JPH1148761A - 熱発生器 - Google Patents

熱発生器

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JPH1148761A
JPH1148761A JP9210784A JP21078497A JPH1148761A JP H1148761 A JPH1148761 A JP H1148761A JP 9210784 A JP9210784 A JP 9210784A JP 21078497 A JP21078497 A JP 21078497A JP H1148761 A JPH1148761 A JP H1148761A
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JP
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heat
viscous fluid
rotor
area
region
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Application number
JP9210784A
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English (en)
Inventor
Takahiro Moroi
隆宏 諸井
Takashi Ban
孝志 伴
Satoshi Yagi
聖史 八木
Hidefumi Mori
英文 森
Tatsuya Hirose
達也 廣瀬
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Priority to US09/128,690 priority patent/US5971291A/en
Priority to DE19835277A priority patent/DE19835277C2/de
Publication of JPH1148761A publication Critical patent/JPH1148761A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V40/00Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱発生器において、粘性流体の劣化防止と起動
トルクの低減とを実現しつつ、過酷な運転条件の下にお
いても粘性流体の漏れを生じないようにする。 【解決手段】作動室は後部プレート3を挟んで発熱領域
6と貯留領域SRとを形成し、後部プレート3は、貯留
領域SR内におけるシリコーンオイルSOの液位を跨い
で発熱領域6と貯留領域SRとを連通させる開口3cを
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体をせん断
により発熱させ、放熱室内を循環する循環流体に熱交換
して暖房熱源に利用する熱発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平8−337110号公報に
車両用暖房装置に利用される熱発生器が開示されてい
る。この熱発生器では、ハウジング内に発熱室と、この
発熱室に隣接して循環流体を循環させる放熱室としての
ウォータジャケットとが形成されている。また、ハウジ
ングには軸受装置及び軸封装置を介して駆動軸が回動可
能に支承されており、ハウジングと駆動軸の前端とには
エンジンにより駆動軸をベルト駆動可能に電磁クラッチ
が設けられ、駆動軸の後端には発熱室内で回動可能にロ
ータが一体的に形成されている。そして、発熱室の壁面
とロータの外面との液密的間隙にはロータの回動により
発熱されるシリコーンオイル等の粘性流体が介在されて
いる。
【0003】車両の暖房装置に組み込まれたこの熱発生
器では、駆動軸がエンジンにより駆動されれば、発熱室
内でロータが回動するため、粘性流体が発熱室の壁面と
ロータの外面との液密的間隙でせん断により発熱する。
この発熱はウォータジャケット内の冷却水に熱交換さ
れ、加熱された冷却水が暖房回路で車室等の暖房に供さ
れることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の熱
発生器では、駆動軸の駆動中は発熱室内の粘性流体が常
にロータによりせん断されることとなるため、粘性流体
が過剰な発熱により熱的に劣化したり、分子鎖の切断に
より低分子量のものとなって機械的に劣化したりしやす
