JPH1148959A - 軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置及び方法 - Google Patents
軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置及び方法Info
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- JPH1148959A JPH1148959A JP22311297A JP22311297A JPH1148959A JP H1148959 A JPH1148959 A JP H1148959A JP 22311297 A JP22311297 A JP 22311297A JP 22311297 A JP22311297 A JP 22311297A JP H1148959 A JPH1148959 A JP H1148959A
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- Japan
- Prior art keywords
- parking brake
- tire
- mode
- track
- vehicle
- Prior art date
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軌陸両用車両における駐車ブレーキのフール
プルーフ化をできる限り図った軌陸両用車両の駐車ブレ
ーキ警報装置及び方法を提供する。 【解決手段】 車両をタイヤ1によって陸上自走可能と
するタイヤモードTと、車両を軌道輪2によって軌上自
走可能とする軌道輪モードRとを設定自在とされたモー
ド設定器SW6を有する軌陸両用車両の駐車ブレーキ警
報装置において、タイヤ用駐車ブレーキB1の作動状態
を検出し出力する検出手段SW4と、軌道輪用駐車ブレ
ーキB2の作動状態を検出し出力する検出手段SW5
と、モード設定器SW6をタイヤモードTに設定したと
き検出手段SW4の出力側に結合し、一方、モード設定
器SW6を軌道輪モードRに設定したとき検出手段SW
5の出力側に結合するスイッチR5と、変速レバーSW
3が中立位置N以外にの位置へシフトしたとき又はシフ
トしているとき、かつ検出手段SW4、SW5のいずれ
か一方からスイッチR5を介してブレーキの効き状態の
信号を受けたときに警報ブザーZを鳴らす論理手段Y3
とを有する。
プルーフ化をできる限り図った軌陸両用車両の駐車ブレ
ーキ警報装置及び方法を提供する。 【解決手段】 車両をタイヤ1によって陸上自走可能と
するタイヤモードTと、車両を軌道輪2によって軌上自
走可能とする軌道輪モードRとを設定自在とされたモー
ド設定器SW6を有する軌陸両用車両の駐車ブレーキ警
報装置において、タイヤ用駐車ブレーキB1の作動状態
を検出し出力する検出手段SW4と、軌道輪用駐車ブレ
ーキB2の作動状態を検出し出力する検出手段SW5
と、モード設定器SW6をタイヤモードTに設定したと
き検出手段SW4の出力側に結合し、一方、モード設定
器SW6を軌道輪モードRに設定したとき検出手段SW
5の出力側に結合するスイッチR5と、変速レバーSW
3が中立位置N以外にの位置へシフトしたとき又はシフ
トしているとき、かつ検出手段SW4、SW5のいずれ
か一方からスイッチR5を介してブレーキの効き状態の
信号を受けたときに警報ブザーZを鳴らす論理手段Y3
とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌陸両用車両の駐
車ブレーキ警報装置及び方法に関する。
車ブレーキ警報装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】軌陸両用車両はタイヤと軌道輪とを切換
え使用自在に有し、陸上自走と軌上自走とを達成する。
このような車両では、車体上にクレーンや掘削用バケッ
ト等の作業機を有し、軌上での有事に際してタイヤを用
いて現場近くまで陸上自走し、そしてタイヤを軌道輪に
代えて軌上に乗り込み(これを「転車」という、以下同
じ)軌上自走して現場に到着する。これにより列車のダ
イヤ等の大幅な乱れを阻止し、もって有事に即応可能と
されている。このような車両は通常、モード設定器、タ
イヤ用変速機、軌道輪用変速機、これら変速機に変速指
令を入力する変速レバー、タイヤ用駐車ブレーキ、軌道
輪用駐車ブレーキ及び駐車ブレーキ警報装置を有する。
え使用自在に有し、陸上自走と軌上自走とを達成する。
このような車両では、車体上にクレーンや掘削用バケッ
ト等の作業機を有し、軌上での有事に際してタイヤを用
いて現場近くまで陸上自走し、そしてタイヤを軌道輪に
代えて軌上に乗り込み(これを「転車」という、以下同
じ)軌上自走して現場に到着する。これにより列車のダ
イヤ等の大幅な乱れを阻止し、もって有事に即応可能と
されている。このような車両は通常、モード設定器、タ
イヤ用変速機、軌道輪用変速機、これら変速機に変速指
令を入力する変速レバー、タイヤ用駐車ブレーキ、軌道
輪用駐車ブレーキ及び駐車ブレーキ警報装置を有する。
【0003】モード設定器は普通、タイヤモード、転車
モード及び転車モードの3モードを有して運転席に設け
られ、オペレータのマニュアル操作によって設定自在と
されている。即ち陸上自走するときは、モード設定器を
タイヤモードとし、これにより車両を陸上自走するに好
適な形態に変容させる。軌上自走するときは、モード設
定器を軌道輪モードとし、これにより車両を軌上自走す
るに好適な形態に変容させる。そして陸上自走と軌上自
走との間の移行は、モード設定器を転車モードとし、こ
れにより車両を移行形態に変容させる。これら変容に
は、次に述べるタイヤ用変速機と軌道輪用変速機との切
換えも含まれる。
モード及び転車モードの3モードを有して運転席に設け
られ、オペレータのマニュアル操作によって設定自在と
されている。即ち陸上自走するときは、モード設定器を
タイヤモードとし、これにより車両を陸上自走するに好
適な形態に変容させる。軌上自走するときは、モード設
定器を軌道輪モードとし、これにより車両を軌上自走す
るに好適な形態に変容させる。そして陸上自走と軌上自
走との間の移行は、モード設定器を転車モードとし、こ
れにより車両を移行形態に変容させる。これら変容に
は、次に述べるタイヤ用変速機と軌道輪用変速機との切
換えも含まれる。
【0004】タイヤ用変速機は例えば、中立、後進、前
進1速及び前進2速の4機構を有する機械式変速機であ
る。そしてこれら4機構の対し、これら4機構の夫々に
対応した4位置を有する変速レバーが電気的(又は油圧
的)に連結自在とされている。変速レバーは運転席に設
けられ、オペレータのマニュアル操作によって4位置を
設定自在とされている。
進1速及び前進2速の4機構を有する機械式変速機であ
る。そしてこれら4機構の対し、これら4機構の夫々に
対応した4位置を有する変速レバーが電気的(又は油圧
的)に連結自在とされている。変速レバーは運転席に設
けられ、オペレータのマニュアル操作によって4位置を
設定自在とされている。
【0005】軌道輪用変速機は例えば、可変容量型油圧
ポンプからの圧油を切換弁で遮断し、また連通方向を切
り換え、これにより油圧モータを停止させ、また正逆回
転させて油圧モータに連結した起動輪を停止、また正逆
回転させる油圧式変速機である。ここで切換弁は連通を
遮断する中立位置と、連通方向を切り換えられてなる後
進位置及び前進位置との3位置を有し、変速レバーに対
して電気的(又は油圧的)に連結自在されている。即ち
オペレータが変速レバーを中立位置にすると、切換弁は
中立位置となる。また変速レバーを後進位置にすると、
切換弁は後進位置となる。そして変速レバーを前進1速
位置及び前進2速位置に切換えると、切換弁は共に前進
位置となる。ここで変速レバーの前進1、2速位置は可
変容量型油圧ポンプの容量可変機構に電気的(又は油圧
的)に連結され、前進1速位置では可変容量型油圧ポン
プを大きい押し退け容積とする。一方、前進2速位置で
は可変容量式油圧ポンプを小さい押し退け容積とする。
即ちオペレータが変速レバーを前進1速位置としてアク
セルペダルを踏み込むと、踏み込み量に応じて車速が変
化する。このとき前進1速位置は可変容量式油圧ポンプ
を大きい押し退け容積としているため、高トルクの車速
が得られる。一方、オペレータが変速レバーを前進2速
位置としてアクセルペダルを踏み込むと、これも踏み込
み量に応じて車速が変化する。このとき前進2速位置は
可変容量型油圧ポンプを小さい押し退け容積としている
ため、高車速が得られる。勿論、車両によっては、上記
可変容量型油圧ポンプを固定容量型油圧ポンプとし、前
進1速位置のみの軌道輪用変速機もある。
ポンプからの圧油を切換弁で遮断し、また連通方向を切
り換え、これにより油圧モータを停止させ、また正逆回
転させて油圧モータに連結した起動輪を停止、また正逆
回転させる油圧式変速機である。ここで切換弁は連通を
遮断する中立位置と、連通方向を切り換えられてなる後
進位置及び前進位置との3位置を有し、変速レバーに対
して電気的(又は油圧的)に連結自在されている。即ち
オペレータが変速レバーを中立位置にすると、切換弁は
中立位置となる。また変速レバーを後進位置にすると、
切換弁は後進位置となる。そして変速レバーを前進1速
位置及び前進2速位置に切換えると、切換弁は共に前進
位置となる。ここで変速レバーの前進1、2速位置は可
変容量型油圧ポンプの容量可変機構に電気的(又は油圧
的)に連結され、前進1速位置では可変容量型油圧ポン
プを大きい押し退け容積とする。一方、前進2速位置で
は可変容量式油圧ポンプを小さい押し退け容積とする。
即ちオペレータが変速レバーを前進1速位置としてアク
セルペダルを踏み込むと、踏み込み量に応じて車速が変
化する。このとき前進1速位置は可変容量式油圧ポンプ
を大きい押し退け容積としているため、高トルクの車速
が得られる。一方、オペレータが変速レバーを前進2速
位置としてアクセルペダルを踏み込むと、これも踏み込
み量に応じて車速が変化する。このとき前進2速位置は
可変容量型油圧ポンプを小さい押し退け容積としている
ため、高車速が得られる。勿論、車両によっては、上記
可変容量型油圧ポンプを固定容量型油圧ポンプとし、前
進1速位置のみの軌道輪用変速機もある。
【0006】タイヤ用変速機と軌道輪用変速機との相互
間の切換えは、オペレータがモード設定器を切換えて行
う。即ちモード設定器をタイヤモードに設定すると、変
速レバーはタイヤ用変速機に対して電気的(又は油圧
的)に連結され、かつ軌道輪用変速機との電気的(又は
油圧的)連結を切る。一方、モード設定器を軌道輪モー
ドに設定すると、変速レバーはタイヤ用変速機との電気
的(又は油圧的)連結が切れ、その代わりに軌道輪用変
速機(具体的には切換弁及び可変容量型油圧ポンプの容
量可変機構)に対して電気的(又は油圧的)に連結す
る。そしてモード設定器を転車モードに切り換えると、
変速レバーは両変速機との電気的(又は油圧的)連結が
切れる構成とされている(尚、モード設定器を転車モー
ドに切り換えたとき、それまでの状態を維持するものも
ある)。
間の切換えは、オペレータがモード設定器を切換えて行
う。即ちモード設定器をタイヤモードに設定すると、変
速レバーはタイヤ用変速機に対して電気的(又は油圧
的)に連結され、かつ軌道輪用変速機との電気的(又は
油圧的)連結を切る。一方、モード設定器を軌道輪モー
ドに設定すると、変速レバーはタイヤ用変速機との電気
的(又は油圧的)連結が切れ、その代わりに軌道輪用変
速機(具体的には切換弁及び可変容量型油圧ポンプの容
量可変機構)に対して電気的(又は油圧的)に連結す
る。そしてモード設定器を転車モードに切り換えると、
変速レバーは両変速機との電気的(又は油圧的)連結が
切れる構成とされている(尚、モード設定器を転車モー
ドに切り換えたとき、それまでの状態を維持するものも
ある)。
【0007】即ち、タイヤ用変速機と軌道輪用変速機と
は夫々各種有るるが、殆どが1本の変速レバーでこれら
変速機に変速指令を入力して変速(以下「シフト」とい
う)し、また両変速機の相互間の切換えはモード設定器
の設定で行われる。
は夫々各種有るるが、殆どが1本の変速レバーでこれら
変速機に変速指令を入力して変速(以下「シフト」とい
う)し、また両変速機の相互間の切換えはモード設定器
の設定で行われる。
【0008】タイヤ用駐車ブレーキ、軌道輪用駐車ブレ
ーキ及び駐車ブレーキ警報装置は、駐車ブレーキ警報装
置の模式回路例である図5を参照し説明する。尚、駐車
ブレーキ警報装置を予め要約すれば、警報ブザーZを有
し、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いているとき、かつ
変速レバーSW3が中立位置Nから他位置B、F1又は
F2(後進位置B、前進1速位置F1又は前進2速位置
F2、以下同じ)へシフトしたとき又はシフトしている
ときに警報ブザーZを鳴らし、もってオペレータに対し
てタイヤ用駐車ブレーキB1の引きずりが生じないよう
に、警告するものである。詳しくは次の通り。
ーキ及び駐車ブレーキ警報装置は、駐車ブレーキ警報装
置の模式回路例である図5を参照し説明する。尚、駐車
ブレーキ警報装置を予め要約すれば、警報ブザーZを有
し、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いているとき、かつ
変速レバーSW3が中立位置Nから他位置B、F1又は
F2(後進位置B、前進1速位置F1又は前進2速位置
F2、以下同じ)へシフトしたとき又はシフトしている
ときに警報ブザーZを鳴らし、もってオペレータに対し
てタイヤ用駐車ブレーキB1の引きずりが生じないよう
に、警告するものである。詳しくは次の通り。
【0009】図5に例示したタイヤ用駐車ブレーキB
1、軌道輪用駐車ブレーキB2はバネB11、B21の
付勢力によって共に「効き」とされ、ソレノイドバルブ
V1、V2の切換えによって油圧源D1から圧油を受
け、この圧油がバネB11、B21の付勢力に抗するこ
とによって共に「解除」とされる形式である。
1、軌道輪用駐車ブレーキB2はバネB11、B21の
付勢力によって共に「効き」とされ、ソレノイドバルブ
V1、V2の切換えによって油圧源D1から圧油を受
け、この圧油がバネB11、B21の付勢力に抗するこ
とによって共に「解除」とされる形式である。
【0010】即ち電源D2にはタイヤ用駐車ブレーキB
1の効きを解除するためのタイヤ用駐車ブレーキ解除ス
イッチSW1と、軌道輪用駐車ブレーキB2の効きを解
除するための軌道輪用駐車ブレーキ解除スイッチSW2
と、変速レバーSW3に設けられてシフト状態を検出す
るスイッチ(即ち変速レバーSW3自体である)との一
側端子が夫々接続する。スイッチSW1、SW2はa接
点式であり、スイッチSW3と共に運転室内に設けら
れ、オペレータのマニュアル操作によって開閉自在とさ
れる。
1の効きを解除するためのタイヤ用駐車ブレーキ解除ス
イッチSW1と、軌道輪用駐車ブレーキB2の効きを解
除するための軌道輪用駐車ブレーキ解除スイッチSW2
