JPH1146132A - 符号生成回路 - Google Patents

符号生成回路

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JPH1146132A
JPH1146132A JP9215469A JP21546997A JPH1146132A JP H1146132 A JPH1146132 A JP H1146132A JP 9215469 A JP9215469 A JP 9215469A JP 21546997 A JP21546997 A JP 21546997A JP H1146132 A JPH1146132 A JP H1146132A
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JP
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shift
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shift register
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JP9215469A
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Teruhei Shu
旭平 周
Nagaaki Shu
長明 周
Kokuriyou Kotobuki
国梁 寿
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Yozan Inc
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Yozan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のシフト量の差を有するM系列あるいは
ゴールド符号系列を同時に生成出力する。 【解決手段】 シフトレジスタ11の所定のタップの出
力をモジュロ2加算器13で加算して帰還することによ
り、所定のM系列が出力される。一方、SR11の所望
の段の出力が組み合わせ論理回路14においてモジュロ
2加算され、前記M系列に対し所望ビットだけ循環シフ
トされたシフト系列を同時に出力する。組み合わせ論理
回路14に入力するタップ位置は制御信号により設定で
き、任意のシフト系列を出力することができる。また、
カウンタ15により所定タイミング毎にSR11を初期
状態に戻すことにより、1周期のうちの一部だけを繰り
返し出力することができる。この符号生成回路を2つ用
いることによりゴールド符号系列およびそのシフト系列
を同時に出力することもできる。さらに、生成した符号
系列に任意のビットパターンを挿入することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号生成回路に関
し、特に、M系列あるいはゴールド符号系列を生成する
ための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】M系列(最大周期系列:Maximal-length
sequence)は優れた自己相関特性を有する符号系列と
して知られている。また、ゴールド(GOLD)符号系
列は、周期が等しい2種類のM系列を加算して得られる
符号系列であり、自己相関特性においてはM系列よりは
劣るものの相互相関特性および系列数の面でM系列より
もすぐれている。このようなことから、M系列およびゴ
ールド符号系列はスペクトラム拡散通信方式や測距シス
テムなどで非常によく使用されている。特にCDMA通
信システムにおいては、システムの簡便性のため、これ
らの符号とそのシフト系列が同時に使用されることが多
い。また、これらの符号系列に任意のビットパターンを
挿入した符号を生成することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、M系
列あるいはゴールド符号系列は、ある系列とそれを所定
ビット循環シフトしたシフト系列を同時に使用すること
がある。このようなときには、当該符号系列を1周期に
わたって生成し、該生成された符号系列を遅延回路等を
用いて当該ビット数だけシフトさせることにより必要と
するシフト系列を生成していた。そのために、ある系列
とそれに対し所定のシフト量を有する符号系列とを同時
に生成する場合には、そのシフト量に相当する遅延時間
を必要とするという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、M系列およびそのシフ
