JPH1142677A - ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造方法 - Google Patents
ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造方法Info
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- JPH1142677A JPH1142677A JP20061697A JP20061697A JPH1142677A JP H1142677 A JPH1142677 A JP H1142677A JP 20061697 A JP20061697 A JP 20061697A JP 20061697 A JP20061697 A JP 20061697A JP H1142677 A JPH1142677 A JP H1142677A
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- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2083/00—Use of polymers having silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only, in the main chain, as moulding material
- B29K2083/005—LSR, i.e. liquid silicone rubbers, or derivatives thereof
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラス繊維を含まないポリブチレンテレフタ
レート樹脂とシリコーンゴムとが強固に接着された接着
複合体を、金型を使用して生産効率良く製造する方法を
提供する。 【解決手段】 本発明の製造方法では、加熱溶融された
ポリブチレンテレフタレート樹脂を、 130〜 150℃の温
度に加熱された金型のキャビティ内に一次射出した後、
ケイ素原子に直結した水素原子を有しかつフェニル基と
エステル結合とをそれぞれ有するシロキサン化合物を接
着付与成分とする付加反応型液状シリコーンゴム組成物
を、 130〜 150℃の温度に加熱された金型キャビティ内
に二次射出して加熱硬化させる。
レート樹脂とシリコーンゴムとが強固に接着された接着
複合体を、金型を使用して生産効率良く製造する方法を
提供する。 【解決手段】 本発明の製造方法では、加熱溶融された
ポリブチレンテレフタレート樹脂を、 130〜 150℃の温
度に加熱された金型のキャビティ内に一次射出した後、
ケイ素原子に直結した水素原子を有しかつフェニル基と
エステル結合とをそれぞれ有するシロキサン化合物を接
着付与成分とする付加反応型液状シリコーンゴム組成物
を、 130〜 150℃の温度に加熱された金型キャビティ内
に二次射出して加熱硬化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリブチレンテレ
フタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造
方法に係わり、さらに詳しくは、電気、電子、自動車、
精密機器、医療用機器等の分野で広く使用されているポ
リブチレンテレフタレート樹脂と、シリコーンゴムとが
良好に接着された接着複合体を、製造する方法に関す
る。
フタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造
方法に係わり、さらに詳しくは、電気、電子、自動車、
精密機器、医療用機器等の分野で広く使用されているポ
リブチレンテレフタレート樹脂と、シリコーンゴムとが
良好に接着された接着複合体を、製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電気、電子、自動車、精密機器、
医療用機器等の分野では、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリアミド、ポリカーボネートのような熱可
塑性樹脂が広く用いられており、このような熱可塑性樹
脂とシリコーンゴムとを接着する方法も数多く提案され
ている。
医療用機器等の分野では、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリアミド、ポリカーボネートのような熱可
塑性樹脂が広く用いられており、このような熱可塑性樹
脂とシリコーンゴムとを接着する方法も数多く提案され
ている。
【0003】従来から、熱可塑性樹脂とシリコーンゴム
との接着方法としては、例えば、熱可塑性樹脂の成形体
表面にプライマーを塗布して接着する方法が提案されて
いる(特開昭 62-264920号公報記載)。しかしこの方法
は、成形体を一旦金型から取出した後にプライマーを塗
布しなければならず、複雑な工程管理が必要になるた
め、工業的利用という点では製造効率が低いという問題
があった。
との接着方法としては、例えば、熱可塑性樹脂の成形体
表面にプライマーを塗布して接着する方法が提案されて
いる(特開昭 62-264920号公報記載)。しかしこの方法
は、成形体を一旦金型から取出した後にプライマーを塗
布しなければならず、複雑な工程管理が必要になるた
め、工業的利用という点では製造効率が低いという問題
があった。
【0004】また、熱可塑性樹脂とシリコーンゴムとの
接着複合体を得るために、接着性を向上させる成分(接
着性向上剤)を添加した自己接着性シリコーンゴムを用
いる方法が提案されている。そして、接着性向上剤とし
て、ケイ素原子に結合した水素原子とトリアルコキシシ
リルアルキル基を有するポリシロキサン(特開昭48-169
52号公報記載)、アクリロキシアルキル基を有するシラ
ンまたはシロキサンと有機過酸化物(特開昭50-26855号
公報記載)、ケイ素原子にエポキシ基および/またはエ
ステル基とケイ素原子に直接結合した水素原子とを有す
るポリシロキサン(特開昭50-39345号公報記載)などが
提案されている。しかしながら、これらの方法では、い
ずれも満足できる接着強度が得られなかった。
接着複合体を得るために、接着性を向上させる成分(接
着性向上剤)を添加した自己接着性シリコーンゴムを用
いる方法が提案されている。そして、接着性向上剤とし
て、ケイ素原子に結合した水素原子とトリアルコキシシ
リルアルキル基を有するポリシロキサン(特開昭48-169
52号公報記載)、アクリロキシアルキル基を有するシラ
ンまたはシロキサンと有機過酸化物(特開昭50-26855号
公報記載)、ケイ素原子にエポキシ基および/またはエ
