JPH1148280A - 反応射出成形方法および金型装置 - Google Patents

反応射出成形方法および金型装置

Info

Publication number
JPH1148280A
JPH1148280A JP21914497A JP21914497A JPH1148280A JP H1148280 A JPH1148280 A JP H1148280A JP 21914497 A JP21914497 A JP 21914497A JP 21914497 A JP21914497 A JP 21914497A JP H1148280 A JPH1148280 A JP H1148280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
injection molding
reaction injection
reaction
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21914497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Tanimoto
博利 谷本
Shintaro Ikeda
新太郎 池田
Hiroyuki Ohama
弘之 大浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Nippon Kokan Koji KK
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Koji KK, Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Kokan Koji KK
Priority to JP21914497A priority Critical patent/JPH1148280A/ja
Publication of JPH1148280A publication Critical patent/JPH1148280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形体中にボイドなどが生じるおそれが少な
く、特にテーパ部にも反応原液が良好に充填することが
でき、得られる反応射出成形体の品質を向上させること
ができる反応射出成形方法とそれに用いる金型装置とを
提供すること。 【解決手段】 二以上の反応原液を混合して金型装置2
のキャビティ40に送り込み、金型装置2内で反応射出
成形を行う反応射出成形方法であって、金型装置2の上
部にベント口20a〜20cを設け、これらのベント口
の少なくとも一つに、上方端部が外部に開放している比
較的長いホース22a,22bを装着し、このホース2
2a,22bの内部にも反応原液が最終的に入り込むよ
うに、金型のキャビティ40内に反応原液を注入し、反
応射出成形を行う。いずれかのベント口は、金型装置2
のテーパ部11の上部にも形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応射出成形方法
および金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】反応射出成形(以下、RIMとも言う)
法は、二以上の反応原液をミキシングチャンバで混合し
て金型装置のキャビティに送り込み、金型装置内で反応
させつつ射出成形を行う製法である。このRIM法は、
ノルボルネン系モノマーからポリマー(成形体)を成形
する場合などに好適に用いられている。
【0003】RIM成形体は、耐衝撃性に優れ、しかも
成形圧力が低く成形が容易であることから、多方面の技
術分野において用いられることが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反応射
出成形に際しては、金型のキャビティ内への反応原液の
射出時に泡が混入することがあり、その結果として、成
形体中にボイドなどが生じ、成形体の品質を低下させて
いた。また、反応射出成形により得られる成形体にテー
パ部を成形したい場合があるが、テーパ部を形成するた
めの金型のキャビティ形状はテーパ状に狭くなる部分で
あり、その部分へ反応原液が充填され難いという課題も
有する。
【0005】たとえばパイプの接合部の外周に反応射出
成形体からなる保護スリーブを成形し、この保護スリー
ブにより接合部が覆われたパイプをレキ、砂等の土中で
推進させる場合がある。このような用途に用いられるR
IM成形体から成る保護スリーブの両端部には、推進時
の抵抗を低減するために、テーパ部が形成されるが、R
IM成形時に、このテーパ部に相当する部分に反応原液
を完全に充填することが困難であり、テーパ部に割れや
欠けなどが生じるおそれがあった。推進用パイプの保護
スリーブとして用いられる場合には、テーパ部が先頭に
なって推進される部分であることから、このテーパ部に
割れや欠けなどを生じることを有効に防止することが重
要である。
【0006】また、このようなRIM成形体から成る保
護スリーブは、現場施工にて製造されることが多く、軽
量でハンドリングが容易でしかも施工性がよい反応射出
