JPH1146446A - 無効電力発生装置及び無効電力発生方法 - Google Patents
無効電力発生装置及び無効電力発生方法Info
- Publication number
- JPH1146446A JPH1146446A JP9200416A JP20041697A JPH1146446A JP H1146446 A JPH1146446 A JP H1146446A JP 9200416 A JP9200416 A JP 9200416A JP 20041697 A JP20041697 A JP 20041697A JP H1146446 A JPH1146446 A JP H1146446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- current
- series
- reactive power
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
Landscapes
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 系統事故時または有効電力反転時に、安定し
た直列型の無効電力発生装置及び無効電力制御方法を提
供するとともに、系統の有効電力の制御範囲を大きくと
れる並列補償器と直列補償装置の併用運転方式を提供す
る。 【解決手段】 電流に直交する方向で制御するため、イ
ンピーダンス制御は、電流の正相基本波を算出する方式
とし、直交電圧制御は、電圧から単位ベクトルを算出す
る方式とし、更にベクトルの誤差補正機能を付加し、系
統事故時などに直列補償装置が安定して動作できるよう
にする。また、並列補償器を系統電圧制御とし、直列補
償装置を直交電圧制御とすることにより、系統有効電力
の制御範囲を大きくする方式とした。
た直列型の無効電力発生装置及び無効電力制御方法を提
供するとともに、系統の有効電力の制御範囲を大きくと
れる並列補償器と直列補償装置の併用運転方式を提供す
る。 【解決手段】 電流に直交する方向で制御するため、イ
ンピーダンス制御は、電流の正相基本波を算出する方式
とし、直交電圧制御は、電圧から単位ベクトルを算出す
る方式とし、更にベクトルの誤差補正機能を付加し、系
統事故時などに直列補償装置が安定して動作できるよう
にする。また、並列補償器を系統電圧制御とし、直列補
償装置を直交電圧制御とすることにより、系統有効電力
の制御範囲を大きくする方式とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統の有効
電力、無効電力を調整するために、電力系統に対して進
相無効電力、遅相無効電力を発生する無効電力発生装置
及び無効電力発生方法に関するものである。
電力、無効電力を調整するために、電力系統に対して進
相無効電力、遅相無効電力を発生する無効電力発生装置
及び無効電力発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13乃至図15は、例えば米国で発表
された論文「IEEE、96 WM120−6 PWR
D」に示された従来の電力系統を2つの電圧源に置き換
えた2機モデルにおいて、直列補償型の無効電力発生装
置を適用した場合の動作原理を示すものである。
された論文「IEEE、96 WM120−6 PWR
D」に示された従来の電力系統を2つの電圧源に置き換
えた2機モデルにおいて、直列補償型の無効電力発生装
置を適用した場合の動作原理を示すものである。
【0003】図13において、符号1a、1bは系統の
電源電圧、2は送電線のインピーダンス、3は2つの電
源間の位相差とインピーダンス2から決まる系統の有効
電力P、4は直列補償型の無効電力発生装置(以後、直
列補償装置と略称する)を示し、5は結合変圧器、6は
自励式インバータ変換器、7はインバータ変換器の直流
電圧源となる直流コンデンサ、8は前記直列補償装置4
が系統に対して直列に挿入する出力電圧を示す。
電源電圧、2は送電線のインピーダンス、3は2つの電
源間の位相差とインピーダンス2から決まる系統の有効
電力P、4は直列補償型の無効電力発生装置(以後、直
列補償装置と略称する)を示し、5は結合変圧器、6は
自励式インバータ変換器、7はインバータ変換器の直流
電圧源となる直流コンデンサ、8は前記直列補償装置4
が系統に対して直列に挿入する出力電圧を示す。
【0004】また、図14の(a)は、図13を簡単の
ためにモデル化した構成図、(b)及び(c)はそのベ
クトル図を示す。
ためにモデル化した構成図、(b)及び(c)はそのベ
クトル図を示す。
【0005】図15の(a)は、直列補償装置4の出力
電圧を系統のインピーダンス2を調整する方向に制御し
た場合(以後、インピーダンス制御と呼ぶ)の位相差δ
(δ=δs−δr)と有効電力Pの特性を示し、図15
の(b)は、直列補償装置4の出力電圧を電流に対して
直交する方向に制御した場合(以後、直交電圧制御と呼
ぶ)の位相差δと有効電力Pの特性を示す。
電圧を系統のインピーダンス2を調整する方向に制御し
た場合(以後、インピーダンス制御と呼ぶ)の位相差δ
(δ=δs−δr)と有効電力Pの特性を示し、図15
の(b)は、直列補償装置4の出力電圧を電流に対して
直交する方向に制御した場合(以後、直交電圧制御と呼
ぶ)の位相差δと有効電力Pの特性を示す。
【0006】次に、この従来例の動作について説明す
る。図13、14において、系統電流に対して直交する
方向に、且つ大きさが系統電流に比例するように直列補
償装置4の出力電圧8の電圧ベクトルを制御することに
より、系統のインピーダンス2を調整できるので、以後
これをインピーダンス制御と呼ぶ。
る。図13、14において、系統電流に対して直交する
方向に、且つ大きさが系統電流に比例するように直列補
償装置4の出力電圧8の電圧ベクトルを制御することに
より、系統のインピーダンス2を調整できるので、以後
これをインピーダンス制御と呼ぶ。
【0007】調整するインピーダンス量Xcを発生する
ために直列補償装置4が出力する電圧ベクトルは次式と
なる。 V_q=Xc・I_・e-j90° この結果、系統の有効電力は次式となる。 P=(V2/XL){1/(1−S)}sinδ 但し、V_s=V_r=V,S=Xc/XL このPをV2/XLで単位化したP−δ特性を図15の
(a)に示す。図15の(a)より直列補償装置4で、
系統のインピーダンス2を調整することで、系統の有効
電力Pを制御できるがことが分かる。
ために直列補償装置4が出力する電圧ベクトルは次式と
なる。 V_q=Xc・I_・e-j90° この結果、系統の有効電力は次式となる。 P=(V2/XL){1/(1−S)}sinδ 但し、V_s=V_r=V,S=Xc/XL このPをV2/XLで単位化したP−δ特性を図15の
(a)に示す。図15の(a)より直列補償装置4で、
系統のインピーダンス2を調整することで、系統の有効
電力Pを制御できるがことが分かる。
【0008】また、系統電流に対して直交する方向に直
列補償装置4の出力電圧8の電圧ベクトルを制御する。
以後、これを直交電圧制御と呼ぶ。
列補償装置4の出力電圧8の電圧ベクトルを制御する。
以後、これを直交電圧制御と呼ぶ。
【0009】系統に直列に挿入する直交電圧量Vqを発
生するために、直列補償装置4が出力する電圧ベクトル
は次式となる。 V_c=Vq・(I_/|I_|)・e±j90° この結果、系統の有効電力は次式となる。 P=(V2/XL){sinδ+(Vq/V)cos
(δ/2)} 但し、V_1=V_2=V このPをV2/XLで単位化したP−δ特性を図15の
(b)に示す。図15の(b)より直列補償装置4で、
系統に挿入する直交電圧を調整することにより、系統の