ステル基とケイ素原子に直接結合した水素原子とを有す
るポリシロキサン(特開昭50-39345号公報記載)などが
提案されている。しかしながら、これらの方法では、い
ずれも満足できる接着強度が得られなかった。
【0005】さらに、特開平 5-84780号公報に開示され
た、金型を用いて射出成形を行なう接着複合体の製造方
法も知られているが、この方法では、シリコーンゴム組
成物が金属材料に対して接着性を有するため、フッ素樹
脂等で表面処理を施した高価な金型を使用しなければな
らなかった。またこのような表面処理の実施は、複雑な
構造を有する金型やスライド、突き出しピン等を持った
金型では、耐久性が十分でないという問題があった。
た、金型を用いて射出成形を行なう接着複合体の製造方
法も知られているが、この方法では、シリコーンゴム組
成物が金属材料に対して接着性を有するため、フッ素樹
脂等で表面処理を施した高価な金型を使用しなければな
らなかった。またこのような表面処理の実施は、複雑な
構造を有する金型やスライド、突き出しピン等を持った
金型では、耐久性が十分でないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
の接着性シリコーンゴム組成物では、熱可塑性樹脂に対
して満足できる接着強度が得られないか、あるいは熱可
塑性樹脂に対して良好に接着するものは金属に対しても
接着しやすく、金型を用いて熱可塑性樹脂との接着複合
体を成形するのに適した材料は得られていなかった。
の接着性シリコーンゴム組成物では、熱可塑性樹脂に対
して満足できる接着強度が得られないか、あるいは熱可
塑性樹脂に対して良好に接着するものは金属に対しても
接着しやすく、金型を用いて熱可塑性樹脂との接着複合
体を成形するのに適した材料は得られていなかった。
【0007】さらに、熱可塑性樹脂の中でもガラス繊維
(フィラー)を含有しないポリブチレンテレフタレート
樹脂では、シリコーンゴムとの接着複合体を得ることが
極めて困難であった。すなわち、ガラス繊維を含まない
ポリブチレンテレフタレート樹脂は、強靭で耐熱性、耐
摩耗性、耐候性、耐酸・耐油性等が良好であり、しかも
ガラス繊維を有するものに比べて柔軟性に優れているた
め、自動車の車体やコネクター、ハウジングなど多くの
用途に用いられている。そして、コネクターにおいて
は、アッセンブリ時の作業性や脱着性、防水性等の点か
ら、シール材としてオイルブリード性を有するフェニル
基含有ポリオルガノシロキサンを含むシリコーンゴムが
使用されているが、このようなシリコーンゴムでは、ブ
リードする(滲み出す)シリコーンオイルのために、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂との接着が阻害され、接
着複合体を得ることが困難であった。さらに、このよう
なポリブチレンテレフタレート樹脂では、接着に関与す
るガラス繊維を含まないため、シリコーンゴムとの接着
が極めて困難であった。
(フィラー)を含有しないポリブチレンテレフタレート
樹脂では、シリコーンゴムとの接着複合体を得ることが
極めて困難であった。すなわち、ガラス繊維を含まない
ポリブチレンテレフタレート樹脂は、強靭で耐熱性、耐
摩耗性、耐候性、耐酸・耐油性等が良好であり、しかも
ガラス繊維を有するものに比べて柔軟性に優れているた
め、自動車の車体やコネクター、ハウジングなど多くの
用途に用いられている。そして、コネクターにおいて
は、アッセンブリ時の作業性や脱着性、防水性等の点か
ら、シール材としてオイルブリード性を有するフェニル
基含有ポリオルガノシロキサンを含むシリコーンゴムが
使用されているが、このようなシリコーンゴムでは、ブ
リードする(滲み出す)シリコーンオイルのために、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂との接着が阻害され、接
着複合体を得ることが困難であった。さらに、このよう
なポリブチレンテレフタレート樹脂では、接着に関与す
るガラス繊維を含まないため、シリコーンゴムとの接着
が極めて困難であった。
【0008】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたもので、ガラス繊維を含まないポリブチレンテ
レフタレート樹脂とシリコーンゴムとが強固に接着され
た接着複合体を、金型を使用して生産効率良く製造する
方法を提供することを目的とする。
なされたもので、ガラス繊維を含まないポリブチレンテ
レフタレート樹脂とシリコーンゴムとが強固に接着され
た接着複合体を、金型を使用して生産効率良く製造する
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のポリブチレンテ
レフタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製
造方法は、加熱溶融されたポリブチレンテレフタレート
樹脂を、 130〜 150℃の温度に加熱された金型のキャビ
ティ内に一次射出した後、接着付与成分として、1分子
中にケイ素原子に直結した水素原子を少なくとも1個有
し、かつ少なくとも1個のフェニル基とエステル結合と
をそれぞれ有するシロキサン化合物が配合された付加反
応型液状シリコーンゴム組成物を、 130〜 150℃の温度
に加熱された前記金型のキャビティ内に前記一次射出物
に接触するように二次射出し、しかる後これを加熱硬化
させることを特徴とする。
レフタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製
造方法は、加熱溶融されたポリブチレンテレフタレート
樹脂を、 130〜 150℃の温度に加熱された金型のキャビ
ティ内に一次射出した後、接着付与成分として、1分子
中にケイ素原子に直結した水素原子を少なくとも1個有
し、かつ少なくとも1個のフェニル基とエステル結合と
をそれぞれ有するシロキサン化合物が配合された付加反
応型液状シリコーンゴム組成物を、 130〜 150℃の温度
に加熱された前記金型のキャビティ内に前記一次射出物
に接触するように二次射出し、しかる後これを加熱硬化
させることを特徴とする。
【0010】本発明に使用する付加反応型液状シリコー
ンゴム組成物について、以下に詳細に説明する。
ンゴム組成物について、以下に詳細に説明する。
【0011】この液状シリコーンゴム組成物は、接着付
与成分として、1分子中にケイ素原子に直結した水素原
子を少なくとも1個有するとともに、少なくとも1個の
フェニル基とエステル結合とをそれぞれ有するシロキサ
ン化合物が配合されたものである。このようなシロキサ
ン化合物としては、(CH3 )HSiO単位と、以下の
化学式で表されるエステル結合とフェニル基とを有する
シロキサン単位とをそれぞれ有する化合物が例示され
