JPH1142440A - クロレラの破砕方法およびクロレラ破砕物並びにその安定化方法、および安定化されたクロレラ破砕物 - Google Patents

クロレラの破砕方法およびクロレラ破砕物並びにその安定化方法、および安定化されたクロレラ破砕物

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JPH1142440A
JPH1142440A JP9236421A JP23642197A JPH1142440A JP H1142440 A JPH1142440 A JP H1142440A JP 9236421 A JP9236421 A JP 9236421A JP 23642197 A JP23642197 A JP 23642197A JP H1142440 A JPH1142440 A JP H1142440A
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chlorella
crushed
jet mill
cell
wet jet
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JP9236421A
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English (en)
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Fuminori Miyake
文則 三宅
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HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
JIINASU KK
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HAKUSUI CHEM IND
HAKUSUI CHEM IND Ltd
JIINASU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロレラ細胞の破砕を効率良く短時間に行
う方法およびクロレラ細胞破砕物を提供する。また、ク
ロレラ細胞破砕物を短時間に効率良くサイクロデキスト
リンに包接させ安定させる方法および安定化されたクロ
レラ細胞破砕物を提供する。 【解決手段】クロレラを含む懸濁液を湿式ジェットミ
ルで処理することによりクロレラ細胞破砕を非常に短時
間で確率の高いクロレラ細胞の破砕を可能とする。ま
た、それにより非常に効率良くクロレラ細胞破砕物を提
供することを可能にする。 クロレラ細胞破砕物を含有する溶液とサイクロデキス
トリンを湿式ジェットミルを用い処理しCD包接を行う
ことによりクロレラ細胞破砕物を安定化することを可能
とする。また、それにより非常に安定化されたクロレラ
細胞破砕物を提供することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品分野、医薬品分
野において有効に用いられているクロレラ細胞の細胞膜
を短時間で効率良く破砕する方法及び、破砕物、並びに
該破砕物の安定化法と安定化物に関する。
【0002】
【従来の技術】クロレラの持つ成分の人体に対する効果
は種々有るが、細胞中に存在したままでは消化吸収の効
率が悪くその効果は半減される。クロレラの有効成分を
効率良く消化吸収させる方法として細胞壁をあらかじめ
破砕しておく様々な方法が提案されている。
【0003】従来、クロレラの細胞壁を破砕する方法と
しては「ダイノーミル」(シンマルエンタープライゼス
製)に代表されるビーズミルあるいはその他のメディア
型のミルによる湿式破砕が主な方法として利用されてい
る。
【0004】他方サイクロデキストリン(以下CDと略
記する)は空洞を有しており、様々の物質を空洞内部に
取込み、包接複合体を形成することが知られている。従
来より、CDのこのような性質を利用し、揮発性物質
の安定化、酸化分解性・光分解性物質の保護、物理
