JPH0611623U - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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Publication number
JPH0611623U
JPH0611623U JP5453292U JP5453292U JPH0611623U JP H0611623 U JPH0611623 U JP H0611623U JP 5453292 U JP5453292 U JP 5453292U JP 5453292 U JP5453292 U JP 5453292U JP H0611623 U JPH0611623 U JP H0611623U
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JP
Japan
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rice cooker
rice
activated carbon
lid
deodorizing function
Prior art date
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Pending
Application number
JP5453292U
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English (en)
Inventor
政久 近川
明 長井
金子  豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH0611623U publication Critical patent/JPH0611623U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消臭機能を有する炊飯器を提供すること。 【構成】 水蒸気の放出口となる通気孔に対向して消臭
機能を有する部材が配置されていることを特徴とする炊
飯器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気やガスを直接または間接的熱源とする白米やまぜ飯等の炊飯器 に関し、さらに詳しくは、消臭機能を有する炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、炊飯器の分野では、主として加熱手段や加熱方式の改良に関する研究開 発が進められてきた。例えば、従来のヒーター加熱に代えて、電磁誘導加熱や遠 赤外線加熱等の各種加熱手段の導入が検討または採用されている。そして、加熱 手段や加熱方式の改良により、より美味しく飯を炊き上げることが主目標とされ てきた。
【0003】 ところが、従来、炊飯器により飯を炊き上げる際、あるいは炊き上げた飯を保 温する際、飯より発生する臭気については、特に考慮されておらず、したがって 臭気防止対策の検討もなされていないのが現状である。
【0004】 炊飯器による飯の炊き上げまたは保温時に、飯より発生する臭気は、例えば、 炊飯器の通気孔より水蒸気と共に外部に拡散したり、炊飯器の蓋を開いた際に放 散したりするが、人によっては、この特有の臭気により不快感が生じるという問 題があった。また、炊飯器で保温中に飯が腐敗した場合の腐敗臭についても、特 に防止対策はなされていなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、消臭機能を有する炊飯器を提供することにある。 本考案者らは、前記従来技術の問題点を克服するために鋭意研究した結果、炊 飯器の水蒸気の放出口となる通気孔に対向して消臭機能を有する部材を配置する ことにより、上記目的を達成できることを見いだし、その知見に基づいて本考案 を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かくして、本考案によれば、水蒸気の放出口となる通気孔に対向して消臭機能 を有する部材が配置されていることを特徴とする炊飯器が提供される。
【0007】 以下、本考案について詳述する。 本考案で用いる消臭機能を有する部材としては、臭気成分を分解もしくは吸着 する機能を有する部材であればよく、特に限定はなく、例えば、脱臭剤として使 用されてきた各種物質を使用することができる。 消臭機能を有する部材には、化学的作用を利用したものと物理的吸着作用を利 用したものがあるが、食品衛生上の問題やエネルギーコスト、取り扱いの容易さ などの観点から、臭気を物理的に吸着する物質が好ましい。
【0008】 物理的吸着作用を利用するものとしては、例えば、活性炭、シリカゲル、活性 白土などが挙げられるが、これらの中でも活性炭が特に好ましい。活性炭には、 液相吸着用活性炭と気相(蒸気)吸着用活性炭があるが、本考案では、気相吸着 用活性炭が好ましい。活性炭を炊飯器中で使用する場合には、水蒸気の濃度が高 いことから、水蒸気の存在下での臭気成分の吸着能に優れたグレードのものが特 に好ましい。
【0009】 消臭機能を有する部材は、汚染防止のために、通常、通気性のある容器に収納 して使用する。活性炭などの消臭機能を有する部材の使用量は、炊飯器の容量や 消臭能力などに応じて適宜定めることができ、その形状についても、粒状や板状 など任意のものが使用できるが、容器内での充填密度は、水蒸気の透過量低下に よる悪影響を生じないかぎり、高い方が臭気成分を効率的に吸着するために望ま しい。
【0010】 通気性のある容器としては、活性炭などの消臭機能を有する部材を飛散させる ことなく収納することが可能であると共に、水蒸気等の気体が透過できるもので なければならない。また、高温、高湿下でも安定な素材で形成されたものである ことが求められる。このような容器としては、例えば、ポリテトラフルオロエチ レン(PTFE)などの弗素樹脂から形成された多孔質体を少なくとも一部使用 して作成された容器が好ましいものとして挙げることができる。
【0011】 弗素樹脂多孔質体としては、0.05〜5μmの径の繊維によって互いに連結 された結節よりなる微細繊維組織を有する構造で、平均孔径0.1〜20μm、 気孔率30〜95%、厚みが0.03〜0.5mmの多孔質膜が好ましい。この ような弗素樹脂多孔質膜を用いて容器を作成するか、あるいは容器の一部を該多 孔質膜で作成した構造の容器に消臭機能を有する部材を収納することにより、消 臭機能を減ずることなく、しかも消臭機能を有する部材が炊飯器内部で飛散して 飯を汚染することをより完璧に防止することができる。
