JPH1146183A - 信号伝送装置および画像検査装置 - Google Patents

信号伝送装置および画像検査装置

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JPH1146183A
JPH1146183A JP9212741A JP21274197A JPH1146183A JP H1146183 A JPH1146183 A JP H1146183A JP 9212741 A JP9212741 A JP 9212741A JP 21274197 A JP21274197 A JP 21274197A JP H1146183 A JPH1146183 A JP H1146183A
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serial
transmission
parallel
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Yoshito Abe
淑人 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信号の歪みや雑音の増大による信号劣化を起こ
さず、伝送の誤りを実質的に無くすことができる信号伝
送装置と、それを適用し伝送の誤りにより良品を不良品
とする誤判定が発生しない画像検査装置を提供する。 【解決手段】送出部にはA/D変換手段、誤り訂正符号
化手段、パラレル/シリアル変換手段、送出バッファを
有し、受入部には受入バッファ、シリアル/パラレル変
換手段、誤り訂正復号化手段を有する信号伝送装置、お
よび、その信号伝送装置を具備し対象を撮像して画像信
号を得る検出部とその画像信号に基づいて対象の良否判
定を行う判定部との間で画像信号が伝送される画像検査
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージデータの伝送
および処理の技術分野に属する。特にイメージデータを
時系列で伝送する場合に好適な信号伝送装置と、検出部
と判定部が遠く離れており検出部からその信号伝送装置
により伝送される画像信号に基づいて判定部において良
否判定を行う画像検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像検査装置の検出部と判定部が離れて
いる場合には、アナログ信号(ビデオ信号)のまま伝送
するか、または、検出部においてアナログ信号に対して
A/D変換を行いディジタル信号として伝送するという
方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アナログ信号を伝送す
る場合には、一般的に伝送距離が長くなるに連れて信号
が歪み、また雑音が増大し信号劣化が避けられない。一
方、ディジタル信号を伝送する場合には、検査装置に要
求される検査精度が高く画像サイズが大きいと情報量が
極めて大きくなり、伝送クロックを高速化する必要があ
る。その伝送クロックの高速化にともない同期異常など
による伝送の誤りが増大し良品を不良品とする誤判定が
発生する。
【0004】そこで本発明の目的は、信号の歪みや雑音
の増大による信号劣化を起こさず、伝送の誤りを実質的
に無くすことができる信号伝送装置と、それを適用し、
伝送の誤りにより良品を不良品とする誤判定が発生しな
い画像検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は「送出部と
受入部から成る信号伝送装置であって、前記送出部は、
アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換手
段と、前記ディジタル信号に対して誤り訂正符号化を行
い誤り訂正符号化送出信号をパラレル信号として得る誤
り訂正符号化手段と、前記パラレル信号をシリアル信号
に変換するパラレル/シリアル変換手段と、送出するた
めに前記シリアル信号を一時記憶する送出バッファメモ
リとを有し、前記受入部は、受入れるために前記シリア
ル信号を一時記憶する受入バッファメモリと、前記シリ
アル信号をパラレル信号に変換し誤り訂正符号化受入信
号を得るシリアル/パラレル変換手段と、前記誤り訂正
符号化受入信号に対して誤り訂正復号化を行い誤り訂正
復号化信号を得る誤り訂正復号化手段とを有する、信号
伝送装置」である。
【0006】本発明によれば、信号伝送装置は送出部と
受入部から成る。その送出部において、A/D変換手段
によりアナログ信号がディジタル信号に変換され、誤り
