JPH1142791A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH1142791A
JPH1142791A JP20004097A JP20004097A JPH1142791A JP H1142791 A JPH1142791 A JP H1142791A JP 20004097 A JP20004097 A JP 20004097A JP 20004097 A JP20004097 A JP 20004097A JP H1142791 A JPH1142791 A JP H1142791A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
print head
nozzle
ink flow
jet printer
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Application number
JP20004097A
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English (en)
Inventor
Takuro Ito
卓郎 伊藤
Akira Sato
昭 佐藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字ヘッドの先端面に付着した紙粉を迅速かつ
安全に除去可能とする。 【解決手段】非印刷時に、各ノズル23に対向位置決め
されたウォッシングボード30に向けて各ノズル23か
らインクを吐出して、印字ヘッドの先端面24とウォッ
シングボード30(31)との間にインク流動を生成可
能、かつこのインク流動を利用して印字ヘッド20の先
端面24に付着した紙粉を除去可能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムの長手方向
に整列配設された複数のノズルを有する印字ヘッドを駆
動して、各ノズルからドラムとともに回転する媒体に向
けてインクをジェットしつつ画像を印刷可能に形成され
たインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すいわゆるシリアル型のインク
ジェットプリンタは、ガイドバー100に沿って往復移
動可能なキャリア101に印字ヘッド20Pとインクカ
セット(図示省略)とを搭載させ、媒体(用紙)Pの行
(X)方向(図で左右方向)に印字ヘッド20Pを移動
させつつ各ノズルからインクをジェットして画像を形成
する。印字ヘッド20Pの各色インク用ノズルは、X方
向にはそれぞれに単一である。したがって、例えばA4
サイズ1枚のカラー印刷には10分(0.1PPM)か
かる。
【0003】これに対し、例えば20PPMの印刷高速
化を図れるインクジェットプリンタが提案(例えば、特
願平8−296959号)されている。図9において、
印字ヘッドユニット20Uを形成する各色用印字ヘッド
(20C,20Y,20M,20B)の各色インク用ノ
ズルは、媒体(用紙P)の行方向〔ドラム10の長手方
向(X)〕に例えば解像度相当ピッチあるいは解像度相
当ピッチの2〜4倍のピッチで整列配設された多数とさ
れ、X方向に静止あるいはノズルピッチ分だけX方向に
往復移動可能とされている。媒体(P)は、軸線Zを中
心に例えば120rpmで回転可能なドラム10に担持
されR方向に高速移動する。かくして、例えばA4サイ
ズ1枚を2〜3秒でカラー印刷することができる。
【0004】しかも、各印字ヘッド20はほとんど静止
状態に近くかつ各インクカセットを各印字ヘッド20と
一体的に形成しなくてもよいので、大量インクを充填可
能な別置きインクタンクを用いて多数枚を連続的に印刷
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先提案の高
速・連続印刷型のインクジェットプリンタ(図9)に
は、従来のシリアル型(図8)にはない固有的な技術事
項が存在する。
【0006】すなわち、ノズル先端と媒体(P)とのギ
ャップを例えば1mmとし、各印字ヘッド20と媒体
(P)とを高速相対回転(移動)させると、媒体(P)
から紙粉が発生し易く印字ヘッド20の先端面に付着す
ることがある。これを放置すると、付着紙粉にインクが
