JPH1144905A - カメラのファインダー装置 - Google Patents

カメラのファインダー装置

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JPH1144905A
JPH1144905A JP19949197A JP19949197A JPH1144905A JP H1144905 A JPH1144905 A JP H1144905A JP 19949197 A JP19949197 A JP 19949197A JP 19949197 A JP19949197 A JP 19949197A JP H1144905 A JPH1144905 A JP H1144905A
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徹 富波
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリズムを安価に製造可能で、しかも高精度に
かつ確実に組付可能である。 【解決手段】カメラのファインダー装置10は、ファイ
ンダーの視野を形成する視野枠部材300と、入射面及
び放射面を有するプリズム16であって、視野枠部材位
置決め手段Aを入射面又は放射面の光軸と垂直な面に有
するプリズム16と、視野枠部材300とプリズム16
を保持する保持枠12と、視野枠部材300と保持枠1
2によりプリズム16を挟持するプリズム挟持手段Bと
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファインダー光
学系にプリズム及び視野枠を備えるカメラのファインダ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラには、例えばカメラ本体にファイ
ンダー光学系を保持する光学系保持枠を備え、この光学
系保持枠にファインダー光学系を構成するプリズム及び
視野枠を組み付けるものがある。
【0003】このプリズムの保持構造には、例えば光学
系保持枠にプリズムを組み込み、もしくは組み込み接着
するものがある。
【0004】また、図13に示すように、プリズム10
0に視野枠位置決めボス100aを放射面100bと直
交する位置に形成し、このプリズム100の視野枠位置
決めボス100aを視野枠200と係合し、プリズム1
00と視野枠200との位置決めを行うものがある。
【0005】また、ファインダー光学系に視野枠を備
え、この視野枠を、例えばクラッシックサイズ、ハイビ
ジョンサイズ、パノラマサイズ等のプリントサイズに応
じて切り替えるものがある。この切替は、例えば図14
に示すように、基準開口孔110に対して開口孔111
aを有する遮光板111が移動可能に配置されている。
この遮光板111は、視野枠の対角方向に対向した位置
に設けたガイドピン112,113にガイド長孔111
b,111cを係合させてあり、駆動孔111dに係合
している遮光板係合部114により遮光板111を移動
させることで、図14(a)のパノラマサイズ、図14
(b)のハイビジョンサイズ、図14(c)のクラッシ
ックサイズの視野枠に切替えられる。実際には、逆の動
きをするもう1枚の遮光板を組み合わせて視野枠を切替
える。
【0006】また、例えば図15に示すように、基準開
口孔120に対して開口孔121aを有する遮光板12
1が移動可能に配置され、この遮光板121は、視野枠
の長手方向に対向した位置に設けたガイドピン122,
123にガイド長孔121b,121cを係合させてあ
り、駆動孔121dに係合している遮光板係合部124
により遮光板121を移動させることで、図15(a)
のパノラマサイズ、図15(b)のハイビジョンサイ
ズ、図15(c)のクラッシックサイズの視野枠に切替
えられるものがある。実際には、逆の動きをするもう一
枚を組み合わせて視野枠を切り換える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光学系保持枠にプリズ
ムを単に組み込み、もしくは組み込み接着するもので
は、プリズムの取り付け位置が正確でなく位置ずれが生
じる恐れがある。また、プリズムの取り付け位置を高精
度にするために、光学系保持枠の成形時の抜きテーパを
なくすと、プリズムが組み込みにくくなる。
【0008】また、図13に示すようにプリズムに視野
枠位置決めボスを放射面と直交した位置に形成し、この
プリズムの視野枠位置決めボスを視野枠に係合して位置
決めを行うものでは、放射面と直交した位置に視野枠位