る。
与成分として、1分子中にケイ素原子に直結した水素原
子を少なくとも1個有するとともに、少なくとも1個の
フェニル基とエステル結合とをそれぞれ有するシロキサ
ン化合物が配合されたものである。このようなシロキサ
ン化合物としては、(CH3 )HSiO単位と、以下の
化学式で表されるエステル結合とフェニル基とを有する
シロキサン単位とをそれぞれ有する化合物が例示され
る。
【0012】
【化1】 さらに、本発明に使用する液状シリコーンゴム組成物と
しては、(A)アルケニル基含有ポリオルガノシロキサ
ンに、(B)1分子中にケイ素原子に直接結合した水素
原子を2個以上有するポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンと、(C)補強性充填剤と、(D)白金または白
金化合物からなる群から選ばれた付加反応触媒、および
接着付与成分として、(E)1-プロポキシベンゾエート
-1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサンを配合
した接着性シリコーンゴム組成物を使用することが望ま
しい。このような接着性シリコーンゴム組成物は、ガラ
ス繊維を含有しないポリブチレンテレフタレート樹脂に
対して良好な接着性を有するうえに、金属に対しては接
着しにくいので、前記樹脂とシリコーンゴムとが良好に
接着した接着性複合体を、金型を用いて効率的に製造す
ることができる。
しては、(A)アルケニル基含有ポリオルガノシロキサ
ンに、(B)1分子中にケイ素原子に直接結合した水素
原子を2個以上有するポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンと、(C)補強性充填剤と、(D)白金または白
金化合物からなる群から選ばれた付加反応触媒、および
接着付与成分として、(E)1-プロポキシベンゾエート
-1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサンを配合
した接着性シリコーンゴム組成物を使用することが望ま
しい。このような接着性シリコーンゴム組成物は、ガラ
ス繊維を含有しないポリブチレンテレフタレート樹脂に
対して良好な接着性を有するうえに、金属に対しては接
着しにくいので、前記樹脂とシリコーンゴムとが良好に
接着した接着性複合体を、金型を用いて効率的に製造す
ることができる。
【0013】ここで、接着性シリコーンゴム組成物を構
成する(A)成分のアルケニル基含有ポリオルガノシロ
キサンは、一般式:R1 a R2 b SiO
{4-(a+b)}/2 (式中、R1 はアルケニル基を表わし、R
2 は脂肪族不飽和結合を含まない置換または非置換の1
価の炭化水素基を表わす。また、aは 1〜3 の整数であ
り、bは 0〜2 の整数である。但し、a+bは 1〜3 の
整数である。)で示されるシロキサン単位を有し、アル
ケニル基であるR1 を1分子中に2個以上有する、25℃
における粘度が1000〜100000cpのポリオルガノシロキサ
ンである。
成する(A)成分のアルケニル基含有ポリオルガノシロ
キサンは、一般式:R1 a R2 b SiO
{4-(a+b)}/2 (式中、R1 はアルケニル基を表わし、R
2 は脂肪族不飽和結合を含まない置換または非置換の1
価の炭化水素基を表わす。また、aは 1〜3 の整数であ
り、bは 0〜2 の整数である。但し、a+bは 1〜3 の
整数である。)で示されるシロキサン単位を有し、アル
ケニル基であるR1 を1分子中に2個以上有する、25℃
における粘度が1000〜100000cpのポリオルガノシロキサ
ンである。
【0014】R1 としては、ビニル基、アリル基(2-プ
ロペニル基)、1-ブテニル基、1-ヘキセニル基等が挙げ
られるが、合成の容易さからビニル基とすることが望ま
しい。R2 およびその他のシロキサン単位のケイ素原子
に結合する有機基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリ
ール基、2-フェニルエチル基等のアラルキル基、クロロ
メチル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基等の置換炭化
水素基等が挙げられる。合成の容易さから、これらの有
機基のうちでメチル基とすることが最も望ましい。ま
た、メチル基とした場合には、得られるシリコーンゴム
組成物が硬化前に低い粘度を保持し、かつ硬化後には十
分な重合度を有し良好な物理特性を示すという利点を有
する。さらに、硬化物に耐寒性が必要な場合には、フェ
ニル基を、また対油性が必要な場合には3,3,3-トリフル
オロプロピル基をそれぞれ少量導入するなど、任意に選
択することができる。
ロペニル基)、1-ブテニル基、1-ヘキセニル基等が挙げ
られるが、合成の容易さからビニル基とすることが望ま
しい。R2 およびその他のシロキサン単位のケイ素原子
に結合する有機基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリ
ール基、2-フェニルエチル基等のアラルキル基、クロロ
メチル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基等の置換炭化
水素基等が挙げられる。合成の容易さから、これらの有
機基のうちでメチル基とすることが最も望ましい。ま
た、メチル基とした場合には、得られるシリコーンゴム
組成物が硬化前に低い粘度を保持し、かつ硬化後には十
分な重合度を有し良好な物理特性を示すという利点を有
する。さらに、硬化物に耐寒性が必要な場合には、フェ
ニル基を、また対油性が必要な場合には3,3,3-トリフル
オロプロピル基をそれぞれ少量導入するなど、任意に選
択することができる。
【0015】(B)成分のポリオルガノハイドロジェン
シロキサンは一般式:R3 c Hd SiO
{4-(c+d)}/2 (式中、R3 は置換または非置換の1価の
炭化水素基を表わす。また、cは 0〜2 の整数であり、
dは 1〜 3の整数である。但し、c+dは 1〜3 の整数
である。)で示されるシロキサン単位を有し、ケイ素原
子に直接結合した水素原子を1分子中に2個以上有する
ポリオルガノシロキサンであり、(A)成分のポリオル
ガノシロキサンと反応し架橋剤として作用するものであ
る。
シロキサンは一般式:R3 c Hd SiO
{4-(c+d)}/2 (式中、R3 は置換または非置換の1価の
炭化水素基を表わす。また、cは 0〜2 の整数であり、
dは 1〜 3の整数である。但し、c+dは 1〜3 の整数
である。)で示されるシロキサン単位を有し、ケイ素原
子に直接結合した水素原子を1分子中に2個以上有する
ポリオルガノシロキサンであり、(A)成分のポリオル