化学的性質(溶解度、色、味など)の変化、反応性の
変化、などに利用されているが、近年、CD空洞内(環
状構造の中空部分)に有効物質を包接させ、CDと有効
物質との包接複合体を作ることによって、有効物質の可
溶化を図り、有効物質の水への溶解性や、安定性を改善
する方法も提案されている。
【0005】また、CDの上記包接作用を活用し様々な
薬理作用を持った物質を包接することにより水中に安定
に分散させ或いは有効成分を変質をさせずに粉末化させ
る方法としても利用されている。
【0006】CDと有効物質の包接複合体を形成する場
合、従来は、CD水溶液と有効物質とを混合し、攪拌機
等の回転型乳化装置を用いて処理する方法が採用されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したメデ
ィア型のミル、例えばビーズミルではクロレラ細胞を破
砕するため単位時間当たりの細胞破砕の効率が悪く破砕
処理に長時間を要するばかりでなく、充填されたビーズ
同士あるいはビーズとライニングとの衝突あるいは摩擦
による不純物の混入がさけられない。
【0008】更には、装置の特性上密閉式の連続処理工
程とすることが困難であり、そのために衛生面において
対策も管理上困難となる、処理時間が長いため生産効率
が低く装置も大きく重量も有るため動力費が高くなりラ
ンニングコストが高くなる、製品の回収率が悪い、洗浄
等の作業において非常に労力を要する、といった様々の
問題点が指摘されている。
【0009】また、上記のような回転型乳化装置を用い
て処理することにより、得られるミセルやコロイド状態
は、1〜10μm程度の大粒のものであり、CDとの包
接複合体を形成させるには効率が悪い。しかも、このよ
うに回転型乳化装置を用いて処理する方法では、有効物
質の種類よっては、特に親油性物等はCDと包接複合体
を形成しにくく、撹拌後、簡単に水層と成分層とに分離
してしまったり、包接が不十分なため酸化分解や光分解
により退色或いは成分変性することもあり、より安定な
乳化液、包接液が求められている。
【0010】クロレラ細胞中の有効物質(クロロフィル
等)が細胞破砕されると、一般に酸化分解や光分解によ
る退色を起こし易くなる原因になるが、前述の如くCD
で包接するとそれらの現象が抑えられ安定化させること
が可能ではあるが、回転型乳化装置を用いて行う限りに
おいては、包接効率が悪くCDによる包接効果が十分に
現れないため、より安定なクロレラ破砕物を得ることの
できる技術の開発が求められている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、湿式ジェットミルを用い処理することによりクロレ
ラの細胞壁の破砕を短時間で効率良く行うことを特徴と
するクロレラ細胞の破砕方法である。
【0012】請求項5記載の本発明は、請求項1または
4に記載の方法により得られるクロレラ破砕物を提供す
るものである。
【0013】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
方法を実施する際に同時にCDを共存させることにより
クロレラ細胞壁の破砕と同時にCDによるクロレラ細胞
中の有効物質の包接を効率良く行ない、クロレラ破砕物
を安定化する包接方法である。
【0014】請求項6記載の本発明は、上記方法により
得られる安定化されたクロレラ破砕物を提供するもので
ある。
【0015】
【発明の実施形態】以下本発明について詳細に説明す
る。
【0016】ジェットミルには、乾式と湿式のものがあ
るが、本発明方法を実施する際には湿式ジェットミルを
用いることが必要である。乾式ジェットミルを用いたの
では、本発明の方法の目的を達成することはできない。
【0017】簡単に言うと、乾式ジェットミルとは、気
相流中における粒子同士又は粒子と壁との衝突によって
粒子を微粒化するものであり、湿式ジェットミルとは、
液相流において、粒子同士又は粒子と壁との衝突によっ
て粒子を微粒化するものであるが、湿式ジェットミル
は、これに加えて液相中でのキャビテーション、乱流剪