有効電力Pを制御でき、且つ有効電力の方向を逆転でき
ることが分かる。
生するために、直列補償装置4が出力する電圧ベクトル
は次式となる。 V_c=Vq・(I_/|I_|)・e±j90° この結果、系統の有効電力は次式となる。 P=(V2/XL){sinδ+(Vq/V)cos
(δ/2)} 但し、V_1=V_2=V このPをV2/XLで単位化したP−δ特性を図15の
(b)に示す。図15の(b)より直列補償装置4で、
系統に挿入する直交電圧を調整することにより、系統の
有効電力Pを制御でき、且つ有効電力の方向を逆転でき
ることが分かる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式は、以上の
ように構成されているので、直列補償型の無効電力発生
装置のインピーダンス制御と直交電圧制御は、1線地絡
のような不平衡系統事故の場合には、系統電流は正相分
以外に逆相分、直流分を含む電流となり、この電流を使
用して、系統に挿入するインピーダンスまたは電流に対
して直交する電圧を調整するための電圧を発生すると、
逆相分、直流分を含む電圧を発生することになり、その
結果、結合変圧器を偏磁させてインバータ過電流とな
り、インバータ装置の保護が働き運転できなくなるとい
う問題点があった。
ように構成されているので、直列補償型の無効電力発生
装置のインピーダンス制御と直交電圧制御は、1線地絡
のような不平衡系統事故の場合には、系統電流は正相分
以外に逆相分、直流分を含む電流となり、この電流を使
用して、系統に挿入するインピーダンスまたは電流に対
して直交する電圧を調整するための電圧を発生すると、
逆相分、直流分を含む電圧を発生することになり、その
結果、結合変圧器を偏磁させてインバータ過電流とな
り、インバータ装置の保護が働き運転できなくなるとい
う問題点があった。
【0011】また、インピーダンス制御と直交電圧制御
は、系統電流の方向を逆転させる系統事故の場合は、系
統電流の方向が瞬時に逆転するため、この電流を使用し
て前記インピーダンスまたは電流に対して直交する電圧
を制御しようとすると、電圧ベクトル演算に誤差が生
じ、系統と変換器との間に急激な有効電力のやり取りが
発生して、直流コンデンサ電圧が変動し、直流コンデン
サの過電圧となりインバータ装置の保護が働き運転でき
なくなるという問題点もあった。
は、系統電流の方向を逆転させる系統事故の場合は、系
統電流の方向が瞬時に逆転するため、この電流を使用し
て前記インピーダンスまたは電流に対して直交する電圧
を制御しようとすると、電圧ベクトル演算に誤差が生
じ、系統と変換器との間に急激な有効電力のやり取りが
発生して、直流コンデンサ電圧が変動し、直流コンデン
サの過電圧となりインバータ装置の保護が働き運転でき
なくなるという問題点もあった。
【0012】さらに、直交電圧制御では、系統電流が零
になると、補償電圧の演算において、零で除算すること
になるため演算できず、補償電圧が不定となるという問
題点もあった。
になると、補償電圧の演算において、零で除算すること
になるため演算できず、補償電圧が不定となるという問
題点もあった。
【0013】さらにまた、インピーダンス制御と直交電
圧制御とを使用して電力系統の有効電力を制御すると、
直流補償装置が発生した無効電力により、系統の無効電
力が変動しその結果、系統電圧を変動させるという問題
点もあった。
圧制御とを使用して電力系統の有効電力を制御すると、
直流補償装置が発生した無効電力により、系統の無効電
力が変動しその結果、系統電圧を変動させるという問題
点もあった。
【0014】この発明は上述したような種々の問題点を
解決するためになされたものであり、系統電流が逆相
分、零相分、直流分を含む場合、あるいは零になる場
合、あるいは急激に反転する場合にも、直列補償装置と
して安定して運転を継続することができる無効電力発生
装置及び無効電力発生方法を得ることを目的とするもの
である。
解決するためになされたものであり、系統電流が逆相
分、零相分、直流分を含む場合、あるいは零になる場
合、あるいは急激に反転する場合にも、直列補償装置と
して安定して運転を継続することができる無効電力発生
装置及び無効電力発生方法を得ることを目的とするもの
である。
【0015】また、本発明の他の目的は、直列型の無効
電力発生装置と並列型の無効電力発生装置とを併用して
運転することにより、系統の無効電力の変動による系統
電圧変動を抑制することができる無効電力発生装置及び
無効電力発生方法を得ることである。
電力発生装置と並列型の無効電力発生装置とを併用して
運転することにより、系統の無効電力の変動による系統
電圧変動を抑制することができる無効電力発生装置及び
無効電力発生方法を得ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る無
効電力発生装置は、電力系統と、結合変圧器と、自励式
インバータ装置と、直流コンデンサと、系統電圧及び系
統電流を検出するセンサと、系統電圧の角速度を検出す
るPLL回路とで構成され、系統に対して直列に無効電
力を発生する直列補償器において、系統電流に対して同
相方向の電圧ベクトルを発生して、抵抗分を調整するこ
とにより前記直流コンデンサの電圧制御を行う制御手段
を備えるものである。
効電力発生装置は、電力系統と、結合変圧器と、自励式
インバータ装置と、直流コンデンサと、系統電圧及び系
統電流を検出するセンサと、系統電圧の角速度を検出す
るPLL回路とで構成され、系統に対して直列に無効電
力を発生する直列補償器において、系統電流に対して同
相方向の電圧ベクトルを発生して、抵抗分を調整するこ
とにより前記直流コンデンサの電圧制御を行う制御手段
を備えるものである。
【0017】請求項2の発明に係る無効電力発生装置
は、出力を制御するための制御指令に対して、指令に含
まれる直流成分を除去するために、電源周期に同期した
無駄時間と一時遅れ要素とで構成されるフィルタを備え
るものである。
は、出力を制御するための制御指令に対して、指令に含
まれる直流成分を除去するために、電源周期に同期した
無駄時間と一時遅れ要素とで構成されるフィルタを備え
るものである。
【0018】請求項3の発明に係る無効電力発生装置
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、系統
電流に対して直交した方向に且つ大きさが系統電流に比
例するように、制御するインピーダンス制御において、
前記電圧ベクトルを演算するために、系統電流の正相基
本波を検出する検出回路を備えるものである。
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、系統
電流に対して直交した方向に且つ大きさが系統電流に比
例するように、制御するインピーダンス制御において、
前記電圧ベクトルを演算するために、系統電流の正相基
本波を検出する検出回路を備えるものである。
【0019】請求項4の発明に係る無効電力発生装置
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、電流
に対して直交した方向に且つ大きさが電流に比例するよ
うに、制御するインピーダンス制御において、出力電圧
指令と系統電流とから有効電力に相当する位相差角を演
算して前記電圧ベクトルの演算誤差を補正するための検
出回路を備えるものである。
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、電流
に対して直交した方向に且つ大きさが電流に比例するよ
うに、制御するインピーダンス制御において、出力電圧
指令と系統電流とから有効電力に相当する位相差角を演
算して前記電圧ベクトルの演算誤差を補正するための検
