JPH1142534A - 工具管理装置及び工具管理機能を備えた工作機械の制御装置 - Google Patents

工具管理装置及び工具管理機能を備えた工作機械の制御装置

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JPH1142534A
JPH1142534A JP20502797A JP20502797A JPH1142534A JP H1142534 A JPH1142534 A JP H1142534A JP 20502797 A JP20502797 A JP 20502797A JP 20502797 A JP20502797 A JP 20502797A JP H1142534 A JPH1142534 A JP H1142534A
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JP20502797A
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Atsuhisa Asada
敦久 浅田
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マシニングセンタのような工作機械におい
て、工具データの誤入力により工具が工作物や装置と干
渉して破損することを防止する。 【解決手段】 第1記憶手段には自動工具交換装置12
の工具マガジン13の各ポットPに現在装着保管されて
いる各工具Tのデータが記憶され、第2記憶手段には各
工具Tのデータの変動範囲の許容値が記憶される。判定
手段は、工具Tのデータが入力されたとき、入力された
データと、その工具が装着保管されるポットPに関して
第1記憶手段に記憶された工具のデータとを比較して、
その差が第2記憶手段に記憶された許容値内にあるか否
かを判定する。許容値内にないと判定されれば、警告手
段は警告信号の出力または再入力の指示を行う。第1記
憶手段には、各ポットに装着保管される各工具の寸法デ
ータの標準値が記憶されるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤った工具データ
の入力をチェックする機能を有する工具管理装置及びマ
シニングセンタ等の工作機械の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械では、自
動加工を行うために、使用するNC加工プログラムで想
定する工具の寸法データの標準値(例えば標準工具長)
を工作機械の数値制御装置または工具管理装置に登録し
ている。この標準工具長と実際に使用する個々の工具の
工具長とは多少差があるのが普通であるので、摩耗また
は破損などにより工具を交換する際には、作業者は予め
機外においてツールプリセッタを用いて測定された実際
の工具長と標準工具長との差を補正値として操作盤から
数値制御装置等に入力し、数値制御装置が備えている工
具長補正機能によりこの差を自動的に補正して加工を行
うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この補
正値の入力は手動で行っているので入力ミスにより誤っ
た補正値を入力するおそれがあり、そのような場合には
工具が想定外の移動をして工作物あるいは工作機械の一
部と干渉することがあり、それが原因となって工具と工
作物あるいは工具と装置を破損するという問題がある。
本発明は入力された補正値等の工具データが誤っている
か否かを判断し、誤っていると判断した場合には警告を
発しあるいは再入力を促して、このような問題を解決す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による工具管理装
置は、自動工具交換装置の工具マガジンの各ポットに装
着保管されている各工具の工具長もしくは工具径または
工具長補正値もしくは工具径補正値等のデータを記憶す
る第1記憶手段、各工具のデータの変動範囲の許容値を
記憶する第2記憶手段、新たに工具マガジンの各ポット
に装着保管される工具のデータを入力する入力手段、こ
の入力手段により工具のデータが入力されたとき、入力
されたデータと、対応する第1記憶手段に記憶された工
具のデータとを比較して、その差が第2記憶手段に記憶
された許容値内にあるか否かを判定する判定手段、及び
この判定手段により許容値内にないと判定されたとき警
告信号の出力または再入力の指示を行う警告手段、を備
えたことを特徴とするものである。工具の寿命の所定の
限度への到達あるいは破損などに伴う工具の交換により
ポットに装着保管される工具のデータは個々の工具毎に