成形用金型装置が求められていた。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、成形体中にボイドなどが生じるおそれが少なく、特
にテーパ部にも反応原液が良好に充填することができ、
得られる反応射出成形体の品質を向上させることができ
る反応射出成形方法とそれに用いる金型装置とを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る反応射出成形方法は、二以上の反応原
液を混合して金型のキャビティに送り込み、金型内で反
応射出成形を行う反応射出成形方法であって、金型の上
部にベント口を設け、このベント口に、上方端部が外部
に開放している比較的長い筒状体を装着し、この筒状体
の内部にも反応原液が最終的に入り込むように、前記金
型のキャビティ内に反応原液を注入し、反応射出成形を
行うことを特徴とする。
【0009】前記金型に形成するベント口が複数であ
り、各ベント口には、比較的長い筒状体と比較的短い筒
状体とのいずれかが装着してあり、比較的長い筒状体の
上方端部が外部に対して開放してあり、比較的短い筒状
体の上方端部が外部に対して閉塞してあることが好まし
い。
【0010】前記ベント口を、金型のキャビティにより
成形される成形体のテーパ部となる位置の金型上部に形
成することが好ましい。また、このベント口に、前記の
比較的長い筒状体を接続することが好ましい。
【0011】本発明の第1の観点に係る金型装置は、反
応射出成形を行うためのキャビティが形成された金型を
持つ金型装置であって、金型のキャビティにより成形さ
れる成形体のテーパ部となる位置の金型上部にベント口
が形成してある。
【0012】また、本発明の第2の観点に係る金型装置
は、金型上部にベント口が形成してあり、このベント口
には、上方端部が外部に開放している比較的長い筒状体
が装着してある。
【0013】本発明において、筒状体とは、特に限定さ
れず、その横断面形状は、円形、矩形、その他の形状で
も良いが、弾力性を有するホースまたはチューブである
ことが好ましい。射出成形後に容易に切断することがで
きるからである。チューブの材質としては、耐熱性、耐
薬品性、安価なものであれば何でも良いが、具体的に
は、PVC,PE,シリコン,フッ素樹脂が例示され
る。
【0014】筒状体の内径は、特に限定されないが、好
ましくは15〜50mm、特に好ましくは19〜30mmで
ある。この内径が小さすぎると、反応原液が入り込み難
く、逆に大きすぎると、無駄に成る成形部分が大きくな
り不経済になる傾向にある。
【0015】比較的長い筒状体の長さは、特に限定され
ないが、好ましくは1〜3m、さらに好ましくは1.5
〜2.5mである。この長さが短すぎると、この筒状体
の内部に充填される反応原液の高さに基づく圧力(ヘッ
ド)が小さくなり、キャビティ内の保圧効果が少なくな
る傾向にある。また、長すぎる場合には、材料の無駄が
増える傾向にある。
【0016】比較的短い筒状体の長さは、比較的長い筒
状体よりも短ければ特に限定されないが、好ましくは2
0cm〜1m、さらに好ましくは30cm〜60cmで
ある。この比較的短い筒状体の上方端部は、たとえばホ
ースクランプなどにより閉塞してあり、そこから反応原
液が流出しないようになっている。この比較的短い筒状
体の内部には、反応原液中の泡が集められる。ホースク
ランプ以外の閉塞手段としては、ヒートシールにより塞
ぐ手段が例示される。
【0017】本発明において、反応射出成形に用いる反
応原液としては、特に限定されないが、ウレタン系、ウ
レア系、ナイロン系、エポキシ系、不飽和ポリエステル
系、フェノール系および、ノルボルネン系などが挙げら
れ、一般的成形条件としては、反応原液温度は20〜8
0°C、反応原液の粘性は、たとえば、30°Cにおい
て、5cps〜3000cps好ましくは100cps
〜1000cps程度である。かかる成形においては、
補強材を予め金型内に設置しておき、その中に反応液を
供給して重合させることにより強化ポリマー(成形体)
を製造することができる。
【0018】補強材としては、例えば、ガラス繊維、ア
ラミド繊維、カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊
維、金属繊維、ポリプロピレン繊維、アルミコーティン
グガラス繊維、木綿、アクリル繊維、ボロン繊維、シリ
コンカーバイド繊維、アルミナ繊維などを挙げることが
できる。これらの補強材は、長繊維状またはチョップド
ストランド状のものをマット化したもの、布状に織った
もの、チョップ形状のままのものなど、種々の形状で使
用することができる。これらの補強材は、その表面をシ
ランカップリング材等のカップリング剤で処理したもの
が、樹脂との密着性を向上させる上で好ましい。使用す
る量は、特に制限はないが、通常成形品全重量の10重
量%以上、好ましくは20〜60重量%である。
【0019】また、酸化防止剤、充填剤、顔料、着色
剤、発泡剤、難燃剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシ
クロペンタジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種
々の添加剤を配合することにより、得られるポリマーの
