JPH1143355A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents
合わせガラス用中間膜Info
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- JPH1143355A JPH1143355A JP20172497A JP20172497A JPH1143355A JP H1143355 A JPH1143355 A JP H1143355A JP 20172497 A JP20172497 A JP 20172497A JP 20172497 A JP20172497 A JP 20172497A JP H1143355 A JPH1143355 A JP H1143355A
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- B32B17/1066—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer comprising colorants, e.g. dyes or pigments imparting a tint in certain regions only, i.e. shade band
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 扇形状に伸展する際に、中間膜に異なった分
布の張力を与える必要はなく、一様均一に引っ張るだけ
で、長方形(長尺体)から扇形に伸展することができる
合わせガラス用中間膜を提供する。 【解決手段】 少なくとも2層以上の可塑化ポリビニル
アセタール樹脂層が積層されてなる合わせガラス用中間
膜であって、少なくとも1層の樹脂層の厚さが幅方向に
連続的に変化してなり、且つ、上記厚さが幅方向に連続
的に変化している樹脂層の少なくとも1層を構成する樹
脂中の可塑剤含有率及び/又は樹脂の重合度及び/又は
樹脂のビニルアセテート成分の含有率が、他の樹脂層を
構成する樹脂中の可塑剤含有率、樹脂の重合度及び樹脂
のビニルアセテート成分の含有率と異なっていることを
特徴とする合わせガラス用中間膜。
布の張力を与える必要はなく、一様均一に引っ張るだけ
で、長方形(長尺体)から扇形に伸展することができる
合わせガラス用中間膜を提供する。 【解決手段】 少なくとも2層以上の可塑化ポリビニル
アセタール樹脂層が積層されてなる合わせガラス用中間
膜であって、少なくとも1層の樹脂層の厚さが幅方向に
連続的に変化してなり、且つ、上記厚さが幅方向に連続
的に変化している樹脂層の少なくとも1層を構成する樹
脂中の可塑剤含有率及び/又は樹脂の重合度及び/又は
樹脂のビニルアセテート成分の含有率が、他の樹脂層を
構成する樹脂中の可塑剤含有率、樹脂の重合度及び樹脂
のビニルアセテート成分の含有率と異なっていることを
特徴とする合わせガラス用中間膜。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合わせガラス用中
間膜に関し、更に詳しくは、帯状から容易に扇形状に伸
展加工することができる合わせガラス用中間膜に関す
る。
間膜に関し、更に詳しくは、帯状から容易に扇形状に伸
展加工することができる合わせガラス用中間膜に関す
る。
【0002】
【従来の技術】運転者の防眩のために、自動車のフロン
トウインドの上縁部に沿って帯状の着色部分を付けた中
間膜を挟着した合わせガラスが用いられている。これら
の合わせガラスが用いられているフロントウインドの上
縁部付近は、車体形状に従って湾曲しており、自動車デ
ザイン及び防眩機能の両面から、上記着色部分はフロン
トウインドの上縁部に平行して帯状に設けられているの
である。
トウインドの上縁部に沿って帯状の着色部分を付けた中
間膜を挟着した合わせガラスが用いられている。これら
の合わせガラスが用いられているフロントウインドの上
縁部付近は、車体形状に従って湾曲しており、自動車デ
ザイン及び防眩機能の両面から、上記着色部分はフロン
トウインドの上縁部に平行して帯状に設けられているの
である。
【0003】然るに、合わせガラスを製造する際に、長
尺の合わせガラス用中間膜を所定寸法に切断したものを
そのまま、上縁部付近が湾曲された2枚の透明ガラス板
の間に挟み込んで圧着すると、上記着色部分の幅が、フ
ロントウインドの中央部に比し左右両側が大きくなり、
フロントウインドの上縁部と、該フロントウインドの合
わせガラスに設けられた着色部分の下縁とが平行になら
ない。そこで、上記フロントウインドのように上縁部付
近が湾曲されたガラス用の中間膜は、予め、用いられる
ガラスの湾曲度合いに応じて側縁部を伸展しなければな
らない。
尺の合わせガラス用中間膜を所定寸法に切断したものを
そのまま、上縁部付近が湾曲された2枚の透明ガラス板
の間に挟み込んで圧着すると、上記着色部分の幅が、フ
ロントウインドの中央部に比し左右両側が大きくなり、
フロントウインドの上縁部と、該フロントウインドの合
わせガラスに設けられた着色部分の下縁とが平行になら
ない。そこで、上記フロントウインドのように上縁部付
近が湾曲されたガラス用の中間膜は、予め、用いられる
ガラスの湾曲度合いに応じて側縁部を伸展しなければな
らない。
【0004】従来、このような中間膜の伸展方法とし
て、例えば、特公昭53−16027号公報や特公昭5
8−9776号公報に、長尺の中間膜を伸展可能な温度
まで加熱した後、中間膜に異なった分布の張力を与え、
扇形状に伸展する方法が開示されている。
て、例えば、特公昭53−16027号公報や特公昭5
8−9776号公報に、長尺の中間膜を伸展可能な温度
まで加熱した後、中間膜に異なった分布の張力を与え、
扇形状に伸展する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
53−16027号公報や特公昭58−9776号公報
に開示されている方法では、中間膜に異なった分布の張
力を与えるに当たって、コーン型ドラム等の特殊な装置
を必要とし、又、伸展条件の選定及び調整等複雑な伸展
作業を行わなければならないものである。
53−16027号公報や特公昭58−9776号公報
に開示されている方法では、中間膜に異なった分布の張
力を与えるに当たって、コーン型ドラム等の特殊な装置
を必要とし、又、伸展条件の選定及び調整等複雑な伸展
作業を行わなければならないものである。
【0006】本発明は、上記事実に鑑みなされたもので
あって、扇形状に伸展する際に、中間膜に異なった分布
の張力を与える必要はなく、一様均一に引っ張るだけ
で、長方形(長尺体)から扇形に伸展することができる
合わせガラス用中間膜を提供することを目的とする。
あって、扇形状に伸展する際に、中間膜に異なった分布
の張力を与える必要はなく、一様均一に引っ張るだけ
で、長方形(長尺体)から扇形に伸展することができる
合わせガラス用中間膜を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも2層以上の可塑化ポリビニルアセタール樹脂