訂正符号化手段によりそのディジタル信号に対して誤り
訂正符号化が行われ誤り訂正符号化送出信号がパラレル
信号として得られ、パラレル/シリアル変換手段により
そのパラレル信号がシリアル信号に変換され、送出する
ために送出バッファメモリによりそのシリアル信号が一
時記憶される。また、その受入部において、受入れるた
めに受入バッファメモリによりそのシリアル信号が一時
記憶され、シリアル/パラレル変換手段によりそのシリ
アル信号がパラレル信号に変換され誤り訂正符号化受入
信号が得られ、誤り訂正復号化手段により、その誤り訂
正符号化受入信号に対して誤り訂正復号化が行われ誤り
訂正復号化信号が得られる。このように、ディジタル信
号を伝送することとその伝送において誤り訂正が行われ
ることから、信号の歪みや雑音の増大による信号劣化を
起こさず、伝送の誤りを実質的に無くすことができる信
号伝送装置が提供される。
【0007】また本発明は「対象を撮像して画像信号を
得る検出部と、前記画像信号に基づいて前記対象の良否
判定を行う判定部との間で、前記画像信号を伝送する信
号伝送手段を有する画像検査装置であって、前記信号伝
送手段は送出部と受入部から成り、前記送出部は、アナ
ログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段
と、前記ディジタル信号に対して誤り訂正符号化を行い
誤り訂正符号化送出信号をパラレル信号として得る誤り
訂正符号化手段と、前記パラレル信号をシリアル信号に
変換するパラレル/シリアル変換手段と、送出するため
に前記シリアル信号を一時記憶する送出バッファメモリ
とを有し、前記受入部は、受入れるために前記シリアル
信号を一時記憶する受入バッファメモリと、前記シリア
ル信号をパラレル信号に変換し誤り訂正符号化受入信号
を得るシリアル/パラレル変換手段と、前記誤り訂正符
号化受入信号に対して誤り訂正復号化を行い誤り訂正復
号化信号を得る誤り訂正復号化手段とを有する、画像検
査装置」である。
【0008】本発明によれば、画像検査装置は対象を撮
像して画像信号を得る検出部と、その画像信号に基づい
てその対象の良否判定を行う判定部との間で、その画像
信号を伝送する信号伝送手段を有する。その信号伝送装
置は送出部と受入部から成り、その送出部において、A
/D変換手段によりアナログ信号がディジタル信号に変
換され、誤り訂正符号化手段によりそのディジタル信号
に対して誤り訂正符号化が行われ誤り訂正符号化送出信
号がパラレル信号として得られ、パラレル/シリアル変
換手段によりそのパラレル信号がシリアル信号に変換さ
れ、送出するために送出バッファメモリによりそのシリ
アル信号が一時記憶される。また、その受入部におい
て、受入れるために受入バッファメモリによりそのシリ
アル信号が一時記憶され、シリアル/パラレル変換手段
によりそのシリアル信号がパラレル信号に変換され誤り
訂正符号化受入信号が得られ、誤り訂正復号化手段によ
り、その誤り訂正符号化受入信号に対して誤り訂正復号
化が行われ誤り訂正復号化信号が得られる。このよう
に、ディジタル信号を伝送することとその伝送において
誤り訂正が行われることから、信号の歪みや雑音の増大
による信号劣化を起こさず、伝送の誤りを実質的に無く
すことができ、伝送の誤りにより良品を不良品とする誤
判定が発生しない画像検査装置が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明について実施の形態に
より説明する。図1は本発明の画像検査装置の構成の一
例を示すブロック図である。図1において、1は印刷機
において移送されるウェブの印刷物、2は印刷機のガイ
ドローラ、3はガイドローラ2の位置において印刷物1
を撮像し撮像信号を出力する撮像手段、4は撮像信号を
誤り訂正符号化送出信号に変換してシリアル信号として
送出する送出部、5はシリアル信号を受入れて誤り訂正
復号化受入信号に変換する受入部、6は誤り訂正復号化
受入信号に基づいて印刷物1の良否判定を行う判定部、
7は検査装置を操作するための指示入力を行う操作部、
8は検査状態等を表示する表示部である。
【0010】印刷機はウェブの印刷用紙に実際に印刷が
行われる印刷機本体側と、操作者が印刷機の操作や状態
の監視等を行う操作・管理側に分離される。印刷機本体
側と操作・管理側とはそれほど離れていないことが多い
が、場合によってはかなり離れていることがある。画像
検査装置の印刷機本体側の部分は、撮像手段1、送出部
4、撮像手段3の撮像領域を照明する照明手段(図示せ
ず)、印刷機によるウェブの印刷用紙の移送を検出する