ト系列、あるいは、ゴールド符号系列およびそのシフト
系列を遅延を生じることなく生成することのできる符号
生成回路を提供することを目的としている。また、前記
生成したM系列およびそのシフト系列あるいはゴールド
符号系列およびそのシフト系列に任意のビットパターン
を挿入することのできる符号生成回路を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の符号生成回路は、m段(mは2以上の整
数)構成のシフトレジスタと、該シフトレジスタの所定
の段の出力について2を法とする加算を行い、その出力
が前記シフトレジスタに入力されるようになされた加算
器と、前記シフトレジスタにおける複数の段の出力につ
いてそれらの2を法とする加算を行い、前記シフトレジ
スタから出力される系列に対して任意のシフト量を有す
るシフト系列を出力する組み合わせ論理回路とを有する
ものである。
【0006】また、前記組み合わせ論理回路は、当該2
を法とする加算の対象とする前記シフトレジスタの段を
任意に選択設定することができるように構成されている
ものである。さらに、前記シフトレジスタの各段をそれ
ぞれ所定の状態に設定する状態設定手段を有する有する
ものである。さらにまた、シフトクロックを計数するカ
ウンタを有し、該カウンタの計数値が所定の値となった
ときに、前記状態設定手段により前記シフトレジスタの
各段をそれぞれ所定の状態に復帰させるようにするもの
である。さらにまた、所定のビットパターンを生成する
ビットパターン生成回路と、シフトクロックを計数する
カウンタとを有し、該カウンタの計数値が所定の値とな
ったときに、前記シフトレジスタのシフト動作を停止し
て前記ビットパターン生成回路からの所定のビットパタ
ーンを出力し、該所定のビットパターンの出力が終了し
た後前記シフトレジスタのシフト動作を再開させるよう
にしたものである。
【0007】さらにまた、前記構成を有する第1の符号
生成回路と、前記構成を有する第2の符号生成回路と、
前記第1の符号生成回路における前記シフトレジスタか
ら出力される第1の系列と前記第2の符号生成回路にお
ける前記シフトレジスタから出力されるの第2の系列と
の2を法とする加算を行い、第3の系列を出力する第1
の加算器と、前記第1の符号生成回路における前記組み
合わせ論理回路から出力される前記第1の系列に対する
シフト系列と前記第2の符号生成回路における前記組み
合わせ論理回路から出力される前記第2の系列に対する
シフト系列との2を法とする加算を行い、前記第3の系
列に対し所定のシフト量を有するシフト系列を出力する
第2の加算器とを有するものである。
【0008】さらにまた、前記第1および第2の符号生
成回路における前記各組み合わせ論理回路は、当該2を
法とする加算の対象とする前記各シフトレジスタの段を
任意に選択設定することができるように構成されている
ものである。さらにまた、前記第1および第2の符号生
成回路は、当該シフトレジスタの各段をそれぞれ所定の
状態に設定する状態設定手段を有するものである。さら
にまた、シフトクロックを計数するカウンタを有し、該
カウンタの計数値が所定の値となったときに、前記第1
および第2の符号生成回路における前記各状態設定手段
により前記各シフトレジスタの各段をそれぞれ所定の状
態に復帰させるようにしたものである。さらにまた、所
定のビットパターンを生成するビットパターン生成回路
と、シフトクロックを計数するカウンタとを有し、該カ
ウンタの計数値が所定の値となったときに前記第1およ
び第2の符号生成回路における前記各シフトレジスタの
シフト動作を停止して前記ビットパターン生成回路から
のビットパターンを出力し、該所定のビットパターンの
出力が終了した後前記各シフトレジスタのシフト動作を
再開させるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の符号生成回路の一
実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、この
図に示した符号生成回路は一つのシフトレジスタを用い
るものであり、M系列を生成出力するものとして説明す
るが、一つのシフトレジスタを用いてゴールド符号系列
を生成する場合にも全く同様に適用することができる。
図1において、11は第0段から第(m−1)段のm段
構成とされたシフトレジスタである。ここで、mは2以
上の整数である。このシフトレジスタ11は、例えば、
直列入力直列出力、並列入力並列出力いずれも可能な構
成とされており、このシフトレジスタ11の直列データ
