JPH1143120A - 容器の後処理装置 - Google Patents

容器の後処理装置

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JPH1143120A
JPH1143120A JP9201623A JP20162397A JPH1143120A JP H1143120 A JPH1143120 A JP H1143120A JP 9201623 A JP9201623 A JP 9201623A JP 20162397 A JP20162397 A JP 20162397A JP H1143120 A JPH1143120 A JP H1143120A
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JP
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container
containers
processing
post
nozzle
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JP9201623A
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Shusaku Yamazaki
秀作 山崎
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排液、洗浄、乾燥の各処理をラインの流れを
止めずに行うと共に、容器の受け渡し回数を最少とし、
搬送の信頼性を確保する。 【解決手段】 本発明は、薬液浸漬後の容器8に対し排
液、洗浄、乾燥の各処理を行うための後処理装置1であ
って、間欠動作により一定の受取位置Aで薬液浸漬後の
容器8を受け取り、所定回数Nの間欠動作の後早送りさ
れ、受け取った容器8を処理位置Cに移送するコンベヤ
手段2と、その移送された容器8を受け取って容器8に
ノズル21を挿入させ、供給源の切替により上記ノズル
21から異種の流体を噴出させ、上記各処理を順次行っ
ていく処理手段3とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液浸漬後の容器
に対し所定の後処理を行うための容器の後処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】医薬品や食品等を収容する容器の滅菌に
際し、蒸気で容器を蒸す蒸気滅菌法が用いられるが、P
ET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱に弱い材質
からなる容器の滅菌には容器を過酸化水素水に浸漬した
り、容器に放射線を照射したりする方法が用いられてい
る。
【0003】ところで、蒸気滅菌法によってPET等の
熱に弱い材質からなる容器の滅菌を行うと、容器が変形
してしまうので不適当である。また、過酸化水素水を用
いて滅菌する場合には、PET容器等に過酸化水素が吸
着残留することがあり、容器をそのまま用いると人体に
有害である。さらに、放射線を用いて容器を滅菌する場
合には、その設備規模が大きくなると共に放射線管理専
門の要員や設備が必要となるという問題がある。
【0004】そこで、本出願人はオゾン水による容器滅
菌方法及び装置を以前提案した(特願平9−60742
号)。
【0005】これは、成型後の複数のプラスチック容器
を整列状態に保持し、それら容器内にノズルを挿入し、
そのノズルより薬液としてのオゾン水を容器内に充填す
ると共に、それら容器をオゾン水内に浸漬し、容器の内
外面を滅菌するものである。特に目薬容器等、容器の口
が小さい場合、容器をオゾン水内に浸漬するだけでは表
面張力の関係でオゾン水が容器内に浸入していかないこ
とが多い。そこで予めノズルによるオゾン水の強制充填
を行えば、容器の内面を完全に滅菌することが可能とな
る。
【0006】この後、容器はやはり整列状態に保持され
たまま排水・洗浄・乾燥工程に入り、内部のオゾン水の
排出、純水による洗浄、温風による乾燥が順次行われ
る。こうして容器は滅菌、洗浄、乾燥され、内容物の収
容が可能となる。
【0007】なお、薬液はオゾン水以外も可能であり、
例えば消毒液を用いれば容器の消毒が可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら一連