置決めボスがあるため、金型が入子構造になり高くな
る。さらに、視野枠位置決めボスによる位置決めだけで
は放射面と視野枠にずれが生じる。
【0009】さらに、ファインダー光学系に視野枠が備
えられるが、図14に示すように視野枠の対角方向に対
向した位置にガイド長孔を配置したものは、視野枠の上
下方向に広いスペースが必要である。また、図15に示
すように視野枠の長手方向に対向した位置にガイド長孔
を配置したものは、上下方向のスペースは狭くすること
ができるが視野枠の切替の動作に負荷がかかり、正確な
作動が得られない。
【0010】この発明は、前記課題を解決し、請求項1
乃至請求項4記載の発明は、プリズムを安価に製造可能
で、しかも高精度にかつ確実に組付可能なカメラのファ
インダ装置を提供することを目的とし、請求項5乃至請
求項8記載の発明は、省スペースで、円滑に高精度に作
動可能であり、さらに部品点数が減り低コストであるカ
メラのファインダ装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、『ファ
インダーの視野を形成する視野枠部材と、入射面及び放
射面を有するプリズムであって、視野枠部材位置決め手
段を前記入射面又は放射面の光軸と垂直な面に有するプ
リズムと、前記視野枠部材と前記プリズムを保持する保
持枠と、前記視野枠部材と前記保持枠により前記プリズ
ムを挟持するプリズム挟持手段と、を有することを特徴
とするカメラのファインダー装置。』であり、視野枠部
材と保持枠によりプリズムを挟持して確実に保持するこ
とができ、また視野枠部材位置決め手段をプリズムの入
射面又は放射面の光軸と垂直な面に設けており、従来の
ような入子が不要であり金型が安くなり、また視野枠部
材と保持枠によるプリズムの設置精度が向上する。
【0012】請求項2記載の発明は、『前記プリズム挟
持手段は、前記プリズムを前記視野枠部材と前記保持枠
との間に配置し、前記視野枠部材と前記保持枠を締付手
段で固定することを特徴とする請求項1記載のカメラの
ファインダー装置。』であり、プリズムを視野枠部材と
保持枠との間に配置し、プリズムを挟み込むように固定
することで、プリズムが組み込みやすく高精度に設置で
き、しかもプリズムと視野枠部材の間にゴミが入らな
い。
【0013】請求項3記載の発明は、『前記視野枠部材
位置決め手段は、入射面又は放射面の光軸と平行に設け
られたボスであって、前記視野枠部材に設けられた孔と
嵌合するよう構成されることを特徴とする請求項1又は
請求項2記載のカメラのファインダー装置。』であり、
光軸に対して視野枠部材を周辺まで直角に取り付けるこ
とができる。
【0014】請求項4記載の発明は、『前記視野枠部材
は、視野の大きさを変えることが可能であることを特徴
とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカメラ
のファインダー装置。』であり、視野枠部材により視野
の大きさを変えることが可能である。
【0015】請求項5記載の発明は、『遮光板の移動に
より視野を切り替える視野枠部材を有するカメラのファ
インダー装置において、前記視野枠部材は、円弧状案内
経路と円形係合部とを開口部を挟んで配置した遮光板
と、この遮光板の円弧状案内経路と嵌合し遮光板を円弧
運動させる遮光板係合部を有する遮光板駆動部材と、前
記遮光板の円弧状案内経路と係合する案内部材と、を有
することを特徴とするカメラのファインダー装置。』で
あり、遮光板駆動部材と案内部材との位置が離れている
ことで、遮光板の移動誤差を少なくでき、遮光板の切替
精度が向上する。また、遮光板は、遮光板駆動部材の円
弧運動により移動するため、動きが円滑で精度が高い。
さらに、遮光板駆動部材が案内部材を兼ねているので、
従来の駆動部材1ケ所、案内部材2ケ所のタイプに対し
て部品点数が減り、コスト削減になる。
【0016】請求項6記載の発明は、『前記遮光板駆動
部材は、二つの遮光板係合部を有し、この二つの遮光板
係合部で一対の遮光板を互いに逆方向に駆動することを
特徴とする請求項5記載のカメラのファインダー装
置。』であり、前記遮光板駆動部材が円弧運動すること
により、一対の遮光板を互いに逆方向に駆動するので、
動きが円滑で精度が高い。
【0017】請求項7記載の発明は、『前記遮光板の円
弧状案内経路の円弧は、前記遮光板駆動部材の遮光板係
合部が前記遮光板を駆動する際に描く円弧とは逆方向の
円弧であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記
