JPH1147349A - ゲーム機のセキュリティケージおよびこれを用いたゲーム機 - Google Patents
ゲーム機のセキュリティケージおよびこれを用いたゲーム機Info
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- JPH1147349A JPH1147349A JP21344397A JP21344397A JPH1147349A JP H1147349 A JPH1147349 A JP H1147349A JP 21344397 A JP21344397 A JP 21344397A JP 21344397 A JP21344397 A JP 21344397A JP H1147349 A JPH1147349 A JP H1147349A
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- G07F17/3216—Construction aspects of a gaming system, e.g. housing, seats, ergonomic aspects
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B65/00—Locks or fastenings for special use
- E05B65/006—Locks or fastenings for special use for covers or panels
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 筐体内における電装部品の配置を合理化して
筐体内を整理できるセキュリティケージを提供する。 【解決手段】 スロットマシンに設けられる各種の電装
部品を収容するために筐体内に取り付けられるセキュリ
ティケージ８において、前面に開口部１１ａが設けられ
たケージ本体１１と、ケージ本体１１の内部を、開口部
１１ａにそれぞれ通じる開放制限領域Ａ１と開放許容領
域Ａ２とに区分する隔壁１３と、開放制限領域Ａ１を閉
じるように設けられ、少なくとも一部には開閉可能な扉
３２が設けられた前壁１４と、扉３２を閉じたときに開
放制限領域Ａ１内に隠れ、扉３２を開いたときにケージ
本体１１の外部から操作可能となる位置にて前壁１４と
ケージ本体１１とを連結するねじ３５と、扉３２の開閉
を制限する錠３６とを設ける。
筐体内を整理できるセキュリティケージを提供する。 【解決手段】 スロットマシンに設けられる各種の電装
部品を収容するために筐体内に取り付けられるセキュリ
ティケージ８において、前面に開口部１１ａが設けられ
たケージ本体１１と、ケージ本体１１の内部を、開口部
１１ａにそれぞれ通じる開放制限領域Ａ１と開放許容領
域Ａ２とに区分する隔壁１３と、開放制限領域Ａ１を閉
じるように設けられ、少なくとも一部には開閉可能な扉
３２が設けられた前壁１４と、扉３２を閉じたときに開
放制限領域Ａ１内に隠れ、扉３２を開いたときにケージ
本体１１の外部から操作可能となる位置にて前壁１４と
ケージ本体１１とを連結するねじ３５と、扉３２の開閉
を制限する錠３６とを設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットゲーム等
のゲーム機の筐体内に設けられて制御基板等の各種の電
装部品を収容するセキュリティケージおよびそれを用い
たゲーム機に関する。
のゲーム機の筐体内に設けられて制御基板等の各種の電
装部品を収容するセキュリティケージおよびそれを用い
たゲーム機に関する。
【０００２】
【従来の技術】スロットゲーム等のゲーム機において
は、ゲームの進行の制御に関連した電装部品、例えば当
たりの確率や配当を記憶したＲＯＭ等が不正に改変され
る事態を防ぐため、筐体の内部にセキュリティケージと
呼ばれる錠付きの収納体を設置し、そのセキュリティケ
ージ内に基板等を収容してそれらの着脱を制限してい
る。
は、ゲームの進行の制御に関連した電装部品、例えば当
たりの確率や配当を記憶したＲＯＭ等が不正に改変され
る事態を防ぐため、筐体の内部にセキュリティケージと
呼ばれる錠付きの収納体を設置し、そのセキュリティケ
ージ内に基板等を収容してそれらの着脱を制限してい
る。
【０００３】このセキュリティケージは、従来、着脱を
制限すべきとされている一定の電装部品群のみを収容す
るように構成されており、着脱の制限が緩やかな他の電
装部品、例えば電源電圧を変換する部品等はセキュリテ
ィケージとは別に筐体内に設置されたボックス内に収め
られていた。
制限すべきとされている一定の電装部品群のみを収容す
るように構成されており、着脱の制限が緩やかな他の電
装部品、例えば電源電圧を変換する部品等はセキュリテ
ィケージとは別に筐体内に設置されたボックス内に収め
られていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構造で
は、着脱を制限すべき電装部品群とそれ以外の電装部品
群とで別々の収納体を用意する必要があり、筐体内の限
られたスペースを無駄に消費する。しかも、両収納体の
間を配線で結ぶ必要があるので、筐体内に多数の配線が
引き廻されて筐体内が雑然とし、筐体内の保守管理の際
にそれらの配線が邪魔して作業性が悪化する。
は、着脱を制限すべき電装部品群とそれ以外の電装部品
群とで別々の収納体を用意する必要があり、筐体内の限
られたスペースを無駄に消費する。しかも、両収納体の
間を配線で結ぶ必要があるので、筐体内に多数の配線が
引き廻されて筐体内が雑然とし、筐体内の保守管理の際
にそれらの配線が邪魔して作業性が悪化する。
【０００５】本発明は、筐体内における電装部品の配置
を合理化して筐体内を整理できるセキュリティケージお
よびそれを用いたゲーム機を提供することを目的とす
る。
を合理化して筐体内を整理できるセキュリティケージお
よびそれを用いたゲーム機を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【０００７】請求項１の発明は、ゲーム機（１）に設け