特性を改質することができる。
【0020】酸化防止剤としては、フェノール系、リン
系、アミン系など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止
剤がある。充填剤にはミルドガラス、カーボンブラッ
ク、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、雲
母、チタン酸カリウム、硫酸カルシウムなどの無機質充
填剤がある。エラストマーとしては、天然ゴム、ポリブ
タジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重
合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチ
レンブロック共重合体(SIS)、エチレン−プロピレ
ン−ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)およびこれらの水素化物などが
ある。
【0021】添加剤は、通常、予め反応液のいずれか一
方または双方に混合しておく。重合時間は、適宜選択す
ればよいが、通常、反応液の注入終了後、20秒〜20
分程度である。
【0022】本発明では、反応射出成形時に、金型の温
度は、好ましくは、10〜150°C、より好ましく
は、20〜120°C、さらに好ましくは、30〜10
0°Cに制御される。なお、金型内に反応原液を注入す
る前に、金型の内部に温風を流通させ、少なくとも金型
のキャビティ内部を所定温度に加熱した後、温風の流通
を停止し、金型装置のキャビティへ反応原液を流し込
み、反応射出成形を行うようにしても良い。特に、金型
装置のキャビティ内部に、反応射出成形体と一体になる
インサート部材を配置した後、金型装置のキャビティ内
部に温風を流通させることが好ましい。前記金型のキャ
ビティ内部に、反応射出成形体と一体になる補強材を配
置した後、金型装置のキャビティ内部に温風を流通させ
ることも好ましい。これらインサート部材または補強材
を、予熱することにより、これらと成形体との密着性が
向上する。
【0023】温風は、空気を所定温度に加熱したものが
安価であるが、窒素ガスなどの不活性ガスを加熱したも
のであっても良い。金型のキャビティ内に流通させる温
風の温度は、特に限定されないが、好ましくは30〜1
20°C、さらに好ましくは40〜80°Cである。こ
の温度が低すぎると、良好な品質の反応射出成形体が得
られず、高すぎると不経済である。また、金型装置のキ
ャビティ内を流通した温風は、金型装置のベント口から
大気中へ排出しても良いが、特定のベント口から温風供
給装置へ戻し、再度加熱して金型のキャビティ内へ循環
させても良い。
【0024】本発明において用いられる金型の材質は、
特に限定されず、鋳鉄、鉄、ステンレス、アルミニウ
ム、ニッケル電鋳などの金属に限らず、合成樹脂、ある
いはその他の材質でも良い。反応射出成形は、比較的低
圧での成形が可能であり、必ずしも高剛性の金型を用い
る必要はない。
【0025】金型を合成樹脂で構成する場合には、合成
樹脂としては、特に限定されず、ポリエチレン(LDP
E,MDPE,HDPE,超高分子PE)、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ウレタン、エポ
キシ、フェノール、ポリエステルなどが例示される。金
型装置をLDPEやMDPEなどのポリエチレンまたは
ポリスチレンなどの非極性樹脂で構成した場合には、こ
れらの樹脂が反応射出成形体と容易に一体化されるの
で、反応射出成形毎に、使い捨てて用いることもでき
る。また、金型装置をフェノール、ポリエステルなどの
極性樹脂で構成した場合には、反応射出成形体とは一体
化されないことから、反応射出成形毎に金型装置を取り
外して繰り返し用いることができる。
【0026】
【作用】本発明の第1の観点に係る金型装置を用いた反
応射出成形方法では、金型のキャビティにより成形され
る成形体のテーパ部となる位置の金型上部にベント口が
形成してあるので、テーパ部での反応原液の流れが良く
なり、テーパ部への充填性が改善され、テーパ部に割れ
や欠けなどの発生が少なくなる。
【0027】また、本発明の第2の観点に係る金型装置
を用いた反応射出成形方法では、金型上部にベント口が
形成してあり、このベント口には、上方端部が外部に開
放している比較的長い筒状体が装着してあるので、反応
原液中に含まれる泡は、この筒状体を通して外部に排出
される。また、この比較的長い筒状体の内部には、反応
原液が最終的に入り込み、その液の高さに相当する圧力
ヘッドが、キャビティ内に充填された反応原液に保圧と
して作用することになる。その結果、得られる成形体中
にボイドなどが発生することを有効に防止することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0029】図1は本発明の1実施形態に係る金型装置
の概略断面図、図2は本発明の1実施形態に係る反応射
出成形方法により得られる成形体の要部断面図である。
【0030】図1に示すように、本実施形態に係る金型
装置2は、パイプ30,30の接合部外周に反応射出成
型体から成る保護スリーブを成形するための装置であ
