JPH1146516A - 種子のゲル被覆加工装置 - Google Patents
種子のゲル被覆加工装置Info
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- JPH1146516A JPH1146516A JP9206712A JP20671297A JPH1146516A JP H1146516 A JPH1146516 A JP H1146516A JP 9206712 A JP9206712 A JP 9206712A JP 20671297 A JP20671297 A JP 20671297A JP H1146516 A JPH1146516 A JP H1146516A
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- seed
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01C—PLANTING; SOWING; FERTILISING
- A01C1/00—Apparatus, or methods of use thereof, for testing or treating seed, roots, or the like, prior to sowing or planting
- A01C1/06—Coating or dressing seed
Abstract
が付着したり、ゲルの外側に種子が位置したりしてい
た。 【解決手段】 種子供給部Aのホッパー3よりストッカ
ー5に種子Sを繰り出し、該ストッカーから吸着ヘッド
6により種子を吸着し、該吸着ヘッドを移動して種子を
搬送する構成において、前記ストッカーを振動板27と
バイブレータ26から構成し、該振動板の一側に凹部2
7aを構成して種子を溜め、振動板の他側にバイブレー
タを連結して、バイブレータの振動により、振動板上の
種子を浮遊させ、まり、吸着ヘッドの先端ノズル43に
進退自在に押し込みピン44を挿入し、該押し込みピン
をアクチュエーター49と連結し、種子放出時に押し込
みピンを突出するようにした。
Description
覆する装置、特に、微小種子を連続的に複数並列にゲル
被覆加工する技術に関する。
化剤を用いて、種子を被覆する技術は公知となってい
る。特開平8−149906号の技術である。該技術は
一つのノズルに一粒ずつ種子を挿入して、ゲル被覆種子
を製造するものであったために、一般の農家では十分ゲ
ル被覆種子を供給できるのであるが、種苗会社や農協や
大規模栽培農家等では供給が追いつかないのである。そ
こで、複数のノズルに同時に種子を挿入して、連続的に
ゲル被覆種子を加工する技術が公知となっている。例え
ば、特開平9−149710号の技術である。
覆加工装置によって加工できる種子は水稲等の直径7mm
〜12mm程度の種子を対象としており、それより小さい
種子の加工はできなかったのである。つまり、極小さい
種子であると、種子を供給するホッパー内で浮遊した
り、種子を吸着して搬送する吸着ノズルに種子が入り込
んで詰まりが生じたり、ゲル被覆するための加工ノズル
内に種子が付着したり、ゲルの外側に種子が位置したり
していたのである。そこで、本発明は直径7mm以下の微
小種子であっても確実にゲル被覆して、連続的に加工で
きる装置を提供するものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、種子供給部のホッパーよりス
トッカーに種子を繰り出し、該ストッカーから吸着ヘッ
ドにより種子を吸着し、該吸着ヘッドを移動して種子を
搬送する構成において、前記ストッカーを振動板とバイ
ブレータから構成し、該振動板の一側に凹部を構成して
種子を溜め、振動板の他側にバイブレータを連結して、
バイブレータの振動により、振動板上の種子を浮遊させ
たものである。
剤を吐出する吐出ノズルに種子を供給して、種子をゲル
化剤にて被覆する構成において、吸着ヘッドの先端ノズ
ルに進退自在に押し込みピンを挿入し、該押し込みピン
をアクチュエーターと連結し、種子放出時に押し込みピ
ンを突出するようにしたものである。
ノズルとゲル化剤を吐出する吐出ノズルを対向して配置
