JPH1144966A - 一成分系静電写真用現像剤 - Google Patents

一成分系静電写真用現像剤

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JPH1144966A
JPH1144966A JP11534698A JP11534698A JPH1144966A JP H1144966 A JPH1144966 A JP H1144966A JP 11534698 A JP11534698 A JP 11534698A JP 11534698 A JP11534698 A JP 11534698A JP H1144966 A JPH1144966 A JP H1144966A
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Robert C Storey
シー.ストーリー ロバート
Robert E Contois
イー.コントワ ロバート
Robert D Fields
ディー.フィールズ ロバート
Michael P Cornelia
ピー.コーネリア マイケル
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種類の酸化物を組合せても画像濃度、バッ
クグラウンドレベル等が優れた画像を形成することがで
きるトナー現像剤を提供することである。 【解決手段】 ポリマーバインダー、磁性材料および、
場合により電荷制御剤を含む負荷電性トナー粒子を含ん
でなる一成分系静電写真用現像剤であって、前記トナー
粒子の表面が、二酸化チタン、二酸化セリウムおよび粒
子サイズ0.005〜0.03μmの疎水性二酸化ケイ
素を含有する一成分系静電写真用現像剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電写真、特に静
電写真画像現像方法のためのトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】静電写真では、静電ポテンシャルのパタ
ーンを含む画像(静電潜像とも称する)を静電写真要素
の表面上に形成し、その後その潜像を電子写真現像剤と
接触させることにより現像してトナー画像にする。望ま
しい場合は、潜像を別の表面に転写してその後現像する
こともできる。トナー画像を受容体に転写し、典型的に
熱および圧力を加えることによりその受容体に溶融して
もよい。
【0003】電子写真現像剤は、一成分系または二成分
系の現像剤であることができる。二成分系現像剤はキャ
リアとトナー粒子の混合物を含む。一成分系現像剤は非
磁性または磁性のトナー粒子を含むが、別個のキャリア
粒子は有しない。一成分系現像剤はさらなる成分、例え
ば、流動剤および清浄助剤を有することがある。一成分
系現像剤中の清浄助剤(cleaning aids)
は、光導電性要素上へのトナーまたはトナー成分の沈降
を防止するために存在する。とりわけ、シリカ、チタニ
ア、アルミナ、ジルコニウム酸化物およびセリウム酸化
物が清浄助剤として開示されている。
【0004】一成分系現像剤組成物中の流動剤は、補充
ホッパーから現像剤ステーションへのトナーの流動およ
び現像剤ステーションのシェル上へのトナーの分布を容
易にするために存在する。シリカ、チタニア、アルミ
ナ、微粉ポリマー、ステアリン酸亜鉛が流動剤として開
示されている。米国特許第5,504,559号は、二
成分系現像剤中の2タイプのシリカを開示している。米
国特許第5,066,558号は、一成分系現像剤に、
2タイプのシリカを、その一部分は磁性トナー粒子の表
面に十分に埋まった状態で、そしてより少ない部分は付
着してはいるが埋まってはいない状態で添加して使用す
ることを開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に2
種類の酸化物の組合せに伴って生じる一課題は、トナー
とその2種類の酸化物間の摩擦電気相互反応のために良
好な分散および均一な電荷を得ることが困難となること
である。異なる酸化物は反対に荷電することが多い。そ
の結果、表面処理添加物を適切に分散させることが困難
になる。この荷電と分散の困難性はまた現像剤の性能に
