JPH1147064A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JPH1147064A
JPH1147064A JP20675597A JP20675597A JPH1147064A JP H1147064 A JPH1147064 A JP H1147064A JP 20675597 A JP20675597 A JP 20675597A JP 20675597 A JP20675597 A JP 20675597A JP H1147064 A JPH1147064 A JP H1147064A
Authority
JP
Japan
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cleaning
washing
water
filter
tank
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JP20675597A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Honda
裕昭 本田
Koichi Ito
伊藤  公一
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプがエアがみを起こすことを防止する。 【解決手段】 洗浄タンク4内の洗浄水は、吸入口35
からポンプ32,33で吸引されて上下の洗浄ノズル3
0に圧送される。両吸入口35を覆ってフィルタ51が
設置される。フィルタ51は、下面開放の箱形で天板5
3以外の4側面にパンチメタル52が張られており、洗
浄工程中における水位L1よりも天板53が上に出るよ
うな大きさに形成されている。洗浄に供されたあとの洗
浄水は、洗浄タンク4内の洗浄水の上に落ちるが、フィ
ルタ51の天板53が洗浄中の水位L1よりも上方に突
出しているので、落下した洗浄水は、フィルタ51が設
けられた部分では天板53に当たって貯留された洗浄水
の水面に当たることが避けられる。このため吸入口3
5,35の近傍では、洗浄水中に気泡ができることが抑
えられ、洗浄ポンプ32,33に空気が吸い込まれるこ
とが避けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器等を洗浄する洗
浄機に関し、特に洗浄水を汲み上げるポンプが空気を吸
い込むことを防止するように改良を加えた洗浄機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、食器洗浄機の一例として、特開平
5−305050号公報に記載されたものが知られてい
る。このものは図10に示すように、食器を収容する洗
浄室aの上下の位置に洗浄ノズルbとすすぎノズルcと
が配設されるとともに、洗浄室aの下方位置に洗浄水を
貯留する洗浄タンクdが装備され、洗浄タンクdの底面
に吸入口eが開口されてフィルタfで覆われている。そ
して、洗浄タンクd内の洗浄水が洗浄ポンプgにより吸
入口eを通して汲み上げられて洗浄ノズルbに圧送さ
れ、食器に向けて噴射されることで洗浄が行われ、続い
て、別途設けられた貯湯タンクhからすすぎポンプiよ
り汲み上げたすすぎ水がすすぎノズルcから噴射される
ことですすぎが行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで洗浄中におい
ては、上側の洗浄ノズルbから下向きに噴射された洗浄
水が、洗浄タンクd内に貯留された洗浄水の水面に勢い
良く吹き付けられるため、気泡を生じさせる。また下側
の洗浄ノズルbから上向きに噴射された洗浄水も、自由
落下により洗浄タンクdの洗浄水に叩き付けられること
で気泡を生じさせる。そうすると、特に吸入口eの近傍
に生じた気泡がフィルタfを通して洗浄ポンプgに吸引
され、いわゆるエアがみを起こす原因となっていた。エ
アがみを起こすと、洗浄ポンプgが十分に能力を発揮で
きないという事態を招く。本発明は上記のような事情に
基づいて完成されたものであって、その目的は、ポンプ
がエアがみを起こすことを有効に防止するところにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、洗浄ノズルを備え
た洗浄室の下方位置には、洗浄水を貯留する洗浄タンク
が設けられるとともに、この洗浄タンクの底面に吸入口
が開口されて周面にフィルタ面を備えたボックス形のフ
ィルタで覆われており、前記吸入口からポンプにより洗
浄水を吸入して前記洗浄ノズルに循環供給し、前記洗浄