移送検出手段(図示せず)、等から構成される。一方、
画像検査装置の操作・管理側の部分は、受入部5、判定
部6、操作部7、表示部8等、等から構成される。ま
た、画像検査装置の印刷機本体側の部分と操作・管理側
の部分とは、送出部4と受入部5とをつなぐ伝送路(通
信回線)によって接続されている。
【0011】信号伝送装置について説明する前に、まず
画像検査装置について説明する。印刷機においてウェブ
の印刷用紙に印刷が行われ最終の印刷ユニットから印刷
物1が排出される。撮像手段3としては、ラインセンサ
カメラ、イメージセンサカメラ等を使用することができ
る。ラインセンサカメラの場合は、ウェブの移送方向と
直角方向のセンサによって行われる主走査と、ウェブの
移送にともなうウェブの移送方向と平行方向の副走査と
により2次元の画像を読み取る。その場合は、直線状の
撮像領域においてウェブの位置が安定するように、ウェ
ブのガイドローラ2の上またはガイドローラ2の近くを
撮像領域とすることが多い。
【0012】撮像手段3によって印刷物1の印刷面の撮
像が行われ、撮像手段3からは撮像信号(画像信号)が
出力される。撮像信号は、通常、アナログ信号である。
撮像手段3が非同期で撮像信号を出力する場合には、信
号選択手段(図示せず)を設け、ウェブの移送検出手段
が出力する移送位置信号に基づいて所定の撮像信号を選
択的に送出部4に出力するようにする。また、撮像手段
3が同期して撮像信号を出力する場合には、移送位置信
号に同期させて所定の撮像信号を送出部4に出力するよ
うにする。
【0013】送出部4において、撮像信号は誤り訂正符
号化送出信号に変換されシリアル信号として送出され
る。また、受入部5において、そのシリアル信号が受入
れられ誤り訂正復号化受入信号に変換される。送出部4
と受入部5との間の伝送路において誤りが発生しても、
誤り訂正が行われることにより、この訂正復号化受入信
号は撮像信号をA/D変換して得られるディジタル信号
と実質的に一致している。信号伝送装置(信号伝送手
段)はこれら送出部4と受入部5とによって構成され
る。信号伝送装置については詳細を後述する。
【0014】判定部6は、基準となる印刷物1(良品印
刷物)を撮像して得られた訂正復号化受入信号を入力
し、それに基づいて基準画像データを生成し、RAM
(randomaccess memory)等の記憶手段(図示せず)に
格納する。これにより、検査準備が完了する。次に、検
査開始となり、検査対象となる印刷物1を撮像して得ら
れた訂正復号化受入信号を入力し、それに基づいて検査
対象画像データを生成し、RAM(random access memo
ry)等の記憶手段(図示せず)に格納する。そして判定
部6は、基準画像データと検査対象画像データとを比較
して良否判定を行い判定結果を出力する。なお、記憶手
段に格納された検査対象画像データは、検査対象となる
印刷物1が撮像されるたびに更新される。
【0015】次に、信号伝送装置について説明する。図
2は本発明の信号伝送装置の構成の一例を示すブロック
図である。図2において、図1と同一部分には同一番号
を付してある。以降の図において同一部分には同一番号
を付すものとする。図2において、21はアナログディ
ジタル変換部、22は誤り訂正符号器、23は送信バッ
ファメモリであり、これらは送出部4を構成する。ま
た、24は受信バッファメモリ、25は誤り訂正復号器
であり、これらは受入部5を構成する。
【0016】図2に示すように、送出部4にはアナログ
信号の撮像信号(画像信号)が入力され、送出部4から
はディジタル信号の誤り訂正符号化送出信号がシリアル
信号として出力される。そのシリアル信号は伝送路(通
信回線)を介して受入部5によって入力され、受入部5
からは誤り訂正復号化信号が出力される。
【0017】画像検査装置で取り込まれる画像は、要求
される検査精度と画像サイズによって異なるが、たとえ
ば、たて1024画素×よこ1024画素×濃淡8ビッ
ト(bit)で一画面が構成される。そして、印刷機上
で検査を行う場合には印刷速度によって異なるが、その
画面を一秒間に20回ほど取り込むことが必要となる。
信号伝送装置にはこの情報量の信号を画像検査装置の検
出部から判定部へ誤りなく伝送する性能が要求される。
【0018】ラインセンサカメラ等の撮像手段1により
検査対象を撮像して得られるアナログ撮像信号は送出部
4によって入力され、送出部4のアナログディジタル変
換部21においてディジタル信号に変換される。次に、
誤り訂正符号機22において、そのディジタル信号は撮
