JPH11234023A - 妨害波抑圧装置 - Google Patents

妨害波抑圧装置

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JPH11234023A
JPH11234023A JP10029768A JP2976898A JPH11234023A JP H11234023 A JPH11234023 A JP H11234023A JP 10029768 A JP10029768 A JP 10029768A JP 2976898 A JP2976898 A JP 2976898A JP H11234023 A JPH11234023 A JP H11234023A
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JP
Japan
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channel
output signal
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beam forming
auxiliary beam
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JP10029768A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Harasawa
康弘 原澤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数妨害波の入射角度が近接している場合
に、隣接した補助ビームで同一妨害波を受信してしまう
ことから、適応フィルタ入力チャンネル間の独立性が確
保できず、適応処理の収束速度が劣化するという課題が
あった。 【解決手段】 この発明の妨害波抑圧装置は、複数のア
ンテナ素子受信信号を入力して妨害波到来方向に補助ビ
ームを形成する補助ビーム形成手段と、補助ビーム形成
手段の出力信号電力値が大きい順にチャンネル番号を並
び替えるチャンネルソート手段と、チャンネルソート手
段から転送されるチャンネル番号に基づいて使用チャン
ネルを制限するチャンネル判定手段とを備えたもので、
同一妨害波成分が含まれる複数のチャンネルを選択しな
いようにすることで、適応フィルタ入力チャンネル間の
独立性が確保され、高速な収束特性を実現することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は受信アンテナビー
ムのサイドローブから入射する複数の妨害波を信号処理
によって抑圧する妨害波抑圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば特開平4−30780
2、“アンテナ装置”に開示されたアンテナのサイドロ
ーブから入射する妨害波を自動的に抑圧する妨害波抑圧
装置であるアダプティブアンテナの構成図である。
【0003】図9において、1はアンテナ素子、2は受
信機、3はA/D変換器、5は主ビームフォーマ、11
は補助ビームフォーマ、16は適応フィルタである。図
10は、図9における適応フィルタ16の内部構成図で
ある。図10において、6は複素乗算器、7は複素加算
器、8は複素減算器、9は荷重計算手段である。図11
は、図9に示す従来の妨害波抑圧装置の動作を説明する
図である。図11において、90〜92は補助ビームフ
ォーマ11で形成される補助ビームの一例である。以下
参照する図において、Sは所望波、J1 、J2 はそれぞ
れ妨害波を示し、d(k)は所望波方向に指向した主ビ
ームの受信信号、x1 (k),…,xL (k)はそれぞ
れアンテナ素子番号1〜Lで受信された受信信号、y
(k)は複素加算器7の出力信号、e(k)は複素減算
器8の出力信号、w1 (k),…,wL (k)はそれぞ
れ複素乗算器6で印加する荷重を示している。以下の記
述では、式の表記を簡単にするため、信号は全て複素信
号で表すことにする。各受信機2は、それぞれ内部で各
アンテナ素子1が受信したRF帯の受信信号を増幅し、
位相検波して複素ビデオ信号を生成している。このアナ
ログビデオ信号は各受信機2が備えたA/D変換器3に
おいて、一定の標本化周期Tsで標本化されディジタル
信号に変換される。この場合、標本化周期Tsは各受信
機2の帯域をBとすると、Ts<(1/B)となるよう
に選ばれる。また、これらの信号の表記式においては、
標本化周期Tsを省略し、整数kが時間を表す因子とす
る。
【0004】次に、図9に示すアダプティブアンテナが
所望波Sと2つの妨害波J1 ,J2を受信した場合を例
にして動作を説明する。各アンテナ素子1が無指向性で
あるとすると、各受信機2に接続されたA/D変換器3
の出力信号xi (k),(i=1,2,…,L)は次式
で表せる。
【0005】
【数1】
【0006】但し、ωs は所望波の角周波数、ω1 は妨
害波J1 の角周波数、ω2 は妨害波J2 の角周波数を表
し、λs は所望波の波長、λ1 は妨害波J1 の波長、λ
2 は妨害波J2 の波長を表し、θs は所望波の入射角、
θ1 は妨害波J1 の入射角、θ2 は妨害波J2 の入射角
を表し、As は所望波の振幅、A1 は妨害波J1 の振
幅、A2 は妨害波J2 の振幅を表し、ni (k)は受信
機雑音、dは各アンテナ素子の間隔、Lはアンテナ素子
数、iはアンテナ素子番号を表す。主ビームフォーマ5
では、次式に示す積分演算により指向性合成を行い、所
望波Sの入射方向に受信ビームを形成する。
【0007】
【数2】
【0008】ここでθはビームを形成する方向を制御す
るパラメータであり、通常は受信ビームを所望波方向に
向けるためθ=θs である。Nは積分数を示し、Nはア
ンテナ素子数L以下に設定しなければならない。N=L
の場合は受信信号の全てを使用してビームを形成するこ
とになり、N<Lのときは受信信号の一部を使用してビ
ームを形成することになる。一般に、Nを大きくするほ
ど半値幅の狭いビームを形成することができる。式
(2)に式(1)を代入すると主ビームフォーマ5の出
力d(k)は次式で表せる。
【0009】
【数3】
【0010】ここで、以下の式(4),(5),
(6),(7)を用いれば式(8)が得られる。
【0011】
【数4】
【0012】一方、受信信号xi (k),(i=1,
…,L)は分配されて補助ビームフォーマ11に入力さ
れる。受信信号を全て使用する場合を考えると、補助ビ
ームフォーマ11は次式に示す離散フーリエ変換演算を
行ってum (k)を生成する。
【0013】
【数5】
【0014】式(9)に示す演算は、高速フーリエ変換
アルゴリズムにより高速に実行することができる。式
(9)の演算は、mとLで決まる方向に受信補助ビーム
を形成することと等価であり、補助ビームフォーマ11
の各出力チャンネル信号が各方向に形成された補助ビー
ムでの受信信号にそれぞれ対応する。um (k)は、複
素乗算器6で荷重wi (k),(i=1,…,L)と掛
け合わされた後、複素加算器7に転送され、次式に示す
信号y(k)が生成される。
【0015】
【数6】
【0016】信号y(k)は複素減算器8に転送され、
次式より主ビームフォーマ5の出力信号d(k)との差
信号e(k)が生成される。 e(k)=d(k)−y(k) (11) 一般に、妨害波は所望波に比較して非常に大きな電力で