し、種子をゲル化剤上に落下させた後に、押し込みピン
の突出で種子を吐出ノズルのゲル化剤内部へ押し込むよ
うにしたものである。
ゲル化剤を吐出する複数の吐出ノズルに種子を供給し
て、各種子をゲル化剤にて被覆する構成において、前記
各吐出ノズルを軸心を中心に回転自在に平行に設けた回
転ノズル上にそれぞれ設け、該各回転ノズルの一側にピ
ニオン部をそれぞれ形成し、該ピニオン部をラックに噛
合させ、該ラックをアクチュエーターに連結し、該アク
チュエーターの作動で前記各吐出ノズルを上下方向に向
きを変更可能としたものである。
ぞれプランジャケースを連通し、該プランジャケースに
プランジャを収納し、各プランジャを連結板と連結し、
該連結板をアクチュエーターに連結し、該アクチュエー
ターの作動で前記各吐出ノズルからゲル化剤を同時に押
し出すようにしたものである。
図1は本発明のゲル被覆加工装置の正面図、図2は同じ
く平面図、図3は同じく側面図、図4はホッパーと繰出
装置の後面断面図、図5はストッカーの後面断面図、図
6は吸着ヘッドと搬送装置の側面図一部断面図、図7は
同じく平面図、図8は同じく正面断面図、図9は吸着ヘ
ッドの拡大側面断面図、図10は加工部の正面図一部断
面図、図11は同じく平面図一部断面図、図12は同じ
く側面図、図13はゲル被覆種子の加工工程を示す断面
図である。
被覆加工装置の全体構成から説明する。ゲル被覆加工装
置は種子供給部A、加工部B、硬化部C、水洗部Dから
なり、これらは架台1によって支持されている。該架台
1の下部にキャスター輪2・2・・・を設けて移動容易
としている。後述する種子供給部Aはホッパー3と繰出
装置4とストッカー5と種子Sを吸着する吸着ヘッド6
と該吸着ヘッド6を移動する搬送装置7からなり、後述
する加工部Bは架台1の中央上方に位置して、種子供給
部Aより種子を受け取り、ゲル化剤によって種子Sを被
覆して所定の大きさに形成して落下させるようにしてい
る。
下方より右方に硬化槽9を横設し、該硬化槽9内には硬
化剤を充填し、加工部Bと反対側の右端に落下口10を
形成している。また、硬化槽9の上方に搬送ベルト11
を配置し、該搬送ベルト11の外周上には一定間隔をお
いてパドル12・12・・・が搬送ベルト11の搬送方
向に対して直角方向に突設されている。該搬送ベルト1
1はモーターM1によって駆動される。
化のゲル被覆種子は硬化槽9内に落下して硬化剤と接触
し、このゲル被覆種子は搬送ベルト11の回転駆動によ
ってパドル12によって硬化槽9内を搬送され、落下口
10に至り水洗部Dに落下される。この硬化槽9内に落
ちてから水洗部Dに至るまでの時間で硬化するようにし
ており、この硬化時間は前記モーターM1の回転数を制
御することによって搬送速度が調節され、硬度を調節で
きるようにしている。
より中央部まで配設されており、該中央部に排出口13
を形成して、該排出口13の下方に製品収納容器14を
配置している。水洗部Dは水洗槽15とスクリュー16
からなり、該スクリュー16は水洗槽15内に左右方向
に前記落下口10から排出口13までの間に収納して、
図示しないモーターによって駆動される。前記落下口1
0と水洗槽15の始端側との間には漏斗状のガイド体1
7が配置され、排出口13の前工程側には水切り体18
が配置されている。
は水洗用の水が充填され、所定の硬さに硬化したゲル被
覆種子が落下口10よりガイド体17を介して水洗槽1
5の右端に落下して水に漬けられる。そして、スクリュ
ー16の回動によって、ゲル被覆種子が排出口13まで
搬送され、この搬送時にゲル被覆種子外周に付着した硬
化剤が洗い落とされて、ゲル剤の硬化が停止される。そ
して、ゲル被覆種子が排出口13の水切り体18で余分
な水を除去して製品収納容器14に落下して収容される
のである。
いて説明する。前記ホッパー3は複数、本実施例では3
台並列に配置され、各ホッパー3の下部にはそれぞれ繰
出装置4が配置されている。この繰出装置4の一つにつ
いて図4より説明する。繰出装置4は繰出ケース20内
に繰出ロール21が収納され、該繰出ロール21の軸心
位置に駆動軸22が挿入されてキー等によって相対的に
回転しないようにして、該駆動軸22の回動によって繰
出ロール21が回動されるようにしている。該駆動軸2
