JPH1148402A - 耐汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレコートステンレス鋼板 - Google Patents
耐汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレコートステンレス鋼板Info
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- JPH1148402A JPH1148402A JP21897197A JP21897197A JPH1148402A JP H1148402 A JPH1148402 A JP H1148402A JP 21897197 A JP21897197 A JP 21897197A JP 21897197 A JP21897197 A JP 21897197A JP H1148402 A JPH1148402 A JP H1148402A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】基板との密着性を損なうことなく、キッチンパ
ネルに必要な性能を付与したプレコートステンレス鋼板
を提供する。 【解決手段】このプレコート鋼板は、重量比が１：０．
３〜０．５の主樹脂たる溶剤可溶型の硬化反応性部位を
有する含フッ素共重合体とその硬化剤からなる樹脂１０
０重量部に対し、０．５〜５．０重量部のフルオロシリ
コーン化合物を含む２〜１０μｍの塗膜がクロメート処
理されたステンレス鋼板上に形成されている。
ネルに必要な性能を付与したプレコートステンレス鋼板
を提供する。 【解決手段】このプレコート鋼板は、重量比が１：０．
３〜０．５の主樹脂たる溶剤可溶型の硬化反応性部位を
有する含フッ素共重合体とその硬化剤からなる樹脂１０
０重量部に対し、０．５〜５．０重量部のフルオロシリ
コーン化合物を含む２〜１０μｍの塗膜がクロメート処
理されたステンレス鋼板上に形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、油や食品などによ
る汚染や洗浄による磨耗が厳しいキッチンパネルへ適用
できる耐汚染性、耐磨耗性に優れたプレコートステンレ
ス鋼板に関するものである。
る汚染や洗浄による磨耗が厳しいキッチンパネルへ適用
できる耐汚染性、耐磨耗性に優れたプレコートステンレ
ス鋼板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、厨房周辺の壁材やキッチンパネル
材は、耐汚染性、洗浄性や耐磨耗性に優れたほうろう鋼
板や未塗装のステンレス鋼板が使われてきた。ところ
が、ほうろう鋼板は、折り曲げ加工ができないため、鋼
板を成型後にほうろうがけを行っており、生産性が悪か
った。また、未塗装のステンレス鋼板は表面肌がそのま
ま外観となるため、意匠性に乏しかった。
材は、耐汚染性、洗浄性や耐磨耗性に優れたほうろう鋼
板や未塗装のステンレス鋼板が使われてきた。ところ
が、ほうろう鋼板は、折り曲げ加工ができないため、鋼
板を成型後にほうろうがけを行っており、生産性が悪か
った。また、未塗装のステンレス鋼板は表面肌がそのま
ま外観となるため、意匠性に乏しかった。
【０００３】このような課題に対して、特開平８−６０
０３０号公報には、塗膜形成成分１００重量部に対し
て、０．０１〜８．０重量部の特定のフルオロシリコー
ン化合物を配合してなる塗膜を施した塗装物を提供した
例が挙げられている。
０３０号公報には、塗膜形成成分１００重量部に対し
て、０．０１〜８．０重量部の特定のフルオロシリコー
ン化合物を配合してなる塗膜を施した塗装物を提供した
例が挙げられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この塗装鋼板
は優れた汚染性を示すが、切り出した試験片により、塗
膜硬度や耐磨耗性を調べた結果、塗膜硬度では鉛筆キズ
付硬度が３Ｈ以下であり、耐磨耗性では中性洗剤を染み
込ませたスポンジに２ｋｇ／ｃｍ２ の荷重をかけ、１
０００回の往復磨耗を実施した後に、塗膜表面を油性マ
ジックで描画し、室温で２４時間放置後、ティッシュペ
ーパー等の乾拭きで拭き取ろうとしたところ、マジック
インキが残ったままとなりキッチンパネルとして必要な
性能を満足するものではなかった。
は優れた汚染性を示すが、切り出した試験片により、塗
膜硬度や耐磨耗性を調べた結果、塗膜硬度では鉛筆キズ
付硬度が３Ｈ以下であり、耐磨耗性では中性洗剤を染み
込ませたスポンジに２ｋｇ／ｃｍ２ の荷重をかけ、１