受信されるものと考えられ、As <<A1 ,A2 と仮定
できる。また、説明を簡単にするため、それぞれ異なる
妨害波J1 ,J2 の到来角度に対応するチャンネル番号
をm1,m2とし、他のチャンネルには妨害波成分が漏
れ込まないと仮定すると、誤差信号e(k)は、式
(1),式(8),式(10)を式(11)に代入する
ことにより次式で表すことができる。
【0017】
【数7】
【0018】式(12)からわかるように、信号y
(k)が信号d(k)に含まれる妨害波成分にできるだ
け近い値をとるように荷重wi (k)を調整すれば、信
号e(k)が所望の信号成分と近い値をとることは明ら
かである。しかしながら、式(12)の第2,3項を0
に近づけるためには、妨害波の入射方向と電波波長を知
っておく必要がある。通常、このようなパラメータは未
知数であるので、以下に説明する方法で荷重wi (k)
を決定する。所望波Sの角周波数ωs と妨害波J1 ,J
2 の角周波数ω1 ,ω2 が互いに異なるものとすれば、
信号e(k)の2乗平均値は次式で表される。
【0019】
【数8】
【0020】但し、E[ ]は時間平均を表し、式(1
3)の導出には式(14)〜式(17)に示す関係を用
いた。
【0021】
【数9】
【0022】式(13)から明らかなように、式(1
3)の妨害波成分を表す右辺第2、第3項を最小にする
ように荷重wi(k)を調整するということは、e
(k)の2乗平均値を最小にすることと等価であるの
で、E[|e(k)|2 ]を最小にするように荷重を調
整することによって妨害波成分を抑圧することができ
る。このようにアダプティブアンテナでは、e(k)の
2乗平均値を最小にするように荷重wi (k)を調整し
て妨害波を抑圧する。E[|e(k)|2 ]を最小化す
るような荷重は最適荷重と呼ばれ、Wiener−Ho
pfの方程式の解より得ることができる。最適荷重ベク
トルをWopt、共分散行列をR、相互相関ベクトルを
PとするとWoptは一般に次式により得られる。
【0023】
【数10】
【0024】ここで、最適荷重ベクトルWopt、共分
散行列R、相互相関ベクトルPは、それぞれ次式で表さ
れる。
【0025】
【数11】
【0026】ここで、Tは転置を表し、*は複素共役を
表す。このように、アダプティブアンテナの最適荷重
は、各アンテナ素子1の受信信号の共分散行列と主ビー
ムフォーマ5の出力信号と各アンテナ素子1の受信信号
との相互相関ベクトルが既知であれば式(18)より求
めることができる。しかし、実際には共分散行列、相互
相関ベクトルともに既知ではないので、通常は信号xi
(k),d(k)を用いて適応アルゴリズムにより逐次
的に最適な荷重を推定していく。また、以上説明してき
た図9に示すアダプティブアンテナの場合、妨害波到来
方向に受信補助ビーム形成を行っているので、式(1
9)〜(21)においてum (k)(m=m1,m2)
以外のチャンネルを無視してもかまわないことから、適
応フィルタ16に入力されるチャンネル数を少なく設定
できて、補助ビーム形成を行わないアダプティブアンテ
ナに比較して適応フィルタの荷重更新演算量を低減する
ことが可能である。さて、適応アルゴリズムとしてよく
知られたものに、LMS(Least Mean Sq
uare)アルゴリズムがある。LMSアルゴリズム
は、入力信号ベクトルを式(22)で表すと、式(2
3)で表現できる。
【0027】
【数12】
【0028】ここで、μはステップサイズパラメータと
呼ばれる定数であり、荷重更新時の補正量の大きさを決
めるもので、荷重の収束速度と安定性を制御するパラメ
ータである。このとき、ステップサイズパラメータμは
0<μ<1を満たすように定めなければならず、μを小
さく設定すると収束速度が遅くなるが、収束後の最適値
との誤差は小さくなる。逆にμを大きく設定すると収束
速度は速くなるが、収束後の最適値との誤差は大きくな
るという特徴がある。式(23)に示すように、刻み幅
μで誤差信号電力を最小にする方向を推定しながら荷重
更新を行っていく最急降下法に基づくアルゴリズムは、
非常にシンプルで演算量も少ないため、実装用アルゴリ
ズムとして採用されることが多い。しかしながら、演算
が簡単な反面、荷重が最適値付近に収束するまでに多く
の荷重更新回数を要することが多く、問題になる場合が
ある。
【0029】以上のような動作をする従来の妨害波抑圧
装置において、受信アンテナビームのサイドローブに入
射する妨害波が互いに無相関であり、補助ビームでは妨
害波が最大1波受信されるものと仮定すると、一般に補
助ビームフォーマ11の出力チャンネルは互いに無相関
になると考えられる。これは、適応フィルタ16の入力
信号が互いに無相関であることと等価であるため、式
(20)に示した共分散行列の非対角成分は零に漸近す
ることになる。従って、共分散行列の逆行列を近似的に
スカラー演算のみで直接求めることができるので、時間
kにおける荷重ベクトルは、式(24),(25)から
得ることができる。
【0030】
【数13】
【0031】式(25)における積和演算部分を漸化的
に求めることにより、式(24)での1サンプル毎の荷
重更新演算が可能になる。この荷重更新アルゴリズムで
は、LMSアルゴリズム等と異なり、共分散行列の逆行
列を直接計算していることから、高速な収束特性が得ら
れる。複数妨害波の入射方向が近接している場合には、
例えばJ1 に対応した補助ビームのサイドローブでJ2
をも同時に受信してしまい、補助ビーム受信信号間の独
立性が確保できなくなることを避けるため、通常、補助
ビーム形成のための離散フーリエ変換演算時にサイドロ
ーブレベルを下げるための窓関数を使用する。ところ
が、窓関数を使用すると、サイドローブレベルが低下す
る一方で、主ローブのピークレベルの劣化及び主ローブ
のビーム幅の増大が副作用として生じることが知られて
いる。これにより、図11に示すように、隣接した補助
ビームの主ローブがオーバーラップすることから、同じ
妨害波の信号成分が隣接した複数のチャンネルに現れる
ことになる。図11は、妨害波が補助ビーム92の●に
対応する利得で受信され、かつ補助ビーム91の○に対
応する利得で受信されるので、チャンネルL +1とチャ
ンネルL に同一の妨害波成分が現れることを示してい
る。一般に、補助ビーム形成を行って一チャンネル当た
りの妨害波受信電力値を高めるタイプの妨害波抑圧装置
では、適応フィルタに入力するチャンネル数を低減する
ことを目的として、各チャンネルの電力値等を基準にし
て使用するチャンネルを選択することが多いため、妨害
波の入射方向が、隣接した補助ビームのピーク間の中間
の角度に近い程、両チャンネルに現れる妨害波成分のレ
ベル差は小さくなり、適応フィルタの入力チャンネル間
に相関性が出てくる可能性が高くなる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数の妨害波を
抑圧する妨害波抑圧装置では、妨害波の入射角度が近接
している場合に、隣接した補助ビームで同一妨害波を受
信してしまうことから、適応フィルタ入力チャンネル間
の独立性が確保できず、適応処理の収束速度が劣化する
という課題がある。
【0033】この発明は上記の課題を解消するためにな
されたもので、同一妨害波が隣接した複数のチャンネル
で受信された場合に、この複数のチャンネルから、主ビ
