JP3372454B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器を洗浄する食
器洗浄機、食器を洗浄し濯ぐ食器洗浄機、食器を洗浄し
濯ぎかつ乾燥させる食器洗い乾燥機などの食器洗浄機に
かかり、特に洗浄槽内に回転駆動可能な食器洗浄籠を備
えた食器洗浄機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の食器洗浄機として食器洗い乾燥機
の構造について図8を参照して説明する。この食器洗い
乾燥機は本体ケース2と、この本体ケース2に開閉自在
に取り付けられた扉ケース4とで構成されており、その
内部には天井壁6と奥壁8と底壁10などで囲まれ扉ケ
ース4側が開口した洗浄槽12が設けられている。この
洗浄槽12の奥壁8には複数の洗浄水噴射孔14を備え
た洗浄ノズル16が配備されている。洗浄槽12は内部
に上下2段の食器洗浄籠18,20を有している。これ
ら食器洗浄籠18,20は複数の食器立て22が配備さ
れた円盤形状の底部26,28の周縁に側壁30,32
が立設されてなる構造となり、かつその底部26,28
それぞれの中央部に共通の回転軸30を有している。こ
の回転軸30はその下端側でもって洗浄槽12の底壁1
0の凸部32で支持されている。下段の食器洗浄籠20
の側壁32は回転ギア34を介してモータ36に接続さ
れている。両食器洗浄籠18,20はこのモータ36に
よって前記回転軸30を中心として回転駆動されるよう
になっている。洗浄槽12の底壁10には洗浄フィルタ
が取り付けられている。洗浄槽12の下部には貯水槽3
8が配備されている。貯水槽38は前記底壁10を含む
周壁40で囲まれて内部に貯水可能になってかつ一部が
吸水管42構造とされて洗浄ポンプ44に接続されてい
る。洗浄ポンプ44は前記側面側洗浄ノズル16に洗浄
水供給管46を介して接続されており、これによって側
面側洗浄ノズル16に洗浄水を供給し、その噴射孔14
から洗浄槽12内に洗浄水を噴射して食器48を洗浄可
能になっている。 【0003】上述の構成を有する従来の食器洗い乾燥機
は洗浄工程と濯ぎ工程とを有している。洗浄工程におい
ては、扉ケース4を開いて食器48を食器洗浄籠18,
20それぞれに配置したあと扉ケース4を閉じる。洗浄
ポンプ44を作動させると、洗浄ポンプ44からの洗浄
水が洗浄ノズル16の噴射孔14を介して食器洗浄籠1
8,20それぞれに配置された食器48に噴射されると
ともに食器洗浄籠18,20がモータ36によって回転
する。これによって食器48の洗浄が行われる。この場
合、食器洗浄籠18,20が回転しているので洗浄水は
各食器洗浄籠18,20に配置されている食器48と食
器48との間の空間を通って噴射されることで食器48
に付着した汚れが落とされる。次いで、濯ぎ工程におい
ては、洗浄工程と同様にして食器48に洗浄水を噴射す
ることにより、食器48に付着した汚れと洗剤とかが落
とされる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の食器洗い乾燥機
では、洗浄槽側面の洗浄ノズルだけで前記両工程が行わ
れるので、食器洗浄籠に配置する食器の点数が増えてく
ると、食器をモータで回転させるとしても、食器が障害
物となって洗浄ノズルから噴射される洗浄水をすべての
食器に十分に噴射できなくなり、食器の洗浄むらとか濯
ぎむらが発生し洗浄とか濯ぎの効率が大きく低下してし
まうおそれがあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の食器洗浄機は、
洗浄槽内に回転駆動可能な食器洗浄籠を備えかつ該洗浄
槽の側面側に洗浄ノズルを配備する一方、前記洗浄槽の
底面側にも前記洗浄槽内へ洗浄水を噴出可能な洗浄ノズ
ルを配置した構成とし、洗浄槽内の食器の洗浄を側面側
洗浄ノズルで洗浄するとともに、この側面側洗浄ノズル
では死角となって洗浄できないか洗浄が不十分な食器に
ついては底面側の洗浄ノズルで確実に洗浄できるように
して食器の洗浄むらとか濯ぎむらといった上述の課題を
解決する手段を構成している。 【0006】なお、上掲の特許請求の範囲における洗浄
ノズルの定義は後述の実施の形態における洗浄ノズルだ
けを指すように狭く解釈されるものではなく、洗浄水噴
射孔単独だけ、あるいは洗浄水噴射孔を含む洗浄ノズ
ル、あるいは洗浄ノズル単独だけのいずれも含む広い概
念のものと解釈される。 【0007】また、上掲の特許請求の範囲における洗浄
の定義は食器の洗浄単独、洗浄と濯ぎの両方、濯ぎ単独
だけのいずれも含む広い概念のものと解釈される。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態に係
る食器洗浄機について図面を参照して詳細に説明する。
本発明は食器洗浄機として食器洗い乾燥機に適用して説
明するが、これに限定されるものではなく他の食器洗浄
機に適用できる。 【0009】実施の形態1 本実施の形態1の食器洗い乾燥機について図1ないし図