組成物が積層されてなる合わせガラス用中間膜であっ
て、少なくとも1層の樹脂層の厚さが幅方向に連続的に
変化してなり、且つ、上記厚さが幅方向に連続的に変化
している樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂組成物
中の可塑剤含有率が、他の樹脂層を構成する樹脂中の可
塑剤含有率と異なっていることを特徴とする合わせガラ
ス用中間膜をその要旨とする。
少なくとも2層以上の可塑化ポリビニルアセタール樹脂
組成物が積層されてなる合わせガラス用中間膜であっ
て、少なくとも1層の樹脂層の厚さが幅方向に連続的に
変化してなり、且つ、上記厚さが幅方向に連続的に変化
している樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂組成物
中の可塑剤含有率が、他の樹脂層を構成する樹脂中の可
塑剤含有率と異なっていることを特徴とする合わせガラ
ス用中間膜をその要旨とする。
【0008】請求項2記載の発明は、少なくとも2層以
上の可塑化ポリビニルアセタール樹脂組成物が積層され
てなる合わせガラス用中間膜であって、少なくとも1層
の樹脂層の厚さが幅方向に連続的に変化してなり、且
つ、上記厚さが幅方向に連続的に変化している樹脂層の
少なくとも1層を構成する樹脂の重合度が、他の樹脂層
を構成する樹脂の重合度と異なっていることを特徴とす
る合わせガラス用中間膜をその要旨とする。
上の可塑化ポリビニルアセタール樹脂組成物が積層され
てなる合わせガラス用中間膜であって、少なくとも1層
の樹脂層の厚さが幅方向に連続的に変化してなり、且
つ、上記厚さが幅方向に連続的に変化している樹脂層の
少なくとも1層を構成する樹脂の重合度が、他の樹脂層
を構成する樹脂の重合度と異なっていることを特徴とす
る合わせガラス用中間膜をその要旨とする。
【0009】又、請求項3記載の発明は、少なくとも2
層以上の可塑化ポリビニルアセタール樹脂組成物が積層
されてなる合わせガラス用中間膜であって、少なくとも
1層の樹脂層の厚さが幅方向に連続的に変化してなり、
且つ、上記厚さが幅方向に連続的に変化している樹脂層
の少なくとも1層を構成する樹脂のビニルアセテート成
分含有率が、他の樹脂層を構成する樹脂のビニルアセテ
ート成分含有率と異なっていることを特徴とする合わせ
ガラス用中間膜をその要旨とする。
層以上の可塑化ポリビニルアセタール樹脂組成物が積層
されてなる合わせガラス用中間膜であって、少なくとも
1層の樹脂層の厚さが幅方向に連続的に変化してなり、
且つ、上記厚さが幅方向に連続的に変化している樹脂層
の少なくとも1層を構成する樹脂のビニルアセテート成
分含有率が、他の樹脂層を構成する樹脂のビニルアセテ
ート成分含有率と異なっていることを特徴とする合わせ
ガラス用中間膜をその要旨とする。
【0010】請求項1〜3記載の発明において、合わせ
ガラス用中間膜の各樹脂層に用いられるポリビニルアセ
タール樹脂は、特に限定されるものではないが、例え
ば、ポリビニルアルコールを炭素数1〜10のアルデヒ
ドでアセタール化して得られるポリビニルアセタール、
代表的には、ブチルアルデヒドでアセタール化して得ら
れるポリビニルブチラール樹脂が挙げられる。又、上記
ポリビニルアセタール樹脂のアセタール化度は、好まし
くは55〜80モル%である。
ガラス用中間膜の各樹脂層に用いられるポリビニルアセ
タール樹脂は、特に限定されるものではないが、例え
ば、ポリビニルアルコールを炭素数1〜10のアルデヒ
ドでアセタール化して得られるポリビニルアセタール、
代表的には、ブチルアルデヒドでアセタール化して得ら
れるポリビニルブチラール樹脂が挙げられる。又、上記
ポリビニルアセタール樹脂のアセタール化度は、好まし
くは55〜80モル%である。
【0011】上記ポリビニルアセタール樹脂の可塑剤
は、これらに使用されるものであれば特に限定されるも
のではなく、一塩基性有機酸エステル、多塩基性有機酸
エステル等の有機系可塑剤、有機リン酸系、有機亜リン
酸系等のリン酸系可塑剤等が用いられる。一塩基性有機
酸エステル系可塑剤としては、例えば、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、トリプロピレン
グリコール等のグリコールと酪酸、イソ酪酸、カプロン
酸、2−エチル酪酸、ヘプチル酸、n−オクチル酸、2
−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、
デシル酸等の一塩基性有機酸との反応によって得られた
グリコール系エステルが挙げられ、中でも、トリエチレ
ングリコール−ジカプロン酸エステル、トリエチレング
リコール−ジ−2−エチル酪酸エステル、トリエチレン
グリコール−ジ−n−オクチル酸エステル、トリエチレ
ングリコール−ジ−2−エチルヘキシル酸エステル等の
トリエチレングトリエチレングリコールの一塩基性有機
酸エステルが好適に用いられる。又、多塩基性有機酸エ
ステル系可塑剤としては、例えば、アジピン酸、セバシ
ン酸、アゼライン酸等の多塩基性有機酸と炭素数4〜8
の直鎖状又は分枝状アルコールのエステル等が挙げら
れ、中でも、ジブチルセバシン酸エステル、ジオクチル
アゼライン酸エステル、ジブチルカルビトールアジピン
酸エステル等が好適に用いられる。
は、これらに使用されるものであれば特に限定されるも
のではなく、一塩基性有機酸エステル、多塩基性有機酸
エステル等の有機系可塑剤、有機リン酸系、有機亜リン
酸系等のリン酸系可塑剤等が用いられる。一塩基性有機
酸エステル系可塑剤としては、例えば、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、トリプロピレン
グリコール等のグリコールと酪酸、イソ酪酸、カプロン
酸、2−エチル酪酸、ヘプチル酸、n−オクチル酸、2
−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、
デシル酸等の一塩基性有機酸との反応によって得られた
グリコール系エステルが挙げられ、中でも、トリエチレ
ングリコール−ジカプロン酸エステル、トリエチレング
リコール−ジ−2−エチル酪酸エステル、トリエチレン
グリコール−ジ−n−オクチル酸エステル、トリエチレ
ングリコール−ジ−2−エチルヘキシル酸エステル等の
トリエチレングトリエチレングリコールの一塩基性有機
酸エステルが好適に用いられる。又、多塩基性有機酸エ
ステル系可塑剤としては、例えば、アジピン酸、セバシ
ン酸、アゼライン酸等の多塩基性有機酸と炭素数4〜8
の直鎖状又は分枝状アルコールのエステル等が挙げら
れ、中でも、ジブチルセバシン酸エステル、ジオクチル
アゼライン酸エステル、ジブチルカルビトールアジピン
酸エステル等が好適に用いられる。
【0012】又、有機リン酸系可塑剤としては、例え
ば、トリブトキシエチルホスフェート、イソデシルフェ
ニルホスフェート、トリイソプロピルホスフェート等が
挙げられる。
ば、トリブトキシエチルホスフェート、イソデシルフェ
ニルホスフェート、トリイソプロピルホスフェート等が
挙げられる。