多少差があるが、このような場合は同一仕様の工具の交
換であるのでその差はわずかであり、これが大きくなる
のは誤入力の場合である。この発明では、入力された工
具データを第1記憶手段に記憶されたそれまで装着保管
されていた工具のデータと比較し、その差が第2記憶手
段に記憶された許容値を越えれば、工具データの入力ミ
スがあったと判断して、警告手段が警告信号の出力また
は再入力の指示を行う。
【0005】本発明による工具管理機能を備えた工作機
械の制御装置は、自動工具交換装置の工具マガジンの各
ポットに装着保管されている各工具の工具長もしくは工
具径または工具長補正値もしくは工具径補正値等のデー
タを記憶する第1記憶手段、各工具のデータの変動範囲
の許容値を記憶する第2記憶手段、新たに工具マガジン
の各ポットに装着保管される工具のデータを入力する入
力手段、この入力手段により工具のデータが入力された
とき、入力されたデータと、対応する第1記憶手段に記
憶された工具のデータとを比較して、その差が第2記憶
手段に記憶された許容値内にあるか否かを判定する判定
手段、及びこの判定手段により許容値内にないと判定さ
れたとき警告信号の出力または再入力の指示を行う警告
手段、を備えたことを特徴とするものである。この発明
でも前項の発明と同様、入力された工具データをそれま
で装着保管されていた工具のデータと比較し、その差が
許容値を越えれば、工具データの入力ミスがあったと判
断して、警告手段が警告信号の出力または再入力の指示
を行う。
【0006】また本発明による工具管理装置は、自動工
具交換装置の工具マガジンの各ポットに装着保管される
各工具の工具長または工具径等の寸法データの標準値を
記憶する第1記憶手段、各工具の寸法データの標準値に
対する変動範囲の許容値を記憶する第2記憶手段、新た
に工具マガジンの各ポットに装着保管される工具の寸法
データを入力する入力手段、この入力手段により工具の
寸法データが入力されたとき、入力された寸法データ
と、対応する第1記憶手段に記憶された工具の寸法デー
タの標準値とを比較して、その差が第2記憶手段に記憶
された許容値内にあるか否かを判定する判定手段、及び
この判定手段により許容値内にないと判定されたとき警
告信号の出力または再入力の指示を行う警告手段、を備
えたことを特徴とするものである。工具の寿命の所定の
限度への到達あるいは破損など、または段取り替え等に
伴う工具の交換によりポットに装着保管される工具の寸
法データは個々の工具毎に多少差があるが、対応する工
具の寸法データの標準値との差はわずかであり、これが
大きくなるのは誤入力の場合である。この発明では、入
力された寸法データを第1記憶手段に記憶された対応す
る工具の寸法データの標準値と比較し、その差が第2記
憶手段に記憶された許容値を越えれば、工具の寸法デー
タに入力ミスがあったと判断して、警告手段が警告信号
の出力または再入力の指示を行う。
【0007】前項の工具管理装置の第1記憶手段は装着
保管される工具を特定する工具番号の一部として工具の
寸法データの標準値を記憶していることが好ましい。こ
のようにすれば、工具の寸法データの標準値は、装着保
管される工具を特定する工具番号を記憶する記憶領域の
一部を利用して記憶される。
【0008】また本発明による工具管理機能を備えた工
作機械の制御装置は、自動工具交換装置の工具マガジン
の各ポットに装着保管される各工具の工具長または工具
径等の寸法データの標準値を記憶する第1記憶手段、各
工具の寸法データの標準値に対する変動範囲の許容値を
記憶する第2記憶手段、新たに工具マガジンの各ポット
に装着保管される工具の寸法データを入力する入力手
段、この入力手段により工具の寸法データが入力された
とき、入力された寸法データと、対応する第1記憶手段
に記憶された工具の寸法データの標準値とを比較して、
その差が第2記憶手段に記憶された許容値内にあるか否
かを判定する判定手段、及びこの判定手段により許容値
内にないと判定されたとき警告信号の出力または再入力
の指示を行う警告手段、を備えたことを特徴とするもの
である。この発明でも前前項の発明と同様、入力された
寸法データを第1記憶手段に記憶された対応する工具の
寸法データの標準値と比較し、その差が許容値を越えれ
ば、工具の寸法データに入力ミスがあったと判断して、
警告手段が警告信号の出力または再入力の指示を行う。
【0009】前項の工具管理機能を備えた工作機械の制
御装置の第1記憶手段は装着保管される工具を特定する
工具番号の一部として工具の寸法データの標準値を記憶
していることが好ましい。このようにすれば工具の寸法
データの標準値は、装着保管される工具を特定する工具