像された1ラインごとのデータの区切りを示す符号とラ
イン番号が付与される。1ラインのデータとはラインセ
ンサカメラの1回の走査で得られるデータに相当する。
イメージセンサカメラの場合には水平方向の1回の走査
で得られるデータに相当する。
【0019】このデータの区切りを示す符号とライン番
号の付与により、あるラインで同期異常等により画素の
欠損、誤挿入、等が生じたとしても、その影響が次ライ
ン以降に及ぶことを防止することができる。誤り訂正符
号機22は区切りを示す符号とライン番号を付与する
と、さらに、その1ラインのデータの内の所定の画素数
(たとえば2画素=16ビット)ごとに誤り訂正符号化
を行い誤り訂正符号化送出信号が得られる。その誤り訂
正符号化送出信号は送出バッファメモリ23に一時的に
記憶された後、所定のタイミングでビットストリーム
(bit stream)形式の信号として送出される。
【0020】送出された誤り訂正符号化送出信号は受入
部5によって誤り訂正符号化受入信号として入力され、
そのデータは受入バッファメモリ23に一時的に記憶さ
れる。すでに述べたように、誤り訂正符号化受入信号は
伝送路等において発生する誤りの影響を受けるため、誤
り訂正符号化送出信号とは必ずしも一致しない。受入バ
ッファメモリ23に一時的に記憶されたデータは、誤り
訂正復号器25において誤り訂正復号化され誤り訂正復
号化信号が得られる。同期異常等により画素の欠損、誤
挿入、等が生じている場合にはラインのデータの最後尾
においてそれぞれ補填もしくは廃棄を行い、後続するラ
インのデータへの影響を防ぐ。このようにして時系列の
データとして得られる誤り訂正復号化信号は、所定の画
像メモリに格納し、一単位の(版胴一回転分の)全体画
像のデータとして画像検査装置等において用いることが
できる。
【0021】図3は本発明の信号伝送装置の送出部4の
構成の一例を示すブロック図である。図3において、2
1’は図2のアナログディジタル変換部21に相当する
A/D変換器、23’は図2の送出バッファメモリに相
当するI/Oバッファメモリである。また、31は信号
処理装置(DSP;digital signal processor)、32
は信号処理装置31で行う信号処理のプログラムを記憶
するプログラムメモリ、33は信号処理の過程のデータ
を一時記憶する演算バッファメモリ、34はパラレル/
シリアル変換器である。信号処理装置31、プログラム
メモリ32、演算バッファメモリ33は図2の誤り訂正
符号器22に相当する。
【0022】図3に示す送出部4においては、図2にお
いても説明したように、まず入力したアナログ信号の撮
像信号(画像信号)をA/D変換器21’によりディジ
タル信号に変換する。そして、そのディジタル信号を信
号処理装置31により誤り訂正符号化し誤り訂正符号化
送出信号を得る。その後、パラレル/シリアル変換器3
4においてシリアル信号に変換し、一時的にI/Oバッ
ファメモリ23’に記憶した後、所定のタイミングで送
出する。
【0023】次に、誤り訂正符号化の処理についてより
詳細を説明する。まず、1ラインのデータにヘッダを付
与しグループ化する。たとえば、1ラインの画素データ
が1024バイト(byte)で構成されている場合に
は、その画素データ1024バイトの列の前にラインヘ
ッダーとして1バイトの00(HEX)とFF(HE
X)を置き、次に2バイトのライン番号を置く、続いて
1ラインの各画素のデータである1024バイトのデー
タを置く。これにより1ラインのデータにヘッダを付与
したヘッダ付き1ラインのデータ長は合計1028バイ
トとなる。
【0024】次に、2バイトごとに誤り訂正符号化を行
う。高速性が要求されるため符号化、復号化のいずれも
単純な方式が好ましい。この一例では、2バイト(16
ビット)を3バイト(24ビット)に符号化し、16ビ
ットの内の1ビットの誤りを訂正可能なようにする。
【0025】具体的な一例を挙げて説明する。図4は誤
り訂正符号化の方式を表として示す図である。連続する
2バイトのデータが、179、224とする。それらを
2進数で表示すると、10111001(BIN)、1
0111010(BIN)となる。図4において、情報
の項目欄にはその2バイトの2進数が4段に渡って記載
されており、情報の項目欄は4×4のマトリックスを形
成する。さらに図4において、このマトリックスの各列
と各行に偶数パリティ(P)をパリティ(P)の項目欄
に記載する。これにより図4に示す表が完成する。
【0026】この図4に示す表において、行方向に順番
に1バイトごとに区切って数値を読み出すと、1011