【0013】上記可塑剤の含有率は、ポリビニルアセタ
ール樹脂100重量部に対して好ましくは20〜70重
量部である。上記可塑剤の含有率が20重量部未満であ
ると、耐貫通性が低下し、70重量部を超えると、可塑
剤のブリードが大きくなり、樹脂膜の透明性や接着性が
低下し、得られる合わせガラスの光学歪みが大きくなっ
たりするおそれがある。
ール樹脂100重量部に対して好ましくは20〜70重
量部である。上記可塑剤の含有率が20重量部未満であ
ると、耐貫通性が低下し、70重量部を超えると、可塑
剤のブリードが大きくなり、樹脂膜の透明性や接着性が
低下し、得られる合わせガラスの光学歪みが大きくなっ
たりするおそれがある。
【0014】請求項1記載の発明においては、上記厚さ
が幅方向に連続的に変化している樹脂層(以下、単に、
厚さ勾配を有する樹脂層と略称する。)の少なくとも1
層を構成する樹脂組成物中の可塑剤含有率が、他の樹脂
層を構成する樹脂組成物中の可塑剤含有率と異なってい
るのである。即ち、上記厚さ勾配を有する樹脂層を構成
する樹脂組成物中の可塑剤含有率は、他の樹脂層を構成
する樹脂組成物中の可塑剤含有率より高くても、低くて
もよく、両者間に差があることが必要である。
が幅方向に連続的に変化している樹脂層(以下、単に、
厚さ勾配を有する樹脂層と略称する。)の少なくとも1
層を構成する樹脂組成物中の可塑剤含有率が、他の樹脂
層を構成する樹脂組成物中の可塑剤含有率と異なってい
るのである。即ち、上記厚さ勾配を有する樹脂層を構成
する樹脂組成物中の可塑剤含有率は、他の樹脂層を構成
する樹脂組成物中の可塑剤含有率より高くても、低くて
もよく、両者間に差があることが必要である。
【0015】本発明において、図3(1)に示される中
間膜(図1もしくは図2に示された中間膜を、可塑剤の
含有率が多層樹脂膜全体として高濃度になっている部分
が上方にして配置。)を、図面上の左右方向に両側端を
掴持して引っ張って伸展〔実際には、図3(1)に図示
される如く、伸展前に小切片にすることなく、長尺の中
間膜を連続的に繰り出し、、例えば、ピンチロール間で
伸展した後、一定長さに切断する。〕し、これを開放し
て放置するとクリープ収縮して、図3(2)に示される
扇形となるが、上記厚さ勾配を有する樹脂層及びその他
の各樹脂層の可塑剤含有率は、各々上記範囲内で、所望
の扇形が形成されるように適宜異なる含有率が設定され
る。上記扇形は、円弧f’及びg’と曲率半径(g’)
=rで示される(以下、同じ)。
間膜(図1もしくは図2に示された中間膜を、可塑剤の
含有率が多層樹脂膜全体として高濃度になっている部分
が上方にして配置。)を、図面上の左右方向に両側端を
掴持して引っ張って伸展〔実際には、図3(1)に図示
される如く、伸展前に小切片にすることなく、長尺の中
間膜を連続的に繰り出し、、例えば、ピンチロール間で
伸展した後、一定長さに切断する。〕し、これを開放し
て放置するとクリープ収縮して、図3(2)に示される
扇形となるが、上記厚さ勾配を有する樹脂層及びその他
の各樹脂層の可塑剤含有率は、各々上記範囲内で、所望
の扇形が形成されるように適宜異なる含有率が設定され
る。上記扇形は、円弧f’及びg’と曲率半径(g’)
=rで示される(以下、同じ)。
【0016】上記可塑化ポリビニルアセタール樹脂の多
層樹脂層からなる中間膜を形成する手段は、特に限定さ
れるものではないが、例えば、上記ポリビニルアセタ
ール樹脂に各々所定量の可塑剤を添加し、これを押出
法、カレンダー法、プレス法等により厚さ勾配を付して
シート状に成形し、これらの樹脂層を適宜組み合わせて
積層し、ラミネーターロールもしくはプレス成形機を用
いて圧着一体化する方法が採られてもよいが、上記可
塑化ポリビニルアセタール樹脂の多層樹脂層を多層押出
法を用いて一体成形する方法が採られてもよい。
層樹脂層からなる中間膜を形成する手段は、特に限定さ
れるものではないが、例えば、上記ポリビニルアセタ
ール樹脂に各々所定量の可塑剤を添加し、これを押出
法、カレンダー法、プレス法等により厚さ勾配を付して
シート状に成形し、これらの樹脂層を適宜組み合わせて
積層し、ラミネーターロールもしくはプレス成形機を用
いて圧着一体化する方法が採られてもよいが、上記可
塑化ポリビニルアセタール樹脂の多層樹脂層を多層押出
法を用いて一体成形する方法が採られてもよい。
【0017】請求項1〜3記載の発明において、厚さ勾
配を有する樹脂層は、図1に、2層からなる合わせガラ
ス用中間膜の幅方向に切断した断面図で示し、図2に、
3層からなる合わせガラス用中間膜の同断面図で示すよ
うに、樹脂層1の一側端の厚さaから他側端の厚さbま
で厚さが幅方向に連続的に変化し、樹脂層3の一側端の
厚さcから他側端の厚さdまで厚さが幅方向に連続的に
変化しているものを意味する。図1及び図2において、
上記樹脂層1に積層される樹脂層2並びに樹脂層3に積
層される樹脂層4及び樹脂層5は、前者に対し後者が厚
さの逆勾配が付され積層された合わせガラス用中間膜の
厚さが均一なものとして描かれているが、本発明の合わ
せガラス用中間膜は、これに限定されるものではなく、
上記図1及び図2に示されるように積層された合わせガ
ラス用中間膜の厚さが均一なものであってもよく、又、
不均一なものであってもよい。
配を有する樹脂層は、図1に、2層からなる合わせガラ
ス用中間膜の幅方向に切断した断面図で示し、図2に、
3層からなる合わせガラス用中間膜の同断面図で示すよ
うに、樹脂層1の一側端の厚さaから他側端の厚さbま
で厚さが幅方向に連続的に変化し、樹脂層3の一側端の
厚さcから他側端の厚さdまで厚さが幅方向に連続的に
変化しているものを意味する。図1及び図2において、
上記樹脂層1に積層される樹脂層2並びに樹脂層3に積
層される樹脂層4及び樹脂層5は、前者に対し後者が厚
さの逆勾配が付され積層された合わせガラス用中間膜の
厚さが均一なものとして描かれているが、本発明の合わ
せガラス用中間膜は、これに限定されるものではなく、
上記図1及び図2に示されるように積層された合わせガ
ラス用中間膜の厚さが均一なものであってもよく、又、
不均一なものであってもよい。
【0018】又、 図面では、2層及び3層の可塑化ポ
リビニルアセタール樹脂層からなる中間膜を例示した
が、これ以上の多層中間膜であってもよく、3層、5
層、・・・等の奇数の層から構成されているものが好ま
しい。特に、接着されるガラス板との接着性を同一にす
るという意味から、上記3層以上からなる多層中間膜の
最外層を構成する可塑化ポリビニルアセタール樹脂の可
塑剤含有率は、同一であることが好ましい。
リビニルアセタール樹脂層からなる中間膜を例示した
が、これ以上の多層中間膜であってもよく、3層、5
層、・・・等の奇数の層から構成されているものが好ま
しい。特に、接着されるガラス板との接着性を同一にす
るという意味から、上記3層以上からなる多層中間膜の
最外層を構成する可塑化ポリビニルアセタール樹脂の可
塑剤含有率は、同一であることが好ましい。
【0019】請求項2記載の発明においては、上記厚さ
が幅方向に連続的に変化している樹脂層(以下、単に、
厚さ勾配を有する樹脂層と略称する。)の少なくとも1