3を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1に
係る食器洗い乾燥機の側面構成を示す図であり、図2は
図1の要部の平面構成を示す図であり、図3は図1の要
部の側面構成を拡大して示す図である。これらの図にお
いて図8と対応する部分には同一の符号を付している。 【0010】本実施の形態1の食器洗い乾燥機につい
て、従来のそれと共通する基本的構成についてまず説明
する。本実施の形態の食器洗い乾燥機は、本体ケース2
と、この本体ケース2に開閉自在に取り付けられた扉ケ
ース4とで構成されており、その内部には天井壁6と側
壁7と奥壁8と底壁10とで囲まれ扉ケース4側が開口
した洗浄槽12が設けられている。この洗浄槽12の奥
壁8には複数の洗浄水噴射孔14を備えた洗浄ノズル1
6(側面側洗浄ノズル)が配備されている。洗浄槽12
は内部に上下2段の食器洗浄籠18,20を有してい
る。これら食器洗浄籠18,20は複数の食器立て22
が配備された円盤形状の底部26,28の周縁に側壁3
0,32が立設されてなる構造となり、かつその底部2
6,28それぞれの中央部に共通の回転軸30を有して
いる。この回転軸30はその下端側でもって洗浄槽12
の底壁10の凸部32で支持されている。下段の食器洗
浄籠20の側壁32は回転ギア34を介してモータ36
に接続されている。両食器洗浄籠18,20はこのモー
タ36によって前記回転軸30を中心として回転駆動さ
れるようになっている。洗浄槽12の底壁10には洗浄
フィルタが取り付けられている。洗浄槽12の下部には
貯水槽38が配備されている。貯水槽38は前記底壁1
0を含む周壁40で囲まれて内部に貯水可能になってか
つ一部が吸水管42構造とされて洗浄ポンプ44に接続
されている。洗浄ポンプ44は前記側面側洗浄ノズル1
6に洗浄水供給管46を介して接続されており、これに
よって側面側洗浄ノズル16に洗浄水を供給し、その噴
射孔14から洗浄槽12内に洗浄水を噴射して食器48
を洗浄可能になっているとともに、貯水槽38内の貯水
を洗浄槽12に供給循環させられるようになっている。 【0011】そして、本実施の形態1の食器洗い乾燥機
においては、上述の構成に加えて、洗浄槽12の底壁1
0に洗浄水噴射孔50が開口され、この噴射孔50周囲
の底壁10下部とこれに対向する貯水槽38の周壁それ
ぞれの環状部52,53にL型継ぎ手構造の洗浄ノズル
54(底面側洗浄ノズル)がその一端側と中央側とで固
定されている。該底面側洗浄ノズル54の他端側は貯水
槽38の周壁40を貫通されかつOリング55で貯水槽
38の周壁40にシールされたうえで洗浄ポンプ44方
向に臨ませられている。この底面側洗浄ノズル54の他
端は吐出ホース構造の洗浄水供給管56の一端側に固定
バンド58で固定され、この洗浄水供給管56の他端側
は洗浄ポンプ44に接続された構造を具備している。な
お、図中a,bはそれぞれ側面側と底面側の洗浄ノズル
16,54それぞれからの洗浄水の噴射方向を示し、c
は符号48aで示されるガラスコップの移動方向を示
し、dは洗浄水供給管46,56内における洗浄水の流
れ方向を示している。 【0012】動作について説明する。 【0013】まず、食器洗い乾燥機の扉ケース4を開い
てそれぞれの食器洗浄籠18,20に食器48を配置さ
せるとともに、洗剤投入口から所定量の洗剤を投入して
から扉ケース4を閉じて運転を開始する。 【0014】そうすると、この食器洗い乾燥機は洗浄工
程に入る。この洗浄工程においては洗剤を含んだ洗浄水
が洗浄ポンプ44により加圧されて側面側洗浄ノズル1
6の洗浄水噴射孔14により洗浄槽12内の食器48に
向けて噴射される。この際、各食器洗浄籠18,20そ
れぞれはモータ36で回転させられていることにより側
面側洗浄ノズル16の洗浄水噴射孔14を介して食器4
8に洗浄水が噴射されて該食器48の汚れが落とされ
る。このとき、側面側洗浄ノズル16から噴射した洗浄
水を受けない位置に配置された食器48については底面
側洗浄ノズル52の洗浄水噴射孔50から同じく洗浄ポ
ンプ44により加圧された洗浄水が洗浄槽12内に噴射
されてくる。この場合、各食器洗浄籠18,20それぞ
れは回転させられていることにより各食器48それぞれ
は底面側からも洗浄水を噴射されることになり、その汚
れが確実に落とされる。 【0015】濯ぎ工程においては、同様に洗浄水を噴射
することにより各食器48それぞれには洗浄水が側面側
からも底面側からも噴射されることから、食器48の洗
剤汚れが濯ぎ落とされることになる。特にガラスコップ
のように底の深い食器(図2で符号48aで示され
る。)でも底面側洗浄ノズル52が垂直上方あるいはそ
れに近い角度でガラスコップの底まで洗浄できるからガ
ラスコップの内面の曇りを防止できるので洗浄と濯ぎの
仕上がり状態を向上させることができる。 【0016】この底面側洗浄ノズル52の構造によると
L型継ぎ手を用いたことにより洗浄槽底面部の寸法を小
さくでき、食器洗い乾燥機の外観の上下寸法がコンパク