出回路を備えるものである。
【0020】請求項5の発明に係る無効電力発生装置
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、電流
に対して直交した方向に、制御する直交電圧制御におい
て、前記電圧ベクトルを演算するために、系統電圧の正
相基本波単位ベクトルを検出する検出回路と、系統電圧
と系統電流の位相差を考慮して、前記系統電圧の正相基
本波単位ベクトルを電流に対して回転させる回転回路と
を備えるものである。
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、電流
に対して直交した方向に、制御する直交電圧制御におい
て、前記電圧ベクトルを演算するために、系統電圧の正
相基本波単位ベクトルを検出する検出回路と、系統電圧
と系統電流の位相差を考慮して、前記系統電圧の正相基
本波単位ベクトルを電流に対して回転させる回転回路と
を備えるものである。
【0021】請求項6の発明に係る無効電力発生装置
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、系統
電流に対して直交した方向に、制御する直交電圧制御に
おいて、出力電圧指令と系統電流とから有効電力に相当
する位相差角を演算して、単位電圧ベクトルを系統電流
に対して回転させる時の誤差を補正する検出回路を備え
るものである。
は、系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクトルを、系統
電流に対して直交した方向に、制御する直交電圧制御に
おいて、出力電圧指令と系統電流とから有効電力に相当
する位相差角を演算して、単位電圧ベクトルを系統電流
に対して回転させる時の誤差を補正する検出回路を備え
るものである。
【0022】請求項7の発明に係る無効電力発生装置
は、系統に直列に接続され、該系統の有効電力を調整す
るために無効電力を発生する直列補償器と、前記系統
に、前記直列補償器と直列に接続された並列補償器と、
前記直列補償器が前記系統の有効電力を調整するために
発生した無効電力を出力電圧指令と系統電流とから演算
する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記直列補償
器が発生した無効電力を吸収するように前記並列補償器
を制御するものである。
は、系統に直列に接続され、該系統の有効電力を調整す
るために無効電力を発生する直列補償器と、前記系統
に、前記直列補償器と直列に接続された並列補償器と、
前記直列補償器が前記系統の有効電力を調整するために
発生した無効電力を出力電圧指令と系統電流とから演算
する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記直列補償
器が発生した無効電力を吸収するように前記並列補償器
を制御するものである。
【0023】請求項8の発明に係る無効電力発生装置
は、並列補償器を系統電圧制御し、直列補償器を直交電
圧制御することにより、系統の有効電力の調整範囲が最
大となるようにしたものである。
は、並列補償器を系統電圧制御し、直列補償器を直交電
圧制御することにより、系統の有効電力の調整範囲が最
大となるようにしたものである。
【0024】請求項9の発明に係る無効電力発生方法
は、系統と直列に、直列補償器と並列補償器とを接続
し、前記直列補償器が系統の有効電力を調整するために
発生した無効電力を、出力電圧指令と系統電流とから演
算し、前記無効電力を吸収するように前記並列補償器を
制御するものである。
は、系統と直列に、直列補償器と並列補償器とを接続
し、前記直列補償器が系統の有効電力を調整するために
発生した無効電力を、出力電圧指令と系統電流とから演
算し、前記無効電力を吸収するように前記並列補償器を
制御するものである。
【0025】請求項10の発明に係る無効電力発生方法
は、系統と直列に、直列補償器と並列補償器とを接続
し、前記並列補償器を系統電圧制御し、前記直列補償器
を直交電圧制御することにより、系統の有効電力の調整
範囲が最大となるようにしたものである。
は、系統と直列に、直列補償器と並列補償器とを接続
し、前記並列補償器を系統電圧制御し、前記直列補償器
を直交電圧制御することにより、系統の有効電力の調整
範囲が最大となるようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0027】実施の形態1.図1乃至図3は、この発明
の実施の形態1による直列補償型の無効電力発生装置を
示すもので、上述した従来例と同一機能は同一番号で表
し、その説明を省略する。
の実施の形態1による直列補償型の無効電力発生装置を
示すもので、上述した従来例と同一機能は同一番号で表
し、その説明を省略する。
【0028】図1において、9aは系統電圧V_を検出
するセンサ、9bは直流電圧Vdcを検出するセンサ、
10は系統電流I_を検出するセンサ、11aは系統電
圧に同期した角速度θvを検出するPLL回路、12a
は直流電圧指令値Vdc-refを第1指令値発生器、
12bは系統の有効電力指令値P-refを出力する第
2指令値発生器、12cはインピーダンス指令値Xcを
出力する第3指令値発生器、13は直流電圧指令値と現
在の直流電圧から直流電圧を制御するための指令を演算
する直流電圧制御器(DCAVR)、14は掛け算器、
15は2軸の信号を回転させる回転回路(詳細は後
述)、16は加減算器、17は2軸の信号を3軸の信号
に変換する2相3相変換器(詳細は後述)、18はイン
バータ変換器のゲート信号を発生するゲートパルス発生
回路、19は有効電力検出回路(詳細は後述)、20
は、有効電力指令P-refと現在の有効電力Pから有
効電力を制御するための指令を演算する有効電力制御器
(PFC)、21はPの極性から信号を選択するスイッ
チ回路、22は正相基本波電流を検出する回路(詳細は
後述)、30は直流成分を減衰させるフィルタ(詳細は
後述)である。
するセンサ、9bは直流電圧Vdcを検出するセンサ、
10は系統電流I_を検出するセンサ、11aは系統電
圧に同期した角速度θvを検出するPLL回路、12a
は直流電圧指令値Vdc-refを第1指令値発生器、
12bは系統の有効電力指令値P-refを出力する第
2指令値発生器、12cはインピーダンス指令値Xcを
出力する第3指令値発生器、13は直流電圧指令値と現
在の直流電圧から直流電圧を制御するための指令を演算
する直流電圧制御器(DCAVR)、14は掛け算器、
15は2軸の信号を回転させる回転回路(詳細は後
述)、16は加減算器、17は2軸の信号を3軸の信号
に変換する2相3相変換器(詳細は後述)、18はイン
バータ変換器のゲート信号を発生するゲートパルス発生
回路、19は有効電力検出回路(詳細は後述)、20
は、有効電力指令P-refと現在の有効電力Pから有
効電力を制御するための指令を演算する有効電力制御器
(PFC)、21はPの極性から信号を選択するスイッ
チ回路、22は正相基本波電流を検出する回路(詳細は
後述)、30は直流成分を減衰させるフィルタ(詳細は
後述)である。
【0029】図2は、正相基本波電流検出回路22の詳
細を示し、23aは3軸の信号を2軸の正相に変換する
3相2相変換器(詳細は後述)、23bは3軸の信号を
2軸の逆相に変換する3相2相変換器(詳細は後述)、
24は高調波リップルを減衰させるローパスフィルタ、
25aは正相の2軸信号を3軸に変換する2相3相変換
器、25bは逆相の2軸信号を3軸に変換する2相3相
変換器、26a、26bはゲインである。
細を示し、23aは3軸の信号を2軸の正相に変換する
3相2相変換器(詳細は後述)、23bは3軸の信号を
2軸の逆相に変換する3相2相変換器(詳細は後述)、