滲み、さらに媒体(P)の印刷面に落下して印刷品質の
低下原因ともなる。
【0007】しかし、印刷運転中に外部から紙粉を除去
することは至難であるとともに機械的および人身的にも
危険である。したがって、非印刷時に除去する必要があ
るが、一方要請の小型軽量化の点からプリンタ内実装密
度が高いので、相当の困難性を伴う。
【0008】しかも、印字ヘッド20の先端面には、各
ノズルからジェットされたインクの媒体(P)に向う所
定軌跡を得るために、撥液(水)膜が設けられているの
で、この膜の破損を引起す虞れが強い。このために、除
去作業が一段と煩雑で長時間を必要とするが、これでは
一層の高品質印刷および高速・連続印刷が妨げられると
ともに、取扱い不便である。
【0009】本発明の目的は、印字ヘッドの先端面に付
着した紙粉を迅速かつ安全に除去することのできるイン
クジェットプリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】撥液(水)膜は、機械
的,熱的に非常に弱くその性状によっては、例えば硬質
ゴム製ブレードでなすっただけでも変形・破損する場合
がある。一方、インクジェットプリンタの固有的技術事
項として、ノズルの目詰防止やガス抜きのために印刷開
始に先立ちあるいは印刷運転途中においても、各ノズル
からインクを吐出させるメンテナンス(例えばパージ
等)が必要である。
【0011】本発明はこれらの点に着目し、パージ等に
際する吐出インクあるいはパージ等に必要とする時間を
利用して印字ヘッドの先端面にインク流動を生成し、こ
のインク流動を利用して紙粉を除去可能に形成したもの
である。
【0012】すなわち、請求項1の発明は、ドラムの長
手方向に整列配設された複数のノズルを有する印字ヘッ
ドを駆動して、各ノズルからドラムとともに回転する媒
体に向けてインクをジェットしつつ画像を印刷可能に形
成されたインクジェットプリンタにおいて、非印刷時に
前記各ノズルと前記ドラムの外周面との間にインク流動
生成空間を形成し、前記各ノズルからインク流動生成空
間内にインクを吐出させつつ前記印字ヘッド先端面に接
しかつその後に外部へ排出されるインク流動を生成し、
該先端面に付着した紙粉を除去可能に形成したインクジ
ェットプリンタである。
【0013】かかる発明では、非印刷時に、専用にある
いはパージ等を利用して、各ノズルとドラムの外周面と
の間に形成されたインク流動生成空間内へ当該各ノズル
からインクが吐出される。これにより、インク流動生成
空間内で印字ヘッドの先端面と接しかつその後に外部へ
排出されるインク流動が生成され、かかるインク流動に
よって印字ヘッドの先端面に付着した紙粉が除去され
る。したがって、先端面に付着した紙粉を迅速かつ安全
に除去できる。
【0014】請求項2の発明は、前記インク流動生成時
における前記各ノズルからのインクが印字ヘッド内圧力
で強制吐出されるものとされているインクジェットプリ
ンタである。
【0015】かかる発明では、印字ヘッドの各ノズルか
らインクが当該印字ヘッド内圧力で強制吐出されるの
で、インク流動生成空間内にインク流動を生成して印字
ヘッドの先端面に付着した紙粉を除去することができる
とともに、各ノズルのメンテナンス(目詰り防止,ガス
抜き)も図れる。したがって、請求項1の発明の場合と
同様な作用効果を奏し得る他、各ノズルのメンテナンス
も図れる。
【0016】請求項3の発明は、前記インク流動生成時
における前記各ノズルからのインクが前記各ノズルの印
刷時におけるインクジェット作用によって吐出されるも
のとされているインクジェットプリンタである。
【0017】かかる発明では、インク流動生成時に各ノ
ズルから通常の印刷時と同様な高周波(例えば、50k
Hz)でインク吐出されるので、そのインクジェット作
用によって印字ヘッドの先端面は一種の超音波清浄作用
により清掃されることになる。したがって、請求項1の
発明の場合と同様な作用効果を奏し得る他、一段と効率
良く先端面を清掃して付着した紙粉を除去することがで
きる。
【0018】請求項4の発明は、前記インク流動生成空
間が前記先端面にインクが接触する満杯状態となるまで
は前記各ノズルからのインクを前記印字ヘッド内圧力で
強制吐出させ、満杯状態後は前記インクジェット作用に
よって吐出可能に形成されているインクジェットプリン
タである。