トとなる。また底面側洗浄ノズル52他端側が洗浄ポン
プ44側に向いているから洗浄水供給管56の長さを短
くして該洗浄水供給管56の捩れを防止し組立不良の低
減に効果がある。 【0017】なお、上述の実施の形態1においては、底
面側洗浄ノズルの個数は1つであったが、これに限定さ
れるものではなく、例えば洗浄槽の底壁に複数の洗浄水
噴射孔を形成し、各洗浄水噴射孔それぞれに対応して底
面側洗浄ノズルをそれぞれ配備しても構わない。こうし
た場合では、食器洗浄籠が回転しなくても食器洗浄籠に
配置した各食器の底面側からの洗浄が可能となる。 【0018】なお、上述の実施の形態1においては、底
面側洗浄ノズルからの洗浄水の噴射方向は垂直上方であ
ったが、垂直上方ではなく、所定の傾斜を持たせて洗浄
水を噴射可能な角度を有しても構わない。 【0019】実施の形態2 本発明の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機について図
4ないし図7を参照して説明する。図4は本実施の形態
2に係る食器洗い乾燥機の側面構成を示す図であり図1
と対応する部分には同一の符号を付している。また、図
5は本実施の形態2の食器洗い乾燥機における洗浄ポン
プの正面の構成を示す図であり、図6は洗浄モードにお
ける洗浄ポンプの平面構成を示し、図7は排水モードに
おける洗浄ポンプの平面構成を示している。 【0020】上述の実施の形態1の図1で示される食器
洗い乾燥機には洗浄ポンプ44に接続されるべき排水管
の図示は省略されていたが、本実施の形態2の図4で示
される食器洗い乾燥機には洗浄ポンプ44に接続される
排水管60が図示されている。以下、図5ないし図7を
参照して本実施の形態2の洗浄ポンプ44の構造につい
て説明する。すなわち、本実施の形態2における洗浄ポ
ンプ44はモータ62の回転軸に連結されたインペラ6
4と、切換弁66とが収納配備されたポンプ室68を備
えている。このポンプ室68には側面側洗浄ノズル用の
洗浄水供給管46に接続されて該洗浄水供給管46に洗
浄水を供給する洗浄水供給口70と、底面側洗浄ノズル
用の洗浄水供給管56に接続されて該洗浄水供給管56
に洗浄水を供給する洗浄水供給口72と、前記排水管6
0に接続されて該排水管60に排水を流し込むための排
水口74と、ポンプ室68内に貯水槽38に貯水されて
いる水を吸水させて再度、洗浄水として洗浄槽12に循
環供給するために貯水槽38に吸水管42を介して接続
されて該貯水槽38からの水を取り入れる吸水口76と
を有している。さらに洗浄ポンプ室68は前記両洗浄水
供給口70、72それぞれに連通する連通口78を備
え、この連通口78を閉じるときは両洗浄水供給口7
0,72が同時に閉じられるようになっている。そし
て、切換弁66は支点66aを中心にして洗浄モードに
おいては排水口74を閉じる側に回転駆動されて該排水
口74を閉じる一方で、排水モードにおいては連通口7
8を閉じる側に回転駆動されて該連通口78を閉じて両
洗浄水供給口70、72が同時に閉じるように切り換え
られる。したがって、洗浄水供給口70、72が増えて
も、排水モードでこれらを閉じるには連通口78を閉じ
るだけでよく、その構造が簡易になるとともに、かつ排
水が連通口78が閉じることで洗浄水供給口70、72
に流入することが防止される。 【0021】したがって、本実施の形態2の食器洗い乾
燥機における洗浄ポンプ44においては、洗浄モードで
は図6で示すように切換弁66によって排水口74が閉
じられているとともに、モータ62でインペラ64が矢
印Aの反時計回りに回転駆動されることで貯水槽38内
の水が吸水管42から吸水口76を介して洗浄水として
吸水され、この吸水された洗浄水が矢印dで示される方
向で連通口78に入り、さらに矢印d1とd2とに分流
して矢印d1方向に分流の洗浄水は洗浄水供給口70か
ら側面側洗浄ノズル16方向に行き、矢印d2方向に分
流の洗浄水は洗浄水供給口72から底面側洗浄ノズル5
2方向に行く。これによって、洗浄槽12内へ循環供給
される洗浄水の量は多くなり、食器の点数が増加しても
これの洗浄を十分に行うことができる。一方、排水モー
ドでは図7で示すように切換弁66によって連通口78
が閉じられているとともに、モータ62でインペラ64
が矢印Bの時計回りに回転駆動されることで貯水槽38
内の水は吸水管42から吸水口76を介してポンプ室6
8内に矢印d3で示すように吸水されるとともに、その
吸水された水は矢印d4で示すように排水口74から排
水管60に排水される。 【0022】ところで、従来の食器洗い乾燥機において
は、図8で示すように洗浄ポンプ44には一つの洗浄水
供給口に一つの洗浄水供給管46を介して一つの側面側
洗浄ノズル16に接続した構造であったから、洗浄槽1
2内の食器48の点数が増加すると、側面側洗浄ノズル
16からのみの洗浄水の供給となり、そのため洗浄水が
食器48の洗浄には量的に不足するものとなっていた。
このような場合、本実施の形態2においては、洗浄ポン