ついての課題を生じさせる。これらの課題としては、高
い画像バックグラウンドレベル、トナー塊の流動性の課
題および許容しがたいフィルム清浄変動性が挙げられ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリマーバイ
ンダー、磁性材料および場合により電荷制御剤(cha
rge control agent)を含む負荷電性
トナー粒子(negatively charging
toner particles)を含んでなる一成
分系静電写真用現像剤であって、そのトナー粒子表面
が、二酸化チタン、二酸化セリウムおよび粒子サイズ
0.005〜0.03μmの疎水性二酸化ケイ素を含有
する一成分系静電写真用現像剤を提供する。
【0007】この現像剤によれば、優れた画像濃度安定
性、優れた画像バックグラウンド挙動および改良された
トナー塊流動性が可能になる。これらの改良点のすべて
は経時に亘って認められる。本発明はまた、ポリマーバ
インダー、磁性材料および場合により電荷制御剤を含む
負荷電性トナー粒子を調製し;前記トナーの表面を、粒
子サイズ0.005〜0.03μmの疎水性二酸化ケイ
素、および二酸化チタンの混合物で処理し;その後前記
トナー表面を、二酸化セリウムで処理する工程を含む、
一成分系静電写真用現像剤の製造方法をも提供する。
【0008】この現像剤製造方法によれば、現像剤製造
の際の表面処理用添加物の分散が改良される。
【0009】
【発明の実施の形態】一成分系現像剤のトナーは、ポリ
マーバインダー、電荷制御剤および磁性材料を含有す
る。場合により、トナーは離型剤、着色剤および他の添
加物を含んでもよい。静電写真用トナーは、通常選択さ
れたモノマーの重合、それに続く各種添加物との混合、
その後の所望サイズ範囲への粉砕により製造する。
【0010】トナー塗布のための所望ポリマーバインダ
ーを第一に製造する。トナー製造の際、ポリマーバイン
ダーは溶融処理に付され、そこでポリマーは高剪断力お
よびポリマーのガラス転移点を超える温度の調節に付さ
れる。ポリマー溶融の温度は、一部は溶融処理の摩擦力
から得られる。溶融処理には、トナー添加物、例えば、
磁性材料のポリマー塊への溶融配合が含まれる。
【0011】ポリマーは、限定凝集反応、例えば、Amer
ing 等の米国特許第4,912,009号に開示されて
いる懸濁重合操作を用いて製造することができる。有用
なバインダーポリマーとしては、ビニルポリマー、例え
ば、スチレンのホモポリマーおよびコポリマーが挙げら
れる。スチレンポリマーとしては、40〜100重量%
のスチレンまたはスチレン類縁物、および0〜40重量
%の1種以上の低級アルキルアクリレートもしくはメタ
クリレートを含有するものが挙げられる。ジビニル化合
物、例えば、ジビニルベンゼンと共有結合で弱く架橋し
た溶融性スチレン−アクリルコポリマーもまた挙げられ
る。米国再発行特許第31,072号を参照されたい。
【0012】スチレンブチルアクリレートおよびスチレ
ンブタジエンのようなスチレンに富むコポリマーもまた
ポリマー配合物としてはのバインダーとして有用であ
る。このような配合物では、スチレンブチルアクリレー
トのスチレンブタジエンに対する比率は10:1〜1:
10である。5:1〜1:5および7:3の比率が特に
有用である。スチレンブチルアクリレートおよび/また
はブチルメタクリレート(30〜80%スチレン)およ
びスチレンブタジエン(30〜80%スチレン)のポリ
マーもまた有用ポリマーである。
【0013】スチレンポリマーとしては、スチレン、α
−メチルスチレン、p−クロロスチレンおよびビニルト
ルエン;並びにアルキルアクリレートもしくはメチルア
クリレートまたは二重結合を有するモノカルボン酸であ
って、アクリル酸、メチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、ドデシ
ルアクリレート、オクチルアクリレート、フェニルアク
リレート、メチルアクリル酸、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、ブチルメタクリレートおよびオ
クチルメタクリレートからなる群より選ばれるものが挙
げられる。
【0014】縮合ポリマー、例えば、芳香族ジカルボン
