JPH1142086A - 耐塩性グルタミナーゼ - Google Patents
耐塩性グルタミナーゼInfo
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- JPH1142086A JPH1142086A JP20036797A JP20036797A JPH1142086A JP H1142086 A JPH1142086 A JP H1142086A JP 20036797 A JP20036797 A JP 20036797A JP 20036797 A JP20036797 A JP 20036797A JP H1142086 A JPH1142086 A JP H1142086A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】夾雑酵素を含まず、液状で優れた保存安定性を
有する耐塩性グルタミナーゼを提供。 【解決手段】下記性質を有する耐塩性グルタミナーゼ: (1)作用:L−グルタミンを加水分解してL−グルタ
ミン酸とアンモニアを生成する、(2)至適pH及び安
定pH:至適pHはL−グルタミンを基質として7.5
であり、安定pH域は4.5〜10.5である、(3)
耐塩性:37℃、pH5.5の条件において、18%
(W/V)食塩存在下で、非存在の場合と同等の相対活
性と残存活性を示す、及び(4)液状での保存安定性:
18%(W/V)食塩存在下、40℃下で、少なくとも
6ヶ月間安定である。
有する耐塩性グルタミナーゼを提供。 【解決手段】下記性質を有する耐塩性グルタミナーゼ: (1)作用:L−グルタミンを加水分解してL−グルタ
ミン酸とアンモニアを生成する、(2)至適pH及び安
定pH:至適pHはL−グルタミンを基質として7.5
であり、安定pH域は4.5〜10.5である、(3)
耐塩性:37℃、pH5.5の条件において、18%
(W/V)食塩存在下で、非存在の場合と同等の相対活
性と残存活性を示す、及び(4)液状での保存安定性:
18%(W/V)食塩存在下、40℃下で、少なくとも
6ヶ月間安定である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐塩性グルタミナー
ゼ、より詳しくは夾雑酵素を含まず保存安定性に優れた
耐塩性グルタミナーゼに関する。
ゼ、より詳しくは夾雑酵素を含まず保存安定性に優れた
耐塩性グルタミナーゼに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、先に新規な耐塩性グルタ
ミナーゼを開発(特開平2−261379号公報参照)
し、これを商品名「グルタミナーゼダイワC−100」
(大和化成株式会社製)として発売した。これはその高
耐塩性より、醤油業界等で好評の中に利用されてきた
が、該グルタミナーゼダイワC−100中には、比較的
多量のプロテアーゼやα−アミラーゼが含まれており、
これを例えば殺菌工程の無い味噌等の製造に利用する
と、着色褐変が生じ、得られる味噌等の商品価値が低下
することがわかってきた。また、上記耐塩性グルタミナ
ーゼは、之等プロテアーゼやα−アミラーゼの混在によ
って、チーズや肉製品への応用も当然できない不利があ
った。
ミナーゼを開発(特開平2−261379号公報参照)
し、これを商品名「グルタミナーゼダイワC−100」
(大和化成株式会社製)として発売した。これはその高
耐塩性より、醤油業界等で好評の中に利用されてきた
が、該グルタミナーゼダイワC−100中には、比較的
多量のプロテアーゼやα−アミラーゼが含まれており、
これを例えば殺菌工程の無い味噌等の製造に利用する
と、着色褐変が生じ、得られる味噌等の商品価値が低下
することがわかってきた。また、上記耐塩性グルタミナ