り、割面で分割可能な第1金型4と第2金型6とを有す
る。これら金型4,6はアルミ鋳物で形成しても良い
が、本実施形態では、合成樹脂で構成してある。
【0031】第1金型4は、第2金型6と組み合わされ
ることにより内部にキャビティ40(図1参照)が形成
される半円筒状の第1金型本体8を有する。この第1金
型本体8の両端には、半円筒状のパイプ保持部12,1
2が一体に成形してある。パイプ保持部12,12は、
第1金型本体8の内径よりも小さく成形され、パイプ3
0,30の外周に密着するようになっている。本体8と
パイプ保持部12とを連絡する部分に、テーパ部11が
一体に形成してある。
【0032】第2金型6は、第1金型4と組み合わされ
ることにより内部にキャビティ40が形成される半円筒
状の第2金型本体10を有する。この第2金型本体10
の両端には、半円筒状のパイプ保持部14,14が一体
に成形してある。パイプ保持部14,14は、第2金型
本体10の内径よりも小さく成形され、パイプ30,3
0の外周に密着するようになっている。本体10とパイ
プ保持部14とを連絡する部分に、テーパ部13が一体
に形成してある。
【0033】これら第1金型4および第2金型6の周囲
には、それぞれフランジ(図示省略)が形成してあり、
それらのフランジの合わせ面が、金型装置の割面とな
り、これらの面を突き合わせることで、図1に示す金型
装置2が組み立てられる。
【0034】本実施形態では、金型装置2が組み立てら
れた状態で、下方に位置する第2金型6の金型本体10
の底部に注入口26が形成してあり、注入用ホース25
を通して反応原液がキャビティ40内に充填されるよう
になっている。また、金型装置2の上方に位置する第1
金型4の頂部位置に軸方向に沿って3つのベント口20
a,20b,20cがキャビティ40に連通して成形し
てある。これら3つのベント口の内の2つのベント口2
0a,20bは、テーパ部11,13の直上部に形成し
てあり、他の一つのベント口20cは、軸方向中央部に
形成してある。
【0035】第1金型4および第2金型6は、それぞれ
真空成形、圧縮成形、射出成形などにより成形される。
金型4,6を構成する合成樹脂としては、特に限定され
ず、ポリエチレン(LDPE,MDPE,HDPE,超
高分子PE)、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ウレタン、エポキシ、フェノールなどが例示
される。
【0036】図1に示すように、本実施形態では、テー
パ部11の直上部に形成してあるベント口20a,20
bには、比較的長い筒状体としてのホース22a,22
bの下端開口部が接続してあり、軸方向中央部のベント
口20cには、比較的短い筒状体としてのホース22c
が接続してある。これらホース22a〜22cは、たと
えばPVC、PE、シリコンなどの合成樹脂製ホースを
切断して作成したものであり、その内径は、全て同一で
あり、15〜50mmである。
【0037】本実施形態では、比較的長いホース22
a,22bの長さ(高さ)は、1〜3mであり、比較的
短いホース22cの長さ(高さ)は、20cm〜1mで
ある。そして、本実施形態では、比較的長いホース22
a,22bの上方端部は外部に対して開放してあり、比
較的短いホース22cの上方端部はホースクランプ24
により閉塞してある。短いホース22cの上方端部を閉
塞するのは、長いホース22a,22bの上方端部近く
まで反応原液が充填されたとしても、短いホース22c
の上方端部からの液の漏洩を防止するためである。これ
により、キャビティ40内に充填された反応原液には、
長いホース22a,22bの高さに相当する圧力ヘッド
(水頭)が保圧として作用することになる。
【0038】このように構成された金型装置2は、反応
射出成形前または成形中において、所定温度に加熱され
ることが好ましいが、本実施形態では、反応射出成形前
の金型装置のキャビティ内に温風を流通させることによ
り、または金型装置の外面に平面状ヒータを取り付ける
ことにより加熱する。平面状ヒータとしては、シリコン
ラバーヒータが好ましい。
【0039】次に、本実施形態に係る反応射出成形方法
について説明する。図1に示すように、本実施形態で
は、まず、配管用パイプ30,30を接続部36で溶接
する。配管用パイプ30,30は、たとえば鋼管などで
構成された金属パイプ32の外周を、ポリエチレン樹脂
などの樹脂層34で被覆してあり、パイプ30,30の
接続部36の近傍では、溶接をし易くために樹脂層34
が除去してある。
【0040】本実施形態では、金属パイプ32の接続部
を溶接により接合した後、架橋ポリエチレンなどで構成
された熱収縮チューブ38で接続部36の外周を覆い、
加熱することにより収縮させる。このチューブ38の両
端は、樹脂層34の端部外周まで伸びており、接続部3
6の近傍で露出している金属パイプ32,32の外周を
完全に覆っている。この熱収縮チューブ38のみでも、
金属パイプ32,32の露出を防止することはできる
が、使用中に引き掻き傷などが発生し易いため、本実施
形態では、そのチューブ38を覆うように、反応射出成
形体から成る保護スリーブを成形する。
【0041】保護スリーブは、パイプ30,30を接続