プ44には複数の、本実施の形態2では2つの、洗浄水
供給口70,72を介して洗浄ノズル16,52を接続
した構造であるから、洗浄槽12内の食器48の点数が
増加した場合にも該洗浄槽12内には十分な洗浄水を循
環供給できることにより、食器48を十分に洗浄でき、
その洗浄性能が向上する。 【0023】 【発明の効果】以上のように本発明によれば次の効果を
得られる。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、側面側と底面側それぞ
れの洗浄ノズルによって洗浄槽内の食器に洗浄水を噴射
できない死角がなくなり、結果として、効率的に洗浄が
でき、その洗浄性能が向上することに加え、洗浄槽の底
壁にて洗浄ノズルの先端部を形成したから、側面側の洗
浄ノズルと別に底面側に洗浄ノズルを設けても、コスト
がそれほどアップすることがない。 【0025】また、本発明によれば、底面側の洗浄ノズ
ルの他端側を洗浄ポンプ方向にしたから、洗浄槽底部の
寸法を小さくでき、食器洗浄機の外観上下寸法がコンパ
クトとなる。また、この洗浄ノズル他端側が洗浄ポンプ
側に向いているから、これに吐出ホースのような洗浄水
供給管を接続するに当り、この供給管の長さを短くして
その捩れを防止し組立不良を低減するのに効果がある。 【0026】また、本発明によれば、洗浄ノズルへは、
ひとつの連通口を介して複数の洗浄供給口で分流して供
給可能となるから、複数の洗浄水供給口への供給比率を
容易に可変でき、これによって、洗浄槽内の食器に応じ
たスポット的な洗浄を効果的に行なうことが可能とな
り、洗浄能力が向上する。また分岐管に相当する部分を
ポンプ室で一体形成するのでコスト的にも有利である。 【0027】また、本発明によれば、排水モードではひ
とつの連通口のみが閉じられることにより、複数の洗浄
水供給口を同時に閉じられる構造であるから、洗浄能力
向上の洗浄供給口が増えても排水モードに際しての排水
がそれら洗浄水供給口に流入するのを簡単で安価な構造
でもって確実に防止できる。 【0028】
器洗浄機、食器を洗浄し濯ぐ食器洗浄機、食器を洗浄し
濯ぎかつ乾燥させる食器洗い乾燥機などの食器洗浄機に
かかり、特に洗浄槽内に回転駆動可能な食器洗浄籠を備
えた食器洗浄機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の食器洗浄機として食器洗い乾燥機
の構造について図8を参照して説明する。この食器洗い
乾燥機は本体ケース2と、この本体ケース2に開閉自在
に取り付けられた扉ケース4とで構成されており、その
内部には天井壁6と奥壁8と底壁10などで囲まれ扉ケ
ース4側が開口した洗浄槽12が設けられている。この
洗浄槽12の奥壁8には複数の洗浄水噴射孔14を備え
た洗浄ノズル16が配備されている。洗浄槽12は内部
に上下2段の食器洗浄籠18,20を有している。これ
ら食器洗浄籠18,20は複数の食器立て22が配備さ
れた円盤形状の底部26,28の周縁に側壁30,32
が立設されてなる構造となり、かつその底部26,28
それぞれの中央部に共通の回転軸30を有している。こ
の回転軸30はその下端側でもって洗浄槽12の底壁1
0の凸部32で支持されている。下段の食器洗浄籠20
の側壁32は回転ギア34を介してモータ36に接続さ
れている。両食器洗浄籠18,20はこのモータ36に
よって前記回転軸30を中心として回転駆動されるよう
になっている。洗浄槽12の底壁10には洗浄フィルタ
が取り付けられている。洗浄槽12の下部には貯水槽3
8が配備されている。貯水槽38は前記底壁10を含む
周壁40で囲まれて内部に貯水可能になってかつ一部が
吸水管42構造とされて洗浄ポンプ44に接続されてい
る。洗浄ポンプ44は前記側面側洗浄ノズル16に洗浄
水供給管46を介して接続されており、これによって側
面側洗浄ノズル16に洗浄水を供給し、その噴射孔14
から洗浄槽12内に洗浄水を噴射して食器48を洗浄可
能になっている。 【0003】上述の構成を有する従来の食器洗い乾燥機
は洗浄工程と濯ぎ工程とを有している。洗浄工程におい
ては、扉ケース4を開いて食器48を食器洗浄籠18,
20それぞれに配置したあと扉ケース4を閉じる。洗浄
ポンプ44を作動させると、洗浄ポンプ44からの洗浄
水が洗浄ノズル16の噴射孔14を介して食器洗浄籠1
8,20それぞれに配置された食器48に噴射されると
ともに食器洗浄籠18,20がモータ36によって回転
する。これによって食器48の洗浄が行われる。この場
合、食器洗浄籠18,20が回転しているので洗浄水は
各食器洗浄籠18,20に配置されている食器48と食
器48との間の空間を通って噴射されることで食器48
に付着した汚れが落とされる。次いで、濯ぎ工程におい
ては、洗浄工程と同様にして食器48に洗浄水を噴射す
ることにより、食器48に付着した汚れと洗剤とかが落
とされる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の食器洗い乾燥機