と、変速レバーSW3に設けられてシフト状態を検出す
るスイッチ(即ち変速レバーSW3自体である)との一
側端子が夫々接続する。スイッチSW1、SW2はa接
点式であり、スイッチSW3と共に運転室内に設けら
れ、オペレータのマニュアル操作によって開閉自在とさ
れる。
【0011】電源D2にはさらにタイヤ用駐車ブレーキ
B1の効きを検出するためのスイッチSW4と、軌道輪
用駐車ブレーキB2の効きを検出するためのスイッチS
W5との一側端子が夫々接続する。スイッチSW4、S
W5はb接点式の圧力スイッチである。即ちスイッチS
W4はタイヤ用駐車ブレーキB1の油圧回路に設けら
れ、スイッチSW5は軌道輪用駐車ブレーキB2の油圧
回路に設けられる。そして夫々の油圧回路の油圧が所定
値以下のときに閉じ(即ち図5から明らかなように、両
駐車ブレーキB1、B2が効きのときに閉じ)、逆に夫
々の油圧回路内の油圧が所定値以上であるときに開く
(即ち両駐車ブレーキB1、B2が解除のときに開
く)。
B1の効きを検出するためのスイッチSW4と、軌道輪
用駐車ブレーキB2の効きを検出するためのスイッチS
W5との一側端子が夫々接続する。スイッチSW4、S
W5はb接点式の圧力スイッチである。即ちスイッチS
W4はタイヤ用駐車ブレーキB1の油圧回路に設けら
れ、スイッチSW5は軌道輪用駐車ブレーキB2の油圧
回路に設けられる。そして夫々の油圧回路の油圧が所定
値以下のときに閉じ(即ち図5から明らかなように、両
駐車ブレーキB1、B2が効きのときに閉じ)、逆に夫
々の油圧回路内の油圧が所定値以上であるときに開く
(即ち両駐車ブレーキB1、B2が解除のときに開
く)。
【0012】そして各スイッチSW1〜SW5の他側端
子は次のように接続する。
子は次のように接続する。
【0013】スイッチSW1の他側端子はソレノイドバ
ルブV1のソレノイドに接続する。ソレノイドバルブV
1は、ソレノイドに電流が流れないと、バネV11の付
勢力によって図示右位置とされてタイヤ用駐車ブレーキ
B1の圧油をドレンさせ、もってタイヤ用駐車ブレーキ
B1を効かす。一方、ソレノイドに電流が流れると、ソ
レノイドの電磁力がバネV11の付勢力に抗してソレノ
イドバルブV1を図示左位置に切換えて油圧源D1から
圧油をタイヤ用駐車ブレーキB1に与え、もってタイヤ
用駐車ブレーキB1の効きを解除する。またこのとき圧
油はスイッチSW4に作用し、これを「閉」から「開」
に切換える。
ルブV1のソレノイドに接続する。ソレノイドバルブV
1は、ソレノイドに電流が流れないと、バネV11の付
勢力によって図示右位置とされてタイヤ用駐車ブレーキ
B1の圧油をドレンさせ、もってタイヤ用駐車ブレーキ
B1を効かす。一方、ソレノイドに電流が流れると、ソ
レノイドの電磁力がバネV11の付勢力に抗してソレノ
イドバルブV1を図示左位置に切換えて油圧源D1から
圧油をタイヤ用駐車ブレーキB1に与え、もってタイヤ
用駐車ブレーキB1の効きを解除する。またこのとき圧
油はスイッチSW4に作用し、これを「閉」から「開」
に切換える。
【0014】スイッチSW2の他側端子はソレノイドバ
ルブV2のソレノイドに接続する。ソレノイドバルブV
2は、ソレノイドに電流が流れないと、バネV21の付
勢力によって図示右位置とされて軌道輪用駐車ブレーキ
B2の圧油をドレンさせ、もって軌道輪用駐車ブレーキ
B2を効かす。一方、ソレノイドに電流が流れると、ソ
レノイドの電磁力がバネV21の付勢力に抗してソレノ
イドバルブV2を図示左位置に切換えて油圧源D1から
圧油を軌道輪用駐車ブレーキB2に与え、もって軌道輪
用駐車ブレーキB2の効きを解除する。またこのとき圧
油はスイッチSW5に作用し、これを「閉」から「開」
に切換える。
ルブV2のソレノイドに接続する。ソレノイドバルブV
2は、ソレノイドに電流が流れないと、バネV21の付
勢力によって図示右位置とされて軌道輪用駐車ブレーキ
B2の圧油をドレンさせ、もって軌道輪用駐車ブレーキ
B2を効かす。一方、ソレノイドに電流が流れると、ソ
レノイドの電磁力がバネV21の付勢力に抗してソレノ
イドバルブV2を図示左位置に切換えて油圧源D1から
圧油を軌道輪用駐車ブレーキB2に与え、もって軌道輪
用駐車ブレーキB2の効きを解除する。またこのとき圧
油はスイッチSW5に作用し、これを「閉」から「開」
に切換える。
【0015】スイッチSW3は、前記の通り「変速レバ
ー」自体であり、例えば後進位置Bと、中立位置Nと、
前進1速位置F1と、前進2速位置F2とを有し、中立
位置Nを他端子として構成される。中立位置Nはインバ
ータXを経て論理積回路Y1の一側入力端子に接続する
(尚、図5のインバータX及び論理積回路Y1は両回路
での論理機能を示しており、例えば「IC素子」それ自
体を指す訳ではない、以下同じ)。勿論、インバータX
を無くし、中立位置Nを他側端子とせず、代わりに中立
位置N以外の他の位置B、F1、F2を他側端子として
もよい。
ー」自体であり、例えば後進位置Bと、中立位置Nと、
前進1速位置F1と、前進2速位置F2とを有し、中立
位置Nを他端子として構成される。中立位置Nはインバ
ータXを経て論理積回路Y1の一側入力端子に接続する
(尚、図5のインバータX及び論理積回路Y1は両回路
での論理機能を示しており、例えば「IC素子」それ自
体を指す訳ではない、以下同じ)。勿論、インバータX
を無くし、中立位置Nを他側端子とせず、代わりに中立
位置N以外の他の位置B、F1、F2を他側端子として
もよい。
【0016】スイッチSW4の他側端子は分岐し、一方
は警報灯L1に接続し、他方は論理積回路Y1の他側入
力端子に接続する。そして論理積回路Y1の出力端子は
警報ブザーZに接続する。警報ブザーZは論理積回路Y
1の出力が「H」であるとき警報を発する(以下、単に
「鳴る」とする)。
は警報灯L1に接続し、他方は論理積回路Y1の他側入
力端子に接続する。そして論理積回路Y1の出力端子は
警報ブザーZに接続する。警報ブザーZは論理積回路Y
1の出力が「H」であるとき警報を発する(以下、単に
「鳴る」とする)。
【0017】スイッチSW5の他側端子は、警報灯L2
に接続する。
に接続する。
【0018】上記駐車ブレーキ警報装置は次のように作
動する。尚、説明に先立ち電源D2について予め補足説
明しておく。車両ではバッテリやオルタネータと、各ス
イッチSW1〜SW5及びその他との間での電気的連結
を断続するためのエンジン始動回路生成位置及び充電回
路生成位置等を有するいわゆる「エンジン始動スイッ
チ」を有する。尚、エンジン始動に先立ち、充電回路等
を予め成立させておくメインスイッチを有してこのメイ
ンスイッチを入れた後にエンジン始動スイッチを入れる
形式の車両もある。このようなエンジン始動スイッチや
メインスイッチ等(以下、単に「エンジン始動スイッ
チ」とする)をオペレータが入れる(ONする)ことに
よってバッテリやオルタネータから各スイッチSW1〜
SW5への電流供給が可能となる。即ち電源D2はエン
ジン始動スイッチがONされて初めて生ずる。以下説明
を元に戻す。
動する。尚、説明に先立ち電源D2について予め補足説
明しておく。車両ではバッテリやオルタネータと、各ス
イッチSW1〜SW5及びその他との間での電気的連結
を断続するためのエンジン始動回路生成位置及び充電回
路生成位置等を有するいわゆる「エンジン始動スイッ
チ」を有する。尚、エンジン始動に先立ち、充電回路等
を予め成立させておくメインスイッチを有してこのメイ
ンスイッチを入れた後にエンジン始動スイッチを入れる
形式の車両もある。このようなエンジン始動スイッチや
メインスイッチ等(以下、単に「エンジン始動スイッ
チ」とする)をオペレータが入れる(ONする)ことに
よってバッテリやオルタネータから各スイッチSW1〜
SW5への電流供給が可能となる。即ち電源D2はエン
ジン始動スイッチがONされて初めて生ずる。以下説明
を元に戻す。
【0019】(1)車両の稼働前(モード設定器はタイ
ヤモードとする)、エンジン始動スイッチはOFFされ
ている。従って電源D2は生じない。即ちソレノイドバ
ルブV1、V2は図示右位置であり、駐車ブレーキB
1、B2はバネB11、B21の付勢力によって効き状
態である。またスイッチSW4、SW5は閉じているも
のの、電源D2が生じていないため警報灯L1、L2は
点灯せず、警報ブザーZも鳴らない。
ヤモードとする)、エンジン始動スイッチはOFFされ
ている。従って電源D2は生じない。即ちソレノイドバ
ルブV1、V2は図示右位置であり、駐車ブレーキB
1、B2はバネB11、B21の付勢力によって効き状
態である。またスイッチSW4、SW5は閉じているも
のの、電源D2が生じていないため警報灯L1、L2は
点灯せず、警報ブザーZも鳴らない。
【0020】(2)エンジン始動スイッチをONさせて
エンジンを始動させると(またその後のエンジンアイド
リング状態では)、電源D2が生ずる。電源D2からの
電流はスイッチSW4、SW5を経て警報灯L1、L2
に流れてこれらを点灯させる。ここで警報灯L1が点灯
するということは、論理積回路Y1の他側入力が「H」
となるということである。ところがスイッチSW3が中
立位置Nであるため、インバータXでの反転によって論
理積回路Y1の一側入力は「L」である。従って論理積
回路Y1の出力は「L」となり、警報ブザーZは鳴らな
い。つまりオペレータは警報灯L1、L2の点灯で駐車
ブレーキB1、B2の効きを知る。
エンジンを始動させると(またその後のエンジンアイド
リング状態では)、電源D2が生ずる。電源D2からの
電流はスイッチSW4、SW5を経て警報灯L1、L2
に流れてこれらを点灯させる。ここで警報灯L1が点灯
するということは、論理積回路Y1の他側入力が「H」
となるということである。ところがスイッチSW3が中
立位置Nであるため、インバータXでの反転によって論
理積回路Y1の一側入力は「L」である。従って論理積
回路Y1の出力は「L」となり、警報ブザーZは鳴らな
い。つまりオペレータは警報灯L1、L2の点灯で駐車
ブレーキB1、B2の効きを知る。
【0021】(3)陸上自走しようとするとき、オペレ
ータはタイヤ用駐車ブレーキB1を解除させるためにス
イッチSW1を閉じる。このようにすると、電源D2か
らの電流がソレノイドバルブV1を図示左位置に切換
え、これによりタイヤ用駐車ブレーキB1に油圧源D1
からの圧油が加わり、これを解除する(即ちスイッチS
W1は、その名の通り、タイヤ用駐車ブレーキ解除スイ
ッチSW1となる)。またこのとき油圧源D1からの圧
油によってスイッチSW4が開き、警報灯L1が消え
る。これと同時に、論理積回路Y1の他側入力が「L」
となる。従ってこのときも警報ブザーZは鳴らない。
ータはタイヤ用駐車ブレーキB1を解除させるためにス
イッチSW1を閉じる。このようにすると、電源D2か
らの電流がソレノイドバルブV1を図示左位置に切換
え、これによりタイヤ用駐車ブレーキB1に油圧源D1
からの圧油が加わり、これを解除する(即ちスイッチS
W1は、その名の通り、タイヤ用駐車ブレーキ解除スイ
ッチSW1となる)。またこのとき油圧源D1からの圧
油によってスイッチSW4が開き、警報灯L1が消え
る。これと同時に、論理積回路Y1の他側入力が「L」
となる。従ってこのときも警報ブザーZは鳴らない。
【0022】(4)次いでオペレータはスイッチSW3
を中立位置Nから他の位置B、F1又はF2に切り換え
る。このとき論理積回路Y1の一側入力は「H」となる
が、他側入力が「L」であるから、警報ブザーZは鳴ら
ない。即ちタイヤ用駐車ブレーキB1は解除され、警報
灯L1は消灯し、かつ警報ブザーZも鳴らない。従って
オペレータは車両を支障無く陸上自走させることができ
る。
を中立位置Nから他の位置B、F1又はF2に切り換え
る。このとき論理積回路Y1の一側入力は「H」となる
が、他側入力が「L」であるから、警報ブザーZは鳴ら
ない。即ちタイヤ用駐車ブレーキB1は解除され、警報
灯L1は消灯し、かつ警報ブザーZも鳴らない。従って
オペレータは車両を支障無く陸上自走させることができ
る。
【0023】(5)陸上自走から軌上自走へ移行すると
き、オペレータはモード設定器(図示せず)を転車モー
ドを経て軌道輪モードに切り換え、軌道輪を使用可能状
態とする。このときオペレータは軌道輪用駐車ブレーキ
B2を解除させるためにスイッチSW2を閉じる。スイ
ッチSW2が閉じると、軌道輪用駐車ブレーキB2が解
除されて警報灯L2が消灯する。
き、オペレータはモード設定器(図示せず)を転車モー
ドを経て軌道輪モードに切り換え、軌道輪を使用可能状
態とする。このときオペレータは軌道輪用駐車ブレーキ
B2を解除させるためにスイッチSW2を閉じる。スイ
ッチSW2が閉じると、軌道輪用駐車ブレーキB2が解
除されて警報灯L2が消灯する。
【0024】(6)次いでオペレータはスイッチSW3
を中立位置Nから他の位置(後進位置B、前進1速位置
F1又は前進2速位置F2)に切り換えることにより、
車両を軌上自走できる。
を中立位置Nから他の位置(後進位置B、前進1速位置
F1又は前進2速位置F2)に切り換えることにより、
車両を軌上自走できる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の駐
車ブレーキ警報装置によれば、軌上自走から陸上自走へ
の移行時に次のような不都合が生ずる。オペレータがス
イッチSW1を開いてタイヤ用駐車ブレーキB1を効か
して軌上自走すると、第1論理手段Y1の他側入力には
スイッチSW4を介してタイヤ用駐車ブレーキB1の効
き信号Hが入力する。一方、第1論理手段Y1の一側入
力にも、軌上自走時であるから(即ちスイッチSW3が
他の位置B、F1又はF2であるから)信号Hが入力す
る。つまり第1論理手段Y1は「H」を出力して警報ブ
ザーZを鳴らす。軌上自走時におけるこのような警報ブ
ザーZの鳴りは「うるさく」、従って軌上自走時はスイ
ッチSW1を閉じ、タイヤ用駐車ブレーキB1を解除し
ておく。このようにすると、警報ブザーZが鳴らなく快
適運転を達成できる。ところが軌上自走を終えて陸上自
走に移るべく軌道輪2に代えてタイヤ1を接地させたと
き、例えばタイヤ接地面が傾斜していたり、また車両を
押し引きする外力が不用意に加わると、タイヤ用駐車ブ
レーキB1が解除されているために車両が勝手に動き出
すという不都合が生ずる。即ち従来の軌陸両用車両での
駐車ブレーキの操作はオペレータにとって気を使うもの
となっている。
車ブレーキ警報装置によれば、軌上自走から陸上自走へ
の移行時に次のような不都合が生ずる。オペレータがス
イッチSW1を開いてタイヤ用駐車ブレーキB1を効か
して軌上自走すると、第1論理手段Y1の他側入力には
スイッチSW4を介してタイヤ用駐車ブレーキB1の効
き信号Hが入力する。一方、第1論理手段Y1の一側入
力にも、軌上自走時であるから(即ちスイッチSW3が
他の位置B、F1又はF2であるから)信号Hが入力す
る。つまり第1論理手段Y1は「H」を出力して警報ブ
ザーZを鳴らす。軌上自走時におけるこのような警報ブ
ザーZの鳴りは「うるさく」、従って軌上自走時はスイ
ッチSW1を閉じ、タイヤ用駐車ブレーキB1を解除し