24は高調波リップルを減衰させるローパスフィルタ、
25aは正相の2軸信号を3軸に変換する2相3相変換
器、25bは逆相の2軸信号を3軸に変換する2相3相
変換器、26a、26bはゲインである。
【0030】図3は、直流成分を減衰させるフィルタ3
0の詳細を示し、16は信号を加算する加算器、30a
は電源周波数Tの3分の1周期でサンプルするサンプラ
ー、30bは3分の1ゲイン、30cは一時遅れ要素を
2段構成にしたローパスフィルタを示す。
0の詳細を示し、16は信号を加算する加算器、30a
は電源周波数Tの3分の1周期でサンプルするサンプラ
ー、30bは3分の1ゲイン、30cは一時遅れ要素を
2段構成にしたローパスフィルタを示す。
【0031】次に、この実施の形態1による無効電力発
生装置の動作について説明する。初めに、実施の形態1
の主要構成要素の基本動作について説明する。
生装置の動作について説明する。初めに、実施の形態1
の主要構成要素の基本動作について説明する。
【0032】図2において、正相基本波電流検出回路2
2は、系統事故時などの場合に、系統電流に含まれる逆
相、零相、直流の成分を除去する回路であり、逆相分、
零相、直流分、正相分を含む電流を3相2相変換器23
aにより正相3相から2相に変換し、逆相は交流分2f
へ、直流分は交流分1fへ、正相分は直流分に変換され
るので、2f、1fの交流信号をローパスフィルタ24
aにより減衰させ、正相分を2相3相変換器25aによ
り2相から3相に逆変換することで逆相分と零相分と直
流分を減衰させた3相信号を取り出す。同様に、逆相分
を2相3相変換器25bにより2相から3相に逆変換し
て正相分を減衰させた3相信号を取り出す。そして、3
相上で元の信号から逆相分を減算し、再度、3相2相変
換器23bにより3相2相変換するとともにローパスフ
ィルタ24bにより逆相分、直流分の除去をすること
で、2軸の正相基本波電流I1p、qを検出する。
2は、系統事故時などの場合に、系統電流に含まれる逆
相、零相、直流の成分を除去する回路であり、逆相分、
零相、直流分、正相分を含む電流を3相2相変換器23
aにより正相3相から2相に変換し、逆相は交流分2f
へ、直流分は交流分1fへ、正相分は直流分に変換され
るので、2f、1fの交流信号をローパスフィルタ24
aにより減衰させ、正相分を2相3相変換器25aによ
り2相から3相に逆変換することで逆相分と零相分と直
流分を減衰させた3相信号を取り出す。同様に、逆相分
を2相3相変換器25bにより2相から3相に逆変換し
て正相分を減衰させた3相信号を取り出す。そして、3
相上で元の信号から逆相分を減算し、再度、3相2相変
換器23bにより3相2相変換するとともにローパスフ
ィルタ24bにより逆相分、直流分の除去をすること
で、2軸の正相基本波電流I1p、qを検出する。
【0033】図3は、指令値に含まれる直流成分(2相
3相変換した時に直流分となる成分を意味する)を除去
するフィルタ30であり、このフィルタ30は、電源周
波数の3分の1の無駄時間によるサンプラー30aと、
一時遅れ要素を2段に構成したローパスフィルタ30c
とにより、指令値変化の動作時間を一定時間(電源周
期)にすることができ、指令値に含まれる直流成分を除
去できる。この指令値を制御指令として制御すると出力
電圧に直流分を含まないので、結合変圧器5を偏磁させ
てインバータ過電流となるなどの不具合を取り除くこと
ができる。
3相変換した時に直流分となる成分を意味する)を除去
するフィルタ30であり、このフィルタ30は、電源周
波数の3分の1の無駄時間によるサンプラー30aと、
一時遅れ要素を2段に構成したローパスフィルタ30c
とにより、指令値変化の動作時間を一定時間(電源周
期)にすることができ、指令値に含まれる直流成分を除
去できる。この指令値を制御指令として制御すると出力
電圧に直流分を含まないので、結合変圧器5を偏磁させ
てインバータ過電流となるなどの不具合を取り除くこと
ができる。
【0034】3相2相変換は、次式で表され、角速度θ
で回転する3相の交流信号[A、B、C]を2軸の直流
信号[Q、P]に変換する。
で回転する3相の交流信号[A、B、C]を2軸の直流
信号[Q、P]に変換する。
【0035】
【数1】 2相3相変換は、前記3相2相変換の逆変換で、次式で
表される。
表される。
【0036】
【数2】 回転は、2軸の信号を位相を回転させる変換であり、次
式で表される。
式で表される。
【0037】
【数3】 有効電力(P)、無効電力(Q)の計算は、次式で表さ
れる。
れる。
【0038】P=Vp・Ip+Vq・Iq Q=Vp・Iq−Vq・Ip
【0039】次に、図1に戻って、この発明の実施の形
態1について詳細に説明する。インピーダンス制御にお
いて、問題となるのは、系統事故時に系統電流に含まれ
る逆相、零相、直流分であり、これを取り除くために、
系統電流を正相基本波電流検出回路22により2軸の正
相基本波電流I1p,qを検出し、電流に対して直交さ
せるために回転回路15を使用して90度回転させて、
インピーダンス方向の電流ベクトルを検出する。また、
有効電力制御器(PFC)20の出力あるいは第3指令
値発生器12cの出力する指令値Xcから直流成分除去
フィルタ30を介して得られたインピーダンス量Xc*
と、前記インピーダンス方向の電流ベクトルとを乗算し
て、インピーダンス相当の電圧指令を演算する。また、
第1指令値発生器12aの直流電圧指令(Vdc-re
f)と自励式インバータ変換器6からの直流電圧(Vd
c)の偏差を比例積分要素などにより算出した直流電圧
制御器(DCAVR)13の出力信号Rc*を、掛け算
器14により電流I_p,qと乗算して抵抗相当の電圧
指令を算出し、加算器16により前記インピーダンス相
当の電圧指令と抵抗相当の電圧指令を加算して出力電圧
指令Vcp、q*とし、これを2相3相変換器17によ
り2相3相変換して3相交流指令に変換し、ゲートパル
ス発生回路18においてインバータ変換器6のスイッチ
ングパルスが作られ、このスイッチングパルスがインバ
ータ変換器6に与えられて、電圧指令Vcp、q*に相
当した出力電圧V_cが系統に直列に挿入される。すな
わち、インピーダンス量Xc*は無効電力を発生するた
めの操作量であり、抵抗量Rc*は有効電力を発生する
ための操作量である。このインピーダンス量Xc*によ
り系統のインピーダンスを調整して系統の有効電力を調
整し、抵抗量Rc*により系統から有効電力を流入させ
て直流電圧を制御する。
態1について詳細に説明する。インピーダンス制御にお
いて、問題となるのは、系統事故時に系統電流に含まれ
る逆相、零相、直流分であり、これを取り除くために、
系統電流を正相基本波電流検出回路22により2軸の正
相基本波電流I1p,qを検出し、電流に対して直交さ
せるために回転回路15を使用して90度回転させて、
インピーダンス方向の電流ベクトルを検出する。また、
有効電力制御器(PFC)20の出力あるいは第3指令
値発生器12cの出力する指令値Xcから直流成分除去
フィルタ30を介して得られたインピーダンス量Xc*
と、前記インピーダンス方向の電流ベクトルとを乗算し
て、インピーダンス相当の電圧指令を演算する。また、
第1指令値発生器12aの直流電圧指令(Vdc-re
f)と自励式インバータ変換器6からの直流電圧(Vd
c)の偏差を比例積分要素などにより算出した直流電圧
制御器(DCAVR)13の出力信号Rc*を、掛け算
器14により電流I_p,qと乗算して抵抗相当の電圧
指令を算出し、加算器16により前記インピーダンス相
当の電圧指令と抵抗相当の電圧指令を加算して出力電圧
指令Vcp、q*とし、これを2相3相変換器17によ
り2相3相変換して3相交流指令に変換し、ゲートパル
ス発生回路18においてインバータ変換器6のスイッチ