断等の複合的物理要因も微粒化に寄与している。なお、
微粒化の程度としては、通常、0.02〜0.5μm程
度である。
【0018】本発明で用いられる湿式ジェットミルと
は、何らかの方法により高速流を発生させ、流体同士又
は流体と壁との衝突及び高速流における乱流剪断、キャ
ビテーション等を利用し、乳化・分散を行なう装置のこ
とである。このような湿式ジェットミルには、高圧ホモ
ジナイザーがあり、プランジャーポンプ,ロータリーポ
ンプなどによって処理流体をノズルから噴射させ、固定
板に高速でたたきつける方式と、噴射される液同士を正
面から衝突させる方式のものがある。高圧状態にあった
ものが、噴射直後に減圧解放されると、キャビテーショ
ン効果により流体内部からの瞬間的な衝撃破砕力も生じ
て微粒化更に増進される。
【0019】このような湿式ジェットミルとしては、高
庄ホモジナイザーと称されるバルププレートによる高速
噴射を利用した装置(APVゴーリン製、ラニー製、ソ
アビ製、日本精機製など)、フィルム状に形成した流路
中で高速衝突を起こす装置(マイクロフルイダイザー:
マイクロフルイディックス社製)、90゜位相させて連
通せしめたそれぞれ一文字の流路中で高速衝突を起こす
装置(ナノマイザー:ナノマイザー製)、同一ノズル内
で粒体同士の衝突回数を複数回発生させる装置(ナノメ
イカー:エスジー・エンジニアリング製)、偏平流路素
子内で流体同士を衝突させる装置(アクア:アクアテッ
ク製)、及び対向するオリフィスから非球面構造の部屋
へ噴射させ、衝突させる装置(アルティマイザー:スギ
ノマシン製)などが挙げられる。
【0020】これらの湿式ジェットミルは、それぞれ装
置の特性により、クロレラ細胞壁の破砕およびCDを用
いた有効物質含有の溶液の安定性に差を生じるものの、
従来のメディア型ミルをも用いたクロレラ細胞の破砕法
に比べると、より確率の高いクロレラ細胞の破砕が可能
となり、また包接溶液の製造においては撹拌機等の回転
型乳化装置を用いて製造したものに比べて、より安定性
の高い包接溶液の製造が可能となる。本発明の方法にお
いては、上述した湿式ジェットミルのいずれをも用いる
ことが可能である。
【0021】しがしながら、より高い効率でエネルギー
を利用でき、しかもクロレラ細胞の破砕がほぼ完全に行
え且つ細胞壁自体の微粒化も行うことが可能、非常に安
定なクロレラ細胞内成分の有効物質をCDにより包接し
た包接溶液を効率良く製造するうえで特に好ましいもの
としては、(株)ジーナス製の「ジーナスPY」として
市販されている湿式ジェットミルを挙げることができ
る。
【0022】この「ジーナスPY」と呼ばれる湿式ジェ
ットミルは、耐圧容器の中に密封状態で設置されたノズ
ルへ流体を高圧で圧送し、ノズル内で渦流状のジェット
流を発生させることによって、物質を乳化・分散・破砕
する装置である。ノズルは3つあり、3つのノズルは、
それぞれ、液相ジェット流同士が衝突するノズル、
衝突後、ジェット流を維持しながら高速螺旋流となるノ
ズル、やや速度を落とし、最終調整を行うノズルによ
って構成され、それらが接続された一連の流路内で被処
理流体内に含まれる物質の微粒化が行われる。
【0023】該「ジーナスPY」と呼ばれる湿式ジェッ
トミルを用いる場合、クロレラの種類やCDの種類等に
もよるが、温度や圧力の制御及びパス回数の制御によ
り、目的とする細胞の破砕、更には残留する細胞壁の微
粒化を行うことが可能であり、またクロレラ細胞中の有
効物質をCD包接した安定性の高い溶液を製造すること
ができる。
【0024】この「ジーナスPY」と呼ばれる湿式ジェ
ットミルの詳細について、図面に基づいて、以下説明す
る。図1は、この「ジーナスPY」と呼ばれる湿式ジェ
ットミルの微粒化装置及びその周辺設備を合む微粒化シ
ステムの全体概略構成図であり、図2は微粒化装置部分
の構成を示す説明図である。
【0025】図1において、微粒化システム1は、クロ
レラを含む懸濁液或いはクロレラ細胞破砕液やCD溶液
などの流体を貯留するための容器2,3とを備えてお
り、これらの容器2,3内の各流体は、弁4,5にて、
