JP2010199725A - データ送信装置及び半導体試験装置 - Google Patents

データ送信装置及び半導体試験装置 Download PDF

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哲嗣 小見山
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Abstract

【課題】パラレルデータをシリアルデータに変換する際に課される制約を緩和することができ、従来よりも柔軟に信号線の数を低減することができるデータ送信装置、及び当該データ送信装置を備える半導体試験装置を提供する。
【解決手段】データ送信装置1は、送信すべき複数ビットのパラレルデータPDを複数のシリアルデータSDに変換して送信するものであり、パラレルデータPDを所定のビット数を単位として分割して記憶する複数のFIFOメモリ11a〜11cと、パラレルデータPDの分割数に応じて基準クロックCLKを逓倍する逓倍器12と、逓倍器12で逓倍されたクロックCLK1に同期してFIFOメモリ11a〜11cを順次選択し、選択したFIFOメモリに記憶されたパラレルデータを順次読み出して複数のシリアルデータSDとして出力するカウンタ13及びセレクタ14を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数ビットのパラレルデータを送信するデータ送信装置、及び当該装置を備える半導体試験装置に関する。
n(nは2以上の整数)ビットのパラレルデータを送信装置から受信装置に送信する最も単純な方法は、送信装置と受信装置とをn本の信号線を用いて接続し、送信装置の動作の基準となるクロック(基準クロック)に同期させて各ビットのデータを互いに異なる信号線を介して送信する方法である。例えば、32ビットのパラレルデータを送信する場合には、送信装置と受信装置とを接続する32本の信号線を介して各ビットのデータを基準クロックに同期させて送信する。
上記の方法でパラレルデータを送信する場合には、パラレルデータのビット数の増加に比例して送信装置と受信装置との間の信号線の数が増加するとともに、基板上に占める信号線(配線)の面積が増大してしまう。このため、信号線の数の低減を図るべく、従来からパラレルデータをシリアルデータに変換した上で送信する方法が用いらている。例えば、送信すべきnビットのパラレルデータを所定のビット数k(kはk<nを満たす整数)を単位として分割してその分割単位毎にシリアルデータに変換し、基準クロックをk逓倍したクロックに同期して変換したシリアルデータの各々を送信する。これにより、送信すべきシリアルデータの数はn/kになるため、信号線の数をn/k本に低減することができる。尚、従来のデータ送信装置の詳細については、例えば以下の特許文献1を参照されたい。
特開平11−38093号公報
ところで、上述した通り、送信すべきパラレルデータをシリアルデータに変換することにより、送信装置と受信装置との間を接続する信号線の数や基板上に占める配線の面積を低減することはできる。しかしながら、従来はパラレルデータの分割に関する制約とクロックの上限周波数に関する制約とがあり、これらの制約の双方が満たされない場合には、送信すべきパラレルデータをシリアルデータに変換することができず、信号線の数を低減できないという問題があった。
ここで、上記の分割に関する制約とは、送信すべきパラレルデータのビット数nが分割するビット数kで割り切れるビット数でなければならない(n/kが整数である)ことである。また、上記の上限周波数に関する制約とは各ビットのデータの送信に用いられるクロックの周波数(逓倍された周波数)が送信装置の最大動作周波数を越えてはならないことである。また、これらの制約に加えて、各ビットのデータの送信に用いられるクロックの周波数が高くなって各ビットのデータを差動信号で送信する必要が生じた場合には、必然的に配線数が2倍になることも考慮しなければならない。
例えば、送信すべきパラレルデータが32ビットであって、基準クロックの周波数が100MHzであり、送信装置の最大動作周波数が350MHzである場合を考える。上記の分割に関する制約を満たすためには、送信すべき32ビットのパラレルデータを2ビット単位、4ビット単位、8ビット単位、又は16ビット単位で分割する必要がある。2ビット単位で分割した場合には、各ビットのデータの送信に用いられるクロックの周波数は基準クロックを2逓倍した200MHzになり、送信装置の最大動作周波数以下になる。しかしながら、4ビット単位、8ビット単位、又は16ビット単位で分割した場合には、各ビットのデータの送信に用いられるクロックの周波数は、それぞれ基準クロックを4逓倍、8逓倍、又は16逓倍した400MHz、800MHz、又は1.6GHzになり、送信装置の最大周波数を越えてしまう。
このため、上述した上限周波数に関する制約からパラレルデータの分割数は2ビット単位に限定されることになる。32ビットのパラレルデータを2ビット単位で分割した場合には、送信すべきシリアルデータの数が16になるため、送信装置と受信装置との間には16本の信号線が必要になる。しかしながら、シリアルデータを差動信号で送信する場合には、実際に必要になる信号線の数は32本になり、32ビットのパラレルデータをシリアルデータに変換せずにそのまま送信する場合に必要な信号線の数と変わりがない。