層を構成する樹脂の重合度が、他の樹脂層を構成する樹
脂の重合度と異なっているのである。即ち、上記厚さ勾
配を有する樹脂層を構成する樹脂の重合度は、他の樹脂
層を構成する樹脂の重合度より高くても、低くてもよ
く、両者間に差があることが必要である。
が幅方向に連続的に変化している樹脂層(以下、単に、
厚さ勾配を有する樹脂層と略称する。)の少なくとも1
層を構成する樹脂の重合度が、他の樹脂層を構成する樹
脂の重合度と異なっているのである。即ち、上記厚さ勾
配を有する樹脂層を構成する樹脂の重合度は、他の樹脂
層を構成する樹脂の重合度より高くても、低くてもよ
く、両者間に差があることが必要である。
【0020】本発明で用いられる前記ポリビニルアセタ
ール樹脂の平均重合度は、特に限定されるものではない
が、好ましくは500〜3000である。上記平均重合
度が500未満であると、得られる合わせガラスの耐貫
通性が低下し、上記平均重合度が3000を超えると、
樹脂膜の成形性が悪くなり、しかも樹脂膜の剛性が大き
くなり過ぎ、加工性が悪くなる。
ール樹脂の平均重合度は、特に限定されるものではない
が、好ましくは500〜3000である。上記平均重合
度が500未満であると、得られる合わせガラスの耐貫
通性が低下し、上記平均重合度が3000を超えると、
樹脂膜の成形性が悪くなり、しかも樹脂膜の剛性が大き
くなり過ぎ、加工性が悪くなる。
【0021】上記可塑化ポリビニルアセタール樹脂の多
層樹脂層からなる中間膜を形成する手段は、請求項1記
載の発明において記載した方法を同様に用いることがで
きる。
層樹脂層からなる中間膜を形成する手段は、請求項1記
載の発明において記載した方法を同様に用いることがで
きる。
【0022】本発明において、図3(1)に示される中
間膜(図1もしくは図2に示された中間膜を重合度の低
いポリビニルアセタール樹脂の含有率が多層樹脂膜全体
として高濃度になっている部分を上方に配置。)を、図
面上の左右方向に両側端を掴持して引っ張って伸展し、
これを開放して放置するとクリープ収縮して、図3
(2)に示される扇形となるが、上記厚さが幅方向に連
続的に変化している樹脂層及びその他の各樹脂層を構成
するポリビニルアセタール樹脂の平均重合度は、各々上
記範囲内で、所望の扇形が形成されるように適宜異なる
平均重合度が設定される。
間膜(図1もしくは図2に示された中間膜を重合度の低
いポリビニルアセタール樹脂の含有率が多層樹脂膜全体
として高濃度になっている部分を上方に配置。)を、図
面上の左右方向に両側端を掴持して引っ張って伸展し、
これを開放して放置するとクリープ収縮して、図3
(2)に示される扇形となるが、上記厚さが幅方向に連
続的に変化している樹脂層及びその他の各樹脂層を構成
するポリビニルアセタール樹脂の平均重合度は、各々上
記範囲内で、所望の扇形が形成されるように適宜異なる
平均重合度が設定される。
【0023】請求項3記載の発明においては、上記厚さ
が幅方向に連続的に変化している樹脂層(以下、単に、
厚さ勾配を有する樹脂層と略称する。)の少なくとも1
層が、これを構成するポリビニルアセタール樹脂のビニ
ルアセテート成分の割合が、他の樹脂層を構成するポリ
ビニルアセタール樹脂のビニルアセテート成分の割合と
異なっているのである。
が幅方向に連続的に変化している樹脂層(以下、単に、
厚さ勾配を有する樹脂層と略称する。)の少なくとも1
層が、これを構成するポリビニルアセタール樹脂のビニ
ルアセテート成分の割合が、他の樹脂層を構成するポリ
ビニルアセタール樹脂のビニルアセテート成分の割合と
異なっているのである。
【0024】本発明で用いられる前記ポリビニルアセタ
ール樹脂のビニルアセテート成分の割合は、特に限定さ
れるものではないが、好ましくは30モル%以下であ
る。上記ビニルアセテート成分の割合が30モル%を超
えると、ポリビニルアセタール樹脂の透明性及び耐熱性
が低下する。
ール樹脂のビニルアセテート成分の割合は、特に限定さ
れるものではないが、好ましくは30モル%以下であ
る。上記ビニルアセテート成分の割合が30モル%を超
えると、ポリビニルアセタール樹脂の透明性及び耐熱性
が低下する。
【0025】上記可塑化ポリビニルアセタール樹脂の多
層樹脂層からなる中間膜を形成する手段は、請求項1記
載の発明において記載した方法を同様に用いることがで
きる。
層樹脂層からなる中間膜を形成する手段は、請求項1記
載の発明において記載した方法を同様に用いることがで
きる。
【0026】本発明において、図3(1)に示される中
間膜(図1もしくは図2に示された中間膜をビニルアセ
テート成分の割合の低いポリビニルアセタール樹脂の含
有率が多層樹脂膜全体として高濃度になっている部分を
上方に配置。)を、図面上の左右方向に両側端を掴持し
て引っ張って伸展し、これを開放して放置するとクリー
プ収縮して、図3(2)に示される扇形となるが、上記
厚さが幅方向に連続的に変化している樹脂層及びその他
の各樹脂層を構成するポリビニルアセタール樹脂のビニ
ルアセテート成分の割合は、各々上記範囲内で、所望の
扇形が形成されるように適宜異なるビニルアセテート成
分の割合が設定される。
間膜(図1もしくは図2に示された中間膜をビニルアセ
テート成分の割合の低いポリビニルアセタール樹脂の含
有率が多層樹脂膜全体として高濃度になっている部分を
上方に配置。)を、図面上の左右方向に両側端を掴持し
て引っ張って伸展し、これを開放して放置するとクリー
プ収縮して、図3(2)に示される扇形となるが、上記
厚さが幅方向に連続的に変化している樹脂層及びその他
の各樹脂層を構成するポリビニルアセタール樹脂のビニ
ルアセテート成分の割合は、各々上記範囲内で、所望の
扇形が形成されるように適宜異なるビニルアセテート成
分の割合が設定される。
【0027】このようにして得られた合わせガラス用中
間膜を用いて合わせガラスを製造するには、例えば、2
枚の透明な無機ガラス板、或いは剛性の高いポリカーボ
ネート板、ポリメチルメタクリレート板のような有機ガ
ラス板の間に、上記中間膜を挟み込んでサンドイッチ状
に積層し、これを積層用ゴムバッグに入れ、減圧吸引し
ながら約70〜110℃で予備圧着し、次いで、オート
クレーブにおいて、もしくはプレス成形機を用いて、好
ましくは約120〜150℃の温度で、約10〜15k
g/cm2 の圧力で本圧着を行う。
間膜を用いて合わせガラスを製造するには、例えば、2
枚の透明な無機ガラス板、或いは剛性の高いポリカーボ
ネート板、ポリメチルメタクリレート板のような有機ガ
ラス板の間に、上記中間膜を挟み込んでサンドイッチ状
に積層し、これを積層用ゴムバッグに入れ、減圧吸引し
ながら約70〜110℃で予備圧着し、次いで、オート
クレーブにおいて、もしくはプレス成形機を用いて、好
ましくは約120〜150℃の温度で、約10〜15k
g/cm2 の圧力で本圧着を行う。
【0028】請求項1記載の発明の合わせガラス用中間
膜は、叙上のように、少なくとも1層の樹脂層の厚さ勾
配を有する樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂組成