それぞれ流量調節され、配管6で合流させてから、高圧
ポンプ7の吸入口へ供給されるようになっている。高圧
ポンプ7は、混合液を10〜150MPa程度に加圧し
て高速流を形成した後、微粒化装置8へ導入するように
なっている。
【0026】この図において、微粒化装置8が、「ジー
ナスPY」と呼ばれる湿式ジェットミルの特徴部分に相
当するもので、具体的には、微粒化すべき流体を通過さ
せることのできる貫通孔を形成したブロックを、貫通孔
が前記流体の流れ方向に沿うように3個実質的に密着配
設した微粒化装置であり、流体導入側ブロックに前記貫
通孔を、少なくとも2本、中間ブロックに1本、流体排
出側ブロックに少なくとも2本それぞれ形成し、前記導
入側ブロックと前記中間ブロックの対向面のいずれかの
ブロック表面に、前記隣接する各ブロックの貫通孔と連
通され、前記流体を対向流に変えるとともに旋回力を付
与する溝状通路を形成し、前記中間ブロックと前記排出
側ブロックの対向面におけるいずれかのブロック表面
に、隣接する各ブロックの貫通孔に連通され、前記中間
ブロックの貫通孔を通過した流体の流れを前記ブロック
表面に沿う方向に変えるとともに前記旋回力を減衰させ
る溝状通路が形成されている。
【0027】導入側ブロックに形成された溝状通路が、
上記の「液相ジェット流同士が衝突するノズル」に相
当し、中間ブロックに形成された貫通孔が、上記の
「衝突後、ジェット流を維持しながら高速螺旋流となる
ノズル」に相当し、上記排出側ブロックに形成された溝
状通路が、上記の「やや速度を落とし、最終調整を行
うノズル」に相当する。この湿式ジェットミルは、上記
3つのノズルへ流体を高圧で圧送し、ノズル内で渦流状
のジェット流を発生させることによって、被処理流体内
に含まれる物質を乳化・分散・破砕する装置である。
【0028】このような微粒化装置8を用いる微粒化方
法は、微粒化すべき流体の通路に沿って、貫通孔を有
し、実質的に密着して配設された3個のブロックに流体
を導入し、高速で衝突させることにより、微粒化を行う
にあたり、流体導入側ブロックの前記貫通孔から導入し
た前記流体を対向流に変えるとともに、旋回力を付与し
て衝突させ、中間ブロックの前記貫通孔にて前記流体の
旋回状態を維持しつつ、その流れを前記流路方向に変
え、排出側ブロックにて前記中間ブロックを通過した前
記流体の流れを前記流路と直交する方向に変えつつ、旋
回力を減衰させ、前記貫通孔から排出させる構成となっ
ている。
【0029】具体的には、この微粒化装置8は、図2に
示すように、流体導入側ブロックとしての円盤状のディ
スク10と、中間ブロックとしての円盤状のディスク1
1と、排出側ブロックとしての円盤状のディスク12と
を、流路に沿って直列に、且つ、上記記載順に円筒状容
器9内に密着させて配置したものである。なお、図2で
は、説明を容易にするために、ディスク10及び11を
離した状態で示し、ディスク12については、対向面に
形成した溝状通路の形状が分かるように展開している。
また、以下の説明では、各ディスクにおける上流側の面
を表面、下流側の面を裏面と呼ぶこととする。
【0030】ここでディスク10は、通常、直径10m
m、厚さ3mm程度の耐摩耗性部材によって構成され
る、このディスク10には、同心円上の2箇所に、導入
貫通孔10a,10bが形成されている。このディスク
10の裏面10c中心部には、深さ0.05mm程度の
有底筒状凹部からなる渦巻室10dが形成されている。
【0031】上記導入貫通孔10aの出口部10a’と
渦巻室10d及び導入貫通孔10bの出口部10b’
は、溝状導入通路10e,10fによってS字状に連通
されている。詳しくは、溝状導入通路10eは、渦巻室
10dの緑部からその接線方向に延びて湾曲するように
形成されており、溝状導入通路10fも同様に、渦巻室
10dの上記縁部に対して直径方向に対向する位置を始
点として湾曲するように形成されている。このような構
成により、渦巻室10dに向かって流れる対向流A’,
B’が形成される。
【0032】ディスク11は、上記ディスク10と同