ておく。このようにすると、警報ブザーZが鳴らなく快
適運転を達成できる。ところが軌上自走を終えて陸上自
走に移るべく軌道輪2に代えてタイヤ1を接地させたと
き、例えばタイヤ接地面が傾斜していたり、また車両を
押し引きする外力が不用意に加わると、タイヤ用駐車ブ
レーキB1が解除されているために車両が勝手に動き出
すという不都合が生ずる。即ち従来の軌陸両用車両での
駐車ブレーキの操作はオペレータにとって気を使うもの
となっている。
【0026】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
軌陸両用車両における駐車ブレーキのフールプルーフ化
をできる限り図った軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装
置及び方法の提供を目的とする。
軌陸両用車両における駐車ブレーキのフールプルーフ化
をできる限り図った軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装
置及び方法の提供を目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するため、本発明に係る軌陸両用車両の駐車ブレーキ警
報装置の第1は、モード設定器と、モード設定器で設定
されたモードを受けてこのモードに応じていずれかに切
換えられ使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速
機と、軌道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入
力する変速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、及び軌
道輪用駐車ブレーキとを有する軌陸両用車両に搭載さ
れ、かつ警報ブザーを有し、駐車ブレーキが効いている
とき、かつ変速レバーが中立位置から他位置へシフトし
たとき又はシフトしているときに警報ブザーを鳴らす駐
車ブレーキ警報装置において、例えば図2に示すよう
に、(1)モード設定器SW6は、少なくとも、車両を
タイヤ1によって陸上自走可能とするタイヤモードT
と、車両を軌道輪2によって軌上自走可能とする軌道輪
モードRとを設定自在に有し、(2)駐車ブレーキ警報
装置は、(21)タイヤ用駐車ブレーキB1の作動状態
を検出し、出力するタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段
SW4と、(22)軌道輪用駐車ブレーキB2の作動状
態を検出し、出力する軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手
段SW5と、(23)モード設定器SW6をタイヤモー
ドTに設定したときタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段
SW4の出力側に結合し、かつモード設定器SW6を軌
道輪モードRに設定したとき軌道輪用駐車ブレーキ状態
検出手段SW5の出力側に結合するスイッチR5と、
(24)変速レバーSW3が中立位置Nから他位置へシ
フトしたとき又はシフトしているとき、かつタイヤ用駐
車ブレーキ状態検出手段SW4及び軌道輪用駐車ブレー
キ状態検出手段SW5のいずれか一方からスイッチR5
を介してブレーキの効き状態の信号を受けたときに警報
ブザーZを鳴らす論理手段Y3とを有することを特徴と
している。
するため、本発明に係る軌陸両用車両の駐車ブレーキ警
報装置の第1は、モード設定器と、モード設定器で設定
されたモードを受けてこのモードに応じていずれかに切
換えられ使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速
機と、軌道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入
力する変速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、及び軌
道輪用駐車ブレーキとを有する軌陸両用車両に搭載さ
れ、かつ警報ブザーを有し、駐車ブレーキが効いている
とき、かつ変速レバーが中立位置から他位置へシフトし
たとき又はシフトしているときに警報ブザーを鳴らす駐
車ブレーキ警報装置において、例えば図2に示すよう
に、(1)モード設定器SW6は、少なくとも、車両を
タイヤ1によって陸上自走可能とするタイヤモードT
と、車両を軌道輪2によって軌上自走可能とする軌道輪
モードRとを設定自在に有し、(2)駐車ブレーキ警報
装置は、(21)タイヤ用駐車ブレーキB1の作動状態
を検出し、出力するタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段
SW4と、(22)軌道輪用駐車ブレーキB2の作動状
態を検出し、出力する軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手
段SW5と、(23)モード設定器SW6をタイヤモー
ドTに設定したときタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段
SW4の出力側に結合し、かつモード設定器SW6を軌
道輪モードRに設定したとき軌道輪用駐車ブレーキ状態
検出手段SW5の出力側に結合するスイッチR5と、
(24)変速レバーSW3が中立位置Nから他位置へシ
フトしたとき又はシフトしているとき、かつタイヤ用駐
車ブレーキ状態検出手段SW4及び軌道輪用駐車ブレー
キ状態検出手段SW5のいずれか一方からスイッチR5
を介してブレーキの効き状態の信号を受けたときに警報
ブザーZを鳴らす論理手段Y3とを有することを特徴と
している。
【0028】上記第1構成によれば、次のような作用効
果を奏する。上記第1構成によれば、論理手段Y3の一
側入力は、モード設定器SW6をタイヤモードTに設定
したときはタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4か
ら入力信号を受け、軌道輪モードRに設定したときは軌
道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5から入力信号を
受ける。一方、論理手段Y3の他側入力は、変速レバー
SW3から入力信号を受ける。即ちタイヤモードT時に
は、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いたとき、かつ変速
レバーSW3が中立位置Nから他位置へシフトしたとき
又はシフトしているときに警報ブザーZが鳴るとの作用
を奏する。従って仮にタイヤ用駐車ブレーキB1が効い
ていると、警報ブザーZが鳴るため、オペレータは、タ
イヤ用駐車ブレーキB1を解除してタイヤ用駐車ブレー
キB1の引きずりを阻止できる効果を奏する。しかもオ
ペレータが、軌道輪用駐車ブレーキB2を効かしておけ
ば、警報ブザーZが鳴らず、従ってうるさくなく、しか
もタイヤモードTから軌道輪モードRへ転車する時にタ
イヤ1に代えて軌道輪2が軌道に接地しても、そしてこ
のとき例えば軌道が傾斜していても、また車両を押し引
きする外力が不用意に加わわったとしても、軌道輪用駐
車ブレーキB2が効いているために車両が勝手に動き出
すという不都合が生じないとの効果も奏する。同様に、
軌道輪モードR時には、軌道輪用駐車ブレーキB2が効
いたとき、かつ変速レバーSW3が中立位置Nから他位
置へシフトしたとき又はシフトしているときに警報ブザ
ーZが鳴るとの作用を奏する。従って仮に軌道輪用駐車
ブレーキB2が効いていると、警報ブザーZが鳴るた
め、オペレータは、軌道輪用駐車ブレーキB2を解除し
て軌道輪用駐車ブレーキB2の引きずりを阻止できる効
果を奏する。しかもオペレータが、タイヤ用駐車ブレー
キB1を効かしておけば、警報ブザーZが鳴らず、従っ
てうるさくなく、しかも軌道輪モードRからタイヤモー
ドTへ転車する時に軌道輪2に代えてタイヤ1が路面に
接地しても、そしてこのとき例えば路面が傾斜していて
も、また車両を押し引きする外力が不用意に加わわった
としても、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いているため
に車両が勝手に動き出すという不都合が生じないとの効
果も奏する。即ち軌陸両用車両における駐車ブレーキの
フールプルーフ化を達成できる。
果を奏する。上記第1構成によれば、論理手段Y3の一
側入力は、モード設定器SW6をタイヤモードTに設定
したときはタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4か
ら入力信号を受け、軌道輪モードRに設定したときは軌
道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5から入力信号を
受ける。一方、論理手段Y3の他側入力は、変速レバー
SW3から入力信号を受ける。即ちタイヤモードT時に
は、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いたとき、かつ変速
レバーSW3が中立位置Nから他位置へシフトしたとき
又はシフトしているときに警報ブザーZが鳴るとの作用
を奏する。従って仮にタイヤ用駐車ブレーキB1が効い
ていると、警報ブザーZが鳴るため、オペレータは、タ
イヤ用駐車ブレーキB1を解除してタイヤ用駐車ブレー
キB1の引きずりを阻止できる効果を奏する。しかもオ
ペレータが、軌道輪用駐車ブレーキB2を効かしておけ
ば、警報ブザーZが鳴らず、従ってうるさくなく、しか
もタイヤモードTから軌道輪モードRへ転車する時にタ
イヤ1に代えて軌道輪2が軌道に接地しても、そしてこ
のとき例えば軌道が傾斜していても、また車両を押し引
きする外力が不用意に加わわったとしても、軌道輪用駐
車ブレーキB2が効いているために車両が勝手に動き出
すという不都合が生じないとの効果も奏する。同様に、
軌道輪モードR時には、軌道輪用駐車ブレーキB2が効
いたとき、かつ変速レバーSW3が中立位置Nから他位
置へシフトしたとき又はシフトしているときに警報ブザ
ーZが鳴るとの作用を奏する。従って仮に軌道輪用駐車
ブレーキB2が効いていると、警報ブザーZが鳴るた
め、オペレータは、軌道輪用駐車ブレーキB2を解除し
て軌道輪用駐車ブレーキB2の引きずりを阻止できる効
果を奏する。しかもオペレータが、タイヤ用駐車ブレー
キB1を効かしておけば、警報ブザーZが鳴らず、従っ
てうるさくなく、しかも軌道輪モードRからタイヤモー
ドTへ転車する時に軌道輪2に代えてタイヤ1が路面に
接地しても、そしてこのとき例えば路面が傾斜していて
も、また車両を押し引きする外力が不用意に加わわった
としても、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いているため
に車両が勝手に動き出すという不都合が生じないとの効
果も奏する。即ち軌陸両用車両における駐車ブレーキの
フールプルーフ化を達成できる。
【0029】第2に、モード設定器と、モード設定器で
設定されたモードを受けてこのモードに応じて切換えら
れ使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速機と、
軌道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入力する
変速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、軌道輪用駐車
ブレーキとを有する軌陸両用車両に搭載され、かつ警報
ブザーを有し、駐車ブレーキが効いているとき、かつ変
速レバーが中立位置から他位置へシフトしたとき又はシ
フトしているときに警報ブザーを鳴らす駐車ブレーキ警
報装置において、例えば図1に示すように、(1)モー
ド設定器SW6は、少なくとも、車両をタイヤ1によっ
て陸上自走可能とするタイヤモードTと、車両を軌道輪
2によって軌上自走可能とする軌道輪モードRとを設定
自在に有し、(2)駐車ブレーキ警報装置は、(21)
タイヤ用駐車ブレーキB1の作動状態を検出し、ブレー
キが効き状態であるときは効き信号Hを、解除状態であ
るときは解除信号Lを出力するタイヤ用駐車ブレーキ状
態検出手段SW4と、(22)軌道輪用駐車ブレーキB
2の作動状態を検出し、ブレーキが効き状態であるとき
は効き信号Hを、解除状態であるときは解除信号Lを出
力する軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5と、
(23)タイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4の出
力を受け、この出力が効き信号Hで、かつ変速レバーS
W3が中立位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフ
トしているときに警報ブザーZを鳴らす第1論理手段Y
1と、(24)軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW
5の出力を受け、この出力が効き信号Hで、かつ変速レ
バーSW3が中立位置Nから他位置へシフトしたとき又
はシフトしているときに警報ブザーZを鳴らす第2論理
手段Y2と、(25)モード設定器SW6を軌道輪モー
ドRに設定したとき、この軌道輪モードRを受けてタイ
ヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4からの効き信号H
に代えて第1論理手段Y1に解除信号Lを割り込み入力
して警報ブザーZを鳴らさない第1割込み手段R3と、
(26)モード設定器SW6をタイヤモードTに設定し
たとき、このタイヤモードTを受けて軌道輪用駐車ブレ
ーキ状態検出手段SW5からの効き信号Hに代えて第2
論理手段Y2に解除信号Lを割り込み入力して警報ブザ
ーZを鳴らさない第2割込み手段R4とを有することを
特徴としている。
設定されたモードを受けてこのモードに応じて切換えら
れ使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速機と、
軌道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入力する
変速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、軌道輪用駐車
ブレーキとを有する軌陸両用車両に搭載され、かつ警報
ブザーを有し、駐車ブレーキが効いているとき、かつ変
速レバーが中立位置から他位置へシフトしたとき又はシ
フトしているときに警報ブザーを鳴らす駐車ブレーキ警
報装置において、例えば図1に示すように、(1)モー
ド設定器SW6は、少なくとも、車両をタイヤ1によっ
て陸上自走可能とするタイヤモードTと、車両を軌道輪
2によって軌上自走可能とする軌道輪モードRとを設定
自在に有し、(2)駐車ブレーキ警報装置は、(21)
タイヤ用駐車ブレーキB1の作動状態を検出し、ブレー
キが効き状態であるときは効き信号Hを、解除状態であ
