JPH11457A - パチンコ機のパチンコ球払出装置 - Google Patents

パチンコ機のパチンコ球払出装置

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JPH11457A
JPH11457A JP17291597A JP17291597A JPH11457A JP H11457 A JPH11457 A JP H11457A JP 17291597 A JP17291597 A JP 17291597A JP 17291597 A JP17291597 A JP 17291597A JP H11457 A JPH11457 A JP H11457A
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JP
Japan
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pachinko ball
pachinko
ejector
rotating member
ball
Prior art date
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Pending
Application number
JP17291597A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
Mitsusaku Isomura
光作 磯村
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Sansei KK
Original Assignee
Sansei KK
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Publication date
Application filed by Sansei KK filed Critical Sansei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的低出力の駆動モータを使用しても払出
回転体が常にスムースに回転するようにし、パチンコ球
払出装置の作動不良のおそれを減少させると共に、その
払出能力を向上させる。 【解決手段】 パチンコ球流路14に設けられた払出回
転体11を回転させその回転数に応じ所定数のパチンコ
球が払い出されるようにしたパチンコ球払出装置1にお
いて、駆動モータ15と該払出回転体とを偏心歯車1
7,楕円歯車19等の異径歯車の組合せからなる可変速
伝動機構を介して連繋し、該払出回転体を始動時に低速
回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に設け
られ、入賞若しくは球貸等の払出要求に基づいて駆動モ
ータが回転し所定個数のパチンコ球を払出するパチンコ
球払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機のパチンコ球払出装置は、周
知のように、球タンクと連通しているパチンコ球流路
に、スクリュー形、或いはスプロケット形等の払出回転
体を設け、駆動モータによって該払出回転体を回転させ
その回転数に従い所定個数のパチンコ球が払い出される
ように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記払出回転
体には、停止時にパチンコ球流路内に連なるパチンコ球
の圧力が加わり、或いはそのパチンコ球の慣性力があ
り、さらには摩擦抵抗等があるので、回転し始める時に
駆動モータに大きな負荷が掛る状況であった。このため
馬力に充分に余裕のある駆動モータを装備するか、或い
は歯車による減速比を大きく設定する必要があった。し
かし、トルクの大きい高出力の駆動モータは形状が大型
化し、高価であるだけでなく、消費電力,発熱量も大き
い問題があり、また、減速比を大きくすると、払出速度
が遅くなり払出能力が低下する欠点がある。
【0004】そこで特開平6−254241号に開示さ
れたパチンコ機のパチンコ球払出装置では、マイクロコ
ンピュータにより駆動モータ(ステップモータ)の回転
速度を制御し、始動時には低速回転させ、始動より一定
時間後にはその速度が速くなるようにしている。しかし
このような回転速度制御手段では複雑な制御回路を必要
とするのでコストが高くなる欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、低コス
トで簡単に実施でき、上記のような種々の問題点を解消
できるパチンコ機のパチンコ球払出装置を提供せんとす
るものである。そのために本発明は、パチンコ球流路に
設けられた払出回転体を回転させその回転数に応じ所定
数のパチンコ球が払い出されるようにしたパチンコ球払
出装置において、駆動モータと該払出回転体とを偏心歯
車,楕円歯車等の異径歯車の組合せからなる可変速伝動
機構を介して連繋し、該払出回転体を始動時に低速回転
させるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面と共に本発明の実施の形
態を説明する。図1にパチンコ機の裏面図を示し、1は
本発明に係るパチンコ球払出装置、2は球タンク、3は
該球タンク2からパチンコ球払出装置1にパチンコ球を
2列に整列させて送給するパチンコ球誘導樋、4は該パ
チンコ球払出装置1から払い出されたパチンコ球をパチ
ンコ機前面の受皿(図示せず)に排出させる球排出樋、
5は球タンク2のパチンコ球を回収路に排出させるため
に設けられた球扱樋、6はパチンコ球発射位置、7は機
構板である。
【0007】しかして、パチンコ球払出装置1は、図2
に拡大縦断面図を示し、図3にそのAーA線断面を示し
たように、器筐10の中心にスクリュー状の払出回転体
11を両端部の軸受12,13によって回転自在に支持
すると共に、該払出回転体11の両側に竪筒状のパチン
コ球流路14,14を形成し、該パチンコ球流路14,
14の上端を前記パチンコ球誘導樋3に連通させ、下端
を前記パチンコ球排出樋4に連通させている。
【0008】15は駆動モータで、その回転出力軸16
に偏心歯車17を固設している。該偏心歯車17は円形
歯車の偏心位置に回転出力軸16を固着したものであ
る。また、前記払出回転体11の固定中心軸18の上端
に楕円歯車19を固設し、該楕円歯車19と偏心歯車1
7とを噛合させることにより可変速伝動機構(インデッ
クスカムとも称される。)を構成している。なお、楕円
歯車19の歯数は偏心歯車17の歯数の2倍に設定さ
れ、回転により偏心歯車17の外径部分と楕円歯車19
の大径部分が噛合し、偏心歯車17の大径部分と楕円歯
車19の小径部分が噛合するように組合わされている。
20はパチンコ球流路14,14を通り下方に払い出さ
れるパチンコ球を電気信号として検出しコントローラに
入力するために設けられた球センサである。なお、駆動
モータ15は電源ケーブル21を介して伝達されるコン
トローラからの指令で回転,停止する。
【0009】このように構成したパチンコ球払出装置で
は、停止状態にあるとき偏心歯車17と楕円歯車19と
は図5に示したように偏心歯車17の小径部分に楕円歯