径、同じ厚さ、同じ材質からなり、渦巻室10dと対応
する位置に、溝状導入通路10eの断面積より大きい断
面積を有する中間貫通孔11aが形成されている。
【0033】ディスク12は、上記ディスク10と同
径、同じ厚さ、同じ材質からなり、同心円上の2箇所
に、排出貫通孔12a,12bが形成されており、その
中心部には、有底筒状凹部からなる貯留室12dが形成
されている。これら排出貫通孔12aの入口部12a’
と貯留室12dと排出貫通孔12bの入口部12b’
は、溝状排出通路12e,12fによってS字状に連通
されている。この溝状排出通路12e,12fは、渦巻
方向に対して正方向、すなわち逆S字状(流体下流側か
ら見て)に形成されており、それにより、渦巻流Cの流
れをディスク12の外周に向けて変えるとともに、旋回
力を減衰させるようになっている。
【0034】ディスク11に形成されている中間貫通孔
11aの径を調節することにより、ディスク10におけ
る溝状導入通路10e,10f内を流れる流速を所望の
値に設定することができる。
【0035】このような構成を有する「ジーナスPY」
と呼ばれる湿式ジェットミルを用いて、CD溶液と有効
物質とを処理する場合の動作について説明すると、高圧
ポンプ7によって加圧され、超高速流体とされた流体
(CD溶液と有効物質との混合液)が、微粒化装置8内
に導入されると、まず、円筒状容器9内で、流れAと流
れBとに分岐され、導入貫通孔10aと10bとを通過
して、ディスク11の対向面と衝突した後、溝状導入通
路10e,10f内に案内され、ディスク10の中心に
向けて強制的に方向が変えられ、対向流となる。
【0036】次に、流体は加速され、渦巻室10dに対
しその接線方向から対向して渦巻室10d内に進入し、
それにより、流体A’と流体B’は、渦巻室10d内で
合流して衝突し、微粒化され、渦巻流Cを発生する。
【0037】次いで、渦巻室10d内にて微粒化された
流体(CD溶液と有効物質との混合液)は、渦巻状態を
維持したまま、中間貫通孔11aを通過して、ディスク
12へ送り出される。このとき、貫通孔11aの断面積
は、溝状導入通路10e,10fのそれよりも大きく形
成されているため、衝突エネルギーが貫通孔11aで解
放され、ディスク10における流体衝突部分、すなわち
渦巻室10dで発生する摩耗は低減される。
【0038】渦巻状態で送り出された流体は、さらにデ
ィスク12の貯留室12dに衝突して、再度微粒化が行
われる。そして、溝状排出通路12e及び12fに分割
され、その流れが流路と直交する方向に変えられるとと
もに、渦巻状態が減衰され、排出貫通孔12a,12b
がら排出される。
【0039】以上のようにして、本発明の方法により、
クロレラの細胞破砕およびCDによるクロレラ細胞中有
効物質の包接とを湿式ジェットミルで処理することによ
り、クロレラの細胞破砕がほぼ完全に行われ、また有効
物質はCDに効率良く包接され、目的とするクロレラの
細胞破砕物および有効物質がCDに包接されて安定化さ
れた溶液を製造することができる。
【0040】特に、上記した「ジーナスPY」と呼ばれ
る湿式ジェットミルを用いてクロレラの細胞破砕を行っ
た場合、クロレラの細胞に対する湿式ジェットミルの微
粒化効果が非常に高いので、従来のメディア型ミルを用
いた場合と比較して短時間できわめて効率良くクロレラ
細胞の破砕を可能とすることができる。
【0041】同じく上記の湿式ジェットミル 「ジーナ
スPY」を用いてクロレラ細胞或いはクロレラ細胞中の
有効物質,CD及び溶媒の混在する液体を処理した場
合、クロレラ細胞中の有効物質とCDとの接触確率が高
められ、CDと有効物質との包接液の形成がより容易と
なり、極めて安定した溶液を製造することができる。
【0042】この「ジーナスPY」と呼ばれる湿式ジェ
ットミルを使用した場合、従来のメディア型ミルによる
クロレラ細胞の破砕を行った場合に比べて要する時間と
破砕の効率が格段に良くなり、また攪拌機等の回転型乳
化装置を用いた場合に比べて、安定性に格段の差を有す
る有効物質の包接溶液を製造することができる。