室に収容された被洗浄物に向けて噴射することで洗浄を
行うようにした洗浄機において、前記フィルタの天面
が、少なくとも前記ポンプの稼働時における前記洗浄タ
ンク内の洗浄水の水面よりも高位に位置するように設定
されている構成としたところに特徴を有する。
【0005】また請求項2の発明は、洗浄ノズルを備え
た洗浄室の下方位置には、洗浄水を貯留する洗浄タンク
が設けられるとともに、この洗浄タンクの底面に吸入口
が開口されて周面にフィルタ面を備えたボックス形のフ
ィルタで覆われており、前記吸入口からポンプにより洗
浄水を吸入して前記洗浄ノズルに循環供給し、前記洗浄
室に収容された被洗浄物に向けて噴射することで洗浄を
行うようにした洗浄機において、前記フィルタの天面の
周縁部が、前記フィルタのフィルタ面よりも外方に突出
した形状に形成されている構成としたところに特徴を有
する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>洗浄工程中では、フィルタの天面が
洗浄タンク内の洗浄水の水面よりも上方に突出するた
め、吸入口の上方位置では、洗浄ノズルから噴射された
洗浄水がフィルタの天面に当たって洗浄タンク内の洗浄
水の水面に当たることが避けられ、気泡の発生が防止さ
れる。そのため、ポンプが空気を吸い込むことが極力抑
えられる。
【0007】<請求項2の発明>吸入口の上方の水面に
気泡が生じたとしても、フィルタの天面がフィルタ面よ
りも出っ張って形成されているため、気泡がフィルタ内
に吸い込まれるには天面の周縁部から大きく回り込まね
ばならず、すなわち気泡が吸い込まれにくくなって、ポ
ンプが空気を吸い込むことが極力抑えられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
7によって説明する。この実施形態では、例えばケーキ
製造の際に用いるボールや泡立て器のような容器や調理
器具等を洗浄するために用いる容器洗浄機を例示してい
る。まず図1、図2及び図5によって全体構造を説明す
る。この洗浄機は、縦長の箱体1を備えており、この箱
体1内の上部側が洗浄室2となっていて、その前面に出
入口3が開口されているとともに、箱体1内の底部側が
洗浄水を貯留する洗浄タンク4となっている。洗浄タン
ク4内には図示しない投げ込み式のヒータが装備されて
いる。この箱体1の左右の側面の前後両端には、それぞ
れチャンネル形をなす支柱6が溶接により固定され、特
に前側の左右の支柱6は開口部を後方に向けた姿勢を取
っている。4本の支柱6は、上端が箱体1の天井面より
少し突出し、また下端が箱体1の底面より大きく突出し
ている。各支柱6の下端には脚7が設けられて箱体1を
支持しており、これにより洗浄機本体9が構成されてい
る。
【0009】上記した出入口3には、扉10の下縁が揺
動開閉可能に支持されている。洗浄機本体9における出
入口3の下方、左右の側面及び天井面にはそれぞれパネ
ル13が張られており、パネル13の張られた部分で
は、箱体1の回りが二重壁構造となっている。出入口3
の上方には操作部11が設けられているとともに、箱体
1の下方には機械室12が構成されている。
【0010】上記した扉10の開閉構造は以下のようで
ある。扉10は二重構造であって、出入口3の前面を覆
うことのできる正面方形に形成されており、上縁に沿っ
て把手15が設けられているとともに、下縁の左右両側
縁が、前側の支柱6の前面に突設されたブラケット16
の軸17によって手前側への揺動可能に支持されてい
る。
【0011】一方、扉10の裏面の左右の側縁には、ス
トッパアーム19の収納溝21が形成されている。この
収納溝21内には、先端にフック20を設けたストッパ
アーム19の基端部が軸22により回動可能に支持され
ている。また、上記した前側の支柱6には縦方向のスリ
ット24が形成され、ストッパアーム19がそのスリッ
ト24を通してそれぞれ左右の側面の二重壁25内に挿
入可能とされている。二重壁25内には、図2に示すよ
うに、ストッパアーム19の下縁を受ける転動ローラ2
6と、ストッパアーム19のフック20に係止可能な係
止軸27とが並んで設けられている。したがって、図2
に示すように、扉10が閉鎖位置に揺動されると、スト
ッパアーム19の基端側の下縁が転動ローラ26で受け
られつつ、ストッパアーム19は後方の斜め上方を向い
た姿勢を取る。
【0012】係る状態から扉10を開放し、図3に示す
ように、水平姿勢を取るまでに揺動されると、ストッパ
アーム19のフック20が係止軸27に係止されること
