JPH1143469A - (メタ)アクリレート化合物、樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

(メタ)アクリレート化合物、樹脂組成物及びその硬化物

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JPH1143469A
JPH1143469A JP21390197A JP21390197A JPH1143469A JP H1143469 A JPH1143469 A JP H1143469A JP 21390197 A JP21390197 A JP 21390197A JP 21390197 A JP21390197 A JP 21390197A JP H1143469 A JPH1143469 A JP H1143469A
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meth
acrylate
benzoic acid
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JP21390197A
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English (en)
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Nobuo Taniguchi
信雄 谷口
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線の照射によって硬化が可能で、しかも高
屈折率であるレンズ用の樹脂組成物に適した新規な重合
性化合物の提供 【解決手段】式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子、メチル基又はエチル基であ
り、a、b、cはそれぞれ1〜4の整数である。)で示
されるトリオールに安息香酸類を反応させ、次いで(メ
タ)アクリル酸を反応させて得られる(メタ)アクリレ
ート化合物(A)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線の照射によっ
て硬化が可能で、しかも高屈折率で低比重であるレンズ
用に適した新規な樹脂組成物及びその硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ類、特にプラスチックレンズは、
成形加工が容易なこと、軽いことなどの特徴を生かし
て、光学製品に広く用いられるようになっている。中で
も眼鏡レンズとして用いられる透明プラスチックの主流
はCR−39(ジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネート:米国PPB社製)等の熱硬化性プラスチックで
ある。この様なプラスチックレンズに要求される性能と
して重要なものには、屈折率、成形性、耐熱性、耐衝撃
性、低吸水性、成形品の面精度、染色性等が挙げられ
る。そして近年、これらの特性の更なる向上が要求され
るようになってきており、CR−39に代わる各種のモ
ノマー、オリゴマーを用いてプラスチックレンズを製造
する方法が提案されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、CR−39はそ
の硬化物の屈折率が1.49と低屈折率であることか
ら、高屈折率の新規な透明プラスチックを開発する試み
が多数行われている。高屈折率の透明プラスチックを得
ようとする場合、プラスチックレンズ用樹脂組成物の分
子構造に臭素基の導入、芳香族環の導入を行うのが一般
的である。しかし、この方法では得られる樹脂の耐衝撃
性や一般の分散染料による染色性に問題がある。
【0004】又、特開昭64−16813号公報には、
レンズの耐衝撃性を向上させる成分として、分子内にエ
ーテル構造を有するポリアルキレングリコール類のジ
(メタ)アクリレートが記載されている。又、これらの
ポリアルキレングリコール類のジ(メタ)アクリレート
は親水性が高いため、レンズの染色性も向上させる。
又、ジ(メタ)アクリレートの代表的なものには、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレートがある。この
様なジ(メタ)アクリレートを臭素基および芳香族環を
有するモノマーやオリゴマーに添加して用いれば耐衝撃
性や染色性は向上する。しかしながら、これを添加すれ
ばするほどレンズの屈折率が低下してしまい、さらには
耐熱性や吸水性の点で問題が生じる。また、ジ(メタ)
アクリレートを用いた樹脂組成物の場合、通常紫外線を
照射して硬化し、その硬化物を得る場合には光重合開始
剤の添加を必要とする。なお、樹脂組成物に必要以上に
光重合開始剤を添加した場合、硬化中におこる重合阻害
によって架橋密度が多少低くなり、耐熱性、耐薬品性お
よび表面硬度に優れた硬化物が得られない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の従来