ングパルスが作られ、このスイッチングパルスがインバ
ータ変換器6に与えられて、電圧指令Vcp、q*に相
当した出力電圧V_cが系統に直列に挿入される。すな
わち、インピーダンス量Xc*は無効電力を発生するた
めの操作量であり、抵抗量Rc*は有効電力を発生する
ための操作量である。このインピーダンス量Xc*によ
り系統のインピーダンスを調整して系統の有効電力を調
整し、抵抗量Rc*により系統から有効電力を流入させ
て直流電圧を制御する。
【0040】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2による無効電力発生装置の概略構成を示している。上
記実施の形態1では、直流電圧制御が、補償器の損失分
と電圧ベクトル演算の誤差の補正を行っていたが、この
実施の形態2では、図4に示すように、電圧ベクトル演
算の誤差を補正するために、電圧指令Vcxp、q*と
系統電流より有効電力を演算して、誤差に相当るす補正
角θpcx*を算出し、回転回路15による回転量を補
正する方式とした。
2による無効電力発生装置の概略構成を示している。上
記実施の形態1では、直流電圧制御が、補償器の損失分
と電圧ベクトル演算の誤差の補正を行っていたが、この
実施の形態2では、図4に示すように、電圧ベクトル演
算の誤差を補正するために、電圧指令Vcxp、q*と
系統電流より有効電力を演算して、誤差に相当るす補正
角θpcx*を算出し、回転回路15による回転量を補
正する方式とした。
【0041】図5に補正角θpcx*を演算する補正角
演算装置29の詳細を示す。図5において、正相基本波
電流検出回路22により正相基本波電流I1p,qを算
出し、この正相基本波電流I1p,qと電圧指令Vcx
p、q*とから、有効電力演算回路29aにより、誤差
に相当する有効電力Pcx*を次式により演算する。 Pcx*=Vcxp*・I1p+Vcxq*・I1q
演算装置29の詳細を示す。図5において、正相基本波
電流検出回路22により正相基本波電流I1p,qを算
出し、この正相基本波電流I1p,qと電圧指令Vcx
p、q*とから、有効電力演算回路29aにより、誤差
に相当する有効電力Pcx*を次式により演算する。 Pcx*=Vcxp*・I1p+Vcxq*・I1q
【0042】そして、位相角演算回路29bにより、こ
の有効電力Pcxから次式により位相角を演算する。 θpc=sin-1(Pc*/K)
の有効電力Pcxから次式により位相角を演算する。 θpc=sin-1(Pc*/K)
【0043】実施の形態3.図6は本発明の実施の形態
3による無効電力発生装置の概略構成を示している。直
交電圧制御では、電流が零になると電圧ベクトル演算で
きない問題があったが、この実施の形態3では、系統電
流の変わりに系統電圧を使用してベクトルを演算する方
式とした。
3による無効電力発生装置の概略構成を示している。直
交電圧制御では、電流が零になると電圧ベクトル演算で
きない問題があったが、この実施の形態3では、系統電
流の変わりに系統電圧を使用してベクトルを演算する方
式とした。
【0044】図6に示すように、この実施の形態3は、
図1の実施の形態1とほぼ同じ構成であるが、系統電流
I_を検出するセンサ10の後段に、系統電流の角速度
θ1を求めるPLL回路11bを付加し、図1の正相基
本波電流検出回路22を、系統電圧の正相基本波電圧単
位ベクトルを検出する回路27に置き換えた点が相違し
ている。
図1の実施の形態1とほぼ同じ構成であるが、系統電流
I_を検出するセンサ10の後段に、系統電流の角速度
θ1を求めるPLL回路11bを付加し、図1の正相基
本波電流検出回路22を、系統電圧の正相基本波電圧単
位ベクトルを検出する回路27に置き換えた点が相違し
ている。
【0045】系統電圧の正相基本波電圧単位ベクトル検
出回路27は、図7に示すように、正相基本波電流検出
回路22の次段に、単位ベクトル化回路28を付加した
構成である。
出回路27は、図7に示すように、正相基本波電流検出
回路22の次段に、単位ベクトル化回路28を付加した
構成である。
【0046】単位ベクトル化回路28は、正相基本波電
流検出回路22の出力V1p、qを次式により単位ベク
トル化する。 E_v1p、q=V1p、q/(V1p2+V1q2)1/2
流検出回路22の出力V1p、qを次式により単位ベク
トル化する。 E_v1p、q=V1p、q/(V1p2+V1q2)1/2
【0047】また、系統電圧の正相基本波電圧単位ベク
トル検出回路27は、図8に示すように、正相基本波電
流検出回路22の回路部分を簡略化してもさしさえな
い。
トル検出回路27は、図8に示すように、正相基本波電
流検出回路22の回路部分を簡略化してもさしさえな
い。
【0048】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。系統電圧の正相基本波電圧単位ベクトル検出回
路27で算出した単位ベクトルを回転回路15を使用し
て90度+電圧θVと電流θIの位相差角(θV+90
-θI)に相当する角度回転させて電流に対して直交す
る単位ベクトルを演算し、また電圧と電流の位相差角に
相当する角度回転させて電流に対して同相(抵抗方向)
の単位ベクトルを演算するものである。
明する。系統電圧の正相基本波電圧単位ベクトル検出回
路27で算出した単位ベクトルを回転回路15を使用し
て90度+電圧θVと電流θIの位相差角(θV+90
-θI)に相当する角度回転させて電流に対して直交す
る単位ベクトルを演算し、また電圧と電流の位相差角に
相当する角度回転させて電流に対して同相(抵抗方向)
の単位ベクトルを演算するものである。
【0049】実施の形態4.図9は本発明の実施の形態
4による無効電力発生装置の概略構成を示している。上
記実施の形態3では、直流電圧制御により、補償器の損
失分と電圧ベクトル演算の誤差の補正を行っていたが、
本実施の形態4では、図9のように、電圧ベクトル演算
の誤差を補正するために、電圧指令Vcxp、q*と系
統電流I_より有効電力を次の式により演算して誤差に
相当する補正角θpcx*を算出するθpcx演算回路
29(図5参照)を設け、回転回路15の出力を補正す
る方式とした。
4による無効電力発生装置の概略構成を示している。上
記実施の形態3では、直流電圧制御により、補償器の損
失分と電圧ベクトル演算の誤差の補正を行っていたが、
本実施の形態4では、図9のように、電圧ベクトル演算
の誤差を補正するために、電圧指令Vcxp、q*と系
統電流I_より有効電力を次の式により演算して誤差に
相当する補正角θpcx*を算出するθpcx演算回路
29(図5参照)を設け、回転回路15の出力を補正す
る方式とした。
【0050】θpcx*=sin-1{(Vcxp*・I
1p+Vcxq*・I1q)/k}
1p+Vcxq*・I1q)/k}
【0051】実施の形態5.図10は本発明の実施の形
態5による無効電力発生方法を実施するための無効電力
発生装置の概略構成を示している。上述したインピーダ
ンス制御または直交電圧制御を使用して系統の有効電力
を制御すると、直列補償装置は発生した無効電力により
系統電圧を変動させる場合がある。そこで、本実施の形
態5は、図10に示すように、直列補償装置が系統有効
電力制御のために発生した無効電力を補償する方式とし
た。
態5による無効電力発生方法を実施するための無効電力
発生装置の概略構成を示している。上述したインピーダ
ンス制御または直交電圧制御を使用して系統の有効電力
を制御すると、直列補償装置は発生した無効電力により
系統電圧を変動させる場合がある。そこで、本実施の形
態5は、図10に示すように、直列補償装置が系統有効
電力制御のために発生した無効電力を補償する方式とし
た。
【0052】図10において、4aは並列補償器、4b