ーゼは、之等プロテアーゼやα−アミラーゼの混在によ
って、チーズや肉製品への応用も当然できない不利があ
った。
【0003】しかして、従来より、夾雑酵素の除去は、
クロマトグラフィー操作等による高度精製によって行な
い得ることが知られているが、かかる操作自体煩雑であ
り、しかもこれによる製品コストの上昇は避けられな
い。
クロマトグラフィー操作等による高度精製によって行な
い得ることが知られているが、かかる操作自体煩雑であ
り、しかもこれによる製品コストの上昇は避けられな
い。
【0004】更に、グルタミナーゼ剤に限らず、一般
に、酵素剤は使用の簡便さより液状品が要望される場合
があるが、本発明者らの研究によれば、上記「グルタミ
ナーゼダイワC−100」は、これを液状化すると、2
0℃、1ヶ月間の保存で50%以下の活性に低下し、4
0℃、1ヶ月間では完全に失活することが認められ、こ
のように液状における保存安定性が悪いものであった。
に、酵素剤は使用の簡便さより液状品が要望される場合
があるが、本発明者らの研究によれば、上記「グルタミ
ナーゼダイワC−100」は、これを液状化すると、2
0℃、1ヶ月間の保存で50%以下の活性に低下し、4
0℃、1ヶ月間では完全に失活することが認められ、こ
のように液状における保存安定性が悪いものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、夾雑酵素を実質的に含まず且つ液状で優れた保存安
定性を有する耐塩性グルタミナーゼを提供することにあ
る。
は、夾雑酵素を実質的に含まず且つ液状で優れた保存安
定性を有する耐塩性グルタミナーゼを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的よ
り鋭意研究を重ねた結果、上記「グルタミナーゼダイワ
C−100」とは異なるある種の市販酵素剤の内にグル
タミナーゼ活性を認めると共に、該グルタミナーゼ活性
は液状でアルカリ域で安定であり、従って、上記酵素剤
をかかるアルカリ域で処理するときには、夾雑酵素が失
活して所望のグルタミナーゼのみが残存し、しかも該グ
ルタミナーゼは、上記目的に合致する優れた耐塩性を有
することを認め、ここに本発明を完成するに至った。
り鋭意研究を重ねた結果、上記「グルタミナーゼダイワ
C−100」とは異なるある種の市販酵素剤の内にグル
タミナーゼ活性を認めると共に、該グルタミナーゼ活性
は液状でアルカリ域で安定であり、従って、上記酵素剤
をかかるアルカリ域で処理するときには、夾雑酵素が失
活して所望のグルタミナーゼのみが残存し、しかも該グ
ルタミナーゼは、上記目的に合致する優れた耐塩性を有
することを認め、ここに本発明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明によれば、下記性質を有する
ことを特徴とする耐塩性グルタミナーゼが提供される。
ことを特徴とする耐塩性グルタミナーゼが提供される。
【0008】(1)作用:L−グルタミンを加水分解し
てL−グルタミン酸とアンモニアを生成する。
てL−グルタミン酸とアンモニアを生成する。
【0009】(2)至適pH及び安定pH:至適pHは
L−グルタミンを基質として7.5であり、安定pH域
は4.5〜10.5である。
L−グルタミンを基質として7.5であり、安定pH域
は4.5〜10.5である。
【0010】(3)耐塩性:37℃、pH5.5の条件
において、18%(W/V)食塩存在下で、非存在の場
合と同等の相対活性と残存活性を示す。
において、18%(W/V)食塩存在下で、非存在の場
合と同等の相対活性と残存活性を示す。
【0011】(4)液状での保存安定性 18%(W/V)食塩存在下、40℃下で、少なくとも