技術の有する種々の問題点を解決するために鋭意検討し
結果、特定の化合物を主成分として用いることによっ
て、耐熱性、表面硬度、耐衝撃性に優れ、しかも紫外線
照射による硬化を行う場合には所望により光重合開始剤
の添加を必要とせず、高屈折率な硬化物が得られる樹脂
組成物を見いだし、本発明に至った。すなわち、本発明
は、(1)式(1)
【0006】
【化4】
【0007】(式中、R1 は水素原子、メチル基又はエ
チル基であり、a、b、cはそれぞれ1〜4の整数であ
る。)で示されるトリオールに安息香酸類を反応させ、
次いで(メタ)アクリル酸を反応させて得られる(メ
タ)アクリレート化合物(A)、(2)式(1)で示さ
れるトリオールに反応させる安息香酸類がベンゾイル安
息香酸類である(メタ)アクリレート化合物(A)、
(3)(メタ)アクリレート化合物(A)が式(2)
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1 は水素原子、メチル基又はエ
チル基であり、R2 はアクリロイル基又はメタクリロイ
ル基であり、dおよびeは1又は2の整数であってd+
e=3であり、R3 は式(3)
【0010】
【化6】
【0011】(式中、R4 〜R8 は水素原子、C1 〜C
6 のアルキル基、C1 〜C6 のアルコキシ基、塩素原
子、シアノ基、ニトロ基、チオメチル基、フェニル基又
はチオフェニル基である。)で示される基であり、又
a、b、cはそれぞれ1〜4の整数である。)で示され
る(メタ)アクリレート化合物(A)、(4)式(2)
で示される(メタ)アクリレート(A)と(A)成分以
外の不飽和基含有化合物(B)を含有することを特徴と
する樹脂組成物、(5)光重合開始剤を含有しないこと
を特徴とする(4)記載の樹脂組成物、(6)樹脂組成
物がレンズ用であることを特徴とする(4)又は(5)
記載の樹脂組成物、(7)(4)〜(6)のいずれか1
項記載の組成物の硬化物、(8)硬化物がレンズである
(7)記載の硬化物、に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明における上記式(3)で示される基において、
4 、R5 、R6 、R7 およびR8 におけるC1 〜C6
のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、i
so−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、is
o−ペンチル基、n−ヘキシル基又はiso−ヘキシル
基等が挙げられる。C1 〜C6 のアルコキシ基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、iso−プロポキシ基、n−ブトキシ基、iso−
ブトキシ基、t−ブトキシ基、n−ペントキシ基、is
o−ペントキシ基、n−ヘキソキシ基又はiso−ヘキ
ソキシ基等が挙げられる。
【0013】上記式(2)で示される(メタ)アクリレ
ート(A)に代表される本発明のメタ)アクリレート
(A)は、式(1)
【0014】
【化7】
【0015】(式中、R1 は水素原子、メチル基又はエ
チル基であり、a、b、cはそれぞれ1〜4の整数であ
る。)で表されるトリオールと、式(4)
【0016】
【化8】
【0017】(式中、R4 〜R8 は水素原子、C1 〜C
6 のアルキル基、C1 〜C6 のアルコキシ基、塩素原
子、シアノ基、ニトロ基、チオメチル基、フェニル基又
はチオフェニル基である。)で表されるベンゾイル安息
香酸類を先に反応させ、次いで(メタ)アクリル酸を反
応させることにより得ることができる。
【0018】具体的には、例えばまず最初に式(1)で
表されるトリオールと式(4)で表されるベンゾイル安
息香酸類を、例えばp−トルエンスルホン酸、メタンス
ルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸又は硫酸等の
エステル化触媒の存在下に、あるいはその酸ハロゲン化
物を例えば有機アミン、水酸化ナトリウム又は炭酸ナト
リウムの存在下に、好ましくはトルエン、キシレン、シ
クロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタンまたはこれ
らの混合物等の溶剤類の存在下に、好ましくは70〜1
50℃の温度で反応させる。式(1)で表される化合物
1モルに対して、式(4)の化合物の使用割合は通常
1.0〜2.0モルであり、好ましくは1.0〜1.2
モルである。
【0019】次に(メタ)アクリル酸を加えてp−トル
エンスルホン酸、メタンスルホン酸又は硫酸等のエステ
ル化触媒の存在下に、好ましくは70〜150℃の温度
で反応させることにより得ることができる。式(1)で
表される化合物1モルに対して、(メタ)アクリル酸の
使用割合は2.0〜6.0モル、好ましくは2.2から
4.4モルである。エステル化触媒は使用する安息香酸