このように、従来は、上述した各種の制約によって信号線の数を低減することが困難な場合が多い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、パラレルデータをシリアルデータに変換する際に課される制約を緩和することができ、従来よりも柔軟に信号線の数を低減することができるデータ送信装置、及び当該データ送信装置を備える半導体試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のデータ送信装置は、送信すべき複数ビットのパラレルデータ(PD)を複数のシリアルデータ(SD、SD1)に変換して送信するデータ送信装置(1、2)において、前記パラレルデータを所定のビット数を単位として分割して記憶する複数の記憶部(11a〜11c、31a〜31g)と、前記パラレルデータの分割数に応じて基準クロック(CLK)を逓倍する逓倍部(12、32)と、前記逓倍部で逓倍されたクロック(CLK1、CLK2)に同期して前記複数の記憶部のうちの少なくとも1つを順次選択し、選択した記憶部に記憶されたパラレルデータを順次読み出して前記複数のシリアルデータとして出力する選択出力部(13、14、33〜35)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、複数ビットからなるパラレルデータは所定のビット数を単位として複数に分割されて複数の記憶部にそれぞれ記憶され、逓倍器で逓倍されたクロックに同期して記憶部に記憶されたパラレルデータが順に読み出されて複数のシリアルデータとして出力される。
また、本発明のデータ送信装置は、前記記憶部に記憶される前記パラレルデータのビット数と、前記選択出力部から出力される前記シリアルデータの数とは同じであり、前記選択出力部は、前記逓倍部で逓倍されたクロックが入力される度に、前記複数の記憶部のうちの何れか一つの記憶部を順次選択し、選択した記憶部に記憶されたパラレルデータを順次読み出して前記複数のシリアルデータとして出力することを特徴としている。
或いは、本発明のデータ送信装置は、前記選択出力部から出力される前記シリアルデータの数が、前記記憶部に記憶されるパラレルデータのビット数の整数倍であり、前記選択出力部は、前記複数の記憶部のうちから、前記シリアルデータの数と前記記憶部に記憶されるパラレルデータのビット数との比に応じた数の記憶部を一時に選択し、選択した記憶部から読み出したパラレルデータを前記複数のシリアルデータとして出力することを特徴としている。
また、本発明のデータ送信装置は、前記選択出力部が、前記逓倍部で逓倍されたクロックが入力される度に、所定の規則に従って、前記複数の記憶部のうちから選択する記憶部の組み合わせを変えることを特徴としている。
更に、本発明のデータ送信装置は、前記逓倍部の逓倍数が、前記パラレルデータの分割数、及び前記シリアルデータの数と前記記憶部に記憶されるパラレルデータのビット数との比に応じて設定されることを特徴としている。
本発明の半導体試験装置は、半導体デバイスに試験信号を印加して得られる信号に基づいて前記半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置において、前記半導体デバイスの試験を行う上で必要な各種設定に用いられる前記パラレルデータとしての設定データ及び前記半導体デバイスの試験を行って得られた前記パラレルデータとしての試験データを、前記複数のシリアルデータに変換して送信する上記の何れかに記載のデータ送信装置を備えることを特徴としている。
本発明によれば、複数ビットからなるパラレルデータを所定のビット数を単位として複数に分割して複数の記憶部にそれぞれ記憶し、逓倍器で逓倍したクロックに同期して記憶部に記憶したパラレルデータを順に読み出して複数のシリアルデータとして出力しているため、パラレルデータをシリアルデータに変換する際に課される制約を緩和することができ、従来よりも柔軟に信号線の数を低減することができるという効果がある。
本発明の第1実施形態によるデータ送信装置の要部構成を示す図である。 カウンタ13から出力される選択信号SLの変化を示す図である。 本発明の第1実施形態によるデータ送信装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態によるデータ送信装置の要部構成を示す図である。 カウンタ33から出力される選択信号SL1の変化を示す図である。 デコーダ34から出力されるリード信号R1〜R7の組み合わせの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態によるデータ送信装置の動作を説明するタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態によるデータ送信装置及び半導体試験装置について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態によるデータ送信装置の要部構成を示す図である。図1に示す通り、本実施形態のデータ送信装置1は、データ変換部10と差動信号生成部20とを備えており、基準クロックCLKに同期して入力される複数ビットのパラレルデータPDを複数ビットのシリアルデータSDに変換し、このシリアルデータSDの各々を差動信号にして外部に送信する。
尚、本実施形態では、外部から入力されるパラレルデータPDのビット数が32ビットであって、基準クロックCLKの周波数が100MHzであり、データ変換部10からは11ビットのシリアルデータSDが出力される場合を例に挙げて説明する。また、データ送信装置1の最大動作周波数は350MHzであるとする。
データ変換部10は、FIFO(First-In First-Out:先入れ先出し)メモリ11a〜11c(記憶部)、逓倍器12(逓倍部)、カウンタ13(選択出力部)、及びセレクタ14(選択出力部)を備えており、基準クロックCLKに同期して入力される32ビットのパラレルデータPDを11ビットのシリアルデータSDに変換する。尚、図1においては図示を省略しているが、11ビットのシリアルデータSDをデータ変換部10から差動信号生成部20に送るために、データ変換部10と差動信号生成部20との間に11本の信号線(配線)が設けられている。