6ヶ月間安定である。
6ヶ月間安定である。
【0012】また、本発明によれば、市販ラクターゼ剤
「ビオラクタ」(登録商標)を、pH9.8、37℃下
に16時間処理することを特徴とする上記耐塩性グルタ
ミナーゼの製造方法が提供される。
「ビオラクタ」(登録商標)を、pH9.8、37℃下
に16時間処理することを特徴とする上記耐塩性グルタ
ミナーゼの製造方法が提供される。
【0013】因みに、上記「グルタミナーゼダイワC−
100」は、これを酸性側及びアルカリ性側で処理し
て、夾雑するプロテアーゼやα−アミラーゼを失活させ
ると、グルタミナーゼも失活し、所望の酵素は得られな
い。
100」は、これを酸性側及びアルカリ性側で処理し
て、夾雑するプロテアーゼやα−アミラーゼを失活させ
ると、グルタミナーゼも失活し、所望の酵素は得られな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明耐塩性グルタミナー
ゼにつき詳述すれば、該酵素は以下の性質を有すること
により特徴づけられる。
ゼにつき詳述すれば、該酵素は以下の性質を有すること
により特徴づけられる。
【0015】(1)作用 L−グルタミンを加水分解してL−グルタミン酸とアン
モニアとを生成する。
モニアとを生成する。
【0016】(2)至適pH及び安定pH範囲 本酵素は、0.5%(W/V)L−グルタミンを基質と
して、37℃で10分間作用させた場合、図1に示すよ
うに、pH7.5で活性が最も高い。
して、37℃で10分間作用させた場合、図1に示すよ
うに、pH7.5で活性が最も高い。
【0017】尚、図1は、pHを横軸にとり、各pHで
の相対酵素活性を縦軸としてプロットしたものであり、
ブリトン−ロビンソン(Britton−Robinson)広域緩衝
液を用いた。
の相対酵素活性を縦軸としてプロットしたものであり、
ブリトン−ロビンソン(Britton−Robinson)広域緩衝
液を用いた。
【0018】また、本酵素の安定pH域は、本酵素を含
有する各pH緩衝液を37℃で16時間放置した後の残
存活性を測定することにより求められたものであり、図
2に示すように、4.5〜10.5の範囲であることが
判る。
有する各pH緩衝液を37℃で16時間放置した後の残
存活性を測定することにより求められたものであり、図
2に示すように、4.5〜10.5の範囲であることが
判る。
【0019】(3)活性測定法 本酵素の力価は、以下の方法により求められた。
【0020】即ち、2%(W/V)L−グルタミン溶液
(pH6.0、0.1M酢酸緩衝液に溶解)1.0ml
に、0.01M酢酸緩衝液(pH6.0)で希釈した本
酵素(約0.3U)1.0mlを加えて、37℃、10
分間反応させた後、0.75N過塩素酸溶液1.0ml
を加えて氷水中で反応を停止させ、更に、0.75N水
酸化ナトリウム溶液1.0mlで中和した。次に、上記
反応液0.2mlをとり、該反応液中のL−グルタミン
酸量を、ヤマサL−グルタミン酸測定キットを用いて測
定した。本酵素の1単位(U)は、37℃で1分間当り
に1μモルのL−グルタミン酸を生成する酵素量とす
る。
(pH6.0、0.1M酢酸緩衝液に溶解)1.0ml
に、0.01M酢酸緩衝液(pH6.0)で希釈した本
酵素(約0.3U)1.0mlを加えて、37℃、10
分間反応させた後、0.75N過塩素酸溶液1.0ml
を加えて氷水中で反応を停止させ、更に、0.75N水
酸化ナトリウム溶液1.0mlで中和した。次に、上記
反応液0.2mlをとり、該反応液中のL−グルタミン
酸量を、ヤマサL−グルタミン酸測定キットを用いて測
定した。本酵素の1単位(U)は、37℃で1分間当り
に1μモルのL−グルタミン酸を生成する酵素量とす
る。
