JPH1143654A - 感光性アディティブ接着剤フィルム - Google Patents

感光性アディティブ接着剤フィルム

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JPH1143654A
JPH1143654A JP20052197A JP20052197A JPH1143654A JP H1143654 A JPH1143654 A JP H1143654A JP 20052197 A JP20052197 A JP 20052197A JP 20052197 A JP20052197 A JP 20052197A JP H1143654 A JPH1143654 A JP H1143654A
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JP
Japan
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group
film
component
acrylate
epoxy resin
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Application number
JP20052197A
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English (en)
Inventor
Chiyuu Hayai
宙 早井
Takayuki Baba
孝幸 馬塲
Takeshi Hozumi
猛 八月朔日
Masao Kamisaka
政夫 上坂
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 精度の良いバイアホール形成がアルカリ水溶
液を用いた現像で可能であり、接着剤の粗化面とめっき
銅との接着強度が十分であり、フルアディティブ法の無
電解銅めっき液に耐え、はんだ付け工程に耐える耐熱性
を備え、層間絶縁信頼性に優れた感光性アディティブ接
着剤フィルムの提供。 【解決手段】 (イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、
(ホ)、(ヘ)及び(ト)からなる組成物をキャリアー
フィルムに塗布し、乾燥して溶剤を揮発させ、更に、
(へ)に代えて、(ヘ')硫酸バリウムを配合した、
(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ')及び
(ト)からなる樹脂組成物を塗布し、乾燥して溶剤を揮
発させてフィルム化する。 (イ)エポキシ当量120〜500の多官能エポキシ樹
脂、(ロ)(メタ)アクリロイル基を有するフェノール
ノボラック、(ハ)エポキシ(メタ)アクリレート、
(ニ)光多官能モノマーまたは光及び熱官能基を有する
多官能モノマーからなる希釈剤、(ホ)光重合開始剤、
(ヘ) 酸可溶性フィラー、及び(ト)有機溶剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にプリント配線
板用光硬化型アディティブ接着剤フィルムとして、層間
絶縁信頼性に優れた樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板は銅張積層板を用
い、銅箔回路に不要な部分をエッチングにより除去する
サブトラクティブ法によって製造されているが、このサ
ブトラクティブ法は、ファインパターンあるいは高密度
配線板を形成するのが困難であること、また、小径スル
ーホール、バイアホールが電気めっきでは均一に行えな
いことなどの欠点を有し、電子機器の高密度化に対応し
きれなくなっているのが現状である。
【0003】これに対し最近は、絶縁基材よりなる積層
板に接着剤層を形成し、そこへ無電解めっきにより回路
及びスルーホールを形成するフルアディティブ法が注目
されている。この方法では導体パターン精度はめっきレ
ジストの転写精度のみで決定され、また導体部分が無電
解めっきのみで形成されるため、高アスペクト比のスル
ーホールを有する基板においても、スローイングパワー
の高い均一なスルーホールめっきを行うことが可能であ
る。
【0004】近年、多層プリント配線板の高密度化、小
型化、軽量化のために、回路パターンのファイン化だけ
でなく、層間の導通を担うバイアホールが必要となって
きている。表面バイアホールはメカニカルドリルで加工
すると、直径約300μmのホール加工が限界であり、
それ以下になると穴位置精度、ドリル寿命などの問題が
でてくる。エキシマレーザーや炭酸ガスレーザーで加工
すると、約50μmの穴明けは可能となるが、貫通スル
ーホールのように重ね加工ができないため、工数が増大
することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に民生用途のプリ
