JPH114877A - 竪形蒸気滅菌器の安全構造 - Google Patents

竪形蒸気滅菌器の安全構造

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JPH114877A
JPH114877A JP9158255A JP15825597A JPH114877A JP H114877 A JPH114877 A JP H114877A JP 9158255 A JP9158255 A JP 9158255A JP 15825597 A JP15825597 A JP 15825597A JP H114877 A JPH114877 A JP H114877A
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JP
Japan
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cover
lid
support member
edge
safety valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP9158255A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Hayashi
敬三 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Manufacturing Corp
Original Assignee
Chiyoda Manufacturing Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Manufacturing Corp filed Critical Chiyoda Manufacturing Corp
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Publication of JPH114877A publication Critical patent/JPH114877A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被滅菌物5をビニル袋20に入れて籠6に収
め、竪形蒸気滅菌器に入れて滅菌するときに、ビニル袋
20の縁20aで安全弁11、圧力計12、温度センサ
13の入口が塞がれないようにする。 【解決手段】 安全弁11、圧力計12、温度センサ1
3を蓋9に取付け、ビニル袋20の縁20aがこれらの
入口を塞ぐのを阻止する通気性の支え部材21を蓋9の
内面に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上方から蓋を着
脱される、上方開口の竪形蒸気滅菌器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、病院で患者が使用した衣服等
は、使用後、洗濯して滅菌し、再度の使用に備えて保管
される。このような場合に、被滅菌物が比較的少量のと
きは、小型の竪形蒸気滅菌器(以下、単に滅菌器とい
う)が使用される。又、研究所等において、培地を滅菌
するにも同様の滅菌器が使用される。
【0003】図6は、従来の滅菌器を例示する略縦断面
図である。上方に開口した缶体1の底部には電気ヒータ
2を装置し、供給される水3を加熱して蒸気を発生す
る。4は多孔の支持板で、その上に被滅菌物5が多孔の
籠6に入れて載せられる。6aは籠6の把手である。缶
体1の上部の縁にはフランジ7があり、これにパッキン
8を介して蓋9が着脱される。蓋9としては、図示した
ような扁平なものや外方凸に湾曲したものがある。蓋9
をフランジ7に締付ける機構は図示を省略している。缶
体1の側面には管10が連通していて、この管10に連
結された安全弁11、圧力計12、温度センサ13、ト
ラップ14、排気弁15、逆止弁16に缶体内で発生す
る蒸気が通じるようにされている。17は、缶体1内の
蒸気を排出するときに、蒸気を冷却して白煙が出ないよ
うにするための、水を入れた排気タンクで、排気弁15
に連通する消蒸管18が浸漬されている。排気タンク1
7には、又、トラップ14が通じている。19は缶体1
内の水を排出するための排水弁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、被滅菌物5の出
し入れを容易にし、滅菌作業を迅速にするため、図7に
示すように、被滅菌物5をビニル袋20に入れて籠6に
収め、この状態で滅菌器で滅菌処理することが行なわれ
るようになって来た。
【0005】こうすると、発生した蒸気のため、籠6の
縁から垂れ下ったビニル袋20の縁20aがまくれ上っ
て缶体1の側壁に開口する管10の口を塞ぐおそれがあ
り、こうなると安全弁11、温度センサ13、排気弁1
5等が働かなくなって極めて危険である。ビニル袋だけ
でなく、まくれ上って管10の入口を塞ぐおそれのある
布袋、布片のような材料で被滅菌物を包んで滅菌処理す
る場合も同様である。以下、これらの管10の入口を塞
ぐおそれのある材料をビニル袋等と総称する。
【0006】図8のように安全弁11、圧力計12を外
方凸に湾曲した蓋9に取付ける滅菌器もあり、これの場
合は安全弁、圧力計の入口がビニル袋等の縁で塞がれる
危険は少なくなるが、矢張り危険性は残る。又、温度セ
ンサ13、排気弁15等は、従来と同様に缶体1の側壁
に通じる管10に連結しているので、この構成も、蒸気
発生時にビニル袋等の縁が吹き上げられて管10の入口
を塞ぐおそれがある。ビニル袋20の縁20a等で管1
0の入口が塞がれると、缶体内の温度制御が不能になっ
て、矢張り危険である。本発明は、このような危険のお
それのない滅菌器を得ようとしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、好ましくは
外方凸に湾曲した蓋に、圧力計、温度センサのうちの1
つ又は全部と安全弁とを取付け、これらの蓋内面開口部
を覆って金網、多孔板、柵状の棒等の通気性支え部材を
蓋内面に取付けるものである。支え部材は、缶体のフラ
ンジ面よりも蓋内に入らせて設けるのが好ましい。
【0008】
【作用】安全弁、圧力計等の蓋内面開口部は、通気性の
支え部材で覆われるから、ビニル袋の縁20a等がこれ
らの開口部を直接塞ぐことはなく、支え部材の一部がビ
ニル袋等で塞がれても全部が覆がれることはないから安
全である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の実施の態様
を例示する。図1は図6〜8と同様の滅菌器の略縦断面
図、図2(a)(b)は通気性支え部材の2例の斜視
図、図3は針金で形成した柵状の支え部材を示す蓋の縦
断面図、図4は図3のA−A断面図、図5は好ましくな
い変形例を示す缶胴入口部の部分縦断面図である。