【0019】かかる発明では、インク流動生成空間がイ
ンクで満杯状態となるまでは、印字ヘッドの各ノズルか
ら当該印字ヘッド内圧力で強制吐出されるので、各ノズ
ルのメンテナンス(目詰り防止,ガス抜き)が図られ
る。満杯状態後は、各ノズルから印刷時におけるインク
ジェット作用により吐出されるので、一種の超音波清浄
作用によって効率良く先端面に付着した紙粉が除去され
る。したがって、請求項2および請求項3の発明の場合
と同様な作用効果を奏し得る他、先端面に付着した紙粉
を一段と確実に除去することができるとともにメンテナ
ンスも図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタは、基本
的構成(10,20)が先提案(図9)の場合と同様と
されているが、図1〜図6に示す如く印字ヘッド20と
ドラム10(媒体)との間に形成したインク流動生成空
間30Sに向けて各ノズル23からインクを吐出させて
インク流動を生成し、このインク流動を利用して印字ヘ
ッド20の先端面24に付着した紙粉を除去可能に形成
されている。
【0021】この実施形態における各色用印字ヘッド
(20C,20Y,20M,20B)は、それぞれに複
数(4つ)のノズルユニットを図9に示すドラム10の
軸線Z方向つまり媒体(用紙P)の行(X)方向に各一
部を重ねかつR方向に位置ずれさせた千鳥形状に配設し
てある。例えば、シアン(C)用の印字ヘッド20C
は、図3〜図5に示すように4つのノズルユニット(2
0CA,20CB,20CC,20CD)を連結部材2
1に取付けてなる。各ノズルユニットのノズル先端(先
端面24)を同一高さに揃えてある。
【0022】なお、印字ヘッドユニット20U(20
C,20Y,20M,20B)は、図示しない昇降手段
によって、図7(A)に示す印刷時(下降限)と,同
(B),(C)に示す非印刷時(上昇限)および同
(D)に示す非印刷時で紙粉除去(パージ等)時の位置
(高さ)に自動調整される。
【0023】ここにおいて、本インクジェットプリンタ
は、非印刷時に各色用印字ヘッド(20C等)の各ノズ
ル23とドラムの外周面11との間にインク流動生成空
間30Sを生成可能に形成されている。この実施形態で
は、インク流動生成空間30Sは、ウォッシングボード
30を用いて生成されるものと構成されている。
【0024】ウォッシングボード30は、図6に示すよ
うに、この実施形態では4つの印字ヘッド20C,20
Y,20M,20Bに共通として一体形成されている。
印字ヘッド20C用について説明すると、印字ヘッド2
0Cの幅方向(図6で左右方向)には、図2に示す当該
先端面24に非対向の位置でかつ印字ヘッド20Cの長
手方向に連続する一対のインク止め凸部32,32が設
けられ、かつ図2,図6に示す先端面24に非対向の位
置(非対向面31E)に排出口35,35を介して図1
に示すインク排出手段50が接続されている。
【0025】つまり、各インク止め凸部(32,32)
と,先端面24に対向する対向面31と,便宜的なイン
ク止め側凸部(32S,32S)とで囲まれる空間が、
インク流動生成空間30Sを形成する。
【0026】このインク流動生成空間30Sは、各ノズ
ルユニット(20CA,20CB,20CC,20C
D)ごとに形成してもよいが、この実施形態では、共通
の一室としてある。同色インクの排出便宜のためであ
る。したがって、各色用印字ヘッド(20C,20Y,
20M,20B)ごとの4つのインク流動生成空間が設
けられている。
【0027】なお、対向面31に起立された複数の凸部
34は、先端面24と対向面31との隙間G(図1,図
2参照)を確立するための位置決め部材である。つま
り、昇降手段は、連結部材21の下端面が図5に示すよ
うに位置決め部材(34)の上端面に当接したところ
で、印字ヘッドユニット20U(20C)の下降を停止
することができる。
【0028】ここに、隙間Gの値は、インク流動性,紙
粉除去性およびこれらのためのインク必要量との関係
上、非常に重要である。大き過ぎる(例えば、0.5m
mを越える)とインク必要量が増大し、、小さ過ぎる
(例えば、0.1mm未満)と円滑流動が必ずしも保証
されないばかりかその隙間G自体の確立が困難になる。
かくして、実験値として0.1〜0.5mmの間で最も
好ましい0.3mmに選択してある。