ガノシロキサンと反応し架橋剤として作用するものであ
る。
【0016】ケイ素原子に結合した水素原子の数は、
(B)成分全体として1分子中に2個を超える数であ
り、特に機械的強度を必要とする場合には、3個以上で
あることが好ましい。R3 およびその他のシロキサン単
位のケイ素原子に結合する有機基としては、(A)成分
におけるR2 と同様なものが例示され、合成が容易な点
からメチル基とすることが最も好ましい。
(B)成分全体として1分子中に2個を超える数であ
り、特に機械的強度を必要とする場合には、3個以上で
あることが好ましい。R3 およびその他のシロキサン単
位のケイ素原子に結合する有機基としては、(A)成分
におけるR2 と同様なものが例示され、合成が容易な点
からメチル基とすることが最も好ましい。
【0017】(B)成分の配合量は、ケイ素原子に結合
した水素原子の数が、(A)成分のアルケニル基1個当
り 0.5〜 4個となる量が望ましく、さらに好ましくは 1
〜 3個となるような量である。アルケニル基1個当りの
水素原子数が 0.5個未満では、硬化が十分に進行せず、
目的の強度の硬化物が得られない。また水素原子数が4
個を越えると、硬化後の物理的特性や耐熱性が低下して
好ましくない。
した水素原子の数が、(A)成分のアルケニル基1個当
り 0.5〜 4個となる量が望ましく、さらに好ましくは 1
〜 3個となるような量である。アルケニル基1個当りの
水素原子数が 0.5個未満では、硬化が十分に進行せず、
目的の強度の硬化物が得られない。また水素原子数が4
個を越えると、硬化後の物理的特性や耐熱性が低下して
好ましくない。
【0018】(C)成分の補強性充填剤としては、硬化
後のシリコーンゴムに強度を付与するシリカ系の充填剤
を使用することができる。特に、煙霧質シリカ、表面処
理煙霧質シリカ、沈殿シリカのような、比表面積が 50m
2 /g以上である微粉状シリカの使用が好ましい。このよ
うな微粉状シリカの市販品としては、アエロジル 130、
200、 300、R972(いずれも日本アエロジル社製)等が
挙げられる。
後のシリコーンゴムに強度を付与するシリカ系の充填剤
を使用することができる。特に、煙霧質シリカ、表面処
理煙霧質シリカ、沈殿シリカのような、比表面積が 50m
2 /g以上である微粉状シリカの使用が好ましい。このよ
うな微粉状シリカの市販品としては、アエロジル 130、
200、 300、R972(いずれも日本アエロジル社製)等が
挙げられる。
【0019】(C)成分の配合量は、(A)成分のアル
ケニル基含有ポリオルガノシロキサン 100重量部に対し
て 5〜60重量部とすることが望ましい。(C)成分の配
合量が 5重量部未満では、配合による補強の効果が現れ
ず、反対に60重量部を越える場合には、伸び、引張り強
さ、引裂き強さ等の他の物性が低下して好ましくない。
ケニル基含有ポリオルガノシロキサン 100重量部に対し
て 5〜60重量部とすることが望ましい。(C)成分の配
合量が 5重量部未満では、配合による補強の効果が現れ
ず、反対に60重量部を越える場合には、伸び、引張り強
さ、引裂き強さ等の他の物性が低下して好ましくない。
【0020】(D)成分の白金または白金化合物からな
る群から選ばれた触媒は、(A)ポリオルガノシロキサ
ンのアルケニル基と、(B)ポリオルガノハイドロジェ
ンシロキサンのケイ素原子に直結した水素原子(ハイド
ロジェン基)との間の付加反応を促進するものであり、
白金の単体(白金黒)、塩化白金酸、塩化白金酸とアル
コールから得られる錯体、白金−オレフィン錯体、白金
−ビニルシロキサン錯体、白金−トリフェニルホスフィ
ン錯体、その他の白金配位化合物、あるいはアルミナ、
シリカなどの担体に白金単体を担持したものなどを用い
ることができる。塩化白金酸または白金−オレフィン錯
体は、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶
剤、炭化水素系溶剤などに溶解したものを使用すること
が望ましい。
る群から選ばれた触媒は、(A)ポリオルガノシロキサ
ンのアルケニル基と、(B)ポリオルガノハイドロジェ
ンシロキサンのケイ素原子に直結した水素原子(ハイド
ロジェン基)との間の付加反応を促進するものであり、
白金の単体(白金黒)、塩化白金酸、塩化白金酸とアル
コールから得られる錯体、白金−オレフィン錯体、白金
−ビニルシロキサン錯体、白金−トリフェニルホスフィ
ン錯体、その他の白金配位化合物、あるいはアルミナ、
シリカなどの担体に白金単体を担持したものなどを用い
ることができる。塩化白金酸または白金−オレフィン錯
体は、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶
剤、炭化水素系溶剤などに溶解したものを使用すること
が望ましい。
【0021】このような(D)成分の配合量は、硬化速
度によって適宜増減されるが、通常は(A)成分に対す
る白金原子の量として、 0.1〜100ppmと極めて少量で十
分に架橋促進の効果を有し、特に 1〜 30ppmの範囲が有
効である。(D)成分の配合量が白金原子として0.1ppm
未満では、十分に硬化が進行せず、また100ppmを越えて
も特に硬化速度の向上等は期待できない。
度によって適宜増減されるが、通常は(A)成分に対す
る白金原子の量として、 0.1〜100ppmと極めて少量で十
分に架橋促進の効果を有し、特に 1〜 30ppmの範囲が有
効である。(D)成分の配合量が白金原子として0.1ppm
未満では、十分に硬化が進行せず、また100ppmを越えて
も特に硬化速度の向上等は期待できない。
【0022】(E)成分の1-プロポキシベンゾエート -
1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサンは、以下
の構造式で表されるシロキサン化合物(ポリシロキサ
ン)であり、このような構造の化合物を接着付与成分と
して使用することで、ポリブチレンテレフタレート樹脂
に対して、他のシロキサン化合物の使用では得られない
高い接着強度を得ることができる。
1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサンは、以下
の構造式で表されるシロキサン化合物(ポリシロキサ
ン)であり、このような構造の化合物を接着付与成分と
して使用することで、ポリブチレンテレフタレート樹脂
に対して、他のシロキサン化合物の使用では得られない
高い接着強度を得ることができる。
【0023】
【化2】 (E)成分の配合量は、(A)成分 100重量部に対して
0.5〜 5重量部とすることが望ましく、より好ましくは
1〜 3重量部とする。(E)成分の配合量が 0.5重量部
未満では、ポリブチレンテレフタレート樹脂に対する接