あるいはその誘導体と(メタ)アクリル酸の総量に対し
て、通常0.1〜15モル%、好ましくは1〜6モル%
の濃度で存在させる。
【0020】式(1)で表される化合物は公知の化合物
であって、その具体例としては、例えば次の化合物があ
げられる。
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】式(4)で表される化合物としては、例え
ば2−ベンゾイル安息香酸、3−ベンゾイル安息香酸、
4−ベンゾイル安息香酸、2−(2’−メチルベンゾイ
ル)安息香酸、2−(3’−メチルベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−メチルベンゾイル)安息香酸、2−
(2’,4’−ジメチルベンゾイル)安息香酸、3−
(2’−メチルベンゾイル)安息香酸、3−(3’−メ
チルベンゾイル)安息香酸、3−(4’−メチルベンゾ
イル)安息香酸、3−(2’,4’−ジメチルベンゾイ
ル)安息香酸、4−(2’−メチルベンゾイル安息香
酸、4−(3’−メチルベンゾイル)安息香酸、4−
(4’−メチルベンゾイル)安息香酸、4−(2’,
4’−ジメチルベンゾイル)安息香酸、4−(3’,
5’−ジメチルベンゾイル)安息香酸、4−(2’,
3’,4’−トリメチルベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−エチルベンゾイル)安息香酸、4−(4’−エ
チルベンゾイル)安息香酸、2−(4’−n−プロピル
ベンゾイル)安息香酸、4−(4’−n−プロピルベン
ゾイル)安息香酸、2−(4’−iso−プロピルベン
ゾイル)安息香酸、4−(4’−iso−プロピルベン
ゾイル)安息香酸、2−(4’−n−ブチルベンゾイ
ル)安息香酸、4−(4’−n−ブチルベンゾイル)安
息香酸、2−(4’−iso−ブチルベンゾイル)安息
香酸、4−(4’−iso−ブチルベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−t−ブチルベンゾイル)安息香酸、4
−(4’−t−ブチルベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−n−ペンチルベンゾイル)安息香酸、4−
(4’−n−ペンチルベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−iso−ペンチルベンゾイル)安息香酸、4−
(4’−iso−ペンチルベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−n−ヘキシルベンゾイル)安息香酸、4−
(4’−n−ヘキシルベンゾイル)安息香酸、2−
(4’−iso−ヘキシルベンゾイル)安息香酸、4−
(4’−iso−ヘキシルベンゾイル)安息香酸、2−
(2’−メトキシベンゾイル)安息香酸、2−(3’−
メトキシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−メトキシ
ベンゾイル)安息香酸、2−(2’,4’−ジメトキシ
ベンゾイル)安息香酸、3−(2’−メトキシベンゾイ
ル)安息香酸、3−(3’−メトキシベンゾイル)安息
香酸、3−(4’−メトキシベンゾイル)安息香酸、3
−(2’,4’−ジメトキシベンゾイル)安息香酸、4
−(2’−メトキシベンゾイル安息香酸、4−(3’−
メトキシベンゾイル)安息香酸、4−(4’−メトキシ
ベンゾイル)安息香酸、4−(2’,4’−ジメトキシ
ベンゾイル)安息香酸、4−(3’,5’−ジメトキシ
ベンゾイル)安息香酸、4−(2’,3’,4’−トリ
メトキシベンゾイル)安息香酸、2−(4’−エトキシ
ベンゾイル)安息香酸、4−(4’−エトキシベンゾイ
ル)安息香酸、2−(4’−n−プロポキシベンゾイ
ル)安息香酸、4−(4’−n−プロポキシベンゾイ
ル)安息香酸、2−(4’−iso−プロポキシベンゾ
イル)安息香酸、4−(4’−iso−プロポキシベン
ゾイル)安息香酸、2−(4’−n−ブトキシベンゾイ
ル)安息香酸、4−(4’−n−ブトキシベンゾイル)
安息香酸、2−(4’−iso−ブトキシベンゾイル)
安息香酸、4−(4’−iso−ブトキシベンゾイル)
安息香酸、2−(4’−t−ブトキシベンゾイル)安息
香酸、4−(4’−t−ブトキシベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−n−ペントキシベンゾイル)安息香
酸、4−(4’−n−ペントキシベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−iso−ペントキシベンゾイル)安息
香酸、4−(4’−iso−ペントキシベンゾイル)安
息香酸、2−(4’−n−ヘキソキシベンゾイル)安息
香酸、4−(4’−n−ヘキソキシベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−iso−ヘキソキシベンゾイル)安息
香酸、4−(4’−iso−ヘキソキシベンゾイル)安