酸と1種以上の脂肪酸ジオールとのポリエステルおよび
コポリエステル、例えば、イソフタル酸もしくはテレフ
タル酸とジオール、例えば、エチレングリコール、シク
ロヘキサンジメタノールおよびビスフェノールとのポリ
エステルもまた有用である。有用バインダーは、ビニル
芳香族モノマー;共役ジエンモノマーまたはアクリレー
トモノマー、例えば、アルキルアクリレートおよびアル
キルメタクリレートのいずれかから選択される第二モノ
マーのコポリマーから形成することもできる。
【0015】トナーに含まれる磁性材料は一般に先行技
術に開示されているソフトタイプの磁性材料である。有
用な磁性材料の例としては、鉄の混合酸化物、鉄−ケイ
素合金、鉄−アルミニウム、鉄−アルミニウム−ケイ
素、ニッケル−鉄−モリブデン、クロム−鉄、鉄−ニッ
ケル−銅、鉄−コバルト、鉄の酸化物および磁鉄鉱が挙
げられる。
【0016】用語“電荷制御性”とは得られたトナーの
摩擦電気電荷特性を改良するためのトナー添加剤の性質
を意味する。正荷電性トナーおよび負荷電性トナーのた
めの極めて広範囲の電荷制御剤が入手可能である。適切
な電荷制御剤は、例えば、米国特許第3,893,93
5号;第4,079,014号;第4,323,634
号;第4,394,430号および英国特許第1,50
1,065号および第1,420,839号に開示され
ている。これ以外の有用な電荷制御剤は、米国特許第
4,624,907;第4,814,250;第4,8
40,864号;第4,834,920号;第4,68
3,188号および第4,780,553号に記載され
ている。電荷制御剤の混合物を用いることもできる。電
荷制御剤の具体例としては、クロムサリシレートオルガ
ノ−錯塩、およびアゾ−鉄錯塩類、アゾ−鉄錯塩、特に
フェレート(ferrate)(1−)、ビス〔4−
〔5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)アゾ〕−3−
ヒドロキシ−N−フェニル−2−ナフタレンカルボキサ
ミダト(carboxamidato)(2−〕)、ア
ンモニウム、ナトリウムおよび水素(Hodogaya Chemica
l Company Ltd.製のオルガノ鉄)が挙げられる。
【0017】離型剤は、コピー機装置では有用な添加物
である。有用な離型剤は当該技術分野においてよく知ら
れており、例えば、低分子量ポリプロピレン、天然ワッ
クス、低分子量合成ポリマーワックス、通常許容されて
いる離型剤、例えば、ステアリン酸およびその塩等が挙
げられる。さらなる具体例は、分子量1000〜500
0g/モルのエチレンとプロピレンのコポリマー、特に
分子量約1200g/モルのエチレンとプロピレンのコ
ポリマーである。
【0018】トナーに場合により用いられる添加剤は着
色剤である。ある場合、磁性成分が、別個の着色剤を必
要とせずに、着色剤として作用する。適切な色素および
顔料は、例えば、米国再発行特許第31,072号、米
国特許第4,160,644号;第4,416,965
号;第4,414,152号および第2,229,51
3号に開示されている。白黒静電写真コピー機に用いる
トナーのための特に有用な着色剤はカーボンブラックで
ある。着色剤は一般にトナー粉末全重量に基づいて約1
〜約30重量%、好ましくは約2〜約15重量%の範囲
で用いる。
【0019】一成分系現像剤の製造においては、トナー
を先ず第一に二酸化ケイ素と二酸化チタンの混合物で処
理する。その後、トナーを二酸化セリウムで処理する。
この第1工程では、トナー重量に基づいて、二酸化ケイ
素と二酸化チタンの混合物0.1〜2.0重量%でトナ
ーを処理し、その後(b)トナーと、二酸化ケイ素およ
び二酸化チタンの混合物の合計重量に基づいて、二酸化
セリウム1.0〜6.0重量%で処理する。この混合物
中の二酸化ケイ素の二酸化チタンに対する比率は90:
10〜10:90である。70:30〜30:70、特
に50:50の範囲の比率が有用である。
【0020】疎水性ヒュームド二酸化ケイ素は0.00
5〜0.03μmの粒子サイズを有する。二酸化シリカ
は、処理されたジクロロジメチルシラン、処理されたヘ
キサメチルジシラザンまたは処理されたジメチルシロキ
サンである。3種類の材料すべては、Aerosil