入力端子には後述するモジュロ2加算器13の出力が、
シフトクロック入力端子には クロック信号CLKが印
加されている。また、このシフトレジスタ11の内部状
態を初期状態に設定するためのmビットの初期状態設定
データが各段の並列入力端子に印加されるようになされ
ており、動作開始時および後述するカウンタ15からの
出力により、該初期状態設定データがシフトレジスタ1
1の各段に設定されるようになされている。
【0010】121〜12m-1は、前記シフトレジスタ1
1の第1段〜第(m−1)段の出力にそれぞれ係数h1
〜hm-1を乗算する係数部である。ここで、前記係数h1
〜hm-1は、生成すべきM系列に対応してそれぞれ
「0」あるいは「1」とされており、「1」のときは当
該シフトレジスタ11の段の出力が後述する加算器13
の入力に接続され、「0」のときは加算器13の入力に
接続されないことを示している。すなわち、この係数部
121〜12m-1の係数h1〜hm-1により、前記シフトレ
ジスタ11の各段の出力を加算器13に接続するか否か
が決定されている。13は前記係数部121〜12m-1
各出力および前記シフトレジスタ11の第0段の出力に
ついて2を法とする加算(モジュロ2加算)を実行する
モジュロ2加算器であり、その出力は前記シフトレジス
タ11のデータ入力端子に帰還されている。なお、前記
シフトレジスタ11の第0段の出力は前記モジュロ2加
算器13に常に接続されているため、係数h0=1であ
るといえる。
【0011】14は、前記シフトレジスタ11の各段の
並列出力が入力される組み合わせ論理回路であり、制御
信号に応じて、前記各段の出力信号を選択し、それらの
モジュロ2加算を実行するように構成されている。15
は前記クロック信号CLKを計数するカウンタであり、
その計数値が予め設定された値となったときに、前記シ
フトレジスタ11の内部状態を前記初期状態に設定する
ための制御信号を出力する。すなわち、この制御信号に
よっても前記初期状態設定データがシフトレジスタ11
の各段に設定される。
【0012】このように構成された符号生成回路(M系
列生成回路)において、前記m段のシフトレジスタ1
1、係数部121〜12m-1およびモジュロ2加算器13
により、次の式(1)に示す原始多項式に従って、周期
m−1のM系列が生成され、前記シフトレジスタ11
の直列データ出力端子(第0段の出力)から出力され
る。
【数1】
【0013】ここで、前記シフトレジスタ11の初期設
定状態に応じて前記出力端から出力されるM系列の位相
を任意のものとすることができる。したがって、本発明
においては、前述のように、動作開始時において所望の
M系列を出力することができるように、初期状態設定デ
ータを各段に設定するようにしている。
【0014】よく知られているように、M系列には任意
のM系列とそれを循環シフトしたM系列をビット毎にモ
ジュロ2加算して得られる系列は、同じM系列の循環シ
フトしたシフト系列になるという性質(シフト加法性)
がある。したがって、前記シフトレジスタ11の出力に
対してmビット以上シフトしたシフト系列出力を必要と
する場合には、前記シフトレジスタ11の各段の出力か
ら当該シフト系列出力を得るために必要とされるものを
選択し、それらのモジュロ2加算を実行することによ
り、求めるシフト系列出力を得ることが可能となる。前
記組み合わせ論理回路14はこのために設けられている
ものであり、所望のシフト系列に対応して供給される制
御信号に応じて、前記シフトレジスタ11の各段の並列
出力のうち、当該シフト系列を得るために必要なものを
選択し、それらのモジュロ2加算を実行してシフト系列
出力を出力する。これにより、任意のシフト量を有する
循環シフト系列を前記M系列出力と同時に出力すること
が可能となる。なお、複数の循環シフト系列を同時に出
力する場合には、複数の組み合わせ論理回路を設ければ
よい。
【0015】また、CDMAシステムの受信機等におい
ては、生成したM系列の1周期のうちの一部だけを使用
する場合がある。このような場合には、前記カウンタ1
5により、前記シフトクロックCLKを当該ビット数だ
け計数したときに、前述したように、前記シフトレジス
タ11に前記初期状態設定データを設定することによ
り、生成したM系列の1周期のうちの所望のビット数の
みを繰り返し発生させることができる。このように、こ
の符号生成回路においては、必要とされる任意のM系列
およびその循環シフト系列を遅延時間を必要とすること
なく同時に出力することが可能となる。また、生成した
系列の1周期のうちの一部だけを繰り返し生成出力する
ことが可能となる。