ームのサイドローブで受信された妨害波を抑圧するため
に必要な1チャンネルのみを選択することで、適応フィ
ルタ入力チャンネル間の独立性を確保し、高速な妨害波
抑圧特性を有する妨害波抑圧装置を得ることを目的とす
る。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明の妨害波抑圧装置は、信号をそれぞれ
受信する所定の距離間隔をおいて配列された複数個のア
ンテナ素子と、上記複数のアンテナ素子での受信信号の
一部もしくは全部を入力して所定の方向にビームを形成
する主ビーム形成手段と、上記複数のアンテナ素子での
受信信号の一部もしくは全部を入力して、妨害波到来方
向に補助ビームを形成する補助ビーム形成手段と、上記
補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、チャ
ンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号を並
び替えるチャンネルソート手段と、上記補助ビーム形成
手段の出力信号を分配して入力し、該補助ビーム形成手
段の出力信号チャンネルの中から、使用するチャンネル
を上記チャンネルソート手段から転送されるチャンネル
番号に基づいて選択する選択チャンネル判定手段と、上
記主ビーム形成手段の出力信号から、上記選択チャンネ
ル判定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて調
整される荷重との積和によって生成される信号を差し引
くことで、上記主ビーム形成手段の出力信号中に含まれ
る妨害波成分を抑圧する適応フィルタとを備え、選択チ
ャンネル判定手段が、チャンネルソート手段から転送さ
れる複数のチャンネル番号を入力して、該複数のチャン
ネル番号中で連続したチャンネル番号を検出する隣接チ
ャンネル番号検出手段と、上記隣接チャンネル番号検出
手段から転送されるチャンネル番号のうち、連続したチ
ャンネル番号に対しては信号電力値が最大のチャンネル
のみを選択するようなスイッチ制御信号を出力するコン
トローラと、上記コントローラから転送される制御信号
に基づいて出力するチャンネルを制御する切替えスイッ
チとを備えたことを特徴とする。
【0035】また、第2の発明は、第1の発明の妨害波
抑圧装置の選択チャンネル判定手段が、チャンネルソー
ト手段から転送される複数のチャンネル番号を入力し
て、該複数のチャンネル番号中で連続したチャンネル番
号を検出する隣接チャンネル番号検出手段と、上記隣接
チャンネル番号検出手段から転送されるチャンネル番号
に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入
力し、チャンネル毎に該出力信号の周波数解析を行い、
使用するチャンネルを選択する周波数成分比較手段と、
上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
ネル番号と、上記周波数成分比較手段から転送されるチ
ャンネル番号に基づいて制御信号を出力するコントロー
ラと、上記コントローラから転送される制御信号に基づ
いて出力するチャンネルを制御する切替えスイッチとを
備えたことを特徴とする。
【0036】また、第3の発明は、第1の発明の妨害波
抑圧装置の選択チャンネル判定手段が、チャンネルソー
ト手段から転送される複数のチャンネル番号を入力し
て、該複数のチャンネル番号中で連続したチャンネル番
号を検出する隣接チャンネル番号検出手段と、上記隣接
チャンネル番号検出手段から転送されるチャンネル番号
に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入
力し、チャンネル毎に該出力信号間の相関度を求めて、
使用するチャンネルを選択する相関度比較手段と、上記
チャンネルソート手段から転送される複数のチャンネル
番号と、上記相関度比較手段から転送されるチャンネル
番号に基づいて制御信号を出力するコントローラと、上
記コントローラから転送される制御信号に基づいて出力
するチャンネルを制御する切替えスイッチとを備えたこ
とを特徴とする。
【0037】また、第4の発明の妨害波抑圧装置は、主
アンテナと、複数の補助アンテナと、上記複数の補助ア
ンテナでの受信信号の一部もしくは全部を入力して妨害
波到来方向にビームを形成する補助ビーム形成手段と、
上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
チャンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号
を並び替えるチャンネルソート手段と、上記補助ビーム
形成手段の出力信号を分配して入力し、該補助ビーム形
成手段の出力信号チャンネルの中から、使用するチャン
ネルを上記チャンネルソート手段から転送されるチャン
ネル番号に基づいて選択する選択チャンネル判定手段
と、上記主アンテナの出力信号から、上記選択チャンネ
ル判定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて調
整される荷重との積和によって生成される信号を差し引
くことで、上記主アンテナの出力信号中に含まれる妨害
波成分を抑圧する適応フィルタとを備え、選択チャンネ
ル判定手段が、チャンネルソート手段から転送される複
数のチャンネル番号を入力して、該複数のチャンネル番
号中で連続したチャンネル番号を検出する隣接チャンネ
ル番号検出手段と、上記隣接チャンネル番号検出手段か
ら転送されるチャンネル番号のうち、連続したチャンネ
ル番号に対しては信号電力値が最大のチャンネルのみを
選択するようなスイッチ制御信号を出力するコントロー
ラと、上記コントローラから転送される制御信号に基づ
いて出力するチャンネルを制御する切替えスイッチとを
備えたことを特徴とする。
【0038】また、第5の発明は、第4の発明の妨害波
抑圧装置の選択チャンネル判定手段が、チャンネルソー
ト手段から転送される複数のチャンネル番号を入力し
て、該複数のチャンネル番号中で連続したチャンネル番
号を検出する隣接チャンネル番号検出手段と、上記隣接
チャンネル番号検出手段から転送されるチャンネル番号
に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入
力し、チャンネル毎に該出力信号の周波数解析を行い、
使用するチャンネルを選択する周波数成分比較手段と、
上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
ネル番号と、上記周波数成分比較手段から転送されるチ
ャンネル番号に基づいて制御信号を出力するコントロー
ラと、上記コントローラから転送される制御信号に基づ
いて出力するチャンネルを制御する切替えスイッチとを
備えたことを特徴とする。
【0039】また、第6の発明は、第4の発明の妨害波
抑圧装置の選択チャンネル判定手段が、チャンネルソー
ト手段から転送される複数のチャンネル番号を入力し
て、該複数のチャンネル番号中で連続したチャンネル番
号を検出する隣接チャンネル番号検出手段と、上記隣接
チャンネル番号検出手段から転送されるチャンネル番号
に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入
力し、チャンネル毎に該出力信号間の相関度を求めて、