する現場にて、以下に示す反応射出成形方法により成形
される。図1に示すように、溶接が終了してチューブ3
8が装着後のパイプ30,30の接続部の外周に、金型
装置2を装着する。本実施形態の金型装置2は、合成樹
脂で構成された第1金型4と第2金型6とが割面で分割
可能になっているので、運送および保管が容易で、しか
も軽量であり、現場でも容易に、パイプ30,30の接
合部の外周に取り付けることが可能である。
【0042】金型装置2をパイプ30,30の接合部の
外周に取り付ける前に、金型装置2のパイプ保持部1
2,14の内周面には、液密性を保持するためのシール
剤などを塗布することが好ましい。シール剤をパイプ保
持部12,14の内周面に塗布することで、パイプ保持
部12,14の内周面とパイプ30,30の外周面との
間の隙間を良好に密封する。なお、シール剤は、金型
4,6の割面にも塗布することが好ましい。
【0043】第1金型4と第2金型6との型締めは、割
面が形成されたフランジ部相互をボルトおよびナットな
どの締結具で締め付けることにより行う。金型装置2の
型締めの圧力は、本実施形態では、0.5〜15kg/
cm2 である。
【0044】第1金型と第2金型6とから成る金型装置
2をパイプ30,30の接続部の外周に装着した後、平
面状ヒータなどにより、金型装置2の加熱を行い、金型
装置2が所定温度に到達した段階で、ミキサーにより反
応原液を、注入用ホース25および注入口26を通して
金型装置2のキャビティ40内に充填する。ミキサー
は、一方のタンク内の反応液Aと、他方のタンク内の反
応液Bとを混合して吐出するもので、反応液Aと反応液
Bとをミキサー内で混合し、その混合液を、ホース25
および注入口26を介してキャビティ40に充填する。
【0045】本実施形態で行う反応射出成形は、ノルボ
ルネン系モノマーを用いた反応射出成形であり、使用す
るモノマーは、ジシクロペンタジエンやジヒドロジシク
ロペンタジエン、テトラシクロドデセン、トリシクロペ
ンタジエン等のノルボルネン環を有するシクロオレフィ
ンである。
【0046】ノルボルネン系モノマーを用いた反応射出
成形において使用することができるメタセシス触媒は、
六塩化タングステン、またはトリドデシルアンモニウム
モリブデート、もしくはトリ(トリデシル)アンモニウ
ムモリブデート等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等
のノルボルネン系モノマーの塊状重合用触媒として公知
のメタセシス触媒であれば特に制限はないが、モリブデ
ン酸有機アンモニウム塩が好ましい。
【0047】活性剤(共触媒)としては、特開昭58−
127728号公報、特開平4−226124号公報、
特開昭58−129013号公報、特開平4−1452
47号公報に開示してあるような公知の活性剤であれ
ば、特に制限はないが、例えばエチルアルミニウムジク
ロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等のアルキルア
ルミニウムハライド、アルコキシアルキルアルミニウム
ハライドなどの有機アルミ化合物、有機スズ化合物等が
挙げられる。
【0048】反応射出成形の前準備として、ノルボルネ
ン系モノマー、メタセシス触媒及び活性剤を主材とする
反応射出成形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセ
シス触媒とよりなるB液と、前記のノルボルネン系モノ
マーと活性剤とよりなるA液との安定な2液に分けて、
それぞれを別のタンクに入れておく。
【0049】反応射出成形を開始するには、ミキサーを
制御し、タンクからのA液およびB液を混合し、その混
合液を反応原液としてキャビティ40内に充填する。キ
ャビテ40内に充填された反応原液は、キャビティ40
の内部に行き渡る。
【0050】本実施形態では、金型装置2の上部に配置
される第1金型4の軸方向両端部に位置するテーパ部1
1の直上部にベント口20a,20bが形成してあるの
で、テーパ部11,13での反応原液の流れが良くな
り、テーパ部11,13への反応原液の充填性が改善さ
れ、図2に示すように、得られる保護スリーブ(成形
体)50の両端部に位置するテーパ部52に割れや欠け
などの発生が少なくなる。
【0051】また、本実施形態では、金型装置2の上部
に位置する第1金型4の上部にベント口20a,20
b,20cが形成してあり、これらのベント口のうちの
2つのベント口20a,20bには、上方端部が外部に
開放している比較的長いホース22a,22bが装着し
てあるので、反応原液中に含まれる泡は、このホース2
2a,22bを通して外部に排出される。また、この比
較的長いホース22a,22bの内部には、反応原液が
最終的に入り込み、その液の高さに相当する圧力ヘッド
が、キャビティ40内に充填された反応原液に保圧とし
て作用することになる。その結果、得られる成形体中に
ボイドなどが発生することを有効に防止することができ
る。
【0052】なお、第1金型4の中央部に形成してある
ベント口20cにも、比較的長いホースを接続しても良
いが、本実施形態では、材料の無駄を抑制するために、
短いホース22cとして、その上方端部をクランプ24