は直列補償装置、31は系統電圧制御器、32は無効電
力制御器、33は無効電力検出回路を示す。
は直列補償装置、31は系統電圧制御器、32は無効電
力制御器、33は無効電力検出回路を示す。
【0053】直列補償装置4bと同様の構成回路の並列
補償器4aを系統に接続し、直列補償装置4bの系統有
効電力制御用の出力電圧指令と系統電流から直列補償装
置4bが発生する無効電力Qc2を次式により算出し、
これを並列補償器4aに対して無効電力指令として与
え、直列補償装置4bの無効電力を打ち消す無効電力を
並列補償器4aより発生させる。
補償器4aを系統に接続し、直列補償装置4bの系統有
効電力制御用の出力電圧指令と系統電流から直列補償装
置4bが発生する無効電力Qc2を次式により算出し、
これを並列補償器4aに対して無効電力指令として与
え、直列補償装置4bの無効電力を打ち消す無効電力を
並列補償器4aより発生させる。
【0054】 Qc2=Vcp*・I2q−Vcq*・I2p
【0055】実施の形態6.次に、並列補償器と直列補
償装置との併用運転について、図11及び図12を参照
して説明する。
償装置との併用運転について、図11及び図12を参照
して説明する。
【0056】図11は、上述の図10の系統において、
並列補償器4aで系統電圧を制御し、直列補償装置4b
で直交電圧を制御した場合のベクトル図を示しており、
系統の有効電力は次のように表される。第一区間(Vs
〜V1間)は次式で表される。 P1=(2V2/XL)sinδ1 第二区間(V1〜Vsの間)は次式で表される。 P2=(4V2/XL){sin(δ2/2)+(Vc/2V)}c
os(δ2/2)
並列補償器4aで系統電圧を制御し、直列補償装置4b
で直交電圧を制御した場合のベクトル図を示しており、
系統の有効電力は次のように表される。第一区間(Vs
〜V1間)は次式で表される。 P1=(2V2/XL)sinδ1 第二区間(V1〜Vsの間)は次式で表される。 P2=(4V2/XL){sin(δ2/2)+(Vc/2V)}c
os(δ2/2)
【0057】同様に、並列補償器4aのみで系統電圧を
制御した場合の系統の有効電力は次式となる。 P=(2V2/XL)sinδ ここで、P1=P2の条件下で、合成位相差(δ=δ1
+δ2)を計算すると、P-δは図12のようになる。
制御した場合の系統の有効電力は次式となる。 P=(2V2/XL)sinδ ここで、P1=P2の条件下で、合成位相差(δ=δ1
+δ2)を計算すると、P-δは図12のようになる。
【0058】図12より、並列補償器4aで系統電圧を
制御し、直列補償装置4bで直交電圧を制御する併用運
転は、系統の有効電力を調整する範囲を大きくとれるこ
とが分かる。
制御し、直列補償装置4bで直交電圧を制御する併用運
転は、系統の有効電力を調整する範囲を大きくとれるこ
とが分かる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、次の
ような優れた効果を奏するものである。
ような優れた効果を奏するものである。
【0060】請求項1の発明によれば、直列補償装置に
おいて、系統電流と同相方向に出力電圧を制御して系統
と補償器間で有効電力の享受を行うことにより、他の有
効電力源を持たずに直流電圧制御ができる効果がある。
おいて、系統電流と同相方向に出力電圧を制御して系統
と補償器間で有効電力の享受を行うことにより、他の有
効電力源を持たずに直流電圧制御ができる効果がある。
【0061】請求項2の発明によれば、指令値に対して
電源周期に対応した無駄時間要素フィルタを介して制御
指令とすることにより、指令値に含まれる直流成分を取
り除くことができるので、直流成分を出力しなくなり、
変圧器の鉄芯設計に対する余裕(マージン)が低減で
き、安価な装置を製作できる効果がある。
電源周期に対応した無駄時間要素フィルタを介して制御
指令とすることにより、指令値に含まれる直流成分を取
り除くことができるので、直流成分を出力しなくなり、
変圧器の鉄芯設計に対する余裕(マージン)が低減で
き、安価な装置を製作できる効果がある。
【0062】請求項3の発明によれば、インピーダンス
制御において、電流に直交する電圧ベクトルを算出する
ために使用する系統電流に対して、正相基本波を検出す
る回路を用いることにより、系統事故時の電流に対して
精度よく電圧ベクトルを算出できるので、誤差によって
生じる有効電力分の直流電圧変動が少なくなり、直流コ
ンデンサを小さくでき、安価な装置を製作できる効果が
ある。
制御において、電流に直交する電圧ベクトルを算出する
ために使用する系統電流に対して、正相基本波を検出す
る回路を用いることにより、系統事故時の電流に対して
精度よく電圧ベクトルを算出できるので、誤差によって
生じる有効電力分の直流電圧変動が少なくなり、直流コ
ンデンサを小さくでき、安価な装置を製作できる効果が
ある。
【0063】請求項4の発明によれば、インピーダンス
制御において、電流に直交する電圧ベクトルを算出する
ために使用する系統電流に対して、正相基本波を検出す
る回路を用いることにより、系統事故時の電流に対して
精度よく電圧ベクトルを算出でき、また、演算した電圧
ベクトルと電流とから有効電力に相当する位相差角を演
算して電圧ベクトルを補正するようにしたので、誤差に
よって生じる有効電力分の直流電圧変動が更に少なくな
り、直流コンデンサを小さくでき、安価な装置を製作で
きる効果がある。
制御において、電流に直交する電圧ベクトルを算出する
ために使用する系統電流に対して、正相基本波を検出す
る回路を用いることにより、系統事故時の電流に対して
精度よく電圧ベクトルを算出でき、また、演算した電圧
ベクトルと電流とから有効電力に相当する位相差角を演
算して電圧ベクトルを補正するようにしたので、誤差に
よって生じる有効電力分の直流電圧変動が更に少なくな
り、直流コンデンサを小さくでき、安価な装置を製作で
きる効果がある。
【0064】請求項5の発明によれば、直交電圧制御お
いて、電流に直交する電圧ベクトルを算出するために系
統電圧の正相基本波単位ベクトルを検出する回路を用い
ることにより、系統電流が零の時でも電圧ベクトルを算
出でき、系統の有効電力が零または反転するときでも、
調整電圧を発生できる効果がある。
いて、電流に直交する電圧ベクトルを算出するために系
統電圧の正相基本波単位ベクトルを検出する回路を用い
ることにより、系統電流が零の時でも電圧ベクトルを算
出でき、系統の有効電力が零または反転するときでも、
調整電圧を発生できる効果がある。
【0065】請求項6の発明によれば、直交電圧制御お
いて、電流に直交する電圧ベクトルを算出するために、
系統電圧の正相基本波単位ベクトルを検出する回路を用
いることにより、系統電流が零の時でも電圧ベクトルが
算出でき、また、演算した電圧ベクトルと電流から有効
電力に相当する位相差角を演算して電圧ベクトルを補正
するようにしたので、誤差によって生じる有効電力分の
直流電圧変動が少なくなり、直流コンデンサを小さくで
き、安価な装置が製作でき、且つ、系統の有効電力が零
または反転するときでも、調整電圧を発生できる効果が
ある。
いて、電流に直交する電圧ベクトルを算出するために、
系統電圧の正相基本波単位ベクトルを検出する回路を用
いることにより、系統電流が零の時でも電圧ベクトルが
算出でき、また、演算した電圧ベクトルと電流から有効
電力に相当する位相差角を演算して電圧ベクトルを補正
するようにしたので、誤差によって生じる有効電力分の
直流電圧変動が少なくなり、直流コンデンサを小さくで
き、安価な装置が製作でき、且つ、系統の有効電力が零
または反転するときでも、調整電圧を発生できる効果が
ある。
【0066】請求項7あるいは請求項9の発明によれ
