JP2593980Y2 - 駐車ブレーキ制御装置 - Google Patents

駐車ブレーキ制御装置

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JP2593980Y2
JP2593980Y2 JP7944691U JP7944691U JP2593980Y2 JP 2593980 Y2 JP2593980 Y2 JP 2593980Y2 JP 7944691 U JP7944691 U JP 7944691U JP 7944691 U JP7944691 U JP 7944691U JP 2593980 Y2 JP2593980 Y2 JP 2593980Y2
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parking brake
switch
transmission
pbs
relay
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光昭 小松
幹夫 小寺
敬助 柏倉
公道 江上
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建設車両等の駐車ブレ
ーキ装置を制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来主として建設機械等の大型車両には
スプリング力によって制御力を発生し,該スプリングに
対向した空圧または油圧シリンダ等の流体圧アクチュエ
ータによって解放する駐車ブレーキ(以下においてはパ
ーキングブレーキとも記す)が用いられている。図2は
建設車両の一例であるホイールローダの外観側面図を示
し,運転席Sの前方のダッシュボードDには駐車ブレー
キの操作用スイッチが設け られ,車体Bの内部には変
速機(以下においてはトランスミッションと記す)やブ
レーキ装置(主制動装置及び駐車ブレーキ装置を含む)
を内包している。
【0003】図3は従来の駐車ブレーキ制御回路を示
し,パーキングブレーキスイッチPBSを作動位置(端
子2と端子3が導通位置)から解放位置(端子2と端子
1が導通位置)にすると,バッテリBAからの電流はバ
ッテリリレーBAR,パーキングブレーキセフティリレ
ーPBSRの端子3,5,パーキングブレーキスイッチ
PBSの端子2,1,エマージエンシブレーキスイッチ
EBSを通って,パーキングブレーキバルブPBVを作
動させ,図示しないパーキングブレーキ装置を解放する
ようになっている。SSは始動スイッチ,NRはトラン
スミッションを中立にするニュートラライザリレー,T
CSHは手動用トランスミッションカットオフ切換スイ
ッチ,TCSAはエア圧用トランスミッションカットオ
フスイッチ,RSRは後進用ソレノイドリレー,BLR
は後進用ランプのリレー,FRLSは前後進用レバース
イッチ,FSRは前進用ソレノイドリレー,RVは後進
クラッチ用バルブ,FVは前進クラッチ用バルブ,IV
は1速クラッチ用バルブ,2Vは2速クラッチ用バル
ブ,3Vは3速クラッチ用バルブ,4Vは4速クラッチ
用バルブ,HLSは変速用レバースイッチである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の駐車ブレー
キ制御装置では,パーキングブレーキスイッチを操作
し,駐車ブレーキを作動させた場合,変速機が自動的に
中立となり,駐車ブレーキを引きずって損傷させるとい
うことはないが,空圧または油圧が低下した緊急事態時
にエマージェンシブレーキスイッチが作動して駐車ブレ
ーキが作動した場合,変速機が中立にならないので駐車
ブレーキを引きずったまま走行し駐車ブレーキを損傷す
るという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この考案は上記
に鑑みなされたものであって,スプリング力により制御
力を得,スプリング力に対向した流体アクチュエータに
より解放する車両用駐車ブレーキの制御装置において,
運転室に設置されたパーキングブレーキスイッチからエ
マージェンシブレーキスイッチを介してパーキングブレ
ーキバルブへ至る電気回路の途中から分岐する電気回路
に設けたニュートラライザリレーからトランスミッショ
ンカットオフスイッチに至る電気回路と,バッテリリレ
ーから出て変速クラッチ用バルブにつながる電気回路と
の間に自動復帰式中立解除スイッチを設け,パーキング
ブレーキスイッチと,ニュートラライザリレーとは電気
回路による直接の配線は削除しエマージェンシブレーキ
スイッチを介して連結するように構成することにより,
パーキングブレーキスイッチが駐車ブレーキ作動の位
置,あるいはエマージェンシブレーキスイッチの信号に
より駐車ブレーキが作動すると変速機が自動的に中立と
なり,自動復帰式中立解除スイッチを運転者が操作して
いる間だけは変速機は変速可能になるようにしたもので
ある。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいてこの考案の実施例につい
て説明する。図1はこの考案にもとずく駐車ブレーキ制
御回路を示し,上記図3と同様の機能を持つ装置には同