い。このため、この熱発生器では、粘性流体に粘性の低
下を生じ、耐久性に欠けるきらいがある。そして、粘性
の低下した粘性流体を新たな粘性流体と交換することと
すれば、車両等に搭載された熱発生器の分解が必要とな
り、整備上好ましくない。
【0005】また、本発明者らの試験結果によれば、こ
の熱発生器では、過酷な運転条件の下において、粘性流
体の漏れを生じることが明らかになった。すなわち、こ
の熱発生器では、構造の簡素化等を主眼としているた
め、発熱室内にほぼ100%の充填率で粘性流体を介在
させることとしており、発熱時の発熱室内における粘性
流体の膨張は、軸受装置と軸封装置との間に位置する補
償室と、軸封装置としての弾性隔膜とにより吸収するこ
ととしている。このため、この熱発生器では、常用回転
数で駆動軸を短時間だけ駆動している間にはほとんど粘
性流体の漏れを生じないものの、駆動軸を高速で駆動し
たり、常用回転数でも長時間駆動し続けたりするような
過酷な運転条件下においては、発熱室内における粘性流
体の熱膨張が補償室及び弾性隔膜による対応では間に合
わず、結果的に粘性流体の漏れを生じることとなる。こ
の場合、徐々に発熱室内の粘性流体の量が減少すること
から、搭載する例えば車両のエンジンルーム等を汚染す
ることになるとともに、粘性流体の補充の必要性からや
はり熱発生器の分解が必要になってしまう。
【0006】さらに、この熱発生器では、発熱室内にほ
ぼ100%の充填率で粘性流体を介在させているため、
起動トルクが大きい。このため、この熱発生器では、例
えばエンジン始動時においてセルモータが回らなかった
り、電磁クラッチやベルトで滑りを生じたり、運転中に
起動ショックによるフィーリングの悪化を生じたりする
不具合を生じる。
【0007】一方、ドイツ公開公報3832966号記
載の熱発生器では、ハウジング内に発熱室と回収通路及
び供給通路により連通する貯留室を設け、発熱室及び貯
留室内に空気とともに粘性流体を充填しているため、発
熱室内の粘性流体を貯留室との間で循環させることがで
き、これにより粘性流体の劣化を防止することができ
る。
【0008】また、この熱発生器では、起動時の発熱室
内の粘性流体の量を低減し得るため、起動トルクの低減
を実現可能ではある。しかしながら、この熱発生器にお
いても、また本発明者らの試験結果によれば、過酷な運
転条件の下において、粘性流体の漏れを生じるおそれが
あった。これは、この熱発生器では、回収通路及び供給
通路を個別に隔壁に形成することで貯留室を発熱室と連
通しており、回収通路及び供給通路以外の部分について
は隔壁によって貯留室が発熱室と別室になっているた
め、回収通路が発熱室に対して絞りとして作用し、発熱
室内の圧力が高くなるためである。
【0009】他方、特開平2−246823号公報に
は、ハウジングに発熱室と一体的な空間を駆動軸の後方
に有し、発熱室及び空間内に粘性流体を充填し得る熱発
生器が開示されている。かかる空間は、仮に内部に空気
相があれば発熱室と一体的であるが故に、発熱室内にお
ける粘性流体の発熱時の膨張を吸収し、これがために粘
性流体の外部への漏れを防止し得ると考えられる。
【0010】しかしながら、この熱発生器では、発熱室
の前後壁面とロータの前後端面とが互いに近接する方向
に突出する同心状のラビリンスを有しているため、粘性
流体はラビリンスによってその空間との間で循環するこ
とはできず、粘性流体の劣化の懸念がある。本発明は、
上記従来の実状に鑑みてなされたものであって、熱発生
器において、粘性流体の劣化防止と起動トルクの低減と
を実現しつつ、過酷な運転条件の下においても粘性流体
の漏れを生じないようにすることを解決すべき課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の熱発生器は、内
部に作動室及び該作動室に隣接して循環流体を循環させ
る放熱室を形成するハウジングと、該ハウジングに軸受
装置を介して回動可能に支承された駆動軸と、該作動室
内で該駆動軸により回動可能に設けられたロータと、該
作動室内に気体とともに充填される粘性流体とを有し、
該作動室は、該ロータの外面とで液密的間隙を確保し、
該ロータの回動により該液密的間隙で該粘性流体をせん
断して発熱させる発熱領域と、該作動室の残余をなし、
該液密的間隙の容積を超える該粘性流体を収容し、該発
熱領域との間で該粘性流体の循環を行う貯留領域とから
なることを特徴とする。
【0012】この熱発生器では、駆動軸の駆動中、粘性
流体が作動室内の発熱領域と貯留領域との間で循環する
ため、発熱領域の特定の粘性流体が常にロータによりせ
