JPH1145714A - 二次電池 - Google Patents
二次電池Info
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- JPH1145714A JPH1145714A JP10142531A JP14253198A JPH1145714A JP H1145714 A JPH1145714 A JP H1145714A JP 10142531 A JP10142531 A JP 10142531A JP 14253198 A JP14253198 A JP 14253198A JP H1145714 A JPH1145714 A JP H1145714A
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- lithium
- lattice constant
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
正極活物質とする非水電解液二次電池の電気化学特性を
改善しようとするものである。 【構成】正極の活物質材料として一般式がLiMn2 O
4 で示され、リチウム脱ドープ前の格子定数aが8.2
20Å<a<8.235Åの範囲にあり、下式 【化1】LiMn2 O4 ⇔Li1-n Mn2 O4 +nLi
+ +ne- で示される可逆反応で0≦n≦1の範囲で充放電させる
際のLi挿入・放出に伴う格子定数の1mAh/g当た
りの変化率が1.3×10-3Å以下であり、充電端にお
ける格子定数の値が8.07Å以上、放電端における格
子定数が8.235Å以下であるスピネル系リチウムマ
ンガン酸化物を使用することを特徴とする。 【効果】高容量を維持したまま、サイクルに伴う容量劣
化が格段に改善できる。
Description
に正極活物質の改良に関わり、電池の充放電容量及びサ
イクル特性の向上を意図するものである。
マンガンとリチウムの複合酸化物であるLiMn2 O4
が提案され、研究が盛んに行われている。高電圧・高エ
ネルギー密度という特徴を有しているものの、充放電サ
イクル寿命が短いといった課題を有しており、実用電池
としての利用には至っていない。これまで、特開平7−
282798号公報等に開示されているようにリチウム
を過剰にしてLi1+X Mn2-x O4 としたり、特開平3
−108261、特開平3−219571号各公報等に
開示されているようにマンガンの一部をCo、Cr等の
他の金属で置換してLiMn2-x Cox O4 、LiMn
2-x Crx O4 としたりして、リチウムマンガン酸化物
の改質を図り、サイクル特性を改良することが提案され
ている。この方法は、Mnサイトの一部をリチウムやコ
バルト、クロムなどの金属で置換することで結晶構造を
緻密化し、充放電機能の低下を改善することが可能であ
る。
改質方法では充放電容量の低下を招くため、充放電容量
を低下させることなくサイクル特性が改善されたリチウ
ムマンガン酸化物が望まれていた。そこで本発明者らは
スピネル系リチウムマンガン酸化物の組成及び結晶性に
着目した検討を鋭意行った結果、従来の合成法では 酸素欠損を生じ、格子定数の伸びた酸化物が生成して
いること。 充電端(n>0.8)の格子定数が縮みすぎている。 及びが原因となり、リチウムの挿入・放出に伴う
結晶の膨張・収縮率が大きく、結晶崩壊を招きやすい。 ことを実験的につきとめ本発明に到達した。これら,
,の知見に対する従来の技術としては、に関して
は、
酸素欠損のあるマンガン酸リチウムの電気化学的キャラ
クタリゼーションはJ.Electrochem.So
c.,Vol.142,No.7,July,199
5.で報告されているが、酸素欠損に伴うサイクル特性
の低下については何ら明確な記載がないし、またその電
気化学的な測定のされたマンガン酸リチウムは本願発明
の範囲にはない。また、Journal of All
oys and Compounds 235(199
6)163−169でスピネル
ているが、電気化学的測定及び考察は何ら為されていな
い。に関しては、Mater.Res.Bull.,
18(1983)1375.、Mater.Res.B
ull.,19(1984)179.、Mater.R
es.Bull.,18(1984)461.、J.E
lectrochem.Soc.,Vol.137,N
o.3,March(1990)769.等の文献によ
り、n=0.5以上、すなわちリチウムが半分以上放出
された領域では、二つの立方晶が存在する二相領域の反