一の符号を付してある。そしてこの実施例における構成
において最も特徴的な点は次の3点である。 (1)自動復帰式中立解除スイッチ11を,ニュートラ
ライザリレーNRの端子5から出てトランスミッション
カットオフスイッチTCSAに至る電気回路12と,バ
ッテリリレーBARから出て変速クラッチ用バルブ1
V,2V……につながる電気回路13との間に設ける。 (2)エマージェンシブレーキスイッチEBSからパー
キングブレーキバルブPBVに至る電気回路14と,ニ
ュートラライザリレーNRの端子2との間に,電気回路
15を設ける。 (3)従来の上記図3に示した回路におけるパーキング
ブレーキスイッチPBSの端子1から出ている電気回路
のうち,ニュートラライザリレーNRの端子2につなが
る電気回路(図3に符号aで示す)を削除する。
【0007】次にこの実施例の作用について説明する。
パーキングブレーキスイッチPBSをONにして駐車ブ
レーキを作動しようとすると電流はパーキングブレーキ
スイッチPBSの接点3→2からパーキングブレーキセ
フティリレーPBSRの接点2→1と流れ,パーキング
ブレーキバルブPBVに電流が流れないので,パーキン
グブレーキバルブPBVのスプリング(図示せず)が作
用し,駐車ブレーキが作動する。このときニュートララ
イザリレーNRの端子2へ電流が来ていないので,ニュ
ートラライザリレーNRの接点は3−6がつながり,バ
ッテリBAからバッテリリレーBARを介してニュート
ラライザリレーNRの接点3に接続されている回路1
6,17から回路12へは電流が流れないので前進クラ
ッチ用バルブFV及び後進クラッチ用バルブRVが作動
せず変速機は中立となる。
【0008】パーキングブレーキスイッチPBSをOF
Fにして駐車ブレーキを解除しようとするときは,電流
はバッテリBAからパーキングセフティリレーPBSR
の接点3−5(自己保持型のリレーであり,パーキング
ブレーキスイッチPBSをONにして一担パーキングセ
フティリレーPBRの接点2−1に電流が流れ,接点3
−5がつながれば,パーキングブレーキスイッチPBS
をOFFにしても接点は3−5がそのまま連結されてい
る)パーキングブレーキスイッチPBSの接点2−1と
流れエマージェンシブレーキスイッチEBSを介してパ
ーキングブレーキバルブPBVに通じ駐車ブレーキが解
除される。このときニュートラライザリレーNRは接点
3−5がつながり電流は回路16−17−12及び16
−13と流れるので車両は変速可能となる。
【0009】パーキングブレーキスイッチPBSをOF
F(駐車ブレーキ解除)で走行中エアー圧等が低下する
とエマージェンシブレーキスイッチEBSが作動し(開
となる)回路14に電流が流れないのでパーキングブレ
ーキバルブPBVが作動する。又回路15にも電流が流
れないのでニュートラライザリレーNRは接点3−6が
つながり回路16,17からの電流は回路12に流れな
くなり,変速機は中立となる。
【0010】しかし自動復帰式中立解除スイッチ11を
手動で入れるとバッテリBAからの電流は自動復帰式中
立解除スイッチ11を介して回路16→12へと流れ,
前後進変速可能となる。又バッテリBAからの電流は回
路16→13へと通じているので変速クラッチ用バルブ
1V,2V……の作動が可能なので車両の前後進及び変
速が可能となる。
【0011】
【考案の効果】この考案は以上詳述したようにして成る
ので,駐車ブレーキ作動時には変速機が自動的に中立に
なるので駐車ブレーキを作動したまま走行することがな
く駐車ブレーキの損傷が防止され,変速機中立解除スイ
ッチを設けてあるので,空圧または油圧が低下した緊急
時に駐車ブレーキが作動した場合でも駐車ブレーキを引
きずって車両を移動することができるので,緊急時の安
全が確保でき,また変速機の高速度段を用いることによ
り駐車ブレーキの効き具合のチェックをすることが可能
であるという大きい効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の駐車ブレーキ制御回路図で
ある。
【図2】建設車両の一例であるホイールローダの外観側
面図である。
【図3】従来の駐車ブレーキ制御回路図である。
【符号の説明】
PBS パーキングブレーキスイッチ PBV パーキングブレーキバルブ NR ニュートラライザリレー EBS エマージエンシブレーキスイッチ 11 自動復帰式中立解除スイッチ 12 電気回路 13 電気回路 14 電気回路 15 電気回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 59/54 (72)考案者 柏倉 敬助 埼玉県川越市南台1丁目9番地小松メッ ク株式会社本社工場内 (72)考案者 江上 公道 埼玉県川越市南台1丁目9番地小松メッ ク株式会社本社工場内 (56)参考文献 実開 平2−2563(JP,U) 実開 昭53−160137(JP,U) 実開 昭48−56729(JP,U) 実公 平3−20193(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 41/00 - 41/28 F16H 61/18 E02F 9/20