ん断されるわけではなく、粘性流体の劣化を防止してい
る。このため、この熱発生器では、粘性流体に粘性の低
下を生じにくく、耐久性に優れる。このため、粘性流体
の交換がほとんど必要なくなり、車両等に搭載された熱
発生器の分解がほとんど不要なことから、整備上好まし
い。
【0013】また、この熱発生器では、発熱領域及び貯
留領域からなる作動室内に気体とともに粘性流体を充填
しているため、発熱時の発熱領域内における粘性流体の
膨張を貯留領域内の粘性流体以外の気体により吸収す
る。そして、貯留領域と発熱領域とが共にロータが配置
される作動室内に形成されているため、従来の熱発生器
のように発熱室(発熱領域)と貯留室(貯留領域)との
間の絞りとなる回収通路が存在しないため、駆動軸を高
速で駆動したり、常用回転数でも長時間駆動し続けたり
するような過酷な運転条件下においても、作動室内にお
ける内部圧力の過度の上昇を招くことがなく、粘性流体
の漏れを生じにくい。このことは本発明者らの試験結果
によって確認されている。このため、この熱発生器で
は、作動室内の粘性流体の量が減少しにくく、搭載する
例えば車両のエンジンルーム等の汚染や分解整備の必要
性がなくなる。
【0014】さらに、この熱発生器では、起動時の発熱
領域内の粘性流体の量を低減し得るため、起動トルクの
低減を実現可能である。このため、この熱発生器では、
搭載する例えば車両に不具合を生じない。したがって、
この熱発生器は、粘性流体の劣化防止と起動トルクの低
減とを実現しつつ、過酷な運転条件の下においても粘性
流体の漏れを防止することができる。
【0015】本発明の熱発生器においては、作動室は隔
壁を挟んで発熱領域と貯留領域とを形成し、該隔壁は、
該貯留領域内における粘性流体の液位を跨いで該発熱領
域と該貯留領域とを連通させる開口を有することができ
る。こうすれば、作動室内の粘性流体は隔壁により発熱
領域と貯留領域とで循環が促進される。隔壁はロータの
回転方向に対して対面するエッジ部を有し、該開口は、
該エッジ部により区画され、貯留領域内の気体相に位置
する気体相連通部と、該気体相連通部と一体に該エッジ
部により区画され、該貯留領域内の液体相に位置する液
体相連通部と、該液体相連通部と一体に該エッジ部によ
り該ロータの回転方向に延在して形成され、該貯留領域
の最下部に位置する供給部とからなることが好ましい。
こうであれば、開口の気体相連通部は発熱室内における
粘性流体の膨張を直接的に吸収する。また、隔壁のエッ
ジ部は貯留室内の粘性流体をロータの回転とともに供給
部に導き、供給部はロータの回転とともに粘性流体を発
熱室に供給する。
【0016】隔壁には、発熱領域の外周域の粘性流体を
開口に導く回収溝が凹設されていることが好ましい。こ
うすれば、回収溝が発熱領域の外周域の粘性流体を開口
に導くため、貯留領域とその部位との間で迅速に粘性流
体の循環を行うことができる。回収溝は開口の気体相連
通部に連通していることができる。こうであれば、発熱
領域の外周域の粘性流体が大量に開口に導かれるため、
貯留領域内への粘性流体の回収が好適に行われ、粘性流
体の劣化防止の効果が大きい。
【0017】他方、回収溝は開口の液体相連通部に連通
していることもできる。こうであれば、発熱領域の外周
域の粘性流体が少量だけ開口に導かれるため、貯留領域
内への粘性流体の回収が抑制され、起動時の発熱を迅速
に行うことができる。本発明の熱発生器においては、ロ
ータは、中央域に凹設された凹設部と、該凹設部から径
外方向に延在するフランジ部とからなり、該凹設部がハ
ウジングとともに貯留領域を形成し、該フランジ部が該
ハウジングとともに発熱領域を形成し、該凹設部の最外
部に貫設された連通孔により該発熱領域と該貯留領域と
を連通させていることができる。こうであれば、作動室
の一部をなす貯留領域はロータの内面側に位置し、そこ
の粘性流体はロータの回転による遠心力でロータの凹設
部に偏る。そこから粘性流体はなおも遠心力によって連
通孔を経てロータの外面側の発熱領域に移動する。こう
して、ロータの連通孔が従来の供給通路として機能す
る。他方、発熱領域内の粘性流体は連通孔を介して供給
される粘性流体に押され、作動室内壁とロータ外面との
液密的間隙より間隙の広い貯留領域に押し出される。こ
うして、作動室内壁面とロータ外面との間隙が従来の回
収通路として機能する。
【0018】作動室は貯留領域を拡大する方向に凹設さ
れた凹設部を有することが好ましい。こうであれば、貯
留領域の容量がさらに大きくなるため、より上記作用及
び効果を生じやすい。本発明の熱発生器において、作動