応が生じることが報告されている。
い値に維持しつつも、充放電サイクルに伴う容量劣化の
少ない、スピネル系リチウムマンガン酸化物を正極活物
質材料とした二次電池を提供することであり、かかる目
的は、負極活物質としてリチウム、リチウムイオンを挿
入・放出することができる化合物またはリチウム合金を
用い、正極活物質としてリチウムを挿入・放出すること
ができるリチウム含有金属酸化物を電解質にはリチウム
を含む二次電池において、リチウム含有金属酸化物が一
般式LiMn2 O4 で示され、かつリチウム脱ドープ前
の格子定数aが8.220Å≦a≦8.235Åの範囲
にあり、下式
で充放電させる際のリチウムの挿入・放出に伴う格子定
数の変化率が1mAh/g当たり1.3×10-3Å以下
であり、充電端における格子定数の値が8.07Å以
上、充電端における格子定数の値が8.235Å以下で
あることを特徴とする二次電池、より好ましくは、該リ
チウム含有金属酸化物であって、初期放電容量(リチウ
ム対極時)が100mAh/g以上である請求項1記載
の二次電池により達成される。
の最大の特徴は、正極活物質として用いられるリチウム
含有金属酸化物として、一般式LiMn2 O4 で示され
る立方晶スピネル結晶のリチウム脱ドープ前の格子定数
aが8.220Å≦a≦8.235Åの範囲にあり、下
式
で充放電させる際のリチウムの挿入・放出に伴う格子定
数の変化率が1mAh/g当たり1.3×10-3Å以下
であり、充電端における格子定数の値が8.07Å以上
で、且つ放電端における格子定数の値が8.235Å以
下であるリチウムマンガン酸化物を使用することであ
る。ここで、一般式LiMn2O4とは、後述の記載から
明らかなように、必ずしもリチウムとマンガンと酸素の
比が厳密に1:2:4であることを意味しているわけで
はなく、多少のズレがあってもよい。このようなリチウ
ム/マンガンの不定比化合物や酸素ノンストイキオメト
リはよく知られている。立方晶スピネル結晶、具体的に
は空間群
チウムは、本発明で規定する一般式LiMn2O4の概念
に含まれる。
て説明する。酸素欠損性はMn3+のヤーン・テラーイオ
ンを増大させるため初期容量の増加をもたらすものの結
晶構造が歪んで格子定数が伸びる。その結果、充放電サ
イクル特性の低下を引き起こし、マンガンの平均価数が
3.5以下(Mn3+の割合が半分以上)になると欠損量
の増加に伴い定量的に低下していくことが判った。さら
にマンガンの平均価数がほぼ同じもので比較した場合、
酸素欠損に伴うサイクル特性の低下は格子定数が8.2
35Åを超えて伸びた酸化物では顕著であり、8.23
5Å以下に抑えられた酸化物ではわずかであった。従っ
て、充電端(3.2V対極Li)における格子定数の値
は8.235Å以下とした。より好ましいこの値として
は、8.233Å以下、最も好ましくは8.231Å以
下である。
で、後述の比較例1と比較例2に示されるように、サイ
クル特性をかなり改善できるが、本発明はそれだけに満
足することなく、さらに前述の知見に基づき、充電端
の格子定数をも限定している。すなわち構造変化は、ス
ピネルLiMn2 O4 の大きな充電容量や安定した充放
電の可逆性を実現する上で非常に重要な意味を持ってい
ると考え実験してみると、サイクル特性の悪いものは充
電端(電位4.35V対極リチウム)における格子定数
の縮みが大きく、逆に良いものは格子定数の縮みが抑制
されていることを見出した。こうした結果を踏まえ、充
電端における格子定数の値は8.07Å以上とする。そ
してより好ましくは8.075Å以上、最も好ましくは
8.080Å以上である。これにより電池の可逆反応の
式におけるn=0.5以上の領域における不安定な構造
変化を抑え、これに起因する充電端での過度な格子定数
の縮みを減らすことができ、前述の充電端での規定と合
わせ0≦n≦1の範囲におけるリチウムの挿入・放出に
伴う結晶の膨張・収縮率が小さくなるので結晶崩壊が起
こりにくくなる。こうした結果を踏まえると、リチウム
の挿入・放出に伴う格子定数の変化率が1mAh/g当
たり1.3×10-3Å以下であることが必要であり、よ
り好ましくは1mAh/g当たり1.25×10-3Å以
下、最も好ましくは1mAh/g当たり1.20×10
-3Å以下である。
n2 O4 のリチウム脱ドープ前の格子定数を、8.22
0Å≦a≦8.235Åと規定しているがこの範囲は電
池系において正極活物質からリチウムが脱ドープされる
前の初期の状態を示している。この範囲を逸脱すると所
望の電池特性を得ることができない。ここで格子定数の
