JPH1146112A - 干渉波抑圧装置 - Google Patents

干渉波抑圧装置

Info

Publication number
JPH1146112A
JPH1146112A JP9198998A JP19899897A JPH1146112A JP H1146112 A JPH1146112 A JP H1146112A JP 9198998 A JP9198998 A JP 9198998A JP 19899897 A JP19899897 A JP 19899897A JP H1146112 A JPH1146112 A JP H1146112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
initial value
adaptive filter
interference wave
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9198998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Harasawa
康弘 原沢
Tetsuo Kirimoto
哲郎 桐本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9198998A priority Critical patent/JPH1146112A/ja
Publication of JPH1146112A publication Critical patent/JPH1146112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の荷重更新に要する演算量が少ない最急
降下法に基づいた適応アルゴリズムにおいて、受信され
る干渉波の状況に応じて適応フィルタの荷重初期値を調
整することにより、H/W規模を増大させることなく高
速な干渉波抑圧特性を有する干渉波抑圧装置を得るこ
と。 【解決手段】 複数のアンテナ素子1の出力信号の一部
又は全部を入力して所定の方向にビームを形成するビー
ム形成手段5と、上記複数のアンテナ素子の受信信号を
入力して、干渉波到来方向に補助ビームを形成する離散
フーリエ変換器11と、上記離散フーリエ変換器の出力
信号を入力する適応フィルタ16と、上記補助ビームの
指向方向に基づいて適応フィルタの荷重初期値を調整す
る荷重初期値調整手段10と、上記荷重初期値調整手段
から転送される荷重を初期値として、適応アルゴリズム
による荷重更新演算を行う荷重計算手段9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアンテナのサイド
ローブから入射する複数の干渉波を抑圧する干渉波抑圧
装置に関し、特に最急降下法に基づいた適応アルゴリズ
ムを用いた適応フィルタにおいて、高速な収束特性を得
ることに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特開平4−307802
号公報に開示されたアンテナのサイドローブから入射す
る干渉波を自動的に抑圧する干渉波抑圧装置であるアダ
プティブアンテナの構成図である。
【0003】図9において、1はアンテナ素子、2は受
信機、3はA/D変換器、5は主ビームフォーマ、6は
複素乗算器、7は複素加算器、8は複素減算器、9は荷
重計算手段、11は離散フーリエ変換器である。以下参
照する図において、Sは所望波、J1 、J2 はそれぞれ
干渉波を示し、d(k)は所望波方向に指向した主ビー
ムの受信信号、x1 (k),…,xL (k)はそれぞれ
アンテナ素子番号1〜Lで受信された受信信号、y
(k)は複素加算器7の出力信号、e(k)は複素減算
器8の出力信号、w1 (k),…,wL (k)はそれぞ
れ複素乗算器6で印加する荷重を示している。以下の記
述では、式の表記を簡単にするため、信号は全て複素信
号で表すことにする。各受信機は、それぞれ内部で各ア
ンテナ素子が受信したRF帯の受信信号を増幅し、位相
検波して複素ビデオ信号を生成している。このアナログ
ビデオ信号は各受信機が備えたA/D変換器において、
一定の標本化周期Tsで標本化されディジタル信号に変
換される。この場合、標本化周期Tsは各受信機の帯域
をBとすると、Ts<(1/B)となるように選ばれ
る。また、これらの信号の表記式においては、標本化周
期Tsを省略し、整数kが時間を表す因子とする。
【0004】次に、図9に示すアダプティブアンテナが
所望波Sと2つの干渉波J1,J2を受信した場合を例に
して動作を説明する。各アンテナ素子が無指向性である
とすると、各受信機に接続されたA/D変換器の出力信
号xi(k),(i=1,2,…,L)は次式で表せ
る。
【0005】
【数1】
【0006】但し、ωsは所望波の角周波数、ω1は干渉
波J1の角周波数、ω2は干渉波J2の角周波数を表し、
λsは所望波の波長、λ1は干渉波J1の波長、λ2は干渉
波J2の波長を表し、θsは所望波の入射角、θ1は干渉
波J1の入射角、θ2は干渉波J2の入射角を表し、As
所望波の振幅、A1は干渉波J1の振幅、A2は干渉波J2
の振幅を表し、ni(k)は受信機雑音、dは各アンテ
ナ素子の間隔、Lはアンテナ素子数、iはアンテナ素子
番号を表す。主ビームフォーマ5では、次式に示す積分
演算により指向性合成を行い、所望波Sの入射方向に受
信ビームを形成する。
【0007】
【数2】
【0008】ここで、θはビームを形成する方向を制御
するパラメータであり、通常は受信ビームを所望波方向
に向けるためθ=θsである。Nは積分数を示し、Nは
アンテナ素子数L以下に設定しなければならない。N=
Lの場合は受信信号の全てを使用してビームを形成する
ことになり、N<Lのときは受信信号の一部を使用して
ビームを形成することになる。一般に、Nを大きくする
ほど半値幅の狭いビームを形成することができる。式
(2)に式(1)を代入すると主ビームフォーマの出力
d(k)は次式で表せる。
【0009】
【数3】
【0010】ここで、以下の式(4),(5),
(6),(7)を用いれば式(8)が得られる。
【0011】
【数4】
【0012】一方、受信信号xi(k),(i=1,
…,L)は分配されて離散フーリエ変換器11に入力さ
れる。受信信号を全て使用する場合を考えると、離散フ
ーリエ変換器11は次式に示すフーリエ変換演算を行っ
てum(k)を生成する。
【0013】
【数5】
【0014】式(9)に示す演算は、高速フーリエ変換
アルゴリズムにより高速に実行することができる。式
(9)の演算は、mとLで決まる方向に受信補助ビーム
を形成することと等価であり、離散フーリエ変換器11
の各出力チャンネル信号が各方向に形成された補助ビー
ムでの受信信号にそれぞれ対応する。um(k)は、複
素乗算器6で荷重wi(k),(i=1,…,L)と掛
け合わされた後、複素加算器7に転送され、次式に示す
信号y(k)が生成される。
【0015】
【数6】
【0016】信号y(k)は複素減算器8に転送され、
次式より主ビームフォーマ5の出力信号d(k)との差
信号e(k)が生成される。 e(k)=d(k)−y(k) (11) 一般に、干渉波は所望波に比較して非常に大きな電力で
受信されるものと考えられ、As<<A1,A2と仮定で
きる。また、説明を簡単にするため、それぞれ異なる干
渉波J1,J2の到来角度に対応するチャンネル番号をm
1,m2とし、他のチャンネルには干渉波成分が漏れ込
まないと仮定すると、誤差信号e(k)は、式(1),
式(8),式(10)を式(11)に代入することによ
り次式で表すことができる。
【0017】
【数7】
【0018】式(12)からわかるように、信号y