で、扉10が水平姿勢を取った開放状態に保持されるよ
うになっている。また、図3の状態から扉10を少し起
こすと、ストッパアーム19のフック20が係止軸27
から後方に抜けるので、引き続いてストッパアーム19
を軸22を中心に手前側に回動させることで、係止軸2
7から外すことができる。ストッパアーム19はスリッ
ト24を通してそのまま扉10側に反転させることがで
き、収納溝21に収納可能となる。左右のストッパアー
ム19を外したのち扉10の保持を解除すると、扉10
はさらに下方に揺動して、図4に示すようにほぼ真下を
向いた姿勢まで揺動され、全開状態とされる。
【0013】扉10を通常状態に戻すには、図4の全開
状態から扉10を起こし、それとともに収納溝21内に
収納されたストッパアーム19を洗浄機本体9側に回動
させて、スリット24を通して二重壁25内に挿入し、
転動ローラ26上に載せる。2本のストッパアーム19
をこのように操作したら、引き続いて扉10を起こして
図2に示すように扉10を閉じればよい。なお、扉10
と洗浄機本体9との間には、扉10の閉鎖動作を助勢す
るためのガススプリング28が介設されている。
【0014】内部構造を図5によって説明する。洗浄室
2の上下両側には、それぞれに噴出口30A,31Aを
備えた洗浄ノズル30とすすぎノズル31とが一対ずつ
配設されている。機械室12内には、上洗浄ポンプ32
と下洗浄ポンプ33とが設置されている。各洗浄ポンプ
32,33の吸入管32A,33Aは、上記した洗浄タ
ンク4の底面に並んで開口された個別の吸入口35,3
5と接続されている。下洗浄ポンプ33の吐出管33B
は、洗浄タンク4の底面から突出して洗浄室2の下面側
の中心に臨んでおり、一方、上洗浄ポンプ32の吐出管
32Bは、側面の二重壁25内を立ち上がって配管され
たのち、二重の天井部内の中心に突出している。また、
機械室12内には、図示しない貯湯タンクに接続された
すすぎポンプ36が設置されており、その吐出管37が
反対側の側面の二重壁25内を立ち上がって、二重の天
井部の中心に突出しており、またその吐出管37の途中
から分岐された吐出管38が、洗浄室2の側面から突出
して洗浄室2の下面側の中心に臨んでいる。
【0015】下側の洗浄水の吐出管33Bとすすぎ水の
吐出管38の互いに突き合わされた突出端には、ノズル
ホルダ39が上向きに接続され、一方、上側の洗浄水の
吐出管32Bとすすぎ水の吐出管37の互いに突き合わ
された突出端には、同ノズルホルダ39が洗浄室2の天
井面を貫通しつつ下向きに接続されている。これらのノ
ズルホルダ39を介して、上記した洗浄ノズル30とす
すぎノズル31とが縦軸回りの回転可能に支持されてお
り、下側では、洗浄ノズル30が洗浄水の吐出管33B
に、すすぎノズル31がすすぎ水の吐出管38にそれぞ
れ接続され、一方上側では、洗浄ノズル30が洗浄水の
吐出管32Bに、すすぎノズル31がすすぎ水の吐出管
37にそれぞれ接続されている。
【0016】洗浄タンク4の底面には排水口40が開口
され、排水パイプ41と接続されており、この排水口4
0に、オーバフローパイプ43が立てられている。この
オーバフローパイプ43は、図6に詳細に示すように、
内外のパイプ44,45を偏心位置で嵌装して一部を密
着させ、また内パイプ44の下端と、外パイプ45の上
端をそれぞれ相手から突出させて固定されている。外パ
イプ45の上端面には、多数の孔46を開けたフィルタ
板47が張られている。また内パイプ44の下端にはゴ
ムブッシュ48が嵌着されている。外パイプ45の上端
には、環形をなす把手50が設けられている。オーバフ
ローパイプ43は、図5に示すように、ゴムブッシュ4
8を排水口40に嵌合することで洗浄タンク4内に立て
られ、洗浄タンク4内の貯水量が増すと、内外のパイプ
44,45の間に下方から流入した洗浄水が、内パイプ
44の上端の開口44Aからその中に流下して排水さ
れ、洗浄水の水位Lが内パイプ44の上端位置に維持さ
れるようになっている。
【0017】さて、洗浄タンク4内には、底面に開口さ
れた2個の吸入口35,35を覆うようにしてフィルタ
51が設けられている。このフィルタ51は、洗浄水中
に混じった残渣等が洗浄ポンプ32,33に吸引される
ことを阻止するように機能するものである。フィルタ5
1の形状は詳細には、図7に示すように、下面開放の箱
形に形成されており、4つの側面にはそれぞれパンチメ
タル52が張設されている。また天板53には、把手5
4が取り付けられているとともに、空気抜き孔55が開
口されている。
【0018】ここで、洗浄工程において両洗浄ポンプ3