ば、直列補償装置で、系統の有効電力を制御するために
出力した無効電力のみを並列補償器で補償するようにし
たので、並列補償器の容量を効率よく使用でき、系統の
無効電力を増大させることなく有効電力を調整でき、且
つ、系統電圧の変動が生じない効果がある。
ば、直列補償装置で、系統の有効電力を制御するために
出力した無効電力のみを並列補償器で補償するようにし
たので、並列補償器の容量を効率よく使用でき、系統の
無効電力を増大させることなく有効電力を調整でき、且
つ、系統電圧の変動が生じない効果がある。
【0067】請求項8あるいは請求項10の発明によれ
ば、並列補償器と直列補償装置の併用運転において、直
列補償装置は直交電圧制御し、並列補償器は系統電圧制
御することにより、それぞれの補償容量を最大限に有効
活用でき、且つ、系統の有効電力の調整範囲が他の方式
より大きくなり、逆に補償装置として必要な調整容量が
少なくなり、安価な装置を製作できる効果がある。
ば、並列補償器と直列補償装置の併用運転において、直
列補償装置は直交電圧制御し、並列補償器は系統電圧制
御することにより、それぞれの補償容量を最大限に有効
活用でき、且つ、系統の有効電力の調整範囲が他の方式
より大きくなり、逆に補償装置として必要な調整容量が
少なくなり、安価な装置を製作できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による直列補償装置
インピーダンス制御の構成図である。
インピーダンス制御の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の正相基本波電流検
出回路の構成図である。
出回路の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のフィルタの構成図
である。
である。
【図4】 この発明の実施の形態2による直列補償装置
インピーダンス制御の構成図である。
インピーダンス制御の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の補正位相角の構成
図である。
図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による直列補償装置
直交電圧制御の構成図である。
直交電圧制御の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3の正相基本波電圧単
位ベクトル検出回路の構成図である。
位ベクトル検出回路の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の正相基本波電圧単
位ベクトル検出回路の他の実施の形態の構成図である。
位ベクトル検出回路の他の実施の形態の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による直列補償装置
直交電圧制御の構成図である。
直交電圧制御の構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による直列補償装
置と並列補償器の併用運転による無効電力制御の構成図
である。
置と並列補償器の併用運転による無効電力制御の構成図
である。
【図11】 この発明の実施の形態6による直列補償装
置と並列補償器の併用運転によるベクトル図である。
置と並列補償器の併用運転によるベクトル図である。
【図12】 この発明の実施の形態6による直列補償装
置と並列補償器の併用運転によるP-δ特性図である。
置と並列補償器の併用運転によるP-δ特性図である。
【図13】 従来の直列補償装置の構成図である。
【図14】 従来の直列補償装置のモデル図とベクトル
図である。
図である。
【図15】 従来の直列補償装置のインピーダンス制御
と直交電圧制御のP-δ特性図である。
と直交電圧制御のP-δ特性図である。
1 電源電圧、2 系統インピーダンス、3 系統有効
電力、4 補償装置、5 結合変圧器、6 自励式イン
バータ変換器、7 直流コンデンサ、8 直列補償装置
出力電圧、9 電圧センサ、10 電流センサ、11
PLL回路、12 直流電圧制御基準、13 直流電圧
制御器、14 掛け算器、15 回転器、16 加減算
器、17 2相3相変換器、18 ゲートパルス発生回
路、19P検出回路、20 有効電力制御器、21 選
択スイッチ、22 正相基本波電流検出回路、23 正
相、逆相2相3相変換器、24 ローパスフィルタ、2
5a 正相の2相3相変換器、25b 逆相の2相3相
変換器、26a、26bゲイン、27 正相基本波電圧
単位ベクトル検出回路、28 単位化回路、29 補正
角演算回路、30 フィルタ、31 交流電圧制御器、
32 無効電力制御器、33 無効電力検出回路。
電力、4 補償装置、5 結合変圧器、6 自励式イン
バータ変換器、7 直流コンデンサ、8 直列補償装置
出力電圧、9 電圧センサ、10 電流センサ、11
PLL回路、12 直流電圧制御基準、13 直流電圧
制御器、14 掛け算器、15 回転器、16 加減算
器、17 2相3相変換器、18 ゲートパルス発生回
路、19P検出回路、20 有効電力制御器、21 選
択スイッチ、22 正相基本波電流検出回路、23 正
相、逆相2相3相変換器、24 ローパスフィルタ、2
5a 正相の2相3相変換器、25b 逆相の2相3相
変換器、26a、26bゲイン、27 正相基本波電圧
単位ベクトル検出回路、28 単位化回路、29 補正
角演算回路、30 フィルタ、31 交流電圧制御器、
32 無効電力制御器、33 無効電力検出回路。
Claims (10)
- 【請求項1】 電力系統と、結合変圧器と、自励式イン
バータ装置と、直流コンデンサと、系統電圧及び系統電
流を検出するセンサと、系統電圧の角速度を検出するP
LL回路とで構成され、系統に対して直列に無効電力を
発生する直列補償器において、 系統電流に対して同相方向の電圧ベクトルを発生して、
抵抗分を調整することにより前記直流コンデンサの電圧
制御を行う制御手段を備えることを特徴とする無効電力
発生装置。 - 【請求項2】 出力を制御するための制御指令に対し
て、指令に含まれる直流成分を除去するために、電源周
期に同期した無駄時間と一時遅れ要素とで構成されるフ
ィルタを備えたことを特徴とする無効電力発生装置。 - 【請求項3】 系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクト
ルを、系統電流に対して直交した方向に且つ大きさが系
統電流に比例するように、制御するインピーダンス制御
において、 前記電圧ベクトルを演算するために、系統電流の正相基
本波を検出する検出回路を備えたことを特徴とする無効
電力発生装置。 - 【請求項4】 系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクト
ルを、電流に対して直交した方向に且つ大きさが電流に
比例するように、制御するインピーダンス制御におい
て、 出力電圧指令と系統電流とから有効電力に相当する位相
差角を演算して前記電圧ベクトルの演算誤差を補正する
ための検出回路を備えたことを特徴とする無効電力発生
装置。 - 【請求項5】 系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクト
ルを、電流に対して直交した方向に、制御する直交電圧
制御において、 前記電圧ベクトルを演算するために、系統電圧の正相基
本波単位ベクトルを検出する検出回路と、 系統電圧と系統電流の位相差を考慮して、前記系統電圧
の正相基本波単位ベクトルを電流に対して回転させる回
転回路と、 を備えたことを特徴とする無効電力発生装置。 - 【請求項6】 系統に直列に挿入する電圧の電圧ベクト