着性の発現が不十分であり、また 5重量部を超えても接
着性向上の効果は変わらず、かえって硬さや引張り強さ
等の特性が低下して好ましくない。
0.5〜 5重量部とすることが望ましく、より好ましくは
1〜 3重量部とする。(E)成分の配合量が 0.5重量部
未満では、ポリブチレンテレフタレート樹脂に対する接
着性の発現が不十分であり、また 5重量部を超えても接
着性向上の効果は変わらず、かえって硬さや引張り強さ
等の特性が低下して好ましくない。
【0024】以上の(A)〜(E)の各成分を配合した
接着性シリコーンゴム組成物には、さらに(F)フェニ
ル基含有ポリオルガノシロキサンを適宜配合することが
できる。このフェニル基含有ポリオルガノシロキサン
は、硬化後のシリコーンゴムにオイルブリード性を付与
し、接着複合体に防水、シール性を付与するものであ
る。硬化後のシリコーンゴム表面にブリードする(滲み
だす)シリコーンオイルは、金型に対する離型剤として
作用し、接着複合体の金型からの抜脱を容易にする。こ
こで、(F)フェニル基含有ポリオルガノシロキサンに
おけるフェニル基の含有割合は、 5〜35モル%であるこ
とが好ましい。 5モル%未満のものでは、硬化後のシリ
コーンゴムにオイルブリード性を付与する効果が十分に
現れない。また、フェニル基含有量が35モル%を越える
ポリオルガノシロキサンでは、ブリードするシリコーン
オイルの量が多くなり過ぎ、かえってポリブチレンテレ
フタレート樹脂に対する接着性が悪くなるため、好まし
くない。
接着性シリコーンゴム組成物には、さらに(F)フェニ
ル基含有ポリオルガノシロキサンを適宜配合することが
できる。このフェニル基含有ポリオルガノシロキサン
は、硬化後のシリコーンゴムにオイルブリード性を付与
し、接着複合体に防水、シール性を付与するものであ
る。硬化後のシリコーンゴム表面にブリードする(滲み
だす)シリコーンオイルは、金型に対する離型剤として
作用し、接着複合体の金型からの抜脱を容易にする。こ
こで、(F)フェニル基含有ポリオルガノシロキサンに
おけるフェニル基の含有割合は、 5〜35モル%であるこ
とが好ましい。 5モル%未満のものでは、硬化後のシリ
コーンゴムにオイルブリード性を付与する効果が十分に
現れない。また、フェニル基含有量が35モル%を越える
ポリオルガノシロキサンでは、ブリードするシリコーン
オイルの量が多くなり過ぎ、かえってポリブチレンテレ
フタレート樹脂に対する接着性が悪くなるため、好まし
くない。
【0025】(F)成分の配合量は、(A)成分 100重
量部に対して10重量部以下とすることが望ましく、より
好ましくは 2〜 5重量部とする。(F)フェニル基含有
ポリオルガノシロキサンの配合量が、(A)成分 100重
量部当り10重量部を超える場合には、シリコーンオイル
のブリード量が多くなり過ぎて、樹脂に対する接着性が
悪くなる。
量部に対して10重量部以下とすることが望ましく、より
好ましくは 2〜 5重量部とする。(F)フェニル基含有
ポリオルガノシロキサンの配合量が、(A)成分 100重
量部当り10重量部を超える場合には、シリコーンオイル
のブリード量が多くなり過ぎて、樹脂に対する接着性が
悪くなる。
【0026】さらに、このような接着性シリコーンゴム
組成物には、通常用いられている添加剤を必要に応じて
適宜配合することができる。そのような添加剤として
は、石英粉末、けいそう土、炭酸カルシウム等の非補強
性の充填剤、顔料、公知の難燃剤、酸化鉄、酸化セリウ
ム、カルボン酸鉄、希土類有機酸塩等の耐熱性向上剤な
どが例示される。また、常温における保存中の安定性を
増す目的で、アセチレンアルコールのような架橋反応遅
延剤を添加することもできる。
組成物には、通常用いられている添加剤を必要に応じて
適宜配合することができる。そのような添加剤として
は、石英粉末、けいそう土、炭酸カルシウム等の非補強
性の充填剤、顔料、公知の難燃剤、酸化鉄、酸化セリウ
ム、カルボン酸鉄、希土類有機酸塩等の耐熱性向上剤な
どが例示される。また、常温における保存中の安定性を
増す目的で、アセチレンアルコールのような架橋反応遅
延剤を添加することもできる。
【0027】本発明において、このような接着性シリコ
ーンゴム組成物と、ガラス繊維を含有しないポリブチレ
ンテレフタレート樹脂との接着複合体を製造するには、
まず加熱溶融されたポリブチレンテレフタレート樹脂
を、射出機により金型の所定のキャビティ内に一次射出
し冷却した後、あるいは射出後冷却することなく続い
て、同一金型の別のキャビティ内に、未硬化の付加反応
型液状シリコーンゴム組成物を二次射出して、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂の射出物と接触させ、次いで金
型内で加熱硬化させる方法が採られる。なお、一次射出
と二次射出とは、連続する2回の射出工程における前後
の関係を表わすもので、一次射出あるいは二次射出が2
回以上の射出工程を有していても良い。また、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂の成形金型温度、および接着性
シリコーンゴム組成物の成形金型温度は、いずれも 130
〜 150℃とすることが望ましい。これらの成形温度が 1
30℃未満では接着性の発現が不十分であり、また 150℃
を越える場合には、樹脂成形体の寸法精度が悪くなり好
ましくない。
ーンゴム組成物と、ガラス繊維を含有しないポリブチレ
ンテレフタレート樹脂との接着複合体を製造するには、
まず加熱溶融されたポリブチレンテレフタレート樹脂
を、射出機により金型の所定のキャビティ内に一次射出
し冷却した後、あるいは射出後冷却することなく続い
て、同一金型の別のキャビティ内に、未硬化の付加反応
型液状シリコーンゴム組成物を二次射出して、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂の射出物と接触させ、次いで金
型内で加熱硬化させる方法が採られる。なお、一次射出
と二次射出とは、連続する2回の射出工程における前後
の関係を表わすもので、一次射出あるいは二次射出が2
回以上の射出工程を有していても良い。また、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂の成形金型温度、および接着性
シリコーンゴム組成物の成形金型温度は、いずれも 130
〜 150℃とすることが望ましい。これらの成形温度が 1
30℃未満では接着性の発現が不十分であり、また 150℃
を越える場合には、樹脂成形体の寸法精度が悪くなり好
ましくない。
【0028】本発明においては、このようにガラス繊維
を有しないポリブチレンテレフタレート樹脂を金型内に
一次射出した後、続いて、接着付与成分が配合された付