2,33が駆動され、洗浄タンク4内の洗浄水が吸引さ
れると、洗浄水の水位は、図5の一点鎖線に示す水位L
1の位置まで下がる。そして、フィルタ51の天板53
までの高さHが、洗浄工程中における水位L1よりも天
板53が上に出るような寸法に設定されている。併せ
て、周面のパンチメタル52の上縁は、下がった水位L
1よりも下に来るような設定とされている。
【0019】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。洗浄を行う場合は、図2に
示すように扉10が閉じられた状態から手前側に揺動さ
せて、図3に示すように、扉10が水平姿勢を取る開放
位置に持ち来す。続いて、被洗浄物を入れたラック57
を扉10の上に載せ、そのまま洗浄室2の両側面に設け
られたレール58(図1参照)に沿ってラック57を洗
浄室2内に押し入れ、扉10を閉じる。扉10が閉じら
れたら、両洗浄ポンプ32,33が駆動され、洗浄タン
ク4内に貯留された洗浄水が、吸入口35,35を通し
て吸引されつつ、吐出管32B,33Bにより上下の洗
浄ノズル30に供給され、両洗浄ノズル30は、噴射の
反力を受けて回転しつつそれぞれの噴出口30Aから洗
浄水を被洗浄物に向けて噴出することで洗浄が行われ
る。
【0020】洗浄に供されたあとの洗浄水は、洗浄タン
ク4内の洗浄水の上に落ちることになるが、既述のよう
に洗浄中は水位がL1まで下がり、フィルタ51の天板
53がその水位L1よりも上方に突出した状態にあるの
で、落下した洗浄水は、フィルタ51が設けられた部分
では天板53に当たって、貯留された洗浄水の水面に当
たることが避けられる。このため、吸入口35,35の
近傍では、洗浄水中に気泡ができることが抑えられ、も
って洗浄ポンプ32,33に空気が吸い込まれること、
いわゆるエアがみが起きることが極力避けられる。
【0021】洗浄工程が終了したら、すすぎポンプ36
が駆動されることで、貯湯タンク内のすすぎ水が吐出管
37,38を通して上下のすすぎノズル31に供給さ
れ、両すすぎノズル31は、同様に噴射の反力を受けて
回転しつつそれぞれの噴出口31Aからすすぎ水を被洗
浄物に向けて噴出し、すすぎが行われる。洗浄タンク4
のオーバフロー水は、オーバフローパイプ43を通して
順次に排出される。洗浄並びにすすぎが完了したら、再
び図1及び図3のように扉10を開放し、扉10の上に
一旦ラック57を引き出して、引き続き被洗浄物を回収
すればよい。また、図4に示すように扉を全開状態とす
ると、出入口3の前方に出っ張った部分がほとんど無く
なるので、出入口3に正面からより近づけて、出入口3
を通した清掃作業やメンテナンスがきわめてやりやすく
なる。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
洗浄中では、フィルタ51の天板53が洗浄タンク4内
の洗浄水の水位L1よりも上方に突出するため、吸入口
35,35の上方位置では、洗浄ノズル30から噴射さ
れた洗浄水がフィルタ51の天板53に当たって洗浄タ
ンク4内の洗浄水の水面に当たることが避けられ、気泡
の発生が防止される。そのため、洗浄ポンプ32,33
が空気を吸い込むこと、いわゆるエアがみが生じること
が防止される。そのため、洗浄ポンプ32,33の能力
が十分に発揮できて、洗浄効率が高められる。また、浅
い洗浄タンク4としてもエアがみが防止できるので、洗
浄機のコンパクト化を図ることにも寄与し得る。
【0023】<第2実施形態>図8は、本発明の第2実
施形態を示す。この第2実施形態は、フィルタ61の形
状に変更を加えたものである。このフィルタ61では、
天板53の外周縁に、外側に出っ張るようなカバー62
が形成されている。その他の構造は、第1実施形態のフ
ィルタ51と同様である。
【0024】このフィルタ61では、天板53並びにカ
バー62が、洗浄中における洗浄タンク4の水位L1よ
りも下方に浸漬するような態様で使用することができ
る。この場合、洗浄ノズル30から噴出された洗浄水に
より、天板53並びにカバー62の上面で気泡ができる
おそれがあるが、この気泡が吸入口35,35から吸い
込まれるためには、カバー62の外縁の外側から回り込
まねばならないため、実質的に気泡が吸い込まれること
が抑えられる。また、第1実施形態と同様に、天板53
並びにカバー62が、洗浄中における水位L1よりも上
方に突出する設定とすれば、カバー62が設けられた
分、広い面積にわたって気泡の発生が防止され、エアが
みがより確実に防止される。