使用するチャンネルを選択する相関度比較手段と、上記
チャンネルソート手段から転送される複数のチャンネル
番号と、上記相関度比較手段から転送されるチャンネル
番号に基づいて制御信号を出力するコントローラと、上
記コントローラから転送される制御信号に基づいて出力
するチャンネルを制御する切替えスイッチとを備えたこ
とを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
妨害波抑圧装置の実施の形態1〜3を示す共通の構成図
である。図において、1はアンテナ素子、2は受信機、
3はA/D変換器、5は所定の方向にビームを形成する
手段である主ビームフォーマ、11は妨害波到来方向に
補助ビームを形成する補助ビームフォーマ、16は適応
フィルタである。図2はこの発明の実施の形態1におけ
る選択チャンネル判定手段32の内部構成を示す図であ
る。図において、35aは隣接チャンネル番号検出手
段、33aはコントローラ、34aは切替えスイッチで
ある。図3はこの発明の実施の形態1の動作を説明する
フローチャートである。
【0041】以下、図1〜3を参照して、本発明の実施
の形態1について説明する。実施の形態1の特徴は、選
択チャンネル判定手段32において、隣接したチャンネ
ルで妨害波が受信された場合に、これらを同一妨害波で
あると考えて1つのチャンネルのみを選択する点であ
り、これらの動作を中心に説明する。
【0042】まず、補助ビームフォーマ11の出力信号
は、チャンネルソート手段31へ分配され、分配された
Lチャンネルの各チャンネル毎の受信信号の平均電力、
或いは瞬時電力が計算される。チャンネルソート手段3
1では、これら各チャンネルの電力値に基づいて、大き
な電力値を示す順番にチャンネル番号がソートされ、選
択チャンネル判定手段32へ転送される。これは、妨害
波の入射方向に形成されている補助ビームに対応するチ
ャンネルは、他のチャンネルに比較して受信信号電力が
大きくなるので、各チャンネルの電力値を比較すること
によって妨害波を含むかどうかを判定することができる
からである。一般に、妨害波の数は形成される補助ビー
ム数に比べて著しく少ないと考えられるため、演算負荷
を考慮して電力値が妨害波の判定用に設けられた閾値を
超えたチャンネルのみ使用したり、予め受信され得る妨
害波数を予想して、強制的にチャンネル数を限定する方
法が取られる。ここでは、後者のようにチャンネル数を
Lmaxに限定した場合について述べる。
【0043】チャンネルソート手段31から転送される
チャンネル番号列は、隣接チャンネル番号検出手段35
aへ入力される。以下、図3のフローチャートに従っ
て、選択チャンネル判定手段32の動作を説明する。ス
テップ40では、変数の初期化が行われる。ステップ4
0における配列CH(L ),NCH(q)は、それぞれ
チャンネルソート手段31から転送されるチャンネル番
号列、コントローラ33aへ転送されるチャンネル番号
列を示す。ステップ41では、変数L でループさせたチ
ャンネルが、転送された最大数であるLmaxを超えた
時に処理を終了する。ステップ42では、電力に基づい
てソートされてから転送された番号列CH(L )に格納
されているチャンネル番号で、連続した番号が存在する
かどうかが判定される。整数配列CH(L +1)の要素
であるチャンネル番号が、CH(L )と連続した値でな
ければ、そのチャンネルは使用可であると判断し、ステ
ップ43で配列番号qを更新した後、ステップ44で新
たに選択されたチャンネル番号格納用の配列NCH
(q)にそのチャンネル番号が記憶される。ステップ4
5では、配列番号ループ用の変数L が更新される。コン
トローラ33aには、上記整数配列NCH(q)が転送
され、この配列要素に対応したチャンネルのみをONに
するような制御信号が生成される。切替えスイッチ34
aでは、この制御信号に基づいてスイッチのON/OF
Fを制御する。なお、切替えスイッチ34aは、物理的
な制御装置だけでなく、ソフトウェアで等価的にスイッ
チの機能を実現するものでも構わない。
【0044】以上のように、本発明の実施の形態1で
は、補助ビームフォーマ11の出力信号チャンネルのう
ち、妨害波成分が含まれるチャンネルを優先的に選択
し、更に、妨害波入射方向に対応した補助ビームの隣の
補助ビームの主ローブの肩で受信された同一妨害波成分
が無視できないような場合に、このチャンネルが適応フ
ィルタの入力チャンネルとして選択されないように動作
するため、適応フィルタ入力チャンネル間の独立性が確
保できて、高速な収束特性を有する妨害波抑圧装置を得
ることができる。
【0045】実施の形態2.図1はこの発明の妨害波抑
圧装置の実施の形態1〜3を示す共通の構成図である。
図4はこの発明の実施の形態2における選択チャンネル
判定手段32の内部構成を示す図である。図において、
35bは隣接チャンネル番号検出手段、50は周波数成
分比較手段、33bはコントローラ、34bは切替えス
イッチである。図5はこの発明の実施の形態2の動作を
説明するフローチャートである。
【0046】以下、図1、4、5を参照して本発明の実
施の形態2について説明する。実施の形態2の特徴は、
選択チャンネル判定手段32において、隣接したチャン
ネルで妨害波が受信された場合に、これらが同一妨害波
である時には1つのチャンネルのみを選択し、異なる妨
害波である時には該当するチャンネルを選択する機構を
導入した点であり、これらの動作を中心に説明する。ま
た、隣接チャンネル番号検出手段35bの動作は、実施
の形態1と同様であるので、ここでは省略する。
【0047】図1のチャンネルソート手段31から転送
されるチャンネル番号列は、図4の隣接チャンネル番号
検出手段35bへ入力される。以下、図5のフローチャ
ートに従って、選択チャンネル判定手段32bの動作を
説明する。ステップ60では、変数の初期化が行われ
る。ステップ60における配列CH(L ),NCH
(q)は、それぞれチャンネルソート手段31から転送
されるチャンネル番号列、周波数成分比較手段50へ転
送されるチャンネル番号列を示す。ステップ61では、
変数L でループさせたチャンネルが、転送された最大数
であるLmaxを超えた時に処理を終了する。ステップ
62では、電力に基づいてソートされてから転送された
番号列CH(L )に格納されているチャンネル番号で、
連続した番号が存在するかどうかが判定される。整数配
列CH(L +1)の要素であるチャンネル番号が、CH
(L )と連続した値でなければ、そのチャンネルは使用
可であると判断し、ステップ64で配列番号qを更新し
た後、ステップ65で新たに選択されたチャンネル番号
格納用の配列NCH(q)にそのチャンネル番号が記憶
される。CH(L +1)の要素であるチャンネル番号
と、CH(L )とが連続した値であれば、ステップ63
へ処理が移る。ステップ63では、まず上記連続チャン
ネルの周波数解析が行われ、そのピーク周波数が実数配
列fp(L +1)、fp(L )にそれぞれ格納される。
周波数解析は、FFTアルゴリズムを用いた離散フーリ
エ変換が最も一般的であるが、使用できる信号サンプル
数が少ない場合には、許容される演算時間次第で最大エ
ントロピー法等を適用することも可能である。次いで、
それぞれのチャンネルで受信された妨害波の周波数ピー
ク値の差が、任意に設定できる判定用閾値δfよりも大
きければ、これらは周波数の異なる妨害波が、隣接した