るときは解除信号Lを出力するタイヤ用駐車ブレーキ状
態検出手段SW4と、(22)軌道輪用駐車ブレーキB
2の作動状態を検出し、ブレーキが効き状態であるとき
は効き信号Hを、解除状態であるときは解除信号Lを出
力する軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5と、
(23)タイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4の出
力を受け、この出力が効き信号Hで、かつ変速レバーS
W3が中立位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフ
トしているときに警報ブザーZを鳴らす第1論理手段Y
1と、(24)軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW
5の出力を受け、この出力が効き信号Hで、かつ変速レ
バーSW3が中立位置Nから他位置へシフトしたとき又
はシフトしているときに警報ブザーZを鳴らす第2論理
手段Y2と、(25)モード設定器SW6を軌道輪モー
ドRに設定したとき、この軌道輪モードRを受けてタイ
ヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4からの効き信号H
に代えて第1論理手段Y1に解除信号Lを割り込み入力
して警報ブザーZを鳴らさない第1割込み手段R3と、
(26)モード設定器SW6をタイヤモードTに設定し
たとき、このタイヤモードTを受けて軌道輪用駐車ブレ
ーキ状態検出手段SW5からの効き信号Hに代えて第2
論理手段Y2に解除信号Lを割り込み入力して警報ブザ
ーZを鳴らさない第2割込み手段R4とを有することを
特徴としている。
【0030】上記第2構成によれば、次のような作用効
果を奏する。第2構成は、実質的には上記第1構成にお
ける論理手段Y3を第1、第2論理手段Y1、Y2に分
割し、またスイッチR5を第1、第2割込み手段R3、
R4に分割して構成したものである。従って第1構成と
同様の作用が得られる。即ちタイヤモードT時は、例え
軌道輪用駐車ブレーキB2が効いており、従って軌道輪
用駐車ブレーキ状態検出手段SW5が効き信号Hを出力
していても、第2割込み手段R4が効き信号Hを解除信
号Lに切換える。このため第2論理手段Y2は警報ブザ
ーZを鳴らさない。一方、タイヤ用駐車ブレーキB1が
効いたときは、この効き信号Hがタイヤ用駐車ブレーキ
状態検出手段SW4で検出されて第1論理手段Y1に入
力する。そして第1論理手段Y1がさらに変速レバーS
W3から中立位置N以外の位置のシフト信号を入力する
と、警報ブザーZを鳴らす。同様に、軌道輪モードR時
には、例えタイヤ用駐車ブレーキB1が効いており、従
ってタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4が効き信
号Hを出力していても、第1割込み手段R3が効き信号
Hを解除信号Lに切換える。このため第1論理手段Y1
は警報ブザーZを鳴らさない。一方、軌道輪用駐車ブレ
ーキB2が効いたときは、この効き信号Hが軌道輪用駐
車ブレーキ状態検出手段SW5で検出されて第2論理手
段Y2に入力する。そして第2論理手段Y2がさらに変
速レバーSW3から中立位置N以外の位置のシフト信号
を入力すると、警報ブザーZを鳴らす。つまり第1構成
と同じ作用を奏する。従って上記第1構成と同様の効果
が得られる。尚、第2構成は、上記の通り、実質的には
第1構成における論理手段Y3を第1、第2論理手段Y
1、Y2に分割し、またスイッチR5を第1、第2割込
み手段R3、R4に分割して構成したものであるから、
第1構成の方が第2構成より、小型化でき、製造及び保
守が容易であり、かつ経済的である。
果を奏する。第2構成は、実質的には上記第1構成にお
ける論理手段Y3を第1、第2論理手段Y1、Y2に分
割し、またスイッチR5を第1、第2割込み手段R3、
R4に分割して構成したものである。従って第1構成と
同様の作用が得られる。即ちタイヤモードT時は、例え
軌道輪用駐車ブレーキB2が効いており、従って軌道輪
用駐車ブレーキ状態検出手段SW5が効き信号Hを出力
していても、第2割込み手段R4が効き信号Hを解除信
号Lに切換える。このため第2論理手段Y2は警報ブザ
ーZを鳴らさない。一方、タイヤ用駐車ブレーキB1が
効いたときは、この効き信号Hがタイヤ用駐車ブレーキ
状態検出手段SW4で検出されて第1論理手段Y1に入
力する。そして第1論理手段Y1がさらに変速レバーS
W3から中立位置N以外の位置のシフト信号を入力する
と、警報ブザーZを鳴らす。同様に、軌道輪モードR時
には、例えタイヤ用駐車ブレーキB1が効いており、従
ってタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4が効き信
号Hを出力していても、第1割込み手段R3が効き信号
Hを解除信号Lに切換える。このため第1論理手段Y1
は警報ブザーZを鳴らさない。一方、軌道輪用駐車ブレ
ーキB2が効いたときは、この効き信号Hが軌道輪用駐
車ブレーキ状態検出手段SW5で検出されて第2論理手
段Y2に入力する。そして第2論理手段Y2がさらに変
速レバーSW3から中立位置N以外の位置のシフト信号
を入力すると、警報ブザーZを鳴らす。つまり第1構成
と同じ作用を奏する。従って上記第1構成と同様の効果
が得られる。尚、第2構成は、上記の通り、実質的には
第1構成における論理手段Y3を第1、第2論理手段Y
1、Y2に分割し、またスイッチR5を第1、第2割込
み手段R3、R4に分割して構成したものであるから、
第1構成の方が第2構成より、小型化でき、製造及び保
守が容易であり、かつ経済的である。
【0031】第3に、同じく図1に示すように、上記第
2構成の軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置におい
て、(1)モード設定器SW6を軌道輪モードRに設定
したとき、この軌道輪モードRを受けてタイヤ用駐車ブ
レーキB1を効かせるタイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段
R1と、(2)モード設定器SW6をタイヤモードTに
設定したとき、このタイヤモードTを受けて軌道輪用駐
車ブレーキB2を効かせる軌道輪用駐車ブレーキ効かせ
手段R2とを有することを特徴としている。
2構成の軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置におい
て、(1)モード設定器SW6を軌道輪モードRに設定
したとき、この軌道輪モードRを受けてタイヤ用駐車ブ
レーキB1を効かせるタイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段
R1と、(2)モード設定器SW6をタイヤモードTに
設定したとき、このタイヤモードTを受けて軌道輪用駐
車ブレーキB2を効かせる軌道輪用駐車ブレーキ効かせ
手段R2とを有することを特徴としている。
【0032】上記第3構成によれば、上記第2構成の作
用効果に加え、さらに次のような作用効果を奏する。軌
道輪モードR時は、タイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段R
1がタイヤ用駐車ブレーキB1を自動的に効かせる。従
ってタイヤ用駐車ブレーキB1の効き忘れがない。同様
にタイヤモードT時は、軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手
段R2が軌道輪用駐車ブレーキB2を自動的に効かせ
る。従って軌道輪用駐車ブレーキB2の効き忘れがな
い。従って上記第2構成の効果(第1構成の効果を参
照)を自動的に得ることができる。即ち軌陸両用車両に
おける駐車ブレーキのフールプルーフ化をより高レベル
で達成できる。
用効果に加え、さらに次のような作用効果を奏する。軌
道輪モードR時は、タイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段R
1がタイヤ用駐車ブレーキB1を自動的に効かせる。従
ってタイヤ用駐車ブレーキB1の効き忘れがない。同様
にタイヤモードT時は、軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手
段R2が軌道輪用駐車ブレーキB2を自動的に効かせ
る。従って軌道輪用駐車ブレーキB2の効き忘れがな
い。従って上記第2構成の効果(第1構成の効果を参
照)を自動的に得ることができる。即ち軌陸両用車両に
おける駐車ブレーキのフールプルーフ化をより高レベル
で達成できる。
【0033】第4に、同じく図1に示すように、上記第
3構成の軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置におい
て、(1)モード設定器SW6は、車両をタイヤから軌
道輪へ、又は軌道輪からタイヤへ切換え使用するため転
車モードSを設定自在に有し、(2)タイヤ用駐車ブレ
ーキ効かせ手段R1と、軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手
段R2と、第1割込み手段R3と、第2割込み手段R4
とは、モード設定器SW6が転車モードSに設定された
とき、この転車モードSを受けて、(21)タイヤ用駐
車ブレーキ効かせ手段R1は、タイヤ用駐車ブレーキB
1を効かせ、(22)軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手段
R2は、軌道輪用駐車ブレーキB2を効かせ、(23)
第1割込み手段R3は、タイヤ用駐車ブレーキ状態検出
手段SW4からの効き信号Hに代えて第1論理手段Y1
に解除信号Lを割り込み入力して警報ブザーZを鳴らさ
ず、かつ(24)第2割込み手段R4は、軌道輪用駐車
ブレーキ状態検出手段SW5からの効き信号Hに代えて
第2論理手段Y2に解除信号Lを割り込み入力して警報
ブザーZを鳴らさないことを特徴としている。
3構成の軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置におい
て、(1)モード設定器SW6は、車両をタイヤから軌
道輪へ、又は軌道輪からタイヤへ切換え使用するため転
車モードSを設定自在に有し、(2)タイヤ用駐車ブレ
ーキ効かせ手段R1と、軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手
段R2と、第1割込み手段R3と、第2割込み手段R4
とは、モード設定器SW6が転車モードSに設定された
とき、この転車モードSを受けて、(21)タイヤ用駐
車ブレーキ効かせ手段R1は、タイヤ用駐車ブレーキB
1を効かせ、(22)軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手段
R2は、軌道輪用駐車ブレーキB2を効かせ、(23)
第1割込み手段R3は、タイヤ用駐車ブレーキ状態検出
手段SW4からの効き信号Hに代えて第1論理手段Y1
に解除信号Lを割り込み入力して警報ブザーZを鳴らさ
ず、かつ(24)第2割込み手段R4は、軌道輪用駐車
ブレーキ状態検出手段SW5からの効き信号Hに代えて
第2論理手段Y2に解除信号Lを割り込み入力して警報
ブザーZを鳴らさないことを特徴としている。
【0034】上記第4構成によれば、上記第3構成の作
用効果に加え、さらに次のような作用効果を奏する。転
車モードS時、タイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段R1は
タイヤ用駐車ブレーキB1を効かせ、軌道輪用駐車ブレ
ーキ効かせ手段R2は軌道輪用駐車ブレーキB2を効か
せ、かつ第1、第2割込み手段R3、R4は第1、第2
論理手段Y1、Y2に警報ブザーZを鳴らさせない。こ
のため転車モードS時におけるタイヤ1や軌道輪2の外
力による空転、また路面や軌道の傾斜等により車両が勝
手に移動することを完全に阻止できる。しかもこのとき
警報ブザーZは鳴らない。このため転車作業を快適に行
える。
用効果に加え、さらに次のような作用効果を奏する。転
車モードS時、タイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段R1は
タイヤ用駐車ブレーキB1を効かせ、軌道輪用駐車ブレ
ーキ効かせ手段R2は軌道輪用駐車ブレーキB2を効か
せ、かつ第1、第2割込み手段R3、R4は第1、第2
論理手段Y1、Y2に警報ブザーZを鳴らさせない。こ
のため転車モードS時におけるタイヤ1や軌道輪2の外
力による空転、また路面や軌道の傾斜等により車両が勝
手に移動することを完全に阻止できる。しかもこのとき
警報ブザーZは鳴らない。このため転車作業を快適に行
える。
【0035】第5に本発明に係る軌陸両用車両の駐車ブ
レーキ警報方法は、モード設定器と、モード設定器で設
定されたモードを受けてこのモードに応じて切換えられ
使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速機と、軌
道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入力する変
速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、軌道輪用駐車ブ
レーキとを有する軌陸両用車両に搭載され、かつ警報ブ
ザーを有し、駐車ブレーキが効いているとき、かつ変速
レバーが中立位置から他位置へシフトしたとき又はシフ
トしているときに警報ブザーを鳴らす駐車ブレーキ警報
装置の警報方法において、(1)タイヤ使用時は、軌道
輪用駐車ブレーキB2の作動に係わりなく、タイヤ用駐
車ブレーキB1が効き、かつ変速レバーSW3が中立位
置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしていると
きに警報ブザーZを鳴らし、(2)軌道輪使用時は、タ
イヤ用駐車ブレーキB1の作動に係わりなく、軌道輪用
駐車ブレーキB2が効き、かつ変速レバーSW3が中立
位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしている
ときに警報ブザーZを鳴らすことを特徴としている。
レーキ警報方法は、モード設定器と、モード設定器で設
定されたモードを受けてこのモードに応じて切換えられ
使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速機と、軌
道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入力する変
速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、軌道輪用駐車ブ
レーキとを有する軌陸両用車両に搭載され、かつ警報ブ
ザーを有し、駐車ブレーキが効いているとき、かつ変速
レバーが中立位置から他位置へシフトしたとき又はシフ