【0043】このようなクロレラ細胞の破砕物を提供す
るのが請求項5記載の本発明であり、クロレラ細胞中の
有効物質のCD包接溶液を提供するのが、請求項4記載
の本発明である。
【0044】請求項2記載の本発明(以下、本発明の方
法と称することがある。)において対象となる有効物質
とは、クロレラ細胞中のクロレラエキスに含まれるクロ
ロフィル等あらゆる物質を示すものである。更には必要
に応じ別途添加された物質も含まれ特別な制限は無いも
のとする。具体的には例えば、タンパク質,鉄分,脂
質,カルシウム,ビタミンA,ビタミンB,ビタミン
,ビタミンB,ビタミンB12,ビタミンC,ビ
タミンE等が上げられる。
【0045】従来商品の形態においては、破砕後に残留
する細胞壁の沈殿生成が好ましくないため、必要に応じ
遠心沈降式或いはフィルターを通す事により残留細胞壁
の除去を行っていたが、「ジーナスPY」でクロレラ細
胞の破砕を行うと、同時に残留細胞壁の微粒化も可能と
なり分級操作無しでも沈降物の発生しないクロレラ破砕
液の製造が可能となる。その場合の圧力条件としては好
ましくは10MPa以上にて、より好ましくは50MP
a以上にて、更に好ましくは100MPa以上である。
【0046】このようにして得られるCD包接溶液は、
上記に示したような有効物質を安定的に保持したもので
あるため、これを食品、化粧品、医薬品、化学品等の中
に配合することにより、上記有効物質の配合効果をより
優れたものとすることができる。
【0047】更に、クロレラ細胞破砕の際に存在する雑
菌の細胞破砕も同時に進行するので湿式ジェットミルで
処理を行ったものの方がクロレラ細胞液の腐敗臭発生ま
での時間について格段の差を有するクロレラ破砕溶液或
いはクロレラ有効物質のCD包接溶液を製造することが
可能となる。
【0048】なお、本発明の方法で用いるCDとして
は、α−,β−,γ−CD、これらの糖修飾体、及びこ
れらの化学修飾体よりなる群から選ばれた少なくとも1
種のものを挙げることができる。
【0049】グルコース6分子、7分子、8分子からな
るCDを、それぞれα−CD、β−CD、γ−CDと称
するが、本発明の方法では、これらα−,β−,γ−C
Dの他に、これらのCDの一つ以上の水酸基を工一テル
結合を介して少なくとも一つ以上の官能基で置換した糖
修飾体と化学修飾体よりなる群から選ばれた少なくとも
1種のものの中から、それらの1種を単独で若しくは2
種類以上を組み合わせて用いることができる。
【0050】ここで糖修飾体としては、グルコシル基、
マルトシル基、マルトオリゴ糖残基などの糖残基で置換
されたものがある。また、化学修飾体としては、メチル
基などのアルキル基で置換されたもの、ヒドロキシエチ
ル基、ヒドロキシプロピル基などのヒドロキシアルキル
基で置換されたものを挙げることができる。これらの糖
修飾体や化学修飾体は、非修飾のCDと比較して、水に
対する溶解性が非常に高いので、本発明の方法に好まし
く用いられる。
【0051】CDは、グルコースがα−1,4結合で環
状構造を形成したものであって、この環状構造の中空部
分(空洞)に、適当な大きさの有機分子を包接し、包接
複合体を形成することができる。すなわちCD分子全体
は親水性を示すが、分子の空洞の内傍は疎水的な性質を
有しており、様々な物質を空洞内部に取込み、包接複合
体を形成しうる包接作用を有している。
【0052】本発明の方法はこのCDの包接作用を利用
し、CDの空洞内部に有効物質を取込み、CDと有効物
質との包接複合体を作るにあたり、湿式ジェットミルを
用いて処理することにより、安定性に優れた溶解物を短
時間に効率良く製造しようとするものである。
【0053】本発明の方法では、上記したようなCDと
有効物質とを湿式ジェットミルで処理する。湿式ジェッ
トミルで処理するにあたり、まずCDを圧送流体に予め
溶解しておく。圧送流体は水であり、CDの濃度は特に
規定されないが、水に対して、0.1〜30重量%が好
ましい。
【0054】次に、このようにして得られたCDの溶液
に、有効物質を添加して、湿式ジェットミルにより処理