の処理はラインに乗せて連続的に行う必要があり、オゾ
ン水浸漬後の容器の後処理についても例外ではない。一
方、この後処理については、容器の搬送過程で処理装置
に容器を受け渡し、処理を行う方法がある。このとき、
排水、洗浄、乾燥といった三種類の処理を行わなければ
ならないが、これらを個々に別の場所で行うようにする
と、移動のための容器の受け渡しが生じ、受け渡し回数
が増えてしまう。そしてこれは、ハンドリング誤差の累
積増大による搬送の信頼性低下、受け渡し時間の増大に
伴う処理時間の長期化をもたらす。一方、これら処理に
はある程度の時間が必要なので、これを搬送途中でライ
ンの流れを止めずに行うには何らかの工夫が必要であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、薬液浸漬後の
容器に対し排液、洗浄、乾燥の各処理を行うための後処
理装置であって、間欠動作により一定の受取位置で薬液
浸漬後の容器を受け取り、所定回数の間欠動作の後早送
りされ、受け取った容器を処理位置に移送するコンベヤ
手段と、その移送された容器を受け取って容器にノズル
を挿入させ、供給源の切替により上記ノズルから異種の
流体を噴出させ、上記各処理を順次行っていく処理手段
とを備えたものである。
【0010】これによれば、コンベヤ手段は、所定回数
の間欠動作により所定数の容器を受け取った後早送りさ
れる。この後、処理手段は移送された容器を受け取って
所定の処理を行う。コンベヤ手段が早送りされるため、
コンベヤ手段には空となる部分が生じ、これが処理時間
をかせぐことになって容器の流れの停止が防止される。
【0011】つまり空部分がきたときに、その空部分を
埋めるように処理後の容器を受け渡せば、コンベヤ手段
の払出し位置に常に処理後の容器を位置させられ、連続
的な払出しが可能となる。
【0012】一方、処理手段は供給源の切替によりノズ
ルから異種の流体を噴出させ、上記各処理を全て賄う。
これによって処理毎の受け渡しが不要となり、受け渡し
回数が最少となって搬送の信頼性が確保できる。
【0013】ここで、上記コンベヤ手段が、N(Nは自
然数)回の間欠動作の後、N+1回の間欠動作分のスト
ロークだけ早送りされるのが好ましい。また上記処理手
段が、乾燥処理後の上記容器を、上記コンベヤ手段の上
記処理位置より上流側に受け渡すのが好ましい。また上
記コンベヤ手段が、上記容器を一時的に貯めておくため
のバッファ機能を有するのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0015】図1は本発明に係る容器の後処理装置を示
し、図示するように後処理装置1はコンベヤ手段として
のチェーンコンベヤ2と処理手段としての処理装置3と
を備える。チェーンコンベヤ2は一方向に長いコンベヤ
フレーム4を有し、コンベヤフレーム4の両端部付近に
は一対のスプロケット5が設けられている。これらスプ
ロケット5を掛け渡して無端チェーン6が巻き掛けら
れ、無端チェーン6は図示しない駆動装置により図の反
時計回り(矢示方向)に循環駆動されるようになってい
る。
【0016】チェーンコンベヤ2のチェーン6には複数
のグリッパ機構7(グリッパ手段)が等間隔で取り付け
られる。グリッパ機構7は開閉可能な複数対の爪7aを
有し(図2参照)、これら爪7aで複数の容器8を同時
に着脱できるようになっている。つまりグリッパ機構7
は、一対の爪7aで、一つの容器8をその厚さ方向から
着脱すると共に、複数対の爪7aで、紙面厚さ方向(チ
ェーン横断方向)に整列する1列の容器8を同時に着脱
することができる。
【0017】ここで容器8は、具体的には図2に示すよ
うな目薬容器であり、これは比較的小型のプラスチック
製容器で、小径のネック部9と内容物(目薬)の収容部
をなすボディ部10とから一体に構成されている。ネッ
ク部9は容器8の口を区画するが、その口径は小さく、
従って容器8内にオゾン水(薬液)等の流体を入れよう
とする場合はノズルの挿入が必要となってくる。前述の
グリッパ機構7は一対の爪7aで容器8のボディ部10
をその底部側から掴むようになっている。
【0018】図1に示すように、チェーンコンベヤ2の
長手方向両端の上方には移載装置11,12が設けられ
る。左側に示す移載装置11は供給用、右側に示す移載
装置12は払出し用である。これら移載装置11,12
は、容器8のネック部9を掴んで昇降・水平移動可能な
前記同様のグリッパ機構13,14を備える。これらグ