ント配線板製造のためのアディティブ法では、多層プリ
ント配線板の層間絶縁材を含め、熱硬化型のアディティ
ブ接着剤が多く使用されており、例えば特公昭63−1
0752号公報、特開昭63−297571号公報、特
開昭64−47095公報、特開平3−18096号公
報などのように、接着剤層を酸化剤により粗化するもの
が挙げられ、その内容はアクリロニトリルブタジエンゴ
ム等のゴム成分を含み、酸化剤としてクロム−硫酸水溶
液でゴム成分を溶出し、接着剤表面を粗化するものであ
る。
【0006】また、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メ
ラミン樹脂等の耐熱性に優れた樹脂マトリクス中に、シ
リカや炭酸カルシウム等の無機質微粉末を分散させて接
着剤とし、該無機質微粉末を特定の薬品にて選択的に溶
出させることにより接着剤層の粗化を行う方法、あるい
は特開平1−29479号公報に記載されているよう
に、エポキシ樹脂マトリクス中に酸化剤に対する溶解性
の異なる硬化したエポキシ樹脂微粉末を分散させ、酸化
剤によって該エポキシ樹脂微粉末を選択的に溶出する方
法等がある。しかし、これら熱硬化型アディティブ接着
剤を使用した場合、多層プリント配線板におけるバイア
ホールはメカニカルドリルかエキシマレーザー、炭酸ガ
スレーザーで加工しなければならず、ホール径の微細化
と工数の削減が両立できない。
【0007】それに対し、表面バイアホールをフォトイ
メージングにより形成する手段として、マトリクスにエ
ポキシ樹脂を使用し、その硬化剤にカチオン光開始剤を
用いる方法や、マトリクスにフェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂またはクレゾールノボラック型エポキシ樹脂
のアクリレート変性物を使用する方法等があるが、現像
液に有機溶剤を用いなければならず、作業環境の面で好
ましくない。
【0008】また、アルカリ水溶液による現像が可能な
アディティブ接着剤としては、カルボキシル基変性エポ
キシアクリレートまたはカルボキシル基変性フェノール
ノボラック型エポキシアクリレートをマトリクスとし、
酸または酸化剤に可溶な無機または有機フィラーを含有
したものがある。しかし、これらは高温、強アルカリの
無電解めっき液に長時間浸漬すると樹脂が劣化するた
め、無電解めっきだけによるフルアディティブ工法を行
うことができず、よって無電解−電解めっきによってパ
ネルめっきした後、エッチングレジストを施し、エッチ
ングにより表面回路パターンを形成する。この接着剤で
はアルカリ水溶液現像によりバイアホールを形成するこ
とは可能であるが、表面回路パターンをファイン化する
ことは困難である。
【0009】また、従来のビルドアップ用アディティブ
接着剤は、液状形態でカーテンコートあるいはスクリー
ン印刷などで使用されるものが多く、層間絶縁材料とし
て用いるためには、ある程度の厚みが必要であるため、
一層のビルドアップ形成に、2回以上の塗布あるいは印
刷を行っており、ビルドアップの工数が多くなってい
る。
【0010】この様なビルドアップ基板は、様々な種類
の電子部品をリフローにより表面実装するための、いわ
ゆる一般のマザーボードだけでなく、フリップチップ実
装やワイヤーボンディング実装を行って、半導体ベアチ
ップを直接搭載し、半導体パッケージの一部となるデバ
イス用材料としても需要が高まっている。デバイス用用
途にこれらの材料が用いられる場合、チップの小型化・
軽量化のために、そしてビアホールを小径にしかつアス
ペクト比を小さくする必要性のために、層間厚みを薄く
すること、さらに、出来上がった製品の動作環境がより
高温となっていることから、高度な層間絶縁信頼性が要
求されてきている。
【0011】従って、本発明の目的とするところは、フ
ォトイメージングにより精度の良いバイアホール形成が
アルカリ水溶液を用いた現像で可能であり、接着剤の粗
化面とめっき銅との接着強度が十分であり、フルアディ
ティブ法の無電解銅めっき液に十分に耐え、はんだ付け
工程の260℃前後の温度にも耐える耐熱性を備えてお
り、またビルドアップがフィルムラミネートであるた
め、この工程の工数が非常に少なく、層間絶縁信頼性に
優れた感光性アディティブ接着剤フィルムを提供すると
ころにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるプリント配線板用感光性アディティ
ブ接着剤フィルムは、下記の組成を有する。即ち、アデ
ィティブ接着剤としての優れた特性を持つフィルム層
と、層間絶縁材としての優れた絶縁性を持つフィルム層
の2層構造から成り、この接着剤フィルムを用いたプリ
ント配線板を製造し得ることを性能上の特長とするもの
である。
【0013】即ち、本発明は、下記の成分(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)及び(ト)か