室には、発熱領域の粘性流体を該発熱領域の外周域に導
く溝が凹設されていることが好ましい。こうであれば、
溝が発熱領域の粘性流体を最も盛んに発熱する発熱領域
の外周域に導くため、貯留領域とその部位との間で迅速
に粘性流体の循環を行うことができるとともに、起動時
に迅速に発熱を始めることができる。
【0019】従来、発熱室から貯留室に回収された直後
の粘性流体は高温のままであって、すでに充分に冷えた
粘性流体との間で温度格差がある。加えて、冷えた粘性
流体は相対的に流動性が低下する一方、高温の粘性流体
は流動性に富む。このため、貯留室に滞在する粘性流体
には、その滞在位置により温度及び粘度の格差が生じが
ちである。この点、本発明の熱発生器では、作動室内に
貯留領域があるため、貯留領域内の粘性流体に対してロ
ータの回動が攪拌作用として伝達され得る。このため、
低温高粘度の粘性流体と高温低粘度の粘性流体とが効果
的に混じり合い、粘性流体の温度及び粘度を均一化す
る。このことは、熱発生器内に収容した粘性流体のすべ
てを万遍なく連続使用することを可能とし、貯留領域内
の局部において粘性流体が高温度を保持するという事態
を防止し、耐久性を持続できることを意味する。
【0020】また、ロータには、作動室内の粘性流体を
攪拌する攪拌部が形成されていることが好ましい。こう
であれば、ロータの攪拌部が作動室内の粘性流体を積極
的に攪拌するため、さらに上記作用及び効果を生じる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態1〜4を比較形態1、2とともに図面を参照しつつ説
明する。 (実施形態1)実施形態1の熱発生器としてのビスカス
ヒータVHでは、図1に示すように、前部ハウジング本
体1、前部プレート2、略リング状の後部プレート3及
び後部ハウジング本体4が各々積層され、これらがそれ
ぞれ間にOリングを介して複数本のボルト5により締結
されている。前部プレート2の後面には円形の凹部が凹
設されており、この凹部は後部プレート3の前面とによ
り発熱領域6を形成している。また、後部プレート3と
後部ハウジング本体4とにより貯留領域SRが形成され
ている。発熱領域6と貯留領域SRとにより作動室が構
成されている。
【0022】前部プレート2の前面には円弧状のフィン
2aが複数条軸方向前方に突設され、前部ハウジング本
体1とこれらフィン2aとにより前部放熱室としての前
部ウォータジャケットFWが形成されている。また、後
部プレート3の後面にも円弧状のフィン3aが複数条軸
方向後方に突設され、後部ハウジング本体4とこれらフ
ィン3aとにより後部放熱室としての後部ウォータジャ
ケットRWが形成されている。前部及び後部ウォータジ
ャケットFW、RW内の循環流体としての冷却水はこれ
らフィン2a、3aに従って流れるようになっており、
フィン2a、3aはその際に受熱面積を向上させてい
る。
【0023】前部プレート2の軸孔には軸封装置内蔵の
軸受装置7(軸封機能をもつ装置を別体で設けることも
可能)が設けられ、この軸受装置7により駆動軸8が回
動可能に支承されている。駆動軸8の後端には発熱領域
6内で前部及び後部プレート2、3との間に液密的間隙
を有して回動可能なロータ9が圧入されている。貯留領
域SRは液密的間隙の容積を超えるシリコーンオイルS
Oを収容可能であり、前部及び後部プレート2、3とロ
ータ9との液密的間隙及び貯留領域SRには粘性流体と
してのシリコーンオイルSOが40〜70vol%の充
填率で封入され、残余には空気が残存されている。
【0024】ロータ9は、図3に示すように、円板状を
なしており、複数条の案内部9aが放射方向に形成され
ている。これらの案内部9aは中央側では溝、外周側で
は切り欠けに形成されており、後述する粘性流体として
のシリコーンオイルSOのせん断効果を高めるとともに
発熱領域6内のシリコーンオイルSOを外周域に移行さ
せるべく、二点鎖線で示すロータ9の回転方向Rに対し
て後方側に傾斜している。また、このロータ9の中央域
には前後に貫通する連通孔9bが複数個形成されてい
る。これらの連通孔9bはロータ9を挟んだ作動室の前
後を繋ぐ機能をするとともに、作動室内のシリコーンオ
イルSOを積極的に攪拌する攪拌部として機能する。
【0025】図2に示すように、後部プレート3は貯留
領域SRとの間で隔壁を構成しており、後部プレート3
の中央域には貯留領域SR内のシリコーンオイルSOの
液位を跨いで位置する開口3cが貫設されている。後部
プレート3は開口3cを狭めるべく突出する突出壁3k