では、洗浄槽側面の洗浄ノズルだけで前記両工程が行わ
れるので、食器洗浄籠に配置する食器の点数が増えてく
ると、食器をモータで回転させるとしても、食器が障害
物となって洗浄ノズルから噴射される洗浄水をすべての
食器に十分に噴射できなくなり、食器の洗浄むらとか濯
ぎむらが発生し洗浄とか濯ぎの効率が大きく低下してし
まうおそれがあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の食器洗浄機は、
洗浄槽内に回転駆動可能な食器洗浄籠を備えかつ該洗浄
槽の側面側に洗浄ノズルを配備する一方、前記洗浄槽の
底面側にも前記洗浄槽内へ洗浄水を噴出可能な洗浄ノズ
ルを配置した構成とし、洗浄槽内の食器の洗浄を側面側
洗浄ノズルで洗浄するとともに、この側面側洗浄ノズル
では死角となって洗浄できないか洗浄が不十分な食器に
ついては底面側の洗浄ノズルで確実に洗浄できるように
して食器の洗浄むらとか濯ぎむらといった上述の課題を
解決する手段を構成している。 【0006】なお、上掲の特許請求の範囲における洗浄
ノズルの定義は後述の実施の形態における洗浄ノズルだ
けを指すように狭く解釈されるものではなく、洗浄水噴
射孔単独だけ、あるいは洗浄水噴射孔を含む洗浄ノズ
ル、あるいは洗浄ノズル単独だけのいずれも含む広い概
念のものと解釈される。 【0007】また、上掲の特許請求の範囲における洗浄
の定義は食器の洗浄単独、洗浄と濯ぎの両方、濯ぎ単独
だけのいずれも含む広い概念のものと解釈される。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態に係
る食器洗浄機について図面を参照して詳細に説明する。
本発明は食器洗浄機として食器洗い乾燥機に適用して説
明するが、これに限定されるものではなく他の食器洗浄
機に適用できる。 【0009】実施の形態1 本実施の形態1の食器洗い乾燥機について図1ないし図
3を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1に
係る食器洗い乾燥機の側面構成を示す図であり、図2は
図1の要部の平面構成を示す図であり、図3は図1の要
部の側面構成を拡大して示す図である。これらの図にお
いて図8と対応する部分には同一の符号を付している。 【0010】本実施の形態1の食器洗い乾燥機につい
て、従来のそれと共通する基本的構成についてまず説明
する。本実施の形態の食器洗い乾燥機は、本体ケース2
と、この本体ケース2に開閉自在に取り付けられた扉ケ
ース4とで構成されており、その内部には天井壁6と側
壁7と奥壁8と底壁10とで囲まれ扉ケース4側が開口
した洗浄槽12が設けられている。この洗浄槽12の奥
壁8には複数の洗浄水噴射孔14を備えた洗浄ノズル1
6(側面側洗浄ノズル)が配備されている。洗浄槽12
は内部に上下2段の食器洗浄籠18,20を有してい
る。これら食器洗浄籠18,20は複数の食器立て22
が配備された円盤形状の底部26,28の周縁に側壁3
0,32が立設されてなる構造となり、かつその底部2
6,28それぞれの中央部に共通の回転軸30を有して
いる。この回転軸30はその下端側でもって洗浄槽12
の底壁10の凸部32で支持されている。下段の食器洗
浄籠20の側壁32は回転ギア34を介してモータ36
に接続されている。両食器洗浄籠18,20はこのモー
タ36によって前記回転軸30を中心として回転駆動さ
れるようになっている。洗浄槽12の底壁10には洗浄
フィルタが取り付けられている。洗浄槽12の下部には
貯水槽38が配備されている。貯水槽38は前記底壁1
0を含む周壁40で囲まれて内部に貯水可能になってか
つ一部が吸水管42構造とされて洗浄ポンプ44に接続
されている。洗浄ポンプ44は前記側面側洗浄ノズル1
6に洗浄水供給管46を介して接続されており、これに
よって側面側洗浄ノズル16に洗浄水を供給し、その噴
射孔14から洗浄槽12内に洗浄水を噴射して食器48
を洗浄可能になっているとともに、貯水槽38内の貯水
を洗浄槽12に供給循環させられるようになっている。 【0011】そして、本実施の形態1の食器洗い乾燥機
においては、上述の構成に加えて、洗浄槽12の底壁1
0に洗浄水噴射孔50が開口され、この噴射孔50周囲
の底壁10下部とこれに対向する貯水槽38の周壁それ
ぞれの環状部52,53にL型継ぎ手構造の洗浄ノズル
54(底面側洗浄ノズル)がその一端側と中央側とで固
定されている。該底面側洗浄ノズル54の他端側は貯水
槽38の周壁40を貫通されかつOリング55で貯水槽
38の周壁40にシールされたうえで洗浄ポンプ44方
向に臨ませられている。この底面側洗浄ノズル54の他
端は吐出ホース構造の洗浄水供給管56の一端側に固定
バンド58で固定され、この洗浄水供給管56の他端側
は洗浄ポンプ44に接続された構造を具備している。な
お、図中a,bはそれぞれ側面側と底面側の洗浄ノズル
16,54それぞれからの洗浄水の噴射方向を示し、c
は符号48aで示されるガラスコップの移動方向を示
し、dは洗浄水供給管46,56内における洗浄水の流