息香酸、2−(4’−クロルベンゾイル)安息香酸、2
−(2’,4’−ジクロルベンゾイル)安息香酸、3−
(4’−クロルベンゾイル)安息香酸、4−(2’−ク
ロルベンゾイル安息香酸、4−(3’−クロルベンゾイ
ル)安息香酸、4−(4’−クロルベンゾイル)安息香
酸、4−(2’,4’−ジクロルベンゾイル)安息香
酸、2−(4’−シアノベンゾイル)安息香酸、4−
(4’−シアノベンゾイル)安息香酸、4−(4’−ニ
トロベンゾイル)安息香酸、2−(2’−メチルチオベ
ンゾイル)安息香酸、4−(2’−メチルチオベンゾイ
ル)安息香酸、2−(4’−メチルチオベンゾイル)安
息香酸、4−(4’−メチルチオベンゾイル)安息香
酸、4−(4’−フェニルベンゾイル)安息香酸、4−
(4’−フェニルチオベンゾイル)安息香酸等を挙げる
ことができる。
【0026】次に、式(2)で示される本発明の(メ
タ)アクリレート(A)の代表的な具体例を示す。表1
中、AAはアクリロイル基を、MAはメタクリロイル基
を、o位はオルソ位を、m位はメタ位を、p位はパラ位
を、Phはフェニル基をそれぞれ意味する。
【0027】
【表1】 表1 化合物No. R1 2 3 (R4 5 6 7 8 )a b c 1 H AA o位 H H H H H 1 1 1 2 H AA p位 H H CH3 H H 1 1 1 3 H AA m位 H H OC2H5 H H 1 1 1 4 H MA p位 H OCH3 OCH3 OCH3 H 1 1 1 5 H AA p位 H H SCH3 H H 2 2 2 6 H AA p位 Cl H Cl H H 2 2 2 7 H MA o位 H H CN H H 3 3 3 8 H AA p位 H H Ph H H 4 4 4 9 CH3 AA p位 CH3 H CH3 H H 1 1 1 10 CH3 AA p位 H H NO2 H H 2 2 2 11 CH3 MA o位 H H iso-C3H7 H H 3 3 3 12 C2H5 AA p位 H H n-OC6H13 H H 1 1 1
【0028】(B)成分の具体例としては、例えば(メ
タ)アクリレートモノマー、ビニル化合物、アリル化合
物、エポキシ(メタ)アクリレートオリゴマー、ウレタ
ン(メタ)アクリレートオリゴマー等があげられる。こ
れらは一種もしくは二種以上の混合で使用することがで
きる。
【0029】(メタ)アクリレートモノマーとしては、
例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸グリシジ
ル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチ
ル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチ
ル、(メタ)アクリル酸2−シアノエチル、(メタ)ア
クリル酸ジブロモプロピル、(メタ)アクリル酸ポリエ
チレングリコールモノアルキルエーテル、(メタ)アク
リル酸ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸テト
ラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸フォスフォエ
チル、(メタ)アクリル酸シクロペンチル、(メタ)ア
クリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボル
ニル、フェニル(メタ)アクリレート、フェニルオキシ
エチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニルオキ
シエチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニルオ
キシ(メタ)アクリレート、3−フェノキシ−2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−フェニルフ
ェニル(メタ)アクリレート、4−フェニルフェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、4−フェニルフェニル−
2−ヒドロキシオキシプロピル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート、1−ナフチル(メタ)
アクリレート、1−ナフチル−2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2,4,6−トリブロモフェニ
ル−2−メチルオキシエチル(メタ)アクリレート、
2,4,6−トリクロロフェニルオキシエチル(メタ)
アクリレート、2,4,6−トリブロモフェニル−2−
ヒドロキシオキシプロピル(メタ)アクリレート等のモ
ノ(メタ)アクリレート化合物、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テ
トラブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ノナンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメチロー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテ
トラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスルトールペンタ
及びヘキサ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アク
リロイルオキシエチルイソシアヌレート、ジ(メタ)ア
クリロイルオキシエチルイソシアヌレート、2,2−ビ
ス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5
−ジブロモフェニル)プロパン、ビス(4−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシフェニル)スルフィン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェ
ニルフェニル)スルフィン、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシフェニル)スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)スルフィ
ド、2,4−ジ(メタ)アクリロイルオキシナフタレン
等があげられる。
【0030】ビニル化合物としては、例えばスチレン、
クロルスチレン、ブロモスチレン、ジビニルベンゼン、
1−ビニルベンゼン、1−ビニルナフタレン、2−ビニ
ルナフタレン、N−ビニルピロリドン等があげられ、ア
リル化合物としては、例えばジエチレングリコールビス
アリルカーボネート、トリメチロールプロパンジアリ
ル、ジアリルフタレート等があげられ、エポキシ(メ
タ)アクリレートオリゴマーとしては、例えばビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂等の
エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の反応物があげられ
る。
【0031】ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー
としては、例えば有機ポリイソシアネート(例えばトリ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート等)と水酸基含有(メタ)アクリレート(例え
ば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート等)との反応物、あるいは前
記有機ポリイソシアネートと前記水酸基含有(メタ)ア
クリレートとポリオール(例えば2,2−ビス(4−ヒ
ドロオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロオキシジエトキシフェニル)スルフィ
ド、2,2−ビス(4−ヒドロオキシペンタエトキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロオキシジ
エトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ポリ
テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ポリエステルポリオール等)の反応物が挙げれる。
【0032】本発明の組成物は、光重合開始剤や熱重合
開始剤を含む場合と、これらを含まない場合を挙げるこ
とができる。可視光線や紫外線等の活性エネルギー線で
硬化する場合には、光重合開始剤を添加することができ
る。光重合開始剤を添加する場合は、(A)成分と
(B)成分の混合比は、(A)成分と(B)成分の合計
量を100重量部としたとき、通常(A)成分10〜8
0重量部に対して、(B)成分90〜20重量部であ
る。又望ましくは、(A)成分と(B)成分の合計量を
100重量部としたとき、(A)成分30〜70重量部
に対して(B)成分70〜30重量部とするのがよい。
光重合開始剤の例としては、2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−フェニルプロパン−1−オン、ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン、メチルフェニルグリオキシ
レート、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル
フォスフィンオキサイド、ベンジルジメチルケタール等
を用いることができる。しかしこれらに限定されるもの
ではない。
【0033】又、熱で硬化する場合には、熱重合開始剤
を添加することができる。熱重合開始剤の例としては、
ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチル
パーオキシイソブチレート、1,1,3,3−テトラメ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過
酸化物、2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレルニ
トリル)、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物
等が利用できる。
【0034】これらの光重合開始剤や熱重合開始剤は単
独で使用しても良く、又数種類を併用しても良い。これ
ら重合開始剤の使用量は、(A)成分と(B)成分の合
計量を100重量部とした場合、通常該合計量100重
量部に対して、0.01〜10重量部である。又、好ま
しくは0.1〜5重量部とするのがよい。
【0035】又、本発明の樹脂組成物は、可視光線や紫
外線や電子線等の活性エネルギー線で硬化する場合に
は、所望により光重合開始剤を添加しないで硬化するこ
とも可能である。その場合は光重合開始助剤を添加する
と飛躍的に硬化を促進することができる。光重合開始助
剤の例としては、トリエタノールアミン、メチルジエタ
ノールアミン、トリイソプロパノールアミン、n−ブチ
ルアミン、N−メチルジエタノールアミン、ジエチルア
ミノエチルメタクリレート、4,4’−ジエチルアミノ
ベンゾフェノン、4−ジエチルアミノ安息香酸エチル、
4−ジメチルアミノ安息香酸(n−ブトキシ)エチル、
4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチル
アミノ安息香酸2−エチルヘキシル等を用いることがで
きる。しかし光重合開始助剤は必ずしもこれらに限定さ
れるものではない。光重合開始剤を添加しない場合、
(A)成分と(B)成分の混合比は、(A)成分と
(B)成分の合計量を100重量部としたとき、通常
(A)成分3〜30重量部に対して、(B)成分97〜
70重量部である。又望ましくは、(A)成分5〜20
重量部に対して(B)成分95〜80重量部とするのが
よい。このときに添加する光重合開始助剤の使用量は、
(A)成分と(B)成分の合計量を100重量部とした
場合、通常該合計量100重量部に対して、0.01〜
5重量部であり、好ましくは0.5〜3重量部とするの
がよい。
【0036】本発明の樹脂組成物は、上記の成分のみで
十分所期の目的を達成できるものであるが、更に性能改
良のため、本来の特性を変えない範囲で、前記(A)、
(B)成分及び重合開始剤もしくは光重合開始助剤以外
に、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸収剤、フルーイ
ング剤、顔料、光安定剤、帯電防止剤、カップリング剤
等の添加剤、有機溶剤類等を含んでも良い。
【0037】本発明の樹脂組成物は、前記(A)、
(B)及び光重合開始剤もしくは光重合開始助剤等を加
温、混合、溶解することにより得ることができる。
【0038】本発明の樹脂組成物の硬化物は、紫外線も
しくは電子線等の照射により、あるいは熱により硬化し
て得られる。本発明の樹脂組成物の硬化物はレンズ用組
成物として有用であるが、その他にも、印刷インキ、塗
料、コーティング、ツヤニス、接着剤等にも使用でき
る。本発明のレンズ用組成物は、プラスチックレンズ材
料として有用である。
【0039】本発明のレンズ用樹脂組成物を用いたプラ
スチックレンズの作製法は、例えばポリ塩化ビニル、エ
チレン酢酸ビニル共重合体等からなるガスケットと所望
の形状の2枚のガラス鋳型によって造られた型を作り、
これにレンズ用組成物を注入した後、加熱または活性エ
ネルギー線を照射するか、あるいはこれらの組み合わせ
で行うことにより硬化することができる。
【0040】
【実施例】以下、合成例、実施例および比較例により本
発明を説明する。 ((A)成分の合成例) 合成例1 式(1−1)で表される化合物240部、2−ベンゾイ
ル安息香酸117部、トルエン260部、p−トルエン
スルホン酸3部を仕込んで加熱して還流し、生成水は溶
剤と共沸し、水分定量受器で定量、分取した。生成水が
10部生成した時点で反応混合物を冷却した。反応温度
は100〜110℃であった。さらにこの反応混合物に
アクリル酸76部、ハイドロキノン2部、トルエン10
0部、p−トルエンスルホン酸4部を仕込み、加熱して
還流させた。前述と同様に生成水を溶剤と共沸させ、水
分定量受器で定量、分取した。生成水が14部生成した
時点で反応混合物を冷却した。反応温度は110〜12
0℃であった。反応混合物をトルエン800部に溶解
し、20%Na OH水溶液で中和した後、20%NaCl
水溶液200部で3回洗浄した。溶剤を減圧留去して
下記式(5)で表されるアクリレート(A−1)を37
2部得た。
【0041】
【化13】
【0042】(式中、dおよびeは1又は2の整数であ
り、d+e=3である。) 式(5)で表される化合物は淡黄色透明な高粘性液体で
あり、粘度(25℃)は1120Pois で、屈折率(2