０００回の往復磨耗を実施した後に、塗膜表面を油性マ
ジックで描画し、室温で２４時間放置後、ティッシュペ
ーパー等の乾拭きで拭き取ろうとしたところ、マジック
インキが残ったままとなりキッチンパネルとして必要な
性能を満足するものではなかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題に鑑みてなされたもので、基板との密着性を損なうこ
となく、キッチンパネルに必要な耐汚染性、塗膜硬度、
耐磨耗性、塗膜加工性を有するプレコートステンレス鋼
板を提供することを目的とする。
題に鑑みてなされたもので、基板との密着性を損なうこ
となく、キッチンパネルに必要な耐汚染性、塗膜硬度、
耐磨耗性、塗膜加工性を有するプレコートステンレス鋼
板を提供することを目的とする。
【０００６】発明者らは、前記性能を得るため種々検討
した結果、表面を清浄化したステンレス鋼板表面上に、
クロメート皮膜を形成し、次いで、重量比が１：０．３
〜０．５の主樹脂たる溶剤可溶型の硬化反応性部位を有
する含フッ素共重合体とその硬化剤からなる樹脂１００
重量部に対し、０．５〜５．０重量部のフルオロシリコ
ーン化合物を含む塗膜を２〜１０μｍ形成することによ
り、耐汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレ
コートステンレス鋼板とすることができた。
した結果、表面を清浄化したステンレス鋼板表面上に、
クロメート皮膜を形成し、次いで、重量比が１：０．３
〜０．５の主樹脂たる溶剤可溶型の硬化反応性部位を有
する含フッ素共重合体とその硬化剤からなる樹脂１００
重量部に対し、０．５〜５．０重量部のフルオロシリコ
ーン化合物を含む塗膜を２〜１０μｍ形成することによ
り、耐汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレ
コートステンレス鋼板とすることができた。
【０００７】
【実施の形態】本発明に用いるステンレス鋼板は、金属
表面をアルカリ脱脂等で清浄化した後、クロム付着量が
２〜８０ｍｇ／ｍ２になるようにクロメート処理し、こ
の上に前記樹脂塗料を乾燥塗膜厚で２〜１０μｍになる
ように塗布し、雰囲気温度２００〜２６０℃で３０〜１
８０秒間焼付ける。
表面をアルカリ脱脂等で清浄化した後、クロム付着量が
２〜８０ｍｇ／ｍ２になるようにクロメート処理し、こ
の上に前記樹脂塗料を乾燥塗膜厚で２〜１０μｍになる
ように塗布し、雰囲気温度２００〜２６０℃で３０〜１
８０秒間焼付ける。
【０００８】該樹脂塗料で、溶剤可溶型の硬化反応性部
位を有する含フッ素共重合体とは、フルオロオレフィン
単位と硬化反応性部位を有するビニル単量体単位とを含
有する含フッ素共重合体である。フルオロオレフィンと
しては、例えばテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオ
ロプロピレン、フッ化ビニル、トリフルオロエチレンな
どが挙げられる。硬化性反応部位を有するビニル単量体
としては、例えば硬化性反応部位として水酸基、エポキ
シ基、シリル基、カルボキシル基、アミノ基等を有する
単量体が挙げられる。硬化剤としては、イソシアネート
系化合物、アルキルエーテル化アミノ樹脂等が挙げられ
る。フルオロシリコーン化合物はポリシロキサンの側鎖
または末端にフルオロアルキル基を有するもので、下記
の一般式で示される。
位を有する含フッ素共重合体とは、フルオロオレフィン
単位と硬化反応性部位を有するビニル単量体単位とを含
有する含フッ素共重合体である。フルオロオレフィンと
しては、例えばテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオ
ロプロピレン、フッ化ビニル、トリフルオロエチレンな
どが挙げられる。硬化性反応部位を有するビニル単量体
としては、例えば硬化性反応部位として水酸基、エポキ
シ基、シリル基、カルボキシル基、アミノ基等を有する
単量体が挙げられる。硬化剤としては、イソシアネート
系化合物、アルキルエーテル化アミノ樹脂等が挙げられ
る。フルオロシリコーン化合物はポリシロキサンの側鎖
または末端にフルオロアルキル基を有するもので、下記
の一般式で示される。
【０００９】
【化１】
【００１０】主樹脂としては、溶剤可溶型の硬化反応性
部位を有する含フッ素共重合体が必要である。特開平８
−６００３０号公報に開示された主樹脂としてアクリ
ル、アルキド、エポキシ、ポリウレタン、フェノール、
尿素樹脂等は耐候性が劣る他、堅く脆いためプレコート