らなる樹脂組成物をキャリアーフィルムに塗布し、乾燥
して溶剤を揮発させ、更にその上に、(へ)成分に代え
て、(ヘ')硫酸バリウムを配合した、(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ')及び(ト)からなる樹
脂組成物を塗布し、乾燥して溶剤を揮発させてフィルム
化することを特徴とするプリント配線板用感光性アディ
ティブ接着剤フィルム、に関するものである。 (イ)エポキシ当量120〜500の多官能エポキシ樹
脂、(ロ)少なくとも1個のアクリロイル基又はメタク
リロイル基を有するフェノールノボラック、(ハ)エポ
キシアクリレート又はエポキシメタクリレート化合物、
(ニ)光多官能モノマーまたは光及び熱官能基を有する
多官能モノマーからなる希釈剤、またはそれらモノマー
を併用した希釈剤、(ホ)光重合開始剤、(ヘ)酸可溶
性フィラー、及び(ト)有機溶剤。
【0014】本発明に用いられる(イ)成分のエポキシ
樹脂は、液状のビスフェノールA型またはビスフェノー
ルF型のエポキシ樹脂が耐薬品性及び現像性の点で好ま
しく、平均分子量が1000より大きくなるとアルカリ
水溶液を用いた現像性の面で好ましくない。
【0015】(ロ)成分の少なくとも1個のアクリロイ
ル基又はメタクリロイル基を有するフェノールノボラッ
クとしては、フェノールノボラックとグリシジル基を有
するアクリレート又はメタクリレートを反応させて得ら
れる。フェノールノボラックは3〜5核体の範囲が取扱
いの容易さの点で好ましい。光重合しアルカリ現像性に
優れた、精度の良い感光性アディティブ接着剤を得るた
めには、フェノールノボラックの水酸基1当量に対して
グリシジル基を有するアクリレート又はメタクリレート
のエポキシ基0.2〜0.6当量が適当である。グリシジ
ル基を有するアクリレート又はメタクリレートは、例え
ば、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
トが反応性、入手の容易さ等により好ましいものであ
る。
【0016】フェノールノボラックを得るためのフェノ
ール化合物としては、フェノール、アルキルフェノー
ル、2核体フェノール(ビスフェノールA等)を用いる
ことができる。アルキルフェノールノボラックを用いる
際のアルキル基は炭素数が1〜4程度が好ましく、例え
ばメチル基、エチル基,n−ブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、さらにはアリル基等であり、
炭素数がそれ以上の場合は親油性が増しアルカリ現像性
のために好ましくない。ビスフェノールA等の2核体フ
ェノールを用いたノボラックは、可撓性を良好にするた
めに好ましいものである。
【0017】(ハ)エポキシアクリレート又はエポキシ
メタクリレート化合物としては、特に限定されるもので
はないが、ビスフェノールA型エポキシ化合物、ビスフ
ェノールF型エポキシ化合物、ビスフェノールS型エポ
キシ化合物、フェノールノボラック型エポキシ化合物、
クレゾールノボラック型エポキシ化合物、又は脂肪族エ
ポキシ化合物などのエポキシ化合物と、アクリル酸又は
メタクリル酸とを反応させることにより得られる。
【0018】アルカリ水溶性や絶縁基板又は金属との密
着性の向上を目的とする場合には、次のような方法を実
施するのがよい。(1) 前記反応(エポキシ化合物とアク
リル酸又はメタクリル酸との反応)の後、さらにシュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタミン酸、アジピン酸、
マレイン酸、フマル酸、フタル酸又はテレフタル酸など
の、酸価数5〜100のカルボキシル基を有するカルボ
ン酸化合物又はその無水物と反応させる。あるいは、
(2) 前記反応においてエポキシ化合物のエポキシ基をそ
の後のカルボン酸変性量分だけ残存させておき、次い
で、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタミン酸、ア
ジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸又はテレフ
タル酸などのジカルボン酸又はその無水物と反応させ得
る。このとき酸価数が小さい場合はアルカリ水溶性が悪
くなり、逆に大きすぎると、硬化時の耐薬品性、電気特
性等の特性を低下させる要因となる。
【0019】(ニ)多官能光重合性モノマーからなる希
釈剤としては、まず、1分子中に少なくとも2個のアク
リロイル基又はメタクリロイル基を有する化合物が挙げ
られる。例えば、エチレングリコールジアクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,
4−ブタンジオールジメタクリレート、1,3−ブタン
ジオールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジメ
タクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、グリ
セロールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジア
クリレート、ビスフェノールAジアクリレート等であ
る。好ましいモノマーとしては、光硬化後の耐現像液性
のよい3〜4官能のトリメチロールプロパントリアクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレートである。
【0020】また、光及び熱官能基を有する多官能モノ
マーからなる希釈剤としては、1分子中に少なくとも1
個の水酸基を有するアクリレート又はメタクリレート化
合物が挙げられる。例えば、ヒドロキシエチルアクリレ
ート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチル
メタクリレート、ブタンジオールモノアクリレートグリ
セロールメタクリレート、フェノキシヒドロキシプロピ
ルアクリレート、ポリエチレングリコールアクリレー
ト、ポリエチレングリコールメタクリレート、又はグリ
セロールジメタクリレート等である。または、グリシジ
ル基を有するグリシジルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート等の光重合性モノマーが用いられる。
【0021】これら多官能光重合性モノマーは、光反応
スピードが速く、少ないエネルギー照射量で深部まで光
硬化できるため、高解像度であり、光硬化部の現像液劣
化がなく、かつ高アスペクトなフォトビアホールにおい
ても、アンダーカットなく形成することが可能となる。
また、1分子中に少なくとも1個の水酸基を有するアク
リレート又はメタクリレート化合物は、水酸基を有して
いるため水溶性であり、アルカリ水溶性現像のコントラ
ストを向上させることができる。さらに、熱硬化後の耐
薬品性を向上させるためには、カルボン酸やフェノール
性水酸基と反応可能なグリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレートが使用できる。これら多官能光重合
性モノマーは、単独で用いても、併用して用いてもかま
わず、現像特性と硬化物特性とのバランスにより、配合
量を決定することができる。
【0022】(ホ)光重合開始剤としては、ベンゾフェ
ノン、ベンゾイル安息香酸、4−フェニルベンゾフェノ
ン、ヒドロキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン
類、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、
ベンゾインイソブチルエーテルなどのベンゾインアルキ
ルエーテル類、4―フェノキシジクロロアセトフェノ
ン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、4−t
−ブチル−トリクロロアセトフェノン、ジエトキシアセ
トフェノンなどのアセトフェノン類、チオキサンソン、
2-クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、
2,4−ジメチルチオキサンソンなどのチオキサンソン
類、エチルアントラキノン、ブチルアントラキノンなど
のアルキルアントラキノン類などを挙げることができ
る。これらは単独、あるいは2種以上の混合物として用
いられる。この光重合開始剤の添加量は、通常 0.1〜
10重量%の範囲で用いられる。
【0023】(ヘ)酸可溶性フィラーとしては、炭酸カ
ルシウムフィラーが好ましく、樹脂成分((ヘ)成分以外
の成分)100重量部に対して5重量部以上の範囲で用
いられる。5重量部未満であると、硬化後の接着剤表面
の炭酸カルシウムを酸により溶解しても、その凹部が少
なく粗化形状が良好でないため、めっき銅との接着強度
が低下する。
【0024】(ト)有機溶剤としては、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノンなどのケトン類、トルエン、キ
シレン、テトラメチルベンゼンなどの芳香族炭化水素
類、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、ブチルセル
ソルブなどのセルソルブ類、メチルカルビトール、ブチ
ルカルビトールなどのカルビトール類、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジメ
チルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエー
テル、トリエチレングリコールモノエチルエーテルなど
のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セ
ロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カ
ルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート
などの酢酸エステル類などがある。これらは、1種類単
独で用いても2種類以上の併用で用いてもよい。これら
有機溶剤の使用目的は、固形である(ロ)成分のフェノ
ールノボラックを溶解することと、またキャリアーフィ
ルムへ塗布するために、樹脂粘度を適度な値に希釈調整
するために用いる。
【0025】その他、必要に応じて、保存安定性のため
に紫外線防止剤、熱重合防止剤、可塑剤などが添加でき
る。また、粘度調整のためにアクリレートモノマー、メ
タクリレートモノマー、ビニルモノマーなどを添加して
もよい。
【0026】これらの成分からなる樹脂組成物をキャリ
アーフィルムに塗布し、乾燥して有機溶剤を揮発させ、
フィルム化して本発明の感光性アディティブ接着剤フィ
ルムを得る。この感光性アディティブ接着剤フィルム
は、高解像度でアルカリ水溶液による現像性に優れる。
特に、アルカリ水溶液に対する溶解性については、成分
(ロ)の少なくとも1個以上のアクリロイル基又はメタ
クリロイル基を有するフェノールノボラックのフェノー
ル性水酸基と、成分(ハ)のエポキシアクリレート又は
エポキシメタクリレート化合物が有する水溶性官能基の
カルボン酸基によるものである。
【0027】そして前述のように、これらの官能基が残
存する光硬化物は、耐アルカリ性、耐薬品性、電気特性
等の悪い硬化物となるが、本発明の感光性アディティブ
接着剤フィルムは、光硬化、現像後の熱硬化反応が主体
の樹脂組成物であり、後加熱処理により、(イ)成分の
エポキシ樹脂及び(ニ)成分のグリシジル基が、(ロ)
成分中のフェノール性水酸基(及び(ハ)成分がカルボ
ン酸基を含むときはこのカルボン酸基)と熱硬化反応
し、要求諸特性に優れた主骨格を形成するものである。
従って、高温、高アルカリ性条件下で長時間行われる無
電解めっきに耐えるアディティブ接着剤硬化物となる。
【0028】本発明においては、高度な層間絶縁信頼性
が達成するために、まず上記成分(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)及び(ト)からなる樹
脂組成物をキャリアーフィルムに塗布し、乾燥して溶剤
を揮発させ、更にその上に、(へ)成分に代えて、
(ヘ')硫酸バリウムを配合した、(イ)〜(ト)からな
る樹脂組成物を塗布し、乾燥して溶剤を揮発させてフィ
ルム化することを特徴とするものである。一般に、温度
85℃、相対湿度85%などのような、高温高湿化の環
境の中で、直流電圧50Vを印加した状態で数百時間保
持した場合、ビルドアップ基板などのような、層間厚さ
が50μm以下の絶縁層においては、導電体である銅が
イオン化し、陽極または陰極で銅又は酸化銅として析出
し、マイグレーションという形で絶縁不良となる。
【0029】その原因としては、絶縁層中のイオン性不
純物、フィラー種類、フィラー配合量、吸水率など様々
な要因が挙げられるが、特に、フィラーの影響が大き
く、その理由としては、炭酸カルシウムフィラーの水ま
たは樹脂への溶解、あるいは炭酸カルシウムフィラーに
含まれるイオン性不純物等が考えられる。よって、上述
したように、フィルムの構造を2層とし、めっきの必要
な外層に炭酸カルシウムフィラーを含有させた層を設け
てめっき銅の密着強度を保持し、めっきの不必要な内層
に耐水性、耐薬品性に優れた硫酸バリウムフィラーを含
有させた層を設けて、層間絶縁信頼性を高めることが有
効である。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0031】(合成例1) メタクリロイル基含有ビスフ
ェノールAノボラックの合成 ビスフェノールAノボラックとして、フェノライトLF
−4871(大日本インキ化学工業(株)製、不揮発分6
0%メチルエチルケトン溶液)800g(OH約4当
量)を2lのフラスコ中に投入し、トリブチルアミン1
g、ハイドロキノン0.2gを添加し、110℃に加温
した。その中へグリシジルメタクリレート284g(2
モル)を30分間で滴下した後、110℃で5時間攪拌
反応させた。
【0032】(合成例2) メタクリロイル基含有クレゾ
ールノボラックの合成 クレゾール1080g(10モル)、37%ホルマリン
1220g(15モル)、シュウ酸10gを加圧反応容
器に仕込み120℃(圧力2.5kg/cm2)で4時間
反応し、反応終了後減圧下で脱水、樹脂温度が140℃
になるまで加熱した。冷却後粉砕し、メチルエチルケト
ン溶媒にて樹脂分を60%に調製してクレゾールールノ
ボラックとした。上記のクレゾールノボラック800g
