JP3965313B2 - Nc工作機械のワーク加工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、数値制御(NC)装置で制御された工作機械のワーク加工方法に関し、ワークの種類に応じて、工具オフセット量データ、ワークシフト量データ、工具負荷データ、工具寿命データ等の各種データ設定作業、データ管理作業の低減を図るのに有効なワークの加工方法に係る。
【0002】
【従来の技術】
数値制御(NC)装置で制御された工作機械にてワークの機械加工を実行する際には、ワークの加工NCプログラムを選定するだけで無く、ワークに対する工具のオフセット量やワークのシフト量等の加工条件を設定する必要がある。
また、機械加工精度を高く維持管理するためには、工具負荷監視データや工具寿命に関する管理データ等を把握管理しなければならない。
従来、このようなNC工作機械における加工条件設定データや管理データは、加工されるワークやツールが変更となった場合には、オペレータがその都度、工作機械に各種の設定データや管理データを手入力していた。
【0003】
しかし、上記オペレータによる手入力作業では、まず、手入力するデータが最新のものであることを確認しなければならないが、ワークが頻繁に変更されていると、その確認作業にミスが発生しやすい。
また、データの入力を手作業に頼っているので、入力ミスも発生しやすい。
しかも、この手入力作業による段取り時間の間、工作機械が停止していることになり、その分、生産性が低下することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に有する技術的課題に鑑みて、加工されるワークに対応したNCプログラムを選定するだけで、必要な加工条件設定データ及び管理データファイルが読み出され、加工が完了すると必要なデータが自動更新され、各種設定データの手入力ミスを防止し、段取り作業を廃止出来、生産性向上を図るのに有効なNC工作機械のワーク加工方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、数値制御装置にて制御された工作機械において、加工されるワーク毎の加工条件設定データ記憶手段と管理データ記憶手段とを備えるとともに、当該ワーク毎の加工条件設定データと管理データとがNC加工プログラムとともに一括してデータファイル格納手段に記憶されていて、且つ加工条件設定データと管理データとには調整範囲及び管理範囲の管理条件範囲が定められており、ワークに対応したNCプログラムを選定すると前記加工条件設定データ記憶手段から当該ワークの機械加工に必要な加工条件設定データファイルが読み出されるとともに、前記管理データ記憶手段から当該ワークに対する工具負荷監視データ及び工具寿命予測データ等の管理データファイルが読み出され、当該ワークに機械加工が実行される工程と、当該ワークの機械加工が完了すると、この機械加工後の各種データと、この機械加工前までの過去の当該各種データと比較し、当該機械加工後の各種データがその管理条件範囲に入っているか否かを自動判断する工程と、当該機械加工後の各種データがその管理条件範囲に入っていると前記加工条件設定データファイルと管理データファイルとが自動更新し、当該機械加工後の各種データがその管理条件範囲から外れると警告情報又は品質情報が出力表示されることを特徴とするNC工作機械のワーク加工方法とした。
【0006】
本発明は、加工されるワークの過去のデータと、加工された後の更新データを比較して、加工条件の変化や工具寿命を予測し、警告等の各種情報信号が出力されるようにしたもので、更新される加工条件設定データあるいは、管理データに基づいて、管理範囲に入っているか否かを自動判断する手段を備えた。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に係るNC工作機械におけるワーク加工方法の望ましい実施の形態を図1に示す加工手順フローチャートにて以下説明する。
加工されるワークに対応したNCプログラムが選定(1)されると、Gコード指令等により、加工条件設定データ記憶手段及び管理データ記憶手段(3)より必要なデータファイル(4)が読み出され、必要な機械加工が実行される(5)。
機械加工が完了(6)すると、この機械加工時における各種データとそれまでの過去のデータと比較し、管理条件範囲に入っているか否かを自動判断する(7)。
この際に、加工されたワークに対する品質情報及び、次回の加工に対する予測情報をNC工作機械の操作画面等に出力表示する。
何ら問題がなければ、更新信号(8)が出力され、更新データが先の加工条件設定記憶手段及び管理データ記憶手段に格納される。
【0008】
本発明に利用される各種データには、必要に応じて選定されるが、加工条件設定データとしては、ワークに対する工具のオフセット量の調整データや機械加工時のワークシフト量調整データ等が上げられる。
また、管理データとしては、工具負荷監視データや工具寿命予測に関するデータ等が上げられる。
【0009】
【発明の効果】
本発明において、各ワーク毎の加工条件設定データや管理データが一括してNC加工プログラムとともに、データファイル格納手段に記憶されているので、ワークが選定され、NCプログラムを実行するだけで必要なデータが上記データファイル格納手段から読み出され、機械加工が実行され、必要に応じて各種品質情報が出力されたり、データが自動更新される。
従って、従来行われていたワーク毎にその都度、手入力していた作業が無くなり、段取り時間が不要になった分だけ生産性が向上するとともに、オペレータによる作業ミスも無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加工手段を示すフローチャートである。
Claims (1)
- 数値制御装置にて制御された工作機械において、加工されるワーク毎の加工条件設定データ記憶手段と管理データ記憶手段とを備えるとともに、
当該ワーク毎の加工条件設定データと管理データとがNC加工プログラムとともに一括してデータファイル格納手段に記憶されていて、且つ加工条件設定データと管理データとには調整範囲及び管理範囲の管理条件範囲が定められており、
ワークに対応したNCプログラムを選定すると前記加工条件設定データ記憶手段から当該ワークの機械加工に必要な加工条件設定データファイルが読み出されるとともに、前記管理データ記憶手段から当該ワークに対する工具負荷監視データ及び工具寿命予測データ等の管理データファイルが読み出され、当該ワークに機械加工が実行される工程と、
当該ワークの機械加工が完了すると、この機械加工後の各種データと、この機械加工前までの過去の当該各種データと比較し、当該機械加工後の各種データがその管理条件範囲に入っているか否かを自動判断する工程と、
当該機械加工後の各種データがその管理条件範囲に入っていると前記加工条件設定データファイルと管理データファイルとが自動更新し、当該機械加工後の各種データがその管理条件範囲から外れると警告情報又は品質情報が出力表示されることを特徴とするNC工作機械のワーク加工方法。
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JP2002084351A JP3965313B2 (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | Nc工作機械のワーク加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002084351A JP3965313B2 (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | Nc工作機械のワーク加工方法 |
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JP2003275942A JP2003275942A (ja) | 2003-09-30 |
JP3965313B2 true JP3965313B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=29206998
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JP2002084351A Expired - Lifetime JP3965313B2 (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | Nc工作機械のワーク加工方法 |
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JP (1) | JP3965313B2 (ja) |
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2002
- 2002-03-25 JP JP2002084351A patent/JP3965313B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2003275942A (ja) | 2003-09-30 |
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