トしているときに警報ブザーを鳴らす駐車ブレーキ警報
装置の警報方法において、(1)タイヤ使用時は、軌道
輪用駐車ブレーキB2の作動に係わりなく、タイヤ用駐
車ブレーキB1が効き、かつ変速レバーSW3が中立位
置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしていると
きに警報ブザーZを鳴らし、(2)軌道輪使用時は、タ
イヤ用駐車ブレーキB1の作動に係わりなく、軌道輪用
駐車ブレーキB2が効き、かつ変速レバーSW3が中立
位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしている
ときに警報ブザーZを鳴らすことを特徴としている。
【0036】上記第5構成によれば、次のような作用効
果を奏する。タイヤ1の使用時は、軌道輪用駐車ブレー
キB2の効きに係わりなくタイヤ用駐車ブレーキB1が
効き、かつ変速レバーSW3が中立位置Nから他位置へ
シフトしたとき又はシフトしているときに警報ブザーZ
が鳴る。従ってオペレータは、警報ブザーが鳴ると、タ
イヤ用駐車ブレーキB1が引きずり状態であると一義的
に認識できる。そしてオペレータは直ちにタイヤ用駐車
ブレーキB1を解除できる。従って軌道輪用駐車ブレー
キB2を効かせておけば、警報ブザーZが鳴らず、従っ
てうるさくなく、しかも軌道輪2に切換えるときに軌道
輪2が軌道に接地しても、そしてこのとき例えば軌道が
傾斜していても、また車両を押し引きする外力が不用意
に加わわったとしても、軌道輪用駐車ブレーキB2が効
いているために車両が勝手に動き出すという不都合が生
じない。同様に、軌道輪2の使用時は、タイヤ用駐車ブ
レーキB1の効きに係わりなく軌道輪用駐車ブレーキB
2が効き、かつ変速レバーSW3が中立位置Nから他位
置へシフトしたとき又はシフトしているときに警報ブザ
ーZが鳴る。従ってオペレータは、警報ブザーが鳴る
と、軌道輪用駐車ブレーキB2が引きずり状態であると
一義的に認識できる。そしてオペレータは直ちに軌道輪
用駐車ブレーキB2を解除できる。従ってタイヤ用駐車
ブレーキB1を効かせておけば、警報ブザーZが鳴ら
ず、従ってうるさくなく、しかもタイヤ1に切換えると
きにタイヤ1が路面に接地しても、そしてこのとき例え
ば路面が傾斜していても、また車両を押し引きする外力
が不用意に加わわったとしても、タイヤ用駐車ブレーキ
B1が効いているために車両が勝手に動き出すという不
都合が生じない。即ち上記第1、第2構成は、この第5
構成を使用し展開した装置化例である。
果を奏する。タイヤ1の使用時は、軌道輪用駐車ブレー
キB2の効きに係わりなくタイヤ用駐車ブレーキB1が
効き、かつ変速レバーSW3が中立位置Nから他位置へ
シフトしたとき又はシフトしているときに警報ブザーZ
が鳴る。従ってオペレータは、警報ブザーが鳴ると、タ
イヤ用駐車ブレーキB1が引きずり状態であると一義的
に認識できる。そしてオペレータは直ちにタイヤ用駐車
ブレーキB1を解除できる。従って軌道輪用駐車ブレー
キB2を効かせておけば、警報ブザーZが鳴らず、従っ
てうるさくなく、しかも軌道輪2に切換えるときに軌道
輪2が軌道に接地しても、そしてこのとき例えば軌道が
傾斜していても、また車両を押し引きする外力が不用意
に加わわったとしても、軌道輪用駐車ブレーキB2が効
いているために車両が勝手に動き出すという不都合が生
じない。同様に、軌道輪2の使用時は、タイヤ用駐車ブ
レーキB1の効きに係わりなく軌道輪用駐車ブレーキB
2が効き、かつ変速レバーSW3が中立位置Nから他位
置へシフトしたとき又はシフトしているときに警報ブザ
ーZが鳴る。従ってオペレータは、警報ブザーが鳴る
と、軌道輪用駐車ブレーキB2が引きずり状態であると
一義的に認識できる。そしてオペレータは直ちに軌道輪
用駐車ブレーキB2を解除できる。従ってタイヤ用駐車
ブレーキB1を効かせておけば、警報ブザーZが鳴ら
ず、従ってうるさくなく、しかもタイヤ1に切換えると
きにタイヤ1が路面に接地しても、そしてこのとき例え
ば路面が傾斜していても、また車両を押し引きする外力
が不用意に加わわったとしても、タイヤ用駐車ブレーキ
B1が効いているために車両が勝手に動き出すという不
都合が生じない。即ち上記第1、第2構成は、この第5
構成を使用し展開した装置化例である。
【0037】
【発明の実施の形態及び実施例】図1〜図4を参照し好
適な実施例を説明する。尚、軌陸両用車両(以下単に
「例機」とする)は図3、図4に示す通り、下部にタイ
ヤ1と、鉄輪なる軌道輪2と、転車台3と、アウトリガ
4とを有し、上部にクレーン5と、運転室6とを有す
る。タイヤ1は車体に対し固定されている。一方、軌道
輪2は油圧シリンダ21の伸縮によって左右軸回りに回
転自在とされ、最下端においてタイヤ1の位置よりも下
方となるように設けられている。尚、補足説明すれば、
例機は、図4に示すように、広軌狭軌両用を図るため、
軌道輪2の左右離間幅を拡大縮小自在としてある。転車
台3は車体の中央下部に油圧シリンダ31の伸縮によっ
て昇降自在とされる。転車台3は油圧シリンダ31を伸
ばすことにより接地し、さらに伸ばすことにより車体を
空中に浮かせる。また転車台3自体はスラストベアリン
グ(図示せず)と、これを挟んだ上下鋼板とで構成され
る。従って車体を空中に浮かせた後、人手によって車体
を押し引きすることにより、車体を転車台3上で水平面
上で旋回可能となっている。
適な実施例を説明する。尚、軌陸両用車両(以下単に
「例機」とする)は図3、図4に示す通り、下部にタイ
ヤ1と、鉄輪なる軌道輪2と、転車台3と、アウトリガ
4とを有し、上部にクレーン5と、運転室6とを有す
る。タイヤ1は車体に対し固定されている。一方、軌道
輪2は油圧シリンダ21の伸縮によって左右軸回りに回
転自在とされ、最下端においてタイヤ1の位置よりも下
方となるように設けられている。尚、補足説明すれば、
例機は、図4に示すように、広軌狭軌両用を図るため、
軌道輪2の左右離間幅を拡大縮小自在としてある。転車
台3は車体の中央下部に油圧シリンダ31の伸縮によっ
て昇降自在とされる。転車台3は油圧シリンダ31を伸
ばすことにより接地し、さらに伸ばすことにより車体を
空中に浮かせる。また転車台3自体はスラストベアリン
グ(図示せず)と、これを挟んだ上下鋼板とで構成され
る。従って車体を空中に浮かせた後、人手によって車体
を押し引きすることにより、車体を転車台3上で水平面
上で旋回可能となっている。
【0038】即ち軌上7及びその近傍での有事に際し、
オペレータは例機をタイヤ1を用いて陸上8を自走さ
せ、現場近くの軌上7において、車体の中央が軌上7、
7間の幅のほぼ中央に位置するように停止させ、そして
次の転車作業に入る。油圧シリンダ31を伸ばしてタイ
ヤ1を(即ち車体を)陸上8から浮かせる。そして油圧
シリンダ21を縮めて軌道輪2を下方に位置させる。そ
して軌道輪2が軌上7の真上となるまで車体を水平方向
に手で押し引きして旋回させ停止させる。そして油圧シ
リンダ31を縮めて軌道輪2を軌上7に乗せる。そして
油圧シリンダ31をさらに完全に縮める。このような転
車作業の終了の後、例機は軌上自走が可能となる。軌上
自走して現場に到着した後、必要に応じてアウトリガ4
を張り出し、クレーン5を用いて作業する。尚、軌陸両
用車両によっては、例機のクレーン5に代え、屈折アー
ムの先端にバケットを有して土砂掘削を可能とされたも
の、また伸縮アームの先端に作業台を有して電線工事を
可能とされたもの等各種あり、例機はこのようなものの
どれでも構わない。
オペレータは例機をタイヤ1を用いて陸上8を自走さ
せ、現場近くの軌上7において、車体の中央が軌上7、
7間の幅のほぼ中央に位置するように停止させ、そして
次の転車作業に入る。油圧シリンダ31を伸ばしてタイ
ヤ1を(即ち車体を)陸上8から浮かせる。そして油圧
シリンダ21を縮めて軌道輪2を下方に位置させる。そ
して軌道輪2が軌上7の真上となるまで車体を水平方向
に手で押し引きして旋回させ停止させる。そして油圧シ
リンダ31を縮めて軌道輪2を軌上7に乗せる。そして
油圧シリンダ31をさらに完全に縮める。このような転
車作業の終了の後、例機は軌上自走が可能となる。軌上
自走して現場に到着した後、必要に応じてアウトリガ4
を張り出し、クレーン5を用いて作業する。尚、軌陸両
用車両によっては、例機のクレーン5に代え、屈折アー
ムの先端にバケットを有して土砂掘削を可能とされたも
の、また伸縮アームの先端に作業台を有して電線工事を
可能とされたもの等各種あり、例機はこのようなものの
どれでも構わない。
【0039】また例機は、タイヤ用変速機(図示せ
ず)、軌道輪用変速機(図示せず)、変速レバーを有し
て陸上8であれ、軌上7であれ、変速レバーの操作によ
ってシフト自在とされている。尚、これらタイヤ用変速
機及び軌道輪用変速機の構成と、変速レバー自体の構成
と、変速レバーと両変速機との関係とは、前記従来技術
の欄で説明したものと同様とする。従ってこれらに対す
る重複説明は省略する。
ず)、軌道輪用変速機(図示せず)、変速レバーを有し
て陸上8であれ、軌上7であれ、変速レバーの操作によ
ってシフト自在とされている。尚、これらタイヤ用変速
機及び軌道輪用変速機の構成と、変速レバー自体の構成
と、変速レバーと両変速機との関係とは、前記従来技術
の欄で説明したものと同様とする。従ってこれらに対す
る重複説明は省略する。
【0040】そして例機はタイヤ用駐車ブレーキと、軌
道輪用駐車ブレーキと、実施例なる駐車ブレーキ警報装
置とを有する。第1実施例の詳細を図1の模式回路図を
参照し次に説明する。
道輪用駐車ブレーキと、実施例なる駐車ブレーキ警報装
置とを有する。第1実施例の詳細を図1の模式回路図を
参照し次に説明する。
【0041】尚、説明を分かり易くするため、図1での
油圧源D1、電源D2、タイヤ用駐車ブレーキB1、軌
道輪用駐車ブレーキB2、これらのバネB11、B2
1、油圧回路、スイッチSW1〜SW3、スイッチSW
4、SW5、ソレノイドバルブV1、V2、これらのバ
ネV11、V21、警報灯L1、L2、インバータX、
論理積回路Y1及び警報ブザーZの個々の構成は、前記
従来技術の欄で説明した図5での各要素と同じとした。
従ってこれらの個々の要素に関して重複する構成は説明
を省略する。即ち図1が従来技術である図5と相違する
主な点は、図1が図5の構成に対してリレースイッチR
1〜R4、モード設定器SW6及び論理積回路Y2を付
加されている点である。詳しくは次の通り。
油圧源D1、電源D2、タイヤ用駐車ブレーキB1、軌
道輪用駐車ブレーキB2、これらのバネB11、B2
1、油圧回路、スイッチSW1〜SW3、スイッチSW
4、SW5、ソレノイドバルブV1、V2、これらのバ
ネV11、V21、警報灯L1、L2、インバータX、
論理積回路Y1及び警報ブザーZの個々の構成は、前記
従来技術の欄で説明した図5での各要素と同じとした。
従ってこれらの個々の要素に関して重複する構成は説明
を省略する。即ち図1が従来技術である図5と相違する
主な点は、図1が図5の構成に対してリレースイッチR
1〜R4、モード設定器SW6及び論理積回路Y2を付
加されている点である。詳しくは次の通り。
【0042】リレースイッチR1は、スイッチSW1の
他側端子と、ソレノイドバルブV1との間に設けられ、
その間を断続するb接点式スイッチである。
他側端子と、ソレノイドバルブV1との間に設けられ、
その間を断続するb接点式スイッチである。
【0043】リレースイッチR2は、スイッチSW2の
他側端子と、ソレノイドバルブV2との間に設けられ、
その間を断続するb接点式スイッチである。
他側端子と、ソレノイドバルブV2との間に設けられ、
その間を断続するb接点式スイッチである。
【0044】リレースイッチR3は、スイッチSW4の
他側端子と、論理積回路Y1の他側入力端子との間に設
けられ、その間を断続するb接点式スイッチである。
他側端子と、論理積回路Y1の他側入力端子との間に設
けられ、その間を断続するb接点式スイッチである。
【0045】リレースイッチR4は、スイッチSW5の
他側端子と、詳細を後述する論理積回路Y2の他側入力
端子との間に設けられ、その間を断続するb接点式スイ
ッチである。
他側端子と、詳細を後述する論理積回路Y2の他側入力
端子との間に設けられ、その間を断続するb接点式スイ
ッチである。
【0046】モード設定器SW6はタイヤモードT、転
車モードS及び軌道輪モードRの3位置を有する。そし
てこのモード設定器SW6は運転室6内に設けられてオ
ペレータのマニュアル操作によって各位置に切り換えら
れ、車両をタイヤモードT、転車モードS又は軌道輪モ
ードRに設定するものである。即ちタイヤ1を用いて陸
上自走する時はタイヤモードTに設定する。一方、軌道
輪2を用いて軌上自走する時は軌道輪モードRに設定す
る。そして陸上自走から軌上自走への移行や軌上自走か
ら陸上自走への移行に際しての転車時は、前記転車作業
を司る転車モードSに設定される。
車モードS及び軌道輪モードRの3位置を有する。そし
てこのモード設定器SW6は運転室6内に設けられてオ
ペレータのマニュアル操作によって各位置に切り換えら
れ、車両をタイヤモードT、転車モードS又は軌道輪モ
ードRに設定するものである。即ちタイヤ1を用いて陸
上自走する時はタイヤモードTに設定する。一方、軌道
輪2を用いて軌上自走する時は軌道輪モードRに設定す
る。そして陸上自走から軌上自走への移行や軌上自走か
ら陸上自走への移行に際しての転車時は、前記転車作業
を司る転車モードSに設定される。
【0047】尚、モード設定器SW6は、前記従来技術
である図5では図示しなかったが、従来技術の欄で説明
した通り、従来の軌陸両用車両でも搭載されている。つ
まり本実施例はこのモード設定器SW6も駐車ブレーキ
警報装置の一要素として取り込んだ構成としてある。
である図5では図示しなかったが、従来技術の欄で説明
した通り、従来の軌陸両用車両でも搭載されている。つ
まり本実施例はこのモード設定器SW6も駐車ブレーキ
警報装置の一要素として取り込んだ構成としてある。
【0048】即ちモード設定器SW6の一側端子は電源
D2に接続され、各モードT、S、Rの位置の夫々が他
側端子とされている。タイヤモードTの位置はリレース
イッチR2、R4のコイルに接続され、転車モードSの
位置はリレースイッチR1〜R4のコイルに接続され、
軌道輪モードRの位置はリレースイッチR1、R3のコ
イルに接続される。
D2に接続され、各モードT、S、Rの位置の夫々が他
側端子とされている。タイヤモードTの位置はリレース
イッチR2、R4のコイルに接続され、転車モードSの
位置はリレースイッチR1〜R4のコイルに接続され、
軌道輪モードRの位置はリレースイッチR1、R3のコ
イルに接続される。
【0049】そして上記各コイルに電源D2からの電流
が流れると、各リレースイッチR1〜R4は「閉」から
「開」に切り換わる。
が流れると、各リレースイッチR1〜R4は「閉」から
「開」に切り換わる。
【0050】論理積回路Y2は次の通り。論理積回路Y
2の一側入力端子は論理積回路Y1の一側入力端子と並
列してインバータXに接続され、他側入力端子は、前記
