JPH1145628A - スライドスイッチ機構 - Google Patents
スライドスイッチ機構Info
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- JPH1145628A JPH1145628A JP20193397A JP20193397A JPH1145628A JP H1145628 A JPH1145628 A JP H1145628A JP 20193397 A JP20193397 A JP 20193397A JP 20193397 A JP20193397 A JP 20193397A JP H1145628 A JPH1145628 A JP H1145628A
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- JP
- Japan
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- switch
- slide
- knob
- slide knob
- switch lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャビネットとプリント基板の組み立て間違
いを無くすと共に、スイッチレバーにスライドノブを容
易に挿嵌できるようにする。 【解決手段】 スライドノブ15とスイッチ19とを組
み合わせて使用されるスライドスイッチ機構において、
スライドノブ15の背面に、そのスライドノブ15の摺
動方向と直交する方向に設けられたスイッチレバー位置
規制用の一対のリブ51A、51Bと、このリブ51
A、51Bによる凹部の上部外側の壁面から各々スライ
ドノブ15の摺動方向に延びるようにして配設された案
内梁部52A,52B,53A,53Bとを有し、キャ
ビネット11と、プリント基板18とを組み合わせた場
合であって、リブ51A、51Bによる凹部にスイッチ
レバー19Aが係合されないときは、このスイッチレバ
ー19Aが案内梁部52A,52B,53A,53Bに
当接するようになされたものである。
いを無くすと共に、スイッチレバーにスライドノブを容
易に挿嵌できるようにする。 【解決手段】 スライドノブ15とスイッチ19とを組
み合わせて使用されるスライドスイッチ機構において、
スライドノブ15の背面に、そのスライドノブ15の摺
動方向と直交する方向に設けられたスイッチレバー位置
規制用の一対のリブ51A、51Bと、このリブ51
A、51Bによる凹部の上部外側の壁面から各々スライ
ドノブ15の摺動方向に延びるようにして配設された案
内梁部52A,52B,53A,53Bとを有し、キャ
ビネット11と、プリント基板18とを組み合わせた場
合であって、リブ51A、51Bによる凹部にスイッチ
レバー19Aが係合されないときは、このスイッチレバ
ー19Aが案内梁部52A,52B,53A,53Bに
当接するようになされたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッドホーンス
テレオ等の小型電子機器に適用して好適なスライドスイ
ッチ機構に関する。更に詳しくはスイッチレバーの位置
を規制する一対の突出壁の上部側壁に案内梁部を設け、
スライドノブが取り付けられた筐体と、そのスイッチが
取り付けられた基板とを組み合わせた場合であって、ス
イッチレバーが案内梁部に当接したときは、そのままの
状態では筐体と基板とを組み立てられないようになさ
れ、この状態から案内梁部を利用することにより、スラ
イドノブとスイッチレバーとの挿嵌を容易にできるよう
にしたものである。
テレオ等の小型電子機器に適用して好適なスライドスイ
ッチ機構に関する。更に詳しくはスイッチレバーの位置
を規制する一対の突出壁の上部側壁に案内梁部を設け、
スライドノブが取り付けられた筐体と、そのスイッチが
取り付けられた基板とを組み合わせた場合であって、ス
イッチレバーが案内梁部に当接したときは、そのままの
状態では筐体と基板とを組み立てられないようになさ
れ、この状態から案内梁部を利用することにより、スラ
イドノブとスイッチレバーとの挿嵌を容易にできるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ヘッドホーンステレオ等の小型電
子機器において、例えば入力ソースを切り替えるための
選択スイッチとしてスライドスイッチを使用する場合が
ある。スライドスイッチはキャビネット外部に設けられ
たスライドノブと、このスライドノブに係合されたスイ
ッチから構成される。
子機器において、例えば入力ソースを切り替えるための
選択スイッチとしてスライドスイッチを使用する場合が
ある。スライドスイッチはキャビネット外部に設けられ
たスライドノブと、このスライドノブに係合されたスイ
ッチから構成される。
【0003】このような構成のスライドスイッチによれ
ば、スライドノブを薄型に形成できることから、キャビ
ネット外周面にスライドノブを融合させたようなヘッド
ホーンステレオ等を設計(デザイン)することができ
る。
ば、スライドノブを薄型に形成できることから、キャビ
ネット外周面にスライドノブを融合させたようなヘッド
ホーンステレオ等を設計(デザイン)することができ
る。
【0004】図9は従来方式に係るスライドスイッチ機
構を示す分解斜視図である。図9に示すように、ヘッド
ホーンステレオ等のキャビネット1には、スライドノブ
用の溝部(凹部)1Aとその溝部1A内に開孔部1Bが
設けられている。この例では3つのスライドスイッチが
設けられた場合であって、1つのスライドスイッチに対
して他の2つのスライドスイッチの向きが異なる場合を
示している。
構を示す分解斜視図である。図9に示すように、ヘッド
ホーンステレオ等のキャビネット1には、スライドノブ
用の溝部(凹部)1Aとその溝部1A内に開孔部1Bが
設けられている。この例では3つのスライドスイッチが
設けられた場合であって、1つのスライドスイッチに対
して他の2つのスライドスイッチの向きが異なる場合を
示している。
【0005】そして、溝部1Aにはその溝部1Aの幅に
ほぼ等しい幅のスライドノブ2が摺動自在に取り付けら
れる。スライドノブ2の背面には一対の突出壁からなる
スイッチレバー係止部2Aが設けられ、抜け止め部(図
示せず)と共に開孔部1Bに挿嵌される(図10参
照)。
ほぼ等しい幅のスライドノブ2が摺動自在に取り付けら
れる。スライドノブ2の背面には一対の突出壁からなる
スイッチレバー係止部2Aが設けられ、抜け止め部(図
示せず)と共に開孔部1Bに挿嵌される(図10参
照)。
【0006】スライドノブ3はスライドノブ2と反対向
きにスイッチレバー係止部と抜け止め部が取り付けら