R812,R972およびR202としてDegussa から
市販されている。
【0021】0.015〜0.030μmの範囲の平均
粒子サイズを有する二酸化チタンが有用である。現像剤
に添加するセリウム酸化物は、純粋なセリウム酸化物ま
たはセリウム酸化物が豊富なつや出し助剤(polis
hing aids)のいずれかであることができる。
セリウム酸化物粒子は0.5〜5ミクロンの体積平均に
よる平均粒子サイズを有する。セリウム酸化物およびセ
リウム酸化物が豊富なつや出し助剤は、Ferro Corporat
ion およびMicroabrasives CorporationのTranselco Di
visionから市販されている。
【0022】現像剤は一般に数工程で製造される。第1
工程では、ポリマー、磁性材料、離型剤および電荷制御
剤を2本ロール機または押出し機で溶融配合する。この
配合物を粉砕し、特定のトナーサイズ分布を得るために
分級する。所望トナーは数平均による平均直径が3〜1
5μmであるか、または体積平均による平均直径が5〜
20μmである。トナーは、6.5〜10μmの数平均
平均直径を有し、そして8.5〜12μmの体積平均平
均直径を有する。このトナーに、シリカおよび二酸化チ
タンの粒子混合物次いでセリウム酸化物粒子を添加し、
次いで前記のそして以下の実施例で例示する操作工程に
より混合する。混合は、高スピードミキサー、例えば、
Henschelミキサーを用いて行う。前記のよう
に、二酸化シリカおよび二酸化チタンは第1混合工程で
添加し、セリウム酸化物粒子は第2混合工程で添加す
る。
【0023】トナーは、トナー重量に基づいて、40〜
65%のポリマー;30〜55%の磁性材料;場合によ
り1〜5%の離型剤;0〜4%の電荷制御剤および前記
濃度の二酸化シリカ、二酸化チタンおよび二酸化セリウ
ムを含む。トナーは、従来トナーに用いられるタイプの
他の添加物、例えば、磁性顔料、均展剤、界面活性剤、
安定剤等を含有することもできる。
【0024】用語“トナー粒子”に言及する際本明細書
で用いられる用語“粒子サイズ”または“サイズ”もし
くは“サイズの”とは、従来の測定器、例えば、Coulte
r Multisizer (Hialeah, FloridaのCoulter, Inc. 製)
で測定するものとしての体積平均による平均直径を意味
する。
【0025】
【実施例】以下の実施例により、本発明の一成分系現像
剤および、その現像剤の製造方法がさらに明らかになる
であろう。実施例で用いられる表面処理材料を第1表に
列挙する:
【0026】
【表1】
【0027】実施例1 トナーを以下の配合法により調製した:一成分系トナーコアの製造 スチレンブチルアクリレート/ブチルメタクリレートポリマー 36.1% スチレンブタジエンコポリマー 15.4% 磁鉄鉱 45.0% オルガノ鉄錯体 1.5% エチレン−プロピレンコポリマーワックス 2.0% 前記材料を、2軸押出機を用い、約120℃の平均ゾー
ン温度で溶融配合して均一分散体を調製した。この配合
材料を次にジェットミルにかけ、分級して約10.0μ
の体積平均粒子サイズのトナー生成物を得た。一成分系現像剤の製造 前記実施例で調製したトナーを、2工程操作で3種類の
無機酸化物:二酸化ケイ素(Aerosil R81
2)、二酸化チタン(Aerosil T805)およ
び二酸化セリウム(Ce−Rite 4191)の混合
物と配合した。この混合は、Henschel強力混合
機を用いて行った。表面処理操作の第1工程で、トナー
重量に基づいて0.42%の総濃度のSiO2 とTiO
2 の混合物(50:50)を2分間乾式配合して、前記
トナーを高剪断状態に置いた。第2工程でも、また高剪
断状態で、3.0重量%のCeO2 を前記の工程1で得
られたトナー、SiO2 およびTiO2 とさらに1分間
乾式配合して最終現像剤を調製した。CeO2 の重量は
混合物の全量に基づいている。
【0028】実施例1の現像剤を市販の中容量コピー機
(EK95コピー機、Eastman Kodak Co. )に投入し、
最少10,000コピーを実施した。試験中、画像濃
度、画像バックグラウンドおよび光導電体フィルム清浄
度をモニターした。画像濃度は、X−rite Mod