チャンネルでそれぞれ受信されたものと判断し、上記ス
テップ64、65の処理が行われる。逆に、周波数ピー
ク値の差がδfよりも小さければ、これらは同一妨害波
と見なされて、CH(L +1)の要素が示すチャンネル
は選択されずにステップ66の処理へ移る。ステップ6
6では、配列番号ループ用の変数L が更新される。コン
トローラ33bには、上記整数配列NCH(q)が転送
され、この配列要素に対応したチャンネルのみをONに
するような制御信号が生成される。切替えスイッチ34
bでは、この制御信号に基づいてスイッチのON/OF
Fを制御する。なお、切替えスイッチは、物理的な制御
装置だけでなく、ソフトウェアで等価的にスイッチの機
能を実現するものでも構わない。
【0048】以上のように、本発明の実施の形態2で
は、補助ビームフォーマ11の出力信号チャンネルのう
ち、妨害波成分が含まれるチャンネルを優先的に選択
し、更に、妨害波入射方向に対応した補助ビームの隣の
補助ビームの主ローブの肩で受信された同一妨害波成分
が無視できないような場合に、このチャンネルが適応フ
ィルタの入力チャンネルとして選択されないように動作
するため、適応フィルタ入力チャンネル間の独立性が確
保できる。加えて、隣接した補助ビームで受信された妨
害波が、同一妨害波であるが、異なる妨害波がそれぞれ
受信されたものかを判定する機構を設けたので、主ビー
ム受信信号に含まれる複数の妨害波を抑圧するために必
要な補助ビーム受信信号を常に確保することができ、高
速な収束特性とともに、良好な妨害波抑圧性能を有する
妨害波抑圧装置を得ることができる。
【0049】実施の形態3.図1はこの発明の妨害波抑
圧装置の実施の形態1〜3を示す共通の構成図である。
図6はこの発明の実施の形態2における選択チャンネル
判定手段32の内部構成を示す図である。図において、
35cは隣接チャンネル番号検出手段、51は相関度比
較手段、33cはコントローラ、34cは切替えスイッ
チである。図7はこの発明の実施の形態3の動作を説明
するフローチャートである。
【0050】以下、図1、6、7を参照して本発明の実
施の形態3について説明する。実施の形態3の特徴は、
選択チャンネル判定手段32において、隣接したチャン
ネルで妨害波が受信された場合に、これらが同一妨害波
である時には1つのチャンネルのみを選択し、異なる妨
害波である時には該当するチャンネルを選択する機構を
導入した点であり、これらの動作を中心に説明する。ま
た、隣接チャンネル番号検出手段35cの動作は、実施
の形態1と同様であるので、ここでは省略する。
【0051】図1のチャンネルソート手段31から転送
されるチャンネル番号列は、図6の隣接チャンネル番号
検出手段35cへ入力される。以下、図7のフローチャ
ートに従って、選択チャンネル判定手段32cの動作を
説明する。ステップ70では、変数の初期化が行われ
る。ステップ70における配列CH(L ),NCH
(q)は、それぞれチャンネルソート手段31から転送
されるチャンネル番号列、相関度比較手段51へ転送さ
れるチャンネル番号列を示す。ステップ71では、変数
L でループさせたチャンネルが、転送された最大数であ
るLmaxを超えた時に処理を終了する。ステップ72
では、電力に基づいてソートされてから転送された番号
列CH(L )に格納されているチャンネル番号で、連続
した番号が存在するかどうかが判定される。整数配列C
H(L +1)の要素であるチャンネル番号が、CH(L
)と連続した値でなければ、そのチャンネルは使用可
であると判断し、ステップ74で配列番号qを更新した
後、ステップ75で新たに選択されたチャンネル番号格
納用の配列NCH(q)にそのチャンネル番号が記憶さ
れる。CH(L +1)の要素であるチャンネル番号と、
CH(L )とが連続した値であれば、ステップ73へ処
理が移る。ステップ73では、まず上記連続チャンネル
の相互相関計算が行われ、式(26)に示す相関係数が
実数変数Covに格納される。
【0052】
【数14】
【0053】但し、NXは使用できる受信信号データサ
ンプル数である。式(26)で求められたCovが、任
意に設定できる判定用閾値δcovよりも小さければ、
これらは周波数の異なる妨害波が隣接したチャンネルで
それぞれ受信されたものと判断し、上記ステップ74、
75の処理が行われる。逆に、Covが、任意に設定で
きる判定閾値δcovよりも大きければ、これらは同一
妨害波と見なされて、CH(L +1)の要素が示すチャ
ンネルは選択されずにステップ76の処理へ移る。ステ
ップ76では、配列番号ループ用の変数L が更新され
る。コントローラ33cには、上記整数配列NCH
(q)が転送され、この配列要素に対応したチャンネル
のみをONにするような制御信号が生成される。切替え
スイッチ34cでは、この制御信号に基づいてスイッチ
のON/OFFを制御する。なお、切替えスイッチは、
物理的な制御装置だけでなく、ソフトウェアで等価的に
スイッチの機能を実現するものでも構わない。
【0054】以上のように、本発明の実施の形態3で
は、補助ビームフォーマ11の出力信号チャンネルのう
ち、妨害波成分が含まれるチャンネルを優先的に選択
し、更に、妨害波入射方向に対応した補助ビームの隣の
補助ビームの主ローブの肩で受信された同一妨害波成分
が無視できないような場合に、このチャンネルが適応フ
ィルタの入力チャンネルとして選択されないように動作
するため、適応フィルタ入力チャンネル間の独立性が確
保できる。加えて、隣接した補助ビームで受信された妨
害波が、同一妨害波であるが、異なる妨害波がそれぞれ
受信されたものかを判定する機構を設けたので、主ビー
ム受信信号に含まれる複数の妨害波を抑圧するために必
要な補助ビーム受信信号を常に確保することができ、高
速な収束特性とともに、良好な妨害波抑圧性能を有する
妨害波抑圧装置を得ることができる。
【0055】実施の形態4.図8はこの発明の妨害波抑
圧装置の実施の形態4〜6を示す共通の構成図である。
図において、80は主アンテナ、81は補助アンテナ、
その他は実施の形態1で説明したものと同様である。図
2はこの発明の実施の形態4における選択チャンネル手
段32の内部構成を示す図である。実施の形態4の特徴
は、主アンテナのサイドローブから入射した妨害波の成
分を抑圧するもので、サイドローブキャンセラに、実施
の形態1で説明した手段を適用した点である。
【0056】主アンテナ80は、所定の方向に指向性を
有するアンテナであり、補助アンテナ81は無指向性の
アンテナが一般に用いられる。本実施の形態4の動作
は、実施の形態1における主ビームフォーマ5の出力信
号d(k)を本実施の形態4の主アンテナ出力信号d
(k)に、実施の形態1における補助ビームフォーマ1
1に転送されるアンテナ素子受信信号x1 (k)〜xL
(k)を、図8の補助アンテナ受信信号x1 (k)〜x
L (k)に置き換えたものと等価である。
【0057】従って、実施の形態1と同様に、本発明の
実施の形態4では、補助ビームフォーマの出力信号チャ
ンネルのうち、妨害波成分が含まれるチャンネルを優先
的に選択し、更に、妨害波入射方向に対応した補助ビー
ムの隣の補助ビームの主ローブの肩で受信された同一妨
害波成分が無視できないような場合に、このチャンネル
が適応フィルタの入力チャンネルとして選択されないよ
うに動作するため、適応フィルタ入力チャンネル間の独