5℃)は1.597であった。なお式(5)で表される
化合物は混合物で得られ、その組成を分析したところ、
式(1−1)で表される化合物1モルに対し、2−ベン
ゾイル安息香酸が1モル縮合した化合物が88モル%、
2モル縮合した化合物が6モル%であった。2−ベンゾ
イル安息香酸の縮合していない未反応の式(1−1)で
表される化合物は6モル%含有していた。尚、式(5)
で表される化合物の構造の確認は、基準物質としてテト
ラメチルシランを用い、溶剤は重クロロホルムを用いて
プロトンデカップリング法で行った。
【0043】合成例2 式(1−2)で表される化合物345部、4−(4’−
メチルチオベンゾイル)安息香酸137部、トルエン3
20部、p−トルエンスルホン酸3部を仕込んで加熱し
て還流し、生成水は溶剤と共沸し、水分定量受器で定
量、分取した。生成水が9部生成した時点で反応混合物
を冷却した。反応温度は100〜110℃であった。さ
らにこの反応混合物にアクリル酸88部、ハイドロキノ
ン2部、p−トルエンスルホン酸5部を仕込み、加熱し
て還流させた。前述と同様に生成水を溶剤と共沸させ、
水分定量受器で定量、分取した。生成水が19部生成し
た時点で反応混合物を冷却した。反応温度は110〜1
20℃であった。以下合成例2と同様に行い、下記式
(6)で表されるアクリレート(A−2)を500部得
た。
【0044】
【化14】
【0045】(式中、dおよびeは1又は2の整数であ
り、d+e=3である。) 式(6)で表される化合物は淡黄色透明な高粘性液体で
あり、粘度(25℃)は463Pois で、屈折率(25
℃)は1.581であった。なお式(6)で表される化
合物は混合物で得られ、その組成を分析したところ、式
(1−2)で表される化合物1モルに対し、4−(4’
−メチルチオベンゾイル)安息香酸が1モル縮合した化
合物が78モル%、2モル縮合した化合物が11モル%
であり、4−(4’−メチルチオベンゾイル)安息香酸
の縮合していない未反応の式(1−2)で表される化合
物は11モル%含有していた。尚、式(6)で表される
化合物の構造の確認は合成例1と同様に行った。
【0046】実施例1〜6、比較例1 実施例1、2および比較例1は、表1および表2の配合
組成にしたがってレンズ用組成物を調製した後、50mm
Hgに減圧して30分間25℃で脱気した。次に、縦1
00mm、横100mm、厚さ5mmの強化ガラス2枚を間隔
が2mmとなるように対向させ、周囲をポリ塩化ビニル製
チューブ状ガスケットで囲むことにより構成された鋳型
内に前記の配合物を注入し、20時間かけて40℃より
100℃まで加熱昇温して硬化した。実施例3〜6は、
鋳型の両面から20cmの距離において、120W/cmの
高圧水銀ランプより紫外線を5分間照射して硬化した。
その後、該硬化物を鋳型より脱型し、該硬化物の内部歪
を除去するため120℃で2時間加熱処理し、透明な硬
化物を得た。この硬化物を用いて、下記試験方法によ
り、可視光線透過率(%)、屈折率、ロックウエル硬
度、Tg(℃)、耐薬品性、比重を測定した。
【0047】試験方法 可視光線透過率(%):ASTM D 1003−61
に従い測定した。 屈折率:アッベ屈折率計により、589.3nmのD線に
おける25℃での屈折率を測定した。 ロックウエル硬度:JIS K7202に従って測定し
た。 Tg (℃):熱機械分析装置(TMA)により、ガラス
転移温度(Tg )を測定した。 耐薬品性:メチルエチルケトンを含浸させた脱脂綿で硬
化物の表面を20回拭き、硬化物の表面の変化を観察し
た。判定は、硬化物の表面の変化が見られないものを
「○」、表面に線状のすじが見られるものを「△」、表
面が溶解するものを「×」とした。 比重:JIS K7112に従い測定した。
【0048】
【表2】 表2 実施例 1 2 3 4 (A)成分 合成例1で得たアクリレート化合物 (A−1) 60 60 合成例2で得たアクリレート化合物 (A−2) 60 60 (B)成分 スチレン 20 20 o-ビフェニルメタクリレート 20 20 20 20 フェニルメタクリレート 20 20 カヤラッドR−604*1 (その他の樹脂) ジエチレングリコールビスアリルカー ボネート(CR−39) (熱重合開始剤) 1,1,3,3 −テトラメチルパ−オキシ-2- エチルヘキサノエート 0.1 0.1 t-ブチルパーオキシイソブチレート 0.05 0.05 0.1 0.1 ジイソプロピルパーオキシジカーボネ ート (光重合開始剤) メチルフェニルグリオキシレート 0.1 0.1 1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニル ケトン 0.1 0.1 (光重合開始助剤) カヤキュアーEPA*2 ─────────────────────────────────── 可視光線透過率(%) 90 89 92 91 屈折率 1.600 1.590 1.583 1.574 ロックウエル硬度 98 95 102 96 比重 1.18 1.17 1.23 1.22 ガラス転移温度(℃) 100 97 96 93 耐薬品性 ○ ○ ○ ○