載のカメラのファインダー装置。』であり、一対の遮光
板が遮光板駆動部材の円弧運動により互いに逆方向に円
滑に移動することができる。
【0018】請求項8記載の発明は、『前記案内部材と
前記遮光板駆動部材は、基準開口孔を有する部材に設け
られていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のい
ずれかに記載のカメラのファインダー装置。』であり、
案内部材と遮光板駆動部材が基準開口孔を有する部材と
一体化され、簡単な構成で、一対の遮光板を作動させる
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明のカメラのファイ
ンダー装置を図面に基づいて詳細に説明する。図1はフ
ァインダー装置を組み付けたカメラの概略横断面図、図
2はファインダー装置の断面図、図3は図2のIII-III
線に沿う断面図、図4はファインダー装置の拡大断面
図、図5はプリズムの組付け状態を示す断面図、図6は
プリズムの斜視図、図7はプリズムを示す図、図8は視
野枠部材の構成を説明する図、図9は視野枠部材の分解
斜視図、図10は基準開口孔を有する部材を示す図、図
11は一方の遮光板を示す図、図12は他方の遮光板を
示す図である。
【0020】先ず、ファインダー装置のプリズム取付構
造について説明する。カメラ1は、カメラ本体2を前面
カバー3と後面カバー4で覆うように組立られる。カメ
ラ本体2には、ファインダー装置10が組み付けられて
いる。
【0021】ファインダー装置10は、ファインダー光
学系11を有している。このファインダー光学系11
は、対物レンズ13、接眼レンズ14、カメラ1のズー
ムに連動するレンズ群15、プリズム16、反射ミラー
17及びファインダーの視野を形成する視野枠部材30
0から構成され、これらは保持枠12,90に組み付け
られている。保持枠12,90は、カメラ本体2に組み
付けられ、保持枠12の上に保持枠90が組み付けら
れ、保持枠90には対物レンズ13、カメラ1のズーム
に連動するレンズ群15が保持される。プリズム16
は、保持枠12と保持枠90とで保持され、反射ミラー
17、視野枠部材300及び接眼レンズ14は保持枠1
2に保持される。
【0022】視野枠部材300は、保持枠12の収納部
12bに配置されている。この視野枠部材300は、視
野枠30と、開口枠31と、この視野枠30と開口枠3
1の間に配置され視野枠30と開口枠31に対して移動
可能な一対の遮光板32,33と、一対の遮光板32,
33を移動させる遮光板駆動部材34と、一対の遮光板
32,33の移動を案内する案内部材50とを有し、プ
リントサイズに応じて遮光板駆動部材34を駆動して一
対の遮光板32,33を移動しファインダーの視野の大
きさを切り替えるように構成されている。
【0023】プリズム16は、図6及び図7に示すよう
に、透明な樹脂により射出成形で形成される。プリズム
16の入射面16aに入射される光は、第1反射面16
b、第2反射面16c、第3反射面16dの順に反射
し、放射面16eから放射され、入射光に対して放射光
の位置が変わり、かつ直交する方向になっている。
【0024】また、プリズム16は、視野枠部材位置決
め手段を放射面16eの光軸と垂直な面に有し、視野枠
部材位置決め手段は、放射面16eの光軸と平行に設け
られた一対のボス16gであって、図9に示す視野枠部
材300の視野枠30に設けられた一対の孔30gと嵌
合するよう構成される。
【0025】尚、本実施例ではプリズム16の放射面1
6eに視野枠部材300を配置し、かつ視野枠部材位置
決め手段を放射面16eの光軸と垂直な面に放射面16
eの光軸と平行に一対のボス16gとして設けたが、プ
リズムの入射面に視野枠部材を配置し、かつ視野枠部材
位置決め手段を入射面の光軸と垂直な面に入射面の光軸
と平行に設けてもよい。更に、プリズムにボスを設ける
のではなく、ボスは視野枠部材側に設け、プリズム側に
はそのボスが嵌合する孔を設けるように構成してもよ
い。
【0026】このプリズム16は、図4及び図5に示す
ように、視野枠部材300と保持枠12の壁12aとの
間に配置されている。一対のボス16gは視野枠部材3
00の視野枠30に設けられた一対の孔30gに嵌合
し、図6に示すように放射面16eから放射される光が
論理的な視野面18に直交するように組み付けられ、位
置ずれがなく、しかも組付けが容易になっている。ま
た、視野枠部材300の視野枠30にはネジ孔30aが
形成され、この視野枠30と保持枠12を締付手段を構
成するネジ19により締付固定し、プリズム16が保持