車19の大径部分が噛合している。このため入賞若しく
は球貸等の払出要求に基づいてコントローラが駆動モー
タ15を駆動させ、偏心歯車17が回転し始めたときの
減速比は大きくなり、払出回転体11は低速回転するの
でその始動ルクは大きくでき、該払出回転体11はパチ
ンコ球の圧力や摩擦抵抗,慣性力等に打ち勝ってスムー
スに始動する。そして偏心歯車17が180度回転した
とき図6に示したように該偏心歯車17は楕円歯車19
の小径部分と噛合することとなるので減速比は小さくな
り払出回転体11の回転速度が最大となる。このため払
出回転体11はその回転によりパチンコ球流路14,1
4中のパチンコ球を迅速に払い出すことができる。そし
て所定個数のパチンコ球を払い出したところで、再び図
5の状態で両歯車が停止される。
【0010】なお、図5では偏心歯車17と楕円歯車1
9との組合せにより可変速伝動機構が構成されるように
したが、この種の可変速伝動機構には図7に例示したよ
うに、一対の偏心歯車17を組合せたもの、或いは一対
の楕円歯車を組合わせたもの(図示せず)、さらには、
一対のハート形歯車,一対の一葉形,または二葉形歯
車,三葉形歯車,四葉形歯車等を組合わせたもの等、種
々の異径歯車を組合わせたものを使用することができ
る。
【0011】なお、可変速伝動機構の回転動作を一回の
払出し動作に対応する程度の低速回転駆動とせず、可変
速伝動機構に対する駆動モーターの回転駆動速度を高速
に設定するとともに、この駆動モーターから、一回の払
出し動作に対して複数、多数回の回転動作を、可変速伝
動機構に連係する構成とすれば、払出されるパチンコ球
の転動状態を近似的な振動状態とする事ができ、これに
より流下するパチンコ球に対する一定な作用力が可変さ
れ、大小異なる作用力をパチンコ球に付与する事を可能
として、払出されるパチンコ球に球詰まりが発生する事
を抑止する、球詰り防止用可変伝動機構を構成する事が
できる。この球詰り防止用可変伝動機構を構成すれば、
駆動モーターに対して複雑な可変速度制御回路を設ける
ことなく、パチンコ球の払出し装置に球詰まり防止手段
を設定することができる。
【0012】また、このような可変速伝動機構は、パチ
ンコ機の回転入賞装置の駆動系に介在させることにより
その回転体の回転速度を変速させるものとして使用する
ことができる。即ち、図8にパチンコ機の正面図を示し
たようにその遊技盤面に設けられる役物の1つである回
転入賞装置30は、図9,図10,図11に拡大して示
したように外周縁にパチンコ球保持用の凹部31が形成
された回転体32を駆動モータ15によってケース34
中にて常時回転させるものであるが、駆動モータ15と
回転体32の間に上記のような偏心歯車17と楕円歯車
19とからなる可変速伝動機構を介在させ、該凹部31
が上方に位置したときに該回転体32の回転速度が低速
となるようにすることで、該凹部31へ打球が入賞する
機会が等速回転である場合よりも多くなるように改良し
たものである。なお、こうして凹部31に保持されたパ
チンコ球は回転体32が半回転したとき下部に設けられ
ている入賞樋33に落下し入賞球となり得る。
【0013】この入賞装置に設けられた球受け回転体の
回転速度を、可変速伝動機構を介して回転するように構
成すれば所定時間単位内において、図12に示した入賞
口31、31Aへ、パチンコ球が入賞する入賞率が高く
設定される時間帯と低く設定された時間帯とをパチンコ
機、入賞装置に設定する事が可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパチン
コ機のパチンコ球払出装置は、駆動モータと払出回転体
とを異径歯車の組合せからなる可変速伝動機構を介して
連繋することにより、該払出回転体を始動時に低速回転
させるようにしたものであるから、比較的低出力の駆動
モータを使用しても該払出回転体の始動トルクが大きく
なる。このため払出回転体は常にスムースに回転し作動
不良のおそれを著しく減少させることができる。しかも
始動時以降は該払出回転体の回転速度は増速するので払
出は常に迅速に行なわれ払出能力が高い。このため簡単
な構造によって従来のパチンコ球払出装置の性能を向上
できる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の裏面図。
【図2】本発明に係るパチンコ機のパチンコ球払出装置
の縦断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図2のC−C線断面拡大図。
【図6】図5の作動状態図。
【図7】他の実施形態を示した歯車の正面図。
【図8】パチンコ機の正面図。
【図9】図8の回転入賞装置の正面図。
【図10】図9の回転入賞装置の後側斜視図。
【図11】図9の回転入賞装置の縦断面図。
【図12】図8の回転入賞装置の別の実施形態を示した
後側斜視図。
【符号の説明】
1 パチンコ球払出装置 2 球タンク 3 球排出樋 4 パチンコ球誘導樋 10 器筐 11 払出回転体 14 パチンコ球流路 15 駆動モータ 16 回転出力軸 17 偏心歯車 18 固定中心軸 19 楕円歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球流路に設けられた払出回転体
    を回転させその回転数に応じ所定数のパチンコ球が払い
    出されるようにしたパチンコ球払出装置において、駆動
    モータと該払出回転体とを偏心歯車,楕円歯車等の異径
    歯車の組合せからなる可変速伝動機構を介して連繋し、
    該払出回転体を始動時に低速回転させるようにしたこと
    を特徴とするパチンコ機のパチンコ球払出装置。
JP17291597A 1997-06-12 1997-06-12 パチンコ機のパチンコ球払出装置 Pending JPH11457A (ja)

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JP17291597A JPH11457A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 パチンコ機のパチンコ球払出装置

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JP17291597A JPH11457A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 パチンコ機のパチンコ球払出装置

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JPH11457A true JPH11457A (ja) 1999-01-06

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JP17291597A Pending JPH11457A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 パチンコ機のパチンコ球払出装置

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