で閉じている。キャビティ40の中央付近に存在する泡
は、中央部のベント口20cを通して、ホース22cの
内部に集まるが、この部分は、後工程で削除される部分
なので、保護スリーブの強度には影響しない。
【0053】キャビティ40での反応射出成形が終了
し、保護スリーブとなる成形体が固化した段階で、図1
に示す切断線cに沿って、各ホース22a〜22cおよ
び25の基部を、その内部の成形体と共に切断する。そ
の後、第1金型4と第2金型6とを割面で分割し、型開
きすれば、図2に示すように、ホース状不要部分54が
形成された保護スリーブ50が得られる。この保護スリ
ーブ50の軸方向両端には、割れや欠けなどがない良好
なテーパ部52,52が形成される。なお、不要部分5
4は、切削加工などにより削除される。
【0054】また、この保護スリーブ50は、ノルボル
ネン系モノマーの反応射出成形体で構成されることか
ら、耐衝撃性に優れ、土中に配設されても割れや引き掻
き傷が発生することは少ない。
【0055】特に本実施形態では、反応射出成形に際し
て生じる泡がホース22a,22bを通して外部に排出
され、またはホース22cの内部に集まることから、図
2に示す保護スリーブ50の本体部分は、ボイドなどが
生じることなく良好に成形される。
【0056】さらにまた、本実施形態の反応射出成形方
法に用いる金型装置2は、合成樹脂製の金型装置である
ことから、軽量であり、現場にてもハンドリングが容易
であり、施工性に優れている。しかも、金型装置2は、
合成樹脂で成形してあり軽量なので、金型装置2の輸送
および保管に便利であると共に、現場での施工性がさら
に向上する。
【0057】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば金型装置の具体的な構造は特に
限定されず、種々に改変することができる。また、図1
に示す実施形態に係る金型装置2では、3つのベント口
20a〜20cを金型装置2に設けたが、それ以上の数
のベント口を設けても良い。また、図1に示す金型装置
2では、特にテーパ部11,13での未充填を無くす観
点から、テーパ部11,13に位置する二つのベント口
20a,20bに、比較的長いホース22a,22bを
接続したが、一方のベント口20a,20bには、比較
的短いホース22cを接続し、その上方端部をクランプ
22cで閉じても、同様な効果が期待できる。本発明で
は、材料の無駄を無くす観点からは、最小限、いずれか
1つのベント口にのみ、上端が開放している比較的長い
ホースなどの筒状体を接続すればよく、他のベント口に
は、上端が閉塞している比較的短いホースなどの筒状体
を接続すればよい。
【0058】また、本発明では、テーパ部を持たない金
型装置では、中央部に単一のベント口を設け、そのベン
ト口に、比較的長いホースを接続しても良い。
【0059】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0060】実施例1 アルミ鋳物型から成る図1に示す金型4,6を準備し
た。下側に位置する金型6には、内径19mmの注入口2
6を成形し、上側に位置する金型4には、注入口26と
同じ内径のベント口20a,20b,20cを一体成形
した。これらベント口のうちの2つのベント口20a,
20bは、テーパ部11の直上部に位置させた。
【0061】また、図1に示すパイプ30として、ポリ
エチレン樹脂から成る樹脂層34で被覆した鋼製金属パ
イプ32を準備した。金属パイプ32の外径は、21
6.3mmであり、樹脂層34が除去されて金属パイプ3
2の表面が露出する接続部の軸方向長さは、450mmで
あった。
【0062】この接続部の外周に、前記のブロー成形に
より得られた内径265mm、長さ600mmの金型
4,6から成る金型装置2を配置した。金型2の配置に
先立ち、接続部36の表面にディスクサンダーでスウェ
ーデン工業規格(SIS)St−3程度の下地処理(錆
取り)を施し、また、接続部36近くの樹脂層34,3
4の表面を80番程度のサンドペーパーで粗面化してお
いた。さらに、溶接による接続部36の周囲を、古河電
工(株)製の架橋ポリエチレンからなる熱収縮チューブ
38で覆い、バーナで加熱収縮させ金属パイプ32,3
2の外周面に密着させた。
【0063】金型装置2をパイプ30,30の接続部外
周に配置後、金型装置2のベント口20a〜20cに、
それぞれ内径25mm、外径29mmのPVC製ホースを切
断して接続した。テーパ部11の直上部に位置するベン
ト口20a,20bに接続したホース22a,22bの
長さは、1.5mであり、その上方端部は開放した。ま
た、中央のベント口20cに接続したホース22cの長
さは、30cmであり、その上方端部は、クランプ22
cにより閉じた。
【0064】反応原液を注入口26からキャビティ内に
注入する前に、注入口26から60°Cの温風を送り、
ベント口20a,20bから温風を排出した。温風発生
機としては、株式会社 竹鋼製作所製のTKS熱風発生
機「TKS−15」を用いた。
【0065】金型2の内部温度が50°Cに達したのを
確認後、温風の送風を停止し、注入口26から反応原液
を注入し、反応射出成形を行った。
【0066】反応樹脂原液の調整は以下のように行っ
