略水平
    に配置したテールプーリと、土砂搬送経路の中間部分に
    おいて、土砂搬送経路が搬送方向上流側から下流側に向
    かって横方向へ湾曲を開始する箇所付近に略水平に配置
    した上流側中間プーリと、該上流側中間プーリの上流側
    近傍箇所に略垂直に配置した上流側キャリヤ用プーリ及
    び上流側リターン用プーリと、土砂搬送経路の搬送方向
    下流端に略水平に配置したヘッドプーリと、土砂搬送経
    路の中間部分において、土砂搬送経路が搬送方向上流側
    から下流側に向かって横方向への湾曲を完了する箇所付
    近に略水平に配置した下流側中間プーリと、該下流側中
    間プーリの下流側近傍箇所に略垂直に配置した下流側キ
    ャリヤ用プーリ及び下流側リターン用プーリと、テール
    プーリ、上流側中間プーリ、上流側キャリヤ用プーリ、
    下流側キャリヤ用プーリ、下流側中間プーリ、ヘッドプ
    ーリ、下流側リターン用プーリ、上流側リターン用プー
    リに周回可能に巻き掛けられた無端状の搬送ベルトとを
    備えてなることを特徴とするコンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 テールプーリをトンネル掘進装置の後端
    部に支持した請求項1に記載のコンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 土砂搬送経路の搬送方向下流側近傍部分
    に、搬送ベルトに対するベルト延伸機構を設けた請求項
    1に記載のコンベヤ装置。
  4. 【請求項4】 土砂搬送経路の搬送方向下流側近傍部分
    に、搬送ベルトに対するベルト緊張機構を設けた請求項
    1に記載のコンベヤ装置。
JP20620597A 1997-07-31 1997-07-31 コンベヤ装置 Pending JPH1149325A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT514346A1 (de) * 2013-05-28 2014-12-15 Sandvik Mining & Constr Oy Umlenkeinrichtung für einen ein Endlosförderband aufweisenden Gurtbandförderer

Cited By (3)

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