物中の可塑剤含有率が、他の樹脂層を構成する樹脂組成
物中の可塑剤含有率と異なっているので、合わせガラス
の扇形等の形状に応じた伸展に際して、コーン型ドラム
等の特殊な装置やこれを用いた複雑な伸展作業を必要と
することなく、単に上記厚さ勾配に直交する方向に中間
膜を引っ張って、これを開放するという極めて簡易な方
法によって、クリープ収縮して所望の扇形等の形状に伸
展される。
膜は、叙上のように、少なくとも1層の樹脂層の厚さ勾
配を有する樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂組成
物中の可塑剤含有率が、他の樹脂層を構成する樹脂組成
物中の可塑剤含有率と異なっているので、合わせガラス
の扇形等の形状に応じた伸展に際して、コーン型ドラム
等の特殊な装置やこれを用いた複雑な伸展作業を必要と
することなく、単に上記厚さ勾配に直交する方向に中間
膜を引っ張って、これを開放するという極めて簡易な方
法によって、クリープ収縮して所望の扇形等の形状に伸
展される。
【0029】請求項2記載の発明の合わせガラス用中間
膜は、叙上のように、少なくとも1層の樹脂層の厚さ勾
配を有する樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂の重
合度が、他の樹脂層を構成する樹脂の重合度と異なって
いるので、合わせガラスの扇形等の形状に応じた伸展に
際して、コーン型ドラム等の特殊な装置やこれを用いた
複雑な伸展作業を必要とすることなく、単に上記厚さ勾
配に直交する方向に中間膜を引っ張って、これを開放す
るという極めて簡易な方法によって、クリープ収縮して
所望の扇形等の形状に伸展される。
膜は、叙上のように、少なくとも1層の樹脂層の厚さ勾
配を有する樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂の重
合度が、他の樹脂層を構成する樹脂の重合度と異なって
いるので、合わせガラスの扇形等の形状に応じた伸展に
際して、コーン型ドラム等の特殊な装置やこれを用いた
複雑な伸展作業を必要とすることなく、単に上記厚さ勾
配に直交する方向に中間膜を引っ張って、これを開放す
るという極めて簡易な方法によって、クリープ収縮して
所望の扇形等の形状に伸展される。
【0030】請求項3記載の発明の合わせガラス用中間
膜は、叙上のように、少なくとも1層の樹脂層の厚さ勾
配を有する樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂のビ
ニルアセテート成分含有率が、他の樹脂層を構成する樹
脂のビニルアセテート成分含有率と異なっているので、
合わせガラスの扇形等の形状に応じた伸展に際して、コ
ーン型ドラム等の特殊な装置やこれを用いた複雑な伸展
作業を必要とすることなく、単に上記厚さ勾配に直交す
る方向に中間膜を引っ張って、これを開放するという極
めて簡易な方法によって、クリープ収縮して所望の扇形
等の形状に伸展される。
膜は、叙上のように、少なくとも1層の樹脂層の厚さ勾
配を有する樹脂層の少なくとも1層を構成する樹脂のビ
ニルアセテート成分含有率が、他の樹脂層を構成する樹
脂のビニルアセテート成分含有率と異なっているので、
合わせガラスの扇形等の形状に応じた伸展に際して、コ
ーン型ドラム等の特殊な装置やこれを用いた複雑な伸展
作業を必要とすることなく、単に上記厚さ勾配に直交す
る方向に中間膜を引っ張って、これを開放するという極
めて簡易な方法によって、クリープ収縮して所望の扇形
等の形状に伸展される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を示し、本
発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施
例に限定されるものではない。
発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施
例に限定されるものではない。
【0032】(実施例1) 〔各樹脂膜の調製〕 樹脂膜A:ポリビニルブチラール樹脂(重合度170
0、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラ
ール化度65モル%)100重量部と、可塑剤(トリエ
チレングルコールジ−2−エチルブチレート)30重量
部とをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形し、一側端の厚さ(a)0.4mm、他側端の厚
さ(b)0.2mm、幅(e)1250mm、長さ(f
及びg)800mmの樹脂膜Aを調製した。
0、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラ
ール化度65モル%)100重量部と、可塑剤(トリエ
チレングルコールジ−2−エチルブチレート)30重量
部とをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形し、一側端の厚さ(a)0.4mm、他側端の厚
さ(b)0.2mm、幅(e)1250mm、長さ(f
及びg)800mmの樹脂膜Aを調製した。
【0033】樹脂膜B:ポリビニルブチラール樹脂(樹
脂膜Aと同じ)100重量部と、可塑剤(樹脂膜Aと同
じ)50重量部とをミキシングロールで十分に溶融混練
した後、プレス成形し、一側端の厚さ(a)60mm、
他側端の厚さ(b)20mm、幅(e)1250mm、
長さ(f及びg)800mmの樹脂膜Bを調製した。
脂膜Aと同じ)100重量部と、可塑剤(樹脂膜Aと同
じ)50重量部とをミキシングロールで十分に溶融混練
した後、プレス成形し、一側端の厚さ(a)60mm、
他側端の厚さ(b)20mm、幅(e)1250mm、
長さ(f及びg)800mmの樹脂膜Bを調製した。
【0034】上記樹脂膜A及び樹脂膜Bを、図2に示さ
れる合わせガラス用中間膜と同様に、A−B−Aの積層
構成で、互いに厚さ勾配が逆方向になるように3層を重
ね合わせ、プレス成形機で150℃、5分間加熱圧着し
て一体化して合わせガラス用中間膜を製造した。
れる合わせガラス用中間膜と同様に、A−B−Aの積層
構成で、互いに厚さ勾配が逆方向になるように3層を重
ね合わせ、プレス成形機で150℃、5分間加熱圧着し
て一体化して合わせガラス用中間膜を製造した。
【0035】(比較例1)実施例1の樹脂膜A及び樹脂
膜Bの可塑剤含有率をいずれも38重量部に変更したこ
と以外、実施例1と同様にして合わせガラス用中間膜を
製造した。
膜Bの可塑剤含有率をいずれも38重量部に変更したこ
と以外、実施例1と同様にして合わせガラス用中間膜を
製造した。
【0036】(比較例2)実施例1の樹脂膜Aの一側端
の厚さ(a)及び他側端の厚さ(b)を、いずれも30
mmの厚さが等しい樹脂膜とし、並びに樹脂膜Bの一側
端の厚さ(c)及び他側端の厚さ(d)を、いずれも4
0mmの厚さが等しい樹脂膜としたこと以外、実施例1
と同様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