(k)が信号d(k)に含まれる干渉波成分にできるだ
け近い値をとるように荷重wi(k)を調整すれば、信
号e(k)が所望の信号成分と近い値をとることは明ら
かである。しかしながら、式(12)の第2,3項を0
に近づけるためには、干渉波の入射方向と電波波長を知
っておく必要がある。通常、このようなパラメータは未
知数であるので、以下に説明する方法で荷重wi(k)
を決定する。所望波Sの角周波数ωsと干渉波J1,J2
の角周波数ω1,ω2が互いに異なるものとすれば、信号
e(k)の2乗平均値は次式で表される。
【0019】
【数8】
【0020】但し、E[ ]は時間平均を表し、式(1
3)の導出には式(14)〜式(17)に示す関係を用
いた。
【0021】
【数9】
【0022】式(13)から明らかなように、式(1
3)の干渉波成分を表す右辺第2、第3項を最小にする
ように荷重wi(k)を調整するということは、e
(k)の2乗平均値を最小にすることと等価であるの
で、E[|e(k)|2]を最小にするように荷重を調
整することによって干渉波成分を抑圧することができ
る。このようにアダプティブアンテナでは、e(k)の
2乗平均値を最小にするように荷重wi(k)を調整し
て干渉波を抑圧する。E[|e(k)|2]を最小化す
るような荷重は最適荷重と呼ばれ、Wiener−Ho
pfの方程式の解より得ることができる。最適荷重ベク
トルをWopt、共分散行列をR、相互相関ベクトルをP
とするとWoptは一般に次式により得られる。
【0023】
【数10】
【0024】ここで、最適荷重ベクトルWopt、共分散
行列R、相互相関ベクトルPは、それぞれ次式で表され
る。
【0025】
【数11】
【0026】ここで、Tは転置を表し、*は複素共役を
表す。このように、アダプティブアンテナの最適荷重
は、各アンテナ素子の受信信号の共分散行列と主ビーム
フォーマの出力信号と各アンテナ素子の受信信号との相
互相関ベクトルが既知であれば式(19)より求めるこ
とができる。しかし、実際には共分散行列、相互相関ベ
クトルともに既知ではないので、通常は信号x
i(k),d(k)を用いて適応アルゴリズムにより逐
次的に最適な荷重を推定していく。また、以上説明して
きた図9に示すアダプティブアンテナの場合、干渉波到
来方向に受信補助ビーム形成を行っているので、式(1
9)〜(21)においてum(k)(m=m1,m2)
以外のチャンネルを無視してもかまわないことから、適
応フィルタに入力されるチャンネル数を少なく設定でき
て、補助ビーム形成を行わないアダプティブアンテナに
比較して適応フィルタの荷重更新演算量を大幅に低減す
ることが可能である。さて、適応アルゴリズムとしてよ
く知られたものに,式(22)に示すLMS(Leas
t Mean Square)アルゴリズムがある。
【0027】
【数12】
【0028】ここで、μはステップサイズパラメータと
呼ばれる定数であり、荷重更新時の補正量の大きさを決
めるもので、荷重の収束速度と安定性を制御するパラメ
ータである。このとき、ステップサイズパラメータμは
0<μ<1を満たすように定めなければならず、μを小
さく設定すると収束速度が遅くなるが、収束後の最適値
との誤差は小さくなる。逆にμを大きく設定すると収束
速度は速くなるが、収束後の最適値との誤差は大きくな
るという特徴がある。式(22)に示すように、刻み幅
μで誤差信号電力を最小にする方向を推定しながら荷重
更新を行っていく最急降下法に基づくアルゴリズムは、
非常にシンプルで演算量も少ないため、実装用アルゴリ
ズムとして採用されることが多い。しかしながら、演算
が簡単な反面、荷重が最適値付近に収束するまでに多く
の荷重更新回数を要することが多く、問題になる場合が
ある。
【0029】これに対し、逐次的に共分散行列Rの逆行
列を推定するアルゴリズムとして、RLS(Recur
sive Least Squares)アルゴリズム
がある。このアルゴリズムは、直接共分散行列Rの逆行
列を推定するため、LMSアルゴリズムに比べて速い収
束速度を有する。入力信号ベクトルU(k)を式(2
3)で定義すると、RLSアルゴリズムの荷重ベクトル
更新式は式(24)で表される。
【0030】
【数13】
【0031】式(24)において、P(k)は入力信号
の共分散行列の逆行列に相当する。本来、式(24)の
荷重ベクトルの更新では逆行列の演算が必要であるが、
RLSアルゴリズムでは直接逆行列を計算するのではな
く、公知の逆行列の補助定理を利用して式(25)を初
期値とし、式(26)に示すように漸化的に求めてい
る。
【0032】
【数14】
【0033】RLSアルゴリズムは、式(24)からわ
かるように、LMSアルゴリズムのように事前に調整す
べきパラメータがなく常に高速な収束特性を示す。しか
しながら、式(26)のような複雑な漸化式を1サンプ
ル毎に計算しなければならないことから、演算負荷が膨
大になり、実時間処理が要求されるアプリケーションの
場合、実装上問題になることがある。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数の干渉波を
抑圧する干渉波抑圧装置では、実時間処理を要求された
場合に、最小二乗法のような入力信号の共分散行列の逆
行列を直接推定する適応アルゴリズムを用いると、1回
の荷重更新に要する演算量が多いためH/W規模の増大
を招き、実装が困難になるという課題がある。
【0035】この発明は上記の課題を解消するためにな
されたもので、1回の荷重更新に要する演算量が少ない
最急降下法に基づいた適応アルゴリズムにおいて、受信
される干渉波の状況に応じて適応フィルタの荷重初期値
を調整することにより、H/W規模を増大させることな
く高速な干渉波抑圧特性を有する干渉波抑圧装置を得る
ことを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる発明の干渉波抑圧装置は、信号
をそれぞれ受信する所定の距離間隔をおいて配列された
複数個のアンテナ素子と、上記複数のアンテナ素子の出
力信号の一部もしくは全部を入力して所定の方向にビー
ムを形成するビーム形成手段と、上記複数のアンテナ素
子の受信信号を入力して、干渉波到来方向に補助ビーム
を形成する離散フーリエ変換器と、上記離散フーリエ変
換器の出力信号を入力する適応フィルタと、上記補助ビ
ームの指向方向に基づいて適応フィルタの荷重初期値を
調整する荷重初期値調整手段と、上記荷重初期値調整手
段から転送される荷重を初期値として、適応アルゴリズ
ムによる荷重更新演算を行う荷重計算手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0037】また、請求項2に係わる発明は、請求項1
記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散フ
ーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入力
するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネル
選択手段と、上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段
により選択されたチャンネルに対応する角度に基づいて
適応フィルタの最適荷重を推定して、荷重初期値として
荷重計算手段に転送する最適荷重推定手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0038】また、請求項3に係わる発明は、請求項1
記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散フ
ーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入力
するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネル
選択手段と、予め所定の角度と対応する最適荷重値を記
憶しておく荷重初期値テーブルと、上記適応フィルタ入
力チャンネル選択手段により選択されたチャンネルに対
応する角度に基づき、上記荷重初期値テーブルに記憶さ
れた荷重初期値を抽出して荷重計算手段に転送する荷重
初期値選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0039】また、請求項4に係わる発明は、請求項1
記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散フ
ーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入力
するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネル
選択手段と、上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段
により選択されたチャンネルに対応する角度に基づいて
適応フィルタの最適荷重を推定して、荷重初期値として
荷重計算手段に転送する最適荷重推定手段と、上記最適
荷重推定手段から荷重初期値を入力して、該荷重初期値
適用前後の干渉波抑圧効果を判定し、干渉波受信電力が
増大する時には上記最適荷重推定手段に荷重初期値を所
定の値にリセットするための信号を転送する干渉波電力
評価手段と、を備えたことを特徴とする。
【0040】また、請求項5に係わる発明は、請求項1
記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散フ
ーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入力
するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネル
選択手段と、予め所定の角度と対応する最適荷重値を記
憶しておく荷重初期値テーブルと、上記適応フィルタ入
力チャンネル選択手段により選択されたチャンネルに対
応する角度に基づき、上記荷重初期値テーブルに記憶さ
れた荷重初期値を抽出して荷重計算手段に転送する荷重
初期値選択手段と、上記荷重初期値選択手段から荷重初
期値を入力して、該荷重初期値適用前後の干渉波抑圧効
果を判定し、干渉波受信電力が増大する時には上記荷重
初期値選択手段に荷重初期値を所定の値にリセットする
ための信号を転送する干渉波電力評価手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0041】また、請求項6に係わる発明の干渉波抑圧
装置は、主アンテナと、複数の補助アンテナと、上記複
数のアンテナ素子の受信信号を入力して、干渉波到来方
向に補助ビームを形成する離散フーリエ変換器と、上記
離散フーリエ変換器の出力信号を入力する適応フィルタ
と、上記補助ビームの指向方向に基づいて適応フィルタ
の荷重初期値を調整する荷重初期値調整手段と、上記荷
重初期値調整手段から転送される荷重を初期値として、
適応アルゴリズムによる荷重更新演算を行う荷重計算手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0042】また、請求項7に係わる発明は、請求項6
記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散フ
ーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入力
するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネル
選択手段と、上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段
により選択されたチャンネルに対応する角度に基づいて
適応フィルタの最適荷重を推定して、荷重初期値として
荷重計算手段に転送する最適荷重推定手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0043】また、請求項8に係わる発明は、請求項6
記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散フ
ーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入力
するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネル
選択手段と、予め所定の角度と対応する最適荷重値を記
憶しておく荷重初期値テーブルと、上記適応フィルタ入
力チャンネル選択手段により選択されたチャンネルに対
応する角度に基づき、上記荷重初期値テーブルに記憶さ
れた荷重初期値を抽出して荷重計算手段に転送する荷重
初期値選択手段と、を備えたことを特徴とする。
【0044】また、請求項9に係わる発明は、請求項6
記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散フ
ーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入力
するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネル
選択手段と、上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段
により選択されたチャンネルに対応する角度に基づいて
適応フィルタの最適荷重を推定して、荷重初期値として
荷重計算手段に転送する最適荷重推定手段と、上記最適
荷重推定手段から荷重初期値を入力して、該荷重初期値
適用前後の干渉波抑圧効果を判定し、干渉波受信電力が
増大する時には上記最適荷重推定手段に荷重初期値を所
定の値にリセットするための信号を転送する干渉波電力
評価手段と、を備えたことを特徴とする。
【0045】また、請求項10に係わる発明は、請求項
6記載の干渉波抑圧装置の荷重初期値調整手段が、離散
フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタに入
力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャンネ
ル選択手段と、予め所定の角度と対応する最適荷重値を
記憶しておく荷重初期値テーブルと、上記適応フィルタ
入力チャンネル選択手段により選択されたチャンネルに
対応する角度に基づき、上記荷重初期値テーブルに記憶
された荷重初期値を抽出して荷重計算手段に転送する荷
重初期値選択手段と、上記荷重初期値選択手段から荷重
初期値を入力して、該荷重初期値適用前後の干渉波抑圧
効果を判定し、干渉波受信電力が増大する時には上記荷
重初期値選択手段に荷重初期値を所定の値にリセットす
るための信号を転送する干渉波電力評価手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の干渉波抑圧装置の実施
の形態1〜4を示す共通の構成図である。図において、
1はアンテナ素子、2は受信機、3はA/D変換器、5
は所定の方向にビームを形成する手段である主ビームフ
ォーマ、6は複素乗算器、7は複素加算器、8は複素減
算器、9は荷重計算手段、10は干渉波の受信状況によ