の通り、リレースイッチR4に接続される。そして論理
積回路Y2の出力端子は論理積回路Y1の出力端子と共
に警報ブザーZに接続される。警報ブザーZは論理積回
路Y1、Y2のいずれか又は両方が「H」を出力すると
き鳴る。
2の一側入力端子は論理積回路Y1の一側入力端子と並
列してインバータXに接続され、他側入力端子は、前記
の通り、リレースイッチR4に接続される。そして論理
積回路Y2の出力端子は論理積回路Y1の出力端子と共
に警報ブザーZに接続される。警報ブザーZは論理積回
路Y1、Y2のいずれか又は両方が「H」を出力すると
き鳴る。
【0051】上記構成の第1実施例は次のように動作す
る。
る。
【0052】(1)車両の稼働前は次の通り(モード設
定器SW6はタイヤモードTの位置とする)。即ちこの
とき、電源D2は未だ生じていないから、ソレノイドバ
ルブV1、V2は図示右位置であり、駐車ブレーキB
1、B2はバネB11、B21の付勢力によって効いて
いる。またこのときスイッチSW4、SW5と、リレー
スイッチR3、R4とは閉まってはいるものの、電源D
2が生じていないから警報灯L1、L2は点灯せず、ま
た警報ブザーZも鳴らない。
定器SW6はタイヤモードTの位置とする)。即ちこの
とき、電源D2は未だ生じていないから、ソレノイドバ
ルブV1、V2は図示右位置であり、駐車ブレーキB
1、B2はバネB11、B21の付勢力によって効いて
いる。またこのときスイッチSW4、SW5と、リレー
スイッチR3、R4とは閉まってはいるものの、電源D
2が生じていないから警報灯L1、L2は点灯せず、ま
た警報ブザーZも鳴らない。
【0053】(2)エンジン始動時は(またその後のエ
ンジンアイドリング時は)次の通り。電源D2が生じて
電流がスイッチSW4、SW5を経て警報灯L1、L2
に流れてこれらを点灯させる。警報灯L1が点灯すると
いうことは論理積回路Y1の他側入力が「H」となるこ
とである。一方、警報灯L2が点灯しても、モード設定
器SW6がタイヤモードTの位置であるため、電源D2
からの電流がリレースイッチR4のコイルに流れてリレ
ースイッチR4を開く。この結果、論理積回路Y2の他
側入力は「L」となる。一方、変速レバーSW3なるス
イッチSW3は中立位置NであるからインバータXでの
反転によって論理積回路Y1、Y2の一側入力は共に
「L」である。即ち論理積回路Y1の入力は「H」、
「L」であり、一方、論理積回路Y2の入力は「L」、
「L」である。従って論理積回路Y1、Y2の出力は共
に「L」であり、このため警報ブザーZは鳴らない。つ
まりオペレータは警報灯L1、L2の点灯によって駐車
ブレーキB1、B2の効きを知る。
ンジンアイドリング時は)次の通り。電源D2が生じて
電流がスイッチSW4、SW5を経て警報灯L1、L2
に流れてこれらを点灯させる。警報灯L1が点灯すると
いうことは論理積回路Y1の他側入力が「H」となるこ
とである。一方、警報灯L2が点灯しても、モード設定
器SW6がタイヤモードTの位置であるため、電源D2
からの電流がリレースイッチR4のコイルに流れてリレ
ースイッチR4を開く。この結果、論理積回路Y2の他
側入力は「L」となる。一方、変速レバーSW3なるス
イッチSW3は中立位置NであるからインバータXでの
反転によって論理積回路Y1、Y2の一側入力は共に
「L」である。即ち論理積回路Y1の入力は「H」、
「L」であり、一方、論理積回路Y2の入力は「L」、
「L」である。従って論理積回路Y1、Y2の出力は共
に「L」であり、このため警報ブザーZは鳴らない。つ
まりオペレータは警報灯L1、L2の点灯によって駐車
ブレーキB1、B2の効きを知る。
【0054】(3)陸上自走するとき、スイッチSW1
を閉じる。このようにすると、電源D2からの電流がリ
レースイッチR1を経てソレノイドバルブV1のソレノ
イドに流れ、ソレノイドバルブV1を図示左位置に切換
える。この結果、タイヤ用駐車ブレーキB1に圧油が加
わり、これを解除する。このとき油圧源D1からの圧油
はスイッチSW4を開き、警報灯L1を消すと共に、論
理積回路Y1の他側入力を「L」とする。尚、このとき
の論理積回路Y1の一側入力は、スイッチSW3が未だ
中立位置Nであるから「L」である。一方、モード設定
器SW6がタイヤモード位置Tであるから、電源D2か
らの電流がリレースイッチR2のコイルに流れてリレー
スイッチR2を開く。従ってオペレータがスイッチSW
2を閉じてもリレースイッチR2が開いているから軌道
輪用駐車ブレーキB2が解除されることが無い。従って
警報灯L2は点灯したままである。ここで警報灯L2が
点灯しているということは、スイッチSW5は閉じてい
ることである。従って論理積回路Y2の他側入力は
「H」になろうとする。ところがモード設定器SW6が
タイヤモードTの位置であるから、電源D2からの電流
がリレースイッチR4のコイルに流れてリレースイッチ
R4を開いている。この結果、論理積回路Y2の他側入
力も「L」となる。即ち論理積回路Y1、Y2夫々の入
力は共に「L」であるから警報ブザーZは鳴らない。つ
まりオペレータは警報灯L2の点灯によって軌道輪用駐
車ブレーキB2の効きを知る。
を閉じる。このようにすると、電源D2からの電流がリ
レースイッチR1を経てソレノイドバルブV1のソレノ
イドに流れ、ソレノイドバルブV1を図示左位置に切換
える。この結果、タイヤ用駐車ブレーキB1に圧油が加
わり、これを解除する。このとき油圧源D1からの圧油
はスイッチSW4を開き、警報灯L1を消すと共に、論
理積回路Y1の他側入力を「L」とする。尚、このとき
の論理積回路Y1の一側入力は、スイッチSW3が未だ
中立位置Nであるから「L」である。一方、モード設定
器SW6がタイヤモード位置Tであるから、電源D2か
らの電流がリレースイッチR2のコイルに流れてリレー
スイッチR2を開く。従ってオペレータがスイッチSW
2を閉じてもリレースイッチR2が開いているから軌道
輪用駐車ブレーキB2が解除されることが無い。従って
警報灯L2は点灯したままである。ここで警報灯L2が
点灯しているということは、スイッチSW5は閉じてい
ることである。従って論理積回路Y2の他側入力は
「H」になろうとする。ところがモード設定器SW6が
タイヤモードTの位置であるから、電源D2からの電流
がリレースイッチR4のコイルに流れてリレースイッチ
R4を開いている。この結果、論理積回路Y2の他側入
力も「L」となる。即ち論理積回路Y1、Y2夫々の入
力は共に「L」であるから警報ブザーZは鳴らない。つ
まりオペレータは警報灯L2の点灯によって軌道輪用駐
車ブレーキB2の効きを知る。
【0055】(4)次いでスイッチSW3を中立位置N
以外の他の位置B、F1又はF2に位置させる。このよ
うにすると、車両は陸上自走を開始する。このとき論理
積回路Y1、Y2の一側入力は共に「H」となるが、他
側入力は共に「L」のままである。即ち陸上自走時、タ
イヤ用駐車ブレーキB1は解除されて警報灯L1が消
え、また軌道輪用駐車ブレーキB2が効いて警報灯L2
は点灯するが、警報ブザーZは鳴らない。ここで仮に上
記(3)の工程において、スイッチSW1を閉じ忘れて
いると(即ちタイヤ用駐車ブレーキB1を効かしたまま
にしておくと)、電源D2からの電流がスイッチSW4
と、リレースイッチR3とを経て論理積回路Y1の他側
入力端子を「H」とし、またこのときスイッチSW3が
中立位置N以外であるから一側入力が「H」であり、警
報ブザーZが鳴る。従ってオペレータは直ちにスイッチ
SW1を閉じ、タイヤ用駐車ブレーキB1を解除してタ
イヤ用駐車ブレーキB1の引きずりを阻止できる。尚、
タイヤ1を使用するときに軌道輪用駐車ブレーキB2を
効かせておくと、例機の場合、軌道輪2が車体の前後に
張り出しているので、例えば陸上8での停車時、軌道輪
2に足を掛けたり、また他の外力が加わっても回転する
ことがなく、安全上好ましいものとなる。
以外の他の位置B、F1又はF2に位置させる。このよ
うにすると、車両は陸上自走を開始する。このとき論理
積回路Y1、Y2の一側入力は共に「H」となるが、他
側入力は共に「L」のままである。即ち陸上自走時、タ
イヤ用駐車ブレーキB1は解除されて警報灯L1が消
え、また軌道輪用駐車ブレーキB2が効いて警報灯L2
は点灯するが、警報ブザーZは鳴らない。ここで仮に上
記(3)の工程において、スイッチSW1を閉じ忘れて
いると(即ちタイヤ用駐車ブレーキB1を効かしたまま
にしておくと)、電源D2からの電流がスイッチSW4
と、リレースイッチR3とを経て論理積回路Y1の他側
入力端子を「H」とし、またこのときスイッチSW3が
中立位置N以外であるから一側入力が「H」であり、警
報ブザーZが鳴る。従ってオペレータは直ちにスイッチ
SW1を閉じ、タイヤ用駐車ブレーキB1を解除してタ
イヤ用駐車ブレーキB1の引きずりを阻止できる。尚、
タイヤ1を使用するときに軌道輪用駐車ブレーキB2を
効かせておくと、例機の場合、軌道輪2が車体の前後に
張り出しているので、例えば陸上8での停車時、軌道輪
2に足を掛けたり、また他の外力が加わっても回転する
ことがなく、安全上好ましいものとなる。
【0056】(5)陸上自走から軌上自走に移行すると
きは、モード設定器SW6をタイヤモードTの位置から
転車モード位置Sに切換える。このようにすると、電源
D2からの電流がリレースイッチR1〜R4のコイルに
流れ、これらを開く。この結果、駐車ブレーキB1、B
2が効き、警報灯L1、L2が点灯するが、警報ブザー
Zは鳴らない。即ちオペレータは警報灯L1、L2の点
灯によって駐車ブレーキB1、B2の効きを知ることが
できる。また駐車ブレーキB1、B2の効きによって軌
上自走(又は陸上自走)への移行時、仮に軌道(又は陸
上)が傾斜していても、また車体に不慮の外力が加わっ
ても車体が勝手に自走することも無い。また警報ブザー
Zが鳴らないのでうるさいということもなく、転車作業
を快適に行える。
きは、モード設定器SW6をタイヤモードTの位置から
転車モード位置Sに切換える。このようにすると、電源
D2からの電流がリレースイッチR1〜R4のコイルに
流れ、これらを開く。この結果、駐車ブレーキB1、B
2が効き、警報灯L1、L2が点灯するが、警報ブザー
Zは鳴らない。即ちオペレータは警報灯L1、L2の点
灯によって駐車ブレーキB1、B2の効きを知ることが
できる。また駐車ブレーキB1、B2の効きによって軌
上自走(又は陸上自走)への移行時、仮に軌道(又は陸
上)が傾斜していても、また車体に不慮の外力が加わっ
ても車体が勝手に自走することも無い。また警報ブザー
Zが鳴らないのでうるさいということもなく、転車作業
を快適に行える。
【0057】(6)その後、オペレータがモード設定器
SW6を転車モードSの位置から軌道輪モードRの位置
に切換える。そしてスイッチSW2を閉じる。このよう
すると、電源D2からの電流がリレースイッチR2を経
てソレノイドバルブV2のソレノイドに流れ、ソレノイ
ドバルブV2を図示左位置に切換える。この結果、軌道
輪用駐車ブレーキB2に圧油が加わり、これを解除す
る。このとき圧油はスイッチSW5を開き、警報灯L2
を消すと共に、論理積回路Y2の他側入力を「L」とす
る。尚、このときの論理積回路Y2の一側入力は、スイ
ッチSW3が未だ中立位置Nであるから「L」である。
一方、モード設定器SW6は軌道輪モードRの位置であ
るから、電源D2からの電流がリレースイッチR1のコ
イルに流れてリレースイッチR1を開く。従ってオペレ
ータがスイッチSW1を閉じてもリレースイッチR1が
開いているのでタイヤ用駐車ブレーキB1が解除される
ことが無い。従って警報灯L1は点灯したままである。
ここで警報灯L1が点灯しているということはスイッチ
SW4は閉じていることである。従って論理積回路Y1
の他側入力は「H」になろうとする。ところがスイッチ
SW6が軌道輪モード位置Rであるから、電源D2から
の電流がリレースイッチR3のコイルに流れてリレース
イッチR3を開いている。この結果、論理積回路Y1の
他側入力も「L」となる。即ち論理積回路Y1、Y2夫
々の入力は共に「L」であるから警報ブザーZは鳴らな
い。つまりオペレータは警報灯L1の点灯によってタイ
ヤ用駐車ブレーキB1の効きを知る。
SW6を転車モードSの位置から軌道輪モードRの位置
に切換える。そしてスイッチSW2を閉じる。このよう
すると、電源D2からの電流がリレースイッチR2を経
てソレノイドバルブV2のソレノイドに流れ、ソレノイ
ドバルブV2を図示左位置に切換える。この結果、軌道
輪用駐車ブレーキB2に圧油が加わり、これを解除す
る。このとき圧油はスイッチSW5を開き、警報灯L2
を消すと共に、論理積回路Y2の他側入力を「L」とす
る。尚、このときの論理積回路Y2の一側入力は、スイ
ッチSW3が未だ中立位置Nであるから「L」である。
一方、モード設定器SW6は軌道輪モードRの位置であ
るから、電源D2からの電流がリレースイッチR1のコ
イルに流れてリレースイッチR1を開く。従ってオペレ
ータがスイッチSW1を閉じてもリレースイッチR1が
開いているのでタイヤ用駐車ブレーキB1が解除される
ことが無い。従って警報灯L1は点灯したままである。
ここで警報灯L1が点灯しているということはスイッチ
SW4は閉じていることである。従って論理積回路Y1
の他側入力は「H」になろうとする。ところがスイッチ
SW6が軌道輪モード位置Rであるから、電源D2から
の電流がリレースイッチR3のコイルに流れてリレース
イッチR3を開いている。この結果、論理積回路Y1の
他側入力も「L」となる。即ち論理積回路Y1、Y2夫
々の入力は共に「L」であるから警報ブザーZは鳴らな
い。つまりオペレータは警報灯L1の点灯によってタイ
ヤ用駐車ブレーキB1の効きを知る。
【0058】(7)次いでスイッチSW3を中立位置N
以外の他の位置B、F1又はF2に位置させる。このよ
うにすると、論理積回路Y1、Y2の一側入力は共に
「H」となるが、他側入力は共に「L」のままである。
従って警報ブザーZは鳴らないままである。即ち軌上自
走時、軌道輪用駐車ブレーキB2は解除されて警報灯L
2が消える。またタイヤ用駐車ブレーキB1が効いて警
報灯L1は点灯するが、警報ブザーZは鳴らない。ここ
で仮に上記(6)の工程において、スイッチSW2を閉
じ忘れると(即ち軌道輪用駐車ブレーキB2を効かした
ままとすると)、電源D2からの電流がスイッチSW5
と、リレースイッチR4とを経て論理積回路Y2の他側
入力端子を「H」とし、またこのときスイッチSW3が
中立位置N以外のであるから一側入力を「H」とするか
ら警報ブザーZが鳴る。従ってオペレータは直ちにスイ
ッチSW2を閉じ、軌道輪用駐車ブレーキB2を解除し
て軌道輪用駐車ブレーキB2の引きずりを阻止できる。
軌道輪2を使用するときにタイヤ用駐車ブレーキB1を
効かせておくと、例えば軌上7での停車時、タイヤが外
力によって回転することもなく、安全上好ましいものと
なる。
以外の他の位置B、F1又はF2に位置させる。このよ
うにすると、論理積回路Y1、Y2の一側入力は共に
「H」となるが、他側入力は共に「L」のままである。
従って警報ブザーZは鳴らないままである。即ち軌上自