番号を記憶する記憶領域の一部を利用して記憶される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による工具管理機
能を備えた工作機械の全体構成を示す図である。図1に
示すように、マシニングセンタ等の工作機械10は、そ
れぞれ工具Tを装着保管する多数のポットPを備えた工
具マガジン13と交換アーム14を主要な構成部材とす
る自動工具交換装置12を備えている。工作機械10を
制御するCNC装置(数値制御装置)15は、内部に記
憶されたNC加工プログラムに基づき、ポットPに装着
保管された使用すべき工具Tを工具交換位置Paに割り
出し、交換アーム14により主軸11に装着された工具
Tと交換して工作物Wを加工するというプロセスを繰り
返して自動加工を行うものである。CNC装置15に
は、このような自動加工に使用する工具を管理する工具
管理装置20が接続されている。
【0011】使用するNC加工プログラムで想定してい
る工具の工具長または工具径等の寸法データの標準値は
CNC装置15に登録され、CNC装置15はこの寸法
データの標準値に基づいて自動加工を行う。しかし、実
際に使用する個々の工具の寸法データは登録された標準
値とは多少差があるので、摩耗または破損などにより工
具を交換する際には、作業者は予め機外においてツール
プリセッタを用いて測定された実際に使用する工具の寸
法データと登録された標準値との差を補正値として操作
盤から数値制御装置等に入力し、数値制御装置が備えて
いる工具長補正機能によりこの差を自動的に補正して加
工を行うようにしている。この工具データの標準値は工
具マガジン13の各ポットP毎に登録されており、加工
される工作物の仕様の変更に伴う段取り替えによりポッ
トPに装着保管される工具Tの仕様が変更されれば、そ
れに応じて登録された工具データの標準値も変更され
る。
【0012】工具管理装置20は、インターフェイス2
6を介してCNC装置15に接続されるCPU(中央処
理装置)21とこれに接続されたRAM22及びROM
23を主要な構成部材とするものであり、CPU21に
はインターフェイス27を介して、上述した工具長や工
具長補正値等のデータ及び指令などを入力する入力装置
24並びに表示などを行う出力装置25が接続されてい
る。RAM22は、工具番号記憶エリア、工具長記憶エ
リア、工具長補正値記憶エリア、許容値記憶エリア、工
具寿命記憶エリアなど必要な工具のデータを記憶する多
数の領域a,b,c,d・・・を有している。これらの
各領域には、各ポットPに装着保管される工具毎に各デ
ータを記憶するようになっている。またROM23に
は、後述するように、誤った工具データが入力された場
合それを判断して警告信号の出力または再入力の指示を
行うプログラムが記憶されている。
【0013】次に、本発明の第1の実施の形態における
作動を、図2に示すフローチャートにより説明する。あ
るポットに装着保管される工具の仕様が段取り替え時に
も変更されないで使用される(このような工具をパーマ
ネント工具という)ようにする場合があるが、この第1
の実施の形態はこのような場合に関するものであり、工
具の寸法データとして工具長を用いた場合のものであ
る。あるポットPに順次装着保管される工具の工具長は
個々の工具毎に多少の差があるが、同一仕様すなわち工
具長の標準値が同一であるのでその差の変動範囲はわず
かであり、従って工具長補正値(装着保管されるべき工
具Tの工具長の標準値と実際に装着保管されている工具
Tの実際の工具長との差)の変動範囲もわずかである。
各工具長補正値記憶エリア及び許容値記憶エリアには、
それらと対応する各ポットPに現在装着保管されている
工具の工具長補正値及びその変動範囲の許容値Aが記憶
されている。この許容値Aは、工具長補正値の変動範囲
の通常の最大限より多少大とすればよい。なおパーマネ
ント工具であるか否かは、工具番号の入力と同時に入力
されて記憶されているパーマネントフラグにより判断さ
れる。
【0014】寿命が所定の限度に達するかあるいは破損
した場合にはパーマネント工具Tの交換がなされるが、
工具管理装置20のCPU21はその度に図2に示す工
具長補正値入力処理を行う。CPU21は先ず交換され
るパーマネント工具Tが装着保管されている工具マガジ
ン13のポットPを指定し(ステップ101)、そのポ
ットPに関して工具長補正値記憶エリアに現在記憶され
ている工具長補正値Ooを読み込む(ステップ10
2)。
【0015】この時点で作業者は、新しい工具長補正値
On(予め機外においてツールプリセッタを用いて測定
されたそのポットPに新しく装着保管される工具Tの工