れ方向を示している。 【0012】動作について説明する。 【0013】まず、食器洗い乾燥機の扉ケース4を開い
てそれぞれの食器洗浄籠18,20に食器48を配置さ
せるとともに、洗剤投入口から所定量の洗剤を投入して
から扉ケース4を閉じて運転を開始する。 【0014】そうすると、この食器洗い乾燥機は洗浄工
程に入る。この洗浄工程においては洗剤を含んだ洗浄水
が洗浄ポンプ44により加圧されて側面側洗浄ノズル1
6の洗浄水噴射孔14により洗浄槽12内の食器48に
向けて噴射される。この際、各食器洗浄籠18,20そ
れぞれはモータ36で回転させられていることにより側
面側洗浄ノズル16の洗浄水噴射孔14を介して食器4
8に洗浄水が噴射されて該食器48の汚れが落とされ
る。このとき、側面側洗浄ノズル16から噴射した洗浄
水を受けない位置に配置された食器48については底面
側洗浄ノズル52の洗浄水噴射孔50から同じく洗浄ポ
ンプ44により加圧された洗浄水が洗浄槽12内に噴射
されてくる。この場合、各食器洗浄籠18,20それぞ
れは回転させられていることにより各食器48それぞれ
は底面側からも洗浄水を噴射されることになり、その汚
れが確実に落とされる。 【0015】濯ぎ工程においては、同様に洗浄水を噴射
することにより各食器48それぞれには洗浄水が側面側
からも底面側からも噴射されることから、食器48の洗
剤汚れが濯ぎ落とされることになる。特にガラスコップ
のように底の深い食器(図2で符号48aで示され
る。)でも底面側洗浄ノズル52が垂直上方あるいはそ
れに近い角度でガラスコップの底まで洗浄できるからガ
ラスコップの内面の曇りを防止できるので洗浄と濯ぎの
仕上がり状態を向上させることができる。 【0016】この底面側洗浄ノズル52の構造によると
L型継ぎ手を用いたことにより洗浄槽底面部の寸法を小
さくでき、食器洗い乾燥機の外観の上下寸法がコンパク
トとなる。また底面側洗浄ノズル52他端側が洗浄ポン
プ44側に向いているから洗浄水供給管56の長さを短
くして該洗浄水供給管56の捩れを防止し組立不良の低
減に効果がある。 【0017】なお、上述の実施の形態1においては、底
面側洗浄ノズルの個数は1つであったが、これに限定さ
れるものではなく、例えば洗浄槽の底壁に複数の洗浄水
噴射孔を形成し、各洗浄水噴射孔それぞれに対応して底
面側洗浄ノズルをそれぞれ配備しても構わない。こうし
た場合では、食器洗浄籠が回転しなくても食器洗浄籠に
配置した各食器の底面側からの洗浄が可能となる。 【0018】なお、上述の実施の形態1においては、底
面側洗浄ノズルからの洗浄水の噴射方向は垂直上方であ
ったが、垂直上方ではなく、所定の傾斜を持たせて洗浄
水を噴射可能な角度を有しても構わない。 【0019】実施の形態2 本発明の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機について図
4ないし図7を参照して説明する。図4は本実施の形態
2に係る食器洗い乾燥機の側面構成を示す図であり図1
と対応する部分には同一の符号を付している。また、図
5は本実施の形態2の食器洗い乾燥機における洗浄ポン
プの正面の構成を示す図であり、図6は洗浄モードにお
ける洗浄ポンプの平面構成を示し、図7は排水モードに
おける洗浄ポンプの平面構成を示している。 【0020】上述の実施の形態1の図1で示される食器
洗い乾燥機には洗浄ポンプ44に接続されるべき排水管
の図示は省略されていたが、本実施の形態2の図4で示
される食器洗い乾燥機には洗浄ポンプ44に接続される
排水管60が図示されている。以下、図5ないし図7を
参照して本実施の形態2の洗浄ポンプ44の構造につい
て説明する。すなわち、本実施の形態2における洗浄ポ
ンプ44はモータ62の回転軸に連結されたインペラ6
4と、切換弁66とが収納配備されたポンプ室68を備
えている。このポンプ室68には側面側洗浄ノズル用の
洗浄水供給管46に接続されて該洗浄水供給管46に洗
浄水を供給する洗浄水供給口70と、底面側洗浄ノズル
用の洗浄水供給管56に接続されて該洗浄水供給管56
に洗浄水を供給する洗浄水供給口72と、前記排水管6
0に接続されて該排水管60に排水を流し込むための排
水口74と、ポンプ室68内に貯水槽38に貯水されて
いる水を吸水させて再度、洗浄水として洗浄槽12に循
環供給するために貯水槽38に吸水管42を介して接続
されて該貯水槽38からの水を取り入れる吸水口76と
を有している。さらに洗浄ポンプ室68は前記両洗浄水
供給口70、72それぞれに連通する連通口78を備
え、この連通口78を閉じるときは両洗浄水供給口7
0,72が同時に閉じられるようになっている。そし
て、切換弁66は支点66aを中心にして洗浄モードに
おいては排水口74を閉じる側に回転駆動されて該排水
口74を閉じる一方で、排水モードにおいては連通口7
8を閉じる側に回転駆動されて該連通口78を閉じて両
洗浄水供給口70、72が同時に閉じるように切り換え
られる。したがって、洗浄水供給口70、72が増えて