り適応フィルタの荷重の初期値を適宜設定する荷重初期
値調整手段、11は干渉波到来方向に補助ビームを形成
する離散フーリエ変換器である。図2はこの発明の実施
の形態1における荷重初期値調整手段10aの内部構成
を示す図である。図において、20は適応フィルタ入力
チャンネル選択手段、21は最適荷重推定手段である。
図3はこの発明の実施の形態1を説明する荷重の収束過
程のイメージ図である。
【0047】以下、図1〜3を参照して本発明の実施の
形態1について説明する。実施の形態1の特徴は、荷重
初期値調整手段10aにおいて、干渉波が受信された補
助ビームに対応するチャンネル番号から干渉波の到来角
度を推定し、最適荷重計算式にその到来角度を適用する
ことによって荷重初期値を計算する点であり、これらの
動作を中心に説明する。
【0048】まず、先に説明した最急降下法による適応
アルゴリズムにおいて、荷重初期値の調整により荷重収
束速度が改善される理由について説明する。図3は荷重
数が2の場合の誤差特性曲面であり、荷重の変化と出力
平均電力の関係を等高線で表している。一般に、最急降
下法に基づいた逐次処理型の適応アルゴリズムは、荷重
の初期値W0から出発して、出力信号電力を最小化する
方向ベクトルを逐次推定しながら、すなわち、等高線と
直角に交わる軌跡を描きながら、あるステップ幅で荷重
値を更新していき、最終的に最適荷重値Wopt付近に到
達させるものである。通常、最適荷重は未知であるた
め、荷重の初期値は適当な値W0に設定されて、荷重ベ
クトルは図3中の破線で示すような更新経路をとる、そ
こで,最適荷重ベクトルを何らかの方法で大まかに推定
し,荷重ベクトル初期値を最適荷重の近傍の値WS0に設
定してやれば、図3中の実線で示すように,従来に比べ
て少ない荷重更新回数で荷重を最適値に収束させること
ができる。
【0049】さて、以下の説明においては、k:時間
(サンプル番号)、l:アンテナ素子番号、L:アンテ
ナ素子数、h:信号番号、H:干渉波数、m:適応フィ
ルタチャンネル番号、M:適応フィルタ荷重数、b
0(k):所望波を表す複素関数、bk(k):干渉波を
表す複素関数、φk,l:位相基準点からの位相進み、xl
(k):アンテナ素子の受信信号、Fl:補助ビーム形成
時の窓関数、um(k):離散フーリエ変換器出力信号、
δ(c,d):クロネッカのデルタ記号、wm:適応フィ
ルタ荷重、θk:所望波,干渉波入射角度、rl(k):
受信機雑音、Ph:所望波、干渉波電力、σ2:受信機雑
音電力とする。所望波とH個の干渉波を同時に受信した
場合のアンテナ素子#lの受信信号xl(k)は,次式で
表される。
【0050】
【数15】
【0051】このとき、主ビームフォーマの出力信号d
(k)は、次式で表される。
【0052】
【数16】
【0053】適応フィルタ入力チャンネル選択手段20
では、離散フーリエ変換器11の出力チャンネルから、
干渉波成分を含んでいるチャンネルを選択する。例え
ば、各チャンネルの平均電力を任意に設定できるしきい
値電力と比較して、このしきい値を越えたチャンネルの
みを適応フィルタに入力する。上記しきい値は、主ビー
ムのサイドローブレベル等から予め抑圧処理が必要な受
信干渉波電力を見積もっておくことで、設定することが
できる。選択したチャンネルを適応フィルタ入力信号へ
反映する手段としては、ソフトウェアでチャンネルを割
り付ける方法だけでなく、スイッチを設けて物理的に切
り替える方法でもかまわない。さて、補助ビームフォー
マである離散フーリエ変換器11の出力チャンネル信号
m(k)のうち、mqチャンネルの信号が選択される
とすると、適応フィルタの入力信号は次式で表される。
【0054】
【数17】
【0055】ここで、式(31)中のクロネッカのデル
タは、チャンネルの選択を表している。適応フィルタ入
力信号の共分散行列、相互相関ベクトルを、それぞれ
R,Dとすると、各要素はそれぞれ式(32),(3
3)で表される。
【0056】
【数18】
【0057】ただし、上式の導出においては、所望波、
妨害波、受信機雑音は互いに無相関であるとし、特に式
(32)は、補助ビームのサイドローブレベルが十分小
さいとして近似的に導出した。Wiener−Hopf
の方程式より、最適荷重は次式から求めることができ
る。
【0058】
【数19】
【0059】各補助ビームの主ローブには妨害波が最大
1波のみ入射するものと仮定し、且つ、σ2<<Phとす
ると、式(32)〜(34)より最適荷重ベクトルは次
式となる。
【0060】
【数20】
【0061】式(35)から、図1に示す干渉波抑圧装
置では、適応フィルタ荷重の最適解は入射波の相対角
度、相対電力等に無関係であることがわかる。従って、
干渉波の相対角度が補助ビーム幅以上に離れていて、か
つ補助ビームのサイドローブレベルが十分低ければ、補
助ビームの受信信号が互いに無相関になるため、適応フ
ィルタ荷重を個別に扱うことができる。すなわち、形成
する補助ビームの方向に対応したチャンネルの信号に乗
ぜられる適応フィルタ荷重の初期値は、式(35)と選
択した離散フーリエ変換器11の出力信号チャンネルか
ら求めることができる。
【0062】図4は、従来の干渉波抑圧装置と本発明の
干渉波抑圧装置の収束速度を比較した図である。図中、
横軸は荷重更新回数、縦軸は所望波対干渉波電力比の改
善度を表すIMFである。本発明の干渉波抑圧装置で
は、荷重初期値を最適荷重付近に設定できるため、従来
の干渉波抑圧装置よりも少ない荷重更新回数で荷重が収
束し、IMFが定常状態になる。
【0063】以上のように、本発明の実施の形態1で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、補助ビームの指向方向、すなわち
干渉波到来角度と補助ビームの独立性を利用して導出し
た最適荷重の理論式から推定した荷重を初期値として用
いることにより、少ない荷重更新回数で荷重が収束する
ため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得るこ
とができる。
【0064】実施の形態2.図1はこの発明の干渉波抑
圧装置の実施の形態1〜4を示す共通の構成図である。
図5はこの発明の実施の形態2における荷重初期値調整
手段10bの内部構成を示す図である。図において、2
0は適応フィルタ入力チャンネル選択手段、22は荷重
初期値テーブル、23は荷重初期値選択手段である。実
施の形態2の特徴は、荷重初期値調整手段10bにおい
て、予め想定される干渉波の到来角度範囲を適当な間隔
毎に荷重初期値を設定し、メモリ等にテーブルとして保
持しておき、実際の干渉波到来角度に最も近い角度に対
応する荷重初期値をテーブルから呼び出す点であり、こ
れらの動作を中心に説明する。適応フィルタ入力チャン
ネル選択手段20の動作は、実施の形態1と同様である
ので省略する。想定される干渉波到来角度がANG
(1)〜ANG(L)であるとして、これらの角度に対
応する荷重初期値をそれぞれWini(1)〜Wini(L)
として荷重初期値テーブル22に記憶しておく。これら
荷重初期値は、事前にANG(1)〜ANG(L)の角
度それぞれで試験信号が入射したときの定常状態での最
適荷重を求めておくことで、設定することができる。例
えば、ANG(1)から試験信号を1波放射して、適応
フィルタが収束した時のチャンネル番号1の荷重の定常
状態での値をWini(1)とする。順次ANG(2)〜
ANG(L)に関しても同様の手順で定常状態の荷重値
を求めて、それぞれWini(2)〜Wini(L)として記
憶する。本発明の干渉波抑圧装置では、補助ビームを個
別に扱うことができる、すなわち適応フィルタの入力信
号は互いに独立であるので、それらに印加される荷重も
独立であることから、受信干渉波が複数であっても収束
後の荷重定常値は1波の時に求めた値と変わらない。従
って、複数干渉波を受信した場合でも、上記方法で記憶
された荷重初期値を用いれば、荷重収束速度を改善させ
ることが可能である。また、テーブルに記憶する荷重初
期値を、実施の形態1で説明した最適荷重の理論式から
計算してもかまわない。荷重初期値選択手段23では、
干渉波受信ビームとして選択された離散フーリエ変換器
11の出力信号チャンネルに対応する角度とANG
(1)〜ANG(L)との差の絶対値を計算して、最も
小さい値を示すANG(mq)での荷重初期値W
ini(mq)を抽出し、荷重計算手段に転送する。
【0065】以上のように、本発明の実施の形態2で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、予め想定される干渉波の到来角度
範囲を適当な間隔毎に荷重初期値を設定し、メモリ等に
テーブルとして保持しておき、実際の干渉波到来角度に
最も近い角度に対応する荷重初期値をテーブルから呼び
出すことにより、少ない荷重更新回数で荷重が収束する
ため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得るこ
とができる。
【0066】実施の形態3.図1はこの発明の干渉波抑
圧装置の実施の形態1〜4を示す共通の構成図である。
図6はこの発明の実施の形態3における荷重初期値調整
手段10cの内部構成を示す構成図である。図におい
て、20は適応フィルタ入力チャンネル選択手段、21
は最適荷重推定手段、24は干渉波電力評価手段であ
る。実施の形態3の特徴は、荷重初期値調整手段10c
において、最適荷重推定手段21において計算した荷重
初期値を適用することによって、初期値が実際の電波環
境での最適荷重から著しく離れることを避けるために、
荷重初期値を0にした場合と、最適荷重推定手段21で
求めた荷重初期値を適用した場合とで受信干渉波電力を
比較する干渉波電力評価手段24を備えた点であり、こ
れらの動作を中心に説明する。適応フィルタ入力チャン
ネル選択手段20と、最適荷重推定手段21の動作は、
実施の形態1と同様であるので省略する。干渉波電力評
価手段24では、適応フィルタ動作前において、適応フ
ィルタの荷重初期値が0の場合の誤差信号e(k)の電
力をPW(0)、荷重初期値を上記最適荷重推定手段2
1で求めた値を用いた場合の誤差信号e(k)の電力を
PW(S0)とすると、PW(0)<PW(S0)が成
り立つ場合には、最適荷重推定手段21で求めた荷重初
期値が、実際の電波環境における最適荷重から著しく離
れることが考えられるため、初期値を0にリセットする
ような制御信号を最適荷重推定手段21に転送する。
【0067】以上のように、本発明の実施の形態3で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、補助ビームの指向方向、すなわち
干渉波到来角度と補助ビームの独立性を利用して導出し
た最適荷重の理論式から推定した荷重初期値と、実際の
電波環境における最適荷重との誤差が著しく大きな場合
は荷重初期値を0にリセットすることにより、従来の干
渉波抑圧装置が要する荷重更新回数以下で荷重が収束す
るため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得る
ことができる。
【0068】実施の形態4.図1はこの発明の干渉波抑
圧装置の実施の形態1〜4を示す共通の構成図である。
図7はこの発明の実施の形態4における荷重初期値調整
手段10dの内部構成を示す図である。図において、2
0は適応フィルタ入力チャンネル選択手段、22は荷重
初期値テーブル、23は荷重初期値選択手段、24は干
渉波電力評価手段である。実施の形態4の特徴は、荷重
初期値調整手段10dにおいて、荷重初期値選択手段2
3において抽出された荷重初期値を適用することによっ
て、初期値が実際の電波環境での最適荷重から著しく離
れることを避けるために、荷重初期値を0にした場合
と、荷重初期値選択手段23において抽出された荷重初
期値を適用した場合とで受信干渉波電力を比較する干渉
波電力評価手段24を備えた点であり、これらの動作を
中心に説明する。適応フィルタ入力チャンネル選択手段
20、荷重初期値テーブル22と荷重初期値選択手段2
3の動作は、実施の形態1と同様であるので省略する。
干渉波電力評価手段24では、適応フィルタ動作前にお
いて、適応フィルタの荷重初期値が0の場合の誤差信号
e(k)の電力をPW(0)、荷重初期値を上記最適荷
重推定手段21で求めた値を用いた場合の誤差信号e
(k)の電力をPW(S0)とすると、PW(0)<P
W(S0)が成り立つ場合には、荷重初期値選択手段2
3で抽出した荷重初期値が、実際の電波環境における最
適荷重から著しく離れることが考えられるため、初期値
を0にリセットするような制御信号を荷重初期値選択手
段23に転送する。
【0069】以上のように、本発明の実施の形態4で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、選択した荷重初期値と、実際の電
波環境における最適荷重との誤差が著しく大きな場合は
荷重初期値を0にリセットすることにより、従来の干渉
波抑圧装置が要する荷重更新回数以下で荷重が収束する
ため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得るこ
とができる。
【0070】実施の形態5.図8はこの発明の干渉波抑
圧装置の実施の形態5〜8を示す共通の構成図である。
図において、30は主アンテナ、31は補助アンテナを
示し、その他は実施の形態1で説明したものと同様であ
る。図2はこの発明の実施の形態5における荷重初期値
調整手段10aの内部構成を示す図である。実施の形態
5の特徴は、主アンテナのサイドローブから入射した干
渉波の成分を抑圧するサイドローブキャンセラに、実施
の形態1で説明した手段を適用した点である。
【0071】主アンテナ30は、所定の方向に指向性を
有するアンテナであり、補助アンテナ31は無指向性の
アンテナが一般に用いられる。本実施の形態5の動作
は、実施の形態1に記載された図1における主ビームフ
ォーマ5の出力信号d(k)を図8の主アンテナ出力信
号d(k)に、実施の形態1における離散フーリエ変換
器11に転送されるアンテナ素子受信信号x1(k)〜
L(k)を、図8の補助アンテナ受信信号x1(k)〜
L(k)に置き換えたものと等価である。従って、実
施の形態1と同様に、図3、図4に示すように荷重初期
値を最適荷重の近傍に設定することで、従来に比べて少
ない荷重更新回数で荷重を最適値に収束させることがで
きる。
【0072】以上のように、本発明の実施の形態5で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、補助ビームの指向方向、すなわち
干渉波到来角度と補助ビームの独立性を利用して導出し
た最適荷重の理論式から推定した荷重を初期値として用
いることにより、少ない荷重更新回数で荷重が収束する
ため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得るこ
とができる。
【0073】実施の形態6.図8はこの発明の干渉波抑
圧装置の実施の形態5〜8を示す共通の構成図である。
図5はこの発明の実施の形態6における荷重初期値調整
手段10bの内部構成を示す図である。実施の形態6の
特徴は、サイドローブキャンセラに実施の形態2で説明
した手段を適用した点である。実施の形態2と同様であ
るので詳細説明は省略するが、荷重初期値調整手段10
bにおいて、予め想定される干渉波の到来角度範囲を適
当な間隔毎に荷重初期値を設定し、メモリ等にテーブル
として保持しておき、実際の干渉波到来角度に最も近い
角度に対応する荷重初期値をテーブルから呼び出すよう
動作する。
【0074】以上のように、本発明の実施の形態6で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、予め想定される干渉波の到来角度
範囲を適当な間隔毎に荷重初期値を設定し、メモリ等に
テーブルとして保持しておき、実際の干渉波到来角度に
最も近い角度に対応する荷重初期値をテーブルから呼び
出すことにより、少ない荷重更新回数で荷重が収束する
ため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得るこ
とができる。
【0075】実施の形態7.図8はこの発明の干渉波抑
圧装置の実施の形態5〜8を示す構成図である。図6は
この発明の実施の形態7における荷重初期値調整手段1
0cの内部構成を示す図である。実施の形態7の特徴
は、サイドローブキャンセラに実施の形態3で説明した
手段を適用した点である。荷重初期値調整手段10cに
おいて、最適荷重推定手段21において計算した荷重初
期値を適用することによって、初期値が実際の電波環境
での最適荷重から著しく離れることを避けるために、荷
重初期値を0にした場合と、最適荷重推定手段21で求
めた荷重初期値を適用した場合とで受信干渉波電力を比
較する干渉波電力評価手段24を備えている。動作につ
いては、実施の形態3と同様であるので詳細説明は省略
する。
【0076】以上のように、本発明の実施の形態7で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、補助ビームの指向方向、すなわち
干渉波到来角度と補助ビームの独立性を利用して導出し
た最適荷重の理論式から推定した荷重初期値と、実際の
電波環境における最適荷重との誤差が著しく大きな場合
は荷重初期値を0にリセットすることにより、従来の干
渉波抑圧装置が要する荷重更新回数以下で荷重が収束す
るため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得る
ことができる。
【0077】実施の形態8.図8はこの発明の干渉波抑
圧装置の実施の形態5〜8を示す構成図である。図7は
この発明の実施の形態8における荷重初期値調整手段1
0dの内部構成を示す図である。実施の形態8の特徴
は、サイドローブキャンセラに実施の形態4で説明した
手段を適用した点である。荷重初期値調整手段10dに
おいて、荷重初期値選択手段23において抽出された荷
重初期値を適用することによって、初期値が実際の電波
環境での最適荷重から著しく離れることを避けるため
に、荷重初期値を0にした場合と、荷重初期値選択手段
23において抽出された荷重初期値を適用した場合とで
受信干渉波電力を比較する干渉波電力評価手段24を備
えている。動作については、実施の形態4と同様である
ので詳細説明は省略する。
【0078】以上のように、本発明の実施の形態8で
は、最急降下法に基づいた適応アルゴリズムを用いた適
応フィルタにおいて、選択した荷重初期値と、実際の電
波環境における最適荷重との誤差が著しく大きな場合は
荷重初期値を0にリセットすることにより、従来の干渉
波抑圧装置が要する荷重更新回数以下で荷重が収束する
ため、高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置を得るこ
とができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように請求項1に係わる発明の干
渉波抑圧装置によれば、最急降下法に基づいた適応アル
ゴリズムを用いた適応フィルタにおいて、荷重の初期値
を干渉波到来角度に応じて調整することにより、H/W
規模を増大させることなく高速な収束特性を有する干渉
波抑圧装置を得ることができる。
【0080】また、請求項2に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、請求項1に係わる発明の干渉波抑圧装置
の荷重初期値調整手段を、補助ビームの指向方向、すな
わち干渉波到来角度と補助ビームの独立性を利用して導
出した最適荷重の理論式から推定した荷重値を適応アル
ゴリズムの初期値となるように構成することにより、H
/W規模を増大させることなく高速な収束特性を有する
干渉波抑圧装置を得ることができる。
【0081】また、請求項3に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、請求項1に係わる発明の干渉波抑圧装置
の荷重初期値調整手段を、予め想定される干渉波の到来
角度範囲を適当な間隔毎に荷重初期値を設定し、メモリ
等にテーブルとして保持しておき、実際の干渉波到来角
度に最も近い角度に対応する荷重初期値をテーブルから
呼び出すように構成することにより、H/W規模を増大
させることなく高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置
を得ることができる。
【0082】また、請求項4に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、請求項1に係わる発明の干渉波抑圧装置
の荷重初期値調整手段を、推定した荷重初期値の有効性
を干渉波電力の変化から判定するように構成することに
より、推定した荷重初期値と実際の電波環境における最
適荷重との誤差が大きな場合でも、H/W規模を増大さ
せることなく安定かつ高速な収束特性を有する干渉波抑
圧装置を得ることができる。
【0083】また、請求項5に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、請求項1に係わる発明の干渉波抑圧装置
の荷重初期値調整手段を、選択した荷重初期値の有効性
を干渉波電力の変化から判定するように構成することに
より、選択した荷重初期値と実際の電波環境における最
適荷重との誤差が大きな場合でも、H/W規模を増大さ
せることなく安定かつ高速な収束特性を有する干渉波抑
圧装置を得ることができる。
【0084】また、請求項6に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、最急降下法に基づいた適応アルゴリズム
を用いた適応フィルタにおいて、荷重の初期値を干渉波
到来角度に応じて調整することにより、H/W規模を増
大させることなく高速な収束特性を有する干渉波抑圧装
置を得ることができる。
【0085】また、請求項7に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、請求項6に係わる発明の干渉波抑圧装置
の荷重初期値調整手段を、補助ビームの指向方向、すな
わち干渉波到来角度と補助ビームの独立性を利用して導
出した最適荷重の理論式から推定した荷重値を適応アル
ゴリズムの初期値となるように構成することにより、H
/W規模を増大させることなく高速な収束特性を有する
干渉波抑圧装置を得ることができる。
【0086】また、請求項8に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、請求項6に係わる発明の干渉波抑圧装置
の荷重初期値調整手段を、予め想定される干渉波の到来
角度範囲を適当な間隔毎に荷重初期値を設定し、メモリ
等にテーブルとして保持しておき、実際の干渉波到来角
度に最も近い角度に対応する荷重初期値をテーブルから
呼び出すように構成することにより、H/W規模を増大
させることなく高速な収束特性を有する干渉波抑圧装置
を得ることができる。
【0087】また、請求項9に係わる発明の干渉波抑圧
装置によれば、請求項6に係わる発明の干渉波抑圧装置
の荷重初期値調整手段を、推定した荷重初期値の有効性
を干渉波電力の変化から判定するように構成することに
より、推定した荷重初期値と実際の電波環境における最
適荷重との誤差が大きな場合でも、H/W規模を増大さ
せることなく安定かつ高速な収束特性を有する干渉波抑
圧装置を得ることができる。
【0088】また、請求項10に係わる発明の干渉波抑
圧装置によれば、請求項6に係わる発明の干渉波抑圧装
置の荷重初期値調整手段を、選択した荷重初期値の有効
性を干渉波電力の変化から判定するように構成すること
により、選択した荷重初期値と実際の電波環境における
最適荷重との誤差が大きな場合でも、H/W規模を増大
させることなく安定かつ高速な収束特性を有する干渉波
抑圧装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜4を示す共通の構
成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1,5を説明するブロ
ック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1,5を説明する図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態1,5を説明する図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態2,6を説明するブロ
ック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3,7を説明するブロ
ック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4,8を説明するブロ
ック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5〜8を示す共通の構
成図である。
【図9】 従来の干渉波抑圧装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 アンテナ素子、2 受信機、3 A/D変換器、5
主ビームフォーマ、6 複素乗算器、7 複素加算
器、8 複素減算器、9 荷重計算手段、10,10
a,10b,10c,10d 荷重初期値調整手段、1
1 離散フーリエ変換器、16 適応フィルタ、20
適応フィルタ入力チャンネル選択手段、21最適荷重推
定手段、22 荷重初期値テーブル、23 荷重初期値
選択手段、24 干渉波電力評価手段、30 主アンテ
ナ、31 補助アンテナ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号をそれぞれ受信する所定の距離間隔
    をおいて配列された複数個のアンテナ素子と、 上記複数のアンテナ素子の出力信号の一部もしくは全部
    を入力して所定の方向にビームを形成するビーム形成手
    段と、 上記複数のアンテナ素子の受信信号を入力して、干渉波
    到来方向に補助ビームを形成する離散フーリエ変換器
    と、 上記離散フーリエ変換器の出力信号を入力する適応フィ
    ルタと、 上記補助ビームの指向方向に基づいて適応フィルタの荷
    重初期値を調整する荷重初期値調整手段と、 上記荷重初期値調整手段から転送される荷重を初期値と
    して、適応アルゴリズムによる荷重更新演算を行う荷重
    計算手段と、を備えたことを特徴とする干渉波抑圧装
    置。
  2. 【請求項2】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づいて適応フィルタ
    の最適荷重を推定して、荷重初期値として荷重計算手段
    に転送する最適荷重推定手段と、を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の干渉波抑圧装置。
  3. 【請求項3】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 予め所定の角度と対応する最適荷重値を記憶しておく荷
    重初期値テーブルと、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づき、上記荷重初期
    値テーブルに記憶された荷重初期値を抽出して荷重計算
    手段に転送する荷重初期値選択手段と、を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の干渉波抑圧装置。
  4. 【請求項4】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づいて適応フィルタ
    の最適荷重を推定して、荷重初期値として荷重計算手段
    に転送する最適荷重推定手段と、 上記最適荷重推定手段から荷重初期値を入力して、該荷
    重初期値適用前後の干渉波抑圧効果を判定し、干渉波受
    信電力が増大する時には上記最適荷重推定手段に荷重初
    期値を所定の値にリセットするための信号を転送する干
    渉波電力評価手段と、を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の干渉波抑圧装置。
  5. 【請求項5】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 予め所定の角度と対応する最適荷重値を記憶しておく荷
    重初期値テーブルと、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づき、上記荷重初期
    値テーブルに記憶された荷重初期値を抽出して荷重計算
    手段に転送する荷重初期値選択手段と、 上記荷重初期値選択手段から荷重初期値を入力して、該
    荷重初期値適用前後の干渉波抑圧効果を判定し、干渉波
    受信電力が増大する時には上記荷重初期値選択手段に荷
    重初期値を所定の値にリセットするための信号を転送す
    る干渉波電力評価手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の干渉波抑圧装置。
  6. 【請求項6】 主アンテナと、複数の補助アンテナと、 上記複数のアンテナ素子の受信信号を入力して、干渉波
    到来方向に補助ビームを形成する離散フーリエ変換器
    と、 上記離散フーリエ変換器の出力信号を入力する適応フィ
    ルタと、 上記補助ビームの指向方向に基づいて適応フィルタの荷
    重初期値を調整する荷重初期値調整手段と、 上記荷重初期値調整手段から転送される荷重を初期値と
    して、適応アルゴリズムによる荷重更新演算を行う荷重
    計算手段と、を備えたことを特徴とする干渉波抑圧装
    置。
  7. 【請求項7】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づいて適応フィルタ
    の最適荷重を推定して、荷重初期値として荷重計算手段
    に転送する最適荷重推定手段と、を備えたことを特徴と
    する請求項6記載の干渉波抑圧装置。
  8. 【請求項8】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 予め所定の角度と対応する最適荷重値を記憶しておく荷
    重初期値テーブルと、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づき、上記荷重初期
    値テーブルに記憶された荷重初期値を抽出して荷重計算
    手段に転送する荷重初期値選択手段と、を備えたことを
    特徴とする請求項6記載の干渉波抑圧装置。
  9. 【請求項9】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づいて適応フィルタ
    の最適荷重を推定して、荷重初期値として荷重計算手段
    に転送する最適荷重推定手段と、 上記最適荷重推定手段から荷重初期値を入力して、該荷
    重初期値適用前後の干渉波抑圧効果を判定し、干渉波受
    信電力が増大する時には上記最適荷重推定手段に荷重初
    期値を所定の値にリセットするための信号を転送する干
    渉波電力評価手段と、を備えたことを特徴とする請求項
    6記載の干渉波抑圧装置。
  10. 【請求項10】 荷重初期値調整手段が、 離散フーリエ変換器の出力信号を入力して適応フィルタ
    に入力するチャンネルを選択する適応フィルタ入力チャ
    ンネル選択手段と、 予め所定の角度と対応する最適荷重値を記憶しておく荷
    重初期値テーブルと、 上記適応フィルタ入力チャンネル選択手段により選択さ
    れたチャンネルに対応する角度に基づき、上記荷重初期
    値テーブルに記憶された荷重初期値を抽出して荷重計算
    手段に転送する荷重初期値選択手段と、 上記荷重初期値選択手段から荷重初期値を入力して、該
    荷重初期値適用前後の干渉波抑圧効果を判定し、干渉波
    受信電力が増大する時には上記荷重初期値選択手段に荷
    重初期値を所定の値にリセットするための信号を転送す
    る干渉波電力評価手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項6記載の干渉波抑圧装置。
JP9198998A 1997-07-24 1997-07-24 干渉波抑圧装置 Pending JPH1146112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9198998A JPH1146112A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 干渉波抑圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9198998A JPH1146112A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 干渉波抑圧装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1146112A true JPH1146112A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16400408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9198998A Pending JPH1146112A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 干渉波抑圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1146112A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276474A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Toshiba Corp レーダ信号処理装置及び不要波抑圧方法
JP2012509000A (ja) * 2008-11-14 2012-04-12 アストリウム・リミテッド 操舵ビーム衛星通信システムにおけるアクティブ干渉抑制
JP2017003361A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 三菱電機株式会社 信号処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509000A (ja) * 2008-11-14 2012-04-12 アストリウム・リミテッド 操舵ビーム衛星通信システムにおけるアクティブ干渉抑制
JP2010276474A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Toshiba Corp レーダ信号処理装置及び不要波抑圧方法
JP2017003361A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 三菱電機株式会社 信号処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7778425B2 (en) Method for generating noise references for generalized sidelobe canceling
US5500903A (en) Method for vectorial noise-reduction in speech, and implementation device
JP3701940B2 (ja) 目的信号源から雑音環境に放射される信号を処理するシステム及び方法
US5028931A (en) Adaptive array processor
US4313116A (en) Hybrid adaptive sidelobe canceling system
JP3795610B2 (ja) 信号処理装置
US8014230B2 (en) Adaptive array control device, method and program, and adaptive array processing device, method and program using the same
JP2009186465A (ja) サイドローブ抑制
JP2002094318A (ja) 無線通信システムにおける信号抽出方法及び装置
WO2005067342A1 (en) Method for adjusting adaptation control of adaptive interference canceller
US20090086578A1 (en) Adaptive array control device, method and program, and adaptive array processing device, method and program using the same
KR100499472B1 (ko) 순방향 링크에서의 적응 어레이를 이용한 빔포밍 시스템
JP2006267036A (ja) 妨害波抑圧装置
JP5193455B2 (ja) レーダ信号処理装置
JP4256400B2 (ja) 信号処理装置
JPH1146112A (ja) 干渉波抑圧装置
JP4219490B2 (ja) 受信方法および受信装置
JP2004506913A (ja) 適応アレイの位相安定
JPH11234023A (ja) 妨害波抑圧装置
JPH11308130A (ja) 干渉波抑圧装置
JPH09205316A (ja) 干渉波抑圧装置
JP2002204193A (ja) 移動通信システム
JP2880987B1 (ja) アンテナ装置
JP3598617B2 (ja) サイドローブキャンセラ
JPH09214236A (ja) 干渉波抑圧装置