【0029】また、ウォッシングボード30は、図7に
示す如く、回動位置決め手段(図示省略)によってドラ
ム10の回転中心Zを中心として回動可能とされ、図7
(A)に示す左に45度傾く退避位置と、同(C),
(D)に示す紙粉除去位置とに選択的かつ自動的に位置
決めされる。
【0030】インク排出手段50は、図1に示す如く、
ウォッシングボード30と一体的に形成された回収室5
1と排出管52と排出チューブ53と吸引ポンプ54と
を含む吸引構造とされている。
【0031】このインク排出手段50(54)は、各ノ
ズル23からインクが吐出されている間でも吸引排出可
能に制御装置(図示省略)によって駆動制御される。詳
しくは、図1,図2において、各ノズル23からのイン
クがインク流動生成空間30S内を満しかつインク面が
先端面24に接触した後に吸引ポンプ54を回転駆動し
て吸引排出するものと形成されている。インク必要量の
一層の軽減を図るためである。
【0032】さらに、この実施形態では、インク排出手
段50により排出された排インクは、排インクカセット
60に回収するものとされている。排インクカセット6
0は、排出チューブ53(54)に着脱自在とされてい
る。かくして、多数枚(例えば、2000枚)を連続印
刷しても排インクの処理に手間が入らず、周囲を汚さず
かつプリンタ全体の簡素化・小型化も図れる。
【0033】次に、この実施形態の作用・動作を説明す
る。非印刷時(印刷運転が終了後あるいは印刷運転の途
中の一時停止時)に、図7(A),(B)に示す如く、
昇降手段が印字ヘッドユニット20Uを上昇限に上昇さ
せ、その後あるいは併行して回動位置決め手段がウォッ
シングボード30を回動させ同(C)に示すように位置
決めする。
【0034】すると、制御手段は、昇降手段を逆動作
(下降)させ、連結部材21の下端面が図5に示す位置
決め部材(34)に当接したところで停止させる〔図7
(D)参照〕。これにより、各印字ヘッド20C(20
Y,20M,20B)の各先端面24と当該各対向面3
1との間に、所定の隙間G(0.3mm)が確立され
る。
【0035】次に、各ノズル23からインクを印字ヘッ
ド20内圧力で強制吐出させる。すなわち、インク供給
手段40(加圧ポンプ41,供給チューブ42)を働か
せて、各ノズル23からインクを対向面31に向けて吐
出させる。これにより、各ノズル23のメンテナンス
(目詰り防止,ガス抜き)がなされる。
【0036】吐出インクは、対向面31で跳返りつつそ
の先端面24に付着した紙粉を除去しつつインク流動生
成空間30S内を満す。その一部は、図2に示す非対向
位置(31E)の排出口35,35から回収室51に落
下排出される。
【0037】この段階で、インク排出手段50(54)
が起動される。したがって、各ノズル23からの吐出イ
ンクは、流動しつつ吸引排出されるから、先端面24に
付着した紙粉を効率良く除去することができる。インク
利用の回収除去であるから紙粉の再飛散は全くない。隙
間Gが0.3mmであるから必要とするインク量も非常
に少なくてすむ。つまり、従来パージ等によるメンテナ
ンス用吐出量でもまかなえ得る。
【0038】さらに、この実施形態では、インク流動生
成空間30S内が満杯となった後はインクジェット作用
によって吐出するものとされている。すなわち、各ノズ
ル23からのインク吐出は、図1に2点鎖線で示したイ
ンクジェット制御部(素子)25を働かせ、つまり通常
の印刷時と同様な高周波(例えば、50KHZ)でイン
ク吐出(パージ)させるように切替えするものとしてい
る。
【0039】したがって、一種の超音波清浄作用と同様
に働くので、先端面24に付着した紙粉をより確実に除
去することができ、かつノズルメンテナンスにも都合が
よい。
【0040】この紙粉除去は、非常に短時間(例えば、
5秒)でよく、さらにこの実施形態では各色印字ヘッド
(20C,20Y,20M,20B)について同時に実
行するものとされているので、作業時間が短い。
【0041】紙粉除去後には、昇降手段と回動位置決め
手段とは、先とは逆に図9(D),(C),(B),
(A)の順に働く。したがって、直ちに印刷再開も行え
る。
【0042】しかして、この実施形態によれば、非印刷
時に各ノズル23からインク流動生成空間30S内にイ
ンクを吐出させつつ印字ヘッド先端面24に接しかつそ