さらに好ましい下限は8.225Å、上限は8.234
Å、最も好ましい下限は8.228Å、上限は8.23
3Åである。
n2 O4 で表されるリチウム含有金属酸化物(以下本発
明のリチウムマンガン酸化物という)は、通常放電容量
として、リチウムを対極として使用した場合、100m
Ah/g以上を得ることが出き、さらに好ましい値は1
10mAh/g以上、最も好ましい値は120mAh/
g以上である。
法を以下に説明する。出発原料に用いられるリチウム化
合物としては、Li2 CO3 、LiNO3 、LiOH、
LiOH・H2 O、LiCl、CH3 COOLi、Li
2 O、ジカルボン酸リチウム等が挙げられ、中でもLi
OH・H2 O、LiOHあるいはジカルボン酸リチウム
を用いることが好ましい。
ンガン化合物としては、Mn2 O3、MnO2 等のマン
ガン酸化物、MnCO3 、Mn(NO3 )2 、ジカルボ
ン酸マンガン等のマンガン塩等が挙げられるが、中でも
Mn2 O3 、ジカルボン酸マンガンを用いることが好ま
しく、この場合のMn2 O3 はMnCO3 やMnO2な
どの化合物を熱処理して作製したものを用いても構わな
い。
とリチウム化合物を混合する。混合は通常の方法でよ
く、例えば両原料を乾式混合する方法、湿式混合する方
法、リチウム塩水溶液中にマンガン化合物を懸濁させた
後、該懸濁液を乾燥する方法、共沈させる方法、また
は、ボールミルで粉砕混合する方法など均一に混合でき
る方法であればよい。
な製造方法の一例としては、γ−MnO2 を750℃で
24時間、大気中に加熱して得たMn2 O3 とLiOH
・H 2 Oをリチウムとマンガンのモル比で1:2になる
ように混合した混合物を仮焼後、750℃、大気中で本
焼し、450℃まで0.2℃/min.の速度で徐冷す
る方法や、リチウム塩とマンガン塩の非水溶液をジカル
ボン酸塩共沈法により共沈させた粉末を焼成する方法な
どを挙げることができる。この時のサンプルの冷却方法
としては急冷すると酸素欠損が生じやすくなるので好ま
しくない。
リチウムの挿入・放出に伴う格子定数の変化率及び充電
端と充電端の格子定数の範囲を規定したスピネル系リチ
ウムマンガン酸化物よりなる正極と組み合わせて用いら
れる負極活物質としては、通常、この種の二次電池に用
いられる材料がいずれも使用可能である。例えば、リチ
ウムやリチウム合金も挙げられるが、より安全性の高い
リチウムを挿入・放出できる炭素材料が好ましい。この
炭素材料は特に限定されないが、黒鉛及び、石炭系コー
クス、石油系コークス、石炭系ピッチの炭化物、石油系
ピッチの炭化物、ニードルコークス、ピッチコークス、
フェノール樹脂、結晶セルロース等の炭化物等及びこれ
らを一部黒鉛化した炭素材、ファーネスブラック、アセ
チレンブラック、ピッチ系炭素繊維等が挙げられる。
ー)とを溶媒でスラリー化したものを塗布し乾燥したも
のを用いることができる。同様に正極は、正極活物質と
結着剤(バインダー)と導電剤とを溶媒でスラリー化し
たものを塗布し乾燥したものを用いることができる。負
極、正極活物質の結着剤(バインダー)としては、例え
ばポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン三元共重
合体)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、NBR
(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)、フッ素ゴム等
が挙げられるが、これらに限定されない。
セチレンブラック等のカーボンブラック、ニードルコー
クス等の無定形炭素の微粒子等が好ましく使用される
が、これらに限定されない。セパレーターとしては、微
多孔性の高分子フィルムが用いられ、ナイロン、セルロ
ースアセテート、ニトロセルロース、ポリスルホン、ポ
リアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリブテン等のポリオレフィン
高分子よりなるものが用いられる。セパレータの化学的
及び電気化学的安定性は重要な因子である。この点から
ポリオレフィン系高分子が好ましく、電池セパレータの
目的が一つである自己閉塞温度の点からポリエチレン製
であることが望ましい。
状維持性の点から超高分子量ポリエチレンであることが
好ましく、その分子量の下限は好ましくは50万、さら
に好ましくは100万、最も好ましくは150万であ
る。他方分子量の上限は、好ましくは500万、更に好