2の一端には図示しないモーターまたはロータリシリン
ダー等からなるアクチュエーターが配置されて回動駆動
するようにし、制御回路によって制御されている。該繰
出ロール21の外周の一部には凹部21aを形成して複
数の種子Sを嵌入できるようにしている。
パー3に連通する供給口20aを形成し、下部には落下
口20bを形成してストッカー5の上方に位置させてい
る。そして、前記供給口20aの下部には前記繰出ロー
ル21の外周面に摺接するようにブラシ23が配置され
ている。このような構成において、駆動軸22を回動す
ることによって三つの繰出ロール21が同時に駆動さ
れ、凹部21a内に嵌入した種子Sが下方に移動され、
このとき繰出ロール21の外周よりはみ出た余分な種子
Sはブラシ23によって除去されて、一定量の種子Sが
下方へ移動されて落下口20bよりストッカー5に落下
するようにし、繰出ロール21は一回転して停止され
る。
ておき、吸着ヘッド6で一つずつの種子を容易に吸着で
きるようにするためのものであり、図5に示すように、
フレーム25上にバイブレータ26と振動板27が配置
され、該バイブレータ26はフレーム25の一側(図5
における右側)に固定され、バイブレータ26の駆動軸
26aが振動板27の一側に固定されている。該振動板
27は正面視逆「へ」字状に構成して図5における左側
に種子Sを溜める凹部27aを形成し、一端を防振部材
28を介してフレーム25に取り付け、他端(図5にお
ける左側)はボルト29に緩嵌合して、バネによって上
方へ付勢し、振動板27が振動できるようにしている。
なお、凹部27aの前後には種子Sが落下しないように
側板27bが形成されている。このようにして、前記繰
出装置4より繰り出された種子Sは振動板27上に落下
して、凹部27a上に集まる。そして、バイブレータ2
6を駆動することによって振動板27が振動し、凹部2
7a上の種子Sは固まることなく浮遊し、適度にバラつ
いて、後述する吸着ヘッド6のノズルに吸着するように
している。
の左側上部に配置されており、搬送装置7は、図6、図
7、図8に示すように、枠体1上部に前後の側板30・
30が固定され、該側板30・30間に支持プレート3
1・31・31が横架されている。該右側の支持プレー
ト31・31(図7においては左側)の中途部間にロッ
ドレスシリンダー32のスライドレール32a・32a
と支持レール33・33が横架され、後側の側板30上
にレール34が固定されている。該レール34上にスラ
イドプレート35の一端(後端)が摺動自在にガイドさ
れて載置され、他側が前記ロッドレスシリンダー32上
に固定されている。該ロッドレスシリンダー32は圧縮
空気を供給して左右に駆動される。
が取り付けられており、スライドプレート35の前後略
中央上部には昇降シリンダー36が垂直方向に設けら
れ、該昇降シリンダー36のピストンロッド36a下端
に昇降フレーム37の上部が固定され、該昇降フレーム
37は門型に構成され、該昇降フレーム37両側の側板
37a・37aの外側にはスライダー39・39を設
け、前記スライドプレート35の両側より垂設したガイ
ド板40・40に前記スライダー39・39が昇降摺動
するときにガイドされるようにしている。
タリアクチュエーター41が設けられ、一方、前記側板
37aと側板37aの間には中間プレート37bがロー
タリアクチュエーター41側寄りに平行に設けられ、前
記他側の側板37aと中間プレート37bの間の下部に
ノズル本体42が回転自在に支持され、該ノズル本体4
2の一端に前記ロータリアクチュエーター41の駆動軸
41aに連結されている。該ノズル本体42はパイプ状
に構成されて、下部に一定間隔をおいて先端ノズル43
・43・・・が配置されている。本実施例では先端ノズ
ル43を8個取り付けている。前記ノズル本体42を図
示しない真空発生機と連通して、先端ノズル43より吸
引して、吸引口43aに種子Sを吸着できるようにして
いる。
押し込みピン44が進退自在に挿入されており、該押し
込みピン44の進退駆動部Eがノズル本体42の中央上
部に設けられて、種子S放出時に押し込みピン44を突
出するようにしている。即ち、図9に示すように、パイ
プ状に構成したノズル本体42の空洞部を空気通路42