el 310濃度計を用いて1インチ平方のベタ域濃度
パッチの反射濃度および透過濃度の両者を測定すること
によりモニターした。バックグラウンド測定は、Bausch
and Lomb Ommicon Image Analyzerを用いて画像書類の
バックグラウンド粒子カウントを測定することにより行
った。フィルム清浄度は、試験の実施中の光導電体ドラ
ム表面の清浄度を観察することにより主観的に評価し
た。トナー流速は、10gのトナー試料が固定されたオ
リフィス振動流動ロートを通過する流動時間をモニター
することにより測定した。画像バックグラウンド、画像
濃度、フィルム清浄度およびトナー流速はすべて、実施
例1の一成分系現像剤については優れていると判定され
た。実施例1およびそれ以降の実施例の結果を第2表に
要約する。実施例2 実施例1のトナーを、2種類の第1工程添加物の各々に
ついてSiO2 およびTiO2 の濃度を0.21%から
0.17%に低減して0.34%の全第1工程処理レベ
ルにした他は、実施例1と同様に表面処理し次いで試験
した。CeO2は実施例1と同様に3.0%を保持し
た。第2表に要約したように、画像バックグラウンド、
画像濃度、フィルム清浄度およびトナー流速は、実施例
2の一成分系現像剤についてはすべて優れていると判定
された。実施例3 実施例1のトナーを、2種類の第1工程添加物の各々に
ついてSiO2 およびTiO2 の濃度を0.21%から
0.24%に高めて、0.48%の全第1工程処理レベ
ルとした以外は、実施例1と同様に表面処理し、次いで
試験した。CeO2 は実施例1と同様に3.0%を保持
した。画像バックグラウンド、画像濃度、フィルム清浄
度およびトナー流速は、実施例3の一成分系現像剤につ
いてはすべて優れていると判定された。実施例4 実施例1のトナーを、SiO2 とTiO2 の比率を、5
0:50から70:30と変更して、SiO2 レベルを
0.29%、TiO2 レベルを0.13%として、0.
42%の全第1工程処理レベルとした以外は実施例1と
同様に表面処理し、そして試験した。CeO2 は実施例
1と同様に3.0%を保持した。画像バックグラウン
ド、画像濃度、フィルム清浄度およびトナー流速は、実
施例4の一成分系現像剤についてはすべて優れていると
判定された。実施例5 実施例1のトナーを、SiO2 とTiO2 の比率を、5
0:50から30:70と変更して、SiO2 レベルを
0.13%、TiO2 レベルを0.29%として、0.
42%の全第1工程処理レベルとした以外は実施例1と
同様に表面処理し、そして試験した。CeO2 は実施例
1と同様に3.0%を保持した。画像バックグラウン
ド、画像濃度、フィルム清浄度およびトナー流速は、実
施例5の一成分系現像剤についてはすべて優れていると
判定された。実施例6 実施例1のトナーを、実施例1と同様にSiO2 とTi
2 の比率を50:50としそして0.42%の全第1
工程処理レベルで表面処理し、次いで試験した。しかし
ながら、CeO2 レベルを2.0%に変更した。画像バ
ックグラウンド、画像濃度およびトナー流速は、実施例
6の一成分系現像剤についてはすべて優れていると判定
された。しかしながら、光導電体ドラムが、ドラム表面
上にトナーフィルムの僅かな徴候を示し始め、したがっ
てフィルム清浄度は中程度(fair)と判定された。比較例1 実施例1のトナーを、TiO2 を配合から省き、SiO
2 を0.3%レベルで添加した以外は実施例1と同様に
表面処理し、次いで試験した。CeO2 レベルは3.0
%に保持した。画像濃度は優れていると判定されたが、
画像バックグラウンドレベルは増加し、中程度と判定さ
れ、光導電体ドラムはそのドラム表面上にトナーフィル
ムの僅かな徴候を示し始め、フィルム清浄度も中程度と
判定された。トナー流速も、前記変化によりかなり低下
した。比較例2 実施例1のトナーを、TiO2 を配合から省き、SiO
2 を0.5%レベルで添加した以外は実施例1と同様に
表面処理し、次いで試験した。CeO2 レベルは3.0
%に保持した。画像濃度は優れていると判定され、光導
電体ドラムの清浄度は改良されたと判定されたが、流速
および画像バックグラウンドの欠点がなお認められ、両
者とも中程度と判定された。比較例3 比較例3では、実施例1のトナーを実施例1と同様に表