具長と工具長の標準値との差)を入力装置24から入力
する(ステップ103)。次いでCPU21はパーマネ
ントフラグによりその工具Tがパーマネント工具か否か
を判断し(ステップ104)、パーマネント工具であれ
ば|On−Oo|>Aであるか否かを判断する(ステッ
プ105)。|On−Oo|>Aであれば、CPU21
は出力装置25にメッセージを表示しまたはブザーを鳴
らすなどにより警告を行い(ステップ106)、工具長
補正値Onの再入力を指示して(ステップ107)、制
御動作をステップ103に戻す。パーマネント工具でな
く、または|On−Oo|>Aでなければ、工具長補正
値入力処理は終了する。なお、作業者による新しい工具
長補正値Onの入力時点はステップ103の位置に限ら
ず、ステップ104以前ならば何時でもよい。
【0016】この第1の実施の形態によれば、入力され
た工具長補正値Onを工具長補正値記憶エリアに記憶さ
れているそれまでの工具長補正値と比較し、その差が工
具長補正値の変動範囲の許容値Aを越えれば警告を行っ
て再入力を指示するので、工具長補正値の誤入力を防止
して、そのような原因により工具と工作物または工具と
装置を破損するなどの不都合は防止される。工具長補正
値入力処理の終了後、そのポットPに対応する工具長補
正値記憶エリアの工具長補正値は新しく入力された値に
更新される。
【0017】この第1の実施の形態では、請求項1及び
請求項2に記載された発明との関連において、RAM2
2の一部が第1記憶手段及び第2記憶手段に対応し、入
力装置24が入力手段に対応し、ROM23の一部が判
定手段に対応し、ROM23の一部と出力装置25が警
告手段に対応している。
【0018】上記実施の形態では、個々の工具の工具長
の差を補正するために工具長補正値を入力する例につき
説明したが、本発明はツールプリセッタにより測定した
工具長自体を入力装置24から入力し、入力された工具
長と工具長記憶エリアに記憶されているそれまでの工具
長とを比較し、その差が許容値を越えれば警告を行って
再入力を指示するようにして実施することもできる。こ
れは第1の実施の形態において工具長の標準値を0と
し、工具長を工具長補正値としたものと同じである。ま
た工具によっては、工具の寸法データとして工具長の代
わりに工具径を用い、ツールプリセッタにより測定した
実際の工具径または工具径補正値(実際の工具径と工具
径の標準値との差)を入力し、それまでの工具径または
工具径補正値と比較するようにして実施することもでき
る。また必要に応じて工具のその他の寸法データを用い
て同様に実施することもできる。
【0019】なおこの第1の実施の形態は、パーマネン
ト工具以外であっても、段取り替え以外の場合、すなわ
ち寿命が所定の限度に達するかあるいは破損した場合
に、工具の交換を行うときには適用可能である。
【0020】次に、本発明をパーマネント工具以外の工
具の場合にも適用した第2の実施の形態における作動
を、図3に示すフローチャートにより説明する。第1の
実施の形態の場合と同様、交換によりあるポットPに装
着保管される工具の工具長は個々の工具毎に多少差があ
るが、そのポットPに対応する工具の工具長の標準値と
の差はわずかである。この第2の実施の形態では、各工
具番号記憶エリアにはそれと対応するポットPに装着保
管される工具Tの工具番号が記憶されており、加工され
る工作物の仕様の変更に伴う段取り替えによりポットP
に装着保管される工具Tの仕様が変更されれば、それに
応じて対応するポットPの工具番号も更新される。この
実施の形態では工具番号は8桁であり、そのうちの下3
桁が工具長の標準値を表すようになっているので、標準
値を記憶するための別個の記憶領域は不要である。また
各許容値記憶エリアには、それと対応するポットPに装
着保管される工具Tの工具長の、上記標準値に対する変
動範囲の許容値Aが記憶されている。この許容値Aは、
工具長の変動範囲の通常の最大限より多少大とすればよ
い。
【0021】寿命が所定の限度に達するか破損した場合
及び段取り替えの場合には工具Tの交換がなされるが、
工具管理装置20のCPU21はその度に図3に示す工
具長入力処理を行う。CPU21は先ず交換される工具
Tが装着保管されている工具マガジン13のポットPを
指定し(ステップ201)、段取り替えの場合にはポッ
トPに登録された工具番号を段取り替え後のものに更新
し(ステップ202)、また必要ならば工具長の変動範
囲の許容値Aを更新する。次いで登録されている工具番
号の下3桁から工具長の標準値Lsを読み込む(ステッ
プ203)。
【0022】この時点で作業者は、新しい工具長Ln
(予めツールプリセッタを用いて測定されたそのポット