塗膜用には適さない。また、シリコーンポリエステル、
アクリルシリコーン樹脂等では耐磨耗性が劣る。ポリフ
ェニレンスルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリイ
ミド、ポリアミド、ポリアミドイミド樹脂等は耐候性が
劣るし、塗膜形成に焼付温度３００℃以上で６０〜６０
０秒間の加熱が必要となり、通常のプレコート塗装ライ
ンでの製造は難しく、コストも高くなる。
部位を有する含フッ素共重合体が必要である。特開平８
−６００３０号公報に開示された主樹脂としてアクリ
ル、アルキド、エポキシ、ポリウレタン、フェノール、
尿素樹脂等は耐候性が劣る他、堅く脆いためプレコート
塗膜用には適さない。また、シリコーンポリエステル、
アクリルシリコーン樹脂等では耐磨耗性が劣る。ポリフ
ェニレンスルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリイ
ミド、ポリアミド、ポリアミドイミド樹脂等は耐候性が
劣るし、塗膜形成に焼付温度３００℃以上で６０〜６０
０秒間の加熱が必要となり、通常のプレコート塗装ライ
ンでの製造は難しく、コストも高くなる。
【００１１】ポリエステル、ポリフッ化ビニリデン、ア
クリルを混合したポリフッ化ビニリデン樹脂等はプレコ
ート鋼板用塗料として一般的に利用されているが、塗膜
硬度が得られない。
クリルを混合したポリフッ化ビニリデン樹脂等はプレコ
ート鋼板用塗料として一般的に利用されているが、塗膜
硬度が得られない。
【００１２】硬化反応性部位を有する含フッ素共重合体
は硬化剤と架橋反応し３次元構造を持つ塗膜を形成す
る。硬化剤の添加量は含フッ素共重合体と硬化剤の重量
比が０．３以下では架橋が不十分であり、キッチンパネ
ルに必要な塗膜硬度が得られず、０．５を超えると架橋
に余分な硬化剤が塗膜の加工性を低下させる。また、塗
膜を構成する樹脂１００重量部に対し、フルオロシリコ
ーンの添加量は０．５重量部以下ではキッチンパネルに
必要な耐磨耗性が得られず、５．０重量部を超えると塗
膜表面に油分が浮くような現象（ブリード）を生じ、ま
た、塗膜の平滑性も得られず塗装外観を損なう。
は硬化剤と架橋反応し３次元構造を持つ塗膜を形成す
る。硬化剤の添加量は含フッ素共重合体と硬化剤の重量
比が０．３以下では架橋が不十分であり、キッチンパネ
ルに必要な塗膜硬度が得られず、０．５を超えると架橋
に余分な硬化剤が塗膜の加工性を低下させる。また、塗
膜を構成する樹脂１００重量部に対し、フルオロシリコ
ーンの添加量は０．５重量部以下ではキッチンパネルに
必要な耐磨耗性が得られず、５．０重量部を超えると塗
膜表面に油分が浮くような現象（ブリード）を生じ、ま
た、塗膜の平滑性も得られず塗装外観を損なう。
【００１３】本発明の塗膜は乾燥膜厚で２〜１０μｍに
形成する。連続プレコート塗装ラインにおけるロールコ
ート法では塗膜厚みを２μｍ未満に制御することは困難
であり、１０μｍを超えると目的とする性能は得られる
が経済的でない。
形成する。連続プレコート塗装ラインにおけるロールコ
ート法では塗膜厚みを２μｍ未満に制御することは困難
であり、１０μｍを超えると目的とする性能は得られる
が経済的でない。
【００１４】このように構成した塗膜はクリアー層から
なり、意匠性や機能性を付加するため塗料中に金属粉
末、紫外線吸収剤、着色顔料等を添加してもよい。ま
た、該塗膜構成からフルオロシリコーンを除いたものや
アクリルを混合したポリフッ化ビニリデン樹脂等に、着
色顔料や防錆顔料を添加したものを下塗り層に適用して
もよい。フルオロシリコーンを除く理由は、塗膜面に撥
水性、撥油性を有し上塗り塗料塗装時にハジキや塗膜間
で密着不良を起こすためである。
なり、意匠性や機能性を付加するため塗料中に金属粉
末、紫外線吸収剤、着色顔料等を添加してもよい。ま
た、該塗膜構成からフルオロシリコーンを除いたものや
アクリルを混合したポリフッ化ビニリデン樹脂等に、着
色顔料や防錆顔料を添加したものを下塗り層に適用して
もよい。フルオロシリコーンを除く理由は、塗膜面に撥
水性、撥油性を有し上塗り塗料塗装時にハジキや塗膜間
で密着不良を起こすためである。
【００１５】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。板
厚０．７ｍｍのステンレス鋼板（ＳＵＳ３０４）を市販
のアルカリ脱脂剤（日本ペイント製サーフクリーナー１
０８９）で脱脂後、塗布型クロメート処理剤（日本パー
カライジング製ジンクロムＲ１３２０ＴＫ）を塗布量を
調整して塗布し、１００℃で１分間乾燥しクロメート皮