枠12の壁12aに圧接される。
【0027】このように、カメラのファインダー装置1
0は、ファインダーの視野を形成する視野枠部材300
と、入射面16a及び放射面16eを有するプリズム1
6であって、視野枠部材位置決め手段を入射面16a又
は放射面16eの光軸と垂直な面に有するプリズム16
と、視野枠部材300とプリズム16を保持する保持枠
12と、視野枠部材300と保持枠12によりプリズム
16を挟持するプリズム挟持手段Bとを有し、視野枠部
材位置決め手段をプリズム16の入射面16a又は放射
面16eの光軸と垂直な面に設けており、従来のような
入子が不要であり金型が安くなり、また視野枠部材30
0と保持枠12によりプリズム16を挟持し高精度に設
置できる。
【0028】また、プリズム挟持手段Bは、プリズム1
6を視野枠部材300と保持枠12との間に配置し、視
野枠部材300と保持枠12を締付手段を構成するネジ
19により締付固定し、プリズム16を挟み込むように
固定したから、プリズム16が組み込みやすく高精度に
設置でき、しかもプリズム16と視野枠部材300の間
にゴミが入らない。
【0029】また、視野枠部材位置決め手段は、本実施
例では放射面16eの光軸と平行に設けられたボス16
gであって、視野枠部材300の視野枠30に設けられ
た孔30gと嵌合するよう構成されており、光軸に対し
て視野枠部材300を周辺まで直角に取り付けることが
できる。
【0030】次に、ファインダー装置10の視野枠部材
の構造を詳細に説明する。
【0031】視野枠部材300の一対の遮光板32,3
3は、中央部に開口部32a,33aを有し、開口部3
2a,33aの一方に1つの円形係合部32b,33b
を、他方に1つの円弧状案内経路32c,33cとを有
し、円弧状案内経路32c,33cと円形係合部32
b,33bとが開口部32a,33aを挟んで配置され
ている。遮光板32には、円形係合部32bを軸心とす
る円弧状の逃げ部32d,32eが形成されている。遮
光板33には、円形係合部33bの近傍を切り欠いて逃
げ部33dが形成されている。
【0032】視野枠30及び開口枠31は、中央部に開
口部30b,31aを有し、開口部30b,31aの一
方に支持孔30c,31bが形成されている。視野枠3
0の支持孔30cの廻りには、円弧状の逃げ長孔30
d,30eが形成され、開口枠31の支持孔31bの廻
りには、円弧状の逃げ長孔31c,31dが形成されて
いる。また、視野枠30及び開口枠31には、開口部3
0b,31aの他方にピン孔30f,31eが形成され
ている。
【0033】遮光板駆動部材34は、遮光板32,33
の円形係合部32b,33bと嵌合し遮光板32,33
を円弧運動させる遮光板係合部54,56を有する。ま
た、遮光板駆動部材34は、中央に貫通孔34aが形成
され、この貫通孔34aの廻りの対称位置にピン孔34
b,34cが形成され、アーム部34dにピン孔34e
が形成されている。遮光板係合部54はピン孔34bに
取り付けられ、遮光板係合部56はピン孔34cに取り
付けられ、遮光板駆動部材34は、二つの遮光板係合部
54,56で一対の遮光板32,33を互いに逆方向に
駆動する。
【0034】視野枠30及び開口枠31の間に一対の遮
光板32,33を配置し、視野枠30側から案内部材5
0をピン孔30f、円弧状案内経路32c,33c、ピ
ン孔31eに挿入し、案内部材50をカシメている。
【0035】また、視野枠30側から遮光板駆動部材3
4を当てがい、回転ピン52を貫通孔34a、支持孔3
0c、逃げ部32d、逃げ部33d、支持孔31bに挿
入し、回転ピン52をカシメている。遮光板係合部54
を逃げ長孔30d、円形係合部32b、逃げ長孔31c
に挿入し、遮光板係合部54の頭部に遮光板駆動部材3
4のピン孔34bを挿入し、遮光板係合部54をカシメ
ている。遮光板係合部56を逃げ長孔30e,32e、
円形係合部33b、逃げ長孔31dに挿入し、遮光板係
合部56の頭部に切遮光板駆動部材34のピン孔34c
を挿入し、遮光板係合部56をカシメている。
【0036】さらに、遮光板駆動部材34のピン孔34
eに取付ピン58を介して図示しない操作部材が接続さ
れ、ファインダーの視野を、例えばクラッシックサイ
ズ、ハイビジョンサイズ、パノラマサイズ等のプリント
サイブに応じて切り替える。この切替は、図8に示す。
遮光板駆動部材34のアーム部34dが図8(a)に示
すように右側に位置する時が、一対の遮光板32,33
が開口部30b,31aの両側を遮光し、ファインダー