面処理し次いで試験した。3種類の無機酸化物を表面処
理に用いたが、工程1の処理には実施例1〜6のSiO
2 とTiO2 の組合せ以外の2種類の二酸化ケイ素材料
を用いた。工程1の処理には0.1%のSiO2 (Ae
rosil R812)および0.3%の別のSiO2
(Aerosil R972)を含めた。CeO2 レベ
ルは3.0%に保持した。再び濃度は優れていたが、バ
ッググラウンド、フィルム清浄度及びトナー流速の程度
は中程度であった。比較例4 比較例4では、実施例1のトナーを実施例1と同様に表
面処理し次いで試験した。3種類の無機酸化物を表面処
理に用いたが、工程1の処理には実施例1〜6のSiO
2 とTiO2 の組合せ以外の2種類の二酸化ケイ素材料
(Aerosil R972およびR202)を用い
た。工程1の処理には0.28%のSiO 2 (R97
2)および0.07%のさらに別のSiO2 (R20
2)を含めた。CeO2 レベルは3.0%に保持した。
再び濃度は優れていたが、バッググラウンドのランクは
良好であり(比較例3を改良)、フィルム清浄度及びト
ナー流速の程度は中程度であった。比較例5&6 比較例5&6では、実施例1のトナーを実施例1と同様
に表面処理し、次いで試験したが、表面処理には無機酸
化物を2種類のみ使用した。この場合の第1工程処理に
は、0.3%のSiO2 (R202)または0.5%の
(R202)のいずれかを含ませた。CeO2 レベルは
3.0%に保持した。比較例4と比べて有意の改善は認
められなかった。比較例7 比較例7では、実施例1のトナーを実施例1と同様に表
面処理し、次いで試験したが、再び表面処理には無機酸
化物2種類のみの組合せを使用した。この場合、第1工
程処理には、実施例1〜6のSiO2 とTiO2 と組合
せではなく二酸化チタンのみを使用した。第1工程処理
には、0.42%の二酸化チタン(Aerosil T
805)を含めた。第2の無機酸化物、CeO2 は第2
混合工程で添加し、3.0%レベルを保持した。フィル
ム清浄度は良好とランク付けされ、バックグラウンドお
よびトナー流速のランクは改善されて優良となったが、
画像濃度は減少して、化学品の変更の故に中程度までラ
ンクが低下した。
【0029】
【表2】
【0030】好ましい実施態様 <態様1> ポリマーバインダー、磁性材料および、場
合により電荷制御剤を含む負荷電性トナー粒子を含んで
なる一成分系静電写真用現像剤であって、前記トナー粒
子の表面が、二酸化チタン、二酸化セリウムおよび粒子
サイズ0.005〜0.03μmの疎水性二酸化ケイ素
を含有する一成分系静電写真用現像剤。 <態様2> 前記トナー表面が、トナー重量に基づい
て、0.2〜0.6重量%の二酸化ケイ素および90:
10〜10:90の比率の二酸化チタン;並びにトナ
ー、二酸化ケイ素および二酸化チタンの混合物の総重量
に基づいて2.0〜6.0重量%の二酸化セリウムを含
有する態様1記載の現像剤。 <態様3> トナー表面上の二酸化ケイ素の二酸化チタ
ンに対する比率が90:10〜10:90であり、そし
て3.0〜4.0重量%のセリウム酸化物から得られる
態様2記載の現像剤。 <態様4> トナー表面上の二酸化ケイ素の二酸化チタ
ンに対する比率が70:30〜30:70である態様3
記載の現像剤。 <態様5> 前記トナーが離型剤を含有する態様1記載
の現像剤。 <態様6> 前記ポリマーバインダーが、スチレン並び
にアルキルアクリレートおよび/またはメタクリレート
を含み、前記バインダーのスチレン含有量が少くとも6
0重量%である態様1または2記載の現像剤。 <態様7> スチレンが、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−クロロスチレンおよびビニルトルエンからなる
群より選ばれ;そしてアルキルアクリレートおよび/ま
たはメチルアクリレートまたは二重結合を1個有するモ
ノカルボン酸が、アクリル酸、メチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、ドデシルアクリレート、オクチルアクリレート、フ
ェニルアクリレート、メチルアクリル酸、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