(OH約4当量)を2lのフラスコ中に投入し、トリブ
チルアミン1g、ハイドロキノン 0.2gを添加し、1
10℃に加温した。その中へグリシジルメタクリレート
284g(2モル)を30分間で滴下した後、110℃
で5時間攪拌反応させた。
【0033】《実施例1》エピコート 828 15g、
合成例1のメタクリロイル基含有ビスフェノールAノボ
ラック45g、エポキシアクリレートSP−4010
(昭和高分子製)15gとヒドロキシエチルメタクリレ
ート15gを混合し、光開始剤としてイルガキュア65
1(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤としてト
リフェニルフォスフィン 0.2gを添加し、さらに炭酸
カルシウム10gと2−エトキシエタノール9gを添加
して十分に混合し、ワニスAとした。次に、エピコート
828 15g、合成例1のメタクリロイル基含有ビス
フェノールAノボラック45g、エポキシアクリレート
SP−4010(昭和高分子製)15gとヒドロキシエ
チルメタクリレート15gを混合し、光開始剤としてイ
ルガキュア651(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化
促進剤としてトリフェニルフォスフィン 0.2gを添加
し、さらに硫酸バリウム10gと2−エトキシエタノー
ル9gを添加して十分に混合し、ワニスBとした。その
後、まず、ワニスAをキャリアーフィルムに塗布し、8
0℃で20分乾燥して有機溶剤を揮発させ、樹脂層厚3
5μmのフィルムを得た。次に、上で得られたフィルム
の上に、ワニスBを塗布し、80℃で20分乾燥して有
機溶剤を揮発させ、樹脂層厚70μmのフィルムを得
た。
【0034】《実施例2》エピコート 828 15g、
合成例2のメタクリロイル基含有クレゾールノボラック
45g、エポキシアクリレートSP−4010(昭和高
分子製)15gとヒドロキシエチルメタクリレート15
gを混合し、光開始剤としてイルガキュア651(チバ
・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤としてトリフェニ
ルフォスフィン 0.2gを添加し、さらに炭酸カルシウ
ム10gと2−エトキシエタノール9gを添加して十分
に混合し、ワニスAとした。次に、エピコート 828
15g、合成例2のメタクリロイル基含有クレゾールノ
ボラック45g、エポキシアクリレートSP−4010
(昭和高分子製)15gとヒドロキシエチルメタクリレ
ート15gを混合し、光開始剤としてイルガキュア65
1(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤としてト
リフェニルフォスフィン 0.2gを添加し、さらに硫酸
バリウム10gと2−エトキシエタノール9gを添加し
て十分に混合し、ワニスBとした。その後、実施例1と
同様にして、樹脂層厚70μmのフィルムを得た。
【0035】《実施例3》エピコート 828 15g、
合成例1のメタクリロイル基含有ビスフェノールAノボ
ラック45g、エポキシアクリレートSP−4010
(昭和高分子製)15gとトリメチロールプロパントリ
アクリレート15gを混合し、光開始剤としてイルガキ
ュア651(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤
としてトリフェニルフォスフィン 0.2gを添加し、さ
らに炭酸カルシウム10gと2−エトキシエタノール9
gを添加して十分に混合し、ワニスAとした。次に、エ
ピコート 828 15g、合成例1のメタクリロイル基
含有ビスフェノールAノボラック45g、エポキシアク
リレートSP−4010(昭和高分子製)15gとトリ
メチロールプロパントリアクリレート15gを混合し、
光開始剤としてイルガキュア651(チバ・ガイギー社
製)3gと熱硬化促進剤としてトリフェニルフォスフィ
ン 0.2gを添加し、さらに硫酸バリウム10gと2−
エトキシエタノール9gを添加して十分に混合し、ワニ
スBとした。その後、実施例1と同様にして、樹脂層厚
70μmのフィルムを得た。
【0036】《実施例4》エピコート 828 15g、
合成例2のメタクリロイル基含有クレゾールノボラック
45g、エポキシアクリレートSP−4010(昭和高
分子製)15gとトリメチロールプロパントリアクリレ
ート15gを混合し、光開始剤としてイルガキュア65
1(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤としてト
リフェニルフォスフィン 0.2gを添加し、さらに炭酸
カルシウム10gと2−エトキシエタノール9gを添加
して十分に混合し、ワニスAとした。次に、エピコート
828 15g、合成例2のメタクリロイル基含有クレ
ゾールノボラック45g、エポキシアクリレートSP−
4010(昭和高分子製)15gとトリメチロールプロ
