JPH1147961A - プレート型ヒートパイプの製造方法 - Google Patents

プレート型ヒートパイプの製造方法

Info

Publication number
JPH1147961A
JPH1147961A JP9209243A JP20924397A JPH1147961A JP H1147961 A JPH1147961 A JP H1147961A JP 9209243 A JP9209243 A JP 9209243A JP 20924397 A JP20924397 A JP 20924397A JP H1147961 A JPH1147961 A JP H1147961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
probe
heat pipe
type heat
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9209243A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Enomoto
正敏 榎本
Naoki Nishikawa
直毅 西川
Takenori Hashimoto
武典 橋本
Shunta Shioda
俊太 潮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP9209243A priority Critical patent/JPH1147961A/ja
Publication of JPH1147961A publication Critical patent/JPH1147961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1275Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding involving metallurgical change
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0233Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes the conduits having a particular shape, e.g. non-circular cross-section, annular

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能で高品位のプレート型ヒートパイプ
を、材料的な制約がなく、高い生産効率で製造する手段
を提供する。 【解決手段】 回転子1の先端に、周面にねじ21を刻
設したプロープ2が突設され、プローブ2の根元周囲に
径大の環状段部よりなるショルダー部3を備えた加工用
ツール10を使用し、加工用ツール10の回転子1をね
じ21の退行方向に回転しつつ、プローブ2を金属プレ
ート4中に埋入させ、この埋入状態でツール10をプレ
ート面4aに沿って所要パターンで相対移動させること
により、金属プレート4の内部に加工用ツール10の移
動軌跡に沿って連続する空洞5を形成し、空洞5内にヒ
ートパイプ作動液を封入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子部品マウン
ト用の放熱性基板等に利用されるプレート型ヒートパイ
プの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプレート型ヒートパイプとし
て、凹面部を有する金属板と金属平板を接合して該凹面
部を作動液封入用空間としたものや、作動液を封入する
蛇行細管よりなるヒートパイプを2枚の金属平板の間に
挟んでロウ接充填材を介して一体に接合したものが実用
化されている。しかるに、前者では、構造的に耐圧強度
に劣るため、適用温度が高い場合や低温用作動液を使用
する場合に、作動液の飽和蒸気圧によるプレート平面の
変形を生じ易いという問題があった。また後者では、ヒ
ートパイプの曲率半径の限界からプレート単位面積当た
りのヒートパイプ密度が低くなることに加え、ヒートパ
イプと金属平板との間の熱抵抗が大きいため、熱応答性
能を充分に高められず、且つ製造工程が複雑になる上に
蛇行細管の曲げ加工やろう接作業に非常に手間を要する
ことから、製造コストが高く付くという問題があった。
【0003】そこで、近年において、図5に示すよう
に、金属板(11)の表面に切削、放電加工、プレス加
工等によって蛇行状の細溝(12)を形成し、同図
(A)の如く該金属板(11)の溝形成面に平薄板(1
3)を接合したり、同図(B)の如く同じパターンの細
溝(12)を形成した金属板(11)(11)同士を接
合したり、更には同図(C)の如く細溝(12)を形成
した金属板(11)(11)同士を間に平薄板(13)
を挟んで接合することにより、細溝(12)をトンネル
状のヒートパイプとして作動液を封入するようにしたプ