立性が確保できて、高速な収束特性を有する妨害波抑圧
装置を得ることができる。
【0058】実施の形態5.図8はこの発明の妨害波抑
圧装置の実施の形態4〜6を示す共通の構成図である。
図4はこの発明の実施の形態5における選択チャンネル
手段32の内部構成を示す図である。実施の形態5の特
徴は、サイドローブキャンセラに実施の形態2で説明し
た手段を適用した点である。本実施の形態5の詳細説明
は省略するが、実施の形態2と同様に動作する。
【0059】従って、本発明の実施の形態5では、補助
ビームフォーマの出力信号チャンネルのうち、妨害波成
分が含まれるチャンネルを優先的に選択し、更に、妨害
波入射方向に対応した補助ビームの隣の補助ビームの主
ローブの肩で受信された同一妨害波成分が無視できない
ような場合に、このチャンネルが適応フィルタの入力チ
ャンネルとして選択されないように動作するため、適応
フィルタ入力チャンネル間の独立性が確保できる。加え
て、隣接した補助ビームで受信された妨害波が、同一妨
害波であるか、異なる妨害波がそれぞれ受信されたもの
かを判定する機構を設けたので、主アンテナ受信信号に
含まれる複数の妨害波を抑圧するために必要な補助ビー
ム受信信号を常に確保することができ、高速な収束特性
とともに、良好な妨害波抑圧性能を有する妨害波抑圧装
置を得ることができる。
【0060】実施の形態6.図8はこの発明の妨害波抑
圧装置の実施の形態4〜6を示す共通の構成図である。
図6はこの発明の実施の形態6における選択チャンネル
手段32の内部構成を示す図である。実施の形態6の特
徴は、サイドローブキャンセラに実施の形態3で説明し
た手段を適用した点である。本実施の形態6の詳細説明
は省略するが、実施の形態3と同様に動作する。
【0061】従って、本発明の実施の形態6では、補助
ビームフォーマの出力信号チャンネルのうち、妨害波成
分が含まれるチャンネルを優先的に選択し、更に、妨害
波入射方向に対応した補助ビームの隣の補助ビームの主
ローブの肩で受信された同一妨害波成分が無視できない
ような場合に、このチャンネルが適応フィルタの入力チ
ャンネルとして選択されないように動作するため、適応
フィルタ入力チャンネル間の独立性が確保できる。加え
て、隣接した補助ビームで受信された妨害波が、同一妨
害波であるか、異なる妨害波がそれぞれ受信されたもの
かを判定する機構を設けたので、主アンテナ受信信号に
含まれる複数の妨害波を抑圧するために必要な補助ビー
ム受信信号を常に確保することができ、高速な収束特性
とともに、良好な妨害波抑圧性能を有する妨害波抑圧装
置を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように第1の発明の妨害波抑圧装
置によれば、補助ビームフォーマの出力信号チャンネル
のうち、妨害波成分が含まれるチャンネルを優先的に選
択し、更に、妨害波入射方向に対応した補助ビームの隣
の補助ビームの主ローブの肩で受信された同一妨害波成
分が無視できないような場合に、このチャンネルが適応
フィルタの入力チャンネルとして選択されないように動
作するため、適応フィルタ入力チャンネル間の独立性が
確保できて、高速な収束特性を有する妨害波抑圧装置を
得ることができる。
【0063】また、第2の発明の妨害波抑圧装置によれ
ば、第1の発明の妨害波抑圧装置の選択チャンネル判定
手段を、隣接した補助ビームで受信された妨害波が、同
一妨害波であるか異なる妨害波がそれぞれ受信されたも
のかを判定する機構を備えた構成にすることにより、主
ビームに含まれる複数の妨害波を抑圧するために必要な
補助ビーム受信信号を常に確保することができ、高速な
収束特性とともに、良好な妨害波抑圧性能を有する妨害
波抑圧装置を得ることができる。
【0064】また、第3の発明の妨害波抑圧装置によれ
ば、第1の発明の妨害波抑圧装置の選択チャンネル判定
手段を、隣接した補助ビームで受信された妨害波が、同
一妨害波であるか異なる妨害波がそれぞれ受信されたも
のかを判定する機構を備えた構成にすることにより、主
ビームに含まれる複数の妨害波を抑圧するために必要な
補助ビーム受信信号を常に確保することができ、高速な
収束特性とともに、良好な妨害波抑圧性能を有する妨害
波抑圧装置を得ることができる。
【0065】また、第4の発明の妨害波抑圧装置によれ
ば、補助ビームフォーマの出力信号チャンネルのうち、
妨害波成分が含まれるチャンネルを優先的に選択し、更
に、妨害波入射方向に対応した補助ビームの隣の補助ビ
ームの主ローブの肩で受信された同一妨害波成分が無視
できないような場合に、このチャンネルが適応フィルタ
の入力チャンネルとして選択されないように動作するた
め、適応フィルタ入力チャンネル間の独立性が確保でき
て、高速な収束特性を有する妨害波抑圧装置を得ること
ができる。
【0066】第5の発明の妨害波抑圧装置によれば、第
4の発明の妨害波抑圧装置の選択チャンネル判定手段
を、隣接した補助ビームで受信された妨害波が、同一妨
害波であるか異なる妨害波がそれぞれ受信されたものか
を判定する機構を備えた構成にすることにより、主アン
テナ受信信号に含まれる複数の妨害波を抑圧するために
必要な補助ビーム受信信号を常に確保することができ、
高速な収束特性とともに、良好な妨害波抑圧性能を有す
る妨害波抑圧装置を得ることができる。
【0067】また、第6の発明の妨害波抑圧装置によれ
ば、第4の発明の妨害波抑圧装置の選択チャンネル判定
手段を、隣接した補助ビームで受信された妨害波が、同
一妨害波であるか異なる妨害波がそれぞれ受信されたも
のかを判定する機構を備えた構成にすることにより、主
アンテナ受信信号に含まれる複数の妨害波を抑圧するた
めに必要な補助ビーム受信信号を常に確保することがで
き、高速な収束特性とともに、良好な妨害波抑圧性能を
有する妨害波抑圧装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜3を示す共通の構
成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1、4を説明するブロ
ック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1、4を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2、5を説明するブロ
ック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2、5を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態3、6を説明するブロ
ック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3、6を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態4〜6を示す共通の構
成図である。
【図9】 従来の妨害波抑圧装置を示す構成図である。
【図10】 従来の妨害波抑圧装置及びこの発明の実施
の形態1〜6における適応フィルタの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図11】 従来の妨害波抑圧装置の動作を説明する図
である。
【符号の説明】
1 アンテナ素子、2 受信機、3 A/D変換器、5