加反応型液状シリコーンゴム組成物を同一金型内に射出
し、加熱硬化させているので、シリコーンゴムが金型に
接着することがなく、ポリブチレンテレフタレート樹脂
とシリコーンゴムとが強固に接着した接着複合体を、生
産効率良く得ることができる。また、得られた接着複合
体においては、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリ
コーンゴムとの両者の特性が十分に発揮され、電気、電
子、自動車、精密機器、医療用機器等の分野で有効に使
用される。
を有しないポリブチレンテレフタレート樹脂を金型内に
一次射出した後、続いて、接着付与成分が配合された付
加反応型液状シリコーンゴム組成物を同一金型内に射出
し、加熱硬化させているので、シリコーンゴムが金型に
接着することがなく、ポリブチレンテレフタレート樹脂
とシリコーンゴムとが強固に接着した接着複合体を、生
産効率良く得ることができる。また、得られた接着複合
体においては、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリ
コーンゴムとの両者の特性が十分に発揮され、電気、電
子、自動車、精密機器、医療用機器等の分野で有効に使
用される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。
明する。
【0030】まず、実施例に使用する2色射出成形装置
について説明する。
について説明する。
【0031】この射出成形装置は、図1に示すように、
2基の射出機を備え、これらの射出機の各ノズル部1、
2が、成形金型3のキャビティ部4に連結されている。
そして、一次射出用のノズル部1は金型3のパーティン
グラインから、二次射出用のノズル部2は金型3の右側
面中央部からそれぞれ射出するようになっている。ま
た、金型3は、左側金型片3aと右側金型片3bとから
成り、各金型片の対向する面の2箇所にはそれぞれ成形
凹部が形成され、これらの成形凹部により、2つのキャ
ビティ部4a、4bがそれぞれ形成されている。さら
に、金型片3a、3bをパーティングラインに沿って回
転することで、各キャビティ部4a、4bを互いに置き
換えることができるように構成されている。
2基の射出機を備え、これらの射出機の各ノズル部1、
2が、成形金型3のキャビティ部4に連結されている。
そして、一次射出用のノズル部1は金型3のパーティン
グラインから、二次射出用のノズル部2は金型3の右側
面中央部からそれぞれ射出するようになっている。ま
た、金型3は、左側金型片3aと右側金型片3bとから
成り、各金型片の対向する面の2箇所にはそれぞれ成形
凹部が形成され、これらの成形凹部により、2つのキャ
ビティ部4a、4bがそれぞれ形成されている。さら
に、金型片3a、3bをパーティングラインに沿って回
転することで、各キャビティ部4a、4bを互いに置き
換えることができるように構成されている。
【0032】実施例では、このような構造の2色射出成
形装置により、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリ
コーンゴムとの接着複合体が製造される。すなわち、ガ
ラス繊維を含有しないポリブチレンテレフタレート樹脂
を2色射出成形装置の一次射出用の射出機に投入し、該
樹脂の溶融温度以上に加熱して溶融させる。そして、こ
の溶融材料をノズル部1から、 130〜 150℃に加熱保持
された金型のキャビティ部4aに射出した後、冷却硬化
させ、ポリブチレンテレフタレート樹脂成形体を形成す
る。
形装置により、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリ
コーンゴムとの接着複合体が製造される。すなわち、ガ
ラス繊維を含有しないポリブチレンテレフタレート樹脂
を2色射出成形装置の一次射出用の射出機に投入し、該
樹脂の溶融温度以上に加熱して溶融させる。そして、こ
の溶融材料をノズル部1から、 130〜 150℃に加熱保持
された金型のキャビティ部4aに射出した後、冷却硬化
させ、ポリブチレンテレフタレート樹脂成形体を形成す
る。
【0033】次に、型開きを行なうとともに、左側金型
片3aの凹部にポリブチレンテレフタレート樹脂成形体
を保持した状態で左側金型片3bを 180°回転させるこ
とにより、この樹脂成形体を含むシリコーンゴム射出用
のキャビティ部を形成した後、 130〜 150℃に加熱保持
されたこのキャビティ部に、二次射出用のノズル部2か
ら、ケイ素原子に直結した水素原子を有し、かつフェニ
ル基とエステル結合とをそれぞれ有するシロキサン化合
物が配合された付加反応型液状シリコーンゴム組成物を
射出する。そして、そのまま加熱・硬化させてシリコー
ンゴム成形体を形成する。
片3aの凹部にポリブチレンテレフタレート樹脂成形体
を保持した状態で左側金型片3bを 180°回転させるこ
とにより、この樹脂成形体を含むシリコーンゴム射出用
のキャビティ部を形成した後、 130〜 150℃に加熱保持
されたこのキャビティ部に、二次射出用のノズル部2か
ら、ケイ素原子に直結した水素原子を有し、かつフェニ
ル基とエステル結合とをそれぞれ有するシロキサン化合
物が配合された付加反応型液状シリコーンゴム組成物を
射出する。そして、そのまま加熱・硬化させてシリコー
ンゴム成形体を形成する。
【0034】こうして、図2に示すように、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂成形体5とシリコーンゴム成形体
6とが強固に接着され、寸法精度が良好な接着複合体を
得ることができる。
ンテレフタレート樹脂成形体5とシリコーンゴム成形体
6とが強固に接着され、寸法精度が良好な接着複合体を
得ることができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例および比較例を示し、本発明を
具体的に説明する。なお、以下の文中における「部」
は、全て「重量部」を示すものとする。
具体的に説明する。なお、以下の文中における「部」
は、全て「重量部」を示すものとする。
【0036】実施例1〜4 [シリコーンゴム組成物の調製] (A)両末端がそれぞれジメチルビニル基で封鎖され
た、25℃における粘度が10000cpのポリジメチルシロキ
サン 100部と、(C)アエロジル 200をオクタメチルテ
トラシクロシロキサンで処理した微粉末状シリカ40部と
をニーダーに仕込み、常温で 1時間撹拌混合を行なった
後、 150℃に昇温し、 2時間加熱混合を行なった。その
後混合物を常温まで冷却し、これに、(B)(CH3 )
HSiOの1/2単位67mol%と(CH3 )2 SiO単位33m
ol%とからなるポリメチルハイドロジェンシロキサン 1.