【0016】次に、本発明の符号生成回路の具体的な構
成例について、図2を参照して説明する。この図に示し
た例は、3段のシフトレジスタを使用して7ビット周期
のM系列を生成するとともに、該M系列から4ビットシ
フトしたシフト系列を同時に生成出力するものである。
【0017】図2の(a)はこの符号生成回路の構成を
示すブロック図であり、(b)はその動作を説明するた
めの図表である。図2の(a)において、21は3段構
成のシフトレジスタ、22は前記シフトレジスタ21の
第0段の出力と第2段の出力とのモジュロ2の加算(す
なわち、排他的論理和演算)を行い前記シフトレジスタ
21のデータ入力端子に入力するモジュロ2加算器であ
る。前記シフトレジスタ21の並列入力端子にはその内
部状態を初期状態に設定するための初期状態設定データ
が動作開始時に印加され、シフトクロック入力端子に印
加されるシフトクロックCLKに応じて、次の式(2)
に示す原始多項式に基づいて生成されたM系列が、前記
シフトレジスタの第0段の出力OUT0から出力され
る。
【数2】
【0018】また、23は前記シフトレジスタ21の第
0段の出力(OUT0)、第1段の出力(OUT1)お
よび第2段の出力(OUT2)のモジュロ2加算を行う
モジュロ2加算器であり、このモジュロ2加算器23は
前記図1における組み合わせ論理回路を構成している。
このモジュロ2加算器23の出力OUT4は次の式
(3)により表され、前記M系列出力OUT0を4ビッ
トだけシフトしたシフト系列出力となる。
【数3】
【0019】図2の(b)は、上記図2の(a)に示し
たM系列生成回路における各出力の推移を示す図表であ
る。まず、時刻0の初期状態においては、前記初期状態
設定データにより、シフトレジスタ21の第0段から第
2段に「1,1,0」が設定されている。このとき、前
記モジュロ2加算器23の出力OUT4は「0」とな
る。なお、このとき前記モジュロ2加算器22の出力は
「1」となっている。次に、シフトクロックCLKが1
パルス入力されると(時刻1)、前記モジュロ2加算器
22の出力が前記シフトレジスタ21の第2段に読み込
まれ、各段の内容が右に1段ずつシフトされる。以下、
同様にして、各出力端子OUT0〜OUT4から図2の
(b)に示すような出力が得られる。
【0020】この図(b)から明らかなように、前記シ
フトレジスタ21の出力OUT0からは周期7のM系列
{1,1,0,1,0,0,1}が出力されており、O
UT1からは該M系列を1ビットだけシフトしたシフト
系列が、OUT2からは該M系列を2ビットだけシフト
したシフト系列が得られている。また、前記モジュロ2
加算器23の出力OUT4は前記M系列を4ビットだけ
シフトしたシフト系列となっていることがわかる。この
ように、この例においては、シフトしない系列と任意ビ
ットシフトした系列を遅延無しに同時に得ることができ
る。
【0021】次に、本発明の符号生成回路の他の実施の
形態について説明する。この実施の形態は、前記図1に
示したM系列を生成する符号生成回路を2つ設け、同一
周期長の2種類のM系列を発生させて、これらを加算す
ることによりゴールド符号系列を生成するものである。
【0022】図3は、このゴールド符号系列を生成する
本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。こ
の図において、30および40は第1および第2のM系
列生成回路であり、いずれも、前記図1に示した符号生
成回路と同様に構成されている。第1のM系列生成回路
30において、31はm段のシフトレジスタ、321
32m-1は係数部、33は各係数部321〜32m-1の出
力をモジュロ2加算するモジュロ2加算器、34は組み
合わせ論理回路、35はシフトクロックをカウントする
カウンタであり、また、第2のM系列生成回路40にお
いて、41はm段のシフトレジスタ、421〜42m-1
係数部、43は各係数部421〜42m-1の出力をモジュ
ロ2加算するモジュロ2加算器、44は組み合わせ論理
回路である。これらの回路は前述した図1の場合と同様
のものであり、前記第1のM系列生成回路30および第
2のM系列生成回路40はいずれも前述した図1のM系
列生成回路と同様に動作する。
【0023】したがって、前記第1のM系列生成回路3
0のシフトレジスタ31からは次の式(4)の原始多項
式に従う第1のM系列が出力され、組み合わせ論理回路
34からは該第1のM系列を所望のシフト量だけシフト
したM系列が出力される。また、前記第2のM系列生成
回路40のシフトレジスタ41から次の式(5)に示す
原始多項式に基づいて生成された第2のM系列が出力さ