れ、スライドノブ2と同様にスイッチレバー係止部(図
示せず)及び抜け止め部3Bと共に溝部1Cの開孔部1
Dに挿嵌され、スライドノブ4も同様にスイッチレバー
係止部(図示せず)及び抜け止め部4Bと共に溝部1E
の開孔部1Fに挿嵌される。
きにスイッチレバー係止部と抜け止め部が取り付けら
れ、スライドノブ2と同様にスイッチレバー係止部(図
示せず)及び抜け止め部3Bと共に溝部1Cの開孔部1
Dに挿嵌され、スライドノブ4も同様にスイッチレバー
係止部(図示せず)及び抜け止め部4Bと共に溝部1E
の開孔部1Fに挿嵌される。
【0007】一方、キャビネット1と組み合わされるプ
リント基板5には、スライドノブ2〜4に対応して3つ
のスイッチ6〜8が取り付けられている。スイッチ6に
は右側に突出したスイッチレバー6Aが設けられ、他の
スイッチ7及び8には左側に突出したスイッチレバー7
A、8Aが設けられる。
リント基板5には、スライドノブ2〜4に対応して3つ
のスイッチ6〜8が取り付けられている。スイッチ6に
は右側に突出したスイッチレバー6Aが設けられ、他の
スイッチ7及び8には左側に突出したスイッチレバー7
A、8Aが設けられる。
【0008】上述したスライドノブ2〜4が取り付けら
れたキャビネット1と、3つのスイッチ6〜8が取り付
けられたプリント基板5とを組み合わせて、ヘッドホー
ンステレオ等を組立てる場合には、まず、各々のスイッ
チノブ2〜4のスイッチレバー係止部2A等と、各々の
スイッチ6〜8のスイッチレバー6A〜8Aとの位置合
わせを行う。ここでの位置合わせは、各々のスイッチ6
〜8の定位置を予め決めて置き、これに対応させてスイ
ッチノブ2〜4を位置決めすることにより行われる。
れたキャビネット1と、3つのスイッチ6〜8が取り付
けられたプリント基板5とを組み合わせて、ヘッドホー
ンステレオ等を組立てる場合には、まず、各々のスイッ
チノブ2〜4のスイッチレバー係止部2A等と、各々の
スイッチ6〜8のスイッチレバー6A〜8Aとの位置合
わせを行う。ここでの位置合わせは、各々のスイッチ6
〜8の定位置を予め決めて置き、これに対応させてスイ
ッチノブ2〜4を位置決めすることにより行われる。
【0009】その後、キャビネット1とプリント基板5
とを合体することにより、図10に示すように、スイッ
チノブ2のスイッチレバー係止部2Aによってスイッチ
6のスイッチレバー6Aが摺動自在に係止される。図示
しないが、同様にスイッチノブ3によってスイッチレバ
ー7Aが摺動自在に係止され、スイッチノブ4によって
スイッチレバー8Aが摺動自在に係止される。これによ
り、各々のスイッチノブ2〜4を摺動すると、キャビネ
ット1の外面からプリント基板5上の各々のスイッチ6
〜8を個々に動作させることができる。
とを合体することにより、図10に示すように、スイッ
チノブ2のスイッチレバー係止部2Aによってスイッチ
6のスイッチレバー6Aが摺動自在に係止される。図示
しないが、同様にスイッチノブ3によってスイッチレバ
ー7Aが摺動自在に係止され、スイッチノブ4によって
スイッチレバー8Aが摺動自在に係止される。これによ
り、各々のスイッチノブ2〜4を摺動すると、キャビネ
ット1の外面からプリント基板5上の各々のスイッチ6
〜8を個々に動作させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式のスライドスイッチ機構では図11に示すように、例
えばスイッチ8が定位置になく、スイッチレバー8Aが
スイッチレバー係止部4Aの外側にある場合でも、他の
スイッチレバー6Aがスイッチノブ2に位置合わせさ
れ、スイッチレバー7Aがスイッチノブ3に位置合わせ
されている場合には、キャビネット1とプリント基板5
とを合体できる場合が多い。
式のスライドスイッチ機構では図11に示すように、例
えばスイッチ8が定位置になく、スイッチレバー8Aが
スイッチレバー係止部4Aの外側にある場合でも、他の
スイッチレバー6Aがスイッチノブ2に位置合わせさ
れ、スイッチレバー7Aがスイッチノブ3に位置合わせ
されている場合には、キャビネット1とプリント基板5
とを合体できる場合が多い。
【0011】このため、スライドスイッチの動作試験で
スライドノブ4を操作したとき、スイッチ8が拘束され
た状態で動作しないことが始めて見い出され、スイッチ
レバー8Aとスイッチレバー係止部4Aとの組み間違い
に気付くことになる。この状態では、スライドノブ4を
摺動方向に往復させることはもはや困難であり、スイッ
チレバー8Aがスイッチレバー係止部4Aの上部を交わ
せる位まで、キャビネット1とプリント基板5とを離隔
する必要がある。
スライドノブ4を操作したとき、スイッチ8が拘束され
た状態で動作しないことが始めて見い出され、スイッチ
レバー8Aとスイッチレバー係止部4Aとの組み間違い
に気付くことになる。この状態では、スライドノブ4を
摺動方向に往復させることはもはや困難であり、スイッ
チレバー8Aがスイッチレバー係止部4Aの上部を交わ
せる位まで、キャビネット1とプリント基板5とを離隔
する必要がある。
【0012】これにより、再度、キャビネット(以下筐
体ともいう)1とプリント基板(以下単に基板ともい
う)5とを組み直さなければならなくなって無駄な時間
を費やすことになる。
体ともいう)1とプリント基板(以下単に基板ともい
う)5とを組み直さなければならなくなって無駄な時間
を費やすことになる。
【0013】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、筐体と基板との組み間違いを
起こすことなく、スイッチレバーにスライドノブを容易
に挿嵌できるようにしたスライドスイッチ機構を提案す
るものである。
を解決したものであって、筐体と基板との組み間違いを
起こすことなく、スイッチレバーにスライドノブを容易
に挿嵌できるようにしたスライドスイッチ機構を提案す
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係るスライドスイッチ機構は筐体に形成
された開孔部に挿嵌され、その筐体に対して摺動自在に
取り付けられるスライドノブと、筐体と組み合わされる
基板にスイッチレバーを有して取り付けられスイッチと
を備え、スライドノブとスイッチとを組み合わせて使用
されるスライドスイッチ機構において、スライドノブの
背面に、そのスライドノブの摺動方向と直交する方向に
設けられたスイッチレバー位置規制用の一対の突出壁
と、これらの突出壁により形成される凹部の上部外側の
壁面から各々スライドノブの摺動方向に延びるようにし
て配設された案内梁部とを有し、スライドノブが取り付
けられた筐体と、スイッチが取り付けられた基板とを組
み合わせた場合であって、突出壁による凹部にスイッチ
レバーが係合されないときは、このスイッチレバーが案
内梁部に当接するようになされたものである。
め、この発明に係るスライドスイッチ機構は筐体に形成
された開孔部に挿嵌され、その筐体に対して摺動自在に
取り付けられるスライドノブと、筐体と組み合わされる
基板にスイッチレバーを有して取り付けられスイッチと
を備え、スライドノブとスイッチとを組み合わせて使用
されるスライドスイッチ機構において、スライドノブの
背面に、そのスライドノブの摺動方向と直交する方向に
設けられたスイッチレバー位置規制用の一対の突出壁
と、これらの突出壁により形成される凹部の上部外側の
壁面から各々スライドノブの摺動方向に延びるようにし
て配設された案内梁部とを有し、スライドノブが取り付
けられた筐体と、スイッチが取り付けられた基板とを組
み合わせた場合であって、突出壁による凹部にスイッチ
レバーが係合されないときは、このスイッチレバーが案
内梁部に当接するようになされたものである。
【0015】本発明によれば、スライドノブが取り付け
られた筐体と、スイッチが取り付けられた基板とを組み
合わせた場合であって、スイッチレバーと突出壁による
凹部とが位置ズレを起こしている場合は、スイッチレバ
ーが案内梁部に当接した状態となる。このままの状態で
は筐体と基板とが組み立てられないので、従来方式のよ
うにレバー係止部(本発明の突出壁による凹部に相当す
る)の外側にスイッチレバーが係合されるような組み間
違いが無くなる。
られた筐体と、スイッチが取り付けられた基板とを組み
合わせた場合であって、スイッチレバーと突出壁による
凹部とが位置ズレを起こしている場合は、スイッチレバ
ーが案内梁部に当接した状態となる。このままの状態で
は筐体と基板とが組み立てられないので、従来方式のよ
うにレバー係止部(本発明の突出壁による凹部に相当す
る)の外側にスイッチレバーが係合されるような組み間
違いが無くなる。
【0016】従って、筐体と基板との組み立て途中で、
スイッチレバーと突出壁による凹部とが位置ズレを起こ
している状態が早期に見い出せるので、この状態から、
例えば、スライドノブを摺動方向に往復させることによ
って、スイッチレバーを案内梁部から突出壁による凹部
内へ落し込むことができる。
スイッチレバーと突出壁による凹部とが位置ズレを起こ
している状態が早期に見い出せるので、この状態から、
例えば、スライドノブを摺動方向に往復させることによ
って、スイッチレバーを案内梁部から突出壁による凹部
内へ落し込むことができる。
【0017】これにより、スライドノブをスイッチレバ
ーに容易に挿嵌することができ、従来方式のような筐体
と基板との組み間違いによる無駄な時間を費やすことが
無くなる。
ーに容易に挿嵌することができ、従来方式のような筐体
と基板との組み間違いによる無駄な時間を費やすことが
無くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係るスライド
スイッチ機構の一実施形態について、図面を参照して詳
細に説明する。
スイッチ機構の一実施形態について、図面を参照して詳
細に説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態としてのスライ
ドスイッチ機構を示す分解斜視図である。本実施の形態
ではスイッチレバーの位置を規制する一対の突出壁によ
る凹部の上部外側の壁面に案内梁部を設け、スライドノ
ブが取り付けられた筐体と、そのスイッチが取り付けら
れた基板とを組み合わせた場合であって、スイッチレバ
ーが案内梁部に当接したときには、そのままの状態では
筐体と基板とを組み立てられないようになされた。しか
も、この状態から、案内梁部を利用することにより、ス
ライドノブをスイッチレバーに容易に挿嵌できるように
したものである。
ドスイッチ機構を示す分解斜視図である。本実施の形態
ではスイッチレバーの位置を規制する一対の突出壁によ
る凹部の上部外側の壁面に案内梁部を設け、スライドノ
ブが取り付けられた筐体と、そのスイッチが取り付けら
れた基板とを組み合わせた場合であって、スイッチレバ
ーが案内梁部に当接したときには、そのままの状態では
筐体と基板とを組み立てられないようになされた。しか
も、この状態から、案内梁部を利用することにより、ス
ライドノブをスイッチレバーに容易に挿嵌できるように
したものである。
【0020】本実施の形態でヘッドホーンステレオ等の
筐体としてのキャビネット11には、従来方式のような
スライドノブ用の溝部が設けられておらず、図1に示す
ように、略十字状の開孔部11A〜11Cが設けられて
いる。この例では3つのスライドスイッチが設けられた
場合を示している。各々の開孔部11A〜11Cに隣接
して案内用の小孔部12A,12B、13A,13B、
14A,14Bが設けられる。この小孔部12A,12
B等の機能についてはスライドノブの突起部と共に、図
4及び図5において詳述する。
筐体としてのキャビネット11には、従来方式のような
スライドノブ用の溝部が設けられておらず、図1に示す
ように、略十字状の開孔部11A〜11Cが設けられて
いる。この例では3つのスライドスイッチが設けられた
場合を示している。各々の開孔部11A〜11Cに隣接
して案内用の小孔部12A,12B、13A,13B、
14A,14Bが設けられる。この小孔部12A,12
B等の機能についてはスライドノブの突起部と共に、図
4及び図5において詳述する。
【0021】この開孔部11Aには図1に示すように、
薄型で小判形状のスライドノブ15が挿嵌され、キャビ
ネット11に対してスライドノブ15が摺動自在に取り
付けられる。本例では各々の開孔部11A〜11Cに対
してその長手方向が摺動方向となされている。
薄型で小判形状のスライドノブ15が挿嵌され、キャビ
ネット11に対してスライドノブ15が摺動自在に取り
付けられる。本例では各々の開孔部11A〜11Cに対
してその長手方向が摺動方向となされている。
【0022】同様に、開孔部11Bにはスライドノブ1
6が挿嵌され、開孔部11Cにはスライドノブ17が挿
嵌され、各々のスライドノブ16,17がキャビネット
11に対して摺動自在に取り付けられる。スライドノブ
15等はABS樹脂などを金型成形装置によって射出成
形することにより形成される。その後、鍍金が施される
場合もある。
6が挿嵌され、開孔部11Cにはスライドノブ17が挿
嵌され、各々のスライドノブ16,17がキャビネット
11に対して摺動自在に取り付けられる。スライドノブ
15等はABS樹脂などを金型成形装置によって射出成
形することにより形成される。その後、鍍金が施される
場合もある。
【0023】一方、キャビネット11と組み合わされる
プリント基板18には、スライドノブ15〜17に対応
して3つのスイッチ19〜21が取り付けられている。
これらのスイッチ19〜21は、例えば音質切り替えに
使用されたり、テープ走行速度の切り替え等に使用され
る。スイッチ19には左側に突出したスイッチレバー1
9Aが設けられ、他のスイッチ20も同様にスイッチレ
バー20Aが設けられ、スイッチ21にもスイッチレバ
ー21Aが設けられる。
プリント基板18には、スライドノブ15〜17に対応
して3つのスイッチ19〜21が取り付けられている。
これらのスイッチ19〜21は、例えば音質切り替えに
使用されたり、テープ走行速度の切り替え等に使用され
る。スイッチ19には左側に突出したスイッチレバー1
9Aが設けられ、他のスイッチ20も同様にスイッチレ
バー20Aが設けられ、スイッチ21にもスイッチレバ
ー21Aが設けられる。
【0024】各々のスライドノブ15〜17の背面、例
えば、スライドノブ15の背面について説明すると、そ
の中央部分からオフセットした位置には図2に示すよう
に、一対の突出壁としてのスイッチレバー位置規制用の
リブ51A、51Bが設けられている。リブ51Aと5
1Bとの間はスイッチレバー19Aが収納できるような
間隔φ1を有している。リブ51A及び51Bによって
形成される凹部は、スライドノブ15の摺動方向と直交
する方向が開放されている。リブ51A及び51Bによ
る凹部の上下どちら側にもスイッチ19等を設けられる
ようにするためである。
えば、スライドノブ15の背面について説明すると、そ
の中央部分からオフセットした位置には図2に示すよう
に、一対の突出壁としてのスイッチレバー位置規制用の
リブ51A、51Bが設けられている。リブ51Aと5
1Bとの間はスイッチレバー19Aが収納できるような
間隔φ1を有している。リブ51A及び51Bによって
形成される凹部は、スライドノブ15の摺動方向と直交
する方向が開放されている。リブ51A及び51Bによ
る凹部の上下どちら側にもスイッチ19等を設けられる
ようにするためである。
【0025】そのリブ51Aの上部から同一面を有し
て、その外側の壁面からスライドノブ15の一方の摺動
方向に延びるように1組の案内梁部52A,52Bが一
体成形され、リブ51Bからも同様にスライドノブ15
の他方の摺動方向に延びるようにして1組の案内梁部5
3A,53Bが一体成形されている。
て、その外側の壁面からスライドノブ15の一方の摺動
方向に延びるように1組の案内梁部52A,52Bが一
体成形され、リブ51Bからも同様にスライドノブ15
の他方の摺動方向に延びるようにして1組の案内梁部5
3A,53Bが一体成形されている。
【0026】リブ51Aの上部と案内梁部52A,52
Bとを同一面としたのはキャビネット11とプリント基
板18とを組み合わせるとき、リブ51A及び51Bに
よって形成される凹部の外側に従来方式のように、スイ
ッチレバー8A等が係合されないようにするためである
(図11参照)。これと共に、スイッチレバー19A等
をその凹部に導入し易くするためである。
Bとを同一面としたのはキャビネット11とプリント基
板18とを組み合わせるとき、リブ51A及び51Bに
よって形成される凹部の外側に従来方式のように、スイ
ッチレバー8A等が係合されないようにするためである
(図11参照)。これと共に、スイッチレバー19A等
をその凹部に導入し易くするためである。
【0027】各々の案内梁部52A,52B、53A,
53Bの下面とスライドノブ本体面との間には、キャビ
ネット11の厚みtよりもやや広い隙間gが設けられ
る。また、各々の案内梁部52A,52B、53A,5
3Bの上部の両端には爪部が設けられており、従来方式
の抜け止め部としても機能する。つまり、スライドノブ
15が開孔部11A等に挿嵌されたとき、上述の隙間g
によって、スライドノブ15が摺動自在となされる。こ
れと共に、爪部によってキャビネット11からスライド
ノブ15等が抜けるのを防止できる(図3参照)。
53Bの下面とスライドノブ本体面との間には、キャビ
ネット11の厚みtよりもやや広い隙間gが設けられ
る。また、各々の案内梁部52A,52B、53A,5
3Bの上部の両端には爪部が設けられており、従来方式
の抜け止め部としても機能する。つまり、スライドノブ
15が開孔部11A等に挿嵌されたとき、上述の隙間g
によって、スライドノブ15が摺動自在となされる。こ
れと共に、爪部によってキャビネット11からスライド
ノブ15等が抜けるのを防止できる(図3参照)。
【0028】本例では、リブ51A,51Bの内外壁エ
ッジ部分に傾斜面が形成され、キャビネット11とプリ
ント基板18とを組み合わせたとき、この傾斜面によっ
てスイッチレバー19A等がスイッチノブ15の凹部へ
落ち込み易くなされている。
ッジ部分に傾斜面が形成され、キャビネット11とプリ
ント基板18とを組み合わせたとき、この傾斜面によっ
てスイッチレバー19A等がスイッチノブ15の凹部へ
落ち込み易くなされている。
【0029】他のスライドノブ16も同様な形状を有し
ており、図示していないが、そのリブ及び案内梁部と共
に開孔部11Bに挿嵌され、スライドノブ17も同様に
そのリブ及び案内梁部と共に開孔部11Cに挿嵌され
る。
ており、図示していないが、そのリブ及び案内梁部と共
に開孔部11Bに挿嵌され、スライドノブ17も同様に
そのリブ及び案内梁部と共に開孔部11Cに挿嵌され
る。
【0030】上述したキャビネット11とプリント基板
18とを組み合わせて、ヘッドホーンステレオ等を組立
てる場合には、従来方式のようなスイッチを定位置に揃
えるような位置合わせは必要なく、プリント基板18の
上下部とキャビネット11の上下部とを位置合わせすれ
ばよい。この理由は以下による。
18とを組み合わせて、ヘッドホーンステレオ等を組立
てる場合には、従来方式のようなスイッチを定位置に揃
えるような位置合わせは必要なく、プリント基板18の
上下部とキャビネット11の上下部とを位置合わせすれ
ばよい。この理由は以下による。
【0031】まず、プリント基板18とキャビネット1
1との位置合わせ後、キャビネット11とプリント基板
18とを合体する。このとき図3Aに示すように、スイ
ッチレバー19Aが自然な状態(無操作)でリブ51
A、51B間に挿嵌されるのはごく希れであり、通常
は、スイッチレバー19Aが案内梁部52Aに当接され
た状態になる。
1との位置合わせ後、キャビネット11とプリント基板
18とを合体する。このとき図3Aに示すように、スイ
ッチレバー19Aが自然な状態(無操作)でリブ51
A、51B間に挿嵌されるのはごく希れであり、通常
は、スイッチレバー19Aが案内梁部52Aに当接され
た状態になる。
【0032】すなわち、スイッチレバー19Aとリブ5
1A、51Bによる凹部とが位置ズレを起こしている場
合は、図3Bに示すようにスイッチレバー19Aが案内
梁部52Aに当接した状態となる(図6A参照)。この
とき従来方式のようにレバー係止部4Aの外側にスイッ
チレバー8Aが係合される状態は起こり得ない(図11
参照)。
1A、51Bによる凹部とが位置ズレを起こしている場
合は、図3Bに示すようにスイッチレバー19Aが案内
梁部52Aに当接した状態となる(図6A参照)。この
とき従来方式のようにレバー係止部4Aの外側にスイッ
チレバー8Aが係合される状態は起こり得ない(図11
参照)。
【0033】従って、プリント基板18とキャビネット
11とを合体させたときに、スイッチレバー19Aとリ
ブ51A、51Bによる凹部とが位置ズレを起こしてい
る状態が見い出せる。このままの状態ではプリント基板
18とキャビネット11とを組み立てることができない
ので、この状態のときは図3Bに示すように、スライド
ノブ15を摺動方向に往復させる。これによって、スイ
ッチレバー19Aを案内梁部52Aからリブ51A,5
1Bによる凹部へ落し込むことができる(図3A参
照)。
11とを合体させたときに、スイッチレバー19Aとリ
ブ51A、51Bによる凹部とが位置ズレを起こしてい
る状態が見い出せる。このままの状態ではプリント基板
18とキャビネット11とを組み立てることができない
ので、この状態のときは図3Bに示すように、スライド
ノブ15を摺動方向に往復させる。これによって、スイ
ッチレバー19Aを案内梁部52Aからリブ51A,5
1Bによる凹部へ落し込むことができる(図3A参
照)。
【0034】他のスイッチノブ16、17についても、
スライドノブ16や17を摺動方向に往復させることに
よって、スイッチレバーを案内梁部からこれら凹部へ落
し込むことができる。
スライドノブ16や17を摺動方向に往復させることに
よって、スイッチレバーを案内梁部からこれら凹部へ落
し込むことができる。
【0035】これにより、スイッチノブ15によってス
イッチ19のスイッチレバー19Aが摺動自在に係止さ
れる。同様にスイッチノブ16によってスイッチレバー
20Aが摺動自在に係止され、スイッチノブ17によっ
てスイッチレバー21Aが摺動自在に係止される。これ
ら組立てが完了した状態で、各々のスイッチノブ15〜
17を摺動すると、キャビネット11の外面からプリン
ト基板18上の各々のスイッチ19〜21を個々に動作
させることができる。
イッチ19のスイッチレバー19Aが摺動自在に係止さ
れる。同様にスイッチノブ16によってスイッチレバー
20Aが摺動自在に係止され、スイッチノブ17によっ
てスイッチレバー21Aが摺動自在に係止される。これ
ら組立てが完了した状態で、各々のスイッチノブ15〜
17を摺動すると、キャビネット11の外面からプリン
ト基板18上の各々のスイッチ19〜21を個々に動作
させることができる。
【0036】このように本実施の形態によれば、リブ5
1A、51Bによる凹部の上部外側の壁面に案内梁部5
2A,52B、53A,53Bが設けられ、スライドノ
ブ15〜17が摺動自在に取り付けられたキャビネット
11と、そのスイッチ19〜21が取り付けられたプリ
ント基板18とを組み合わせた場合であって、案内梁部
52A等にスイッチレバー19Aが当接したときは、ス
イッチノブ15を摺動させることによって、スイッチレ
バー19A等をリブ51A,51Bによる凹部へ落し込
める。
1A、51Bによる凹部の上部外側の壁面に案内梁部5
2A,52B、53A,53Bが設けられ、スライドノ
ブ15〜17が摺動自在に取り付けられたキャビネット
11と、そのスイッチ19〜21が取り付けられたプリ
ント基板18とを組み合わせた場合であって、案内梁部
52A等にスイッチレバー19Aが当接したときは、ス
イッチノブ15を摺動させることによって、スイッチレ
バー19A等をリブ51A,51Bによる凹部へ落し込
める。
【0037】従って、スライドノブ15〜17とスイッ
チレバー19A〜21Aとの挿嵌を伴ったキャビネット
11とプリント基板18との組立てが従来方式に比べて
より正確に、かつ、容易になる。これにより、スライド
スイッチの設置数が増えた場合でも組立時間を短縮でき
る。
チレバー19A〜21Aとの挿嵌を伴ったキャビネット
11とプリント基板18との組立てが従来方式に比べて
より正確に、かつ、容易になる。これにより、スライド
スイッチの設置数が増えた場合でも組立時間を短縮でき
る。
【0038】上述したスライドスイッチ機構においては
図4に示すように、スライドノブ15の背面に、案内梁
部51A,52Aに隣接した位置で、しかも、摺動方向
に沿って1組の突起部54A,54Bが設けられてい
る。この突起部54A,54Bの間は所定の配置間隔P
1を有している(図2参照)。この間隔P1はスライド
ノブ15の背面において、できるだけ広い方がよい。ス
ライドノブ15等の回転防止効果を向上させるためであ
る。
図4に示すように、スライドノブ15の背面に、案内梁
部51A,52Aに隣接した位置で、しかも、摺動方向
に沿って1組の突起部54A,54Bが設けられてい
る。この突起部54A,54Bの間は所定の配置間隔P
1を有している(図2参照)。この間隔P1はスライド
ノブ15の背面において、できるだけ広い方がよい。ス
ライドノブ15等の回転防止効果を向上させるためであ
る。
【0039】更にこの突起部54A,54Bに相対する
位置であってキャビネット11には、十字状に開口され
た開孔部11Aに隣接した位置で、しかも、摺動方向に
沿って1組の案内用の小孔部12A、12Bが設けられ
る。各々の小孔部12A、12Bはスライドノブ15の
摺動方向に開孔長さL1をそれぞれ有している。この開
孔長さL1はスイッチ19等を切り替えるときのスイッ
チレバー19Aのストローク(移動距離)に、突起部5
4A,54Bの外径を加えた長さにほぼ等しい。
位置であってキャビネット11には、十字状に開口され
た開孔部11Aに隣接した位置で、しかも、摺動方向に
沿って1組の案内用の小孔部12A、12Bが設けられ
る。各々の小孔部12A、12Bはスライドノブ15の
摺動方向に開孔長さL1をそれぞれ有している。この開
孔長さL1はスイッチ19等を切り替えるときのスイッ
チレバー19Aのストローク(移動距離)に、突起部5
4A,54Bの外径を加えた長さにほぼ等しい。
【0040】十字状の開孔部11Aは長方形の開孔部
と、小さな四角形、本例では正方形の開孔部とを重ね合
わせた形状を有しており、長方形部分には案内梁部52
A,52B,53A,53Bが挿嵌され、正方形部分に
はリブ51A,51Bが挿嵌される。
と、小さな四角形、本例では正方形の開孔部とを重ね合
わせた形状を有しており、長方形部分には案内梁部52
A,52B,53A,53Bが挿嵌され、正方形部分に
はリブ51A,51Bが挿嵌される。
【0041】開孔部11A等を十字状としたのは次の理
由による。もしも、上述の正方形の開口幅で長方形状の
開孔部を形成したとすると、各々の案内梁部52A,5
2B、53A,53Bは、その上部の両端に設けた爪部
を長方形状の開孔部から外側に飛び出すようにするた
め、リブ51A、51Bの長手方向の端面部から摺動方
向に延びるように設けられることになる。
由による。もしも、上述の正方形の開口幅で長方形状の
開孔部を形成したとすると、各々の案内梁部52A,5
2B、53A,53Bは、その上部の両端に設けた爪部
を長方形状の開孔部から外側に飛び出すようにするた
め、リブ51A、51Bの長手方向の端面部から摺動方
向に延びるように設けられることになる。
【0042】一方、スイッチ19等のスイッチレバー1
9Aの突出量は実際には短い。そこで、スイッチ19は
開孔部に最も接近させた状態で配置される。このように
スイッチ19が開孔部に接近して配置されると、案内梁
部52A,52B、53A,53Bの爪部がスイッチ端
部に当たるようになる。これを避けるために、本例では
案内梁部52A,と52Bとを互い内側に寄せ、案内梁
部53Aと53Bも同様に内側に寄せた構造とした。こ
の構造に反映して開孔部11A等が十字状となったもの
である。
9Aの突出量は実際には短い。そこで、スイッチ19は
開孔部に最も接近させた状態で配置される。このように
スイッチ19が開孔部に接近して配置されると、案内梁
部52A,52B、53A,53Bの爪部がスイッチ端
部に当たるようになる。これを避けるために、本例では
案内梁部52A,と52Bとを互い内側に寄せ、案内梁
部53Aと53Bも同様に内側に寄せた構造とした。こ
の構造に反映して開孔部11A等が十字状となったもの
である。
【0043】この構造によって、十字状の開孔部11A
にスイッチ19等を十分接近させて配置できるので、部
品の高密度実装化が図れる。なお、長方形部分において
一方が他方に比べて長いのは、案内梁部52A,52B
等を挿嵌し易くするためである。
にスイッチ19等を十分接近させて配置できるので、部
品の高密度実装化が図れる。なお、長方形部分において
一方が他方に比べて長いのは、案内梁部52A,52B
等を挿嵌し易くするためである。
【0044】このような突起部54A,54Bと小孔部
12A,12Bとを備えたスライドスイッチ機構によれ
ば、スライドノブ15をキャビネット11に取り付けた
ときには図5に示すように、突起部54Aが小孔部12
Aに挿嵌され、突起部54Bが小孔部12Bに挿嵌され
るようになる。
12A,12Bとを備えたスライドスイッチ機構によれ
ば、スライドノブ15をキャビネット11に取り付けた
ときには図5に示すように、突起部54Aが小孔部12
Aに挿嵌され、突起部54Bが小孔部12Bに挿嵌され
るようになる。
【0045】従って、スライドノブ15を摺動方向に往
復(スライド)させたとき、小孔部12A,12Bの各
々の内壁によって突起部54A,54Bの横方向への移
動が規制されるようになる。この結果、開孔部11Aの
正方形部分を軸としたスライドノブ15の回転(横振
れ)を防げると共に、この小孔部12A,12Bをスラ
イドノブ15の案内溝部としても機能させることができ
る。
復(スライド)させたとき、小孔部12A,12Bの各
々の内壁によって突起部54A,54Bの横方向への移
動が規制されるようになる。この結果、開孔部11Aの
正方形部分を軸としたスライドノブ15の回転(横振
れ)を防げると共に、この小孔部12A,12Bをスラ
イドノブ15の案内溝部としても機能させることができ
る。
【0046】これにより、従来方式のようにスライドノ
ブ2等の摺動方向の横振れをキャビネット1の溝部の内
壁で防止しなくても済む。しかも、キャビネット1にガ
イド部としての凹部を付けなくても済み、薄型の金属性
キャビネットを使用できるので、ヘッドホーンステレオ
等を小型化できる。
ブ2等の摺動方向の横振れをキャビネット1の溝部の内
壁で防止しなくても済む。しかも、キャビネット1にガ
イド部としての凹部を付けなくても済み、薄型の金属性
キャビネットを使用できるので、ヘッドホーンステレオ
等を小型化できる。
【0047】上述したスライドスイッチ機構において、
図2に示したようにスライドノブ15の摺動方向と直交
する方向に、スイッチレバー位置規制用のリブ51A,
51Bが設けられる。このため、図6Aに示すようにリ
ブ51A,51Bによる凹部の右開放側または左開放側
にスイッチ19等を配置することができる。勿論、図6
Bに示すようにリブ51A,51Bによる凹部の両開放
側にスイッチ22、23を配置することもできる。
図2に示したようにスライドノブ15の摺動方向と直交
する方向に、スイッチレバー位置規制用のリブ51A,
51Bが設けられる。このため、図6Aに示すようにリ
ブ51A,51Bによる凹部の右開放側または左開放側
にスイッチ19等を配置することができる。勿論、図6
Bに示すようにリブ51A,51Bによる凹部の両開放
側にスイッチ22、23を配置することもできる。
【0048】従って、従来方式のように左右の部品に分
けてスライドノブ15を製造しなくても済み、スライド
ノブ15を共通部品として使用できる。
けてスライドノブ15を製造しなくても済み、スライド
ノブ15を共通部品として使用できる。
【0049】本実施の形態では小判形状のスライドノブ
15等に付いて説明したが、本発明のスライドスイッチ
機構を図7に示すような円形状のスライドノブ100に
適用してもよい。
15等に付いて説明したが、本発明のスライドスイッチ
機構を図7に示すような円形状のスライドノブ100に
適用してもよい。
【0050】図7において、スライドノブ100の背面
には、スライドノブ15と同様に、スイッチレバー位置
規制用のリブ61A、61Bが設けられている。リブ6
1Aと61Bとの間はスイッチレバー19A等が収納で
きるような間隔φ2を有している。リブ61A及び61
Bによって形成される凹部は、スイッチ19等の取り付
けを良くするために、その両端が開放されている。
には、スライドノブ15と同様に、スイッチレバー位置
規制用のリブ61A、61Bが設けられている。リブ6
1Aと61Bとの間はスイッチレバー19A等が収納で
きるような間隔φ2を有している。リブ61A及び61
Bによって形成される凹部は、スイッチ19等の取り付
けを良くするために、その両端が開放されている。
【0051】そのリブ61Aの上部から同一面を有し
て、スライドノブ100の一方の摺動方向に延びるよう
に案内梁部62A,62Bが一体成形されており、リブ
61Bからもスライドノブ100の他方の摺動方向に延
びるように案内梁部63A,63Bが一体成形されてい
る。
て、スライドノブ100の一方の摺動方向に延びるよう
に案内梁部62A,62Bが一体成形されており、リブ
61Bからもスライドノブ100の他方の摺動方向に延
びるように案内梁部63A,63Bが一体成形されてい
る。
【0052】各々の案内梁部62A,62B、63A,
63Bの下部にはスライドノブ19と同様に隙間が設け
られ、各々の案内梁部62A,62B、63A,63B
の上部の両端には爪部が設けられている。そして、スラ
イドノブ100が図8に示すような開孔部31Aに挿嵌
されたとき、上述の隙間によって、スライドノブ100
が摺動自在となされると共に、爪部によってスライドノ
ブ100が抜け防止される。
63Bの下部にはスライドノブ19と同様に隙間が設け
られ、各々の案内梁部62A,62B、63A,63B
の上部の両端には爪部が設けられている。そして、スラ
イドノブ100が図8に示すような開孔部31Aに挿嵌
されたとき、上述の隙間によって、スライドノブ100
が摺動自在となされると共に、爪部によってスライドノ
ブ100が抜け防止される。
【0053】更に、図7に示すようにスライドノブ10
0の背面には、案内梁部61A,62Aに隣接した位置
で、しかも、摺動方向に沿って1組の突起部64A,6
4Bが設けられ、この突起部64A,64Bの間が所定
の配置間隔P2を有している。この間隔P2はスライド
ノブ15と同様にできるだけ広い方がよい。スライドノ
ブ100等の回転防止効果を向上させるためである。
0の背面には、案内梁部61A,62Aに隣接した位置
で、しかも、摺動方向に沿って1組の突起部64A,6
4Bが設けられ、この突起部64A,64Bの間が所定
の配置間隔P2を有している。この間隔P2はスライド
ノブ15と同様にできるだけ広い方がよい。スライドノ
ブ100等の回転防止効果を向上させるためである。
【0054】この突起部64A,64Bに相対する位置
であってキャビネット側には、図8に示すような開孔部
(十字状)31Aが設けられ、これに隣接した位置で、
しかも、摺動方向に沿って1組の案内用の小孔部32
A、32Bが設けられる。各々の小孔部32A、32B
はスライドノブ100の摺動方向に開孔長さL2をそれ
ぞれ有している。この開孔長さL2はスイッチレバー1
9A等のストロークに、突起部64A,64Bの外径を
加えた長さにほぼ等しい。
であってキャビネット側には、図8に示すような開孔部
(十字状)31Aが設けられ、これに隣接した位置で、
しかも、摺動方向に沿って1組の案内用の小孔部32
A、32Bが設けられる。各々の小孔部32A、32B
はスライドノブ100の摺動方向に開孔長さL2をそれ
ぞれ有している。この開孔長さL2はスイッチレバー1
9A等のストロークに、突起部64A,64Bの外径を
加えた長さにほぼ等しい。
【0055】このような突起部64A,64Bと小孔部
32A,32Bとを備えたスライドスイッチ機構によれ
ば、スライドノブ100をキャビネットに取り付けた場
合には図8に示すように、突起部64Aが小孔部32A
に挿嵌され、突起部64Bが小孔部32Bに挿嵌される
ようになる。
32A,32Bとを備えたスライドスイッチ機構によれ
ば、スライドノブ100をキャビネットに取り付けた場
合には図8に示すように、突起部64Aが小孔部32A
に挿嵌され、突起部64Bが小孔部32Bに挿嵌される
ようになる。
【0056】従って、スライドノブ100を摺動方向に
往復(スライド)させたとき、小孔部32A,32Bの
各々の内壁によって突起部64A,64Bの横方向への
移動が規制されるようになる。この結果、開孔部31A
の正方形部分を軸としたスライドノブ100の回転(横
振れ)を防げると共に、この小孔部32A,32Bをス
ライドノブ100の案内溝部としても機能させることが
できる。
往復(スライド)させたとき、小孔部32A,32Bの
各々の内壁によって突起部64A,64Bの横方向への
移動が規制されるようになる。この結果、開孔部31A
の正方形部分を軸としたスライドノブ100の回転(横
振れ)を防げると共に、この小孔部32A,32Bをス
ライドノブ100の案内溝部としても機能させることが
できる。
【0057】これにより、円形状のスライドノブ100
をデザインしたヘッドホーンステレオを製造できる。ち
なみに従来方式では円形状のスライドノブを溝部の内壁
で回り止めしようとしても、スライドノブが円形状であ
るがゆえに回転を防止できない。
をデザインしたヘッドホーンステレオを製造できる。ち
なみに従来方式では円形状のスライドノブを溝部の内壁
で回り止めしようとしても、スライドノブが円形状であ
るがゆえに回転を防止できない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るス
ライドスイッチ機構によれば、一対の突出壁による凹部
の外部壁面に案内梁部が設けられ、スライドノブが取り
付けられた筐体と、スイッチが取り付けられた基板とを
組み合わせた場合であって、スイッチレバーが案内梁部
に当接したときは、そのままの状態では筐体と基板とを
組み立てられないようになされたものである。
ライドスイッチ機構によれば、一対の突出壁による凹部
の外部壁面に案内梁部が設けられ、スライドノブが取り
付けられた筐体と、スイッチが取り付けられた基板とを
組み合わせた場合であって、スイッチレバーが案内梁部
に当接したときは、そのままの状態では筐体と基板とを
組み立てられないようになされたものである。
【0059】この構成によって、筐体と基板との組み立
て途中で、スイッチレバーと突出壁による凹部とが位置
ズレを起こしている状態が見い出せるので、この状態か
らスライドノブを摺動方向に往復させるなどして、スイ
ッチレバーを案内梁部から突出壁による凹部内へ落し込
むことができる。これにより、スイッチレバーにスライ
ドノブを容易に挿嵌することができ、従来方式のような
筐体と基板との組み間違いによる無駄な時間を費やすこ
とが無くなる。
て途中で、スイッチレバーと突出壁による凹部とが位置
ズレを起こしている状態が見い出せるので、この状態か
らスライドノブを摺動方向に往復させるなどして、スイ
ッチレバーを案内梁部から突出壁による凹部内へ落し込
むことができる。これにより、スイッチレバーにスライ
ドノブを容易に挿嵌することができ、従来方式のような
筐体と基板との組み間違いによる無駄な時間を費やすこ
とが無くなる。
【0060】この発明はキャビネットに複数のスライド
ノブが並べられるヘッドホーンステレオ等の小型電子機
器のスライドスイッチ機構に適用して極めて好適であ
る。
ノブが並べられるヘッドホーンステレオ等の小型電子機
器のスライドスイッチ機構に適用して極めて好適であ
る。
【図1】実施の形態としてのスライドスイッチ機構を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】スイッチノブ15等の底面図である。
【図3】キャビネット11とプリント基板18の組み立
て時の断面図である。
て時の断面図である。
【図4】小孔部12A,12Bと突起部54A,54B
との構成を示す斜視図である。
との構成を示す斜視図である。
【図5】小孔部12A,12Bと突起部54A,54B
との嵌挿状態を示す斜視図である。
との嵌挿状態を示す斜視図である。
【図6】スイッチの配置例を示す図である。
【図7】スイッチノブ100の底面図である。
【図8】スイッチノブ100のキャビネット挿嵌状態を
示す底面図である。
示す底面図である。
【図9】従来方式のスライドスイッチ機構を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図10】従来方式のキャビネット組立て時のスイッチ
ノブ2とスイッチ6との位置関係を示す図である。
ノブ2とスイッチ6との位置関係を示す図である。
【図11】従来方式のキャビネット組み立て時の問題点
を示す図である。
を示す図である。
1,11 キャビネット 2,3,4,15〜17 スイッチノブ 5,18 プリント基板 6,7,8,19〜23 スイッチ 6A〜8A、19A〜21A スイッチレバー 12A,12B,13A,13B,14A,14B,3
2A,32B 小孔部19〜21 スイッチ 51A,51B,61A,61B リブ 52A,52B,53A,53B,62A,62B,6
3A,63B 案内梁部 54A,54B,64A,64B 突起部 100 円形状のスイッチノブ
2A,32B 小孔部19〜21 スイッチ 51A,51B,61A,61B リブ 52A,52B,53A,53B,62A,62B,6
3A,63B 案内梁部 54A,54B,64A,64B 突起部 100 円形状のスイッチノブ
Claims (4)
- 【請求項1】 筐体に形成された開孔部に挿嵌され、該
筐体に対して摺動自在に取り付けられたスライドノブ
と、前記筐体と組み合わされる基板にスイッチレバーを
有して取り付けられたスイッチとを備え、前記スライド
ノブと前記スイッチとを組み合わせて使用されるスライ
ドスイッチ機構において、 前記スライドノブの背面に、該スライドノブの摺動方向
と直交する方向に設けられたスイッチレバー位置規制用
の一対の突出壁と、 前記突出壁により形成された凹部の上部外側の壁面から
各々前記スライドノブの摺動方向に延びるようにして配
設された案内梁部とを有し、 前記スライドノブが取り付けられた筐体と、前記スイッ
チが取り付けられた基板とを組み合わせた場合であっ
て、 前記突出壁による凹部に前記スイッチレバーが係合され
なかったときは、前記スイッチレバーが前記案内梁部に
当接するようになされたことを特徴とするスライドスイ
ッチ機構。 - 【請求項2】 前記スライドノブが前記筐体に対して摺
動自在に取り付けられる場合において、 前記スライドノブの背面であって、前記案内梁部に隣接
して所定の配置間隔を有する1組の突起部が設けられ、 前記突起部に相対する位置であって、前記筐体の開孔部
に隣接して前記スライドノブの摺動方向に開孔長さを有
した1組の案内用の小孔部が設けられ、 前記スライドノブが前記筐体に取り付けられたとき、 前記突起部が前記小孔部に挿嵌されるようになされたこ
とを特徴とする請求項1記載のスライドスイッチ機構。 - 【請求項3】 前記スライドノブの摺動方向と直交する
方向に、スイッチレバー位置規制用の一対の突出壁が設
けられる場合であって、 前記突出壁により形成された凹部の片側開放端または両
側開放端にスイッチレバーが挿嵌され、 単一のスイッチノブによって最大2個のスイッチを同時
に操作できるようにしたことを特徴とする請求項1記載
のスライドスイッチ機構。 - 【請求項4】 前記突出壁に案内梁部が配設される場合
であって、前記突出壁による凹部の内側エッジ部に傾斜
面が設けられ、 前記スライドノブが取り付けられた筐体と、前記スイッ
チが取り付けられた基板とを組み合わせた場合であっ
て、前記案内梁部にスイッチレバーが当接したときは、 前記突出壁の傾斜面を利用して前記スイッチレバーを前
記案内梁部から突出壁による凹部内へ落すようになされ
たことを特徴とする請求項1記載のスライドスイッチ機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20193397A JPH1145628A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | スライドスイッチ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20193397A JPH1145628A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | スライドスイッチ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145628A true JPH1145628A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16449201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20193397A Pending JPH1145628A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | スライドスイッチ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1145628A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101916684A (zh) * | 2010-07-30 | 2010-12-15 | 大唐电信(天津)通信终端制造有限公司 | 一种双向三拨段开关及一种移动终端设备 |
JP2011258519A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Nintendo Co Ltd | 操作部材の取り付け構造 |
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1997
- 1997-07-28 JP JP20193397A patent/JPH1145628A/ja active Pending
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