FIFOメモリ11a〜11cは、データ変換部10から出力されるシリアルデータSDのビット数(11ビット)を単位として分割されたパラレルデータPD1〜PD3を基準クロックCLKに同期してそれぞれ記憶する。具体的に、FIFOメモリ11aはパラレルデータPDの第1〜11ビットからなる11ビットのパラレルデータPD1を記憶し、FIFOメモリ11bはパラレルデータPDの第12〜22ビットからなる11ビットのパラレルデータPD2を記憶し、FIFOメモリ11cはパラレルデータPDの第23〜32ビットと1ビットのダミービットDBとからなる11ビットのパラレルデータPD1を記憶する。
ここで、FIFOメモリ11a〜11cの数は、パラレルデータPDのビット数をシリアルデータSDのビット数で除算した場合に、余りが生じないときにはその商の値に設定され、余りが生じたときにはその商に値「1」を加算した値に設定される。本実施形態では、パラレルデータPDのビット数「32」をシリアルデータSDのビット数「11」で除算すると、商が「2」になるとともに余り「10」が得られるため、図1に示す通り、3つのFIFOメモリ11a〜11cが設けられる。尚、ダミービットDBは、32ビットからなるパラレルデータPDを11ビットずつ3分割する場合に不足する1ビットを補うために用いられるものであり、その値は任意(Don't Care)で良い。
また、FIFOメモリ11a〜11cは、カウンタ13から出力される選択信号SLの値に応じて、記憶したパラレルデータを古いものから順に、逓倍器12で逓倍されたクロックCLK1に同期して出力する。具体的には、FIFOメモリ11aは選択信号SLの値が「0」の場合に、FIFOメモリ11bは選択信号SLの値が「1」の場合に、FIFOメモリ11cは選択信号SLの値が「2」の場合に、それぞれ記憶したパラレルデータをクロックCLK1に同期して出力する。
逓倍器12は、外部から入力される基準クロックCLKを3逓倍したクロックCLK1を生成して出力する。ここで、逓倍器12の逓倍数は、パラレルデータPDの分割数、及びシリアルデータSDのビット数とFIFOメモリ11a〜11cに記憶されるパラレルデータPD1〜PD3のビット数との比に応じて設定される。本実施形態では、シリアルデータSDのビット数とパラレルデータPD1〜PD3のビット数との比は「1」である。このため、逓倍器12の逓倍数は、パラレルデータPDの分割数(FIFOメモリ11a〜11cの数)である「3」に設定される。よって、逓倍器12からは周波数が300MHzのクロックCLK1が出力される。このクロックCLK1の周波数は、前述した送信装置1の最大動作周波数350MHzを下回っており、上限周波数に関する制約を受けないことが分かる。
カウンタ13は、2ビットのバイナリカウンタであり、逓倍器12から出力されるクロックCLK1をカウントし、そのカウント値を選択信号SLとして出力する。ここで、カウンタ13のビット数は、パラレルデータPDの分割数(FIFOメモリ11a〜11cの数)によって決定される。図1に示す例では、3つのFIFOメモリ11a〜11cが設けられているため、これらの各々を特定することができる2ビットのバイナリカウンタが用いられる。
図2は、カウンタ13から出力される選択信号SLの変化を示す図である。図2を参照すると、カウンタ13から出力される選択信号SLは、値「0」,「1」,「2」の3つの値が順次繰り返される信号である。ここで、2ビットのバイナリカウンタのカウント値は、「0」,「1」,「2」,「3」の4つの値を取り得るが、選択信号SLによって3つのFIFOメモリ11a〜11cを特定するには3つのカウント値「0」,「1」,「2」を使用すれば十分である。このため、カウント値「3」が用いられることはなく、カウント値「2」の次はカウント値「0」に変化する選択信号SLが用いられる。
セレクタ14は、カウンタ13から出力される選択信号SLに応じて、FIFOメモリ11a〜11cから出力される11ビットのパラレルデータの何れか1つを選択して11ビットのシリアルデータSDとして出力する。具体的には、選択信号SLの値が「0」の場合にはFIFOメモリ11aから出力されるパラレルデータを選択し、選択信号SLの値が「1」の場合にはFIFOメモリ11bから出力されるパラレルデータを選択し、選択信号SLの値が「2」の場合にはFIFOメモリ11cから出力されるパラレルデータを選択する。
差動信号生成部20は、シングルエンド信号を差動信号に変換するドライバ21a〜21kを備えており、11ビットのシリアルデータSDの各々を差動信号にして外部に送信する。差動信号生成部20は、LVDS(Low voltage differential signal:低電圧差動信号)規格、CML(Current Mode Logic:電流モードロジック)規格に従った差動信号を生成することができる。ドライバ21a〜21kは、データ変換部10から出力されるシリアルデータSDのビットの数だけ設けられる。尚、本実施形態では、シリアルデータSDのビット数は11ビットであるためドライバ21a〜21kも11個だけ設けられ、ドライバ21a〜21kによって生成される差動信号を外部に送信するために、11対(22本)の信号線22a〜22kが設けられる。
次に、上記構成におけるデータ送信装置1の動作について説明する。図3は、本発明の第1実施形態によるデータ送信装置の動作を説明するタイミングチャートである。図3に示す通り、基準クロックCLKに同期して32ビットのパラレルデータPDが順次入力されるとする。ここで、図1を用いて説明した通り、データ送信装置1のデータ変換部10に入力されるパラレルデータPDは、3つのパラレルデータ(パラレルデータPD1〜PD3)に分割される。このため、図3においては、入力されるパラレルデータPDを、分割される単位で表現している。