れ、組み合わせ論理回路44からは所望のシフト量だけ
シフトされた第2のM系列が出力される。
【数4】
【0024】51は、前記第1のM系列生成回路30の
シフトレジスタ31から出力されるシフトのない第1の
M系列出力と前記第2のM系列生成回路40のシフトレ
ジスタ41から出力されるシフトのない第2のM系列出
力とを各ビット毎にモジュロ2加算するモジュロ2加算
器であり、このモジュロ2加算器51からシフトのない
ゴールド符号系列が出力される。また、52は、前記第
1のM系列生成回路30の組み合わせ論理回路34から
出力される所定量シフトされた第1のM系列出力と前記
第2のM系列生成回路40の組み合わせ論理回路44か
ら出力される所定量シフトされた第2のM系列出力とを
各ビット毎にモジュロ2加算するモジュロ2加算器であ
り、このモジュロ2加算器52からは、所定量シフトさ
れたゴールド符号系列が出力される。
【0025】前述のように、前記第1のM系列生成回路
30における前記シフトレジスタ31と前記組み合わせ
論理回路34からシフトのない第1のM系列と任意のシ
フト量を有するそのシフト系列とが同時に出力され、同
様に、第2のM系列生成回路40における前記シフトレ
ジスタ41と前記組み合わせ論理回路44からシフトの
ない第2のM系列と任意のシフト量を有するそのシフト
系列とが同時に出力されるため、前記モジュロ2加算器
51からシフトのないゴールド符号系列が出力されるの
と同時に、前記モジュロ2加算器52からは所定量シフ
トされたそのシフト系列が出力されることとなる。な
お、シフト量は、前記組み合わせ論理回路34、44に
印加する制御信号により任意に設定することができる。
また、前記カウンタ35の出力により、前記シフトレジ
スタ31およびシフトレジスタ41を同時に初期状態に
復帰することができるため、生成されるゴールド符号系
列およびそのシフト系列について、その1周期のうちの
一部だけを繰り返し生成出力することができる。
【0026】次に、この実施の形態の符号生成回路を利
用したゴールド符号系列生成回路の構成例について、図
4および図5を参照して説明する。この例は、5段のシ
フトレジスタを用いた2つのM系列生成回路の出力から
ゴールド符号系列とそのシフト系列を同時に出力するも
のである。図4はこのゴールド符号系列生成回路の構成
を示すブロック図であり、図5はその動作を説明するた
めの図表である。
【0027】図4において、61は5段のシフトレジス
タ、62は該シフトレジスタ61の第0段の出力と第2
段の出力とのモジュロ2加算を行いその出力を第4段に
帰還するモジュロ2加算器、63は前記シフトレジスタ
61の第0段の出力と第4段の出力とのモジュロ2加算
を行うモジュロ2加算器である。これらにより、次の式
(6)に示す原始多項式に基づくM系列を生成する第1
のM系列生成回路が形成されている。
【数5】
【0028】また、64は5段のシフトレジスタ、65
は該シフトレジスタ64の第0段、第1段、第2段およ
び第3段の出力のモジュロ2加算を行いその出力を第4
段に帰還するモジュロ2加算器、66は前記シフトレジ
スタ64の第0段の出力、第1段および第3段の出力の
モジュロ2加算を行うモジュロ2加算器である。これら
により、次の式(7)に示す原始多項式に基づくM系列
を生成する第2のM系列生成回路が形成されている。
【数6】
【0029】67は前記シフトレジスタ61からクロッ
ク毎に出力されるシフトのない第1のM系列(OUT
(1)0)と前記シフトレジスタ64からクロック毎に出
力されるシフトのない第2のM系列(OUT(2)0)を
モジュロ2加算するモジュロ2加算器(排他的論理和回
路)であり、このモジュロ2加算出力はシフトのないゴ
ールド符号系列GOLD1となる。また、68は前記モ
ジュロ2加算器63からクロック毎に出力される第1の
M系列のシフト系列Aと前記モジュロ2加算器66から
出力される第2のM系列のシフト系列Bとのモジュロ2
加算を行うモジュロ2加算器であり、この加算出力は前
記ゴールド符号系列GOLD1の所定量シフトされたシ
フト系列GOLD2となる。
【0030】図5は、図4に示したゴールド符号系列生
成回路の各部の出力をクロックタイミングT毎に示した
図表である。図5に示すように、T=0の初期状態にお
いて、シフトレジスタ61の各段(4、3、2、1、
0)およびシフトレジスタ64の各段(4、3、2、
1、0)はすべて「1」に初期設定されている。以後、
シフトクロックが入力されクロックタイミングが進行す
るに従って、図示するように各段の内容が推移し、シフ