も、排水モードでこれらを閉じるには連通口78を閉じ
るだけでよく、その構造が簡易になるとともに、かつ排
水が連通口78が閉じることで洗浄水供給口70、72
に流入することが防止される。 【0021】したがって、本実施の形態2の食器洗い乾
燥機における洗浄ポンプ44においては、洗浄モードで
は図6で示すように切換弁66によって排水口74が閉
じられているとともに、モータ62でインペラ64が矢
印Aの反時計回りに回転駆動されることで貯水槽38内
の水が吸水管42から吸水口76を介して洗浄水として
吸水され、この吸水された洗浄水が矢印dで示される方
向で連通口78に入り、さらに矢印d1とd2とに分流
して矢印d1方向に分流の洗浄水は洗浄水供給口70か
ら側面側洗浄ノズル16方向に行き、矢印d2方向に分
流の洗浄水は洗浄水供給口72から底面側洗浄ノズル5
2方向に行く。これによって、洗浄槽12内へ循環供給
される洗浄水の量は多くなり、食器の点数が増加しても
これの洗浄を十分に行うことができる。一方、排水モー
ドでは図7で示すように切換弁66によって連通口78
が閉じられているとともに、モータ62でインペラ64
が矢印Bの時計回りに回転駆動されることで貯水槽38
内の水は吸水管42から吸水口76を介してポンプ室6
8内に矢印d3で示すように吸水されるとともに、その
吸水された水は矢印d4で示すように排水口74から排
水管60に排水される。 【0022】ところで、従来の食器洗い乾燥機において
は、図8で示すように洗浄ポンプ44には一つの洗浄水
供給口に一つの洗浄水供給管46を介して一つの側面側
洗浄ノズル16に接続した構造であったから、洗浄槽1
2内の食器48の点数が増加すると、側面側洗浄ノズル
16からのみの洗浄水の供給となり、そのため洗浄水が
食器48の洗浄には量的に不足するものとなっていた。
このような場合、本実施の形態2においては、洗浄ポン
プ44には複数の、本実施の形態2では2つの、洗浄水
供給口70,72を介して洗浄ノズル16,52を接続
した構造であるから、洗浄槽12内の食器48の点数が
増加した場合にも該洗浄槽12内には十分な洗浄水を循
環供給できることにより、食器48を十分に洗浄でき、
その洗浄性能が向上する。 【0023】 【発明の効果】以上のように本発明によれば次の効果を
得られる。 【0024】 【発明の効果】本発明によれば、側面側と底面側それぞ
れの洗浄ノズルによって洗浄槽内の食器に洗浄水を噴射
できない死角がなくなり、結果として、効率的に洗浄が
でき、その洗浄性能が向上することに加え、洗浄槽の底
壁にて洗浄ノズルの先端部を形成したから、側面側の洗
浄ノズルと別に底面側に洗浄ノズルを設けても、コスト
がそれほどアップすることがない。 【0025】また、本発明によれば、底面側の洗浄ノズ
ルの他端側を洗浄ポンプ方向にしたから、洗浄槽底部の
寸法を小さくでき、食器洗浄機の外観上下寸法がコンパ
クトとなる。また、この洗浄ノズル他端側が洗浄ポンプ
側に向いているから、これに吐出ホースのような洗浄水
供給管を接続するに当り、この供給管の長さを短くして
その捩れを防止し組立不良を低減するのに効果がある。 【0026】また、本発明によれば、洗浄ノズルへは、
ひとつの連通口を介して複数の洗浄供給口で分流して供
給可能となるから、複数の洗浄水供給口への供給比率を
容易に可変でき、これによって、洗浄槽内の食器に応じ
たスポット的な洗浄を効果的に行なうことが可能とな
り、洗浄能力が向上する。また分岐管に相当する部分を
ポンプ室で一体形成するのでコスト的にも有利である。 【0027】また、本発明によれば、排水モードではひ
とつの連通口のみが閉じられることにより、複数の洗浄
水供給口を同時に閉じられる構造であるから、洗浄能力
向上の洗浄供給口が増えても排水モードに際しての排水
がそれら洗浄水供給口に流入するのを簡単で安価な構造
でもって確実に防止できる。 【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の食器洗い乾燥機の側面
構成を示す図 【図2】図1の要部の平面構成を示す図 【図3】図1の要部を拡大して示す図 【図4】本発明の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機の
側面構成を示す図 【図5】図4の食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの正面構成
を示す図 【図6】洗浄モードにおける図5の洗浄ポンプの平面構
成を示す図 【図7】排水モードにおける図5の洗浄ポンプの平面構
成を示す図 【図8】従来の食器洗い乾燥機の側面構成を示す図 【符号の説明】 2 本体ケース 4 扉ケース 12 洗浄槽 14 洗浄水噴射孔 16 側面側洗浄ノズル 18 食器洗浄籠 20 食器洗浄籠 36 モータ 38 貯水槽 50 洗浄水噴射孔 54 底面側洗浄ノズル 60 排水管 62 モータ 64 インペラ 66 切換弁 68 ポンプ室 70 洗浄水供給口 72 洗浄水供給口 74 排水口 78 連通口