パントリアクリレート15gを混合し、光開始剤として
イルガキュア651(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬
化促進剤としてトリフェニルフォスフィン 0.2gを添
加し、さらに硫酸バリウム10gと2−エトキシエタノ
ール9gを添加して十分に混合し、ワニスBとした。そ
の後、実施例1と同様にして、樹脂層厚70μmのフィ
ルムを得た。
【0037】《比較例1》エピコート 828 15g、
合成例1のメタクリロイル基含有ビスフェノールAノボ
ラック45g、エポキシアクリレートSP−4010
(昭和高分子製)15gとヒドロキシエチルメタクリレ
ート15gを混合し、光開始剤としてイルガキュア65
1(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤としてト
リフェニルフォスフィン 0.2gを添加し、さらに炭酸
カルシウム10gと2−エトキシエタノール9gを添加
して十分に混合し、その後、キャリアーフィルムに塗布
し、80℃で20分乾燥して有機溶剤を揮発させ、樹脂
層厚70μmのフィルムを得た。
【0038】《比較例2》エピコート 828 15g、
合成例2のメタクリロイル基含有クレゾールノボラック
45g、エポキシアクリレートSP−4010(昭和高
分子製)15gとヒドロキシエチルメタクリレート15
gを混合し、光開始剤としてイルガキュア651(チバ
・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤としてトリフェニ
ルフォスフィン 0.2gを添加し、さらに炭酸カルシウ
ム10gと2−エトキシエタノール9gを添加して十分
に混合し、その後、キャリアーフィルムに塗布し、80
℃で20分乾燥して有機溶剤を揮発させ、樹脂層厚70
μmのフィルムを得た。
【0039】《比較例3》エピコート 828 15g、
合成例1のメタクリロイル基含有ビスフェノールAノボ
ラック45g、エポキシアクリレートSP−4010
(昭和高分子製)15gとトリメチロールプロパントリ
アクリレート15gを混合し、光開始剤としてイルガキ
ュア651(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤
としてトリフェニルフォスフィン 0.2gを添加し、さ
らに炭酸カルシウム10gと2−エトキシエタノール9
gを添加して十分に混合し、その後、キャリアーフィル
ムに塗布し、80℃で20分乾燥して有機溶剤を揮発さ
せ、樹脂層厚70μmのフィルムを得た。
【0040】《比較例4》エピコート 828 15g、
合成例2のメタクリロイル基含有クレゾールノボラック
45g、エポキシアクリレートSP−4010(昭和高
分子製)15gとトリメチロールプロパントリアクリレ
ート15gを混合し、光開始剤としてイルガキュア65
1(チバ・ガイギー社製)3gと熱硬化促進剤としてト
リフェニルフォスフィン 0.2gを添加し、さらに炭酸
カルシウム10gと2−エトキシエタノール9gを添加
して十分に混合し、その後、キャリアーフィルムに塗布
し、80℃で20分乾燥して有機溶剤を揮発させ、樹脂
層厚70μmのフィルムを得た。
【0041】[アディティブ法多層プリント配線板の作
製]18μm銅箔付き積層板を図1のようにパターン加
工し、銅箔面を粗化処理して内層回路板を作成した。こ
の内層回路板上に、実施例及び比較例で得られた、樹脂
層厚70μmのフィルムを真空ラミネートした。これら
フィルムラミネート積層に対しメタルハライド露光装置
を用い照射量350mJ/cm2 で露光した。キャリア
フィルムを除去した後、水酸化ナトリウム水溶液により
2Kg/cm2 のスプレー圧で現像した。水洗乾燥後、
全面に1J/cm2 の後露光をして、150℃、60分
間熱処理した。その後、各端子部分にスルーホールを形
成し、接着剤表面をバフ研磨機で研磨した後、40℃の
膨潤液に1分間浸漬し、さらに70℃の過マンガン酸カ
リウム水溶液に5分浸漬後、中和して表面粗化を行っ
た。これを脱脂、触媒付与、活性化の工程を経て70℃
の無電解銅めっき液に5時間浸漬し、約25μmの無電
解銅めっき皮膜を形成し、図2に示すとおり外層パター
ン加工し、その後、内層および外層パッドから引き出し
た端子にリード線を半田付けし、特性評価用試験片を作
成した。層間絶縁層の厚さは40μmであった。
【0042】このようにして得られたアディティブ法多
層プリント配線板の特性について評価した結果を表1に
示す。