の後に外部へ排出されるインク流動を生成したので、イ
ンク流動によって該先端面24に付着した紙粉が除去さ
れる。したがって、先端面24に付着した紙粉を迅速か
つ安全に除去できる。
【0043】また、インク流動生成時における各ノズル
23からのインクが印字ヘッド内圧力で強制吐出される
ものとされているので、インク流動生成空間30S内に
インク流動を生成して印字ヘッド20の先端面24に付
着した紙粉を除去することができるとともに、各ノズル
23のメンテナンス(目詰り防止,ガス抜き)も図れ
る。
【0044】また、インク流動生成時に各ノズル23か
ら印刷時におけるインクジェット作用によって吐出され
るものとされているので、印字ヘッド20の先端面24
は一種の超音波清浄作用により清掃される。したがっ
て、一段と効率良く先端面24を清掃して付着した紙粉
を除去することができる。
【0045】また、インク流動生成空間30Sが先端面
24にインクが接触する満杯状態となるまでは各ノズル
23からのインクを印字ヘッド内圧力で強制吐出させ、
満杯状態後はインクジェット作用によって吐出可能に形
成されているので、先端面24に付着した紙粉を一段と
確実に除去することができるとともに、メンテナンス
(目詰り防止,ガス抜き)も図れる。
【0046】また、印字ヘッド(20C)の長手方向に
連続する一対のインク止め凸部(32,32)間でかつ
先端面24に非対向な位置(31E)に排出口35を介
してインク排出手段50が接続されているので、紙粉除
去に必要なインク量を軽減できる。
【0047】また、インク排出手段50がインク吸引排
出構造とされかつインク吐出とインク排出とを並行して
行うことができるように形成されているので、インク流
動性をより高めつつインク必要量を一段と軽減できる。
【0048】また、インク排出手段50が排出口35を
介して印字ヘッド(20C)の長手方向両側の位置(3
1E)に接続されているので、インク流動生成室30S
内に円滑な高速流動を誘起できかつ両側への振分け流動
とすることができるから、インク必要量を一段と軽減で
きる。
【0049】また、ウォッシングボード30(対向面3
1)と先端面24との隙間Gが0.3mmに選択されて
いるので、紙粉除去作用を一段と促進できかつこのため
に必要なインク量をより大幅に軽減できるとともにプリ
ンタ全体の一層の小型化を図りつつ自動除去を一段と容
易に図れる。
【0050】さらに、各色用印字ヘッド(20C)が連
結部材21に複数(4つ)のノズルユニット(20C
A,20CB,20CC,20CD)を各ノズル先端位
置を揃えて取付けた構造とされ、かつ連結部材21の下
端面を位置決め部材(34)の上端面に当接することに
より隙間Gを確立するように形成されているので、小さ
な0.1〜0.5mmの隙間Gでも正確かつ繰り返しに
際しても安定して確立することができる。
【0051】さらに、ウォッシングボード30が各色用
印字ヘッド(20C,20Y,20M,20B)に共通
に一体化形成されているので、印字ヘッドユニット20
U全体の紙粉除去を短時間で行える。
【0052】さらにまた、印字ヘッドユニット20Uが
昇降手段によって退避(上昇限)位置,紙粉除去位置お
よび印刷位置(下降限)に選択的かつ自動的に昇降され
るとともに、ウォッシングボード30が回動位置決め手
段で退避位置と紙粉除去位置とに選択的かつ自動的に位
置決めされるものと形成されているので、印刷運転途中
における紙粉除去を自動的に行える。
【0053】さらにまた、インク排出手段50からの排
出インクを着脱自在な排インクカセット60に回収する
ものと形成されているので、インク汚れがなくかつ長時
間の連続印刷が可能でプリンタ全体の小型化にも有効で
ある。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、非印刷時に各
ノズルとドラムの外周面との間にインク流動生成空間を
形成し、各ノズルからインク流動生成空間内にインクを
吐出させつつ印字ヘッド先端面に接しかつその後に外部
へ排出されるインク流動を生成し、該先端面に付着した
紙粉を除去可能に形成したので、印字ヘッドの先端面に
付着した紙粉を迅速かつ安全に除去することができる。
【0055】また、請求項2の発明によれば、インク流
動生成時における各ノズルからのインクが印字ヘッド内