トレジスタ61の第0段から31(=25−1)ビット
周期の前述した第1のM系列(OUT(1)0)が出力さ
れる。また、シフトレジスタ61の第1段〜第4段から
も、前記OUT(1)0をそれぞれ対応するビットだけシ
フトしたM系列が出力されている。さらに、前記モジュ
ロ2加算器63からは前記OUT(1)0から10ビット
シフトしたシフト系列Aが出力されている。
【0031】また、同様に、シフトレジスタ64の第0
段から同じく31ビット周期の前記第2のM系列(OU
(2)0)が出力されており、その他の各段からもそれ
ぞれ対応するビットだけシフトした系列が出力されてい
る。そして、前記モジュロ2加算器66からは、前記O
UT(2)0を10ビットだけシフトしたシフト系列Bが
出力されている。
【0032】前記OUT(1)0と前記OUT(2)0をモジ
ュロ2加算するモジュロ2加算器67からは、図示する
ように、ゴールド符号系列GOLD1が出力されてい
る。そして、前記第1のM系列のシフト系列Aと前記第
2のM系列のシフト系列Bとをモジュロ2加算するモジ
ュロ2加算器66からは、図示するように、ゴールド符
号系列GOLD2が出力され、このゴールド符号系列G
OLD2は、前記ゴールド符号系列GOLD1から、1
0ビットだけシフトされているシフト系列となっている
ことがわかる。このように、この実施の形態の符号生成
回路によれば、ゴールド符号系列とそれを任意のシフト
量だけシフトしたシフト系列を同時に出力することが可
能となる。
【0033】なお、前記シフトレジスタ61およびシフ
トレジスタ64に初期設定する内部状態を変更すること
により、任意の状態から対応するM系列を生成すること
ができ、生成するゴールド符号系列も任意の状態から生
成することができる。また、前記モジュロ2加算器63
および64への入力を取り出す前記シフトレジスタ61
および64のタップ位置を変更することにより、前記モ
ジュロ2加算器68から出力されるゴールド符号系列の
シフト系列のシフト量を任意に設定することができる。
【0034】次に、本発明の符号生成回路のさらに他の
実施の形態について説明する。この実施の形態は、前述
したM系列生成回路あるいはゴールド符号系列生成回路
により生成出力される符号系列に所定のビットパターン
を挿入することができるようにしたものである。図6
は、この実施の形態の符号生成回路の構成例を示すブロ
ック図である。この図において、71は符号生成回路で
あり、前述した実施の形態のM系列生成回路あるいはゴ
ールド符号生成回路である。72は該符号生成回路71
における当該符号系列の出力端子であり、73は当該シ
フト系列の出力端子である。また、74は任意のビット
数を有する所定のビットパターンを生成出力するビット
パターン生成回路、75は前記シフトクロックCLKを
計数するカウンタである。このカウンタは、前記カウン
タ15(図1)あるいはカウンタ35(図3)と同一の
カウンタであってもよく、前記符号生成回路71から出
力される符号系列中の前記ビットパターンを挿入すべき
位置に対応する計数値となったときに制御信号CTLを
一方のレベル(例えばハイレベル)とし、前記ビットパ
ターン生成回路74から出力されるビットパターンの長
さに対応する期間を経過したときに該制御信号CTLを
他方のレベル(例えばローレベル)とするように構成さ
れている。
【0035】前記カウンタ75から出力される制御信号
CTLは前記符号生成回路71に入力されるとともに、
切替スイッチ76および77に制御信号として入力され
ている。ここで、前記制御信号CTLが一方のレベル
(例えばハイレベル)とされているときには、前記符号
生成回路71に設けられているシフトレジスタのシフト
動作が停止されるように構成されている。また、前記切
替スイッチ76および77は、前記制御信号CTLが他
方のレベル(例えばローレベル)のときには前記符号生
成回路71における出力端子72および73を選択し、
一方のレベル(例えばハイレベル)のときは前記ビット
パターン生成回路74の出力を選択するように構成され
ている。
【0036】このように構成された符号生成回路におい
て、前記制御信号CTLは、前記カウンタ75の計数値
が当該符号系列および当該シフト系列に前記ビットパタ
ーン生成回路74から出力される所定のビットパターン
を挿入すべき位置に対応する計数値となったときから、
該所定のビットパターンの長さに対応する計数値となる
までの期間前記一方のレベル(例えばハイレベル)とな
る。これにより、前記符号生成回路71におけるシフト
レジスタのシフト動作は停止され、前記切替スイッチ7
6および77は前記ビットパターン生成回路74側に切