を有し、突出壁3kはロータ9の回転方向Rに対して対
面するエッジ部3dを有している。開口3cは、このエ
ッジ部3dにより区画され、貯留領域SR内の上部であ
る気体相に位置する気体相連通部3eと、気体相連通部
3eと一体にエッジ部3dにより区画され、貯留領域S
R内の下部である液体相に位置する液体相連通部3f
と、液体相連通部3fと一体にエッジ部3dによりロー
タ9の回転方向Rに延在して形成され、貯留領域SRの
最下部に位置する供給部3gとからなる。こうして、こ
のビスカスヒータでは、後部プレート3を挟んで発熱領
域6と貯留領域SRとが形成され、かかる開口3cによ
り、発熱領域6と貯留領域SRとの相互の連通が図ら
れ、突出壁3kによって発熱領域6と貯留領域SRの間
でシリコーンオイルSOの循環が促進されるようになっ
ている。
【0026】また、後部プレート3には供給部3gから
ロータ9の回転方向R前方側に傾斜して延在する供給溝
3iが凹設されており、この供給溝3iにより貯留領域
SR内のシリコーンオイルSOは開口3cの供給部3g
から発熱領域6の外周域に導かれるようになっている。
さらに、後部プレート3には発熱領域6の外周域からロ
ータ9の回転方向R後方側に傾斜して液体相連通部3f
まで延在する回収溝3jが凹設されており、この回収溝
3jにより発熱領域6の外周域のシリコーンオイルSO
は開口3cの液体相連通部3fに導かれるようになって
いる。
【0027】また、後部プレート3の前面外周域には、
発熱領域6内のシリコーンオイルSOのせん断効果を高
めるとともに伝熱面積向上のための溝3hが放射状に凹
設されている。発熱領域6を形成する前部プレート2の
前面も、開口3cがない点を除き、図示はしないが同様
である。以上によりビスカスヒータVHが構成されてい
る。
【0028】また、図1に示すように、前部ハウジング
本体1及び駆動軸8には電磁クラッチMCが装着されて
いる。ここで、電磁クラッチMCでは、ビスカスヒータ
VHの前部ハウジング1に軸受装置10を介してプーリ
11が回転可能に支承されているとともに、プーリ11
内に位置すべく励磁コイル12が設けられている。この
励磁コイル12は図示しないエアコンECUに接続され
ている。そして、ビスカスヒータVHの駆動軸8にはボ
ルト13によりハブ14が固定され、ハブ14は板ばね
15を介してアーマチュア16と固定されている。プー
リ11は図示しない車両のエンジンによりベルトで回転
されるようになっている。
【0029】以上のように構成されたビスカスヒータV
Hでは、エアコンECUの指令により、電磁クラッチM
Cの励磁コイル12への通電が行われておれば、アーマ
チュア16がプーリ11に磁着するため、駆動軸8がエ
ンジンにより駆動される。このため、ビスカスヒータV
Hでは、作動室内でロータ9が回動するため、シリコー
ンオイルSOが発熱領域6を形成する前部及び後部プレ
ート2、3の壁面とロータ9の外面との液密的間隙でせ
ん断により発熱する。この発熱は前部及び後部ウォータ
ジャケットFW、RW内の冷却水に熱交換され、加熱さ
れた冷却水が循環回路を循環する。このため、図示しな
いヒータコアで車両の室内暖房が得られるとともに、エ
ンジンの暖機が行われる。
【0030】この間、このビスカスヒータVHでは、発
熱領域6及び貯留領域SRからなる作動室内に空気とと
もにシリコーンオイルSOを充填しているため、開口3
cの気体相連通部3eが発熱領域6内におけるシリコー
ンオイルSOの膨張を貯留領域SR内の空気により直接
的に吸収する。また、このビスカスヒータVHでは、エ
ッジ部3dが貯留領域SR内のシリコーンオイルSOを
ロータ9の回転とともに供給部3gに導き、供給部3g
はロータ9の回転とともにシリコーンオイルSOを発熱
領域6に供給する。そして、供給溝3iが貯留領域SR
内のシリコーンオイルSOを最も盛んに発熱する発熱領
域6の外周域に導く。このため、貯留領域SRと発熱領
域6の外周域との間で迅速にシリコーンオイルSOの循
環を行うことができるとともに、起動時に迅速に発熱を
始めることができる。
【0031】さらに、開口3cの気体相連通部3e及び
液体相連通部3fが発熱領域6内におけるシリコーンオ
イルSOを回収する。この間、回収溝3jが開口3cの
液体相連通部3fに連通しているため、発熱領域6の外
周域のシリコーンオイルSOが少量だけ開口3cに導か
れ、貯留領域SR内へのシリコーンオイルSOの回収が
抑制され、起動時の発熱を迅速に行うことができる。
【0032】こうして、このビスカスヒータVHでは、
作動室に貯留領域SR及び発熱領域6を形成し、後部プ