圧力で強制吐出されるものとされているので、請求項1
の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、各ノズルのメ
ンテナンス(目詰り防止,ガス抜き)も図れる。
【0056】請求項3の発明によれば、インク流動生成
時における各ノズルからのインクが各ノズルの印刷時に
おけるインクジェット作用によって吐出されるものとさ
れているので、印字ヘッドの先端面は一種の超音波清浄
作用により清掃されることになる。したがって、請求項
1の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、一段と効率
良く先端面を清掃して付着した紙粉を除去することがで
きる。
【0057】請求項4の発明によれば、インク流動生成
空間が先端面にインクが接触する満杯状態となるまでは
各ノズルからのインクを印字ヘッド内圧力で強制吐出さ
せ、満杯状態後はインクジェット作用によって吐出可能
に形成されているので、請求項2および請求項3の発明
の場合と同様な効果を奏し得る他、先端面に付着した紙
粉を一段と確実に除去することができるとともに、メン
テナンス(目詰り防止,ガス抜き)も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】同じく、側断面図である。
【図3】同じく、1色用の印字ヘッドの構造を説明する
ための図である。
【図4】同じく、1色用印字ヘッドの一部を省略した外
観斜視図である。
【図5】同じく、隙間確立に際する印字ヘッドとウォッ
シングボードとの位置関係を説明するための図である。
【図6】同じく、ウォッシングボードを示す一部を省略
した外観斜視図である。
【図7】同じく、動作を説明するための図である。
【図8】従来プリンタを説明するための図である。
【図9】先提案プリンタを説明するための図である。
【符号の説明】
10 ドラム 20U 印字ヘッドユニット 20C,20Y,20M,20B 印字ヘッド 21 連結部材 23 ノズル 24 先端面 25 ジェット制御部 30 ウォッシングボード 30S インク流動生成空間 31 対向面 31E 非対向面(非対向の位置) 32 インク止め凸部 32S インク止め側凸部 34 凸部(位置決め部材) 35 排出口 50 インク排出手段 51 回収室 54 吸引ポンプ 60 排インクカセット P 用紙(媒体) G 隙間 X ドラム長手方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムの長手方向に整列配設された複数
    のノズルを有する印字ヘッドを駆動して、各ノズルから
    ドラムとともに回転する媒体に向けてインクをジェット
    しつつ画像を印刷可能に形成されたインクジェットプリ
    ンタにおいて、 非印刷時に前記各ノズルと前記ドラムの外周面との間に
    インク流動生成空間を形成し、前記各ノズルからインク
    流動生成空間内にインクを吐出させつつ前記印字ヘッド
    先端面に接しかつその後に外部へ排出されるインク流動
    を生成し、該先端面に付着した紙粉を除去可能に形成し
    たインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インク流動生成時における前記各ノ
    ズルからのインクが印字ヘッド内圧力で強制吐出される
    ものとされている請求項1記載のインクジェットプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記インク流動生成時における前記各ノ
    ズルからのインクが前記各ノズルの印刷時におけるイン
    クジェット作用によって吐出されるものとされている請
    求項1記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インク流動生成空間が前記先端面に
    インクが接触する満杯状態となるまでは前記各ノズルか
    らのインクを前記印字ヘッド内圧力で強制吐出させ、満
    杯状態後は前記インクジェット作用によって吐出可能に
    形成されている請求項2または請求項3記載のインクジ
    ェットプリンタ。
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