主ビームフォーマ、11 補助ビームフォーマ、16
適応フィルタ、31 チャンネルソート手段、32,
32a,32b,32c 選択チャンネル判定手段、3
3a,33b,33c コントローラ、34a,34
b,34c 切替えスイッチ、35a,35b,35c
隣接チャンネル番号検出手段、50 周波数成分比較
手段、51相関度比較手段、80 主アンテナ、81
補助アンテナ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号をそれぞれ受信する所定の距離間隔
    をおいて配列された複数個のアンテナ素子と、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して所定の方向にビームを形成する主ビーム形
    成手段と、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して、妨害波到来方向に補助ビームを形成する
    補助ビーム形成手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    チャンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号
    を並び替えるチャンネルソート手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    該補助ビーム形成手段の出力信号チャンネルの中から、
    使用するチャンネルを上記チャンネルソート手段から転
    送されるチャンネル番号に基づいて選択する選択チャン
    ネル判定手段と、 上記主ビーム形成手段の出力信号から、上記選択チャン
    ネル判定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて
    調整される荷重との積和によって生成される信号を差し
    引くことで、上記主ビーム形成手段の出力信号中に含ま
    れる妨害波成分を抑圧する適応フィルタと、を備え、さ
    らに上記選択チャンネル判定手段は、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号を入力して、該複数のチャンネル番号中で連続
    したチャンネル番号を検出する隣接チャンネル番号検出
    手段と、 上記隣接チャンネル番号検出手段から転送されるチャン
    ネル番号のうち、連続したチャンネル番号に対しては信
    号電力値が最大のチャンネルのみを選択するようなスイ
    ッチ制御信号を出力するコントローラと、 上記コントローラから転送される制御信号に基づいて出
    力するチャンネルを制御する切替えスイッチと、を備え
    たことを特徴とする妨害波抑圧装置。
  2. 【請求項2】 信号をそれぞれ受信する所定の距離間隔
    をおいて配列された複数個のアンテナ素子と、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して所定の方向にビームを形成する主ビーム形
    成手段と、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して、妨害波到来方向に補助ビームを形成する
    補助ビーム形成手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    チャンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号
    を並び替えるチャンネルソート手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    該補助ビーム形成手段の出力信号チャンネルの中から、
    使用するチャンネルを上記チャンネルソート手段から転
    送されるチャンネル番号に基づいて選択する選択チャン
    ネル判定手段と、 上記主ビーム形成手段の出力信号から、上記選択チャン
    ネル判定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて
    調整される荷重との積和によって生成される信号を差し
    引くことで、上記主ビーム形成手段の出力信号中に含ま
    れる妨害波成分を抑圧する適応フィルタと、を備え、さ
    らに上記選択チャンネル判定手段は、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号を入力して、該複数のチャンネル番号中で連続
    したチャンネル番号を検出する隣接チャンネル番号検出
    手段と、 上記隣接チャンネル番号検出手段から転送されるチャン
    ネル番号に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分
    配して入力し、チャンネル毎に該出力信号の周波数解析
    を行い、使用するチャンネルを選択する周波数成分比較
    手段と、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号と、上記周波数成分比較手段から転送されるチ
    ャンネル番号に基づいて制御信号を出力するコントロー
    ラと、 上記コントローラから転送される制御信号に基づいて出
    力するチャンネルを制御する切替えスイッチと、を備え
    たことを特徴とする妨害波抑圧装置。
  3. 【請求項3】 信号をそれぞれ受信する所定の距離間隔
    をおいて配列された複数個のアンテナ素子と、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して所定の方向にビームを形成する主ビーム形
    成手段と、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して、妨害波到来方向に補助ビームを形成する
    補助ビーム形成手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    チャンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号
    を並び替えるチャンネルソート手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    該補助ビーム形成手段の出力信号チャンネルの中から、
    使用するチャンネルを上記チャンネルソート手段から転
    送されるチャンネル番号に基づいて選択する選択チャン
    ネル判定手段と、 上記主ビーム形成手段の出力信号から、上記選択チャン
    ネル判定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて
    調整される荷重との積和によって生成される信号を差し
    引くことで、上記主ビーム形成手段の出力信号中に含ま
    れる妨害波成分を抑圧する適応フィルタと、を備え、さ
    らに上記選択チャンネル判定手段は、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号を入力して、該複数のチャンネル番号中で連続
    したチャンネル番号を検出する隣接チャンネル番号検出