リッパ機構13,14も1列の容器8を同時に着脱する
ことができる。つまりかかる後処理工程を含め、かかる
オゾン水滅菌システムは1列の容器8毎に順次ライン処
理を行っていく。供給用移載装置11のグリッパ機構1
3は、図外左方のオゾン水滅菌工程からオゾン水浸漬後
の容器8を移動してきて、下降後、供給位置Aにあるグ
リッパ機構7(1の番号を付す)に容器8を受け渡す。
また払出し用移載装置12のグリッパ機構14は、払出
し位置Bにあるグリッパ機構7(37の番号を付す)か
ら容器8を受け取り、上昇後、図外右方に移動して内容
物の充填工程に容器8を受け渡す。
【0019】処理装置3はチェーンコンベヤ2の中間部
の下方に設けられ、供給位置Aから払出し位置Bへ容器
8を搬送する途中で、それら容器8に対し排水、洗浄、
乾燥の各処理を行う。処理装置3は、架台15上で走行
移動可能な流体噴射装置16を備える。架台15及び流
体噴射装置16はコンベヤ長手方向に延出される。流体
噴射装置16は複数の車輪17を有し、架台15上をコ
ンベヤ長手方向に沿って走行移動することができる。ま
た流体噴射装置16と架台15とが走行用シリンダ18
で連結され、走行用シリンダ18の伸縮動作によって流
体噴射装置16はコンベヤ長手方向に往復移動すること
ができる。
【0020】流体噴射装置16は、コンベヤ長手方向に
列設された複数のノズル部20を備える。図2に示すよ
うにノズル部20は上向きのノズル21を有し、このノ
ズル21を倒立状態の容器8の口に挿入させ、後述する
各種流体を噴出させるようになっている。またノズル部
20は、ノズル21の上方の処理位置Cにやってきた容
器8を受け取るためのネックグリッパ22を有する。ネ
ックグリッパ22は回転動作により開閉可能な一対の爪
23を有し、昇降可能である。これらノズル21及び一
対の爪23は紙面厚さ方向に複数列設され、1列の容器
8に対し同時に処理及び着脱を実行するようになってい
る。
【0021】この場合、(a) 図に示すように容器8が処
理位置Cにやってくると、ネックグリッパ22が開状態
で上昇し、(b) 図に示すように容器8のネック部9を挟
んで掴む。この後チェーンコンベヤ2側の爪7aが開い
て容器8を離し、これにより容器8の受け渡しが完了す
る。次いで(c) 図に示すようにネックグリッパ22が容
器8を掴んだまま下降し、ノズル21を容器8の口に挿
入させる。
【0022】こうしてノズル21を挿入させた後は、ノ
ズル21から各種流体を噴出させ、所定の処理を順次行
っていく。これは、オゾン水浸漬後の容器8内にオゾン
水が貯留されており、このままでは内容物の充填に供し
得ないことから、オゾン水を排出し、容器8内を洗浄し
て乾燥させる必要があるからである。特に容器8の口は
小さく、容器8を倒立させても重力による自然排出は見
込めないため、排出は強制的に行う必要がある。
【0023】そこで先ずノズル21からは、オゾン水排
水(排液)のための無菌エアが所定時間噴出される。こ
れにより容器8内のオゾン水が口とノズル21との隙間
から飛ばされて排出されるようになる。次いでノズル2
1からは純水が所定時間噴出され、これにより容器8内
が洗浄(リンス)されるようになる。さらにノズル21
からは温風としての無菌エア(40℃程度)が所定時間噴
出され、これにより容器8内は乾燥されるようになる。
こうして容器8に対し排水、洗浄、乾燥の各処理がなさ
れる。ノズル21への流体供給源の切替えは流体噴射装
置16に設けられた切替弁によって行われる。処理後は
ネックグリッパ22が容器8を掴んだまま上昇し、空の
グリッパ機構7に容器8を受け渡す。ただしこのときは
流体噴射装置16の走行移動を伴う。これについては後
述する。こうして、処理後の容器8はチェーンコンベヤ
2に乗せられて前述の払出し位置Bまで搬送され、払い
出される。なおネックグリッパ22は容器8を受け渡し
た後は(d) 図に示すように下降し、開いた状態で待機す
る。
【0024】ところで、図1を参照して、かかるチェー
ンコンベヤ2は間欠動作により容器8を順次搬送するよ
うになっている。即ち、チェーンコンベヤ2は、所定時
間毎にグリッパ機構7の間隔に等しいストロークだけ動
作し、グリッパ機構7を図中1,2…の表示を付した各
ポジションでのみ停止させる。そしてこれに対応して、
処理装置3のノズル21の間隔もグリッパ機構7の間隔
に等しくされる。本装置ではNo.1ポジション(1の表示
を付したポジション、以下同様)が供給位置A、No.14