ましくは400万、最も好ましくは300万である。分
子量が大きすぎると、流動性が低すぎて加熱された時セ
パレーターの孔が閉塞しない場合があるからである。
のが用いられ、例えばLiClO4、LiAsF6 、L
iPF6 、LiBF4 、LiB(C6 H5 )4 、LiC
l、LiBr、CH3 SO3 Li、CF3 SO3 Li等
を有機溶媒に溶解した電解液が用いられる。有機溶媒と
しては、特に限定されるものではないが、例えばカーボ
ネート類、エーテル類、ケトン類、スルホラン系化合
物、ラクトン類、ニトリル類、塩素化炭化水素類、エー
テル類、アミン類、エステル類、アミド類、リン酸エス
テル化合物等を使用することができる。これらの代表的
なものを列挙すると、プロピレンカーボネート、エチレ
ンカーボネート、ビニレンカーボネート、テトラヒドロ
フラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサン、4−メチル−2−ペンタノン、1,2−ジメト
キシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラ
クトン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−
ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチル
スルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベン
ゾニトリル、ブチルニトリル、バレロニトリル、1,2
−ジクロロエタン、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル等の
単独もしくは二種類以上の混合溶媒が使用できる。
体電解質を用いるようにしてもよい。以下実施例によっ
て本発明の方法をさらに具体的に説明するが、本発明は
これらにより何ら制限されるものではない。
維持率を評価するに当たり、負極として金属リチウムを
用いており、初期放電容量は正極活物質1g当たりに換
算している。 (実施例1)γ−MnO2 を750℃で24時間、大気
中で加熱して得たMn2 O3 とLiOH・H2 Oとを出
発原料とし、リチウムとマンガンの原子比が1:2とな
るように配合した。この配合物にエタノールを加え、乳
鉢中でよくすりつぶし、均一な混合物とした。得られた
混合物を大気中で500℃、24時間仮焼した。次に大
気中で750℃、24時間本焼した後、450℃まで
0.2℃/min.の速度で徐冷し、LiMn2 O4 を
得た。
O2 をLi/Mn=1/2の割合で自動乳鉢で8時間混
合した後、混合物を酸素中で750℃、24時間加熱し
た後、450℃まで0.5℃/min.の速度で徐冷し
LiMn2 O4 を得た。 (比較例2)比較例1のサンプルを再び窒素中で550
℃、24時間加熱した後、炉内より試料を引き出すこと
により急冷し、酸素欠損大としたLiMn2 O4 を得
た。
Li/Mn=1/2の割合で乳鉢を用いて湿式混合した
後、混合物を大気中で650℃、24時間仮焼した。次
に大気中で750℃、24時間本焼した後、加熱炉の電
源を切り、炉冷しLiMn2 O4 を得た。その際の45
0℃までの冷却速度は10℃/min.であった。以上
の実施例及び比較例で合成したサンプルは粉末X線回折
の精密測定により全て立方晶の単一相であることを確認
した後、結晶(立方晶系)の格子定数aを次式
隔)を用いて、(hkl)=(311)、(222)、
(400)、(331)、(511)、(440)、
(531)の7個の面指数について算出し、これらの平
均値をもって格子定数aとした。
て以下に説明する。表1に示した如く合成した正極活物
質と導電剤としてのアセチレンブラック及び結着剤とし
てのポリ四フッ化エチレン樹脂を重量比で75:20:
5の割合で混合して正極合剤とした。また、正極合剤
0.1gを直径16mmに1ton/cm2 でプレス成
型して正極1とした。正極1の上にセパレーター3とし
て多孔性ポリプロピレンフィルムを置いた。負極4とし
た直径16mm、厚さ0.4mmのリチウム板を、ポロ
プロピレン製ガスケット5を付けた封口管6に圧着し
た。非水電解液として1モル/1の過塩素酸リチウムを
溶解したエチレンカーボネート+1,2−ジメトキシエ
タン(50vol%:50vol%)溶液を用い、これ
をセパレーター3上及び負極4上に加えた。この後、電
池を封口した。
を行った。なお、本実施例における充放電サイクル試験
は、充放電電流2mA、電圧範囲が4.35Vから3.