    手段と、 上記隣接チャンネル番号検出手段から転送されるチャン
    ネル番号に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分
    配して入力し、チャンネル毎に該出力信号間の相関度を
    求めて、使用するチャンネルを選択する相関度比較手段
    と、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号と、上記相関度比較手段から転送されるチャン
    ネル番号に基づいて制御信号を出力するコントローラ
    と、 上記コントローラから転送される制御信号に基づいて出
    力するチャンネルを制御する切替えスイッチと、を備え
    たことを特徴とする妨害波抑圧装置。
  4. 【請求項4】 主アンテナと、複数の補助アンテナと、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して妨害波到来方向にビームを形成する補助ビ
    ーム形成手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    チャンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号
    を並び替えるチャンネルソート手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    該補助ビーム形成手段の出力信号チャンネルの中から、
    使用するチャンネルを上記チャンネルソート手段から転
    送されるチャンネル番号に基づいて選択する選択チャン
    ネル判定手段と、 上記主アンテナの出力信号から、上記選択チャンネル判
    定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて調整さ
    れる荷重との積和によって生成される信号を差し引くこ
    とで、上記主アンテナの出力信号中に含まれる妨害波成
    分を抑圧する適応フィルタと、を備え、さらに上記選択
    チャンネル判定手段は、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号を入力して、該複数のチャンネル番号中で連続
    したチャンネル番号を検出する隣接チャンネル番号検出
    手段と、 上記隣接チャンネル番号検出手段から転送されるチャン
    ネル番号のうち、連続したチャンネル番号に対しては信
    号電力値が最大のチャンネルのみを選択するようなスイ
    ッチ制御信号を出力するコントローラと、 上記コントローラから転送される制御信号に基づいて出
    力するチャンネルを制御する切替えスイッチと、を備え
    たことを特徴とする妨害波抑圧装置。
  5. 【請求項5】 主アンテナと、複数の補助アンテナと、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して妨害波到来方向にビームを形成する補助ビ
    ーム形成手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    チャンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号
    を並び替えるチャンネルソート手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    該補助ビーム形成手段の出力信号チャンネルの中から、
    使用するチャンネルを上記チャンネルソート手段から転
    送されるチャンネル番号に基づいて選択する選択チャン
    ネル判定手段と、 上記主アンテナの出力信号から、上記選択チャンネル判
    定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて調整さ
    れる荷重との積和によって生成される信号を差し引くこ
    とで、上記主アンテナの出力信号中に含まれる妨害波成
    分を抑圧する適応フィルタと、を備え、さらに上記選択
    チャンネル判定手段は、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号を入力して、該複数のチャンネル番号中で連続
    したチャンネル番号を検出する隣接チャンネル番号検出
    手段と、 上記隣接チャンネル番号検出手段から転送されるチャン
    ネル番号に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分
    配して入力し、チャンネル毎に該出力信号の周波数解析
    を行い、使用するチャンネルを選択する周波数成分比較
    手段と、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号と、上記周波数成分比較手段から転送されるチ
    ャンネル番号に基づいて制御信号を出力するコントロー
    ラと、 上記コントローラから転送される制御信号に基づいて出
    力するチャンネルを制御する切替えスイッチと、を備え
    たことを特徴とする妨害波抑圧装置。
  6. 【請求項6】 主アンテナと、複数の補助アンテナと、 上記複数のアンテナ素子での受信信号の一部もしくは全
    部を入力して妨害波到来方向にビームを形成する補助ビ
    ーム形成手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    チャンネル毎の信号電力値が大きい順にチャンネル番号
    を並び替えるチャンネルソート手段と、 上記補助ビーム形成手段の出力信号を分配して入力し、
    該補助ビーム形成手段の出力信号チャンネルの中から、
    使用するチャンネルを上記チャンネルソート手段から転
    送されるチャンネル番号に基づいて選択する選択チャン
    ネル判定手段と、 上記主アンテナの出力信号から、上記選択チャンネル判
    定手段の出力信号と適応アルゴリズムに基づいて調整さ
    れる荷重との積和によって生成される信号を差し引くこ
    とで、上記主アンテナの出力信号中に含まれる妨害波成
    分を抑圧する適応フィルタと、を備え、さらに上記選択
    チャンネル判定手段は、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号を入力して、該複数のチャンネル番号中で連続
    したチャンネル番号を検出する隣接チャンネル番号検出
    手段と、 上記隣接チャンネル番号検出手段から転送されるチャン
    ネル番号に対応する補助ビーム形成手段の出力信号を分
    配して入力し、チャンネル毎に該出力信号間の相関度を
    求めて、使用するチャンネルを選択する相関度比較手段
    と、 上記チャンネルソート手段から転送される複数のチャン
    ネル番号と、上記相関度比較手段から転送されるチャン
    ネル番号に基づいて制御信号を出力するコントローラ
    と、 上記コントローラから転送される制御信号に基づいて出
    力するチャンネルを制御する切替えスイッチと、を備え
    たことを特徴とする妨害波抑圧装置。
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