aとして、その空気通路42a内に押圧プレート45が
収納され、該押圧プレート45に前記押し込みピン44
・44・・・が先端ノズル43・43・・・の位置に合
わせて垂設されている。該押し込みピン44は大径部4
4aと小径部44bより構成され、該大径部44aの先
端に小径部44bを突出し、該小径部44bの直径は後
述する吐出ノズル50の吐出孔50aの直径に合わせて
おり、該吐出ノズル50及び押し込みピン44は種子
(微小種子)の大きさに合わせて交換できるようにして
いる。前記大径部44aの外周にはバネ46が外嵌され
て、押圧プレート45を上方へ押し上げて、小径部44
bが先端ノズル43内に収納されるように付勢してい
る。また、大径部44aの下部が先端ノズル43内の空
気通路43bによって進退時のガイドをしている。
体42の空気通路42a内に収納してパッキンを介して
カバー47によって閉じて、該カバー47の前後中央に
はシリンダーからなるアクチュエーター49を固定し
て、該アクチュエーター49のピストン49aはカバー
47の中央に開口した挿入孔47aに挿入して、アクチ
ュエーター49を伸長させることによって、ピストン4
9aが挿入孔47aより突出して押圧プレート45を押
すようにしている。
リンダー32を駆動して、スライドプレート35を左方
(図7では右方)へ摺動させると、吸着ヘッド6がスト
ッカー5上方に位置し、ここで昇降シリンダー36を伸
長させると、先端ノズル43・43・・・が振動板27
の凹部27aに位置し、このとき、バイブレータ26を
駆動して種子Sを浮遊させ、真空発生機を作動し、ロー
タリアクチュエーター41を駆動して先端ノズル43を
揺動させながら、吸引口43aより吸引すると、吸引口
43aに種子Sが吸着される。この吸着したかどうかは
制御回路に接続した圧力センサーにて検知され、全ての
吸引口43aに種子Sが吸着されたかどうかを判断す
る。また、振動板27の凹部27a上に種子Sがなくな
ると、前記繰出装置4が駆動されて、ホッパー3より種
子Sが補充される。
れると、ロータリアクチュエーター41を停止し、昇降
シリンダー36を縮小して先端ノズル43を持ち上げ、
ロッドレスシリンダー32を駆動して右方へ摺動させ、
再び昇降シリンダー36を伸長させて、先端ノズル43
・43・・・を後述する加工部Bの吐出ノズル50上に
位置させ、吸引を停止して種子Sを吐出ノズル50上に
落下させ、アクチュエーター49を伸長して押圧プレー
ト45を押し下げ、押し込みピン44を先端ノズル43
の吸引口43aより突出させて、押し込みピン44で種
子Sを吐出ノズル50内に押し込むのである。そして、
アクチュエーター49を縮小するとバネ46の付勢力に
よって、押圧プレート45は持ち上げられ、押し込みピ
ン44は吸引口43aに後退して先端ノズル43内に収
納される。
ように、前後方向に設けた取付プレート51が前記架台
1に固定され、該取付プレート51の前後両側より後方
にサイドプレート52・52が突設され、該サイドプレ
ート52・52上にベースプレート53が横設されてい
る。また、サイドプレート52・52の前部上にスライ
ドプレート54が横設され、該スライドプレート54上
にラックホルダー55が前後摺動自在に嵌合され、該ラ
ックホルダー55上にラック56を固定している。該ラ
ックホルダー55の一端(本実施例では後端)にシリン
ダーからなるアクチュエーター57のピストンロッド5
7aが固定されて連結され、該アクチュエーター57は
取付プレート51とサイドプレート54に固定されてい
る。
53の中央上に前後方向に固定され、該バルブケース5
9の左面に回転ノズル60・60・・・が前記先端ノズ
ル43の位置に合わせて同数(本実施例では8個)、回
転自在に嵌合して配置されている。該回転ノズル60・
60・・・の前端には軸部60a・60a・・・を形成
して、該軸部60a・60a・・・はベアリングを介し
てベアリングホルダー61に回転自在に支持されてい
る。該ベアリングホルダー61の前後両端は支持シャフ
ト62・62を介して前記バルブケース59に固定し
て、回転ノズル60・60・・・が抜けないように支持
している。
左右中央部の外周には吐出ノズル50が固定され、該回
転ノズル60の右側の軸心部からはゲル通路60bが穿