た。すなわち、ジシクロペンタジエン(DCP)85重
量%と、トリシクロペンタジエン15重量%とからなる
混合モノマーを用い、このモノマー総量100重量部に
対して、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体(クレイトン1170、シェル社製)を5重量部と
フェノール系の酸化防止剤であるイルガノックス101
0(チバガイギー社製)を2重量部とを溶解させ、これ
を2つの容器に入れ、一方には混合モノマーに対しジエ
チルアルミニウムクロリド(DEAC)を40ミリモル
濃度、n−プロパノールを44ミリモル濃度、四塩化ケ
イ素を20ミリモル濃度となるように添加した(A
液)。他方には、混合モノマーに対しトリ(トリデシ
ル)アンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度とな
るように添加した(B液)。
【0067】A液およびB液をそれぞれギヤーポンプに
て1対1の容積比となるようにミキサーに送液し、次い
で、金型装置2の注入口26からキャビティ40に、注
入圧力2.0Kg/cm2 以下で注入した。
【0068】金型装置2のキャビティ内部の温度が11
0秒後に最高到達温度に達した。原液の注入から10分
後、各ホース22a〜22cおよび25の基部を切断線
cに沿って切断し、型開きを行い、図2に示す保護スリ
ーブ(反応射出成形体)50を得た。
【0069】確認のため、反応射出成形体から成る保護
スリーブ50を切断し、テーパ部52および中央部での
断面状態を調べたが、ボイドは確認されなかった。ま
た、テーパ部における割れや欠けも観察されなかった。
【0070】比較例1 金型装置の軸方向中央部にのみ、内径19mmのベント口
を設け、何らホースを接続しなかった以外は、実施例1
と同様にして、反応射出成形を行い、保護スリーブを得
た。
【0071】保護スリーブを切断して、断面を観察した
ところ、特にテーパ部において、ボイドが多く観察され
た。また、中央部においてもボイドが観察された。中央
部においてもボイドが観察されたのは、ホースによる保
圧の効果がなかったためと考えられる。また、テーパ部
の一部に未充填箇所が存在し、得られたスリーブのテー
パ部には欠けが観察された。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
金型装置を用いた反応射出成型方法によれば、成形体中
にボイドなどが生じるおそれが少なくなる。特に、テー
パ部となる位置の金型上部にベント口を形成する本発明
によれば、テーパ部にも反応原液が良好に充填すること
ができる。結果として、本発明によれば、得られる反応
射出成形体の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施形態に係る金型装置の概
略断面図である。
【図2】図2は本発明の1実施形態に係る反応射出成形
方法により得られる成形体の要部断面図である。
【符号の説明】
2… 金型装置 4… 第1金型 6… 第2金型 8… 第1金型本体 10… 第2金型本体 12,14… パイプ保持部 20a〜20c… ベント口 22a〜22c… ホース(筒状体) 24… ホースクランプ 26… 注入口 30… 配管用パイプ 32… 金属パイプ 34… 樹脂層 36… 接続部 38… 熱収縮チューブ 40… キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大浜 弘之 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二以上の反応原液を混合して金型のキャ
    ビティに送り込み、金型内で反応射出成形を行う反応射
    出成形方法であって、 金型の上部にベント口を設け、このベント口に、上方端
    部が外部に開放している筒状体を装着し、この筒状体の
    内部にも反応原液が最終的に入り込むように、前記金型
    のキャビティ内に反応原液を注入し、反応射出成形を行
    うことを特徴とする反応射出成形方法。
  2. 【請求項2】 前記金型に形成するベント口が複数であ
    り、各ベント口には、比較的長い筒状体と比較的短い筒
    状体とのいずれかが装着してあり、比較的長い筒状体の
    上方端部が外部に対して開放してあり、比較的短い筒状
    体の上方端部が外部に対して閉塞してある請求項1に記
    載の反応射出成形方法。
  3. 【請求項3】 前記ベント口を、金型のキャビティによ
    り成形される成形体のテーパ部となる位置の金型上部に
    形成することを特徴とする請求項1または2に記載の反
    応射出成形方法。
  4. 【請求項4】 反応射出成形を行うためのキャビティが
    形成された金型を持つ金型装置であって、 金型のキャビティにより成形される成形体のテーパ部と
    なる位置の金型上部にベント口が形成してある金型装
    置。
  5. 【請求項5】 反応射出成形を行うためのキャビティが
    形成された金型を持つ金型装置であって、 金型上部にベント口が形成してあり、このベント口に
    は、上方端部が外部に開放している比較的長い筒状体が
    装着してある金型装置。