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリング力により制御力を得,該スプ
    リング力に対向した流体アクチュエータにより解放する
    車両用駐車ブレーキの制御装置において,運転室に設置
    されたパーキングブレーキスイッチ(PBS)に接続さ
    れたパーキングブレーキバルブ(PBV)の作動によ
    り,上記アクチュエータへの流体圧をオン(駐車ブレー
    キ解放),または流体圧をオフ(駐車ブレーキ作動)
    し,パーキングブレーキスイッチ(PBS)が駐車ブレ
    ーキ作動の位置では変速機が自動的に中立位置となるよ
    うにバーキングブレーキスイッチ(PBS)からニュー
    トラライザリレー(NR)に至る電気回路(15)を設
    け,運転室に設置された自動復帰式中立解除スイッチ
    (11)を運転者が操作している間だけは変速機は変速
    可能となるように,該自動復帰式中立解除スイッチ(1
    1)を設けたことを特徴とする駐車ブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1における駐車ブレーキ制御
    装置において,流体圧が異常低下した時にはパーキング
    ブレーキスイッチ(PBS)が駐車ブレーキ解放の位置
    でもエマージエンシブレーキスイッチ(EBS)の信号
    により駐車ブレーキが作動し,変速機が中立になるよう
    に該エマージエンシブレーキスイッチ(EBS)を設
    け,自動復帰式中立解除スイッチ(11)を運転者が操
    作している間だけは変速機は変速可能となるようにパー
    キングブレーキスイッチ(PBS)からエマージエンシ
    ブレーキスイッチ(EBS)を介してパーキングブレー
    キバルブ(PBV),及びニュートラライザリレー(N
    R)へ通じる電気回路(14)及び(15)を設けたこ
    とを特徴とする駐車ブレーキ制御装置。
JP7944691U 1991-09-05 1991-09-05 駐車ブレーキ制御装置 Expired - Lifetime JP2593980Y2 (ja)

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JPH0522159U JPH0522159U (ja) 1993-03-23
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SE515446C2 (sv) * 2000-06-05 2001-08-06 Volvo Articulated Haulers Ab Anordning och förfarande för styrning av specifika funktioner hos ett lastfordon vid tippning och/eller lastning av fordonets flak
CN110466484A (zh) * 2019-08-07 2019-11-19 汶上弘德工程机械有限公司 一种车辆行车制动失效时的紧急制动系统

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