5部と、(D)白金−ビニルシロキサン錯体溶液(白金
原子含有量0.5wt%) 0.3部、および反応遅延剤である2-
メチル -3-ブチン -2-オール(アセチレンアルコール)
0.05部をそれぞれ添加し、均一になるまで混合した。次
いでこの組成物に、表1に示すように、接着付与成分と
して(E)-1、(E)-2、(E)-3の各シロキサン化合
物をそれぞれ 1部配合するとともに、実施例2において
は、さらにフェニル基含有量が28mol%で25℃における粘
度が 200cPのフェニル基含有ポリオルガノシロキサン 5
部を配合し、シリコーンゴム組成物を調製した。また、
比較例として、前記した組成物に(E)-4を表1に示す
割合で配合し、シリコーンゴム組成物を調製した。
た、25℃における粘度が10000cpのポリジメチルシロキ
サン 100部と、(C)アエロジル 200をオクタメチルテ
トラシクロシロキサンで処理した微粉末状シリカ40部と
をニーダーに仕込み、常温で 1時間撹拌混合を行なった
後、 150℃に昇温し、 2時間加熱混合を行なった。その
後混合物を常温まで冷却し、これに、(B)(CH3 )
HSiOの1/2単位67mol%と(CH3 )2 SiO単位33m
ol%とからなるポリメチルハイドロジェンシロキサン 1.
5部と、(D)白金−ビニルシロキサン錯体溶液(白金
原子含有量0.5wt%) 0.3部、および反応遅延剤である2-
メチル -3-ブチン -2-オール(アセチレンアルコール)
0.05部をそれぞれ添加し、均一になるまで混合した。次
いでこの組成物に、表1に示すように、接着付与成分と
して(E)-1、(E)-2、(E)-3の各シロキサン化合
物をそれぞれ 1部配合するとともに、実施例2において
は、さらにフェニル基含有量が28mol%で25℃における粘
度が 200cPのフェニル基含有ポリオルガノシロキサン 5
部を配合し、シリコーンゴム組成物を調製した。また、
比較例として、前記した組成物に(E)-4を表1に示す
割合で配合し、シリコーンゴム組成物を調製した。
【0037】なお、(E)-1は、前記した化学式 (I)で
表わされる1-プロポキシベンゾエート -1,3,5,7-テトラ
メチルシクロテトラシロキサンであり、(E)-2および
(E)-3としては、それぞれ以下の化学式(II)および
(III)で表わされる、ケイ素原子に直結した水素原子を
有しフェニル基とエステル結合とをそれぞれ有するシロ
キサン化合物を使用した。
表わされる1-プロポキシベンゾエート -1,3,5,7-テトラ
メチルシクロテトラシロキサンであり、(E)-2および
(E)-3としては、それぞれ以下の化学式(II)および
(III)で表わされる、ケイ素原子に直結した水素原子を
有しフェニル基とエステル結合とをそれぞれ有するシロ
キサン化合物を使用した。
【0038】
【化3】
【化4】 また、(E)-4としては、以下の化学式
【化5】 で表わされるグリシドキシ基を有するテトラシロキサン
を使用した。
を使用した。
【0039】次に、図1に示す2色射出成形装置を用い
て、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴム
との接着複合体を製造した。すなわち、2色射出成形装
置において、金型を約 120kgf/cm2 の圧力で型締めした
後、ポリブチレンテレフタレート樹脂(ポリプラスチッ
ク社のH-01)を射出機に投入し、 290℃に加熱して溶融
させ、この溶融材料を、一次射出用ノズル部から 140℃
に加熱保持された金型のキャビティ部に、 700kgf/cm2
の射出圧力で約10秒間射出した後、約30秒間冷却・硬化
させて、ポリブチレンテレフタレート樹脂成形体を形成
した。
て、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴム
との接着複合体を製造した。すなわち、2色射出成形装
置において、金型を約 120kgf/cm2 の圧力で型締めした
後、ポリブチレンテレフタレート樹脂(ポリプラスチッ
ク社のH-01)を射出機に投入し、 290℃に加熱して溶融
させ、この溶融材料を、一次射出用ノズル部から 140℃
に加熱保持された金型のキャビティ部に、 700kgf/cm2
の射出圧力で約10秒間射出した後、約30秒間冷却・硬化
させて、ポリブチレンテレフタレート樹脂成形体を形成
した。
【0040】次に、右側の金型片を外して型開きを行な
うとともに、左側の金型片の凹部にポリブチレンテレフ
タレート樹脂成形体を保持した状態で左側金型片を 180
°回転させた後、右側の金型片を合わせて約 120kgf/cm
2 の圧力で再び型締めし、ポリブチレンテレフタレート
樹脂成形体に形成された凹部と右側金型片の成形凹部面
とにより、シリコーンゴム射出用のキャビティ部を形成
した。そして、このキャビティ部に射出機の二次射出用
ノズル部から、実施例1〜4および比較例のシリコーン
ゴム組成物を、50kgf/cm2 (スクリュー後端)の射出圧
力で約15秒間射出した後、そのまま約60秒間加熱を続け
て硬化させ、シリコーンゴム成形体を形成した。このと
きの金型キャビティ部の設定温度は 140℃であった。
うとともに、左側の金型片の凹部にポリブチレンテレフ
タレート樹脂成形体を保持した状態で左側金型片を 180
°回転させた後、右側の金型片を合わせて約 120kgf/cm
2 の圧力で再び型締めし、ポリブチレンテレフタレート
樹脂成形体に形成された凹部と右側金型片の成形凹部面
とにより、シリコーンゴム射出用のキャビティ部を形成
した。そして、このキャビティ部に射出機の二次射出用
ノズル部から、実施例1〜4および比較例のシリコーン
ゴム組成物を、50kgf/cm2 (スクリュー後端)の射出圧
力で約15秒間射出した後、そのまま約60秒間加熱を続け
て硬化させ、シリコーンゴム成形体を形成した。このと
きの金型キャビティ部の設定温度は 140℃であった。
【0041】次いで、こうして得られた接着複合体にお
いて、樹脂成形体とシリコーンゴム成形体との接着性試
験を行なった。また、金型からの抜き出し容易性を調べ
た。これらの試験結果を表1下欄にそれぞれ示す。
いて、樹脂成形体とシリコーンゴム成形体との接着性試
験を行なった。また、金型からの抜き出し容易性を調べ
た。これらの試験結果を表1下欄にそれぞれ示す。
【0042】
【表1】 表1の結果から、実施例1〜4でそれぞれ得られた接着
複合体においては、ポリブチレンテレフタレート樹脂成
形体とシリコーンゴム成形体との接着強度が高く、良好
な接着性を有するうえに、シリコーンゴム成形体表面へ
ブリードするオイル量が適量であり、金型からの抜き出
しが容易であることがわかった。これに対して、比較例
で得られた接着複合体では、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂成形体とシリコーンゴム成形体との接着性が不十
分であり剥離しやすい。
複合体においては、ポリブチレンテレフタレート樹脂成
形体とシリコーンゴム成形体との接着強度が高く、良好