JP21914497A 1997-07-30 1997-07-30 反応射出成形方法および金型装置 Pending JPH1148280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21914497A JPH1148280A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 反応射出成形方法および金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21914497A JPH1148280A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 反応射出成形方法および金型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1148280A true JPH1148280A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16730914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21914497A Pending JPH1148280A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 反応射出成形方法および金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1148280A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102029680A (zh) * 2010-10-29 2011-04-27 湖北鄂丰模具有限公司 钢带增强聚乙烯螺旋波纹管连接部件的成型装置
JP4829980B2 (ja) * 2006-02-23 2011-12-07 バーゼル・ポリオレフィン・イタリア・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ 射出成形用途のためのプロピレンポリマー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4829980B2 (ja) * 2006-02-23 2011-12-07 バーゼル・ポリオレフィン・イタリア・ソチエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ 射出成形用途のためのプロピレンポリマー
CN102029680A (zh) * 2010-10-29 2011-04-27 湖北鄂丰模具有限公司 钢带增强聚乙烯螺旋波纹管连接部件的成型装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1148280A (ja) 反応射出成形方法および金型装置
JPH07323439A (ja) 接続された成形品および接続方法
JPH1148281A (ja) 合成樹脂被覆パイプの補修方法
JPH10296776A (ja) 反応射出成形方法と金型装置
JPH1148352A (ja) 反応射出成形体の補修方法
JP3118865B2 (ja) 継手付パイプおよびその製造法
JPH10296774A (ja) 反応射出成形方法および反応射出成形用金型装置
JPH1148282A (ja) 反応射出成形方法
JP3661319B2 (ja) ナットがインサート成形された樹脂成形体およびその製造方法
JPH1134098A (ja) 反応射出成形方法
JP3555331B2 (ja) 開口部を持つ反応射出成形体の製造方法と金型装置
EP0457342A2 (en) Pipe with integrally moulded coupler and method therefor
JPH06114888A (ja) 開口部を有する射出成形品の製造方法と金型装置
JPH0699456A (ja) インサート成形品の製造方法とそれに用いる金型装置
JPH10138285A (ja) インサート成形品の製造方法
JPH10156864A (ja) 長手部材インサート成形体およびその製造方法
JP2001056090A (ja) 推進管の保護方法
JPH09156627A (ja) 成形品およびその製造方法
JPH11262927A (ja) 反応性重合成形方法およびチューブ状成形体
JP2816868B2 (ja) 中空複合体およびその製造法
JPH07137069A (ja) 反応射出成形方法と金型装置
JPH1029228A (ja) 反応射出成形方法と金型装置
JPH0315212A (ja) ケーブル用封止または接合剤、およびケーブルの封止または接合方法
JPH11262923A (ja) 反応性重合成形方法
US9662971B1 (en) Molded fuel tank and method of manufacturing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040702

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070410