走時、軌道輪用駐車ブレーキB2は解除されて警報灯L
2が消える。またタイヤ用駐車ブレーキB1が効いて警
報灯L1は点灯するが、警報ブザーZは鳴らない。ここ
で仮に上記(6)の工程において、スイッチSW2を閉
じ忘れると(即ち軌道輪用駐車ブレーキB2を効かした
ままとすると)、電源D2からの電流がスイッチSW5
と、リレースイッチR4とを経て論理積回路Y2の他側
入力端子を「H」とし、またこのときスイッチSW3が
中立位置N以外のであるから一側入力を「H」とするか
ら警報ブザーZが鳴る。従ってオペレータは直ちにスイ
ッチSW2を閉じ、軌道輪用駐車ブレーキB2を解除し
て軌道輪用駐車ブレーキB2の引きずりを阻止できる。
軌道輪2を使用するときにタイヤ用駐車ブレーキB1を
効かせておくと、例えば軌上7での停車時、タイヤが外
力によって回転することもなく、安全上好ましいものと
なる。
【0059】即ち上記第1実施例によれば、次のような
作用効果を奏する。 (1)軌上自走時にスイッチSW1を閉じたままとして
も(即ち開き忘れても)、モード設定器SW6が軌道輪
モードRの位置であるため、リレースイッチR1が開
き、タイヤ用駐車ブレーキB1が効く。しかもモード設
定器SW6が軌道輪モードRの位置であるため、リレー
スイッチR3が開く。このため論理積回路Y1が出力せ
ず、警報ブザーZは鳴らない。但しオペレータは警報灯
L1の点灯によってタイヤ用駐車ブレーキB1の効きを
知ることができる。
作用効果を奏する。 (1)軌上自走時にスイッチSW1を閉じたままとして
も(即ち開き忘れても)、モード設定器SW6が軌道輪
モードRの位置であるため、リレースイッチR1が開
き、タイヤ用駐車ブレーキB1が効く。しかもモード設
定器SW6が軌道輪モードRの位置であるため、リレー
スイッチR3が開く。このため論理積回路Y1が出力せ
ず、警報ブザーZは鳴らない。但しオペレータは警報灯
L1の点灯によってタイヤ用駐車ブレーキB1の効きを
知ることができる。
【0060】(2)陸上自走時にスイッチSW2を閉じ
たままとしても(即ち開き忘れても)、モード設定器S
W6がタイヤモードTの位置であるため、リレースイッ
チR2が開き、軌道輪用駐車ブレーキB2が効く。しか
もモード設定器SW6がタイヤモードTの位置であるた
め、リレースイッチR4が開く。このため論理積回路Y
2が出力せず、警報ブザーZは鳴らない。但しオペレー
タは警報灯L2の点灯によって軌道輪用駐車ブレーキB
2の効きを知ることができる。
たままとしても(即ち開き忘れても)、モード設定器S
W6がタイヤモードTの位置であるため、リレースイッ
チR2が開き、軌道輪用駐車ブレーキB2が効く。しか
もモード設定器SW6がタイヤモードTの位置であるた
め、リレースイッチR4が開く。このため論理積回路Y
2が出力せず、警報ブザーZは鳴らない。但しオペレー
タは警報灯L2の点灯によって軌道輪用駐車ブレーキB
2の効きを知ることができる。
【0061】(3)モード設定器SW6を転車モードS
の位置に切り換えると、リレースイッチR1〜R4が開
く。そしてこの結果、両駐車ブレーキB1、B2が効
き、警報灯L1、L2が点灯するものの、警報ブザーZ
は鳴らない。即ちオペレータは警報灯L1、L2の点灯
によって駐車ブレーキB1、B2の効きを知ることがで
きる。そして両駐車ブレーキB1、B2の効きによって
軌上自走(又は陸上自走)への移行完了時に軌道(又は
陸上)が傾斜していても車体が勝手に移動するようなこ
とも無い。また警報ブザーZが鳴らないのでうるさいと
いうこともない。
の位置に切り換えると、リレースイッチR1〜R4が開
く。そしてこの結果、両駐車ブレーキB1、B2が効
き、警報灯L1、L2が点灯するものの、警報ブザーZ
は鳴らない。即ちオペレータは警報灯L1、L2の点灯
によって駐車ブレーキB1、B2の効きを知ることがで
きる。そして両駐車ブレーキB1、B2の効きによって
軌上自走(又は陸上自走)への移行完了時に軌道(又は
陸上)が傾斜していても車体が勝手に移動するようなこ
とも無い。また警報ブザーZが鳴らないのでうるさいと
いうこともない。
【0062】(4)即ち上記第1実施例によれば、警報
灯L1はタイヤ用駐車ブレーキB1が効いたときに必ず
点灯し、一方、警報灯L2は軌道輪用駐車ブレーキB2
が効いたときに必ず点灯する。そして警報ブザーZは次
の第1、第2の場合において鳴る。 (41)第1の場合は、陸上自走時、スイッチSW2の
操作に係わりなく(尚、上記実施例では、軌道輪用駐車
ブレーキB2は自動的に効き状態となる)、タイヤ用駐
車ブレーキB1が効き、かつ変速レバーSW3が中立位
置N以外の他の位置B、F1又はF2にあるときに鳴
る。 (42)第2の場合は、軌上自走時、スイッチSW1の
操作に係わりなく(尚、上記実施例では、タイヤ用駐車
ブレーキB1は自動的に効き状態となる)、軌道輪用駐
車ブレーキB2が効き、かつ変速レバーSW3が中立位
置N以外の他の位置B、F1又はF2にあるときに鳴
る。
灯L1はタイヤ用駐車ブレーキB1が効いたときに必ず
点灯し、一方、警報灯L2は軌道輪用駐車ブレーキB2
が効いたときに必ず点灯する。そして警報ブザーZは次
の第1、第2の場合において鳴る。 (41)第1の場合は、陸上自走時、スイッチSW2の
操作に係わりなく(尚、上記実施例では、軌道輪用駐車
ブレーキB2は自動的に効き状態となる)、タイヤ用駐
車ブレーキB1が効き、かつ変速レバーSW3が中立位
置N以外の他の位置B、F1又はF2にあるときに鳴
る。 (42)第2の場合は、軌上自走時、スイッチSW1の
操作に係わりなく(尚、上記実施例では、タイヤ用駐車
ブレーキB1は自動的に効き状態となる)、軌道輪用駐
車ブレーキB2が効き、かつ変速レバーSW3が中立位
置N以外の他の位置B、F1又はF2にあるときに鳴
る。
【0063】従って軌上自走を終えて陸上自走に移るべ
く軌道輪2に代えてタイヤ1を路面に接地させたとき、
例えば路面が傾斜していても、また車両を押し引きする
外力が不用意に加わっても、タイヤ用駐車ブレーキB1
が効いているため、車両が勝手に動き出すという不都合
は生じない。逆に陸上自走を終えて軌上自走に移るべく
タイヤ1に代えて軌道輪2を軌道に接地させたとき、例
えば軌道が傾斜していても、また車両を押し引きする外
力が不用意に加わっても、軌道輪用駐車ブレーキB2が
効いているため、車両が勝手に動き出すという不都合は
生じない。即ち軌陸両用車両における駐車ブレーキのフ
ールプルーフ化を達成できる。
く軌道輪2に代えてタイヤ1を路面に接地させたとき、
例えば路面が傾斜していても、また車両を押し引きする
外力が不用意に加わっても、タイヤ用駐車ブレーキB1
が効いているため、車両が勝手に動き出すという不都合
は生じない。逆に陸上自走を終えて軌上自走に移るべく
タイヤ1に代えて軌道輪2を軌道に接地させたとき、例
えば軌道が傾斜していても、また車両を押し引きする外
力が不用意に加わっても、軌道輪用駐車ブレーキB2が
効いているため、車両が勝手に動き出すという不都合は
生じない。即ち軌陸両用車両における駐車ブレーキのフ
ールプルーフ化を達成できる。
【0064】他の代表的な実施例を次に掲げる。
【0065】(1)第2実施例は次の通り。上記第1実
施例のスイッチSW3の他側端子なる中立位置Nはイン
バータXを経て論理積回路Y1、Y2の一側入力端子に
接続したが、インバータXを無くし、他端子を中立位置
N以外の位置(即ち後進位置B、前進一速位置F1及び
前進二速位置F2)としても構わない。
施例のスイッチSW3の他側端子なる中立位置Nはイン
バータXを経て論理積回路Y1、Y2の一側入力端子に
接続したが、インバータXを無くし、他端子を中立位置
N以外の位置(即ち後進位置B、前進一速位置F1及び
前進二速位置F2)としても構わない。
【0066】(2)第3実施例は次の通り。上記第1実
施例ではインバータX及び論理積回路Y1、Y2を除く
総てを結線関係で示したが、上記第1実施例で述べた作
動例でなる動作プログラムを予め記憶し、スイッチSW
3〜SW6から切換え情報や開閉情報を受けてこれらを
動作プログラムに基づき処理し、その処理結果を駆動電
流や駆動信号としてリレースイッチR1〜R4、警報灯
L1、L2、警報ブザーZに入力してこれらを作動させ
るマイコン等でなる制御器(尚、これには論理回路X、
Y1、Y2を含む)で構成しても構わない。
施例ではインバータX及び論理積回路Y1、Y2を除く
総てを結線関係で示したが、上記第1実施例で述べた作
動例でなる動作プログラムを予め記憶し、スイッチSW
3〜SW6から切換え情報や開閉情報を受けてこれらを
動作プログラムに基づき処理し、その処理結果を駆動電
流や駆動信号としてリレースイッチR1〜R4、警報灯
L1、L2、警報ブザーZに入力してこれらを作動させ
るマイコン等でなる制御器(尚、これには論理回路X、
Y1、Y2を含む)で構成しても構わない。
【0067】(3)第4実施例は図2を参照して説明す
る。図2の第4実施例は、上記第1実施例における第
1、第2論理積回路Y1、Y2を一つの論理積回路Y3
で構成し、警報灯L1、L2を一つの警報灯L3で構成
し、リレースイッチR3、R4を一つのリレースイッチ
R5で構成したものである。詳しくは次の通り。
る。図2の第4実施例は、上記第1実施例における第
1、第2論理積回路Y1、Y2を一つの論理積回路Y3
で構成し、警報灯L1、L2を一つの警報灯L3で構成
し、リレースイッチR3、R4を一つのリレースイッチ
R5で構成したものである。詳しくは次の通り。
【0068】スイッチSW4、SW5の出力側には、切
り換えられていずれか一方に結合自在とされたリレース
イッチR5を設けてある。リレースイッチR5の出力側
は論理積回路Y3の他側入力に接続される。このような
リレースイッチR5の切換えは、モード設定器SW6の
切換えで行われ、タイヤモードT時にはタイヤ用駐車ブ
レーキ状態検出手段SW4の出力側に結合し、一方、軌
道輪モードR時には軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段
Sの出力側に結合する。論理積回路Y3の一側入力には
変速レバーSW3が接続され、変速レバーSW3が中立
位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしている
ときのみ信号Hは入力される構成となっている。
り換えられていずれか一方に結合自在とされたリレース
イッチR5を設けてある。リレースイッチR5の出力側
は論理積回路Y3の他側入力に接続される。このような
リレースイッチR5の切換えは、モード設定器SW6の
切換えで行われ、タイヤモードT時にはタイヤ用駐車ブ
レーキ状態検出手段SW4の出力側に結合し、一方、軌
道輪モードR時には軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段
Sの出力側に結合する。論理積回路Y3の一側入力には
変速レバーSW3が接続され、変速レバーSW3が中立
位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしている
ときのみ信号Hは入力される構成となっている。
【0069】従ってモード設定器SW6をタイヤモード
Tに設定すると、スイッチSW4の出力側と論理積回路
Y3の一側入力とがリレースイッチR5を介して接続す
る。そこでタイヤ用駐車ブレーキB1が効き状態であ
り、このためスイッチSW4が効き信号Hを論理積回路
Y3に入力しているときに、変速レバーSW3を中立位
置Nから他位置へシフトしたり又はシフトしているとき
はその信号Hが論理積回路Y3に入力する。このように
なると、論理積回路Y3は警報ブザーZを鳴らす。勿
論、変速レバーSW3を中立位置Nから他位置にシフト
しているときに、スイッチSW4が効き信号Hを発信し
ても、警報ブザーZは鳴る。一方、モード設定器SW6
を軌道輪モードRに設定すると、スイッチSW5の出力
側と論理積回路Y3の一側入力とがリレースイッチR5
を介して接続する。そこで軌道輪用駐車ブレーキB2が
効き状態であり、このためスイッチSW5が効き信号H
を論理積回路Y3に入力しているときに、変速レバーS
W3を中立位置Nから他位置へシフトしたり又はシフト
しているときはその信号Hが論理積回路Y3に入力す
る。このようになると、論理回路Y3は警報ブザーZを
鳴らす。勿論、変速レバーSW3を中立位置Nから他位
置にシフトしているときに、スイッチSW5が効き信号
Hを発信しても、警報ブザーZは鳴る。
Tに設定すると、スイッチSW4の出力側と論理積回路
Y3の一側入力とがリレースイッチR5を介して接続す
る。そこでタイヤ用駐車ブレーキB1が効き状態であ
り、このためスイッチSW4が効き信号Hを論理積回路
Y3に入力しているときに、変速レバーSW3を中立位
置Nから他位置へシフトしたり又はシフトしているとき
はその信号Hが論理積回路Y3に入力する。このように
なると、論理積回路Y3は警報ブザーZを鳴らす。勿
論、変速レバーSW3を中立位置Nから他位置にシフト
しているときに、スイッチSW4が効き信号Hを発信し
ても、警報ブザーZは鳴る。一方、モード設定器SW6
を軌道輪モードRに設定すると、スイッチSW5の出力
側と論理積回路Y3の一側入力とがリレースイッチR5
を介して接続する。そこで軌道輪用駐車ブレーキB2が
効き状態であり、このためスイッチSW5が効き信号H
を論理積回路Y3に入力しているときに、変速レバーS
W3を中立位置Nから他位置へシフトしたり又はシフト
しているときはその信号Hが論理積回路Y3に入力す
る。このようになると、論理回路Y3は警報ブザーZを
鳴らす。勿論、変速レバーSW3を中立位置Nから他位
置にシフトしているときに、スイッチSW5が効き信号
Hを発信しても、警報ブザーZは鳴る。
【0070】このようにすると、軌道輪モードR時に、
タイヤ用駐車ブレーキB1が効いていても警報ブザーZ
が鳴らない。従ってうるさいという不都合が無くなる。
しかも軌上自走を終えて陸上自走に移るべく軌道輪2に
代えてタイヤ1を路面に接地させたとき、例えば路面が
傾斜していても、また車両を押し引きする外力が不慮に
加わわっても、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いている
ために車両が勝手に動き出すという不都合も生じない。
勿論、タイヤモードT時に、軌道輪用駐車ブレーキB2
が効いていても警報ブザーZが鳴らない。従ってうるさ
いという不都合が無くなる。しかも陸上自走を終えて軌
上自走に移るべくタイヤ1に代えて軌道輪2を軌道に接
地させたとき、例えば軌道が傾斜していても、また車両
を押し引きする外力が不慮に加わわっても、軌道輪用駐
車ブレーキB2が効いているために車両が勝手に動き出
すという不都合も生じない。即ち軌陸両用車両における
駐車ブレーキのフールプルーフ化を達成できる。しかも
上記したように、第3実施例では、上記第1実施例にお
ける2つの第1、第2論理積回路Y1、Y2を一つの第
1論理積回路Y3で対応させ、また2つの警告灯L1、
L2を一つの警告灯L3で対応させたため、小型化で
き、製造及び保守が容易となり、また経済的である。