レート3の開口3cが従来の回収通路及び供給通路とし
て機能する。このため、従来のビスカスヒータのように
発熱領域6に対して絞りとなる回収通路が存在しなくて
も、シリコーンオイルSOが発熱領域6と貯留領域SR
との間で循環する。また、このビスカスヒータVHで
は、ロータ9の連通孔9bが貯留領域SRを含んだ作動
室内のシリコーンオイルSOを積極的に攪拌するため、
低温高粘度のシリコーンオイルSOと高温低粘度のシリ
コーンオイルSOとが混じり合い、シリコーンオイルS
Oの温度及び粘度を均一化する。
【0033】このため、このビスカスヒータVHでは、
発熱領域6内の特定のシリコーンオイルSOが常にロー
タ9によりせん断されるわけではなく、シリコーンオイ
ルSOの劣化を防止できる。また、駆動軸8を高速で駆
動したり、常用回転数でも長時間駆動し続けたりするよ
うな過酷な運転条件下においても、作動室内の圧力上昇
によるシリコーンオイルSOの漏れを生じにくい。この
ため、このビスカスヒータVHでは、シリコーンオイル
SOに粘性の低下を生じにくく、耐久性に優れる。この
ため、シリコーンオイルSOの交換がほとんど必要なく
なり、車両に搭載されたビスカスヒータVHの分解がほ
とんど不要なことから、整備上好ましい。さらに、ロー
タ9の回動による攪拌作用によりビスカスヒータVH内
に収容したシリコーンオイルSOのすべてを万遍なく連
続使用することが可能になり、貯留領域SR内の局部に
おいてシリコーンオイルSOが高温度を保持するという
事態が防止され、耐久性を持続できる。
【0034】また、このビスカスヒータVHでは、起動
時の発熱領域6内のシリコーンオイルSOの量を低減で
きるため、起動トルクの低減を実現している。このた
め、エンジン始動時においてセルモータが確実に回りや
すく、小型の電磁クラッチMCであっても、電磁クラッ
チMCやベルトで滑りを生じず、運転中の起動ショック
がほとんどない。
【0035】したがって、このビスカスヒータVHは、
シリコーンオイルSOの劣化防止と起動トルクの低減と
を実現しつつ、過酷な運転条件の下においてもシリコー
ンオイルSOの漏れを防止することができる。 (評価)ドイツ公開公報3832966号記載のビスカ
スヒータを比較形態1とし、特開平8−337110号
公報記載のビスカスヒータを比較形態2とする。そし
て、1500rpmの常用回転数の下、これらとともに
実施形態1のビスカスヒータVHについて、発熱室又は
発熱領域の内圧(kgf/cm2gage)を求めた。
結果を図4に示す。
【0036】図4より、比較形態1、2のビスカスヒー
タVHでは、駆動軸8を常用回転数において長時間駆動
し続けたりするような過酷な運転条件下においては、発
熱室の内圧が高く、シリコーンオイルSOの漏れを生じ
るおそれがあることがわかる。比較形態1においては、
この危惧を回避するために高価な耐圧軸封装置を採用す
ることも考えられるが、これでは製造コストの高騰化を
免れない。これに対し、実施形態1のビスカスヒータV
Hでは、安価にシリコーンオイルSOの漏れを防止でき
ることがわかる。 (実施形態2)実施形態2の熱発生器としてのビスカス
ヒータVHでは、図5に示すように、後部プレート3に
発熱領域6の外周域からロータ9の回転方向R後方側に
傾斜して気体相連通部3eまで延在する回収溝3lが凹
設されており、この回収溝3lにより発熱領域6の外周
域のシリコーンオイルSOは開口3cの気体相連通部3
eに導かれるようになっている。他の構成は実施形態1
と同一であるため、同一の構成については同一符号を付
し、詳細な説明を省略する。
【0037】このビスカスヒータでは、回収溝3lが開
口3cの気体相連通部3eに連通しているため、発熱領
域6の外周域のシリコーンオイルSOが大量に開口3c
に導かれ、貯留領域SR内へのシリコーンオイルSOの
回収が好適に行われ、シリコーンオイルSOの劣化防止
の効果が大きい。他の作用及び効果は実施形態1と同一
である。 (実施形態3)実施形態3の熱発生器としてのこのビス
カスヒータVHでは、図6に示すように、中央域が後方
に凹設された凹設部20aをもつ後部プレート20を採
用しており、後部ハウジング本体4との間のOリングを
排除し、凹設部20aと後部ハウジング本体4との間も
後部ウォータジャケットRWとしている。
【0038】また、後部プレート20の凹設部20a内
に収納されるように中央域に凹設された凹設部21a
と、この凹設部21aから径外方向に延在するフランジ
部21bとからなるロータ21を採用している。凹設部
21aの最外部には積極的に攪拌作用を行う攪拌部とも