【0012】 消臭機能を有する部材は、炊飯器の通気孔に対向して配置する。炊飯器の通気 孔は、通常、蓋の部分に設けられており、飯の炊き上げ時には、水蒸気が多量に 通過する。また、飯の保温時にも湯気が通過する。炊飯器は、その構造上及び衛 生上、消臭機能を有する部材を配置する箇所に工夫を要する。本考案のように、 消臭機能を有する部材を通気孔に対向して配置することにより、安全でかつ効率 よく臭気を遮断ないしは抑制することができる。
【0013】 以下、図面を参照しながら、本考案の実施態様について説明する。 図1に、炊飯器の一例の断面図を示す。この炊飯器は、外ケース(1)と内ケ ース(2)との間の底部にヒーター(4)が配置され、内ケース(2)内には、 内釜(3)が収容される。蓋(5)の内側には、内蓋(6)が取り付けられてい る。蓋(5)には、通気孔(7)が通常一カ所設けられており、内外の通気が可 能なようにしている。
【0014】 図1に示す具体例では、PTFE多孔質膜で作成された袋状容器(8)中に、 粒状の気相吸着用活性炭(9)を収納したものを蓋(5)の内側の通気孔(7) に対向する位置に保持部材(10)により保持され配置されている。保持部材( 10)は、蓋の内側に一体的に形成されており、活性炭を収納した容器(8)を 出し入れ自在にでき、かつ、蓋を開けた時に脱落しないように開口部の位置を決 めてある。
【0015】 活性炭を収納した容器(8)は、通気孔(7)に対向する位置に配置し、炊飯 器内部で生じる水蒸気や熱気などが通気孔を通じで外部に排出される際に、その 中に含まれる臭気を効率よく吸着するようにしてある。また、保温時には、炊飯 器内部の臭気を吸着し、蓋を開けた際の臭気の放散を抑制する。活性炭(9)の 充填密度、容器の大きさ、形状、または配置位置等を調節することにより、通気 孔(7)からの気体の出入りを妨げないようにする。
【0016】 消臭機能を有する部材は、通気孔に対向して配置するが、臭気を吸着等により 除去または抑制できる限りにおいて、通気孔の全体を覆う必要はなく、通気孔の 近傍にある場合を包含する。また、消臭機能を有する部材は、通常、蓋の内側に 配置するが、所望により、蓋の外側の通気孔に対向する位置に配置するようにし てもよい。蓋の外側に配置する場合にも、消臭機能を有する部材と通気孔の開口 部との間に若干の距離を設けるように、収納容器や保持部材の形状及び構造を工 夫し、通気孔による気体の出入りを妨げないようにする。
【0017】 図1に示した実施例では、保持部材(10)を蓋と一体的に形成しているが、 保持部材を蓋に設けた溝に差し込むなどして組み立てるようにすること、消臭機 能を有する部材を収納する容器自体を直接蓋の所定位置に取り付けるようにする こと、磁石を用いて消臭機能を有する部材を収納する容器を蓋の所定位置に固定 すること等、消臭機能を有する部材の配置方法は、特に限定されない。
【0018】 本考案の炊飯器は以上の構造により、飯を炊き上げる過程において、通気孔か ら排出される水蒸気中の臭気を取り除くことが可能となる。また、炊飯器内部の 臭気の濃度が消臭機能を有する部材の作用により大幅に低減しているため、蓋の 開閉時にも臭気によって不快感が生じることがない。
【0019】 保温機能を有する炊飯器では、保温中に飯が空気中の雑菌の混入により腐敗し て腐敗臭を発生する場合があるが、本考案は、腐敗臭の発散を効果的に抑制でき るので、特に、このような保温機能付き炊飯器の消臭に有効である。
【0020】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本考案についてさらに具体的に説明する。
【0021】 [実施例1] 図1に示した炊飯器において、袋状容器(8)として、孔径10μm、気孔率 90%、厚み0.1mmのPTFE多孔質体シートからなる袋を使用した。この 容器に気相吸着用活性炭を収納して、図1に示すように蓋の内側に配置し、飯を 炊き上げたところ、特有の臭気が抑制され、不快感を感じることはなかった。ま た、この袋状容器は、耐熱性や耐水性に優れ、活性炭を安全に収納すると共に、 通気性が良好であるため、水蒸気の通過を妨げることはなかった。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、消臭機能を有する炊飯器が提供される。本考案によれば、水 蒸気の放出口となる通気孔に対向して消臭機能を有する部材を配置するという簡 単な構造で、飯より発生する臭気を放散させない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る炊飯器の1実施例の断面
略図である。
【符号の説明】
1 外ケース 2 内ケース 3 内釜 4 ヒーター 5 蓋 6 内蓋 7 通気孔 8 フッ素樹脂多孔質体シート 9 活性炭

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水蒸気の放出口となる通気孔に対向して
    消臭機能を有する部材が配置されていることを特徴とす
    る炊飯器。
  2. 【請求項2】 消臭機能を有する部材が活性炭であっ
    て、かつ、該活性炭が通気性のある弗素樹脂多孔質体製
    容器に収納されて配置されている請求項1記載の炊飯
    器。
JP5453292U 1992-07-10 1992-07-10 炊飯器 Pending JPH0611623U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5453292U JPH0611623U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5453292U JPH0611623U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0611623U true JPH0611623U (ja) 1994-02-15

Family

ID=12973285

Family Applications (1)

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JP5453292U Pending JPH0611623U (ja) 1992-07-10 1992-07-10 炊飯器

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JP (1) JPH0611623U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010113981A (ko) * 2000-06-20 2001-12-29 정 담 숯수납부를 갖는 전기밥솥
WO2015115734A1 (ko) * 2014-02-03 2015-08-06 이영희 열분해 기능을 가진 조리용기

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