〜No.25 ポジションが処理位置C、No.37 ポジションが
払出し位置Bとされる。そしてノズル21はNo.14 〜N
o.25 ポジションで待機している。
【0025】特にここでは、チェーンコンベヤ2が、所
定回数の間欠動作の後、早送りされるようになってい
る。図3はチェーンコンベヤ2の動作を具体的に示した
タイムチャートである。先ずチェーンコンベヤ2は、時
間t1 でNo.1ポジションにおいて1列目の容器8を受け
取る。そして所定時間t(ここではt=9s)経過後、
チェーンコンベヤ2は1ポジション分動作し、同じよう
にNo.1ポジションで2列目の容器8を受け取る。こうし
て容器8の受け取りと間欠動作とを繰り返していくと、
やがてNo.12 ポジションに1列目の容器8が到達し、N
o.1ポジションで12列目の容器8を受け取るようにな
る(時間t12)。この受け取り直後、チェーンコンベヤ
2は13ポジション分のストロークだけ早送りされる。
こうなると1列目の容器8がNo.25 ポジションに、12
列目の容器8がNo.14 ポジションに移送され、受け取っ
た12列の容器8は全てそれぞれに対応する処理位置C
に移送されるようになる。こうしてこれら12列の容器
8は処理装置3に受け渡されて前述の処理に供される。
またこのときNo.1ポジションでは新規の1列目の容器8
が受け渡される。
【0026】この後、チェーンコンベヤ2は先と同様に
容器8の受け取りと間欠動作とを繰り返す。一方この
間、処理装置3は受け取った容器8に対し排水、洗浄、
乾燥の各処理を順次行っている。ここで前述の早送りに
より、チェーンコンベヤ2には容器8のない空のグリッ
パ機構7が12ポジション分出来上がる。逆にいえばこ
の12ポジション分の空部分を作るため、チェーンコン
ベヤ2の早送りは最低13ポジション分行う必要があ
る。チェーンコンベヤ2の間欠動作により、これら空部
分は1ポジションずつ進行していく。そして最初の空部
分がNo.24 ポジションに到達し、新規の1列目の容器8
がNo.12 ポジションに到達した直後(t24)、処理装置
3は乾燥処理後の容器8をNo.13 〜No.24 ポジションの
空のグリッパ機構7に受け渡す。これらポジションは、
処理装置3に容器8が受け渡された先のポジション(各
容器8に対する処理位置C)より1ポジション手前(上
流側)となる。それゆえ処理装置3の流体噴射装置16
は、このような異なるポジションでの容器8の受け取
り、受け渡しを可能とすべく、走行移動できるようにな
っている。
【0027】この後、チェーンコンベヤ2は先と同様に
早送りされる。こうなると処理後の容器8が一律に13
ポジション移動され、先頭列の容器8がNo.37 ポジショ
ン(払出し位置B)に到達する。こうなれば払出し用移
載装置12による容器8の払出しが行われる。一方この
早送りにより、No.1〜No.12 ポジションにあった新規の
12列の容器8はNo.14 〜No.25 ポジション(処理位置
C)に移送される。こうなれば流体噴射装置16が元の
ポジションに復帰移動し、それら新規の容器8群を受け
取って処理することとなる。この後は先と同様にチェー
ンコンベヤ2の間欠動作が繰り返され、順次払出し位置
Bに送られてくる容器8が次々と払い出されることとな
る。先の群の容器列の払出しが終われば、その直後に早
送りによって次の群の先頭の容器列が払出し位置Bに送
られる。後は払出しと間欠動作との繰り返しにより、容
器8は単純に1列ずつ所定時間t毎に払い出されるよう
になる。以上の動作を本装置は繰り返す。
【0028】このように、チェーンコンベヤ2において
は、供給位置Aと払出し位置Bとで単純な所定時間t毎
の容器8の供給、払出しが行われる。これは前工程で容
器8の滅菌処理が所定時間t毎になされ、後工程でも容
器8への内容物充填が所定時間t毎に行われるからであ
る。このようなライン中で容器8の流れを止めぬよう、
チェーンコンベヤ2は、所定回数N(ここではN=1
2)の間欠動作の後早送りされるようになっている。特
にこの早送りによって、チェーンコンベヤ2に空部分を
作ることができ、この空部分が送られてくる間、処理時
間(9×12=118s)をかせぐことができる。処理
後は空部分を埋めるよう、空部分に容器8群をまとめて
受け渡せばよく、これによって払出し位置Bには常に処
理後の容器8が供給され、所定時間t毎の連続的な払出
しが可能となる。こうしてラインの流れの円滑性は十分