なる連通孔21cが貫設されている。ロータ21の凹設
部21aが前部プレート2とともに貯留領域SRを形成
し、フランジ部21bが前部プレート2及び後部プレー
ト20の外周域とともに発熱領域22を形成している。
そして、発熱領域22と貯留領域SRとにより作動室が
構成され、連通孔21cにより発熱領域22と貯留領域
SRとの相互の連通を図っている。
【0039】さらに、図7に示すように、発熱領域22
を形成する後部プレート20の前面には中央域からロー
タ21の回転方向R前方側に傾斜して延在する複数条の
配給溝20iが放射状に凹設されており、これらの配給
溝20iにより発熱領域22内のシリコーンオイルSO
は外周域に導かれるようになっている。また、後部プレ
ート20の前面外周域には、発熱領域22内のシリコー
ンオイルSOのせん断効果を高めるとともに伝熱面積向
上のための溝20hが放射状に凹設されている。発熱領
域22を形成する前部プレート2の前面も図示はしない
が同様である。
【0040】他の構成は実施形態1と同様であるため、
同一の構成については同一符号を付し、詳細な説明を省
略する。このビスカスヒータVHでは、貯留領域SRが
ロータ21の内面側に位置し、このシリコーンオイルS
Oは、図8に示すように、ロータ21が回転している間
は、遠心力でロータ21の凹設部21aに偏る。そこか
らシリコーンオイルSOはなおも遠心力によって連通孔
21cを経てロータ21の外面側の発熱領域22に移動
する。そして、配給溝20iが発熱領域22内のシリコ
ーンオイルSOを最も盛んに発熱する発熱領域22の外
周域に導く。こうして、ロータ21の連通孔21cが従
来の供給通路として機能する。
【0041】他方、発熱領域22内のシリコーンオイル
SOは連通孔21cを介して供給されるシリコーンオイ
ルSOに押され、前部及び後部プレート2、20とロー
タ21との間隙で発熱領域22より容量の大きい貯留領
域SRに押し出される。こうして、前部及び後部プレー
ト2、20とロータ21との間隙が従来の回収通路とし
て機能する。
【0042】他の作用は実施形態1と同様である。した
がって、このビスカスヒータVHも実施形態1と同様の
効果を奏することができる。また、このビスカスヒータ
VHでは、後部ウォータジャケットRWの受熱面積が実
施形態1よりも大きくなっているため、より好適に熱交
換を行うことができるとともに、貯留領域SR内のシリ
コーンオイルSOをより冷却して劣化の遅延を実現でき
る。また、このビスカスヒータVHでは、後部プレート
20と後部ハウジング本体4との間のOリングが不要と
なるため、部品点数の削減から、組付け性の向上及び製
造コストの低減を図ることができる。
【0043】また、ロータ21が回転している間、軸封
装置内蔵の軸受装置7の近傍には遠心力の作用によりシ
リコーンオイルSOが集まりにくくなっている。このた
め、本実施例のビスカスヒータVHでは、シリコーンオ
イルSOの漏れをさらに一層効果的に防止することがで
きる。 (実施形態4)実施形態4の熱発生器としてのこのビス
カスヒータVHでは、図9に示すように、後部ハウジン
グ本体23が中央域に凹部23aを有し、これにより後
部プレート20の凹設部20aが後部ハウジング本体2
3から離反している。また、前部プレート24が貯留領
域SR側に凹設部24aを有し、これにより貯留領域S
Rが実施形態3のものより拡大されている。
【0044】このビスカスヒータVHでは、貯留領域S
Rの容量が実施形態2よりさらに大きくなるため、より
実施形態2の作用及び効果を生じることができる。ま
た、このビスカスヒータVHでは、後部ウォータジャケ
ットRWの受熱面積が実施形態2よりも大きくなってい
るため、より好適に熱交換を行うことができるととも
に、貯留領域SR内のシリコーンオイルSOをより冷却
して劣化の遅延を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のビスカスヒータの縦断面図であ
る。
【図2】実施形態1のビスカスヒータに係り、前方から
見た後部プレートの平面図である。
【図3】実施形態1のビスカスヒータに係り、前方から
見たロータの平面図である。
【図4】実施形態1及び比較形態1、2のビスカスヒー
タにおける発熱室内圧力を示すグラフである。
【図5】実施形態2のビスカスヒータに係り、前方から
見た後部プレートの平面図である。
【図6】実施形態3のビスカスヒータの起動前の縦断面
図である。
【図7】実施形態3のビスカスヒータに係り、前方から
見た後部プレートの平面図である。