り換えられる。これにより、前記切替スイッチ76およ
び77の出力側からは、当該符号系列あるいは当該シフ
ト系列に代えて、前記ビットパターン生成回路74から
のビットパターンが出力される。そして、前記ビットパ
ターンの出力が終了すると、前記制御信号CTLが他方
のレベル(例えばローレベル)となり、前記切替スイッ
チ76および77がそれぞれ前記符号生成回路71の出
力端子72および73側に切り換えられるとともに、前
記符号生成回路71のシフトレジスタのシフト動作が再
開される。これにより、前記符号生成回路71からの当
該符号系列および当該シフト系列の出力が再開される。
【0037】このようにして、この実施の形態において
は、当該符号系列および当該シフト系列に任意の長さの
ビットパターンを挿入することができる。なお、図6に
おいては、単一のビットパターン生成回路74により生
成出力される同一のビットパターンを当該符号系列およ
び当該シフト系列に挿入していたが、前記ビットパター
ン生成回路を複数個設けて、前記切替スイッチ76およ
び77にそれぞれ異なるビットパターン生成回路からの
出力を印加することにより、当該符号系列および当該シ
フト系列にそれぞれ異なるビットパターンを挿入するよ
うにすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号生成
回路によれば、任意のM系列あるいはゴールド符号系列
およびそれらを任意のビット数だけ循環シフトしたシフ
ト系列を時間遅延を要することなく同時に生成出力する
ことが可能となる。また、それらの符号系列に任意のビ
ットパターンを挿入することが可能となる。したがっ
て、例えばCDMA通信システムにおける受信機等にお
いて高速動作を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の符号生成回路の一実施の形態の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の符号生成回路を用いたM系列生成回
路の一構成例を説明するための図である。
【図3】 本発明の符号生成回路の他の実施の形態の構
成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の符号生成回路の他の実施の形態を用
いたゴールド符号系列生成回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】 図4に示したゴールド符号系列生成回路の動
作を説明するための図表である。
【図6】 生成した符号系列の中に所定のビットパター
ンを挿入する本発明の他の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、61、64 シフトレジスタ 121〜12m-1、321〜32m-1、421〜42m-1
数部 13、22、23、33、43、51、52、62、6
3、65〜68 モジュロ2加算器 14、34、44 組み合わせ論理回路 15、35、75 カウンタ 71 符号生成回路 72 符号系列出力端子 73 シフト系列出力端子 74 ビットパターン生成回路 76、77 切替スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m段(mは2以上の整数)構成のシフ
    トレジスタと、 該シフトレジスタの所定の段の出力について2を法とす
    る加算を行い、その出力が前記シフトレジスタに入力さ
    れるようになされた加算器と、 前記シフトレジスタにおける複数の段の出力についてそ
    れらの2を法とする加算を行い、前記シフトレジスタか
    ら出力される系列に対して任意のシフト量を有するシフ
    ト系列を出力する組み合わせ論理回路とを有することを
    特徴とする符号生成回路。
  2. 【請求項2】 前記組み合わせ論理回路は、当該2を
    法とする加算の対象とする前記シフトレジスタの段を任
    意に選択設定することができるように構成されているこ
    とを特徴とする前記請求項1に記載の符号生成回路。
  3. 【請求項3】 前記シフトレジスタの各段をそれぞれ
    所定の状態に設定する状態設定手段を有することを特徴
    とする前記請求項1あるいは2に記載の符号生成回路。
  4. 【請求項4】 シフトクロックを計数するカウンタを
    有し、該カウンタの計数値が所定の値となったときに、
    前記状態設定手段により前記シフトレジスタの各段をそ
    れぞれ所定の状態に復帰させるようにすることを特徴と