【0010】図1において、蓋9は外方凸に湾曲してお
り、缶体1のフランジ7に当接するパッキン8を介して
缶体1に気密に着脱される。安全弁11、圧力計12、
温度センサ13、逆止弁16は蓋9に取付けられてお
り、これらの缶体内への開口を覆って通気性の支え部材
21が蓋の内面に取付けられている。
【0011】図2は通気性の支え部材21を例示し、図
2(a)は金属の扁平輪21aに凸に湾曲させた金網2
1bを溶接して取付けたものである。この支え部材21
は、金網21bを下方凸にして扁平輪21aを蓋9の内
面に溶接し蓋9に取付けられる。図2(b)は金属板に
多数の円孔を形成して支え部材21とした例、図3、図
4は柵状に折曲げた針金を並列させて蓋内面に取付けて
支え部材21とした例を示している。この外にも円板に
多数の長円孔を形成したり、多数の突起を蓋の内面に分
布させて設けて支え部材とする等の、ビニル袋等が直接
安全弁等の開口を塞がない手段を使用することができ
る。これらの通気性支え部材は、ビニル袋等の縁が吹き
上げられて一部が閉塞されても、安全弁、圧力計等と缶
体内部とが十分連通するように、広い面積を持ち、通孔
を広く分布させておくものとする。トラップ14、排気
弁15は、缶体側壁に開口する管10に取付けている。
【0012】このように滅菌器を構成するから、ビニル
袋20等で包んで被滅菌物5を滅菌処理してもビニル袋
等の縁が安全弁、温度センサ等の開口を塞いでしまうこ
とはなく、ビニル袋等の縁が蒸気吹込み時に吹上げられ
ても、支え部材21で遮られて安全弁等の開口に達せ
ず、せいぜい支え部材の一部を塞ぐ程度で済むから安全
である。排気弁15、トラップ14は、ビニル袋等のた
め缶体内と遮断されても危険はないから、従来同様に缶
体側面に取付けることができる。
【0013】なお、図5のように、缶体1の側壁の一部
に膨出部22を形成して、この部分に安全弁11、圧力
計12、温度センサ13等を取付け、膨出部22の入口
を通気性の支え部材21で覆ってもビニル袋等による害
を受けることは阻止できるが、耐圧のため円筒形に造ら
れる缶体1の側壁に膨出部22を形成することは、工作
が面倒であるだけでなく、膨出部22は大きくなければ
ならないから缶体の強度を害なうことになるので好まし
くない。
【0014】なお、支え部材21は、缶体1の有効容積
(フランジ7の面より内方の容積)を減少させないよう
に、外方凸に湾曲した蓋の内方に入れて取付けるのが望
ましいが、湾曲程度の少ない蓋でも有効容積を減少させ
ないで支え部材を取付けることも可能である。又、扁平
な蓋でも有効面積を少し減少させてよいならば、取付け
可能である。
【0015】
【発明の効果】
(1) 安全弁、圧力計、温度センサ等の入口は、通気性の
支え部材で覆われるから、ビニル袋等の縁のため塞がれ
ることはない。支え部材の一部が塞がれても、安全弁等
の動作が損なわれることはない。
【0016】(2) 通気性支え部材の取付けのため、滅菌
器の有効容積を減少させないか、減少させても少なくて
済む。
【0017】(3) 安全弁等を蓋に取付け、蓋の内面に通
気性支え部材を取付ける工作は容易である。
【0018】(4) 竪形蒸気滅菌器の使用を安全にする効
果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した滅菌器の略縦断面図。
【図2】(a)は通気性支え部材の1例を、(b)は同
じく他の例を示す斜視図。
【図3】針金で形成した支え部材を示す蓋の縦断面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】好ましくない変形例を示す缶胴の部分縦断面
図。
【図6】従来の竪形蒸気滅菌器を略示する縦断面図。
【図7】この蒸気滅菌器にビニル袋で包んだ被滅菌物を
入れた状態を示す縦断面図。
【図8】同様状態を示す蒸気滅菌器の別例の縦断面図。
【符号の説明】
1 缶体 2 電気ヒータ 3 水 4 支持板 5 被滅菌物 6 籠 6a 把手 7 フランジ 8 パッキン 9 蓋 10 管 11 安全弁 12 圧力計 13 温度センサ 14 トラップ 15 排気弁 16 逆止弁 17 排気タンク 18 消蒸管 19 排水弁 20 ビニル袋 20a 縁 21 支え部材 21a 扁平輪 21b 金網 22 膨出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪形蒸気滅菌器の開口を塞ぐ蓋に、圧力
    計、温度センサのうちの1つ又は全部と安全弁とを取付
    け、蓋内面に開口するこれらの入口を覆う通気性の支え
    部材を、蓋内面に取付けたことを特徴とする竪形蒸気滅
    菌器の安全構造。
JP9158255A 1997-06-16 1997-06-16 竪形蒸気滅菌器の安全構造 Pending JPH114877A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9158255A JPH114877A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 竪形蒸気滅菌器の安全構造

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JP9158255A JPH114877A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 竪形蒸気滅菌器の安全構造

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JPH114877A true JPH114877A (ja) 1999-01-12

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ID=15667639

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JP (1) JPH114877A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065473A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Tomy Ltd 防水コネクタ及び高圧蒸気滅菌装置
JP2015080670A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 株式会社ウドノ医機 滅菌装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065473A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Tomy Ltd 防水コネクタ及び高圧蒸気滅菌装置
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