1001(BIN)、10111010(BIN)、0
0000110(BIN)の3バイトのデータが得られ
る。この3バイトのデータを10進表示すれば、18
5、186、6となる。すなわち、連続する2バイトの
データ179、224に対して、誤り訂正符号化の処理
を行い3バイトのデータ185、186、6が得られる
ことになる。この具体的な一例によって、他の任意の連
続するデータに対して、誤り訂正符号化の処理を行う過
程は明らかであるから、送出部4における誤り訂正符号
化の処理についての説明は以上とする。
【0027】図5は本発明の信号伝送装置の受入部5の
構成の一例を示すブロック図である。図5において、2
4’は図2の受入バッファメモリに相当するI/Oバッ
ファメモリである。また、51はシリアル/パラレル変
換器、52は信号処理装置(DSP;digital signal p
rocessor)、53は信号処理装置52で行う信号処理の
プログラムを記憶するプログラムメモリ、54は信号処
理の過程のデータを一時記憶する演算バッファメモリで
ある。シリアル/パラレル変換器51、信号処理装置5
2、プログラムメモリ53、演算バッファメモリ54は
図2の誤り訂正復号器25に相当する。
【0028】図5に示す受入部5においては、図2にお
いても説明したように、入力したシリアル信号の誤り訂
正符号化受入信号を一時的にI/Oバッファメモリ2
4’に記憶した後、そのシリアル信号をシリアル/パラ
レル変換器51によりパラレル信号に変換する。さら
に、そのパラレル信号を信号処理装置52により誤り訂
正復号化する。
【0029】次に、誤り訂正復号化の処理についてより
詳細を説明する。具体的な一例を挙げて説明する。図6
は誤り訂正復号化の方式を表として示す図である。この
一例では、3バイト(24ビット)を2バイト(16ビ
ット)に復号化する。まず3バイト(24ビット)を読
み込む。図4において送出された3バイトのデータ、1
0111001(BIN)、10111010(BI
N)、00000110(BIN)が誤って、1001
1001(BIN)、10111010(BIN)、0
0000110(BIN)となって受入れられたとす
る。図6は、この3バイトのデータを情報の項目欄とパ
リティ(P)の項目欄に行方向に順番に記載した表であ
る。
【0030】図6において、各行のパリティ(P)を調
べると、1行目のパリティ(P)が“1”となってお
り、その行の情報かパリティのいずれかが正しくないこ
とが判る。また、各列のパリティ(P)を調べると、3
列目のパリティ(P)が“1”となっており、その列の
情報かパリティのいずれかが正しくないことが判る。こ
れら2つの事柄とともに、一度に起こす誤りは通常は1
つであり一度に2つ以上の誤りを起こす確率は極めて低
いことを考え合わせる。
【0031】情報の項目欄の1行3列目のビットが誤っ
ているとすると、そのビットは“0”ではなく“1”と
なる。その場合、パリティ(P)の項目欄には誤りが無
く、誤りは1つとなる。また、パリティ(P)の項目欄
の1行目が誤っているとすると、パリティ(P)の項目
欄の3列目も誤っていることとなり、誤りは2つとな
る。また、パリティ(P)の項目欄の3列目が誤ってい
るとすると、パリティ(P)の項目欄の1行目も誤って
いることとなり、誤りは2つとなる。したがって、情報
の項目欄の1行3列目のビットが誤っている。
【0032】そこで、そのビットを“0”から“1”に
書き改め、さらに、情報の項目欄のデータだけを読み出
しパリティ(P)の項目欄のデータを削除すると、2バ
イトのデータ、10111001(BIN)、1011
1010(BIN)が得られる。それらを10進数で表
すと、179、224との2バイトとなり、誤り訂正復
号化の処理が行われたことになる。
【0033】続いて、この誤り訂正復号化においてライ
ンヘッダの確認が行われる。ラインのデータの先頭位置
に、各1バイトの00(HEX)とFF(HEX)があ
ることを確認し、これが先頭にない場合は、前のライン
で誤挿入があったものとみなし、先頭位置まで廃棄す
る。次にライン番号を確認し、その後ラインの画像デー
タ部分である1024バイトを順次読み込む。そのと
き、1024バイトに達する以前(たとえば1020〜
1023バイト)においてラインヘッダが検出された場
合には、損失があったものとみなし、不足分だけ補填す
る。補填の方式は、前のラインの同一列の画素値を当
てはめる、画像データにおいて当該画素の左上、上、
左の3画素を用いて予測値を演算する、等を適用するこ
とができる。この具体的な一例によって、他の任意の連