Pに新しく装着保管される工具Tの工具長)を入力装置
24から入力する(ステップ204)。次いでCPU2
1は|Ln−Ls|>Aであるか否かを判断する(ステ
ップ205)。|Ln−Ls|>Aであれば、CPU2
1は出力装置25にメッセージを表示しまたはブザーを
鳴らすなどにより警告を行い(ステップ206)、工具
長Lnの再入力を指示して(ステップ207)、制御動
作をステップ204に戻す。|Ln−Ls|>Aでなけ
れば、交換する工具Tがまだ残っているか否かを判断し
(ステップ208)、残っていなければ工具長入力処理
は終了する。交換する工具Tが残っていればCPU21
は制御動作をステップ201に戻して、その工具Tにつ
いて工具長入力処理を繰り返す。なおステップ208
は、複数の工具がまとめて交換される段取り替えに備え
て設けられたものである。また、作業者による新しい工
具長Lnの入力時点はステップ204の位置に限らず、
ステップ205以前ならば何時でもよい。
【0023】この第2の実施の形態によれば、入力され
た工具長Lnを工具長の標準値Lsと比較し、その差が
工具長の変動範囲の許容値Aを越えれば警告を行って再
入力を指示するので、工具長の誤入力を防止して、その
ような原因により工具と工作物または工具と装置を破損
するなどの不都合は防止される。なおこの第2の実施の
形態は、パーマネント工具の場合にも適用可能である。
【0024】請求項3〜請求項6に記載された発明との
関連において、RAM22の一部が第1記憶手段及び第
2記憶手段に対応し、入力装置24が入力手段に対応
し、ROM23の一部が判定手段に対応し、ROM23
の一部と出力装置25が警告手段に対応している。
【0025】上記第2の実施の形態では、個々の工具の
工具長と工具長の標準値の差を補正するために工具長を
入力する例につき説明したが、工具によっては、工具長
の代わりに工具径をツールプリセッタにより測定して入
力し、工具径の標準値との差を補正するようにして実施
することもできる。また必要に応じて工具のその他の寸
法などのデータをツールプリセッタにより測定し、その
データを入力して実施することもできる。
【0026】上記各実施の形態では、工作機械のCNC
装置15とは別個に工具管理装置20を設けた例につき
説明したが、本発明は工具管理装置とCNC装置を一体
化した制御装置により工作機械を制御するようにして実
施してもよい。
【0027】なお上記各実施の形態では、ある工具をそ
れと対応して固定的に定められた特定のポットに装着保
管するようにした固定番地式の場合について説明した
が、本発明はある工具を工具マガジン内の空いている任
意のポットに装着保管するようにしたランダム番地式の
場合にも適用することもできる。
【0028】
【発明の効果】新たに装着保管する工具のデータが入力
されたとき、入力されたデータと第1記憶手段に記憶さ
れた対応する工具のデータとを比較する発明では、両デ
ータの差が予め定められた許容値を越えれば、工具デー
タの入力ミスがあったと判断して、警告手段が警告信号
の出力または再入力の指示を行う。従って作業者が誤っ
た工具のデータを入力することにより工具と工作物ある
いは工具と装置を破損するなどの不都合を防止すること
ができる。
【0029】新たに装着保管する工具の寸法データが入
力されたとき、入力された寸法データと第1記憶手段に
記憶された対応する工具の寸法データの標準値とを比較
する発明では、入力された工具の寸法データと工具の寸
法データの標準値との差が予め定められた許容値を越え
れば、工具の寸法データに入力ミスがあったと判断し
て、警告手段が警告信号の出力または再入力の指示を行
う。従って作業者が誤った工具の寸法データを入力する
ことにより工具と工作物あるいは工具と装置を破損する
などの不都合を防止することができる。
【0030】工具番号の一部として工具の寸法データの
標準値を記憶するようにした前項の発明によれば、工具
の寸法データの標準値は装着保管される工具を特定する
工具番号を記憶する記憶領域の一部を利用して記憶さ
れ、別個の記憶領域が不要であるので、装置を簡略化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による工具管理機能を備えた工作機械
の全体構造を示す図である。
【図2】 本発明による工具管理装置及び工具管理機能
を備えた工作機械の制御装置の第1の実施の形態のフロ
ーチャートである。
【図3】 本発明による工具管理装置及び工具管理機能
を備えた工作機械の制御装置の第2の実施の形態のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