ルを、系統電流に対して直交した方向に、制御する直交
電圧制御において、 出力電圧指令と系統電流とから有効電力に相当する位相
差角を演算して、単位電圧ベクトルを系統電流に対して
回転させる時の誤差を補正する検出回路を備えたことを
特徴とする無効電力発生装置。 - 【請求項7】 系統に直列に接続され、該系統の有効電
力を調整するために無効電力を発生する直列補償器と、 前記系統に、前記直列補償器と直列に接続された並列補
償器と、 前記直列補償器が前記系統の有効電力を調整するために
発生した無効電力を、出力電圧指令と系統電流とから演
算する制御回路と、 を備え、 前記制御回路は、前記直列補償器が発生した無効電力を
吸収するように前記並列補償器を制御することを特徴と
する無効電力発生装置。 - 【請求項8】 並列補償器を系統電圧制御し、直列補償
器を直交電圧制御することにより、系統の有効電力の調
整範囲が最大となるようにしたことを特徴とする無効電
力発生方法。 - 【請求項9】 系統と直列に、直列補償器と並列補償器
とを接続し、 前記直列補償器が系統の有効電力を調整するために発生
した無効電力を、出力電圧指令と系統電流とから演算
し、 前記無効電力を吸収するように前記並列補償器を制御す
ることを特徴とする無効電力発生方法。 - 【請求項10】 系統と直列に、直列補償器と並列補償
器とを接続し、 前記並列補償器を系統電圧制御し、 前記直列補償器を直交電圧制御することにより、系統の
有効電力の調整範囲が最大となるようにしたことを特徴
とする無効電力発生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20041697A JP3581528B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 無効電力発生装置及び無効電力発生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20041697A JP3581528B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 無効電力発生装置及び無効電力発生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1146446A true JPH1146446A (ja) | 1999-02-16 |
JP3581528B2 JP3581528B2 (ja) | 2004-10-27 |
Family
ID=16423961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20041697A Expired - Fee Related JP3581528B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 無効電力発生装置及び無効電力発生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3581528B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100347924C (zh) * | 2004-07-31 | 2007-11-07 | 华中科技大学 | 一种大容量静止无功发生器 |
JP2008042992A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Kansai Electric Power Co Inc:The | ループ化配電系統 |
CN103257587A (zh) * | 2013-03-29 | 2013-08-21 | 国家电网公司 | 一种滤波器投切控制仿真装置 |
KR101484064B1 (ko) * | 2013-10-02 | 2015-01-19 | (주) 세스 | 신재생 에너지의 전력제어장치 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP20041697A patent/JP3581528B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100347924C (zh) * | 2004-07-31 | 2007-11-07 | 华中科技大学 | 一种大容量静止无功发生器 |
JP2008042992A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Kansai Electric Power Co Inc:The | ループ化配電系統 |
CN103257587A (zh) * | 2013-03-29 | 2013-08-21 | 国家电网公司 | 一种滤波器投切控制仿真装置 |
KR101484064B1 (ko) * | 2013-10-02 | 2015-01-19 | (주) 세스 | 신재생 에너지의 전력제어장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3581528B2 (ja) | 2004-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5542609B2 (ja) | 無効電力補償装置 | |
US7057908B2 (en) | Method and arrangement in connection with network inverter | |
JP3321356B2 (ja) | モータ制御装置及び電気車用制御装置 | |
JPH11103527A (ja) | 高調波補償方式 | |
JP2005253262A (ja) | 電力変換装置 | |
JPH05308793A (ja) | 電力変換装置の制御回路 | |
JP3581528B2 (ja) | 無効電力発生装置及び無効電力発生方法 | |
JP2002291298A (ja) | モータ制御装置及び電気車用制御装置 | |
JP2002374681A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2887013B2 (ja) | 3相交流出力変換器の並列運転制御装置 | |
JP5078144B2 (ja) | 電力変換方法および電力変換装置 | |
JP3271319B2 (ja) | 電流検出装置 | |
JP3247252B2 (ja) | 電力変換装置の制御装置 | |
JPH07123726A (ja) | 電力変換装置 | |
JP7163641B2 (ja) | 同期電動機の制御装置 | |
JP2018023263A (ja) | 電圧補償装置 | |
JPH11103600A (ja) | 誘導発電機の電圧制御方法 | |
JP3509935B2 (ja) | 電圧形pwmコンバータの制御装置 | |
JP3252634B2 (ja) | インバータ回路の出力電圧制御方法 | |
JP2003088141A (ja) | 系統連系用電力変換装置 | |
JP3655058B2 (ja) | 自励式交直変換器の制御装置 | |
CN117318163B (zh) | 一种基于对称锁相环结构的并网变流器运行控制方法 | |
JPH08111937A (ja) | 汎用補償装置 | |
JP3419177B2 (ja) | 直流電圧変動補償回路 | |
JP2730383B2 (ja) | 交流出力変換器の並列運転制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040720 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |