JP4343058B2 - スイッチおよびその組み立て方法 - Google Patents
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Description
スイッチには、ノブ取付座を有するホルダをケースに摺動可能に収容し、前記ケースの開口部から突出させた前記ノブ取付座にノブを装着して構成されるものがある。
ところで、スイッチの取り付け場所やスイッチが取り付けられる相手側部材の形態によっては、ケースをその正面から見て斜めに傾斜した姿勢に固定せざるを得ない場合があり、さらにその場合に、ケースの傾斜角度とは別にノブを正面視において所定の角度(例えば、水平)に配置したい場合がある。このような要求に応えるためには、ケースの取付姿勢を決める基準方向(例えば、スイッチケースが細長く形成されているときのケース長手方向)に対してノブを傾斜して設けなければならない。
そこで、この発明は、部品の共通化を促進することができ、コストダウンを図ることができるスイッチを提供するものである。
ベース部(例えば、後述する実施例におけるベース部21)から軸心方向にノブ取付用台座(例えば、後述する実施例におけるノブ取付用台座22)を突出させたホルダ(例えば、後述する実施例におけるホルダ20A,20B)と、
前記ノブ取付用台座を挿通させる開口部(例えば、後述する実施例における開口部13)を有し、この開口部から前記ノブ取付用台座を突出させて、前記ベース部を前記ホルダの軸心回りに回動不能で且つ軸心方向に摺動可能に収容するケース(例えば、後述する実施例におけるケース10)と、
前記ケースの開口部から突出する前記ホルダのノブ取付用台座に取り付けられるノブ(例えば、後述する実施例におけるノブ30)と、
を備えたスイッチ(例えば、後述する実施例におけるスイッチ1A,1B)において、
前記ケースの開口部は、前記ベース部に対する前記ノブ取付用台座の前記軸心回りの取付角度を互いに異にするホルダのいずれのノブ取付用台座をも挿通可能にする形態に構成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、ノブ取付用台座のベース部に対する軸心回りの取付角度が異なるホルダの中から所望する取付角度のホルダを選択して、これをケースに装着することで、ケースに対するノブの取付角度が異なるスイッチを容易に製造することができる。また、ケースに対するノブの取付角度が異なるスイッチにおいて、ケースとノブの共通化が可能になる。
ベース部(例えば、後述する実施例におけるベース部21)から軸心方向にノブ取付用台座(例えば、後述する実施例におけるノブ取付用台座22)を突出させ、前記ベース部に対する前記ノブ取付用台座の前記軸心回りの取付角度を互いに異にする複数種類のホルダ(例えば、後述する実施例におけるホルダ20A,20B)と、
前記複数種類のホルダの前記ノブ取付用台座をいずれも挿通可能な開口部(例えば、後述する実施例における開口部13)を有し、前記ベース部を前記ホルダの軸心回りに回動不能で且つ軸心方向に摺動可能に収容するケース(例えば、後述する実施例におけるケース10)と、
前記ホルダのノブ取付用台座の先部に取り付けられるノブ(例えば、後述する実施例におけるノブ30)と、
を用意し、
前記複数種類のホルダの中から所望する前記取付角度に対応するホルダを選択し、該ホルダの前記ノブ取付用台座を前記ケースの開口部から突出させつつ該ホルダのベース部を前記ケースに収容し、
前記開口部から突出させた前記ノブ取付用台座の先部に前記ノブを取り付けることを特徴とするスイッチの組み立て方法である。
このように構成することにより、ケースに対するノブの取付角度が異なるスイッチを自由に選択し容易に組み立てることができる。
請求項2に係る発明によれば、ケースに対するノブの取付角度が異なるスイッチを自由に選択し容易に組み立てることができ、スイッチのデザイン自由度を向上させることができる。
図7に示すように、この実施例におけるスイッチ1Aは、右ハンドル車両100のインストルメントパネル101において運転席前のメーターボックス102の左脇に設置されている。メーターボックス102は正面視において左端部103が左下がりに傾斜しており、この左端部103に沿って設置したスイッチ1Aも正面視で左下がりに傾斜して取り付けられている。
ただし、インストルメントパネル101から露出しているのはスイッチ1Aにおける3つのノブ30だけであり、いずれのノブ30もその長手方向を車幅方向(水平方向)に延ばし、下方に位置するノブ30ほど車幅方向左側にずれて配置されている。
ケース10はプラスチック製の一体成型品であり、上側に天板部12を有し、外周を側壁11で囲まれて、下側を開口させた略直方体の箱形をなしている。
図4はケース10を下側から見た底面図であり、この図に示すように、天板部12には、四隅を4分の1円形にアール加工された略長方形の同一形状、同一寸法の開口部13が3つ設けられている。各開口部13は、その長手方向(図4において紙面左右方向)がケース10の長手方向(図4において紙面上下方向)に対して直交するように配置されている。
また、ケース10の側壁11の内壁面には、各開口部13の中心に対して左右両側に対応する位置に、互いにケース10の長手方向に所定寸法離間して配置された各一対のガイド壁16,16が、ケース10の高さ方向(図4において紙面に直交する方向)に延びて設けられている。ガイド壁16,16間は後述するホルダ20Aのスライド突起25に対するガイド溝17となる。
前述した仕切壁14,14はケース10の下部開口端までは延びておらず、したがって、ケース10の内部であって下部開口端側は区画されずに連通しており、この連通部分にコンタクト40とプリント基板50が収納され、ベース60が取り付けられる。
また、ケース10の長手方向の一端部には丸孔18aを有する取付フランジ18が、他端部には長孔19aを有する取付フランジ19が、それぞれ側壁11に連続して外方へ突出して設けられている。スイッチ1Aは、これら丸孔18a、長孔19aに挿通されたねじ(図示せず)によってインストルメントパネル101に取り付けられる。
また、ベース部21の段差部23は平面視においてケース10の開口部13よりも大きく、ベース部21がケース10に対して摺動可能に装着された状態において、ケース10の開口部13を塞ぐことができる形状および寸法に形成されている。
図3に示すように、ベース部21の下端部には、コンタクト40を押圧するための押圧片29が設けられている。
ノブ取付用台座22はベース部21に対して軸心回りに所定角度αだけ回転させたように偏位して配置されている。詳述すると、ノブ取付用台座22の断面長軸方向(図5においてP2方向)を、ベース部21の断面長軸方向(図5においてP1方向)に対して反時計回り方向に角度αだけ傾けるように交差させている。
このノブ取付用台座22はケース10の開口部13を隙間を有して挿通可能な大きさにされており、開口部13から突出するノブ取付用台座22にノブ30が嵌合する。
なお、このスイッチ1Aを図1に示すようにメーターボックス102の左端部103に沿って配置し、ノブ30を水平姿勢に配置する場合には、インストルメントパネル101の正面視において、ケース10の長手方向を左下がりの傾斜姿勢に設置することとなる。
ここで、図10を参照して、ホルダ20Bについて説明する。ホルダ20Bがホルダ20Aと相違する点は、ベース部21に対するノブ取付用台座22の取付角度だけである。ホルダ20Bにおいては、ノブ取付用台座22の断面長軸方向(図10においてP2方向)を、ベース部21の断面長軸方向(図10においてP1方向)に対して時計回り方向に角度αだけ傾けるように交差させており、ホルダ20Bのノブ取付用台座22もケース10の開口部13を隙間を有して挿通可能な大きさにされている。換言すると、ケース10の開口部13の形状および寸法(すなわち、開口部13の形態)を予め、ノブ取付用台座22のベース部21に対する軸心回りの取付角度を互いに異にするホルダ20A,20Bのいずれのノブ取付用台座22をも挿通可能に設定しておく。ホルダ20Bのその他の構成はホルダ20Aと全く同じであるので、同一態様部分に同一符号を付して説明を省略する。
また、共通部品が多くなることから用意すべき金型の数が少なくて済み、金型費用を減らすことができて、コストダウンを図ることができる。
また、ケース10に対するノブ30の取付角度を変更する場合には、ベース部21に対するノブ取付用台座22の取付角度を変更したホルダを用意すれば容易に対応することができるので、スイッチのデザイン自由度を向上させることができる。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例では、ケース10に対するノブ30の取付角度をスイッチ1A,1Bで左右対称となる角度としたが、これに限るものではなく、例えば、いずれのスイッチもノブ30がケース10に対して同じ方向に傾いていて、その傾き角度がスイッチ同士で互いに異なる場合にも、この発明を適用することができる。
また、1つのスイッチが有するノブの数も3つに限らず、2つあるいは4つ以上の複数でもよく、あるいは単数でもよい。
また、ケース10の開口部13の形状、およびホルダ20A,20Bにおけるノブ取付用台座22の断面形状は前述した実施例に限るものではない。例えば、開口部13を円形にし、ノブ取付用台座22の基部側を円形断面として、ノブが装着されるノブ取付用台座22の先部だけを非円形断面にして、ベース部21に対しノブ30の取付角度を設定可能にしてもよい。
さらに、スイッチの設置場所は車両のインストルメントパネルに限るものではなく、スイッチの用途も車両用に限るものではない。
10 ケース
13 開口部
20A,20B ホルダ
21 ベース部
22 ノブ取付用台座
30 ノブ
Claims (2)
- ベース部から軸心方向にノブ取付用台座を突出させたホルダと、
前記ノブ取付用台座を挿通させる開口部を有し、この開口部から前記ノブ取付用台座を突出させて、前記ベース部を前記ホルダの軸心回りに回動不能で且つ軸心方向に摺動可能に収容するケースと、
前記ケースの開口部から突出する前記ホルダのノブ取付用台座に取り付けられるノブと、
を備えたスイッチにおいて、
前記ケースの開口部は、前記ベース部に対する前記ノブ取付用台座の前記軸心回りの取付角度を互いに異にするホルダのいずれのノブ取付用台座をも挿通可能にする形態に構成されていることを特徴とするスイッチ。 - ベース部から軸心方向にノブ取付用台座を突出させ、前記ベース部に対する前記ノブ取付用台座の前記軸心回りの取付角度を互いに異にする複数種類のホルダと、
前記複数種類のホルダの前記ノブ取付用台座をいずれも挿通可能な開口部を有し、前記ベース部を前記ホルダの軸心回りに回動不能で且つ軸心方向に摺動可能に収容するケースと、
前記ホルダのノブ取付用台座の先部に取り付けられるノブと、
を用意し、
前記複数種類のホルダの中から所望する前記取付角度に対応するホルダを選択し、該ホルダの前記ノブ取付用台座を前記ケースの開口部から突出させつつ該ホルダのベース部を前記ケースに収容し、
前記開口部から突出させた前記ノブ取付用台座の先部に前記ノブを取り付けることを特徴とするスイッチの組み立て方法。
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JP2004246563A JP4343058B2 (ja) | 2004-08-26 | 2004-08-26 | スイッチおよびその組み立て方法 |
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