設され、該ゲル通路60bと前記吐出ノズル50が連通
されている。また、各回転ノズル60の左部の外周には
ピニオン部60cが形成され、前記ラック56と常時噛
合されて、前記アクチュエーター57を伸縮させること
によってラック56が前後方向に摺動されて、回転ノズ
ル60を回転させるようにしている。
60b・60b・・・に連通する貫通孔59a・59a
・・・をそれぞれ左右方向に開口し、該貫通孔59a・
59a・・・にバルブ64・64・・・をそれぞれ挿入
している。該バルブ64は貫通孔59aに形成した弁座
59bに着座し、その左側を吐出ポート、右側をシリン
ダー室とし、該シリンダー室にはゲル供給ポート59c
と連通し、該ゲル供給ポート59cにホース65を連結
して、ゲル化剤を供給できるようにしている。
64a上にはダイヤフラム66が固定されて、該ダイヤ
フラム66はプランジャケース67内に収納されてい
る。そして、該シャフト部64aの端部が連結板69よ
り突出したプランジャ70に連結され、該連結板69は
シリンダーからなるアクチュエーター71のピストンロ
ッド71aに連結固定されている。なお、前記アクチュ
エーターはエアシリンダーより構成しているが、限定す
るものではなく電動シリンダーやソレノイド等で構成す
ることも可能である。
回転ノズルにおける種子Sをゲル化剤Gによって被覆す
る過程を図13にて説明する。ゲル通路60b及びバル
ブケース59の貫通孔59a内全体にはゲル化剤Gが充
填されている。この状態からアクチュエーター57が伸
長(または縮小)されて、ラック56が摺動されて、該
ラック56と噛合した回転ノズル60のピニオン部60
cが回転され、図13(a)のように、180度回転し
て吐出ノズル50が上方向きに位置される。
先端ノズル43が吐出ノズル50上方に位置され、種子
Sを吐出ノズル50の吐出孔50aのゲル化剤Gの膜上
に落下させて、続いて図13(b)のように、押し込み
ピン44を突出して、種子Sをゲル化剤G内部へ押し込
む。そして、押し込みピン44を抜いてから前記アクチ
ュエーター57が縮小(または伸長)させて、ラック5
6を逆方向に摺動し、回転ノズル60を180度回転し
て吐出ノズル50を下方向きの元の位置に位置させる。
ると、図13(c)に示すように、ダイヤフラム66も
同時に移動して、シリンダー室内のゲル化剤Gを押し、
バルブ64は弁座59bから離れて開き、吐出ノズル5
0の吐出孔50aより種子Sと気泡を含んだゲル化剤G
aが押し出される。ゲル化剤Gの押し出しが終了する
と、アクチュエーター71が縮小されると、バルブ64
は閉じ、ダイヤフラム66がゲル化剤Gを吸引しがら引
き戻され、図13(d)に示すように、押し出されたゲ
ル化剤Gaは引き戻されるゲル化剤Gに抗して自重によ
り、所定の大きさとなってゲル被覆種子として雫の如く
硬化部Cへ落下し、前述の如く処理される。以上の動作
を繰り返して連続的に加工が行われ、複数の回転ノズル
で同時に平行して加工され、大量のゲル被覆種子を加工
できるのである。
のような効果を奏するのである。即ち、種子供給部のホ
ッパーよりストッカーに種子を繰り出し、該ストッカー
から吸着ヘッドにより種子を吸着し、該吸着ヘッドを移
動して種子を搬送する構成において、前記ストッカーを
振動板とバイブレータから構成し、該振動板の一側に凹
部を構成して種子を溜め、振動板の他側にバイブレータ
を連結して、バイブレータの振動により、振動板上の種
子を浮遊させたので、種子がストッカー上でかたまった
り偏ったり、種子が存在しない部分ができたりすること
がなく、適当にバラツキ、吸着ヘッドに種子が確実に吸
着できるようになったのである。
ノズルに進退自在に押し込みピンを挿入し、該押し込み
ピンをアクチュエーターと連結し、種子放出時に押し込
みピンを突出するようにしたので、種子を吸着する先端
ノズルが押し込みピンの進退によって清掃されるように
なり、詰まりが生じることなく、確実に吸着し、また、
種子を放出するときに押し込みピンで種子を押すので、
確実に種子を放出できる。
ヘッドの先端ノズルとゲル化剤を吐出する吐出ノズルを
対向して配置し、種子をゲル化剤上に落下させた後に、
押し込みピンの突出で種子を吐出ノズルのゲル化剤内部
へ押し込むようにしたので、小さな種子であっても、そ
の種子は強制的に、かつ、確実にゲル化剤の中に入り、
ゲルの外側に種子が付着するような被覆失敗を防止で
き、加工効率を向上できたのである。
に種子を吸着し、ゲル化剤を吐出する複数の吐出ノズル
に種子を供給して、各種子をゲル化剤にて被覆する構成
において、前記各吐出ノズルを軸心を中心に回転自在に
平行に設けた回転ノズル上にそれぞれ設け、該各回転ノ
ズルの一側にピニオン部をそれぞれ形成し、該ピニオン
部をラックに噛合させ、該ラックをアクチュエーターに
連結したので、一つのアクチュエーターの作動によって
各回転ノズルを同時に回転させることができ、駆動構成
を簡単で安価に構成でき、また,アクチュエーターの作
動で前記各吐出ノズルを上下方向に向きを変更可能とし
たので、吐出ノズルを上向きとしたときに種子を受けら
れ、種子を吐出ノズルに位置させる時に落下して被覆ミ
スを生じることがなく、種子を受けた後に吐出ノズルを
下方向きとすることで、自重によってゲル化剤を落下さ
せることができる。
通路にそれぞれプランジャケースを連通し、該プランジ
ャケースにプランジャを収納し、各プランジャを連結板
と連結し、該連結板をアクチュエーターに連結し、該ア
クチュエーターの作動で前記各吐出ノズルからゲル化剤
を同時に押し出すようにしたので、一つのアクチュエー
ターによって複数の吐出ノズルから同時にゲル化剤を押
し出すことができるようになり、駆動機構が一つで安価
に構成できる。
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 種子供給部のホッパーよりストッカーに
種子を繰り出し、該ストッカーから吸着ヘッドにより種
子を吸着し、該吸着ヘッドを移動して種子を搬送する構
成において、前記ストッカーを振動板とバイブレータか
ら構成し、該振動板の一側に凹部を構成して種子を溜
め、振動板の他側にバイブレータを連結して、バイブレ
ータの振動により、振動板上の種子を浮遊させたことを
特徴とする種子のゲル被覆加工装置。 - 【請求項2】 吸着ヘッドに種子を吸着し、ゲル化剤を
吐出する吐出ノズルに種子を供給して、種子をゲル化剤
にて被覆する構成において、吸着ヘッドの先端ノズルに
進退自在に押し込みピンを挿入し、該押し込みピンをア
クチュエーターと連結し、種子放出時に押し込みピンを
突出するようにしたことを特徴とする種子のゲル被覆加
工装置。 - 【請求項3】 前記種子放出時に吸着ヘッドの先端ノズ
ルとゲル化剤を吐出する吐出ノズルを対向して配置し、
種子をゲル化剤上に落下させた後に、押し込みピンの突
出で種子を吐出ノズルのゲル化剤内部へ押し込むように
したことを特徴とする請求項2記載の種子のゲル被覆加
工装置。 - 【請求項4】 複数の吸着ヘッドに種子を吸着し、ゲル
化剤を吐出する複数の吐出ノズルに種子を供給して、各
種子をゲル化剤にて被覆する構成において、前記各吐出
ノズルを、軸心を中心に回転自在に平行に設けた回転ノ
ズル上にそれぞれ設け、該各回転ノズルの一側にピニオ
ン部をそれぞれ形成し、該ピニオン部をラックに噛合さ
せ、該ラックをアクチュエーターに連結し、該アクチュ
エーターの作動で前記各吐出ノズルを上下方向に向きを
変更可能としたことを特徴とする種子のゲル被覆加工装
置。 - 【請求項5】 複数の吸着ヘッドに種子を吸着し、ゲル
化剤を吐出する複数の吐出ノズルに種子を供給して、各
種子をゲル化剤にて被覆する構成において、前記各吐出
ノズルのゲル通路にそれぞれプランジャケースを連通
し、該プランジャケースにプランジャを収納し、各プラ
ンジャを連結板と連結し、該連結板をアクチュエーター
に連結し、該アクチュエーターの作動で前記各吐出ノズ
ルからゲル化剤を同時に押し出すようにしたことを特徴
とする種子のゲル被覆加工装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20671297A JP3928010B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 種子のゲル被覆加工装置 |
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