【0049】
【表3】 表3(表2のつづき) 実施例 比較例 5 6 1 (A)成分 合成例1で得たアクリレート化合物 (A−1) 20 合成例2で得たアクリレート化合物 (A−2) 20 (B)成分 スチレン o-ビフェニルメタクリレート 20 20 フェニルメタクリレート 20 20 カヤラッドR−604*1 40 40 (その他の樹脂) ジエチレングリコールビスアリルカー ボネート(CR−39) 100 (熱重合開始剤) 1,1,3,3 −テトラメチルパ−オキシ-2- エチルヘキサノエート t-ブチルパーオキシイソブチレート ジイソプロピルパーオキシジカーボネ ート 2.5 (光重合開始剤) メチルフェニルグリオキシレート 1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニル ケトン (光重合開始助剤) カヤキュアーEPA*2 1.0 1.0 ─────────────────────────────── 可視光線透過率(%) 90 89 92 屈折率 1.533 1.530 1.504 ロックウエル硬度 96 95 95 比重 1.21 1.20 1.32 ガラス転移温度(℃) 87 85 80 耐薬品性 ○ ○ ○
【0050】注)*1:カヤラッドR−604(日本化
薬株式会社製、アクリレートモノマー)ヒドロキシピバ
ルアルデヒドとトリメチロールプロパンのアセタール化
合物のジアクリレート *2:カヤキュアーEPA(日本化薬株式会社製、光重
合開始助剤)4−ジメチルアミノ安息香酸エチル
【0051】上記の実施例の評価結果から明らかなよう
に、本発明の硬化物は、表面硬度、耐薬品性、及び透明
性に優れ、なおかつ高屈折率で低比重である。また光重
合開始剤を添加しなくても紫外線照射により硬化物を得
ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物を用いることによ
り、光または熱のどちらか一方もしくは両方を併用して
硬化することにより、耐熱性、表面硬度、耐衝撃性に優
れ、しかも紫外線照射により硬化物を得る場合には所望
により光重合開始剤の添加を必要とせず、高屈折率であ
る硬化物を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 20/30 C08F 20/30 290/06 290/06 G02B 1/04 G02B 1/04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子、メチル基又はエチル基であ
    り、a、b、cはそれぞれ1〜4の整数である。)で示
    されるトリオールに安息香酸類を反応させ、次いで(メ
    タ)アクリル酸を反応させて得られる(メタ)アクリレ
    ート化合物(A)。
  2. 【請求項2】安息香酸類がベンゾイル安息香酸類である
    請求項1の(メタ)アクリレート化合物(A)。
  3. 【請求項3】式(2) 【化2】 (式中、R1 は水素原子、メチル基又はエチル基であ
    り、R2 はアクリロイル基又はメタクリロイル基であ
    り、dおよびeは1又は2の整数であってd+e=3で
    あり、R3 は式(3) 【化3】 (式中、R4 〜R8 は水素原子、C1 〜C6 のアルキル
    基、C1 〜C6 のアルコキシ基、塩素原子、シアノ基、
    ニトロ基、チオメチル基、フェニル基又はチオフェニル
    基である。)で示される基であり、又a、b、cはそれ
    ぞれ1〜4の整数である。)で示される(メタ)アクリ
    レート化合物(A)。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか1項の(メ
    タ)アクリレート(A)と(A)成分以外の不飽和基含
    有化合物(B)を含有することを特徴とする樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】光重合開始剤を含有しないことを特徴とす
    る請求項4記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】樹脂組成物がレンズ用であることを特徴と
    する請求項4又は5記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】請求項4ないし6のいずれか1項記載の組
    成物の硬化物。
  8. 【請求項8】硬化物がレンズである請求項7記載の硬化
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162624A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd 低複屈折性の共重合体及び成形体

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