レート型ヒートパイプが提案されている(特開平7−6
3487号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記提案に係るプレー
ト型ヒートパイプは、プレート単位面積当たりのヒート
パイプ密度を高く設定できると共に熱抵抗も小さくで
き、且つ比較的に製造容易ではあるが、金属板(11)
と平薄板(13)あるいは金属板(11)(11)同士
をろう付け等によって接合するため、生産効率に劣ると
共に、金属板(11)や平薄板(13)としてろう材を
表面にクラッドしたアルミニウム板等を用いる必要があ
って材料的な制約が大きく、またろう付け界面の接合不
良や腐食等による封止信頼性の低下も懸念されるという
難点があった。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みて、高性能
で且つ高品位のプレート型ヒートパイプを、材料的な制
約がなく、高い生産効率で製造できる手段を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、上記目
的を達成するために鋭意検討を行う過程で、近年におい
て金属材の溶接やロウ付けに代わる新しい接合技術とし
て普及しつつある摩擦攪拌接合法に着目し、これをプレ
ート型ヒートパイプの製造に応用することを考えた。
【0007】この摩擦攪拌接合法は、例えば特表平7−
505090号公報に開示されるように、被加工物より
も硬い材質のプローブ(棒状物)を回転させながら被加
工物に摺接させた際に、この摺接部分で発生する摩擦熱
と圧力によって被加工物素材が塑性流動化し、該プロー
ブが被加工物中に埋入して且つこの埋入状態のまま被加
工物中を移動できることを利用したものであり、例えば
金属板同士の突き合わせ接合線に沿ってプローブを上記
埋入状態で移動させると、進行するプローブの前方側で
塑性流動した両金属板の素材が攪拌混練されながら該プ
ローブの後方側へ漸次移行し、後方側で摩擦熱を失って
急速に冷却固化するから、両金属板は素材同士が攪拌混
練されて完全に一体化した状態で接合されることにな
る。
【0008】しかして、この発明者らは、摩擦攪拌接合
法における金属素材の塑性流動化現象を、一般的な金属
同士の接合ではなく、プレート型ヒートパイプの作動液
封入用管路の形成に利用するという独特の発想のもと
に、綿密な実験研究を重ねた結果、前記接合に使用する
のと同等の加工用ツールを用い、簡単な手法によって一
枚の金属板に前記管路を自在に且つ容易に形成できるこ
とを見出し、この発明をなすに至った。
【0009】すなわち、この発明の請求項1に係るプレ
ート型ヒートパイプの製造方法は、図面の参照符号を付
して示せば、回転子(1)の先端に、周面にねじ(2
1)を刻設したプロープ(2)が同心状に突設されると
共に、このプローブ(2)の根元周囲に、当該プロープ
(2)よりも径大の環状段部よりなるショルダー部
(3)を備えた加工用ツール(10)を使用し、この加
工用ツール(10)の回転子(1)を前記ねじ(21)
の退行方向に回転しつつ、そのプローブ(2)を金属プ
レート(4)中にプレート厚み方向に埋入させ、この埋
入状態で当該ツール(10)をプレート面(4a)に沿
って所要パターンで相対移動させることにより、埋入し
た前記プローブ(2)の回転に伴う摩擦攪拌によって流
動する金属プレート(4)の素材を、前記ねじ(21)
の螺旋誘導によってプローブ(2)根元側へ掻き出すと
共に、この掻き出される素材を前記ショルダー部(3)
にて押さえ、もって当該プレート(4)の内部に加工用
ツール(10)の移動軌跡に沿って連続する空洞(5)
を形成し、この空洞(5)内にヒートパイプ作動液を封
入することを特徴としている。
【0010】上記のようにプローブ(2)の周面にねじ
(21)を設けた加工用ツール(10)は、摩擦攪拌接
合による金属材同士の接合にも使用されているが、この
接合においては、回転子(1)をねじ(21)の進行方
向に回転させことにより、塑性流動する金属素材を螺旋
誘導によって内奥側(プローブ先端側)へ押し込んで圧
縮効果をもたらす。これに対し、この製造方法では、金
属素材中に埋入したプローブ(2)が上記接合の場合と
は逆にねじ(21)の退行方向に回転するため、摩擦攪
拌によって流動する金属素材がねじ(21)の螺旋誘導
にてプローブ(2)根元側へ掻き出される結果、内奥側
が空所となる。しかして、プローブ(2)根元側へ掻き
出される素材はショルダー部(3)にて押さえられて前
記空所の上に堆積するため、当該空所は外部へ開放した
溝状にはならず、もってプローブ(2)の移動軌跡に沿
って空洞(5)が形成されることになる。従って、この
空洞(5)内にヒートパイプ作動液を封入することによ
り、単一の金属板からなるプレート型ヒートパイプが得
られる。
【0011】請求項2の発明では、上記請求項1のプレ
ート型ヒートパイプの製造方法において、前記の加工用
ツール(10)にて形成した空洞(5)を高圧流体の導
入によって膨張させたのち、この空洞(5)内にヒート