【0043】 表 1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 現像性 半田耐熱性 平均故障時間(時間) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 ○ ○ 1593 実施例2 ○ ○ 1533 実施例3 ○ ○ 1614 実施例4 ○ ○ 1633 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 ○ ○ 957 比較例2 ○ ○ 996 比較例3 ○ ○ 1077 比較例4 ○ ○ 1175 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0044】(測定方法) 1.現像性 内層回路板にフィルムラミネート後、1
00μmのネガフィルムを設置し、前記と同様に同様に
して現像して現像性を評価した。 ○:現像できたもの、 △:現像残りが若干あり、 ×:現像残りがある 2.半田耐熱性 n=5で、全ての試験片が260
℃、20秒で変化が見られないものを○とした。 3.平均故障時間 試験片を温度85℃絶対湿度85
%の高温高湿槽に入れ、直流電圧50Vを印加した。測
定は1時間室内放置した後、高位絶縁計を用いて、測定
電圧500Vで抵抗値を測定した。100時間おきに、
2000時間まで測定し、1.0×109 Ω未満を故障
とみなした。n=5として、ワイブル解析して、平均故
障時間を算出した。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明のプリント配線板用
感光性アディティブ接着剤フィルムは、高解像度で、か
つ、アルカリ水溶液によりフォトバイアホールの現像が
容易であるにもかかわらず、高温、高アルカリ性条件下
で長時間行われる無電解めっきに対する耐めっき液性に
も優れ、めっき銅との接着強度が高く、はんだ付け工程
の260℃前後の温度にも耐える耐熱性をそなえ、更に
は、ビルドアップ工程がフィルムラミネートであるた
め、工数の非常に少なく、しかも、層間絶縁信頼性に優
れたプリント配線板の製造を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に使用した内層回路板のパターン図
【図2】 実施例における多層プリント配線板の外層パ
ターン図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上坂 政夫 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(イ)、(ロ)、(ハ)、
    (ニ)、(ホ)、(ヘ)及び(ト)からなる樹脂組成物
    をキャリアーフィルムに塗布し、乾燥して溶剤を揮発さ
    せ、更にその上に、(へ)成分に代えて、(ヘ')硫酸バ
    リウムを配合した、(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、
    (ホ)、(ヘ')及び(ト)からなる樹脂組成物を塗布
    し、乾燥して溶剤を揮発させてフィルム化することを特
    徴とするプリント配線板用感光性アディティブ接着剤フ
    ィルム。 (イ)エポキシ当量120〜500の多官能エポキシ樹
    脂、(ロ)少なくとも1個のアクリロイル基又はメタク
    リロイル基を有するフェノールノボラック、(ハ)エポ
    キシアクリレート又はエポキシメタクリレート化合物、
    (ニ)光多官能モノマーまたは光及び熱官能基を有する
    多官能モノマーからなる希釈剤、またはそれらモノマー
    を併用した希釈剤、(ホ)光重合開始剤、(ヘ)酸可溶
    性フィラー、及び(ト)有機溶剤。
  2. 【請求項2】 成分(イ)が液状ビスフェノールA型エ
    ポキシ樹脂または液状ビスフェノールF型エポキシ樹脂
    であり、成分(ロ)が2核体以上のフェノール化合物か
    ら得られたノボラックとグリシジル基を有するアクリレ
    ート又はメタクリレートを反応させて得られ、1分子中
    に1個以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基及び
    1個以上のフェノール性水酸基を有するフェノールノボ
    ラックであり、成分(ヘ)が炭酸カルシウムである請求
    項1記載のプリント配線板用感光性アディティブ接着剤
    フィルム。
  3. 【請求項3】 成分(イ)が液状ビスフェノールA型
    エポキシ樹脂または液状ビスフェノールF型エポキシ樹
    脂であり、成分(ロ)がアルキルフェノールノボラック
    とグリシジル基を有するアクリレート又はメタクリレー
    トを反応させて得られ、1分子中に1個以上のアクリロ
    イル基又はメタクリロイル基及び1個以上のフェノール
    性水酸基を有するアルキルフェノールノボラックであ
    り、成分(ヘ)が炭酸カルシウムである請求項1記載の
    プリント配線板用感光性アディティブ接着剤フィルム。
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