12…自動工具交換装置、13…工具マガジン、P…ポ
ット、T…工具。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動工具交換装置の工具マガジンの各ポ
    ットに装着保管されている各工具の工具長もしくは工具
    径または工具長補正値もしくは工具径補正値等のデータ
    を記憶する第1記憶手段、 前記各工具のデータの変動範囲の許容値を記憶する第2
    記憶手段、 新たに前記工具マガジンの各ポットに装着保管される工
    具のデータを入力する入力手段、 前記入力手段により工具のデータが入力されたとき、入
    力されたデータと、対応する前記第1記憶手段に記憶さ
    れた工具のデータとを比較して、その差が前記第2記憶
    手段に記憶された許容値内にあるか否かを判定する判定
    手段、及び前記判定手段により前記許容値内にないと判
    定されたとき、警告信号の出力または再入力の指示を行
    う警告手段、 を備えたことを特徴とする工具管理装置。
  2. 【請求項2】 自動工具交換装置の工具マガジンの各ポ
    ットに装着保管されている各工具の工具長もしくは工具
    径または工具長補正値もしくは工具径補正値等のデータ
    を記憶する第1記憶手段、 前記各工具のデータの変動範囲の許容値を記憶する第2
    記憶手段、 新たに前記工具マガジンの各ポットに装着保管される工
    具のデータを入力する入力手段、 前記入力手段により工具のデータが入力されたとき、入
    力されたデータと、対応する前記第1記憶手段に記憶さ
    れた工具のデータとを比較して、その差が前記第2記憶
    手段に記憶された許容値内にあるか否かを判定する判定
    手段、及び前記判定手段により前記許容値内にないと判
    定されたとき、警告信号の出力または再入力の指示を行
    う警告手段、 を備えたことを特徴とする工具管理機能を備えた工作機
    械の制御装置。
  3. 【請求項3】 自動工具交換装置の工具マガジンの各ポ
    ットに装着保管される各工具の工具長または工具径等の
    寸法データの標準値を記憶する第1記憶手段、 前記各工具の寸法データの標準値に対する変動範囲の許
    容値を記憶する第2記憶手段、 新たに前記工具マガジンの各ポットに装着保管される工
    具の寸法データを入力する入力手段、 前記入力手段により工具の寸法データが入力されたと
    き、入力された寸法データと、対応する前記第1記憶手
    段に記憶された工具の寸法データの標準値とを比較し
    て、その差が前記第2記憶手段に記憶された許容値内に
    あるか否かを判定する判定手段、及び前記判定手段によ
    り前記許容値内にないと判定されたとき、警告信号の出
    力または再入力の指示を行う警告手段、 を備えたことを特徴とする工具管理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1記憶手段は各ポットに装着保管
    される工具を特定する工具番号の一部として工具の寸法
    データの標準値を記憶していることを特徴とする請求項
    3に記載の工具管理装置。
  5. 【請求項5】 自動工具交換装置の工具マガジンの各ポ
    ットに装着保管される各工具の工具長または工具径等の
    寸法データの標準値を記憶する第1記憶手段、 前記各工具の寸法データの標準値に対する変動範囲の許
    容値を記憶する第2記憶手段、 新たに前記工具マガジンの各ポットに装着保管される工
    具の寸法データを入力する入力手段、 前記入力手段により工具の寸法データが入力されたと
    き、入力された寸法データと、対応する前記第1記憶手
    段に記憶された工具の寸法データの標準値とを比較し
    て、その差が前記第2記憶手段に記憶された許容値内に
    あるか否かを判定する判定手段、及び前記判定手段によ
    り前記許容値内にないと判定されたとき、警告信号の出
    力または再入力の指示を行う警告手段、 を備えたことを特徴とする工具管理機能を備えた工作機
    械の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1記憶手段は各ポットに装着保管
    される工具を特定する工具番号の一部として工具の寸法
    データの標準値を記憶していることを特徴とする請求項
    5に記載の工具管理機能を備えた工作機械の制御装置。
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