【図8】実施形態3のビスカスヒータの起動後の縦一部
断面図である。
【図9】実施形態4のビスカスヒータの起動前の縦断面
図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、20、23、24…ハウジング(1…
前部ハウジング本体、2、24…前部プレート、3、2
0…後部プレート(隔壁)、4、23…後部ハウジング
本体) 6、22、SR…作動室(6、22…発熱領域、SR…
貯留領域) FW、RW…放熱室(FW…前部ウォータジャケット、
RW…後部ウォータジャケット) 7…軸封装置内蔵軸受装置 8…駆動軸 9、21…ロータ SO…粘性流体(シリコーンオイル) 3c…開口 3d…エッジ部 3e…気体相連通部 3f…液体相連通部 3g…供給部 3i…供給溝 3j…回収溝 9b、21c…攪拌部(連通孔) 21a…凹設部 21b…フランジ部 24a…凹設部 20i…配給溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 英文 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 廣瀬 達也 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に作動室及び該作動室に隣接して循環
    流体を循環させる放熱室を形成するハウジングと、 該ハウジングに軸受装置を介して回動可能に支承された
    駆動軸と、 該作動室内で該駆動軸により回動可能に設けられたロー
    タと、 該作動室内に気体とともに充填される粘性流体とを有
    し、 該作動室は、該ロータの外面とで液密的間隙を確保し、
    該ロータの回動により該液密的間隙で該粘性流体をせん
    断して発熱させる発熱領域と、該作動室の残余をなし、
    該液密的間隙の容積を超える該粘性流体を収容し、該発
    熱領域との間で該粘性流体の循環を行う貯留領域とから
    なることを特徴とする熱発生器。
  2. 【請求項2】作動室は隔壁を挟んで発熱領域と貯留領域
    とを形成し、該隔壁は、該貯留領域内における粘性流体
    の液位を跨いで該発熱領域と該貯留領域とを連通させる
    開口を有することを特徴とする請求項1記載の熱発生
    器。
  3. 【請求項3】隔壁はロータの回転方向に対して対面する
    エッジ部を有し、該開口は、該エッジ部により区画さ
    れ、貯留領域内の気体相に位置する気体相連通部と、該
    気体相連通部と一体に該エッジ部により区画され、該貯
    留領域内の液体相に位置する液体相連通部と、該液体相
    連通部と一体に該エッジ部により該ロータの回転方向に
    延在して形成され、該貯留領域の最下部に位置する供給
    部とからなることを特徴とする請求項2記載の熱発生
    器。
  4. 【請求項4】隔壁には、発熱領域の外周域の粘性流体を
    開口に導く回収溝が凹設されていることを特徴とする請
    求項2又は3記載の熱発生器。
  5. 【請求項5】回収溝は開口の気体相連通部に連通してい
    ることを特徴とする請求項4記載の熱発生器。
  6. 【請求項6】回収溝は開口の液体相連通部に連通してい
    ることを特徴とする請求項4記載の熱発生器。
  7. 【請求項7】ロータは、中央域に凹設された凹設部と、
    該凹設部から径外方向に延在するフランジ部とからな
    り、該凹設部がハウジングとともに貯留領域を形成し、
    該フランジ部が該ハウジングとともに発熱領域を形成
    し、該凹設部の最外部に貫設された連通孔により該発熱
    領域と該貯留領域とを連通させていることを特徴とする
    請求項1記載の熱発生器。
  8. 【請求項8】作動室は貯留領域を拡大する方向に凹設さ
    れた凹設部を有することを特徴とする請求項7記載の熱
    発生器。
  9. 【請求項9】作動室には、発熱領域の粘性流体を該発熱
    領域の外周域に導く溝が凹設されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の熱発
    生器。
  10. 【請求項10】ロータには、作動室内の粘性流体を攪拌
    する攪拌部が形成されていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の熱発生
    器。
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