タイヤ用駐車ブレーキB1が効いていても警報ブザーZ
が鳴らない。従ってうるさいという不都合が無くなる。
しかも軌上自走を終えて陸上自走に移るべく軌道輪2に
代えてタイヤ1を路面に接地させたとき、例えば路面が
傾斜していても、また車両を押し引きする外力が不慮に
加わわっても、タイヤ用駐車ブレーキB1が効いている
ために車両が勝手に動き出すという不都合も生じない。
勿論、タイヤモードT時に、軌道輪用駐車ブレーキB2
が効いていても警報ブザーZが鳴らない。従ってうるさ
いという不都合が無くなる。しかも陸上自走を終えて軌
上自走に移るべくタイヤ1に代えて軌道輪2を軌道に接
地させたとき、例えば軌道が傾斜していても、また車両
を押し引きする外力が不慮に加わわっても、軌道輪用駐
車ブレーキB2が効いているために車両が勝手に動き出
すという不都合も生じない。即ち軌陸両用車両における
駐車ブレーキのフールプルーフ化を達成できる。しかも
上記したように、第3実施例では、上記第1実施例にお
ける2つの第1、第2論理積回路Y1、Y2を一つの第
1論理積回路Y3で対応させ、また2つの警告灯L1、
L2を一つの警告灯L3で対応させたため、小型化で
き、製造及び保守が容易となり、また経済的である。
【0071】尚、第4実施例なる図2に示した符号L4
1は、オペレータがスイッチSW1を閉めたときに点灯
する点灯器、符号L42は、オペレータがスイッチSW
2を閉めたときに点灯する点灯器である。
1は、オペレータがスイッチSW1を閉めたときに点灯
する点灯器、符号L42は、オペレータがスイッチSW
2を閉めたときに点灯する点灯器である。
【図1】第1実施例の模式回路図である。
【図2】第4実施例の模式回路図である。
【図3】実施例を搭載した軌陸両用車両の側面図であ
る。
る。
【図4】図3の後面図である。
【図5】従来の軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報指令装
置の模式回路図である。
置の模式回路図である。
1…タイヤ、2…軌道輪、B1…タイヤ用駐車ブレー
キ、B2…軌道輪用駐車ブレーキ、SW3…変速レバー
(スイッチ)、SW4…タイヤ用駐車ブレーキ状態検出
手段(スイッチ)、SW5…軌道輪用駐車ブレーキ状態
検出手段(スイッチ)、SW6…モード設定器、H…ブ
レーキ効き信号、L…ブレーキ解除信号、R1…タイヤ
用駐車ブレーキ効かせ手段(リレースイッチ)、R2…
軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手段(リレースイッチ)、
R3…第1割込み手段(リレースイッチ)、R4…第2
割込み手段(リレースイッチ)、R5…スイッチ(リレ
ースイッチ)、T…タイヤモード、R…軌道輪モード、
S…転車モード、N…中立位置、Y1…第1論理手段
(第1論理積回路)、Y2…第2論理手段(第2論理積
回路)、Y3…論理手段(論理積回路)、Z…警報ブザ
ー。
キ、B2…軌道輪用駐車ブレーキ、SW3…変速レバー
(スイッチ)、SW4…タイヤ用駐車ブレーキ状態検出
手段(スイッチ)、SW5…軌道輪用駐車ブレーキ状態
検出手段(スイッチ)、SW6…モード設定器、H…ブ
レーキ効き信号、L…ブレーキ解除信号、R1…タイヤ
用駐車ブレーキ効かせ手段(リレースイッチ)、R2…
軌道輪用駐車ブレーキ効かせ手段(リレースイッチ)、
R3…第1割込み手段(リレースイッチ)、R4…第2
割込み手段(リレースイッチ)、R5…スイッチ(リレ
ースイッチ)、T…タイヤモード、R…軌道輪モード、
S…転車モード、N…中立位置、Y1…第1論理手段
(第1論理積回路)、Y2…第2論理手段(第2論理積
回路)、Y3…論理手段(論理積回路)、Z…警報ブザ
ー。
Claims (5)
- 【請求項1】 モード設定器と、モード設定器で設定さ
れたモードを受けてこのモードに応じていずれかに切換
えられ使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速機
と、軌道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入力
する変速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、及び軌道
輪用駐車ブレーキとを有する軌陸両用車両に搭載され、
かつ警報ブザーを有し、駐車ブレーキが効いていると
き、かつ変速レバーが中立位置から他位置へシフトした
とき又はシフトしているときに警報ブザーを鳴らす駐車
ブレーキ警報装置において、(1)モード設定器SW6
は、少なくとも、車両をタイヤ1によって陸上自走可能
とするタイヤモードTと、車両を軌道輪2によって軌上
自走可能とする軌道輪モードRとを設定自在に有し、
(2)駐車ブレーキ警報装置は、(21)タイヤ用駐車
ブレーキB1の作動状態を検出し、出力するタイヤ用駐
車ブレーキ状態検出手段SW4と、(22)軌道輪用駐
車ブレーキB2の作動状態を検出し、出力する軌道輪用
駐車ブレーキ状態検出手段SW5と、(23)モード設
定器SW6をタイヤモードTに設定したときタイヤ用駐
車ブレーキ状態検出手段SW4の出力側に結合し、かつ
モード設定器SW6を軌道輪モードRに設定したとき軌
道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5の出力側に結合
するスイッチR5と、(24)変速レバーSW3が中立
位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしている
とき、かつタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段SW4及
び軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5のいずれか
一方からスイッチR5を介してブレーキの効き状態の信
号を受けたときに警報ブザーZを鳴らす論理手段Y3と
を有することを特徴とする軌陸両用車両の駐車ブレーキ
警報装置。 - 【請求項2】 モード設定器と、モード設定器で設定さ
れたモードを受けてこのモードに応じていずれかに切換
えられ使用されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速機
と、軌道輪用変速機と、これら変速機に変速指令を入力
する変速レバーと、タイヤ用駐車ブレーキと、及び軌道
輪用駐車ブレーキとを有する軌陸両用車両に搭載され、
かつ警報ブザーを有し、駐車ブレーキが効いていると
き、かつ変速レバーが中立位置から他位置へシフトした
とき又はシフトしているときに警報ブザーを鳴らす駐車
ブレーキ警報装置において、(1)モード設定器SW6
は、少なくとも、車両をタイヤ1によって陸上自走可能
とするタイヤモードTと、車両を軌道輪2によって軌上
自走可能とする軌道輪モードRとを設定自在に有し、
(2)駐車ブレーキ警報装置は、(21)タイヤ用駐車
ブレーキB1の作動状態を検出し、ブレーキが効き状態
であるときは効き信号Hを、解除状態であるときは解除
信号Lを出力するタイヤ用駐車ブレーキ状態検出手段S
W4と、(22)軌道輪用駐車ブレーキB2の作動状態
を検出し、ブレーキが効き状態であるときは効き信号H
を、解除状態であるときは解除信号Lを出力する軌道輪
用駐車ブレーキ状態検出手段SW5と、(23)タイヤ
用駐車ブレーキ状態検出手段SW4の出力を受け、この
出力が効き信号Hで、かつ変速レバーSW3が中立位置
Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしているとき
に警報ブザーZを鳴らす第1論理手段Y1と、(24)
軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5の出力を受
け、この出力が効き信号Hで、かつ変速レバーSW3が
中立位置Nから他位置へシフトしたとき又はシフトして
いるときに警報ブザーZを鳴らす第2論理手段Y2と、
(25)モード設定器SW6を軌道輪モードRに設定し
たとき、この軌道輪モードRを受けてタイヤ用駐車ブレ
ーキ状態検出手段SW4からの効き信号Hに代えて第1
論理手段Y1に解除信号Lを割り込み入力して警報ブザ
ーZを鳴らさない第1割込み手段R3と、(26)モー
ド設定器SW6をタイヤモードTに設定したとき、この
タイヤモードTを受けて軌道輪用駐車ブレーキ状態検出
手段SW5からの効き信号Hに代えて第2論理手段Y2
に解除信号Lを割り込み入力して警報ブザーZを鳴らさ
ない第2割込み手段R4とを有することを特徴とする軌
陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置。 - 【請求項3】 (1)モード設定器SW6を軌道輪モー
ドRに設定したとき、この軌道輪モードRを受けてタイ
ヤ用駐車ブレーキB1を効かせるタイヤ用駐車ブレーキ
効かせ手段R1と、(2)モード設定器SW6をタイヤ
モードTに設定したとき、このタイヤモードTを受けて
軌道輪用駐車ブレーキB2を効かせる軌道輪用駐車ブレ
ーキ効かせ手段R2とを有することを特徴とする請求項
2記載の軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の軌陸両用車両の駐車ブレ
ーキ警報装置において、(1)モード設定器SW6は、
車両をタイヤから軌道輪へ、又は軌道輪からタイヤへ切
換え使用するため転車モードSを設定自在に有し、
(2)タイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段R1と、軌道輪
用駐車ブレーキ効かせ手段R2と、第1割込み手段R3
と、第2割込み手段R4とは、モード設定器SW6が転
車モードSに設定されたとき、この転車モードSを受け
て、(21)タイヤ用駐車ブレーキ効かせ手段R1は、
タイヤ用駐車ブレーキB1を効かせ、(22)軌道輪用
駐車ブレーキ効かせ手段R2は、軌道輪用駐車ブレーキ
B2を効かせ、(23)第1割込み手段R3は、タイヤ
用駐車ブレーキ状態検出手段SW4からの効き信号Hに
代えて第1論理手段Y1に解除信号Lを割り込み入力し
て警報ブザーZを鳴らさず、かつ(24)第2割込み手
段R4は、軌道輪用駐車ブレーキ状態検出手段SW5か
らの効き信号Hに代えて第2論理手段Y2に解除信号L
を割り込み入力して警報ブザーZを鳴らさないことを特
徴とする軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置。 - 【請求項5】 モード設定器と、モード設定器で設定さ
れたモードを受けてこのモードに応じて切換えられ使用
されるタイヤ及び軌道輪と、タイヤ用変速機と、軌道輪
用変速機と、これら変速機に変速指令を入力する変速レ
バーと、タイヤ用駐車ブレーキと、軌道輪用駐車ブレー
キとを有する軌陸両用車両に搭載され、かつ警報ブザー
を有し、駐車ブレーキが効いているとき、かつ変速レバ
ーが中立位置から他位置へシフトしたとき又はシフトし
ているときに警報ブザーを鳴らす駐車ブレーキ警報装置
の警報方法において、(1)タイヤ使用時は、軌道輪用
駐車ブレーキB2の作動に係わりなく、タイヤ用駐車ブ
レーキB1が効き、かつ変速レバーSW3が中立位置N
から他位置へシフトしたとき又はシフトしているときに
警報ブザーZを鳴らし、(2)軌道輪使用時は、タイヤ
用駐車ブレーキB1の作動に係わりなく、軌道輪用駐車
ブレーキB2が効き、かつ変速レバーSW3が中立位置
Nから他位置へシフトしたとき又はシフトしているとき
に警報ブザーZを鳴らすことを特徴とする軌陸両用車両
の駐車ブレーキ警報方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22311297A JPH1148959A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22311297A JPH1148959A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148959A true JPH1148959A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16793021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22311297A Pending JPH1148959A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 軌陸両用車両の駐車ブレーキ警報装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148959A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002231951A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-16 | Sony Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2008195358A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 軌陸作業機のブレーキ装置 |
JP2013226967A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Aichi Corp | 軌陸作業車 |
JP2018069875A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社タダノ | 軌陸車の鉄輪の空転滑走検出システム |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP22311297A patent/JPH1148959A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002231951A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-16 | Sony Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
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JP4634406B2 (ja) * | 2007-02-15 | 2011-02-16 | 日立建機株式会社 | 軌陸作業機のブレーキ装置 |
JP2013226967A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Aichi Corp | 軌陸作業車 |
JP2018069875A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社タダノ | 軌陸車の鉄輪の空転滑走検出システム |
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