パイプ作動液を封入するようにしている。この場合、空
洞(5)を膨張させるため、プレート単位面積当たりの
作動液封入量が増大し、それだけ熱移送能力が向上する
ことになる。しかして、このような空洞(5)の膨張加
工は、当該空洞(5)が単一の金属板中に形成されてい
ることによって可能であり、例えば該空洞が金属板同士
の接合界面部に構成されるものでは界面剥離の恐れがあ
るために適用困難である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るプレート型
ヒートパイプの製造方法の一実施例について、図面を参
照して具体的に説明する。
【0013】図1において、(10)は摩擦攪拌接合に
使用されるものと同様の加工用ツール(10)であり、
丸軸状の回転子(1)の下端に径小のプローブ(2)が
同心状に突設され、このプローブ(2)の根元と回転子
(1)の下端との間の環状段部によってショルダー部
(3)を構成しており、回転駆動機構(図示省略)によ
って回転子(1)がプローブ(2)と一体に回転すると
共に、昇降駆動機構(図示省略)によって昇降動作する
ようになっている。そして、プローブ(2)は、先端が
球面状をなすと共に、周面にねじ(21)が刻設されて
いる。
【0014】プレート型ヒートパイプの製造において
は、加工用ツール(10)の下方に金属プレート(4)
を水平に配置させ、回転子(1)を図示矢印aの如くね
じ(21)の退行方向に回転しつつ下降させ、図2の如
くプローブ(2)を摩擦攪拌による金属素材の塑性流動
化によって該プレート(4)中に厚み方向に埋入させ
る。なお、プローブ(2)は、図示のように、その略全
体が金属プレート(4)に埋入した状態、つまりショル
ダー部(3)が該プレート(4)の上面(4a)から僅
かに離間した状態において、先端が当該プレート(4)
の下面(4b)へ突き抜けない長さに設定してある。
【0015】上記のようにプローブ(2)を金属プレー
ト(4)中に埋入させ、続いて加工用ツール(10)を
該プレート(4)の上面(4a)に沿って矢印bの如く
相対移動させるが、埋入したプローブ(2)がねじ(2
1)の退行方向に回転しているため、摩擦攪拌により流
動する当該プレート(4)の金属素材はねじ(21)の
螺旋誘導によって上方へ掻き出される形になる。
【0016】従って、図3に示すように、加工用ツール
(10)が移動すると、金属プレート(4)の内部では
流動する素材が上方へ持ち出される結果、プローブ
(2)の先端部近傍の位置では空所を生じ、この空所が
当該ツール(10)の移動と共に連続して形成されてゆ
く。一方、上方へ掻き出される金属素材はショルダー部
(3)にて押さえられて前記空所の上に堆積して固化す
るため、当該空所は外部へ開放した溝状にはならず、プ
ローブ(2)の移動軌跡に沿ってトンネル状に延びる空
洞(5)となる。
【0017】この空洞(5)のパターンは、加工用ツー
ル(10)と金属プレート(4)との相対移動方向を変
化させることによって自在に構成でき、例えば図4
(A)に示すプレート型ヒートパイプ(40A)のよう
なループ形や、同図(B)に示すプレート型ヒートパイ
プ(40B)のような非ループ形の蛇行パターンを始め
として、ジグザク形、渦巻き形等の様々に設定可能であ
り、空洞(5)の間隔や密度についても全く制約はな
い。
【0018】かくして形成した空洞(5)内にヒートパ
イプ作動液を封入することにより、単一の金属板からな
るプレート型ヒートパイプが得られる。なお、所定パタ
ーンの空洞(5)を形成完了後、加工用ツール(10)
を上昇させてプローブ(2)を上方へ抜出すれば、その
抜出孔が空洞(5)に通じる開口部となり、また該ツー
ル(10)をプレート側端を外れる位置まで移動させれ
ば、プレート(4)側面に空洞(5)に通じる開口部を
生じるから、何れかの開口部を利用して空洞(5)内に
作動液を注入し、この注入後に開口部を密栓する等の適
当な手段で封止すればよい。
【0019】このプレート型ヒートパイプの製造方法で
は、上述のように加工用ツール(10)による加工のみ
で単一の金属板中に作動液を封入するヒートパイプ部を
形成でき、従来のような平薄板等のろう付けの如き接合
工程が不要であるから、高い生産効率を達成できる。ま
た、金属プレート(4)としては、ろう材をクラッドす
る必要がないから材料的な制約を受けず、アルミニウム
や銅、これらの合金等、熱伝導性の良好な金属材料を広
く選択できる。
【0020】しかも、この製造方法によって得られるプ
レート型ヒートパイプは、単一の金属板よりなり、作動
液を封入するヒートパイプ部にろう付け等による接合界
面がないから、熱抵抗が小さく優れた熱応答性を発揮で
き、接合界面の接合不良や腐食等による封止信頼性の低
下もなく、且つ耐圧強度に優れる上、空洞(5)のパタ
ーン構成に制約がないから、プレート単位面積当たりの
ヒートパイプ密度を高くして大きな熱移送能力を付与で
きる。
【0021】また、この製造方法においては、作動液を
封入するヒートパイプ部を単一の金属板中に空洞(5)
として形成できるから、この空洞(5)の形成後、空洞
(5)内に高圧流体を導入して膨張させたのち、この膨
張した空洞(5)内に作動液を封入する手法も採用可能
である。この手法によれば、プレート単位面積当たりの
作動液封入量が増大するから、熱移送能力がより向上す
る。
【0022】なお、空洞(5)の形成に際して加工用ツ
ール(10)と金属プレート(4)とを相対移動させる
には、加工用ツール(10)側の支持部を縦横両方向に
移動可能に設定してもよいし、逆に加工用ツール(1
0)側は昇降作動のみとして、金属プレート(4)を縦
横両方向に移動可能な所謂X−Yテーブル上に載置固定
してもよい。また加工用ツール(10)としては、金属
プレート(4)の厚みや材質に応じてプローブ(2)を
着脱交換できるものが推奨される。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明に係るプレート型ヒート
パイプの製造方法によれば、加工用ツールによる加工の
みで単一の金属板中に作動液を封入する空洞よりなるヒ
ートパイプ部を形成でき、従来のような平薄板等のろう
付けの如き接合工程が不要であるから、高い生産効率を
達成できると共に、使用する金属プレートとして多様な
金属材料を選択できる。しかも得られるプレート型ヒー
トパイプは、単一の金属板よりなるため、熱抵抗が小さ
く優れた熱応答性を発揮でき、封止信頼性が高く、且つ
耐圧強度に優れる上、プレート単位面積当たりのヒート
パイプ密度を高くして大きな熱移送能力を付与できる。
【0024】請求項2の発明によれば、上記製造方法に
おいて、上記ヒートパイプ部の空洞を膨張させた上でヒ
ートパイプ作動液を封入するようにしているから、プレ
ート単位面積当たりの作動液封入量の増大によって熱移
送能力がより向上したプレート型ヒートパイプが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプレート型ヒートパイプの製造
方法の一実施例における空洞形成前の状態を示す縦断側
面図である。
【図2】同実施例における加工用ツールのプローブを金
属プレートに埋入させた状態を示す要部の縦断側面図で
ある。
【図3】同実施例における空洞形成中の状態を示す要部
の縦断側面図である。
【図4】同実施例にて得られるプレート型ヒートパイプ
の空洞パターンの構成例を示し、(A)は空洞をループ
形蛇行パターンとしたプレート型ヒートパイプの一部破
断平面図、(B)は空洞を非ループ形蛇行パターンとし
たプレート型ヒートパイプの一部破断平面図である。
【図5】従来のプレート型ヒートパイプの構成例を示
し、(A)は表面に細溝を形成した金属板と平薄板とを
接合したプレート型ヒートパイプの縦断面図、(B)は
表面に細溝を形成した金属板同士を接合したプレート型
ヒートパイプの縦断面図、(C)は表面に細溝を形成し
た金属板同士を平薄板を介して接合したプレート型ヒー
トパイプの縦断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・回転子 2 ・・・プローブ 21・・・ねじ 3 ・・・ショルダー部 4 ・・・金属プレート 4a・・・上面(プレート面) 5 ・・・空洞 10・・・加工用ツール 40A,40B・・・プレート型ヒートパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 潮田 俊太 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子の先端に、周面にねじを刻設した
    プロープが同心状に突設されると共に、このプローブの
    根元周囲に、当該プロープよりも径大の環状段部よりな
    るショルダー部を備えた加工用ツールを使用し、 この加工用ツールの回転子を前記ねじの退行方向に回転
    しつつ、そのプローブを金属プレート中にプレート厚み
    方向に埋入させ、この埋入状態で当該ツールをプレート
    面に沿って所要パターンで相対移動させることにより、 埋入した前記プローブの回転に伴う摩擦攪拌によって流
    動する金属プレートの素材を、前記ねじの螺旋誘導によ
    ってプローブ根元側へ掻き出すと共に、この掻き出され
    る素材を前記ショルダー部にて押さえ、もって当該プレ
    ートの内部に加工用ツールの移動軌跡に沿って連続する
    空洞を形成し、この空洞内にヒートパイプ作動液を封入
    することを特徴とするプレート型ヒートパイプの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記の加工用ツールにて形成した空洞を
    高圧流体の導入によって膨張させたのち、この空洞内に
    ヒートパイプ作動液を封入する請求項1記載のプレート
    型ヒートパイプの製造方法。
JP9209243A 1997-08-04 1997-08-04 プレート型ヒートパイプの製造方法 Pending JPH1147961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9209243A JPH1147961A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 プレート型ヒートパイプの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9209243A JPH1147961A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 プレート型ヒートパイプの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1147961A true JPH1147961A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16569738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9209243A Pending JPH1147961A (ja) 1997-08-04 1997-08-04 プレート型ヒートパイプの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1147961A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000253538A (ja) * 1999-03-04 2000-09-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 電気接続箱
US6352193B1 (en) 2000-08-01 2002-03-05 General Electric Company Apparatus for joining electrically conductive materials
US6607119B2 (en) * 1999-03-24 2003-08-19 Framatome Anp Gmbh Method and apparatus for welding two work pieces
JPWO2005092558A1 (ja) * 2004-03-25 2008-02-07 学校法人日本大学 摩擦圧接による金属板の接合方法及び装置
JP2009103440A (ja) * 2008-11-20 2009-05-14 Nippon Light Metal Co Ltd ヒートプレートおよびその製造方法
JP2009115448A (ja) * 2008-12-09 2009-05-28 Nippon Light Metal Co Ltd ヒートプレートおよびその製造方法
JP2010017739A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Nippon Light Metal Co Ltd 伝熱板の製造方法
JP2010253534A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Osg Corp 冷却路内蔵部材および冷却路内蔵部材の製造方法
WO2012008307A1 (ja) * 2010-07-12 2012-01-19 日本軽金属株式会社 空隙形成用回転ツール及び空隙形成方法
JP2012135789A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 中空構造形成方法及び中空構造体
WO2013027532A1 (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 日本軽金属株式会社 摩擦攪拌接合方法
JP2013044459A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Toyota Motor Corp 平型ヒートパイプ
JP2014223680A (ja) * 2014-09-09 2014-12-04 日本軽金属株式会社 空隙形成方法
JP2014240079A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 京浜ラムテック株式会社 内部空間形成方法、内部空間形成装置及び伝熱板
CN104741771A (zh) * 2015-04-03 2015-07-01 北京赛福斯特技术有限公司 一种制备隧道型孔洞的方法及工具
JP2015178116A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 日本軽金属株式会社 伝熱板の製造方法及び摩擦攪拌接合方法
JP2015180514A (ja) * 2015-07-10 2015-10-15 日本軽金属株式会社 空隙形成方法
JP2015213928A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 日本軽金属株式会社 摩擦攪拌接合方法
JP2016074041A (ja) * 2016-02-01 2016-05-12 日本軽金属株式会社 空隙形成方法
JP2016137523A (ja) * 2016-05-13 2016-08-04 日本軽金属株式会社 空隙形成用回転ツール
CN109226836A (zh) * 2018-11-20 2019-01-18 曾广训 一种新型曲孔钻头以及加工方法
CN112548314A (zh) * 2020-12-01 2021-03-26 昆山万洲特种焊接有限公司 一种超声辅助搅拌摩擦隧道成形方法
CN112872577A (zh) * 2021-02-08 2021-06-01 哈工万联智能装备(苏州)有限公司 一种中空结构搅拌摩擦焊接方法
CN115213546A (zh) * 2022-08-12 2022-10-21 燕山大学 用于金属内部散热孔道成形加工的工具及搅拌摩擦焊设备
EP4311620A1 (de) * 2022-07-29 2024-01-31 Siemens Aktiengesellschaft Herstellen eines kühlkörpers

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000253538A (ja) * 1999-03-04 2000-09-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 電気接続箱
US6607119B2 (en) * 1999-03-24 2003-08-19 Framatome Anp Gmbh Method and apparatus for welding two work pieces
US6352193B1 (en) 2000-08-01 2002-03-05 General Electric Company Apparatus for joining electrically conductive materials
JPWO2005092558A1 (ja) * 2004-03-25 2008-02-07 学校法人日本大学 摩擦圧接による金属板の接合方法及び装置
JP4592103B2 (ja) * 2004-03-25 2010-12-01 学校法人日本大学 摩擦圧接による金属板材の接合方法及びその装置
JP2010017739A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Nippon Light Metal Co Ltd 伝熱板の製造方法
JP2009103440A (ja) * 2008-11-20 2009-05-14 Nippon Light Metal Co Ltd ヒートプレートおよびその製造方法
JP2009115448A (ja) * 2008-12-09 2009-05-28 Nippon Light Metal Co Ltd ヒートプレートおよびその製造方法
JP2010253534A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Osg Corp 冷却路内蔵部材および冷却路内蔵部材の製造方法
JP2012020288A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Nippon Light Metal Co Ltd 空隙形成用回転ツール及び空隙形成方法
CN102971108A (zh) * 2010-07-12 2013-03-13 日本轻金属株式会社 空隙形成用旋转工具及空隙形成方法
TWI468247B (zh) * 2010-07-12 2015-01-11 Nippon Light Metal Co 空隙形成用旋轉工具及空隙形成方法
CN102971108B (zh) * 2010-07-12 2015-05-27 日本轻金属株式会社 空隙形成用旋转工具及空隙形成方法
WO2012008307A1 (ja) * 2010-07-12 2012-01-19 日本軽金属株式会社 空隙形成用回転ツール及び空隙形成方法
JP2012135789A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 中空構造形成方法及び中空構造体
WO2013027532A1 (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 日本軽金属株式会社 摩擦攪拌接合方法
CN103747914A (zh) * 2011-08-19 2014-04-23 日本轻金属株式会社 摩擦搅拌接合方法
US9566661B2 (en) 2011-08-19 2017-02-14 Nippon Light Metal Company, Ltd. Friction stir welding method
US9095927B2 (en) 2011-08-19 2015-08-04 Nippon Light Metal Company, Ltd. Friction stir welding method
JP2013044459A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Toyota Motor Corp 平型ヒートパイプ
JP2014240079A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 京浜ラムテック株式会社 内部空間形成方法、内部空間形成装置及び伝熱板
JP2015178116A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 日本軽金属株式会社 伝熱板の製造方法及び摩擦攪拌接合方法
JP2015213928A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 日本軽金属株式会社 摩擦攪拌接合方法
JP2014223680A (ja) * 2014-09-09 2014-12-04 日本軽金属株式会社 空隙形成方法
CN104741771A (zh) * 2015-04-03 2015-07-01 北京赛福斯特技术有限公司 一种制备隧道型孔洞的方法及工具
JP2015180514A (ja) * 2015-07-10 2015-10-15 日本軽金属株式会社 空隙形成方法
JP2016074041A (ja) * 2016-02-01 2016-05-12 日本軽金属株式会社 空隙形成方法
JP2016137523A (ja) * 2016-05-13 2016-08-04 日本軽金属株式会社 空隙形成用回転ツール
CN109226836A (zh) * 2018-11-20 2019-01-18 曾广训 一种新型曲孔钻头以及加工方法
CN112548314A (zh) * 2020-12-01 2021-03-26 昆山万洲特种焊接有限公司 一种超声辅助搅拌摩擦隧道成形方法
CN112872577A (zh) * 2021-02-08 2021-06-01 哈工万联智能装备(苏州)有限公司 一种中空结构搅拌摩擦焊接方法
EP4311620A1 (de) * 2022-07-29 2024-01-31 Siemens Aktiengesellschaft Herstellen eines kühlkörpers
WO2024022763A1 (de) 2022-07-29 2024-02-01 Siemens Aktiengesellschaft Herstellen eines kühlkörpers
CN115213546A (zh) * 2022-08-12 2022-10-21 燕山大学 用于金属内部散热孔道成形加工的工具及搅拌摩擦焊设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1147961A (ja) プレート型ヒートパイプの製造方法
US8919427B2 (en) Long-acting heat pipe and corresponding manufacturing method
US6892924B2 (en) Precessing rivet and method for friction stir riveting
JP4962423B2 (ja) 伝熱板の製造方法
JP2002514512A (ja) 摩擦回転溶接工具
CN101453859B (zh) 回路式热管散热装置及其制作方法
US6997244B2 (en) Wick structure of heat pipe
CN101295685B (zh) 一种热导管及其制造方法
CN103492662A (zh) 套管端工具
US20060011327A1 (en) Wick structure of heat pipe
KR20100077262A (ko) 제빙관과 그 제조방법
WO2021043242A1 (zh) 壳体的制备方法、壳体及电子设备
JPH1150266A (ja) 母材の局部的改質方法
TWM605767U (zh) 摩擦擠型裝置
TWI682144B (zh) 一體式均溫板及其製作方法
CN100582635C (zh) 热管封口结构及热管
JPH1110367A (ja) 摩擦撹拌接合方法
WO2008089599A1 (en) Heat pipe having flat end face and method thereof
CN107096991A (zh) 一种铝铜复合管的制备方法
JP6365752B2 (ja) 伝熱板の製造方法及び伝熱板
CN101094580A (zh) 水冷头的装置及其制造方法
JP5071249B2 (ja) 伝熱板の製造方法および伝熱板
JP4239370B2 (ja) フラットヒートパイプの製法方法
CN2650333Y (zh) 热管
JP6201882B2 (ja) 伝熱板の製造方法及び伝熱板

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070918