膜を形成した。
厚０．７ｍｍのステンレス鋼板（ＳＵＳ３０４）を市販
のアルカリ脱脂剤（日本ペイント製サーフクリーナー１
０８９）で脱脂後、塗布型クロメート処理剤（日本パー
カライジング製ジンクロムＲ１３２０ＴＫ）を塗布量を
調整して塗布し、１００℃で１分間乾燥しクロメート皮
膜を形成した。
【００１６】次に主樹脂、硬化剤、フルオロシリコーン
の配合量を調整した塗料を、塗布量を調整してクロメー
ト皮膜上に塗布し、２３０℃で１分間焼付けて塗装板を
作製した。塗装板の作製条件を表１に示す。
の配合量を調整した塗料を、塗布量を調整してクロメー
ト皮膜上に塗布し、２３０℃で１分間焼付けて塗装板を
作製した。塗装板の作製条件を表１に示す。
【００１７】
【表１】
【００１８】得られた塗装板から試験片を切り出し、外
観評価、塗膜密着性、塗膜硬度、塗膜加工性、耐汚染
性、耐磨耗性を調査した。各試験結果を表２に示し、試
験及び評価方法を次に示す。
観評価、塗膜密着性、塗膜硬度、塗膜加工性、耐汚染
性、耐磨耗性を調査した。各試験結果を表２に示し、試
験及び評価方法を次に示す。
【００１９】１） 外観評価 塗膜表面を肉眼で観察し、表面肌を次の基準で評価し
た。 ◎ 優 ○ 良好（若干のゆず肌、ハジキ等が認められる） × 不良（ゆず肌、ハジキ、ロール目等が著しく認めら
れる） ２）塗膜密着性試験 塗膜面にＮＴカッターを用いて１ｍｍ間隔で交差する縦
横それぞれ１１本の切り込みを入れ、１ｍｍ角×１００
個の桝目（ゴバン目）を作成する。次に、ゴバン目上に
ＪＩＳ Ｚ１５２２によるセロハンテープ密着試験を実
施し、肉眼で塗膜の剥離状態を調べ、ゴバン目内の塗膜
残存数を表示した。 ３） 塗膜硬度試験 三菱鉛筆ユニを使って試験片塗膜に対し、４５°に保ち
線書きする。塗膜の硬度を塗膜面に疵が付かない最も硬
い鉛筆の硬度で示した。 ４） 塗膜加工性試験 試験片の塗膜を表側にして内Ｒ＝１．５ｍｍで９０°垂
直曲げ加工を行い、塗膜の割れを１０倍ルーペで観察
し、下記の基準で評価した。 ○ 塗膜に割れなし △ 塗膜に小さな割れあり × 塗膜に大きな割れあり ５）耐汚染性試験 塗膜表面に油性マジックインキ（Ｐｅｎｔｅｌ Ｐｅｎ
Ｎ５０）でマーキングし、常温で２４時間放置後、ティ
ッシュペーパーで乾拭きする。肉眼で汚染状態を調べ、
次の評価基準で評価した。 ６） 耐磨耗性試験 中性洗剤を染み込ませたスポンジに２ｋｇ／ｃｍ２の荷
重をかけ、ラビングテスターで１０００回の往復磨耗試
験を実施し、前記５）の汚染試験を実施し次の評価基準
で評価した。 ○ 塗膜異常なし。インキは乾拭きで完全に拭き取れる △ 塗膜にやや跡が残る。インキは乾拭きで若干シミが
残る × 塗膜の磨耗が大きい。インキは乾拭きで拭き取れな
い
た。 ◎ 優 ○ 良好（若干のゆず肌、ハジキ等が認められる） × 不良（ゆず肌、ハジキ、ロール目等が著しく認めら
れる） ２）塗膜密着性試験 塗膜面にＮＴカッターを用いて１ｍｍ間隔で交差する縦
横それぞれ１１本の切り込みを入れ、１ｍｍ角×１００
個の桝目（ゴバン目）を作成する。次に、ゴバン目上に
ＪＩＳ Ｚ１５２２によるセロハンテープ密着試験を実
施し、肉眼で塗膜の剥離状態を調べ、ゴバン目内の塗膜
残存数を表示した。 ３） 塗膜硬度試験 三菱鉛筆ユニを使って試験片塗膜に対し、４５°に保ち
線書きする。塗膜の硬度を塗膜面に疵が付かない最も硬
い鉛筆の硬度で示した。 ４） 塗膜加工性試験 試験片の塗膜を表側にして内Ｒ＝１．５ｍｍで９０°垂
直曲げ加工を行い、塗膜の割れを１０倍ルーペで観察
し、下記の基準で評価した。 ○ 塗膜に割れなし △ 塗膜に小さな割れあり × 塗膜に大きな割れあり ５）耐汚染性試験 塗膜表面に油性マジックインキ（Ｐｅｎｔｅｌ Ｐｅｎ
Ｎ５０）でマーキングし、常温で２４時間放置後、ティ
ッシュペーパーで乾拭きする。肉眼で汚染状態を調べ、
次の評価基準で評価した。 ６） 耐磨耗性試験 中性洗剤を染み込ませたスポンジに２ｋｇ／ｃｍ２の荷
重をかけ、ラビングテスターで１０００回の往復磨耗試
験を実施し、前記５）の汚染試験を実施し次の評価基準
で評価した。 ○ 塗膜異常なし。インキは乾拭きで完全に拭き取れる △ 塗膜にやや跡が残る。インキは乾拭きで若干シミが
残る × 塗膜の磨耗が大きい。インキは乾拭きで拭き取れな
い
【００２０】
【表２】
【００２１】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、何れも外観、塗
膜密着性、加工性、耐汚染性、耐磨耗性、塗膜硬度で良
好な性能が得られた。
膜密着性、加工性、耐汚染性、耐磨耗性、塗膜硬度で良