    する前記請求項3に記載の符号生成回路。
  5. 【請求項5】 所定のビットパターンを生成するビッ
    トパターン生成回路と、シフトクロックを計数するカウ
    ンタとを有し、該カウンタの計数値が所定の値となった
    ときに、前記シフトレジスタのシフト動作を停止して前
    記ビットパターン生成回路からの所定のビットパターン
    を出力し、該所定のビットパターンの出力が終了した後
    前記シフトレジスタのシフト動作を再開させるようにし
    たことを特徴とする前記請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の符号生成回路。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の第1の符号生成回
    路と、 前記請求項1記載の第2の符号生成回路と、 前記第1の符号生成回路における前記シフトレジスタか
    ら出力される第1の系列と前記第2の符号生成回路にお
    ける前記シフトレジスタから出力される第2の系列との
    2を法とする加算を行い、第3の系列を出力する第1の
    加算器と、 前記第1の符号生成回路における前記組み合わせ論理回
    路から出力される前記第1の系列に対するシフト系列と
    前記第2の符号生成回路における前記組み合わせ論理回
    路から出力される前記第2の系列に対するシフト系列と
    の2を法とする加算を行い、前記第3の系列に対し所定
    のシフト量を有するシフト系列を出力する第2の加算器
    とを有することを特徴とする符号生成回路。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の符号生成回路に
    おける前記各組み合わせ論理回路は、当該2を法とする
    加算の対象とする前記各シフトレジスタの段を任意に選
    択設定することができるように構成されていることを特
    徴とする前記請求項6に記載の符号生成回路。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の符号生成回路
    は、当該シフトレジスタの各段をそれぞれ所定の状態に
    設定する状態設定手段を有することを特徴とする前記請
    求項6あるいは7に記載の符号生成回路。
  9. 【請求項9】 シフトクロックを計数するカウンタを
    有し、該カウンタの計数値が所定の値となったときに、
    前記第1および第2の符号生成回路における前記各状態
    設定手段により前記各シフトレジスタの各段をそれぞれ
    所定の状態に復帰させるようにしたことを特徴とする前
    記請求項8に記載の符号生成回路。
  10. 【請求項10】 所定のビットパターンを生成するビ
    ットパターン生成回路と、シフトクロックを計数するカ
    ウンタとを有し、該カウンタの計数値が所定の値となっ
    たときに前記第1および第2の符号生成回路における前
    記各シフトレジスタのシフト動作を停止して前記ビット
    パターン生成回路からのビットパターンを出力し、該所
    定のビットパターンの出力が終了した後前記各シフトレ
    ジスタのシフト動作を再開させるようにしたことを特徴
    とする前記請求項6〜9のいずれか1項に記載の符号生
    成回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004013480A1 (de) * 2004-03-18 2005-10-13 Infineon Technologies Ag Zufallszahlengenerator und Verfahren zum Erzeugen von Zufallszahlen
JP2011114568A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Lintec Corp 信号系列生成回路、信号系列生成方法、信号系列生成プログラム及び通信システム

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DE102004013480B4 (de) * 2004-03-18 2013-01-24 Infineon Technologies Ag Zufallszahlengenerator und Verfahren zum Erzeugen von Zufallszahlen
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