2Vの間で定電流充放電することで行った。充電端と放
電端の格子定数(1サイクル目)を求めるため、充電時
は上限電位4.35V到達後、充電時は下限電位3.2
V到達後に1時間休止状態とし、短絡せぬよう注意深く
コインセルを解体した後、正極ペレットを取り出し、X
線回折測定を行った。この結果を表1に示す。
が大きく(初期放電容量≧100mAh/g)、加えて
サイクル特性に優れている(100cycle後の容量
維持率≧95%、500cycle後の容量維持率≧8
0%)ことが判る。本実施例では電池の負極材料として
金属リチウムを用いているが、リチウム合金またはリチ
ウムを挿入・放出することができる化合物を用いた場合
にも同様の結果を得ることができる。
大きくかつサイクル特性の改善された電池を得ることが
できる。その結果、安価な材料のリチウムマンガン酸化
物が正極材料として使用可能となり、高性能で安全で安
価なリチウム二次電池が広い用途に供給できるようにな
りその工業的価値は大である。
に伴う格子定数変化率とサイクル特性の相関図である。
試験に用いたコイン型電池の縦断面の説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 負極活物質としてリチウム、リチウムイ
オンを挿入・放出することができる化合物またはリチウ
ム合金を用い、正極活物質としてリチウムを挿入・放出
することができるリチウム含有金属酸化物を電解質には
リチウムを含む二次電池において、リチウム含有金属酸
化物が一般式LiMn2 O4 で示され、かつリチウム脱
ドープ前の格子定数aが8.220Å≦a≦8.235
Åの範囲にあり、下式 【化1】 LiMn2 O4 ⇔Li1-n Mn2 O4 +nLi+ +ne- …(1) に示される可逆反応で、0≦n≦1の範囲で充放電させ
る際のリチウムの挿入・放出に伴う格子定数の変化率が
1mAh/g当たり1.3×10-3Å以下であり、充電
端における格子定数の値が8.07Å以上、放電端にお
ける格子定数の値が8.235Å以下であることを特徴
とする二次電池。 - 【請求項2】 該リチウム含有金属酸化物の初期放電容
量(Li対極時)が100mAh/g以上である請求項
1記載の二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10142531A JPH1145714A (ja) | 1997-05-26 | 1998-05-25 | 二次電池 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-134751 | 1997-05-26 | ||
JP13475197 | 1997-05-26 | ||
JP10142531A JPH1145714A (ja) | 1997-05-26 | 1998-05-25 | 二次電池 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007027471A Division JP4884995B2 (ja) | 1997-05-26 | 2007-02-07 | 正極活物質、正極及び二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145714A true JPH1145714A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=26468768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10142531A Pending JPH1145714A (ja) | 1997-05-26 | 1998-05-25 | 二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1145714A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1089365A3 (en) * | 1999-10-01 | 2006-04-26 | Tosoh Corporation | Lithium manganese oxide, and process for its production and secondary cell employing it |
JP2007149702A (ja) * | 1997-05-26 | 2007-06-14 | Mitsubishi Chemicals Corp | 正極活物質、正極及び二次電池 |
JP2010086738A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Panasonic Corp | 非水電解液電池 |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP10142531A patent/JPH1145714A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010086738A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Panasonic Corp | 非水電解液電池 |
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