例えば、時刻t1で入力されるパラレルデータPDは、パラレルデータPD1として分割される11ビットのパラレルデータ「d11」と、パラレルデータPD2として分割される11ビットのパラレルデータ「d12」と、パラレルデータPD3として分割される10ビットのパラレルデータ「d13」とを用いて表現されている。また、時刻t2で入力されるパラレルデータPDは、パラレルデータPD1として分割される11ビットのパラレルデータ「d21」と、パラレルデータPD2として分割される11ビットのパラレルデータ「d22」と、パラレルデータPD3として分割される10ビットのパラレルデータ「d23」とを用いて表現されている。以下、時刻t3以降においても同様の方法でパラレルデータPDが表現されている。尚、パラレルデータPD3は、厳密には1ビットのダミービットDBが付加されたものである点に注意されたい。
時刻t1において、パラレルデータ「d11」,「d12」,「d13」からなるパラレルデータPDが基準クロックCLKに同期してデータ送信装置1のデータ変換部10に入力されると、11ビットのパラレルデータ「d11」からなるパラレルデータPD1、11ビットのパラレルデータ「d12」からなるパラレルデータPD2、及び10ビットのパラレルデータ「d13」からなるパラレルデータPD3にそれぞれ分割される。ここで、分割されたパラレルデータPD13は10ビットのパラレルデータであるため、1ビットのダミービットDBが付加されて11ビットのパラレルデータとされる。
また、データ送信装置1のデータ変換部10に入力された基準クロックCLKは、逓倍器12及びFIFOメモリ11a〜11cの書き込み用クロック端に入力される。基準クロックCLKがFIFOメモリ11a〜11cの書き込み用クロック端に入力されることにより、分割されたパラレルデータPD1〜PD3が、FIFOメモリ11a〜11cにそれぞれ記憶される。
基準クロックCLKが逓倍器12に入力されると、基準クロックCLKを3逓倍したクロックCLK1が生成される。このクロックCLK1は、FIFOメモリ11a〜11cの読み出し用クロック端に入力されるとともにカウンタ13に入力される。カウンタ13は、クロックCLK1が入力されてから基準クロックCLKの1周期経過後(クロックCLK1の3周期経過後)の時刻t2にカウントを開始する。
時刻t2においてカウントが開始されると、カウンタ13からは値が「0」である選択信号SLが出力される。これにより、FIFOメモリ11aに記憶されたパラレルデータ「d11」がクロックCLK1に同期して読み出されるとともに、セレクタ14によりFIFOメモリ11aから出力されるパラレルデータ「d11」が選択されて11ビットのシリアルデータSDとして出力される。次のクロックCLK1が逓倍器12から出力されると、カウンタ13からは値が「1」である選択信号SLが出力される。これにより、FIFOメモリ11bに記憶されたパラレルデータ「d12」がクロックCLK1に同期して読み出されるとともに、セレクタ14によりFIFOメモリ11bから出力されるパラレルデータ「d12」が選択されて11ビットのシリアルデータSDとして出力される。
更に、次のクロックCLK1が逓倍器12から出力されると、カウンタ13からは値が「2」である選択信号SLが出力される。これにより、FIFOメモリ11cに記憶されたパラレルデータ「d13」がクロックCLK1に同期して読み出されるとともに、セレクタ14によりFIFOメモリ11cから出力されるパラレルデータ「d13」が選択されて11ビットのシリアルデータSDとして出力される。尚、図3においては、図示の簡単化のために、パラレルデータPDの一部をなす10ビットのパラレルデータ「d13」がシリアルデータSDとして出力される様子を図示している。しかしながら、厳密には、10ビットのパラレルデータ「d13」に1ビットのダミービットDBが付加された11ビットのパラレルデータが11ビットのシリアルデータSDとして出力される点に注意されたい。
また、時刻t2になると、パラレルデータ「d21」,「d22」,「d23」からなるパラレルデータPDが基準クロックCLKに同期してデータ送信装置1のデータ変換部10に入力される。このため、以上説明したパラレルデータ「d11」,「d12」,「d13」の読み出し出力動作と並行して、パラレルデータ「d21」,「d22」,「d23」をFIFOメモリ11a〜11cの各々に書き込む動作が行われる。
以上の動作が終了して時刻t3になると、パラレルデータ「d31」,「d32」,「d33」からなるパラレルデータPDが基準クロックCLKに同期してデータ送信装置1のデータ変換部10に入力される。このため、これらパラレルデータ「d31」,「322」,「d33」をFIFOメモリ11a〜11cの各々に書き込む動作が行われる。また、これと並行してクロックCLK1に同期したFIFOメモリ11a〜11cからの読み出し動作が行われる。
具体的には、時刻t3において、カウンタ13からは値が「0」である選択信号SLが出力される。これにより、FIFOメモリ11aに記憶されたパラレルデータ「d21」がクロックCLK1に同期して読み出されるとともに、セレクタ14によりFIFOメモリ11aの出力が選択されて11ビットのシリアルデータSDとして出力される。次のクロックCLK1が逓倍器12から出力されると、カウンタ13からは値が「1」である選択信号SLが出力される。これにより、FIFOメモリ11bに記憶されたパラレルデータ「d22」がクロックCLK1に同期して読み出されるとともに、セレクタ14によりFIFOメモリ11bの出力が選択されて11ビットのシリアルデータSDとして出力される。
更に、次のクロックCLK1が逓倍器12から出力されると、カウンタ13からは値が「2」である選択信号SLが出力される。これにより、FIFOメモリ11cに記憶されたパラレルデータ「d23」がクロックCLK1に同期して読み出されるとともに、セレクタ14によりFIFOメモリ11cの出力が選択されて11ビットのシリアルデータSDとして出力される。尚、このパラレルデータ「d23」も1ビットのダミービットDBが付加されたものである点に注意されたい。以下、パラレルデータPD及び基準クロックCLKが入力される度に以上説明した動作と同様の動作が行われ、データ変換部10からは11ビットのシリアルデータSDが順次出力される。
以上の動作により、データ変換部10から出力されるシリアルデータSDは、第pビット(1≦p≦10)がパラレルデータPDの第p,p+11,p+22ビットのデータを時分割でシリアル化したものになり、第11ビットがパラレルデータPDの第11,22ビット及びダミービットDBのデータを時分割でシリアル化したものになる。このようにして、32ビットのパラレルデータPDが11ビットのシリアルデータSDに変換される。
このシリアルデータSDは、差動信号生成部20に入力されてドライバ21a〜21kによって各々のビットが差動信号に変換される。そして、変換された差動信号が、11対(22本)の信号線22a〜22kを介して順次外部に送信される。このように、本実施形態では、32ビットのパラレルデータPDを11ビットのシリアルデータSDに変換しているため、シリアルデータSDを外部に送信するために必要な信号線の数は「11」で良い。また、シリアル信号SDを差動信号として送信する場合であっても必要となる信号線の数は「22」で良く、パラレルデータPDのビット数よりも少なくすることができる。
以上の通り、本実施形態では、32ビットのパラレルデータPDを11ビット単位で分割して記憶するFIFOメモリ11a〜11cと、パラレルデータPDの分割数(3)に応じて基準クロックCLKを3逓倍する逓倍器12と、逓倍器12で逓倍されたクロックCLK1に同期してFIFOメモリ11a〜11cの何れか1つを順次選択し、選択したFIFOメモリに記憶されたパラレルデータを順次読み出して11ビットのシリアルデータSDとして出力するカウンタ13及びセレクタ14とを備えている。このため、パラレルデータPDをシリアルデータSDに変換する際に課される制約を緩和することができ、従来よりも柔軟に信号線の数を低減することができる。
具体的には、入力されるパラレルデータPDのビット数がシリアルデータSDのビット数で割り切れない場合であっても、ダミービットDBを追加することで、パラレルデータPDをシリアルデータSDに変換して外部へ送信することが可能になる。また、送信装置1の最大動作周波数の制約を受けることなく、シリアルデータSDの送信に要する信号線の数を半分以下に削減することができ、シリアルデータSDを差動信号として送信する場合であってもパラレルデータPDのビット数よりも信号線の数を削減することができる。
〔第2実施形態〕
図4は、本発明の第2実施形態によるデータ送信装置の要部構成を示す図である。図4に示す通り、本実施形態のデータ送信装置2は、データ変換部30と差動信号生成部40とを備えており、基準クロックCLKに同期して入力される複数ビットのパラレルデータPDを複数ビットのシリアルデータSD1に変換し、このシリアルデータSD1の各々を差動信号にして外部に送信する。
尚、本実施形態においても、外部から入力されるパラレルデータPDのビット数が32ビットであって、基準クロックCLKの周波数が100MHzであり、データ送信装置2の最大動作周波数は350MHzであるとする。但し、本実施形態においては、データ変換部30からは、第1実施形態のシリアルデータSDよりも1ビット少ない10ビットのシリアルデータSD1が出力される場合を例に挙げて説明する。
データ変換部30は、FIFOメモリ31a〜31g(記憶部)、逓倍器32(逓倍部)、カウンタ33(選択出力部)、デコーダ34(選択出力部)、及びセレクタ35(選択出力部)を備えており、基準クロックCLKに同期して入力される32ビットのパラレルデータPDを10ビットのシリアルデータSD1に変換する。尚、図4においては図示を省略しているが、10ビットのシリアルデータSD1をデータ変換部30から差動信号生成部40に送るために、データ変換部30と差動信号生成部40との間に10本の信号線(配線)が設けられている。
FIFOメモリ31a〜31gは、データ変換部30から出力されるシリアルデータSD1のビット数の2分の1(5ビット)を単位として分割されたパラレルデータPD11〜PD17を基準クロックCLKに同期してそれぞれ記憶する。具体的に、FIFOメモリ31aは、パラレルデータPDの第1〜5ビットからなる5ビットのパラレルデータPD11を記憶する。同様に、FIFOメモリ31b〜32fは、第6〜10ビットからなる5ビットのパラレルデータPD12、第11〜15ビットからなる5ビットのパラレルデータPD13、第16〜20ビットからなる5ビットのパラレルデータPD14、第21〜25ビットからなる5ビットのパラレルデータPD15、及び第26〜30ビットからなる5ビットのパラレルデータPD16をそれぞれ記憶する。FIFOメモリ31gは、パラレルデータPDの第31,32ビットからなる2ビットのパラレルデータと、3ビットのダミービットDB1とからなる5ビットのパラレルデータPD17を記憶する。
ここで、FIFOメモリ31a〜31gの数は、パラレルデータPDのビット数を、シリアルデータSD1のビット数の2分の1の数(分割されるパラレルデータPD11〜PD17のビット数)で除算した場合に、余りが生じないときにはその商の値に設定され、余りが生じたときにはその商に値「1」を加算した値に設定される。本実施形態では、パラレルデータPDのビット数「32」をシリアルデータSD1のビット数の2分の1の数「5」で除算すると、商が「6」になるとともに余り「2」が得られるため、図4に示す通り、7つのFIFOメモリ31a〜31gが設けられる。尚、本実施形態では、32ビットからなるパラレルデータPDを5ビットずつ7分割する場合に3ビット不足するため、3ビットのダミービットDB1が用いられる。このダミービットDB1の値は、何れのビットも任意(Don't Care)で良い。
また、FIFOメモリ31a〜31gは、デコーダ34から出力されるリード信号R1〜R7の値に応じて、記憶したパラレルデータを古いものから順に、逓倍器32で逓倍されたクロックCLK2に同期して出力する。具体的には、FIFOメモリ31a〜31gにはデコーダ34から出力されるリード信号R1〜R7がそれぞれ入力されており、FIFOメモリ31a〜31gは、入力されるリード信号の値が「1」である場合に、記憶したパラレルデータをクロックCLK2に同期してそれぞれ出力する。
逓倍器32は、外部から入力される基準クロックCLKを3.5逓倍したクロックCLK2を生成して出力する。ここで、逓倍器32の逓倍数は、パラレルデータPDの分割数、及びシリアルデータSD1のビット数とFIFOメモリ31a〜31gに記憶されるパラレルデータPD11〜PD17のビット数との比に応じて設定される。本実施形態では、シリアルデータSD1のビット数とパラレルデータPD11〜PD17のビット数との比は「2」である。このため、逓倍器32の逓倍数は、パラレルデータPDの分割数(FIFOメモリ31a〜31gの数)である「7」を上記の比「2」で除算した「3.5」に設定される。よって、逓倍器32からは周波数が350MHzのクロックCLK2が出力される。このクロックCLK2の周波数は、前述した送信装置1の最大動作周波数350MHzと同一であることが分かる。
カウンタ33は、3ビットのバイナリカウンタであり、逓倍器32から出力されるクロックCLK2をカウントし、そのカウント値を選択信号SL1として出力する。ここで、カウンタ33のビット数は、パラレルデータPDの分割数(FIFOメモリ31a〜31gの数)によって決定される。図4に示す例では、7つのFIFOメモリ31a〜31gが設けられているため、これらの各々を特定することができる3ビットのバイナリカウンタが用いられる。
図5は、カウンタ33から出力される選択信号SL1の変化を示す図である。図5を参照すると、カウンタ33から出力される選択信号SL1は、値「0」〜「6」の7つの値が順次繰り返される信号である。ここで、3ビットのバイナリカウンタのカウント値は、「0」〜「7」の8つの値を取り得るが、選択信号SL1によって7つのFIFOメモリ31a〜31gを特定するには7つのカウント値「0」〜「6」を使用すれば十分である。このため、カウント値「7」が用いられることはなく、カウント値「6」の次はカウント値「0」に変化する選択信号SL1が用いられる。
デコーダ34は、カウンタ33から出力される選択信号SL1に応じて、FIFOメモリ31a〜31gのうちから2つを選択するためのリード信号R1〜R7を生成する。ここで、本実施形態では、データ変換部30から出力されるシリアル信号SD1のビット数が「10」であり、FIFOメモリ31a〜31gに記憶されるパラレル信号のビット数が「5」であるため、デコーダ34によって一時に2つのFIFOメモリが選択される。
図6は、デコーダ34から出力されるリード信号R1〜R7の組み合わせの一例を示す図である。図6に示す通り、デコーダ34は、一時に2つのFIFOメモリを選択するために、カウンタ33から出力される選択信号SL1に応じて、リード信号R1〜R7のうちの何れか2つを「1」にする。具体的には、選択信号SL1の値が「0」である場合には、FIFOメモリ31a,31bを選択すべく、リード信号R1,R2の値を「1」にする。また、選択信号SL1の値が「1」である場合には、FIFOメモリ31c,31dを選択すべく、リード信号R3,R4の値を「1」にする。尚、リード信号R1〜R7の組み合わせは、パラレルデータPDの分割の仕方、分割されたパラレルデータPD11〜PD17のFIFOメモリ31a〜31gに対する記憶のさせ方に応じて変わる。
セレクタ35は、FIFOメモリ31a〜31gのうちの何れか2つから出力される5ビットのパラレルデータを選択して10ビットのシリアルデータSD1として出力する。具体的には、例えば選択信号SL1の値が「0」の場合にはFIFOメモリ31f,31gから出力されるパラレルデータを選択し、選択信号SL1の値が「1」の場合にはFIFOメモリ31d,31eから出力されるパラレルデータを選択する。
差動信号生成部40は、シングルエンド信号を差動信号に変換するドライバ41a〜41jを備えており、10ビットのシリアルデータSD1の各々を差動信号にして外部に送信する。ドライバ41a〜41jは、データ変換部30から出力されるシリアルデータSD1のビットの数だけ設けられる。尚、本実施形態では、シリアルデータSD1のビット数は10ビットであるためドライバ41a〜41jも10個だけ設けられ、ドライバ41a〜41jによって生成される差動信号を外部に送信するために、10対(20本)の信号線42a〜42jが設けられる
次に、上記構成におけるデータ送信装置2の動作について説明する。図7は、本発明の第2実施形態によるデータ送信装置の動作を説明するタイミングチャートである。図7に示す通り、基準クロックCLKに同期して32ビットのパラレルデータPDが順次入力されるとする。ここで、図4を用いて説明した通り、データ送信装置2のデータ変換部30に入力されるパラレルデータPDは、7つのパラレルデータ(パラレルデータPD11〜PD17)に分割される。このため、図7においては、入力されるパラレルデータPDを、分割される単位で表現している。
例えば、時刻t11で入力されるパラレルデータPDは、パラレルデータPD1として分割される5ビットのパラレルデータ「d11」〜パラレルデータPD17として分割される2ビットのパラレルデータ「d17」を用いて表現されている。また、時刻t12で入力されるパラレルデータPDは、パラレルデータPD1として分割される5ビットのパラレルデータ「d21」〜パラレルデータPD17として分割される2ビットのパラレルデータ「d27」を用いて表現されている。以下、時刻t13以降においても同様の方法でパラレルデータPDが表現されている。尚、パラレルデータPD17は、厳密には3ビットのダミービットDB1が付加されたものである点に注意されたい。
時刻t11において、パラレルデータ「d11」〜「d17」からなるパラレルデータPDが基準クロックCLKに同期してデータ送信装置2のデータ変換部30に入力されると、5ビットのパラレルデータ「d11」からなるパラレルデータPD1〜2ビットのパラレルデータ「d17」からなるパラレルデータPD17にそれぞれ分割される。ここで、分割されたパラレルデータPD17は2ビットのパラレルデータであるため、3ビットのダミービットDB1が付加されて5ビットのパラレルデータとされる。
また、データ送信装置2のデータ変換部30に入力された基準クロックCLKは、逓倍器32及びFIFOメモリ31a〜31gの書き込み用クロック端に入力される。基準クロックCLKがFIFOメモリ31a〜31gの書き込み用クロック端に入力されることにより、分割されたパラレルデータPD11〜PD17が、FIFOメモリ31a〜31gにそれぞれ記憶される。
基準クロックCLKが逓倍器32に入力されると、基準クロックCLKを3.5逓倍したクロックCLK2が生成される。このクロックCLK2は、FIFOメモリ31a〜31gの読み出し用クロック端に入力されるとともにカウンタ33に入力される。カウンタ33は、時刻t12が経過した後(クロックCLK2が入力されてからクロックCLK2の4周期経過後)にカウントを開始する。
時刻t12になると、パラレルデータ「d21」〜「d27」からなるパラレルデータPDが基準クロックCLKに同期してデータ送信装置2のデータ変換部30に入力される。これにより、パラレルデータ「d21」〜「d27」をFIFOメモリ31a〜31gの各々に書き込む動作が行われる。
時刻t12が経過してカウンタ33のカウントが開始されると、カウンタ33からは値が「0」である選択信号SL1が出力され、デコーダ34及びセレクタ35に入力される。すると、デコーダ34からは値が「1」のリード信号R1,R2が出力され、これによりFIFOメモリ31a,31bに記憶されたパラレルデータ「d11」,「d12」がクロックCLK2に同期して読み出される。また、セレクタ35によりFIFOメモリ31aから出力されるパラレルデータ「d11」とFIFOメモリ31bから出力されるパラレルデータ「d12」とが一時に選択されて10ビットのシリアルデータSD1として出力される。
次のクロックCLK2が逓倍器32から出力されると、カウンタ33からは値が「1」である選択信号SL1が出力される。すると、デコーダ34からは値が「1」のリード信号R3,R4が出力され、FIFOメモリ31c,31dに記憶されたパラレルデータ「d13」,「d14」がクロックCLK2に同期して読み出されるとともに、これらが一時にセレクタ35により選択されて10ビットのシリアルデータSD1として出力される。同様に、次のクロックCLK2が逓倍器32から出力されると、カウンタ33からは値が「2」である選択信号SL1が出力される。すると、デコーダ34からは値が「1」のリード信号R5,R6が出力され、FIFOメモリ31e,31fに記憶されたパラレルデータ「d15」,「d16」がクロックCLK2に同期して読み出されるとともに、これらが一時にセレクタ35により選択されて10ビットのシリアルデータSD1として出力される。
更に、時刻t13において、次のクロックCLK2が逓倍器32から出力されると、カウンタ33からは値が「3」である選択信号SL1が出力される。すると、デコーダ34からは値が「1」のリード信号R7,R1が出力され、FIFOメモリ31g,31aに記憶されたパラレルデータ「d17」,「d21」がクロックCLK2に同期して読み出されるとともに、これらが一時にセレクタ35により選択されて10ビットのシリアルデータSD1として出力される。以下、パラレルデータPD及び基準クロックCLKが入力される度にFIFOメモリ31a〜31gに対する書き込み動作が行われるとともに、これと並行して上述した読み出し動作が繰り返され、データ変換部30からは10ビットのシリアルデータSD1が順次出力される。
このシリアルデータSD1は、差動信号生成部40に入力されてドライバ41a〜41jによって各々のビットが差動信号に変換される。そして、変換された差動信号が、10対(20本)の信号線42a〜42jを介して順次外部に送信される。このように、本実施形態では、32ビットのパラレルデータPDを10ビットのシリアルデータSD1に変換しているため、シリアルデータSD1を外部に送信するために必要な信号線の数は「10」で良い。また、シリアル信号SDを差動信号として送信する場合であっても必要となる信号線の数は「20」で良く、パラレル信号PDのビット数よりも少なくすることができる。
以上の通り、本実施形態では、32ビットのパラレルデータPDを5ビット単位で分割して記憶するFIFOメモリ31a〜31gと、パラレルデータPDの分割数(7)に応じて基準クロックCLKを3.5逓倍する逓倍器32と、逓倍器32で逓倍されたクロックCLK2に同期してFIFOメモリ31a〜31gのうちから何れか2つを順次選択し、選択した2つのFIFOメモリに記憶されたパラレルデータを順次読み出して10ビットのシリアルデータSD1として出力するカウンタ33、デコーダ34、及びセレクタ35とを備えている。このため、パラレルデータPDをシリアルデータSD1に変換する際に課される制約を緩和することができ、従来よりも柔軟に信号線の数を低減することができる。
以上、本発明の実施形態によるデータ送信装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、理解を容易にするために、図1では1ビットのダミービットDBが積極的に付加される様子を図示し、図4では3ビットのダミービットDB1が積極的に付加される様子を図示していた。しかしながら、例えば図1に示す第1実施形態では、11ビットの入力端を有するFIFOメモリ11cの最初の10ビット分の入力端に10ビットからなるパラレルデータを入力するとともに、残りの1ビットの入力端の論理レベルを「1」又は「0」に固定し、FIFOメモリ11cの出力端から11ビットのパラレルデータを読み出すだけで、ダミービットDBを付加する場合と同様の効果が得られる。
また、前述した第2実施形態においては、パラレルデータPDを5ビットずつに分割して7個のFIFOメモリ31a〜31gに記憶し、FIFOメモリ31a〜31gの何れか2つを同時に選択して5ビットのパラレルデータをそれぞれ読み出して10ビットのシリアルデータSD1としていた。しかしながら、本発明はこの実施形態に制限されることはなく、送信装置1の最大動作周波数を越えない限りにおいて、パラレルデータPDのビット数、及びシリアルデータSD1のビット数に応じて、パラレルデータPDの分割数(FIFOメモリの数)やセレクタ35の選択数等を任意に設定することができる。
以上説明したデータ送信装置は、例えば半導体デバイスに試験信号を印加して得られる信号に基づいて半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置に設けられる。半導体試験装置は、半導体デバイスの試験を行う上で必要な各種設定に用いられる設定データ、又は半導体デバイスの試験を行って得られた試験データ(フェイルデータ)の送受が頻繁に行われる。このため、これらのデータを送信するために以上説明したデータ送信装置を用いるのが好ましい。
特に、半導体試験装置は、制御装置や電源装置が設けられた試験装置本体と、半導体デバイスが載置されるテストヘッドとに大別され、これらは多数のケーブルを用いて接続されている。試験装置本体とテストヘッドとの間で送受信されるデータを本発明のデータ送信装置を用いて送信することにより、試験装置本体とテストヘッドとを接続するケーブル(信号線)の数を低減することができる。
11a〜11c FIFOメモリ
12 逓倍器
13 カウンタ
14 セレクタ
31a〜31g FIFOメモリ
32 逓倍器
33 カウンタ
34 デコーダ
35 セレクタ
CLK 基準クロック
CLK1 クロック
CLK2 クロック
PD パラレルデータ
SD,SD1 シリアルデータ

Claims (6)

  1. 送信すべき複数ビットのパラレルデータを複数のシリアルデータに変換して送信するデータ送信装置において、
    前記パラレルデータを所定のビット数を単位として分割して記憶する複数の記憶部と、
    前記パラレルデータの分割数に応じて基準クロックを逓倍する逓倍部と、
    前記逓倍部で逓倍されたクロックに同期して前記複数の記憶部のうちの少なくとも1つを順次選択し、選択した記憶部に記憶されたパラレルデータを順次読み出して前記複数のシリアルデータとして出力する選択出力部と
    を備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記記憶部に記憶される前記パラレルデータのビット数と、前記選択出力部から出力される前記シリアルデータの数とは同じであり、
    前記選択出力部は、前記逓倍部で逓倍されたクロックが入力される度に、前記複数の記憶部のうちの何れか一つの記憶部を順次選択し、選択した記憶部に記憶されたパラレルデータを順次読み出して前記複数のシリアルデータとして出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ送信装置。
  3. 前記選択出力部から出力される前記シリアルデータの数は、前記記憶部に記憶されるパラレルデータのビット数の整数倍であり、
    前記選択出力部は、前記複数の記憶部のうちから、前記シリアルデータの数と前記記憶部に記憶されるパラレルデータのビット数との比に応じた数の記憶部を一時に選択し、選択した記憶部から読み出したパラレルデータを前記複数のシリアルデータとして出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ送信装置。
  4. 前記選択出力部は、前記逓倍部で逓倍されたクロックが入力される度に、所定の規則に従って、前記複数の記憶部のうちから選択する記憶部の組み合わせを変えることを特徴とする請求項3記載のデータ送信装置。
  5. 前記逓倍部の逓倍数は、前記パラレルデータの分割数、及び前記シリアルデータの数と前記記憶部に記憶されるパラレルデータのビット数との比に応じて設定されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のデータ送信装置。
  6. 半導体デバイスに試験信号を印加して得られる信号に基づいて前記半導体デバイスの試験を行う半導体試験装置において、
    前記半導体デバイスの試験を行う上で必要な各種設定に用いられる前記パラレルデータとしての設定データ及び前記半導体デバイスの試験を行って得られた前記パラレルデータとしての試験データを、前記複数のシリアルデータに変換して送信する請求項1から請求項5の何れか一項に記載のデータ送信装置を備えることを特徴とする半導体試験装置。
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