の厚さ(a)及び他側端の厚さ(b)を、いずれも30
mmの厚さが等しい樹脂膜とし、並びに樹脂膜Bの一側
端の厚さ(c)及び他側端の厚さ(d)を、いずれも4
0mmの厚さが等しい樹脂膜としたこと以外、実施例1
と同様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
【0037】実施例1及び比較例1〜2で得られた各々
の合わせガラス用多層中間膜を、70℃に加熱し、図3
に示す如く両側を掴持して上記厚さ勾配と直交する方向
及びこれに相当する方向に伸展率40%で引っ張った
後、15℃雰囲気下に放置して、扇形状伸展の性能を試
験した。
の合わせガラス用多層中間膜を、70℃に加熱し、図3
に示す如く両側を掴持して上記厚さ勾配と直交する方向
及びこれに相当する方向に伸展率40%で引っ張った
後、15℃雰囲気下に放置して、扇形状伸展の性能を試
験した。
【0038】上記試験の結果、実施例1の合わせガラス
用多層中間膜は、上記樹脂膜Bの厚さが厚い(c)一側
端の長さ(f)は大きく伸展し、これに対して樹脂膜B
の厚さが薄い(d)他側端の長さ(g)は伸展後収縮し
て比較的小さな伸展に止まり、孤長1285mm、曲率
半径r=4380mmの扇形状伸展を示した。これに対
して比較例1、2の合わせガラス用多層中間膜は、いず
れも長さ(f及びb)方向に1285mm伸展しただけ
で、扇形状伸展は全く示さなかった。
用多層中間膜は、上記樹脂膜Bの厚さが厚い(c)一側
端の長さ(f)は大きく伸展し、これに対して樹脂膜B
の厚さが薄い(d)他側端の長さ(g)は伸展後収縮し
て比較的小さな伸展に止まり、孤長1285mm、曲率
半径r=4380mmの扇形状伸展を示した。これに対
して比較例1、2の合わせガラス用多層中間膜は、いず
れも長さ(f及びb)方向に1285mm伸展しただけ
で、扇形状伸展は全く示さなかった。
【0039】(実施例2) 〔各樹脂膜の調製〕 樹脂膜C:ポリビニルブチラール樹脂(重合度240
0、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラ
ール化度65モル%)100重量部と、可塑剤(トリエ
チレングルコールジ−2−エチルブチレート)40重量
部とをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形し、一側端の厚さ(a)0.4mm、他側端の厚
さ(b)0.2mm、幅(e)1250mm、長さ(f
及びg)800mmの樹脂膜Cを調製した。
0、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラ
ール化度65モル%)100重量部と、可塑剤(トリエ
チレングルコールジ−2−エチルブチレート)40重量
部とをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形し、一側端の厚さ(a)0.4mm、他側端の厚
さ(b)0.2mm、幅(e)1250mm、長さ(f
及びg)800mmの樹脂膜Cを調製した。
【0040】樹脂膜D:樹脂膜Cで用いたポリビニルブ
チラール樹脂に替えてポリビニルブチラール樹脂(重合
度500、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、
ブチラール化度65モル%)100重量部を用いたこと
以外、樹脂膜Cと同様にして一側端の厚さ(a)60m
m、他側端の厚さ(b)20mm、幅(e)1250m
m、長さ(f及びg)800mmの樹脂膜Dを調製し
た。
チラール樹脂に替えてポリビニルブチラール樹脂(重合
度500、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、
ブチラール化度65モル%)100重量部を用いたこと
以外、樹脂膜Cと同様にして一側端の厚さ(a)60m
m、他側端の厚さ(b)20mm、幅(e)1250m
m、長さ(f及びg)800mmの樹脂膜Dを調製し
た。
【0041】上記樹脂膜C及び樹脂膜Dを、図2に示さ
れる合わせガラス用多層中間膜と同様にに、C−D−C
の積層構成で、互いに厚さ勾配が逆方向になるように3
層を重ね合わせ、プレス成形機で150℃、5分間加熱
圧着して一体化して合わせガラス用中間膜を製造した。
れる合わせガラス用多層中間膜と同様にに、C−D−C
の積層構成で、互いに厚さ勾配が逆方向になるように3
層を重ね合わせ、プレス成形機で150℃、5分間加熱
圧着して一体化して合わせガラス用中間膜を製造した。
【0042】(比較例3)実施例2の樹脂膜C及び樹脂
膜Dに用いられているポリビニルブチラール樹脂をいず
れもポリビニルブチラール樹脂(重合度1700、ビニ
ルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラール化度
65モル%)に変更して用いたこと以外、実施例2と同
様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
膜Dに用いられているポリビニルブチラール樹脂をいず
れもポリビニルブチラール樹脂(重合度1700、ビニ
ルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラール化度
65モル%)に変更して用いたこと以外、実施例2と同
様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
【0043】(比較例4)実施例2の樹脂膜Cの一側端
の厚さ(a)及び他側端の厚さ(b)を、いずれも30
mmの厚さが等しい樹脂膜とし、並びに樹脂膜Dの一側
端の厚さ(c)及び他側端の厚さ(d)を、いずれも4
0mmの厚さが等しい樹脂膜としたこと以外、実施例2
と同様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
の厚さ(a)及び他側端の厚さ(b)を、いずれも30
mmの厚さが等しい樹脂膜とし、並びに樹脂膜Dの一側
端の厚さ(c)及び他側端の厚さ(d)を、いずれも4
0mmの厚さが等しい樹脂膜としたこと以外、実施例2
と同様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
【0044】実施例2及び比較例3〜4で得られた各々
の合わせガラス用多層中間膜を、70℃に加熱し、図3
に示す如く両側をピンチロールで掴持して上記厚さ勾配
と直交する方向及びこれに相当する方向に伸展率40%
で引っ張った後、15℃雰囲気下に放置して、扇形状伸
展の性能を試験した。
の合わせガラス用多層中間膜を、70℃に加熱し、図3
に示す如く両側をピンチロールで掴持して上記厚さ勾配
と直交する方向及びこれに相当する方向に伸展率40%
で引っ張った後、15℃雰囲気下に放置して、扇形状伸
展の性能を試験した。
【0045】上記試験の結果、実施例2の合わせガラス
用多層中間膜は、上記樹脂膜Dの厚さが厚い(c)一側
端の長さ(f)は大きく伸展し、これに対して樹脂膜D
の厚さが薄い(d)他側端の長さ(g)は伸展後収縮し
て比較的小さな伸展に止まり、孤長1285mm、曲率