トおよびオクチルメタクリレートからなる群より選ばれ
る態様6記載の現像剤。 <態様8> 前記ポリマーバインダーがスチレンブチル
アクリレート/ブチルメタクリレートポリマーおよびス
チレンブタジエンコポリマーからなる群より選ばれる態
様1記載の現像剤。 <態様9> トナー重量に基づいて、0〜4重量%の電
荷制御剤を含んでなり、そして前記電荷制御剤がクロム
サリシレートオルガノ−錯塩およびアゾ−鉄錯塩からな
る群より選ばれる態様1記載の現像剤。 <態様10> 前記電荷制御剤が、フェレート(1
−)、ビス〔4−〔(5−クロロ−2−ヒドロキシフェ
ニル)アゾ〕−3−ヒドロキシ−N−フェニル−2−ナ
フタレンカルボキシサミデート(2−)〕、アンモニウ
ム、ナトリウムおよび水素である態様9記載の現像剤。 <態様11> 前記ワックスが、低分子量ポリプロピレ
ン、天然ワックス、低分子量合成ポリマーワックス、ス
テアリン酸およびその塩である態様5記載の現像剤。 <態様12> 前記離型剤が、分子量1000〜500
0g/モルのエチレンとプロピレンのコポリマーまたは
分子量約1200g/モルのエチレンとプロピレンのコ
ポリマーである態様5記載の現像剤。 <態様13> 一成分系静電写真用現像剤の製造方法で
あって、前記方法が、ポリマーバインダー、磁性材料お
よび場合により電荷制御剤を含む負荷電性トナーを調製
し、前記トナーの表面を、粒子サイズ0.005〜0.
03μmの疎水性二酸化ケイ素と、二酸化チタンの混合
物で処理し、その後、前記トナー表面を二酸化セリウム
で処理する工程を含んでなる一成分系静電写真用現像剤
の製造方法。 <態様14> 前記トナー表面を、トナー重量に基づい
て(a)0.1〜2.0重量%の二酸化ケイ素と二酸化
チタンの混合物で先ず第一に処理し、その後(b)1.
0〜6.0重量%の二酸化セリウムで処理する態様13
の方法。 <態様15> 前記混合物中の二酸化ケイ素の二酸化チ
タンに対する比率が90:10〜10:90である態様
14記載の方法。 <態様16> 前記混合物中の二酸化ケイ素の二酸化チ
タンに対する比率が70:30〜30:70である態様
15記載の方法。 <態様17> 前記混合物中の二酸化ケイ素の二酸化チ
タンに対する比率が50:50である態様16記載の方
法。 <態様18> 静電潜像を電子写真要素の表面上に形成
し、次いで前記潜像を一成分系静電写真現像剤と接触さ
せることにより現像する、工程を含んでなる静電写真画
像形成方法であって、前記一成分系現像剤が、ポリマー
バインダー、磁性材料および場合により電荷制御剤を含
有する負荷電性トナー粒子を含み、前記トナー粒子表面
が二酸化チタン、二酸化セリウムおよび0.005〜
0.03μmの粒子サイズの疎水性二酸化ケイ素を含有
する静電写真画像形成方法。
【0031】本発明をその好ましい実施態様を特に参考
にして詳述したが、本発明の精神および範囲内で変更お
よび修正を行うことができることが理解されるであろ
う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ディー.フィールズ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14622, ロチェスター,ザ ハイランズ 20 (72)発明者 マイケル ピー.コーネリア アメリカ合衆国,ニューヨーク 14615, ロチェスター,ヘリテージ ドライブ 494

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマーバインダー、磁性材料および、
    場合により電荷制御剤を含む負荷電性トナー粒子を含ん
    でなる一成分系静電写真用現像剤であって、前記トナー
    粒子の表面が、二酸化チタン、二酸化セリウムおよび粒
    子サイズ0.005〜0.03μmの疎水性二酸化ケイ
    素を含有する一成分系静電写真用現像剤。
JP11534698A 1997-04-25 1998-04-24 一成分系静電写真用現像剤 Pending JPH1144966A (ja)

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