する。
【0055】ここで有効物質に対するCDの使用割合
は、通常、0.001〜1000倍、好ましくは0.0
1〜10倍である。
【0056】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をより具体的に説
明するが、本発明はもとより下記実施例によって制御を
受けるものではない。なお、下記において「部」および
「%」とあるのは、特記しない限り「重量部」および
「重量%」を意味する。なお、比較例として示したビー
ズミルには、東洋精機製「PAINT SHAKE
R」、高速攪拌型乳化機としては特殊機化工業製「TK
オートホモミクサー」を使用した。また、得られたクロ
レラ破砕物の粒径測定とその評価方法は下記とした。粒
径測定法は、島津製作所製「レーザー式粒度分布測定装
置 SALD−2000A」を用い、50%径(メジア
ン径),10%および90%径,並びにヒストグラム
(粒度分布ピーク数)により評価を行った。本発明にお
ける湿式ジェットミルとしては、最も有効であるとされ
るジーナス製「ジーナスPY PR02−15」を使用
した。更に、ハイロックス製「マイクロハイスコープシ
ステムKH−2200MD」を用いて250倍の顕微
鏡写真を撮影し、視覚的に破砕状態を評価した。
【0057】[クロレラ細胞破砕実験] (2)予備操作:秤量しておいたの純水にクロレラ粉体
を所定量秤取り混合、攪拌し、クロレラ懸濁液を作成す
る。 (3)実験操作 (2)において作成したクロレラ懸濁液を、ジーナス
製「ジーナスPYPR02−15」にて、10MPa,
50MPa,100MPa,150MPaにて1pas
s処理を行った。(湿式ジェットミルによる細胞破砕
例) (2)において作成したクロレラ懸濁液を、東洋精機
製「PAINT SHAKER」にて、直径3mmのガ
ラスビーズをクロレラ懸濁液に対し重量対比で3倍量を
用い、5分,10分,20分,30分間処理を行った。
(ビーズミルによる細胞破砕例)
【表1】 図3に予備操作時の顕微鏡写真を示す。図4〜7に湿式
ジェットミルにより処理した破砕状態の顕微鏡写真を示
す。図8〜11にビーズミルにより処理した破砕状態の
顕微鏡写真を示す。
【0058】[サイクロデキストリンによる包接実験] (1)クロレラ細胞破砕物溶液(クロレラ15%)にK
−100(塩水港精糖製α−CD:75%,β−CD:
15%,γ−CD:10%)を5%加え溶解し、この溶
液をジーナス製 「ジーナスPY PR02−15」を
用い10MPa,50MPa,100MPa,150M
PaにてCD包接処理を行った。 (2)クロレラ細胞破砕物溶液(クロレラ15%)にK
−100(塩水港精糖製α−CD:75%,β−CD:
15%,γ−CD:10%)を5%加え溶解し特殊機化
工業製「TKオートホモミクサー」を10,000rp
mにて10分,20分,30分にてCD包接処理を行っ
た。なお、評価方法はスプレードライヤーによる粉末化
した際の状態と包接溶液の臭いの変化または放置期間に
よる状態変化により判断した。
【表2】
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ロレラの細胞破砕は湿式ジェットミルを用いることによ
り非常に短時間で且つ破砕確率が高く、今までの方法で
は為し得なかった非常に効率の良い処理を行うことがで
きる。
【0060】また、本発明によりクロレラ細胞破砕物を
容易に得ることが可能となる。更にクロレラ細胞破砕を
行った後、クロレラ細胞破砕物の利用目的に応じ必要で
ある残留細胞壁除去の操作が、湿式ジェットミルの処理
条件により残留の細胞壁組織自体も微粒化することが可
能となり除去操作を行うことなく目的とする状態のクロ
レラ細胞破砕物を得ることができる。
【0061】本発明によりクロレラ細胞破砕により得ら
れるクロレラ細胞中の有効物質とCDが混在する液体を
湿式ジェットミルを用いて処理することにより、有効物
質とCDとの接触確率が高められ、CDと有効物質とが
包接複合体を形成し易くなり、短時間に効率良くクロレ
ラ細胞中有効物質のCD包接を行うことができる。