の視野がクラッシックサイズになり、図8(b)に示す
ように中間に位置する時が、一対の遮光板32,33が
開口部30b,31aを遮光しないため、ファインダー
の視野がハイビジョンサイズになり、図8(c)に示す
ように左側に位置する時が、一対の遮光板32,33が
開口部30b,31aの上下を遮光し、ファインダーの
視野がパノラマサイズになる。
【0037】このように、視野枠部材300は、円弧状
案内経路32c,33cと円形係合部32b,33bと
を開口部32a,33aを挟んで配置した遮光板32,
33と、この遮光板32,33の円形係合部32b,3
3bと嵌合し遮光板32,33を円弧運動させる遮光板
係合部54,56を有する遮光板駆動部材34と、遮光
板32,33の円弧状案内経路32c,33cと係合す
る案内部材50とを有しており、遮光板駆動部材34と
案内部材50との位置が離れていることで、一対の遮光
板32,33の移動誤差を少なくでき、一対の遮光板3
2,33の切替精度が向上する。また、遮光板32,3
3は、遮光板駆動部材34の円弧運動により移動するた
め、動きが円滑で精度が高い。さらに、遮光板駆動部材
34に取り付けられた遮光板係合部54,56は各々遮
光板32,33の案内部材を兼ねているので部品点数が
減り、コスト削減になる。
【0038】また、遮光板駆動部材34は、二つの遮光
板係合部54,56を有し、この二つの遮光板係合部5
4,56で一対の遮光板32,33を円弧運動により互
いに逆方向に駆動するから、一対の遮光板32,33の
動きが円滑で精度が高い。
【0039】また、遮光板32,33の円弧状案内経路
32c,33cの円弧は、遮光板駆動部材34の遮光板
係合部54,56が遮光板32,33を駆動する際に描
く円弧とは逆方向の円弧であり、一対の遮光板32,3
3が遮光板駆動部材34の円弧運動により互いに逆方向
に円滑に移動することができる。
【0040】さらに、案内部材50と遮光板駆動部材3
4は、基準開口孔である開口部30bを有する部材視野
枠30に設けられており、簡単な構成で、一対の遮光板
32,33を円滑に作動させることができる。
【0041】また、遮光板32には、円形係合部32b
を軸心とする円弧状の逃げ部32d,32eが形成さ
れ,遮光板33には、円形係合部33bの近傍を切り欠
いて逃げ部33dが形成されており、簡単な構成で、一
対の遮光板32,33を遮光板駆動部材34の円形係合
部32b,33bや回転ピン52と干渉することなく作
動させることができる。
【0042】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、請求項1記載の発明は、視野枠部材と保持枠により
プリズムを挟持して確実に保持することができ、また視
野枠部材位置決め手段をプリズムの入射面又は放射面の
光軸と垂直な面に設けており、従来のような入子が不要
であり金型が安くなり、また視野枠部材と保持枠による
プリズムの設置精度が向上する。
【0043】請求項2記載の発明では、プリズムを視野
枠部材と保持枠との間に配置し、プリズムを挟み込むよ
うに固定するから、プリズムが組み込みやすく高精度に
設置でき、しかもプリズムと視野枠部材の間にゴミが入
らない。
【0044】請求項3記載の発明では、視野枠部材位置
決め手段が、入射面又は放射面の光軸と平行に設けられ
たボスであって、前記視野枠部材に設けられた孔と嵌合
するから、光軸に対して視野枠部材を周辺まで直角に取
り付けることができる。
【0045】請求項4記載の発明では、視野枠部材によ
り視野の大きさを変えることが可能である。
【0046】請求項5記載の発明では、遮光板駆動部材
と案内部材との位置が離れていることで、遮光板の移動
誤差を少なくでき、遮光板の切替精度が向上する。ま
た、遮光板は、遮光板駆動部材の円弧運動により移動す
るため、動きが円滑で精度が高い。さらに、遮光板駆動
部材が案内部材を兼ねているので、従来のタイプに対し
て部品点数が減り、コスト削減になる。
【0047】請求項6記載の発明では、遮光板駆動部材
は、二つの遮光板係合部を有し、この二つの遮光板係合
部で円弧運動により一対の遮光板を互いに逆方向に駆動
するから、動きが円滑で精度が高い。
【0048】請求項7記載の発明では、遮光板の円弧状
案内経路の円弧は、遮光板駆動部材の遮光板係合部が前
記遮光板を駆動する際に描く円弧とは逆方向の円弧であ
るから、一対の遮光板が遮光板駆動部材の円弧運動によ
り互いに逆方向に円滑に移動することができる。
【0049】請求項8記載の発明では、案内部材と遮光
板駆動部材が基準開口孔を有する部材と一体化され、簡