確保される。なお早送りをNより1だけ多いN+1ポジ
ション分行うこととしたので、早送りのストロークを最
少にでき無駄時間等を防止できる。
【0029】一方、処理装置3は、供給源の切替によ
り、ノズル21から3種類の流体を噴出させ、排水、洗
浄、乾燥の各処理を全て賄う。これによって1個の容器
8に対し1本のノズル21で全ての処理が実行でき、各
処理間での容器8の受け渡しが不要となる。こうして受
け渡し回数は最少となり、搬送の信頼性を確保すること
ができる。
【0030】ところで、本装置では、チェーンコンベヤ
2が容器8を一時的に貯めておくためのバッファ機能を
も兼ね備えている。即ち、仮に後工程でトラブルが生じ
容器8の払出しが不可能となり、その一方で前工程から
は容器8が順次供給されてくるような場合、チェーンコ
ンベヤ2を循環し続け、空きポジション(No.13,38〜60
ポジション、計24ポジション)を利用して容器8を貯め
ておくことができる。特に容器8をあまり長時間オゾン
水に浸漬させると、容器8の変質が生じ良くないので、
このように容器8を貯められると大変便利である。具体
的には、後工程がトラブルで停止した場合は、払出し用
移載装置12を停止し、供給用移載装置11による容器
8の受け入れを続行する。こうすることで後工程のトラ
ブルによりライン全体が止まるようなこともなくなり、
円滑なライン処理が実行できるようになる。なおこのチ
ェーンコンベヤ2では容器8の保持部(グリッパ機構
7)が60ポジション分設けられるが、これは処理装置3
が12列を一括処理するため、12列の容器8を1単位
とし、その倍数(5単位)だけ容器8の保持等を行える
ようにしたからである。この数はこれに限定されるもの
ではないが、少なくとも前工程での最大処理列数以上の
空きポジションを設けるのが好ましい。
【0031】本発明の実施の形態は他にも考えられ、例
えば容器を目薬容器以外としてもよく、1列(複数)で
はなく1つずつの容器を処理、搬送するようにしても構
わない。またここではN=12とし、この数を基準とし
て各処理、各動作を実行させるようにしたが、このNの
値は自然数であれば適宜変更が可能である。薬液はオゾ
ン水以外も可能であり、例えば次亜塩素酸、過酸化水素
水、消毒用エタノール等の消毒液とすれば消毒後の後処
理が可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を発揮す
る。
【0033】(1)排液、洗浄、乾燥の各処理をライン
の流れを止めずに行うことができる。
【0034】(2)容器の受け渡し回数が最少となり、
搬送の信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器の後処理装置を示す図であ
る。
【図2】ノズル部の構成を示す拡大図である。
【図3】チェーンコンベヤの動作を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 後処理装置 2 チェーンコンベヤ 3 処理装置 8 容器 21 ノズル A 受取位置 C 処理位置 N 回数

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液浸漬後の容器に対し排液、洗浄、乾
    燥の各処理を行うための後処理装置であって、間欠動作
    により一定の受取位置で薬液浸漬後の容器を受け取り、
    所定回数の間欠動作の後早送りされ、受け取った容器を
    処理位置に移送するコンベヤ手段と、その移送された容
    器を受け取って容器にノズルを挿入させ、供給源の切替
    により上記ノズルから異種の流体を噴出させ、上記各処
    理を順次行っていく処理手段とを備えたことを特徴とす
    る容器の後処理装置。
  2. 【請求項2】 上記コンベヤ手段が、N(Nは自然数)
    回の間欠動作の後、N+1回の間欠動作分のストローク
    だけ早送りされる請求項1記載の容器の後処理装置。
  3. 【請求項3】 上記処理手段が、乾燥処理後の上記容器
    を、上記コンベヤ手段の上記処理位置より上流側に受け
    渡す請求項1又は2記載の容器の後処理装置。
  4. 【請求項4】 上記コンベヤ手段が、上記容器を一時的
    に貯めておくためのバッファ機能を有する請求項1乃至
    3いずれかに記載の容器の後処理装置。
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