【0062】また、本発明によりクロレラ細胞中有効物
質の包接が、従来の方法に変わり湿式ジェットミルを用
いて行うことによりCDによる包接状態が従来の方法で
は期待できなかった包接現象を起こし、非常に安定性の
高いクロレラ破砕物物を得ることができる。
【0063】また、本発明の方法により得られた包接物
は、より安定性の高いものであり、これまで報告されて
いる、あらゆるCDの特性を今までより遙かに効率的に
発現することができる。従って、本発明は、食品分野、
化粧品分野、医薬品分野、化学品分野等、広汎な分野の
技術革新に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】「ジーナスPY」と呼ばれる湿式ジェットミル
の微粒化装置及びその周辺設備を含む微粒化システムの
全体概略構成図である。
【図2】図1の微粒化装置部分の構成を示す説明図であ
る。
【図3】クロレラ粉末を予備操作にて懸濁させた懸濁液
の図面代用の顕微鏡写真である。
【図4】クロレラ細胞を湿式ジェットミルにより10M
Pa−1passにて処理したものの図面代用の顕微鏡
写真である。
【図5】クロレラ細胞を湿式ジェットミルにより50M
Pa−1passにて処理したものの図面代用の顕微鏡
写真である。
【図6】クロレラ細胞を湿式ジェットミルにより100
MPa−1passにて処理したものの図面代用の顕微
鏡写真である。
【図7】クロレラ細胞を湿式ジェットミルにより150
MPa−1passにて処理したものの図面代用の顕微
鏡写真である。
【図8】クロレラ細胞をビーズミルにより5分間処理し
たものの図面代用の顕微鏡写真である。
【図9】クロレラ細胞をビーズミルにより10分間処理
したものの図面代用の顕微鏡写真である。
【図10】クロレラ細胞をビーズミルにより20分間処
理したものの図面代用の顕微鏡写真である。
【図11】クロレラ細胞をビーズミルにより30分間処
理したものの図面代用の顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1微粒化システム 2,3容器 4.5弁 6配管 7高圧ポンプ 8 微粒化装置 9 円筒状容器 10 第1のディスク 10a,10b導入貫通孔 10c 密着対向面 10d 渦巻室 10e,10f 溝状導入通路 11 第2のディスク 11a 中間貫通孔 12 第3のディスク 12a,12b排出貫通孔 12e,12f溝状排出通路 12d 貯留室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロレラを含む懸濁液を湿式ジェットミル
    で処理しクロレラ細胞を破砕処理することを特徴とする
    クロレラ細胞破砕方法
  2. 【請求項2】サイクロデキストリンとクロレラもしくは
    その細胞破砕物とを湿式ジェットミルで処理しサイクロ
    デキストリンによりクロレラ細胞破砕物を包接をするこ
    とを特徴とするクロレラ破砕物の安定化方法。
  3. 【請求項3】サイクロデキストリンがα−,β−,γ−
    サイクロデキストリン、これらの糖修飾体、及びこれら
    の化学修飾体よりなる群から選ばれた少なくとも1種で
    ある請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】湿式ジェットミルとして、耐圧容器の中に
    密封状態で設置されたノズルへ流体を高圧で圧送し、ノ
    ズル内で渦流状のジェット流を発生させ、物質を乳化・
    分散・破砕する装置を用いる請求項1〜3のいずれかに
    記載の方法
  5. 【請求項5】請求項1または4記載の方法によって得ら
    れるクロレラ破砕物
  6. 【請求項6】請求項2〜4のいずれかに記載の方法によ
    り得られる安定化されたクロレラ破砕物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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