【0025】<第3実施形態>図9は、本発明の第3実
施形態を示す。第3実施形態に示されたフィルタ65
は、同じくボックス形であるが、天板53にも、側面と
同様にパンチメタル52が張られている。一方、把手6
6が、天板53のパンチメタル52の上方を覆うように
して幅広に形成されている。そして、全体としては背が
低く形成され、天板53が洗浄中における水位L1より
も下に位置し、把手66のみが水位L1よりも上方に突
出する態様で使用される。
【0026】この第3実施形態のフィルタ65を使用し
た場合、天板53にもパンチメタル52を設けたこと
で、抵抗が小さくできて洗浄水の吸い込みがしやすくな
り、一方、幅の広い把手66としたことで、その部分で
気泡ができることが防止される。すなわち、気泡の発生
を有効に防止しつつ、洗浄水の吸い込み効率を高めるこ
とができる。
【0027】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は上記実施形態に例示した容器洗浄機に限
らず、食器洗浄機を含む洗浄機全般に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る容器洗浄機の扉
を開いた状態の外観斜視図
【図2】 扉を閉じた状態のパネルを外した側面図
【図3】 扉を開いた状態の一部切欠側面図
【図4】 扉を下向きに全開した状態の一部切欠側面図
【図5】 容器洗浄機の内部構造を示す断面図
【図6】 オーバフローパイプの一部切欠斜視図
【図7】 第1実施形態に係るフィルタの斜視図
【図8】 第2実施形態に係るフィルタの斜視図
【図9】 第3実施形態に係るフィルタの斜視図
【図10】 従来例の断面図
【符号の説明】
2…洗浄室 4…洗浄タンク 30…洗浄ノズル 3
2,33…洗浄ポンプ 35…吸入口 51…フィルタ 52…パンチメタル
53…天板 L1…(洗浄ポンプ32,33の作動時
の)水位 61…フィルタ 62…カバー 65…フィ
ルタ 66…把手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ノズルを備えた洗浄室の下方位置に
    は、洗浄水を貯留する洗浄タンクが設けられるととも
    に、この洗浄タンクの底面に吸入口が開口されて周面に
    フィルタ面を備えたボックス形のフィルタで覆われてお
    り、前記吸入口からポンプにより洗浄水を吸入して前記
    洗浄ノズルに循環供給し、前記洗浄室に収容された被洗
    浄物に向けて噴射することで洗浄を行うようにした洗浄
    機において、 前記フィルタの天面が、少なくとも前記ポンプの稼働時
    における前記洗浄タンク内の洗浄水の水面よりも高位に
    位置するように設定されていることを特徴とする洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 洗浄ノズルを備えた洗浄室の下方位置に
    は、洗浄水を貯留する洗浄タンクが設けられるととも
    に、この洗浄タンクの底面に吸入口が開口されて周面に
    フィルタ面を備えたボックス形のフィルタで覆われてお
    り、前記吸入口からポンプにより洗浄水を吸入して前記
    洗浄ノズルに循環供給し、前記洗浄室に収容された被洗
    浄物に向けて噴射することで洗浄を行うようにした洗浄
    機において、 前記フィルタの天面の周縁部が、前記フィルタのフィル
    タ面よりも外方に突出した形状に形成されていることを
    特徴とする洗浄機。
JP20675597A 1997-07-31 1997-07-31 洗浄機 Pending JPH1147064A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057844A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Tanico Corp 食器洗浄機
JP2019084468A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 三浦工業株式会社 洗浄器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057844A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Tanico Corp 食器洗浄機
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040113