【0021】(4)至適温度及び安定温度 本酵素の至適温度は、0.5%(W/V)L−グルタミ
ンを基質として、pH7.5(ブリトン−ロビンソン緩
衝液中)で、10分間反応させた場合、図3〔横軸:温
度(℃)、縦軸:相対活性(%)〕に示す通り、65℃
で最も高い活性を示した。
ンを基質として、pH7.5(ブリトン−ロビンソン緩
衝液中)で、10分間反応させた場合、図3〔横軸:温
度(℃)、縦軸:相対活性(%)〕に示す通り、65℃
で最も高い活性を示した。
【0022】また、本酵素(pH7.5、ブリトン−ロ
ビンソン緩衝液)を、グルタミン非存在下及び0.5%
グルタミンの存在下に、それぞれ各温度で1時間放置し
た後、残存活性を求めた。その結果は、図4〔横軸:温
度(℃)、縦軸:残存活性(%)〕に示す通りである。
尚、図中、(1)はグルタミン非存在下の残存活性を、
(2)は0.5%グルタミン存在下の残存活性を示し、
該残存活性は、γ−グルタミル−p−ニトロアニリドの
分解力により求めた。
ビンソン緩衝液)を、グルタミン非存在下及び0.5%
グルタミンの存在下に、それぞれ各温度で1時間放置し
た後、残存活性を求めた。その結果は、図4〔横軸:温
度(℃)、縦軸:残存活性(%)〕に示す通りである。
尚、図中、(1)はグルタミン非存在下の残存活性を、
(2)は0.5%グルタミン存在下の残存活性を示し、
該残存活性は、γ−グルタミル−p−ニトロアニリドの
分解力により求めた。
【0023】上記結果より、本酵素はグルタミン非存在
下で55℃まで安定であり、0.5%グルタミン存在下
では65℃まで安定であることが判る。
下で55℃まで安定であり、0.5%グルタミン存在下
では65℃まで安定であることが判る。
【0024】(5)分子量 10mMリン酸緩衝液(pH7.5)で平衡化したセフ
ァデックスG−100を充填したカラム(ファルマシア
社製)を用い、ゲル濾過により測定した本酵素の分子量
は、約54,000であった。
ァデックスG−100を充填したカラム(ファルマシア
社製)を用い、ゲル濾過により測定した本酵素の分子量
は、約54,000であった。
【0025】(6)等電点 ファストシステム(ファルマシア社製)による等電点電
気泳動により求めた本酵素の等電点は、約4.5であっ
た。
気泳動により求めた本酵素の等電点は、約4.5であっ
た。
【0026】(7)塩存在下での活性及び耐塩性 0〜25%(W/V)となるように所定量の食塩を加え
た0.5%L−グルタミン溶液(0.1M酢酸緩衝液、
pH5.5)に本酵素を加え、37℃で10分間反応さ
せた後、L−グルタミン酸を定量することにより、本酵
素の塩存在下での活性を測定した。
た0.5%L−グルタミン溶液(0.1M酢酸緩衝液、
pH5.5)に本酵素を加え、37℃で10分間反応さ
せた後、L−グルタミン酸を定量することにより、本酵
素の塩存在下での活性を測定した。
【0027】その結果は図5〔横軸:食塩濃度(W/V
%)、縦軸:相対活性(%)〕に示す通りであり、本酵
素は食塩非存在下での活性を100とした場合、20%
(W/V)食塩濃度においては失活せず、25%(W/
V)食塩濃度においても約90%の活性が認められた。
%)、縦軸:相対活性(%)〕に示す通りであり、本酵
素は食塩非存在下での活性を100とした場合、20%
(W/V)食塩濃度においては失活せず、25%(W/
V)食塩濃度においても約90%の活性が認められた。
【0028】また、同様にして、18%(W/V)食塩
を含む酵素液(0.1M酢酸緩衝液、pH5.5)を3
7℃、16時間放置した後、その残存活性を調べた結
果、本酵素は100%活性を維持していた。これに対し
て、「グルタミナーゼダイワC−100」を用いて同一
試験を行なった結果、該酵素の残存活性は60%であっ
た。