単な構成で、一対の遮光板を作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファインダー装置を組み付けたカメラの概略横
断面図である。
【図2】ファインダー装置の断面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】ファインダー装置の拡大断面図である。
【図5】プリズムの組付け状態を示す断面図である。
【図6】プリズムの斜視図である。
【図7】プリズムを示す図である。
【図8】視野枠部材の構成を説明する図である。
【図9】視野枠部材の構成部材の分解斜視図である。
【図10】視野枠を示す図である。
【図11】一方の遮光板を示す図である。
【図12】他方の遮光板を示す図である。
【図13】従来のプリズムの組み込みを示す図である。
【図14】従来のファインダー光学系の視野枠を示す図
である。
【図15】従来の他のファインダー光学系の視野枠を示
す図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 カメラ本体 3 前面カバー 4 後面カバー 10 ファインダー装置 11 ファインダー光学系 12,90 保持枠 12a 保持枠12の壁 16 プリズム 300 視野枠部材 B プリズム挟持手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファインダーの視野を形成する視野枠部材
    と、入射面及び放射面を有するプリズムであって、視野
    枠部材位置決め手段を前記入射面又は放射面の光軸と垂
    直な面に有するプリズムと、前記視野枠部材と前記プリ
    ズムを保持する保持枠と、前記視野枠部材と前記保持枠
    により前記プリズムを挟持するプリズム挟持手段と、を
    有することを特徴とするカメラのファインダー装置。
  2. 【請求項2】前記プリズム挟持手段は、前記プリズムを
    前記視野枠部材と前記保持枠との間に配置し、前記視野
    枠部材と前記保持枠を締付手段で固定することを特徴と
    する請求項1記載のカメラのファインダー装置。
  3. 【請求項3】前記視野枠部材位置決め手段は、入射面又
    は放射面の光軸と平行に設けられたボスであって、前記
    視野枠部材に設けられた孔と嵌合するよう構成されるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカメラのフ
    ァインダー装置。
  4. 【請求項4】前記視野枠部材は、視野の大きさを変える
    ことが可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のカメラのファインダー装置。
  5. 【請求項5】遮光板の移動により視野を切り替える視野
    枠部材を有するカメラのファインダー装置において、前
    記視野枠部材は、円弧状案内経路と円形係合部とを開口
    部を挟んで配置した遮光板と、この遮光板の円弧状案内
    経路と嵌合し遮光板を円弧運動させる遮光板係合部を有
    する遮光板駆動部材と、前記遮光板の円弧状案内経路と
    係合する案内部材と、を有することを特徴とするカメラ
    のファインダー装置。
  6. 【請求項6】前記遮光板駆動部材は、二つの遮光板係合
    部を有し、この二つの遮光板係合部で一対の遮光板を互
    いに逆方向に駆動することを特徴とする請求項5記載の
    カメラのファインダー装置。
  7. 【請求項7】前記遮光板の円弧状案内経路の円弧は、前
    記遮光板駆動部材の遮光板係合部が前記遮光板を駆動す
    る際に描く円弧とは逆方向の円弧であることを特徴とす
    る請求項5又は請求項6に記載のカメラのファインダー
    装置。
  8. 【請求項8】前記案内部材と前記遮光板駆動部材は、基
    準開口孔を有する部材に設けられていることを特徴とす
    る請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のカメラのフ
    ァインダー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276168A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 撮像装置およびプリズム

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