半径r=4380mmの扇形状伸展を示した。これに対
して比較例3、4の合わせガラス用多層中間膜は、いず
れも長さ(f及びb)方向に1285mm伸展しただけ
で、扇形状伸展は全く示さなかった。
用多層中間膜は、上記樹脂膜Dの厚さが厚い(c)一側
端の長さ(f)は大きく伸展し、これに対して樹脂膜D
の厚さが薄い(d)他側端の長さ(g)は伸展後収縮し
て比較的小さな伸展に止まり、孤長1285mm、曲率
半径r=4380mmの扇形状伸展を示した。これに対
して比較例3、4の合わせガラス用多層中間膜は、いず
れも長さ(f及びb)方向に1285mm伸展しただけ
で、扇形状伸展は全く示さなかった。
【0046】(実施例3) 〔各樹脂膜の調製〕 樹脂膜E:ポリビニルブチラール樹脂(重合度170
0、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラ
ール化度65モル%)100重量部と、可塑剤(トリエ
チレングルコールジ−2−エチルブチレート)40重量
部とをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形し、一側端の厚さ(a)0.4mm、他側端の厚
さ(b)0.2mm、幅(e)1250mm、長さ(f
及びg)800mmの樹脂膜Eを調製した。
0、ビニルアセテート成分の割合0.8モル%、ブチラ
ール化度65モル%)100重量部と、可塑剤(トリエ
チレングルコールジ−2−エチルブチレート)40重量
部とをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形し、一側端の厚さ(a)0.4mm、他側端の厚
さ(b)0.2mm、幅(e)1250mm、長さ(f
及びg)800mmの樹脂膜Eを調製した。
【0047】樹脂膜F:樹脂膜Cで用いたポリビニルブ
チラール樹脂に替えてポリビニルブチラール樹脂(重合
度1700、ビニルアセテート成分の割合18.0モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部を用いた
こと以外、樹脂膜Eと同様にして一側端の厚さ(a)6
0mm、他側端の厚さ(b)20mm、幅(e)125
0mm、長さ(f及びg)800mmの樹脂膜Fを調製
した。
チラール樹脂に替えてポリビニルブチラール樹脂(重合
度1700、ビニルアセテート成分の割合18.0モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部を用いた
こと以外、樹脂膜Eと同様にして一側端の厚さ(a)6
0mm、他側端の厚さ(b)20mm、幅(e)125
0mm、長さ(f及びg)800mmの樹脂膜Fを調製
した。
【0048】上記樹脂膜E及び樹脂膜Fを、図2に示さ
れる合わせガラス用多層中間膜と同様に、E−F−Eの
積層構成で、互いに厚さ勾配が逆方向になるように3層
を重ね合わせ、プレス成形機で150℃、5分間加熱圧
着して一体化して合わせガラス用中間膜を製造した。
れる合わせガラス用多層中間膜と同様に、E−F−Eの
積層構成で、互いに厚さ勾配が逆方向になるように3層
を重ね合わせ、プレス成形機で150℃、5分間加熱圧
着して一体化して合わせガラス用中間膜を製造した。
【0049】(比較例5)実施例3の樹脂膜Fに用いら
れているポリビニルブチラール樹脂を、樹脂膜Eに用い
られているポリビニルブチラール樹脂に変更して用いた
こと以外、実施例3と同様にして合わせガラス用中間膜
を製造した。
れているポリビニルブチラール樹脂を、樹脂膜Eに用い
られているポリビニルブチラール樹脂に変更して用いた
こと以外、実施例3と同様にして合わせガラス用中間膜
を製造した。
【0050】(比較例6)実施例3の樹脂膜Eの一側端
の厚さ(a)及び他側端の厚さ(b)を、いずれも30
mmの厚さが等しい樹脂膜とし、並びに樹脂膜Fの一側
端の厚さ(c)及び他側端の厚さ(d)を、いずれも4
0mmの厚さが等しい樹脂膜としたこと以外、実施例3
と同様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
の厚さ(a)及び他側端の厚さ(b)を、いずれも30
mmの厚さが等しい樹脂膜とし、並びに樹脂膜Fの一側
端の厚さ(c)及び他側端の厚さ(d)を、いずれも4
0mmの厚さが等しい樹脂膜としたこと以外、実施例3
と同様にして合わせガラス用中間膜を製造した。
【0051】実施例3及び比較例5〜6で得られた各々
の合わせガラス用多層中間膜を、70℃に加熱し、両側
をピンチロールで掴持して、図3に示す如く上記厚さ勾
配と直交する方向及びこれに相当する方向に伸展率40
%で引っ張った後、15℃雰囲気下に放置して、扇形状
伸展の性能を試験した。
の合わせガラス用多層中間膜を、70℃に加熱し、両側
をピンチロールで掴持して、図3に示す如く上記厚さ勾
配と直交する方向及びこれに相当する方向に伸展率40
%で引っ張った後、15℃雰囲気下に放置して、扇形状
伸展の性能を試験した。
【0052】上記試験の結果、実施例3の合わせガラス
用多層中間膜は、上記樹脂膜Fの厚さが厚い(c)一側
端の長さ(f)は大きく伸展し、これに対して樹脂膜F
の厚さが薄い(d)他側端の長さ(g)は伸展後収縮し
て比較的小さな伸展に止まり、孤長1285mm、曲率
半径r=4380mmの扇形状伸展を示した。これに対
して比較例3、4の合わせガラス用多層中間膜は、いず
れも長さ(f及びb)方向に1285mm伸展しただけ
で、扇形状伸展は全く示さなかった。
用多層中間膜は、上記樹脂膜Fの厚さが厚い(c)一側
端の長さ(f)は大きく伸展し、これに対して樹脂膜F
の厚さが薄い(d)他側端の長さ(g)は伸展後収縮し
て比較的小さな伸展に止まり、孤長1285mm、曲率
半径r=4380mmの扇形状伸展を示した。これに対
して比較例3、4の合わせガラス用多層中間膜は、いず
れも長さ(f及びb)方向に1285mm伸展しただけ
で、扇形状伸展は全く示さなかった。
【0053】
【発明の効果】本発明の合わせガラス用中間膜は、叙上
のように構成されているので、合わせガラスの扇形等の
形状に応じた伸展に際して、コーン型ドラム等の特殊な
装置やこれを用いた複雑な伸展作業を必要とすることな
く、単に合わせガラス用中間膜の長さ方向(合わせガラ
ス用中間膜を構成する樹脂膜の厚さ勾配に直交する方
向)に中間膜を引っ張って、これを開放するという極め
て簡易な方法によって、クリープ収縮して所望の扇形等
の形状に伸展される。
のように構成されているので、合わせガラスの扇形等の
形状に応じた伸展に際して、コーン型ドラム等の特殊な
装置やこれを用いた複雑な伸展作業を必要とすることな
く、単に合わせガラス用中間膜の長さ方向(合わせガラ
ス用中間膜を構成する樹脂膜の厚さ勾配に直交する方
向)に中間膜を引っ張って、これを開放するという極め
て簡易な方法によって、クリープ収縮して所望の扇形等
の形状に伸展される。
【図1】本発明の合わせガラス用中間膜の一例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の合わせガラス用中間膜の他の例を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の合わせガラス用中間膜を伸展する前
(1)後(2)の状態を示す平面図である。
(1)後(2)の状態を示す平面図である。
1 樹脂層−1 2 樹脂層−2 3 樹脂層−3 4 樹脂層−4 5 樹脂層−5 a 合わせガラス用中間膜の一側面における樹脂層−1
の厚さ b 合わせガラス用中間膜の他側面における樹脂層−1
の厚さ c 合わせガラス用中間膜の一側面における樹脂層−3
の厚さ d 合わせガラス用中間膜の他側面における樹脂層−3
の厚さ e 伸展前の合わせガラス用中間膜切断片の幅 f 伸展前の合わせガラス用中間膜切断片の一側面の長
さ f’伸展後の合わせガラス用中間膜切断片の一側面の長
さ g 伸展前の合わせガラス用中間膜切断片の他側面の長
さ g’伸展後の合わせガラス用中間膜切断片の他側面の長
さ
の厚さ b 合わせガラス用中間膜の他側面における樹脂層−1
の厚さ c 合わせガラス用中間膜の一側面における樹脂層−3
の厚さ d 合わせガラス用中間膜の他側面における樹脂層−3
の厚さ e 伸展前の合わせガラス用中間膜切断片の幅 f 伸展前の合わせガラス用中間膜切断片の一側面の長
さ f’伸展後の合わせガラス用中間膜切断片の一側面の長
さ g 伸展前の合わせガラス用中間膜切断片の他側面の長
さ g’伸展後の合わせガラス用中間膜切断片の他側面の長
さ
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも2層以上の可塑化ポリビニル
アセタール樹脂組成物が積層されてなる合わせガラス用
中間膜であって、少なくとも1層の樹脂層の厚さが幅方
向に連続的に変化してなり、且つ、上記厚さが幅方向に
連続的に変化している樹脂層の少なくとも1層を構成す
る樹脂組成物中の可塑剤含有率が、他の樹脂層を構成す
る樹脂中の可塑剤含有率と異なっていることを特徴とす
る合わせガラス用中間膜。 - 【請求項2】 少なくとも2層以上の可塑化ポリビニル
アセタール樹脂組成物が積層されてなる合わせガラス用
中間膜であって、少なくとも1層の樹脂層の厚さが幅方
向に連続的に変化してなり、且つ、上記厚さが幅方向に
連続的に変化している樹脂層の少なくとも1層を構成す
る樹脂の重合度が、他の樹脂層を構成する樹脂の重合度
と異なっていることを特徴とする合わせガラス用中間
膜。 - 【請求項3】 少なくとも2層以上の可塑化ポリビニル
アセタール樹脂組成物が積層されてなる合わせガラス用
中間膜であって、少なくとも1層の樹脂層の厚さが幅方
向に連続的に変化してなり、且つ、上記厚さが幅方向に
連続的に変化している樹脂層の少なくとも1層を構成す
る樹脂のビニルアセテート成分含有率が、他の樹脂層を
構成する樹脂のビニルアセテート成分含有率と異なって
いることを特徴とする合わせガラス用中間膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20172497A JPH1143355A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 合わせガラス用中間膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20172497A JPH1143355A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 合わせガラス用中間膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143355A true JPH1143355A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16445891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20172497A Pending JPH1143355A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 合わせガラス用中間膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1143355A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999046213A1 (fr) * | 1998-03-11 | 1999-09-16 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Film intermediaire pour verre feuillete |
US8075983B2 (en) | 2005-12-26 | 2011-12-13 | Asahi Glass Company, Limited | Laminated glass for vehicle |
US8574706B2 (en) | 2005-03-17 | 2013-11-05 | Solutia Inc. | Sound reducing wedge shaped polymer interlayers |
WO2017102567A1 (de) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | Saint-Gobain Glass France | Verfahren zum aufrollen einer keilförmigen folie |
RU2715505C1 (ru) * | 2015-09-30 | 2020-02-28 | Секисуй Кемикал Ко., Лтд. | Межслойная пленка для ламинированного стекла и ламинированное стекло |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20172497A patent/JPH1143355A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999046213A1 (fr) * | 1998-03-11 | 1999-09-16 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Film intermediaire pour verre feuillete |
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CN107405885A (zh) * | 2015-12-14 | 2017-11-28 | 法国圣戈班玻璃厂 | 卷绕楔形薄膜的方法 |
JP2019501846A (ja) * | 2015-12-14 | 2019-01-24 | サン−ゴバン グラス フランス | 楔形フィルムを巻き取る方法 |
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