を含む酵素液(0.1M酢酸緩衝液、pH5.5)を3
7℃、16時間放置した後、その残存活性を調べた結
果、本酵素は100%活性を維持していた。これに対し
て、「グルタミナーゼダイワC−100」を用いて同一
試験を行なった結果、該酵素の残存活性は60%であっ
た。
【0029】(8)エチルアルコール存在下における活
性及び耐アルコール性 0〜20%(V/V)となるように所定量のエチルアル
コールを加えた0.5%L−グルタミン溶液(0.1M
酢酸緩衝液、pH5.5)に本酵素を加え、37℃で3
0分間反応させた後、L−グルタミン酸を定量して、酵
素活性を調べた。
性及び耐アルコール性 0〜20%(V/V)となるように所定量のエチルアル
コールを加えた0.5%L−グルタミン溶液(0.1M
酢酸緩衝液、pH5.5)に本酵素を加え、37℃で3
0分間反応させた後、L−グルタミン酸を定量して、酵
素活性を調べた。
【0030】その結果は図6〔横軸:エチルアルコール
濃度(V/V%)、縦軸:相対活性(%)〕に示す通り
であり、本酵素は20%エチルアルコール存在下にあっ
ても全く失活は認められなかった。
濃度(V/V%)、縦軸:相対活性(%)〕に示す通り
であり、本酵素は20%エチルアルコール存在下にあっ
ても全く失活は認められなかった。
【0031】また、15%(V/V)エチルアルコール
を含む酵素液(0.1M酢酸緩衝液、pH5.5)を3
7℃、16時間放置した後、その残存活性を測定した結
果によれば、本酵素はほぼ100%の残存活性を示し
た。
を含む酵素液(0.1M酢酸緩衝液、pH5.5)を3
7℃、16時間放置した後、その残存活性を測定した結
果によれば、本酵素はほぼ100%の残存活性を示し
た。
【0032】(9)L−グルタミンからL−グルタミン
酸への転換 本酵素を0.07U/mlの濃度で、18%(W/V)
食塩を含む0.5%L−グルタミン(0.1M酢酸緩衝
液、pH5.5)溶液と、食塩を含まない0.5%L−
グルタミン(0.1M酢酸緩衝液、pH5.5)溶液
とに、それぞれ37℃で作用させ、各時間におけるL−
グルタミン酸を定量して、本酵素によるL−グルタミン
酸転換率(〔L-Glu〕/〔L-Gln〕initial、%)の経時
変化を調べた。
酸への転換 本酵素を0.07U/mlの濃度で、18%(W/V)
食塩を含む0.5%L−グルタミン(0.1M酢酸緩衝
液、pH5.5)溶液と、食塩を含まない0.5%L−
グルタミン(0.1M酢酸緩衝液、pH5.5)溶液
とに、それぞれ37℃で作用させ、各時間におけるL−
グルタミン酸を定量して、本酵素によるL−グルタミン
酸転換率(〔L-Glu〕/〔L-Gln〕initial、%)の経時
変化を調べた。
【0033】横軸に反応時間(時間)を、縦軸にL−グ
ルタミン酸変換率(%)をとり、その結果を描いたグラ
フを図7に示す。但し、図中、(1)は食塩を含まない
場合を、(2)は18%(W/V)食塩を含む場合を、
それぞれ示す。
ルタミン酸変換率(%)をとり、その結果を描いたグラ
フを図7に示す。但し、図中、(1)は食塩を含まない
場合を、(2)は18%(W/V)食塩を含む場合を、
それぞれ示す。
【0034】該図7より、本酵素は食塩存在下でもL−
グルタミンからL−グルタミン酸への転換作用を実質的
に阻害されることなく、その転換率は24時間目でほぼ
100%に達することが判る。
グルタミンからL−グルタミン酸への転換作用を実質的
に阻害されることなく、その転換率は24時間目でほぼ
100%に達することが判る。
【0035】(10)液状酵素の長期保存安定性 「グルタミナーゼダイワC−100」と本酵素とを、1
8%食塩を含む水中にそれぞれ約20単位となるように
溶解して酵素液を作成し、之等をそれぞれ20℃と40