好な性能が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 博光 千葉県市川市高谷新町７番地の１ 日新製 鋼株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】表面を清浄化したステンレス鋼板表面上
に、クロメート皮膜を形成し、次いで、重量比が１：
０．３〜０．５の主樹脂たる溶剤可溶型の硬化反応性部
位を有する含フッ素共重合体とその硬化剤からなる樹脂
１００重量部に対し、０．５〜５．０重量部のフルオロ
シリコーン化合物を含む塗膜を２〜１０μｍ形成した耐
汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレコート
ステンレス鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21897197A JPH1148402A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 耐汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレコートステンレス鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21897197A JPH1148402A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 耐汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレコートステンレス鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148402A true JPH1148402A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16728238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21897197A Withdrawn JPH1148402A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 耐汚染性、耐磨耗性に優れたキッチンパネル用プレコートステンレス鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148402A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001098921A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Nisshin Steel Co Ltd | マフラー用プレコート鋼板 |
| US8158264B2 (en) | 2006-10-20 | 2012-04-17 | 3M Innovative Properties Company | Method for easy-to-clean substrates and articles therefrom |
| JP2019104171A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 住友電気工業株式会社 | 金属−樹脂積層体 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP21897197A patent/JPH1148402A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001098921A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Nisshin Steel Co Ltd | マフラー用プレコート鋼板 |
| US8158264B2 (en) | 2006-10-20 | 2012-04-17 | 3M Innovative Properties Company | Method for easy-to-clean substrates and articles therefrom |
| JP2019104171A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 住友電気工業株式会社 | 金属−樹脂積層体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |