JPH1147619A - 籾摺ロール間隙の制御装置 - Google Patents

籾摺ロール間隙の制御装置

Info

Publication number
JPH1147619A
JPH1147619A JP20318097A JP20318097A JPH1147619A JP H1147619 A JPH1147619 A JP H1147619A JP 20318097 A JP20318097 A JP 20318097A JP 20318097 A JP20318097 A JP 20318097A JP H1147619 A JPH1147619 A JP H1147619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll gap
hulling
load current
rice
rolls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20318097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Maeda
耕作 前田
Yuzumi Okada
柚実 岡田
Harumitsu Toki
治光 十亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP20318097A priority Critical patent/JPH1147619A/ja
Publication of JPH1147619A publication Critical patent/JPH1147619A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】籾摺ロ−ルの作業開始時のロ−ル間隙調節の正
確化。 【解決手段】籾摺ロ−ル7,7で籾摺作業を開始する
と、作業時間積算手段により作業時間が積算され、所定
時間経過したか否かを判定し、所定時間経過すると、初
期ロ−ル間隙設定手段の基準値がロ−ル間隙を狭くする
側に補正される。しかして、その後の初期ロ−ル間隙の
設定は次のようになされる。即ち、まず、ロール間隙を
開調節して、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が変
化しなくなると、籾摺ロール7,7の非接触状態と判定
して開調節を停止し、次いで、ロール間隙を閉調節して
負荷電流センサ32が負荷電流値の増加を検出すると、
籾摺ロール7,7の微接触と判定して閉調節を停止し、
次いで、短い側に補正した所定時間にわたりロ−ル間隙
を開調節して、初期ロ−ル間隙を狭めに調節設定する。 【効果】籾摺ロ−ル7,7が摩耗して小径になっても、
所定の脱ぷ率で籾摺を開始できて、能率的に籾摺作業を
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾摺ロールの初
期ロ−ル間隙設定装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】籾摺ロ−ルの初期ロ−ル間隙装置として、
例えば、まず、ロール間隙を開調節して、籾摺ロ−ルを
駆動するモ−タの負荷電流値を負荷電流センサで検出
し、検出負荷電流値が変化しなくなると、籾摺ロールの
非接触状態と判定して開調節を停止し、次いで、ロール
間隙を閉調節して負荷電流センサが負荷電流値の増加を
検出すると、籾摺ロールの微接触と判定して閉調節を停
止し、次いで、ロール間隙を所定時間にわたり開調節し
て、所定の初期ロ−ル間隙に調節設定する装置は公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このような従来装置
にあっては、籾摺作業がなされて籾摺ロ−ルが摩耗し小
径になると、順次脱ぷ率が低下して所定の脱ぷ率が維持
できず、籾摺作業能率が低下するという問題があった。
そこで、この発明は、籾摺ロ−ルが摩耗して小径になっ
たときにも、所定の脱ぷ率が維持できるように籾摺ロ−
ルの初期ロ−ル間隙を設定して、このような問題点を解
決しようとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺ロール7,
7を駆動する主モータ34と、前記主モータ34の負荷
電流値を検出する負荷電流センサ32と、籾摺ロール
7,7の間隙を自動調節するロール間隙自動制御手段
と、籾摺ロ−ル7,7の初期間隙を設定する初期ロ−ル
間隙設定手段と、籾摺ロ−ル7,7での籾摺作業時間を
積算する作業時間積算手段と、前記作業時間積算手段が
所定時間積算される毎に前記初期ロ−ル間隙設定手段の
基準値をロ−ル間隙が狭くなる側に補正する基準値補正
手段と、からなる籾摺ロールのロ−ル間隙制御装置の構
成とした。
【0005】
【作用】籾摺選別作業の開始時には、籾摺ロール7,7
の初期ロ−ル間隙設定制御が開始されると、例えば、ま
ずロール間隙を開調節して、負荷電流センサ32の検出
負荷電流値が変化しなくなると、籾摺ロール7,7の非
接触状態と判定して開調節を停止し、次いで、ロール間
隙を閉調節して検出負荷電流値の増加を検出すると、籾
摺ロール7,7の微接触と判定して閉調節を停止し、次
いで、ロール間隙を所定時間にわたり開調節して、ロ−
ル間隙を所定の初期間隙に調節設定する。
【0006】次いで、籾摺ロ−ル7,7で籾摺作業が開
始されると、作業時間積算手段により作業時間が計時さ
れ、所定時間(Nt)経過したか否かを判定し、所定時
間(Nt)経過した場合には、初期ロ−ル間隙設定手段
の基準値がロ−ル間隙を狭くする側に補正される。しか
して、その後に実行される初期ロ−ル間隙設定手段は次
のようになされる。即ち、まず、ロール間隙を開調節し
て、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が変化しなく
なると、籾摺ロール7,7の非接触状態と判定して開調
節を停止し、次いで、ロール間隙を閉調節して負荷電流
センサ32が負荷電流値の増加を検出すると、籾摺ロー
ル7,7の微接触と判定して閉調節を停止し、次いで、
短く補正した所定時間にわたりロ−ル間隙を開調節し
て、初期ロ−ル間隙の調節設定をする。
【0007】
【発明の効果】この発明は、前記のように、籾摺作業時
間が所定時間経過すると、籾摺ロ−ル7,7の初期ロ−
ル間隙が順次狭く補正して設定されるので、籾摺ロ−ル
7,7が摩耗して小径になっても所定の脱ぷ率で籾摺を
開始できて、能率的に籾摺作業をすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例について説明する。まず、図1に基づいて、籾摺選別
機の全体構成を説明する。籾摺選別機は、籾摺をする籾
摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部
2,摺落米風選部2での風選後の混合米を分離選別する
揺動選別部3,混合米揚穀機4,玄米揚穀機5等により
構成されている。
【0009】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロール7,
7等の内装されている籾摺室8で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選箱9内に斜
設されている摺落米風選路10,粃受樋11,摺落米受
樋12,吸引フアン13,排塵筒14等で構成されてい
る。次に、揺動選別部3について説明する。多段の揺動
選別板15,15,…には、板面に選別用の凹凸部が形
成されていて、縦方向の一側が高い供給側、その反対の
他側が低い排出側となり、横方向の一側を高い揺上側、
その反対側を低い揺下側とし、揺動選別板15の縦方向
及び横方向ともに傾斜した構成とし、揺動装置で横方向
斜め上下に往復揺動される構成である。
【0010】この揺動選別板15における縦方向供給側
の供給口に、混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配
供給樋16及び分配ケース17を経て、混合米が供給さ
れる構成である。揺動選別板15に供給された混合米
は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係
で、比重の重い小形の玄米は横方向の揺上側に、玄米に
比較して大きく比重の軽い籾は横方向の揺下側に、その
中間部には分離されない籾・玄米の混合米が、夫れ夫れ
偏流分布し、これらの穀粒は、揺動選別板15の排出側
に設けられている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕
切られる。
【0011】玄米仕切板18で仕切られた玄米は、玄米
取出樋20,玄米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に
取り出され、また、混合米は混合米取出樋22,混合米
流路23,摺落米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホ
ッパ24,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺
動選別板15に再度供給されて再選別され、また、籾は
籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部
1に揚穀還元されて、再度の籾摺がなされる構成であ
る。
【0012】なお、図面は省略したが、混合米ホッパ2
4と籾摺部1の籾供給調節弁38とはリンク等の連動部
材を介して連動連結されていて、混合米ホッパ24が穀
粒量の増減により下動あるいは上動すると、籾供給調節
弁38が関連的に減少側あるいは増加側に調節される構
成である。図2は籾摺ロール7,7のロール間隙を調節
する周知の構成を示すもので、ロール間隙調節モータ3
7を正転あるいは逆転すると、ロール間隙調節手段36
を介してロール間隙が開閉調節される。
【0013】次に、図3に基づき制御用マイクロコンピ
ュータ(以下制御部という)41へのセンサ類,スイッ
チ類の入力構成、並びに、アクチュエータへの接続構成
を説明する。制御部41には、籾ホッパ6の穀粒の有無
を検出するグレンセンサ28,自動/手動切替スイッチ
29,脱ぷ率上スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ31,
負荷電流センサ32,籾摺部1の籾供給調節弁38の開
度を検出する籾供給調節弁開度センサ33,電源電圧セ
ンサ40が、夫れ夫れ接続されている。
【0014】また、制御部41から出力回路を経由し
て、籾摺選別機を駆動する主モータ34,籾供給調節弁
38の開度を調節する籾供給調節弁調節モータ35、ロ
ール間隙調節手段36を開閉調節するロール間隙調節モ
ータ37,作業時間積算手段42が、それぞれ接続され
ている。次に、制御部41の制御内容について説明す
る。
【0015】まず、自動/手動切替スイッチ29を自
動側に選択し、運転/停止スイッチ(図示省略)を運転
側に操作すると、主モータ34が駆動され、籾摺選別機
の回転各部が駆動される。次いで、籾摺ロール7,7の
初期間隙を設定する初期ロ−ル間隙設定制御が実行され
る。まず、ロール間隙を開調節して、負荷電流センサ3
2の検出負荷電流値が変化しなくなると、籾摺ロール
7,7の非接触状態と判定して開調節を停止し、次い
で、ロール間隙を閉調節して負荷電流センサ32が負荷
電流値の増加を検出すると、籾摺ロール7,7の微接触
と判定して閉調節を停止し、次いで、ロール間隙を所定
時間にわたり開調節して、所定の初期ロ−ル間隙(例え
ば、1mm)に調節設定する。
【0016】次いで、籾供給調節弁38の初期開度制
御、あるいは、籾供給調調レバ−(図示省略)の開操作
位置に対応する開度に調節する調節開度制御に移行し、
籾供給調節弁調節モータ35に開指令が出され、籾供給
調節弁38を所定開度(例えば、10mm)に開ける弁開
度制御がなされる。しかして、籾ホッパ6から籾摺ロー
ル7,7に籾が供給され、籾摺作業が開始される。な
お、この制御に代えて、手動で籾供給調節弁38を開調
節する構成としてもよい。
【0017】次いで、負荷電流値基準によるロール間
隙自動制御に移行する。本制御に移行すると、所定時間
(例えば、5分)の作業安定待ち行程に移行し、その間
は籾摺ロール7,7のロール間隙の開閉調節を停止し、
ロール間隙を固定状態として籾摺作業がなされる。所定
時間が終了すると、籾供給調節弁開度センサ33で籾供
給調節弁38の弁開度が検出され、また、負荷電流セン
サ32で主モータ34の負荷電流値が検出され、夫れ夫
れ制御部41に送られて、籾供給調節弁38の当該弁開
度に対応する基準値が算出決定される。次いで、検出負
荷電流値と基準値とを比較して、検出負荷電流値が基準
値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調
節モータ37を所定時間(例えば、200mSEC)開
側(あるいは閉側)に調節し、検出負荷電流値を基準値
へ復帰するように関連的なロール間隙制御がなさる。ま
た、検出負荷電流値が基準値の範囲内であれば、制御指
令は出されず、そのままのロール間隙を維持しながら、
籾摺作業を継続する。
【0018】なお、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制
御に代えて、摺落米の脱ぷ率を脱ぷ率センサ(図示省
略)で検出し、脱ぷ率基準でロ−ル間隙制御をする構成
としてもよい。次に、図4に示す実施例について説明す
る。この実施例は、籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御の改
良に関するもので、籾摺ロ−ル7,7で籾摺作業を継続
すると摩耗し籾摺ロ−ル7,7は順次小径となるが、小
径となった場合にも、所定の脱ぷ率を維持できるように
初期間隙の設定をしようとするものである。
【0019】制御部41には、籾摺ロ−ル7,7で籾摺
作業が開始されると、籾摺作業時間が順次積算される作
業時間積算手段42が接続されており、また、リセット
ボタン43を押すと、前記作業時間積算手段42をリセ
ットできる構成である。新しい籾摺ロ−ル7,7を装着
し、リセットボタン43を押すと、作業時間積算手段4
2にリセットされ、籾摺ロ−ル7,7で籾摺を開始する
と、作業時間積算手段42は新しい籾摺ロ−ル7,7の
籾摺作業時間を積算していく。なお、籾摺作業の判定
は、例えば、籾供給調節弁38の開を籾供給調節弁開度
センサ33が検出し、且つ、負荷電流センサ32が所定
値以上の負荷電流値を検出すると、籾摺作業と判定して
積算していく構成である。
【0020】次に、図4の制御フロ−について説明す
る。籾摺ロ−ル7,7の自動制御運転が開始されると、
作業時間積算手段42の積算時間が所定時間(Nt)に
達したか否かの判定がなされる。所定時間(Nt)に達
していない場合には、運転スイッチ(図示省略)がON
すると、初期間隙設定制御が次のように標準の制御基準
値によりなされる。
【0021】即ち、まず、ロール間隙を開調節して、負
荷電流センサ32の検出負荷電流値が変化しなくなる
と、籾摺ロール7,7の非接触状態と判定して開調節を
停止し、次いで、ロール間隙を閉調節して負荷電流セン
サ32が負荷電流値の増加を検出すると、籾摺ロール
7,7の微接触と判定して閉調節を停止し、次いで、ロ
ール間隙を標準の所定時間(t1)にわたり開調節し
て、所定の初期ロ−ル間隙(例えば、1mm)に調節設
定する。
【0022】また、所定時間(Nt)経過している場合
には、運転スイッチ(図示省略)がONすると、初期間
隙設定制御が次のように補正された制御基準値によりな
される。即ち、まず、ロール間隙を開調節して、負荷電
流センサ32の検出負荷電流値が変化しなくなると、籾
摺ロール7,7の非接触状態と判定して開調節を停止
し、次いで、ロール間隙を閉調節して負荷電流センサ3
2が負荷電流値の増加を検出すると、籾摺ロール7,7
の微接触と判定して閉調節を停止し、次いで、短く補正
した所定時間(t2、t1>t2)にわたりロール間隙
を開調節して、初期ロ−ル間隙(例えば、0.95m
m)を調節設定する。
【0023】しかして、籾摺作業時間が所定時間(N
t)経過すると、籾摺ロ−ル7,7の初期間隙設定が順
次狭く設定されるので、籾摺ロ−ル7,7が摩耗して小
径になっても所定脱ぷ率で籾摺され脱ぷ率の低下を防止
しながら、能率的に籾摺作業をすることができる。な
お、籾摺ロ−ル7,7の間隙を負荷電流値基準で制御す
る装置において、籾摺作業が所定時間経過する毎に制御
基準値を高い負荷電流値に補正する構成とすると、籾摺
ロ−ル7の摩耗が進行して小径となっても基準の脱ぷ率
を維持しながら籾摺作業を能率的に行うことができる。
【0024】次に、図5に示す実施例について説明す
る。この実施例は、籾摺ロ−ル7,7が摩耗し小径にな
った場合に警報を発し、籾摺ロ−ル7,7の点検,交
換,振替等のメンテナンスを円滑化しようとするもので
ある。図5に基づきその制御フロ−を説明する。
【0025】自動/手動切替スイッチ29を自動側に操
作し、運転スイッチ(図示省略)をONし籾摺作業を開
始すると、先ず、籾摺ロ−ル7,7の初期間隙設定制御
が実行される。すると、ロール間隙を開調節して、負荷
電流センサ32の検出負荷電流値が変化しなくなると、
籾摺ロール7,7の非接触状態と判定して開調節を停止
し、次いで、ロール間隙を閉調節して負荷電流センサ3
2が負荷電流値の増加を検出すると、籾摺ロール7,7
の微接触と判定して閉調節を停止し、次いで、ロール間
隙を標準の所定時間(t1)にわたり開調節して、所定
の初期ロ−ル間隙(例えば、1mm)に調節設定する。
【0026】次いで、籾供給調節弁38を自動あるいは
手動で開操作し籾摺作業を開始すると、負荷電流値基準
によるロ−ル間隙制御が実行される。すると、籾供給調
節弁38の開度を籾供給調節弁開度センサ33で検出
し、当該弁開度に対応する基準負荷電流値を所定の計算
式で算出(あるいはテ−ブルから選択)決定し、負荷電
流センサ32の検出負荷電流値と前記基準負荷電流値と
を比較し、検出負荷電流値が基準負荷電流値より高い
(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調節モータ3
7を所定時間開側(あるいは閉側)に調節し、検出負荷
電流値を基準負荷電流値へ復帰するような関連的なロー
ル間隙制御を実行する。
【0027】このようなロ−ル間隙制御中に、籾供給調
節弁38の弁開度に対応する基準負荷電流値Xと当該弁
開度に対応する検出負荷電流値Yとを比較して、「X−
Y」が基準値を超えたか否かを判定し、基準値を超えた
場合には、表示装置(図示省略)から籾摺ロ−ルの点
検、籾摺ロ−ルの振替等の警報を発する。従って、籾摺
ロ−ルの点検や振替等のメンテナンス時期をオペレ−タ
が知ることができて、籾摺作業を円滑に行うことができ
る。
【0028】次に、図6〜図9に示す実施例について説
明する。次に、図7及び図8に基づき、操作レバ−の構
成について説明する。籾ホッパ6の揺動選別部3側に位
置している平面部51を幅広に構成して、この幅広の平
面部51には変形U字形の操作溝52を構成し、この操
作溝52に沿って操作レバ−53を移動できる構成であ
る。籾ホッパ6の下部に一体的に取り付けた支持ブラケ
ット54には、図7の左右方向に沿った支持軸55を取
り付けている。この支持軸55の中間部に軸心回りに回
動できるように筒体56を嵌合支持し、この筒体56に
は操作レバ−53の基部を支持軸55と交叉する軸で軸
支して、操作レバ−53を筒体56に対して左右方向に
一定範囲揺動自在に軸支すると共に、支持軸55の回り
には操作レバ−53と筒体56とは一体的に回動する構
成としている。
【0029】また、支持軸55における筒体56の左右
両側部には、籾供給調節弁作動体57及び揺動作動体5
9を回動自在に支持し、籾供給調節弁作動体57の上部
には左側に回動した操作レバ−53が係合するU字型の
係合部57aを構成し、籾供給調節弁作動体57の下部
には、連動ロッド58の基部を連係し、連動ロッド58
の先端を籾供給調節弁38側に連動部材を介して連係し
ている。
【0030】また、揺動作動体59の上部には、右側に
回動した操作レバ−53が係合するU字型の係合部59
aを構成し、揺動作動体59の下部のクラッチ連係溝6
0には、揺動選別部3の揺動クラッチを入切する揺動ク
ラッチワイヤ61の基部を係合し、また、穀粒切替連係
溝62には、揺動選別部3の玄米取出樋20の穀粒を機
外取出状態及び機内循環状態とに切り替える切替ワイヤ
63の基部を係合している。
【0031】しかして、操作レバ−53を図7の状態か
ら左側に回動して、操作レバ−53を籾供給調節弁作動
体57の係合部57aに係合すると、籾供給調節弁38
が操作可能状態となる。しかして、籾供給調節弁操作溝
部52の閉位置から開位置に操作すると、籾供給調節弁
38が閉から開に操作される構成である。また、操作レ
バ−53を右側に回動して、操作レバ−53を揺動作動
体59の係合部59aに係合し、揺動操作溝部52bの
揺動切位置から揺動入位置に移動させると、揺動クラッ
チワイヤ61が引っ張られて、揺動クラッチが入り状態
となる。
【0032】さらに、操作レバ−53を揺動クラッチ入
り位置から機外取出位置に操作すると、切替連係溝62
の端部で切替ワイヤ63を引っ張り、穀粒切替弁63a
を機内循環状態から機外取出状態に切り替えられ、玄米
仕切板18で仕切られた玄米が機外に取り出される構成
である。このように、機体の中心部にある操作レバ−5
3を変形U字型の操作溝52に沿って操作することによ
り、籾供給調節弁38,揺動クラッチの入切及び玄米の
機内循環・機外取出の切り替えが順序正しく簡単に操作
できる。
【0033】また、運転スイッチ(図示省略)をONす
ると、機体の回転各部が駆動され、その後に揺動クラッ
チを入りにすると、揺動選別板15が揺動される構成で
ある。しかして、操作レバ−53が、籾供給調節弁操作
用の操作溝部52aの閉位置から開位置及び揺動操作溝
部52bの揺動切位置にあるときには、籾摺部1,混合
米揚穀機4及び玄米揚穀機5は駆動状態で、揺動選別部
3は非揺動状態であり、作業再開時には、揺動選別部3
から混合米揚穀機4及び玄米揚穀機5に穀粒が流下供給
されず、作業再開時の揚穀機の穀粒詰まりを防止でき
る。
【0034】また、図8に示すように、前記揺動作動体
59には揺動操作レバ−64を取り付けている。しかし
て、操作レバ−53を籾供給調節弁操作用の操作溝部5
2aの閉位置に操作した状態で、揺動操作レバ−64を
操作することにより、揺動クラッチ入り状態に操作でき
る構成である。揺動操作レバ−64を揺動クラッチ入り
位置に操作すると、例えば、レバ−位置センサ65(例
えば、近接スイッチ,マイクロスイッチで構成)により
検出できる構成である。
【0035】図9に示すように、CPU内臓の制御部4
1には、籾供給調節弁開度センサ33,レバ−位置セン
サ65の検出情報が入力され、制御部41に報知手段6
6が接続されている。籾供給調節弁38が閉鎖状態で且
つ揺動選別板15の揺動状態である非常時の検出制御が
スタ−トすると、籾供給調節弁開度センサ33の開位置
が検出され、籾供給調節弁38が閉鎖したか否かの判定
をする。籾供給調節弁38の閉鎖を検出すると、次い
で、揺動操作レバ−64の操作状態をレバ−位置センサ
65で検出し、揺動操作レバ−64が操作位置にある通
常状態では報知をしないが、揺動クラッチ入り位置への
操作を検出すると、報知手段66に非常運転状態である
ことを表示する。
【0036】前記のように、籾供給調節弁38が閉鎖状
態で揺動操作レバ−64をクラッチ入り位置に操作した
ままの状態にあると、非常運転状態の表示するので、オ
ペレ−タは揺動操作レバ−64をクラッチ切り位置に操
作し、次いで、操作レバ−53を操作する。しかして、
操作レバ−53で籾供給調節弁作動体57及び揺動作動
体59を連続的に操作できて、籾摺作業を円滑に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】ブロック図
【図4】フロ−チャ−ト
【図5】フローチャート
【図6】平面図
【図7】斜視図、正面図
【図8】斜視図
【図9】ブロック図、フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…籾摺部,2…摺落米風選部,3…揺動選別部,4…
混合米揚穀機,5…玄米揚穀機,6…籾ホッパ,7…籾
摺ロール,8…籾摺室,9…摺落米風選箱,10…摺落
米風選路,11…粃受樋,12…摺落米受樋,13…吸
引フアン,14…排塵筒,15…揺動選別板,16…分
配供給樋,17…分配ケース,18…玄米仕切板,19
…籾仕切板,20…玄米取出樋,21…玄米流路,22
…混合米取出樋,23…混合米流路,24…混合米ホッ
パ,25…籾取出樋,26…籾流路,27…籾揚穀機,
28…グレンセンサ,29…自動/手動切替スイッチ,
30…脱ぷ率上スイッチ,31…脱ぷ率下スイッチ,3
2…負荷電流センサ,33…籾供給調節弁開度センサ,
34…主モータ,35…籾供給調節弁調節モータ,36
…ロール間隙調節手段,37…ロール間隙調節モータ,
38…籾供給調節弁,39…操作パネル,40…電源電
圧センサ,41…制御部,41…作業時間積算手段,4
2…リセットボタン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺ロール7,7を駆動する主モータ
    34と、前記主モータ34の負荷電流値を検出する負荷
    電流センサ32と、籾摺ロール7,7の間隙を自動調節
    するロール間隙自動制御手段と、籾摺ロ−ル7,7の初
    期間隙を設定する初期ロ−ル間隙設定手段と、籾摺ロ−
    ル7,7での籾摺作業時間を積算する作業時間積算手段
    と、前記作業時間積算手段が所定時間積算される毎に前
    記初期ロ−ル間隙設定手段の基準値をロ−ル間隙が狭く
    なる側に補正する基準値補正手段と、からなる籾摺ロー
    ルのロ−ル間隙制御装置。
JP20318097A 1997-07-29 1997-07-29 籾摺ロール間隙の制御装置 Pending JPH1147619A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20318097A JPH1147619A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 籾摺ロール間隙の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20318097A JPH1147619A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 籾摺ロール間隙の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1147619A true JPH1147619A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16469792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20318097A Pending JPH1147619A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 籾摺ロール間隙の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1147619A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022219940A1 (ja) * 2021-04-12 2022-10-20 株式会社サタケ ロール摩耗検出ユニット、籾摺機及び籾摺機のロール摩耗検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022219940A1 (ja) * 2021-04-12 2022-10-20 株式会社サタケ ロール摩耗検出ユニット、籾摺機及び籾摺機のロール摩耗検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013173120A (ja) 籾摺選別機の操作装置
JPH1147619A (ja) 籾摺ロール間隙の制御装置
JP6248383B2 (ja) 籾摺選別機
JP6047889B2 (ja) 籾摺選別機
JP3707174B2 (ja) 籾摺選別機
JP2014104415A5 (ja)
JP6142482B2 (ja) 籾摺選別機の操作装置
JP6111933B2 (ja) 籾摺選別機
JP2010075789A (ja) 籾摺選別機
JP6447645B2 (ja) 籾摺選別機
JP2001038230A (ja) 籾摺装置
JP6146045B2 (ja) 穀粒調製設備
JP3845919B2 (ja) 籾摺ロ−ルのロ−ル間隙制御装置
JP2000037636A (ja) 籾摺ロール間隙の制御装置
JPH11319587A (ja) 籾摺ロール間隙の制御装置
JPH0819744A (ja) 籾摺選別機の異常表示装置
JP5835418B2 (ja) 籾摺選別機
JP2001300430A (ja) 揺動選別型籾摺選別機の操作装置
JPH10277406A (ja) 籾摺ロール間隙の制御装置
JPH06134328A (ja) 籾摺選別機の制御装置
JPH1110012A (ja) 籾摺ロ−ルの初期間隙設定装置
JPH0957127A (ja) 籾摺選別機の制御装置
JP3648991B2 (ja) 籾摺選別機の操作レバー
JPH10192724A (ja) 籾摺選別機
JP2000126622A (ja) 籾摺ロールのロール間隙制御装置