続するデータに対して、誤り訂正復号化の処理を行う過
程は明らかであるから、受入部5における誤り訂正復号
化の処理についての説明は以上とする。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、信号の歪
みや雑音の増大による信号劣化を起こさず、伝送の誤り
を実質的に無くすことができる信号伝送装置と、それを
適用し伝送の誤りにより良品を不良品とする誤判定が発
生しない画像検査装置とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像検査装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の信号伝送装置の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の信号伝送装置の送出部の構成の一例を
示すブロック図である。
【図4】誤り訂正符号化の方式を表として示す図であ
る。
【図5】本発明の信号伝送装置の受入部の構成の一例を
示すブロック図である。
【図6】誤り訂正復号化の方式を表として示す図であ
る。
【符号の説明】
1 印刷物 2 ガイドローラ 3 撮像手段 4 送出部 5 受入部 6 判定部 7 操作部 8 表示部 21 アナログディジタル変換部 21’ A/D変換器 22 誤り訂正符号器 23 送信バッファメモリ 23’I/Oバッファメモリ 24 受信バッファメモリ 25 誤り訂正復号器 31,52 信号処理装置(DSP) 32,53 プログラムメモリ 33,54 演算バッファメモリ 34 パラレル/シリアル変換器 51 シリアル/パラレル変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G01N 21/88 G06F 15/62 410A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送出部と受入部から成る信号伝送装置であ
    って、 前記送出部は、アナログ信号をディジタル信号に変換す
    るA/D変換手段と、前記ディジタル信号に対して誤り
    訂正符号化を行い誤り訂正符号化送出信号をパラレル信
    号として得る誤り訂正符号化手段と、前記パラレル信号
    をシリアル信号に変換するパラレル/シリアル変換手段
    と、送出するために前記シリアル信号を一時記憶する送
    出バッファメモリとを有し、 前記受入部は、受入れるために前記シリアル信号を一時
    記憶する受入バッファメモリと、前記シリアル信号をパ
    ラレル信号に変換し誤り訂正符号化受入信号を得るシリ
    アル/パラレル変換手段と、前記誤り訂正符号化受入信
    号に対して誤り訂正復号化を行い誤り訂正復号化信号を
    得る誤り訂正復号化手段とを有する、 ことを特徴とする信号伝送装置。
  2. 【請求項2】対象を撮像して画像信号を得る検出部と、
    前記画像信号に基づいて前記対象の良否判定を行う判定
    部との間で、前記画像信号を伝送する信号伝送手段を有
    する画像検査装置であって、前記信号伝送手段は送出部
    と受入部から成り、 前記送出部は、アナログ信号をディジタル信号に変換す
    るA/D変換手段と、前記ディジタル信号に対して誤り
    訂正符号化を行い誤り訂正符号化送出信号をパラレル信
    号として得る誤り訂正符号化手段と、前記パラレル信号
    をシリアル信号に変換するパラレル/シリアル変換手段
    と、送出するために前記シリアル信号を一時記憶する送
    出バッファメモリとを有し、 前記受入部は、受入れるために前記シリアル信号を一時
    記憶する受入バッファメモリと、前記シリアル信号をパ
    ラレル信号に変換し誤り訂正符号化受入信号を得るシリ
    アル/パラレル変換手段と、前記誤り訂正符号化受入信
    号に対して誤り訂正復号化を行い誤り訂正復号化信号を
    得る誤り訂正復号化手段とを有する、 ことを特徴とする画像検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62141831A (ja) * 1985-12-17 1987-06-25 Nec Corp デ−タの誤り訂正方式
JPH07276612A (ja) * 1994-04-12 1995-10-24 Datsuku Eng Kk 品質検査方法

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