られる各種の電装部品（５５，５６，５７）を収容する
ためにゲーム機の筐体（２）内に取り付けられるセキュ
リティケージ（８）において、前面に開口部（１１ａ）
が設けられたケージ本体（１１）と、ケージ本体の内部
を、開口部（１１ａ）にそれぞれ通じる開放制限領域
（Ａ１）と開放許容領域（Ａ２）とに区分する隔壁（１
３）と、開放制限領域（Ａ１）を閉じるように設けら
れ、少なくとも一部には開閉可能な扉（３２）が設けら
れた前壁（１４）と、扉（３２）を閉じたときに開放制
限領域（Ａ１）内に隠れ、扉（３２）を開いたときにケ
ージ本体（１１）の外部から操作可能となる位置にて前
壁（１４）とケージ本体（１１）とを連結する連結手段
（３５）と、扉（３２）の開閉を制限する錠手段（３
６）と、を具備するゲーム機のセキュリティケージによ
り、上述した課題を解決する。
られる各種の電装部品（５５，５６，５７）を収容する
ためにゲーム機の筐体（２）内に取り付けられるセキュ
リティケージ（８）において、前面に開口部（１１ａ）
が設けられたケージ本体（１１）と、ケージ本体の内部
を、開口部（１１ａ）にそれぞれ通じる開放制限領域
（Ａ１）と開放許容領域（Ａ２）とに区分する隔壁（１
３）と、開放制限領域（Ａ１）を閉じるように設けら
れ、少なくとも一部には開閉可能な扉（３２）が設けら
れた前壁（１４）と、扉（３２）を閉じたときに開放制
限領域（Ａ１）内に隠れ、扉（３２）を開いたときにケ
ージ本体（１１）の外部から操作可能となる位置にて前
壁（１４）とケージ本体（１１）とを連結する連結手段
（３５）と、扉（３２）の開閉を制限する錠手段（３
６）と、を具備するゲーム機のセキュリティケージによ
り、上述した課題を解決する。
【０００８】この発明によれば、セキュリティケージ
（８）に開放制限領域（Ａ１）と開放許容領域（Ａ２）
とを設けたので、着脱を制限すべき部品以外の部品をも
単一のケージ本体（１１）内に収容することができる。
開放制限領域（Ａ１）の開閉のみが錠手段（３６）にて
制限され、開放許容領域（Ａ２）に収容される部品の着
脱が過剰に制限されることはない。そのため、筐体
（２）内の電装部品を一個所に集中的に配置し、筐体
（２）内を引き廻されるケーブルの本数を減らして筐体
内部を整理し、作業性や見栄えを向上させることができ
る。
（８）に開放制限領域（Ａ１）と開放許容領域（Ａ２）
とを設けたので、着脱を制限すべき部品以外の部品をも
単一のケージ本体（１１）内に収容することができる。
開放制限領域（Ａ１）の開閉のみが錠手段（３６）にて
制限され、開放許容領域（Ａ２）に収容される部品の着
脱が過剰に制限されることはない。そのため、筐体
（２）内の電装部品を一個所に集中的に配置し、筐体
（２）内を引き廻されるケーブルの本数を減らして筐体
内部を整理し、作業性や見栄えを向上させることができ
る。
【０００９】請求項２の発明では、請求項１のセキュリ
ティケージにおいて、前壁（１４）と隔壁（１３）とが
ケージ本体（１１）に対して一体に着脱可能とされてい
る。
ティケージにおいて、前壁（１４）と隔壁（１３）とが
ケージ本体（１１）に対して一体に着脱可能とされてい
る。
【００１０】この発明によれば、前壁（１４）を取り外
すと開放制限領域（Ａ１）と開放許容領域（Ａ２）とが
連続し、開放制限領域（Ａ１）における部品の着脱作業
等を行うスペースとして開放許容領域（Ａ２）を利用で
きる。
すと開放制限領域（Ａ１）と開放許容領域（Ａ２）とが
連続し、開放制限領域（Ａ１）における部品の着脱作業
等を行うスペースとして開放許容領域（Ａ２）を利用で
きる。
【００１１】請求項３の発明では、請求項２のセキュリ
ティケージにおいて、隔壁（１３）を挟んで開放許容領
域（Ａ２）と隣接する第１の領域（Ａ１２）とその第１
の領域（Ａ１２）を介して開放許容領域（Ａ２）から隔
てられた第２の領域（Ａ１１）とに開放制限領域（Ａ
１）を区分する区分手段（２１）を具備し、前壁（１
４）には、隔壁（１３）と一体に設けられるとともに第
１の領域（Ａ１２）を閉じるように連結手段（３５）を
介してケージ本体（１１）に固定される固定壁部（３
１）が設けられ、扉（３２）は、第２の領域（Ａ１１）
を開閉するように固定壁部（３１）に連結されている。
ティケージにおいて、隔壁（１３）を挟んで開放許容領
域（Ａ２）と隣接する第１の領域（Ａ１２）とその第１
の領域（Ａ１２）を介して開放許容領域（Ａ２）から隔
てられた第２の領域（Ａ１１）とに開放制限領域（Ａ
１）を区分する区分手段（２１）を具備し、前壁（１
４）には、隔壁（１３）と一体に設けられるとともに第
１の領域（Ａ１２）を閉じるように連結手段（３５）を
介してケージ本体（１１）に固定される固定壁部（３
１）が設けられ、扉（３２）は、第２の領域（Ａ１１）
を開閉するように固定壁部（３１）に連結されている。
【００１２】この発明によれば、錠手段（３６）による
施錠を解除して扉（３２）を開けると第２の領域（Ａ１
１）が外部に開放され、さらに連結手段（３５）による
固定壁部（３１）とケージ本体（１１）との連結を外す
と第１の領域（Ａ１２）が外部に開放される。従って、
開放制限領域（Ａ１）内における部品の着脱や保守点検
の頻度に応じて第１の領域（Ａ１２）と第２の領域（Ａ
１１）とを使い分けることができ、セキュリティケージ
（８）内の整理を進めることができる。
施錠を解除して扉（３２）を開けると第２の領域（Ａ１
１）が外部に開放され、さらに連結手段（３５）による
固定壁部（３１）とケージ本体（１１）との連結を外す
と第１の領域（Ａ１２）が外部に開放される。従って、
開放制限領域（Ａ１）内における部品の着脱や保守点検
の頻度に応じて第１の領域（Ａ１２）と第２の領域（Ａ
１１）とを使い分けることができ、セキュリティケージ
（８）内の整理を進めることができる。
【００１３】請求項４の発明では、請求項１のセキュリ
ティケージにおいて、開放許容領域（Ａ２）に対して抜
き差し可能な容器（１５）を具備する。従って、開放許
容領域（Ａ２）に対する部品の着脱を容器（１５）の抜
き差しによって簡単に行える。
ティケージにおいて、開放許容領域（Ａ２）に対して抜
き差し可能な容器（１５）を具備する。従って、開放許
容領域（Ａ２）に対する部品の着脱を容器（１５）の抜
き差しによって簡単に行える。
【００１４】請求項５の発明では、請求項１のセキュリ
ティケージにおいて、ケージ本体（１１）の背面側に
は、開放制限領域（Ａ１）および開放許容領域（Ａ２）
の両者に亘って制御基板の取付部（２２）が設けられて
いる。この発明によれば、開放制限領域（Ａ１）と開放
許容領域（Ａ２）の部品を共通の制御基板（５０）上に
装着できるので、部品相互間の配線作業の工数を減らす
ことができる。
ティケージにおいて、ケージ本体（１１）の背面側に
は、開放制限領域（Ａ１）および開放許容領域（Ａ２）
の両者に亘って制御基板の取付部（２２）が設けられて
いる。この発明によれば、開放制限領域（Ａ１）と開放
許容領域（Ａ２）の部品を共通の制御基板（５０）上に
装着できるので、部品相互間の配線作業の工数を減らす
ことができる。
【００１５】請求項６の発明は、請求項５のセキュリテ
ィケージ（８）を具備し、ケージ本体（１１）の背面側
には開放制限領域（Ａ１）および開放許容領域（Ａ２）
の両者に亘って延びる制御基板（５０）が取り付けら
れ、制御基板（５０）の開放制限領域（Ａ１）に臨む部
分には、着脱が制限されるべき第１の電装部品（５５、
５６）群に対する接続部（５１、５２）が設けられ、制
御基板（５０）の開放許容領域（Ａ２）に臨む部分に
は、第１の電装部品群よりも着脱の制限が緩やかな第２
の電装部品（５７）群に対する接続部（５３）が設けら
れたゲーム機により、上述した課題を解決する。
ィケージ（８）を具備し、ケージ本体（１１）の背面側
には開放制限領域（Ａ１）および開放許容領域（Ａ２）
の両者に亘って延びる制御基板（５０）が取り付けら
れ、制御基板（５０）の開放制限領域（Ａ１）に臨む部
分には、着脱が制限されるべき第１の電装部品（５５、
５６）群に対する接続部（５１、５２）が設けられ、制
御基板（５０）の開放許容領域（Ａ２）に臨む部分に
は、第１の電装部品群よりも着脱の制限が緩やかな第２
の電装部品（５７）群に対する接続部（５３）が設けら
れたゲーム機により、上述した課題を解決する。
【００１６】この発明によれば、着脱に対する制限が異
なる部品（５５〜５７）を共通のセキュリティケージ
（８）内に収容して共通の制御基板（５５）にて相互に
接続するので、筐体（２）内に収容すべき部品を一個所
に集中的に配置して筐体（２）内を引き廻されるケーブ
ルの本数を減少させ、それにより筐体内部を整理して作
業性や見栄えを向上させることができる。
なる部品（５５〜５７）を共通のセキュリティケージ
（８）内に収容して共通の制御基板（５５）にて相互に
接続するので、筐体（２）内に収容すべき部品を一個所
に集中的に配置して筐体（２）内を引き廻されるケーブ
ルの本数を減少させ、それにより筐体内部を整理して作
業性や見栄えを向上させることができる。
【００１７】なお、本発明において、各領域（Ａ１、Ａ
２）に配置されるべき部品は必要に応じて適宜選択して
よい。例えば請求項７の発明では、請求項６のゲーム機
において、開放制限領域（Ａ１）が、隔壁（１３）を挟
んで開放許容領域（Ａ２）と隣接する第１の領域（Ａ１
２）とその第１の領域（Ａ１２）を介して開放許容領域
（Ａ２）から隔てられた第２の領域（Ａ１１）とに区分
され、第２の領域（Ａ１１）には制御回路を搭載した電
装基板（５５）が、第１の領域（Ａ１２）には可撓性の
ケーブル（５６）がそれぞれ収容されて制御基板（５
０）と接続されている。また、請求項８の発明では、請
求項７のゲーム機において、開放許容領域（Ａ２）には
抜き差し可能な容器（１５）が設けられ、その容器（１
５）内には電源制御に関連した部品（５７）が収容され
ている。
２）に配置されるべき部品は必要に応じて適宜選択して
よい。例えば請求項７の発明では、請求項６のゲーム機
において、開放制限領域（Ａ１）が、隔壁（１３）を挟
んで開放許容領域（Ａ２）と隣接する第１の領域（Ａ１
２）とその第１の領域（Ａ１２）を介して開放許容領域
（Ａ２）から隔てられた第２の領域（Ａ１１）とに区分
され、第２の領域（Ａ１１）には制御回路を搭載した電
装基板（５５）が、第１の領域（Ａ１２）には可撓性の
ケーブル（５６）がそれぞれ収容されて制御基板（５
０）と接続されている。また、請求項８の発明では、請
求項７のゲーム機において、開放許容領域（Ａ２）には
抜き差し可能な容器（１５）が設けられ、その容器（１
５）内には電源制御に関連した部品（５７）が収容され
ている。
【００１８】
【発明の実施の形態】図５は本発明の一実施形態に係る
スロットマシンの一例を示している。このスロットマシ
ン１は、縦長の筐体２の内外に各種部品を装着して構成
される。筐体２は、本体３と、その上部に取り付けられ
るトップボックス４とを有しており、本体３の前面には
扉５がその左側部に設けられたヒンジ６を介して開閉可
能に取り付けられている。本体３の内部にはモニタ７が
収容され、その下方にはセキュリティケージ８、交流電
源供給ユニット９および挿入口５ａが挿入された紙片の
確認装置（不図示）の取付ベース１０が設けられてい
る。扉５の開閉はその右側面に設けられた錠５ｂにより
制限される。
スロットマシンの一例を示している。このスロットマシ
ン１は、縦長の筐体２の内外に各種部品を装着して構成
される。筐体２は、本体３と、その上部に取り付けられ
るトップボックス４とを有しており、本体３の前面には
扉５がその左側部に設けられたヒンジ６を介して開閉可
能に取り付けられている。本体３の内部にはモニタ７が
収容され、その下方にはセキュリティケージ８、交流電
源供給ユニット９および挿入口５ａが挿入された紙片の
確認装置（不図示）の取付ベース１０が設けられてい
る。扉５の開閉はその右側面に設けられた錠５ｂにより
制限される。
【００１９】図１に示すように、セキュリティケージ８
は、ケージ本体１１と、そのケージ本体１１の後部に取
り付けられる背面カバー１２と、ケージ本体１１の内部
に差し込まれる隔壁１３と、その隔壁１３と一体に設け
られた前壁１４と、隔壁１３の下方に装着されるボック
ス１５とを有している。これらの各部品はいずれも鋼板
等の薄板を素材とした板金加工により概略構成されてい
る。
は、ケージ本体１１と、そのケージ本体１１の後部に取
り付けられる背面カバー１２と、ケージ本体１１の内部
に差し込まれる隔壁１３と、その隔壁１３と一体に設け
られた前壁１４と、隔壁１３の下方に装着されるボック
ス１５とを有している。これらの各部品はいずれも鋼板
等の薄板を素材とした板金加工により概略構成されてい
る。
【００２０】図２および図３にも示すように、ケージ本
体１１は前後に開口部１１ａ、１１ｂが形成され、周囲
が側壁１１ｃ、１１ｄおよび上壁１１ｅ、下壁１１ｆに
て囲まれた枠形状に形成されている。ケージ本体１１の
内部には、側壁１１ｃ、１１ｄに沿って前後方向に延び
る一対の案内レール２０、２０と、案内レール２０より
も上方において側壁１１ｃ、１１ｄ間に架け渡された中
間壁（区分手段）２１と、ケージ本体１１の後部におい
て上壁１１ｅから下壁１１ｆまで架け渡された複数（図
では２本を示す）の支柱２２…とが設けられている。支
柱２２にはケージ本体１１の背面側から制御基板として
のマザーボード５０がねじ（不図示）を用いて取り付け
られる。このマザーボード５０を隠すように背面カバー
１２がケージ本体１１の背面側の開口部１１ｂに取り付
けられる。支柱２２が基板の取付部を構成する。
体１１は前後に開口部１１ａ、１１ｂが形成され、周囲
が側壁１１ｃ、１１ｄおよび上壁１１ｅ、下壁１１ｆに
て囲まれた枠形状に形成されている。ケージ本体１１の
内部には、側壁１１ｃ、１１ｄに沿って前後方向に延び
る一対の案内レール２０、２０と、案内レール２０より
も上方において側壁１１ｃ、１１ｄ間に架け渡された中
間壁（区分手段）２１と、ケージ本体１１の後部におい
て上壁１１ｅから下壁１１ｆまで架け渡された複数（図
では２本を示す）の支柱２２…とが設けられている。支
柱２２にはケージ本体１１の背面側から制御基板として
のマザーボード５０がねじ（不図示）を用いて取り付け
られる。このマザーボード５０を隠すように背面カバー
１２がケージ本体１１の背面側の開口部１１ｂに取り付
けられる。支柱２２が基板の取付部を構成する。
【００２１】案内レール２０、２０の上面に沿って隔壁
１３がケージ本体１１の内部に差し込まれることによ
り、ケージ本体１１の内部は隔壁１３を挟んで上下に開
放制限領域Ａ１および開放許容領域Ａ２とに区分され
る。さらに、開放制限領域Ａ１は中間壁２１により上下
に基板領域Ａ１１と、コネクタ領域Ａ１２とに区分され
る。ケージ本体１１の側壁１１ｃ、１１ｄにはコネクタ
領域Ａ１２に臨むように抜き孔２５、２６が形成され、
それら抜き孔２５、２６にケージ本体１１の内部からカ
バー２７、２８が装着されて複数のケーブル挿通孔２９
…が形成される。
１３がケージ本体１１の内部に差し込まれることによ
り、ケージ本体１１の内部は隔壁１３を挟んで上下に開
放制限領域Ａ１および開放許容領域Ａ２とに区分され
る。さらに、開放制限領域Ａ１は中間壁２１により上下
に基板領域Ａ１１と、コネクタ領域Ａ１２とに区分され
る。ケージ本体１１の側壁１１ｃ、１１ｄにはコネクタ
領域Ａ１２に臨むように抜き孔２５、２６が形成され、
それら抜き孔２５、２６にケージ本体１１の内部からカ
バー２７、２８が装着されて複数のケーブル挿通孔２９
…が形成される。
【００２２】前壁１４には、コネクタ領域Ａ１２を閉じ
る固定壁部３１と、基板領域Ａ１１を閉じる扉３２とが
設けられる。固定壁部３１は隔壁１３と一体であり、例
えば隔壁１３の前端部を上方に垂直に曲げ加工して固定
壁部３１が形成される。扉３２は固定壁部３１とヒンジ
３３を介して回動自在に連結される。固定壁部３１の上
端には、左右一対の取付板部３１ａ、３１ａがヒンジ３
３の回転中心よりも扉３２側へ突出させて設けられる。
ケージ本体１１の中間壁２１の前端にはそれら取付板部
３１ａに対応して受け板部２１ａ、２１ａが設けられ
る。
る固定壁部３１と、基板領域Ａ１１を閉じる扉３２とが
設けられる。固定壁部３１は隔壁１３と一体であり、例
えば隔壁１３の前端部を上方に垂直に曲げ加工して固定
壁部３１が形成される。扉３２は固定壁部３１とヒンジ
３３を介して回動自在に連結される。固定壁部３１の上
端には、左右一対の取付板部３１ａ、３１ａがヒンジ３
３の回転中心よりも扉３２側へ突出させて設けられる。
ケージ本体１１の中間壁２１の前端にはそれら取付板部
３１ａに対応して受け板部２１ａ、２１ａが設けられ
る。
【００２３】隔壁１３をケージ本体１１内に挿入して前
壁１４の取付板部３１ａ、３１ａをケージ本体１１の受
け板部２１ａ、２１ａにそれぞれ密着させ、しかる後に
取付板部３１ａにねじ３５を装着して受け板部２１ａの
雌ねじ孔２１ｂ（図１参照）にねじ込むことにより、隔
壁１３および扉１４がケージ本体１１に固定される。こ
のとき、隔壁１３の後端部が案内レール２０に設けられ
た隔壁押え２４、２４と案内レール２０との間に差し込
まれてその浮き上がりが防止される。
壁１４の取付板部３１ａ、３１ａをケージ本体１１の受
け板部２１ａ、２１ａにそれぞれ密着させ、しかる後に
取付板部３１ａにねじ３５を装着して受け板部２１ａの
雌ねじ孔２１ｂ（図１参照）にねじ込むことにより、隔
壁１３および扉１４がケージ本体１１に固定される。こ
のとき、隔壁１３の後端部が案内レール２０に設けられ
た隔壁押え２４、２４と案内レール２０との間に差し込
まれてその浮き上がりが防止される。
【００２４】隔壁１３および前壁１４をケージ本体１１
に取り付けて扉３２を閉じると、ねじ３５は開放制限領
域Ａ１内に隠される。扉３２には錠３６が装着されてお
り、扉３２を閉じた状態で所定の鍵を用いて錠３６の回
動軸（不図示）を回転操作すると、その回動軸に連結さ
れたロック板３７がケージ本体１１の内面側に固定され
た係止板３８と係合して扉３２の開放が阻止される。錠
３６に鍵を装着してロック板３７と係止板３８との係合
を解除し、扉３２を開けない限り、ねじ３５を操作して
前壁１４および隔壁１３をケージ本体１１から取り外す
ことはできない。ヒンジ３３は扉３２の内面側（開放制
限領域Ａ１に臨む面）に溶接等を用いて固定されるとと
もに、固定壁部３１の内面側に突設されたねじ３１ｂに
ナット３９を用いて固定される（図２参照）。従って、
ケージ本体１１の外側からヒンジ３３を取り去って扉３
２を開けることもできない。
に取り付けて扉３２を閉じると、ねじ３５は開放制限領
域Ａ１内に隠される。扉３２には錠３６が装着されてお
り、扉３２を閉じた状態で所定の鍵を用いて錠３６の回
動軸（不図示）を回転操作すると、その回動軸に連結さ
れたロック板３７がケージ本体１１の内面側に固定され
た係止板３８と係合して扉３２の開放が阻止される。錠
３６に鍵を装着してロック板３７と係止板３８との係合
を解除し、扉３２を開けない限り、ねじ３５を操作して
前壁１４および隔壁１３をケージ本体１１から取り外す
ことはできない。ヒンジ３３は扉３２の内面側（開放制
限領域Ａ１に臨む面）に溶接等を用いて固定されるとと
もに、固定壁部３１の内面側に突設されたねじ３１ｂに
ナット３９を用いて固定される（図２参照）。従って、
ケージ本体１１の外側からヒンジ３３を取り去って扉３
２を開けることもできない。
【００２５】マザーボード５０には、各領域Ａ１１、Ａ
１２、Ａ２にそれぞれ臨むようにして複数または単数の
ソケット５１、５２、５３が設けられる。そして、基板
領域Ａ１１のソケット５１には制御回路を搭載した各種
の電装基板５５、例えばＣＰＵを搭載したメイン制御基
板、インターフェース基板等が取り付けられ、コネクタ
領域５２の基板にはマザーボード５０とセキュリティケ
ージ８の内外の部品とを結ぶケーブル５６が接続され
る。
１２、Ａ２にそれぞれ臨むようにして複数または単数の
ソケット５１、５２、５３が設けられる。そして、基板
領域Ａ１１のソケット５１には制御回路を搭載した各種
の電装基板５５、例えばＣＰＵを搭載したメイン制御基
板、インターフェース基板等が取り付けられ、コネクタ
領域５２の基板にはマザーボード５０とセキュリティケ
ージ８の内外の部品とを結ぶケーブル５６が接続され
る。
【００２６】一方、開放許容領域Ａ２のソケット５３に
は、ボックス１５に収容された電装部品、例えば電源電
圧変換ユニット５７が接続される。ボックス１５は、そ
の前面の左右端に設けられた取付孔１５ａ、１５ａに装
着されるねじ（不図示）をケージ本体１１の雌ねじ孔１
６、１６にねじ込むことによりケージ本体１１に固定さ
れるが、それらのねじを外すだけで開放許容領域Ａ２に
対してボックス１５を抜き差しできる。マザーボード５
０の下部には電源導入部５８が設けられる。電源導入部
５８の裏面側からはケーブルが引き出され、そのケーブ
ルはケージ本体１１の下壁１１ｆに形成された通し孔
（不図示）からケージ８の下方に引き出されて図５の交
流電源供給ユニット１０と接続される。
は、ボックス１５に収容された電装部品、例えば電源電
圧変換ユニット５７が接続される。ボックス１５は、そ
の前面の左右端に設けられた取付孔１５ａ、１５ａに装
着されるねじ（不図示）をケージ本体１１の雌ねじ孔１
６、１６にねじ込むことによりケージ本体１１に固定さ
れるが、それらのねじを外すだけで開放許容領域Ａ２に
対してボックス１５を抜き差しできる。マザーボード５
０の下部には電源導入部５８が設けられる。電源導入部
５８の裏面側からはケーブルが引き出され、そのケーブ
ルはケージ本体１１の下壁１１ｆに形成された通し孔
（不図示）からケージ８の下方に引き出されて図５の交
流電源供給ユニット１０と接続される。
【００２７】ケージ本体１１の上壁１１ｅの左右端には
一対の取付レール４０、４０が形成されている。また、
ケージ本体１１の右側壁１１ｄの後端には取付フランジ
４１が形成されている。図３および図５に示したよう
に、筐体２のモニタ７の下方には中間壁２ａが形成さ
れ、その中間壁２ａの下面にはケージ支持体６０が一体
に固定されている。ケージ支持体６０の左右端には一対
の吊下板６０ａ、６０ａが設けられている。
一対の取付レール４０、４０が形成されている。また、
ケージ本体１１の右側壁１１ｄの後端には取付フランジ
４１が形成されている。図３および図５に示したよう
に、筐体２のモニタ７の下方には中間壁２ａが形成さ
れ、その中間壁２ａの下面にはケージ支持体６０が一体
に固定されている。ケージ支持体６０の左右端には一対
の吊下板６０ａ、６０ａが設けられている。
【００２８】ケージ本体１１を筐体２に取り付ける際に
は、まずマザーボード５０および背面カバ−１２がケー
ジ本体１１に取り付けられるとともに、マザーボード５
０の電源導入部５８にケーブルが取り付けられてそのケ
ーブルがケージ外に引き出される。この後、ケージ支持
体６０の吊下板６０ａ、６０ａが取付レール４０、４０
とケージ本体１１の上壁１１ｅとの隙間に差し込まれる
ようにしてケージ本体１１が筐体２内に押し込まれ、そ
れによりケージ本体１１が中間壁２ａから吊下げられ
る。そして、取付フランジ４１の長孔４１ａにねじ４２
が装着されて筐体２の不図示のねじ孔にねじ込まれる。
この後、ケージ本体１１内にキー４３が取り付けられて
筐体２からのケージ８の取り外しが制限される。
は、まずマザーボード５０および背面カバ−１２がケー
ジ本体１１に取り付けられるとともに、マザーボード５
０の電源導入部５８にケーブルが取り付けられてそのケ
ーブルがケージ外に引き出される。この後、ケージ支持
体６０の吊下板６０ａ、６０ａが取付レール４０、４０
とケージ本体１１の上壁１１ｅとの隙間に差し込まれる
ようにしてケージ本体１１が筐体２内に押し込まれ、そ
れによりケージ本体１１が中間壁２ａから吊下げられ
る。そして、取付フランジ４１の長孔４１ａにねじ４２
が装着されて筐体２の不図示のねじ孔にねじ込まれる。
この後、ケージ本体１１内にキー４３が取り付けられて
筐体２からのケージ８の取り外しが制限される。
【００２９】すなわち、図１、図３および図４に示すよ
うに、ケージ本体１１の上壁１１ｅには矩形状の抜き孔
１１ｇが形成され、その抜き孔１１ｇの前端縁にはケー
ジ本体１１の内面に向けて延びるキー取付部１１ｈが設
けられている。ケージ支持体６０にはキー取付部１１ｈ
に対応して貫通孔６０ｂが形成されている。ケージ本体
１１が筐体２内の所定位置に装着された後に、ケージ本
体１１の内部にキー４３が挿入されてその上端部が抜き
孔１１ｇを介して貫通孔６０ｂ内に挿入される。そし
て、ケージ本体１１内に装着されるねじ４４にてキー４
３がキー取付部１１ｈに固定される。従って、扉３２を
閉めるとねじ４４が操作不可能となり、錠３６を解除し
て扉３２を開けない限りケージ本体１１を筐体２から取
り外すことができない。
うに、ケージ本体１１の上壁１１ｅには矩形状の抜き孔
１１ｇが形成され、その抜き孔１１ｇの前端縁にはケー
ジ本体１１の内面に向けて延びるキー取付部１１ｈが設
けられている。ケージ支持体６０にはキー取付部１１ｈ
に対応して貫通孔６０ｂが形成されている。ケージ本体
１１が筐体２内の所定位置に装着された後に、ケージ本
体１１の内部にキー４３が挿入されてその上端部が抜き
孔１１ｇを介して貫通孔６０ｂ内に挿入される。そし
て、ケージ本体１１内に装着されるねじ４４にてキー４
３がキー取付部１１ｈに固定される。従って、扉３２を
閉めるとねじ４４が操作不可能となり、錠３６を解除し
て扉３２を開けない限りケージ本体１１を筐体２から取
り外すことができない。
【００３０】なお、図１に示したように、ケージ本体２
の開放制限領域Ａ１には、扉３２の開閉を検出するマイ
クロスイッチ４６および熱交換用のファン４７も収容さ
れる。
の開放制限領域Ａ１には、扉３２の開閉を検出するマイ
クロスイッチ４６および熱交換用のファン４７も収容さ
れる。
【００３１】以上の構成によれば、錠３６による扉３２
の施錠を解除して図２に想像線で示したように扉３２を
開放しない限り、ケージ本体１１の開放制限領域Ａ１の
基板領域Ａ１１を外部に開放することができない。加え
て、ねじ３５を操作して前壁１４および隔壁１３をケー
ジ本体１１から取り外すことも、キー４３を取り外して
セキュリティケージ８全体を筐体２から取り外すことも
できない。従って、錠３６の鍵を所有する者のみが開放
制限領域Ａ１に収容された電装部品５５、５６に接触可
能となり、きわめて高い安全性が実現される。
の施錠を解除して図２に想像線で示したように扉３２を
開放しない限り、ケージ本体１１の開放制限領域Ａ１の
基板領域Ａ１１を外部に開放することができない。加え
て、ねじ３５を操作して前壁１４および隔壁１３をケー
ジ本体１１から取り外すことも、キー４３を取り外して
セキュリティケージ８全体を筐体２から取り外すことも
できない。従って、錠３６の鍵を所有する者のみが開放
制限領域Ａ１に収容された電装部品５５、５６に接触可
能となり、きわめて高い安全性が実現される。
【００３２】一方、ボックス１５内の電装部品５７につ
いては、開放制限領域Ａ１内の部品と比較して容易にケ
ージ８外へ取り出すことができ、保守点検の手間を不必
要に増加させることがない。しかも、前壁１４および隔
壁１３をケージ本体１１から引き抜いてケーブル５６を
着脱する際にボックス１５をもケージ本体１１から取り
外すことにより、ケーブル５６の下方に十分な作業空間
が確保されて作業が容易に行える。
いては、開放制限領域Ａ１内の部品と比較して容易にケ
ージ８外へ取り出すことができ、保守点検の手間を不必
要に増加させることがない。しかも、前壁１４および隔
壁１３をケージ本体１１から引き抜いてケーブル５６を
着脱する際にボックス１５をもケージ本体１１から取り
外すことにより、ケーブル５６の下方に十分な作業空間
が確保されて作業が容易に行える。
【００３３】本発明は上述した実施形態に限定されず、
種々の形態で実施してよい。例えば前壁１４とは別体に
形成された隔壁１３をケージ本体１１に対して着脱可能
または着脱不可能に設けてもよい。中間壁２１を取り去
って開放制限領域Ａ１の全体を扉３２にて開閉してもよ
い。開放許容領域Ａ２のボックス１５に代えて開閉可能
な扉を設けてもよい。領域Ａ１１、Ａ１２、Ａ２に収容
すべき電装部品は、その着脱に対する制限の程度、およ
び頻度に応じて適宜変更してよい。すなわち、着脱が制
限されるべき部品はすべて開放制限領域Ａ１に収容し、
そのなかでも特に着脱の頻度が高いものは扉３２によっ
て開閉が可能な基板領域Ａ１１に、そうでないものはコ
ネクタ領域Ａ１２に収容する。そして、特に着脱を制限
するまでもない部品については開放許容領域Ａ２に収容
すればよい。
種々の形態で実施してよい。例えば前壁１４とは別体に
形成された隔壁１３をケージ本体１１に対して着脱可能
または着脱不可能に設けてもよい。中間壁２１を取り去
って開放制限領域Ａ１の全体を扉３２にて開閉してもよ
い。開放許容領域Ａ２のボックス１５に代えて開閉可能
な扉を設けてもよい。領域Ａ１１、Ａ１２、Ａ２に収容
すべき電装部品は、その着脱に対する制限の程度、およ
び頻度に応じて適宜変更してよい。すなわち、着脱が制
限されるべき部品はすべて開放制限領域Ａ１に収容し、
そのなかでも特に着脱の頻度が高いものは扉３２によっ
て開閉が可能な基板領域Ａ１１に、そうでないものはコ
ネクタ領域Ａ１２に収容する。そして、特に着脱を制限
するまでもない部品については開放許容領域Ａ２に収容
すればよい。
【００３４】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明ではセキ
ュリティケージの内部を開放制限領域と開放許容領域と
に区分して開放制限領域の開放のみを錠手段にて制限す
るようにしたので、着脱を制限すべき部品以外の部品を
も単一のケージ内に収容することができ、しかも、開放
許容領域に収容される部品についてはその着脱を過剰に
制限することがない。そのため、筐体内の電装部品を一
個所に集中的に配置し、筐体内を引き廻されるケーブル
の本数を減らして筐体内部を整理し、作業性や見栄えを
向上させることができる。
ュリティケージの内部を開放制限領域と開放許容領域と
に区分して開放制限領域の開放のみを錠手段にて制限す
るようにしたので、着脱を制限すべき部品以外の部品を
も単一のケージ内に収容することができ、しかも、開放
許容領域に収容される部品についてはその着脱を過剰に
制限することがない。そのため、筐体内の電装部品を一
個所に集中的に配置し、筐体内を引き廻されるケーブル
の本数を減らして筐体内部を整理し、作業性や見栄えを
向上させることができる。
【００３５】そして、特に隔壁を前壁と一体にケージ本
体から抜き差し可能に設けた場合には、開放制限領域内
に収容された部品に対する各種の作業スペースとして開
放許容領域を利用でき、作業をさらに容易に行えるよう
になる。開放制限領域をさらに複数の領域に区分してそ
の一部を扉にて開閉することにより、部品の着脱や保守
点検の頻度に応じて収容位置を変化させてケージ内の整
理を図ることができる。開放許容領域に対して抜き差し
可能な容器を設けることにより、開放許容領域内の部品
の着脱をより簡単に行うことができる。そして、開放制
限領域と開放許容領域の両者に亘って制御基板を取り付
けることにより、各領域に収容される部品同士を結ぶケ
ーブルの本数を減らして配線作業の工数を削減し、筐体
内部をさらに整理できる。
体から抜き差し可能に設けた場合には、開放制限領域内
に収容された部品に対する各種の作業スペースとして開
放許容領域を利用でき、作業をさらに容易に行えるよう
になる。開放制限領域をさらに複数の領域に区分してそ
の一部を扉にて開閉することにより、部品の着脱や保守
点検の頻度に応じて収容位置を変化させてケージ内の整
理を図ることができる。開放許容領域に対して抜き差し
可能な容器を設けることにより、開放許容領域内の部品
の着脱をより簡単に行うことができる。そして、開放制
限領域と開放許容領域の両者に亘って制御基板を取り付
けることにより、各領域に収容される部品同士を結ぶケ
ーブルの本数を減らして配線作業の工数を削減し、筐体
内部をさらに整理できる。
【図１】本発明の実施形態に係るセキュリティケージの
分解斜視図。
分解斜視図。
【図２】図１のセキュリティケージの前後方向に沿った
垂直断面図。
垂直断面図。
【図３】図１のセキュリティケージの左右方向に沿った
垂直断面図。
垂直断面図。
【図４】図３のIV−IV線に沿った断面図。
【図５】本発明の一実施形態に係るセキュリティケージ
が組み付けられるスロットマシンの構成を示す図で、
（ａ）は筐体の扉を閉じた状態を示す斜視図、（ｂ）は
筐体の扉を開けて内部構造を示した斜視図。
が組み付けられるスロットマシンの構成を示す図で、
（ａ）は筐体の扉を閉じた状態を示す斜視図、（ｂ）は
筐体の扉を開けて内部構造を示した斜視図。
１ スロットマシン（ゲーム機） ２ 筐体 ８ セキュリティケージ １１ ケージ本体 １２ 背面カバー １３ 隔壁 １４ 前壁 １５ ボックス（容器） ２１ 中間壁（区分手段） ３１ 固定壁部 ３２ 扉 ３３ ヒンジ（ヒンジ手段） ３５ ねじ（連結手段） ３６ 錠（錠手段） ５０ マザーボード（制御基板） ５１、５２、５３ ソケット（接続部） ５５ 電装基板 ５６ ケーブル ５７ 電源電圧変換ユニット Ａ１ 開放制限領域 Ａ２ 開放許容領域 Ａ１１ 基板領域（第２の領域） Ａ１２ コネクタ領域（第１の領域）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 直人 兵庫県神戸市中央区港島中町７丁目３番地 の２ コナミ株式会社内 (72)発明者 楠田 和弘 兵庫県神戸市中央区港島中町７丁目３番地 の２ コナミ株式会社内
Claims (8)
- 【請求項１】 ゲーム機に設けられる各種の電装部品を
収容するためにゲーム機の筐体内に取り付けられるセキ
ュリティケージにおいて、 前面に開口部が設けられたケージ本体と、 前記ケージ本体の内部を、前記開口部にそれぞれ通じる
開放制限領域と開放許容領域とに区分する隔壁と、 前記開放制限領域を閉じるように設けられ、少なくとも
一部には開閉可能な扉が設けられた前壁と、 前記扉を閉じたときに前記開放制限領域内に隠れ、前記
扉を開いたときに前記ケージ本体の外部から操作可能と
なる位置にて前記前壁と前記ケージ本体とを連結する連
結手段と、 前記扉の開閉を制限する錠手段と、を具備することを特
徴とするゲーム機のセキュリティケージ。 - 【請求項２】 前記前壁と前記隔壁とが前記ケージ本体
に対して一体に着脱可能とされていることを特徴とする
請求項１記載のゲーム機のセキュリティケージ。 - 【請求項３】 前記隔壁を挟んで前記開放許容領域と隣
接する第１の領域とその第１の領域を介して前記開放許
容領域から隔てられた第２の領域とに前記開放制限領域
を区分する区分手段を具備し、 前記前壁には、前記隔壁と一体に設けられるとともに前
記第１の領域を閉じるように前記連結手段を介して前記
ケージ本体に固定される固定壁部が設けられ、 前記扉は、前記第２の領域を開閉するように前記固定壁
部に連結されていることを特徴とする請求項２記載のゲ
ーム機のセキュリティケージ。 - 【請求項４】 前記開放許容領域に対して抜き差し可能
な容器を具備することを特徴とする請求項１記載のゲー
ム機のセキュリティケージ。 - 【請求項５】 前記ケージ本体の背面側には、前記開放
制限領域および前記開放許容領域の両者に亘って制御基
板の取付部が設けられていることを特徴とする請求項１
記載のゲーム機のセキュリティケージ。 - 【請求項６】 請求項５に記載のセキュリティケージを
具備し、 前記ケージ本体の背面側には前記開放制限領域および前
記開放許容領域の両者に亘って延びる制御基板が取り付
けられ、 前記制御基板の前記開放制限領域に臨む部分には、着脱
が制限されるべき第１の電装部品群に対する接続部が設
けられ、 前記制御基板の前記開放許容領域に臨む部分には、前記
第１の電装部品群よりも着脱の制限が緩やかな第２の電
装部品群に対する接続部が設けられている、ことを特徴
とするゲーム機。 - 【請求項７】 前記開放制限領域が、前記隔壁を挟んで
前記開放許容領域と隣接する第１の領域とその第１の領
域を介して前記開放許容領域から隔てられた第２の領域
とに区分され、 前記第２の領域には制御回路を搭載した電装基板が、前
記第１の領域には可撓性のケーブルがそれぞれ収容され
て前記制御基板と接続されていることを特徴とする請求
項６記載のゲーム機。 - 【請求項８】 前記開放許容領域には抜き差し可能な容
器が設けられ、その容器内には電源制御に関連した部品
が収容されていることを特徴とする請求項７記載のゲー
ム機。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9213443A JP3072274B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | ゲーム機のセキュリティケージおよびこれを用いたゲーム機 |
| US09/109,359 US6201703B1 (en) | 1997-08-07 | 1998-07-02 | Security cage for game machine and game machine using the same |
| TW087110805A TW365542B (en) | 1997-08-07 | 1998-07-03 | Security cage for game machine and game machine using the same |
| EP19980305357 EP0896306B1 (en) | 1997-08-07 | 1998-07-06 | Security cage for game machine and game machine using the same |
| DE69802877T DE69802877T2 (de) | 1997-08-07 | 1998-07-06 | Schutzkäfig für Spielautomaten und Spielautomat mit solchem |
| AU76213/98A AU732769C (en) | 1997-08-07 | 1998-07-15 | Security cage for game machine and game machine using the same |
| CN98116725A CN1111827C (zh) | 1997-08-07 | 1998-07-29 | 游戏机安全机架和使用此机架的游戏机 |
| KR1019980031942A KR100306771B1 (ko) | 1997-08-07 | 1998-08-05 | 게임기의시큐리티케이지및이것을사용한게임기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9213443A JP3072274B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | ゲーム機のセキュリティケージおよびこれを用いたゲーム機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147349A true JPH1147349A (ja) | 1999-02-23 |
| JP3072274B2 JP3072274B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=16639322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9213443A Expired - Fee Related JP3072274B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | ゲーム機のセキュリティケージおよびこれを用いたゲーム機 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6201703B1 (ja) |
| EP (1) | EP0896306B1 (ja) |
| JP (1) | JP3072274B2 (ja) |
| KR (1) | KR100306771B1 (ja) |
| CN (1) | CN1111827C (ja) |
| AU (1) | AU732769C (ja) |
| DE (1) | DE69802877T2 (ja) |
| TW (1) | TW365542B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004267422A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
Families Citing this family (58)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6641483B1 (en) * | 1999-08-17 | 2003-11-04 | Sierra Design Group | Lockable security cabinet for casino game controllers |
| US7108606B1 (en) | 1999-08-17 | 2006-09-19 | Sierra Design Group | Lockable security cabinet for casino game controllers |
| US6251014B1 (en) * | 1999-10-06 | 2001-06-26 | International Game Technology | Standard peripheral communication |
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