な接着性を有するうえに、シリコーンゴム成形体表面へ
ブリードするオイル量が適量であり、金型からの抜き出
しが容易であることがわかった。これに対して、比較例
で得られた接着複合体では、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂成形体とシリコーンゴム成形体との接着性が不十
分であり剥離しやすい。
【0043】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
においては、ガラス繊維を有しないポリブチレンテレフ
タレート樹脂を金型内に一次射出した後、ケイ素原子に
直結した水素原子有し、かつフェニル基とエステル結合
とをそれぞれ有するシロキサン化合物を接着性付与成分
とする付加反応型液状シリコーンゴムを、同一金型内に
射出し加熱硬化させているので、シリコーンゴムが金型
に接着することがなく、ポリブチレンテレフタレート樹
脂とシリコーンゴムとが強固に接着した接着複合体を生
産効率良く得ることができる。また、得られた接着複合
体は、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴ
ムとの両者の特性が良好に発揮され、電気、電子、自動
車、精密機器等の分野で有効に使用されるものである。
においては、ガラス繊維を有しないポリブチレンテレフ
タレート樹脂を金型内に一次射出した後、ケイ素原子に
直結した水素原子有し、かつフェニル基とエステル結合
とをそれぞれ有するシロキサン化合物を接着性付与成分
とする付加反応型液状シリコーンゴムを、同一金型内に
射出し加熱硬化させているので、シリコーンゴムが金型
に接着することがなく、ポリブチレンテレフタレート樹
脂とシリコーンゴムとが強固に接着した接着複合体を生
産効率良く得ることができる。また、得られた接着複合
体は、ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴ
ムとの両者の特性が良好に発揮され、電気、電子、自動
車、精密機器等の分野で有効に使用されるものである。
【図1】本発明の実施例に使用する2色射出成形装置の
概略を示す断面図。
概略を示す断面図。
【図2】本発明の実施例により製造される接着複合体の
斜視図。
斜視図。
1………一次射出用ノズル部 2………二次射出用ノズル部 3………金型 4………キャビティ部 5………ポリブチレンテレフタレート樹脂成形体 6………シリコーンゴム成形体
フロントページの続き (72)発明者 千葉 修二 東京都港区六本木6丁目2番31号 東芝シ リコーン株式会社内 (72)発明者 上野 秀樹 東京都港区六本木6丁目2番31号 東芝シ リコーン株式会社内 (72)発明者 善林 三千夫 東京都港区六本木6丁目2番31号 東芝シ リコーン株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱溶融されたポリブチレンテレフタレ
ート樹脂を、 130〜150℃の温度に加熱された金型のキ
ャビティ内に一次射出した後、接着付与成分として、1
分子中にケイ素原子に直結した水素原子を少なくとも1
個有し、かつ少なくとも1個のフェニル基とエステル結
合とをそれぞれ有するシロキサン化合物が配合された付
加反応型液状シリコーンゴム組成物を、 130〜 150℃の
温度に加熱された前記金型のキャビティ内に前記一次射
出物に接触するように二次射出し、しかる後これを加熱
硬化させることを特徴とするポリブチレンテレフタレー
ト樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造方法。 - 【請求項2】 前記付加反応型液状シリコーンゴム組成
物が、(A)アルケニル基含有ポリオルガノシロキサン
に、(B)1分子中にケイ素原子に直接結合した水素原
子を2個以上有するポリオルガノハイドロジェンシロキ
サンと、(C)補強性充填剤と、(D)白金または白金
化合物からなる群から選ばれた付加反応触媒、および接
着付与成分として、(E)1-プロポキシベンゾエート -
1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサンを配合し
た接着性シリコーンゴム組成物であることを特徴とする
請求項1記載のポリブチレンテレフタレート樹脂とシリ
コーンゴムとの接着複合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20061697A JPH1142677A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20061697A JPH1142677A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1142677A true JPH1142677A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16427345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20061697A Withdrawn JPH1142677A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | ポリブチレンテレフタレート樹脂とシリコーンゴムとの接着複合体の製造方法 |
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JP (1) | JPH1142677A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010009903A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 固体高分子型燃料電池セパレータ用接着性シール組成物、セパレータシール及びセパレータ |
CN112457818A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-03-09 | 广东皓明有机硅材料有限公司 | 一种模顶封装用双组分有机硅组合物及其制备方法 |
CN114103193A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-03-01 | 嘉兴逸轩新材料科技有限公司 | 一种易去污型pet转移膜的制备工艺 |
CN117167480A (zh) * | 2023-11-02 | 2023-12-05 | 浙江葆润应用材料有限公司 | 一种金属复合硅胶结构的密封圈 |
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1997
- 1997-07-25 JP JP20061697A patent/JPH1142677A/ja not_active Withdrawn
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