構成を示す図 【図2】図1の要部の平面構成を示す図 【図3】図1の要部を拡大して示す図 【図4】本発明の実施の形態2に係る食器洗い乾燥機の
側面構成を示す図 【図5】図4の食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの正面構成
を示す図 【図6】洗浄モードにおける図5の洗浄ポンプの平面構
成を示す図 【図7】排水モードにおける図5の洗浄ポンプの平面構
成を示す図 【図8】従来の食器洗い乾燥機の側面構成を示す図 【符号の説明】 2 本体ケース 4 扉ケース 12 洗浄槽 14 洗浄水噴射孔 16 側面側洗浄ノズル 18 食器洗浄籠 20 食器洗浄籠 36 モータ 38 貯水槽 50 洗浄水噴射孔 54 底面側洗浄ノズル 60 排水管 62 モータ 64 インペラ 66 切換弁 68 ポンプ室 70 洗浄水供給口 72 洗浄水供給口 74 排水口 78 連通口
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47L 15/00 - 15/42
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 洗浄槽内に回転駆動可能な食器洗浄籠を
備えかつ該洗浄槽の側面側に洗浄ノズルを配備し、前記
洗浄槽の底面側にも前記洗浄槽内へ洗浄水を噴射可能な
底面側洗浄ノズルを配置し、前記洗浄ノズルと前記底面
側洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄ポンプを備えた食
器洗浄機において、 前記洗浄槽はその底面を形成する底壁に、前記底面側洗
浄ノズルの先端部である洗浄水噴出孔を有し、 前記底面側洗浄ノズルは、前記洗浄水噴出孔周囲の前記
底面下部に一旦側が保持されるとともに、他端側が洗浄
ポンプ方向に曲げられ、直接あるいは直管を介して洗浄
ポンプの洗浄水供給口に接続された構造を有し、 前記洗浄ポンプは、洗浄水を吸水するポンプ室にひとつ
の排水口とひとつの連通口を備え、該連通口からは、前
記洗浄ノズルと底面側洗浄ノズルに洗浄水を供給する複
数の洗浄水供給口がそれぞれ共通して連通されており、 洗浄モードでは、前記排水口が切換弁により閉じられる
ことにより、前記ポンプ室に吸水された洗浄水をひとつ
の連通口を通じて前記複数の洗浄水供給口に分流して前
記洗浄ノズルと前記底面側洗浄ノズルに供給するととも
に、 排水モードでは、前記ひとつの連通口のみを切換弁で閉
じることにより、前記ポンプ室に吸水された洗浄水を排
水口を通じて排水する構造を有する ことを特徴とする食
器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17577497A JP3372454B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17577497A JP3372454B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 食器洗浄機 |
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JPH1119023A JPH1119023A (ja) | 1999-01-26 |
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ID=16002038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17577497A Expired - Fee Related JP3372454B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 食器洗浄機 |
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JP (1) | JP3372454B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20060010362A (ko) * | 2004-07-28 | 2006-02-02 | 엘지전자 주식회사 | 회전랙 구조가 구비된 식기 세척기 |
CN109512361A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-03-26 | 浙江欧琳生活健康科技有限公司 | 一种简易洗碗机 |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP17577497A patent/JP3372454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1119023A (ja) | 1999-01-26 |
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