℃で6ヶ月間保存し、その保存安定性を調べた。
8%食塩を含む水中にそれぞれ約20単位となるように
溶解して酵素液を作成し、之等をそれぞれ20℃と40
℃で6ヶ月間保存し、その保存安定性を調べた。
【0036】横軸に保存日数(日)を、縦軸に残存活性
(%)をとり、得られた結果をプロットしたグラフを図
8に示す。但し、図中、(1)は本酵素の20℃におけ
る保存安定性を、(2)は「グルタミナーゼダイワC−
100」の20℃における保存安定性を、(3)は本酵
素の40℃におけるそれを、(4)は「グルタミナーゼ
ダイワC−100」の40℃におけるそれを、それぞれ
示す。
(%)をとり、得られた結果をプロットしたグラフを図
8に示す。但し、図中、(1)は本酵素の20℃におけ
る保存安定性を、(2)は「グルタミナーゼダイワC−
100」の20℃における保存安定性を、(3)は本酵
素の40℃におけるそれを、(4)は「グルタミナーゼ
ダイワC−100」の40℃におけるそれを、それぞれ
示す。
【0037】該図8より、本酵素は液状酵素として20
℃及び40℃のいずれにおいても、少なくとも6ヶ月間
安定であるのに対し、「グルタミナーゼダイワC−10
0」は20℃では1ヶ月間で40%の残存活性となり、
40℃では1ヶ月間ですべて失活してしまうことが判
る。
℃及び40℃のいずれにおいても、少なくとも6ヶ月間
安定であるのに対し、「グルタミナーゼダイワC−10
0」は20℃では1ヶ月間で40%の残存活性となり、
40℃では1ヶ月間ですべて失活してしまうことが判
る。
【0038】(11)実質的に夾雑酵素を含まない耐塩
性グルタミナーゼの調整 後記実施例に詳述するとおり、本酵素はアルカリ性で極
めて安定であり、pH9.8、37℃、16時間処理す
ることによりプロテアーゼ、α−アミラーゼ等の夾雑酵
素活性を除き、グルタミナーゼ活性のみを残すことがで
きる。
性グルタミナーゼの調整 後記実施例に詳述するとおり、本酵素はアルカリ性で極
めて安定であり、pH9.8、37℃、16時間処理す
ることによりプロテアーゼ、α−アミラーゼ等の夾雑酵
素活性を除き、グルタミナーゼ活性のみを残すことがで
きる。
【0039】上記性質を有する本発明耐塩性グルタミナ
ーゼは、その生産能を有する微生物を常法に従い培養す
ることによって製造することができるが、より簡便に
は、上記微生物が産生する市販酵素製剤を原料として、
該製剤中から単離、精製することができる。
ーゼは、その生産能を有する微生物を常法に従い培養す
ることによって製造することができるが、より簡便に
は、上記微生物が産生する市販酵素製剤を原料として、
該製剤中から単離、精製することができる。
【0040】該市販酵素製剤の代表例としては、「ビオ
ラクタN5」及び「ビオラクタFN5」(いずれも大和
化成株式会社製、尚「ビオラクタ」は登録商標である)
を挙げることができる。上記「ビオラクタ」は、バチル
ス・サーキュランスが生産するラクターゼ(乳糖分解酵
素、β−galactosidase, EC 3.2.1.23)であり、至適温
度65℃、至適pH6.0、温度安定性50℃以下、p
H安定性5.0−9.5なる性質を有しており、特に
「ビオラクタN5」は、ビフィズス因子としてのガラク
トオリゴ糖製造用として開発されたものであり、また
「ビオラクタFN5」は、酵素使用上問題とならない程
度にプロテアーゼ活性を低減させて牛乳処理用としたも
のである。
ラクタN5」及び「ビオラクタFN5」(いずれも大和
化成株式会社製、尚「ビオラクタ」は登録商標である)
を挙げることができる。上記「ビオラクタ」は、バチル
ス・サーキュランスが生産するラクターゼ(乳糖分解酵
素、β−galactosidase, EC 3.2.1.23)であり、至適温
度65℃、至適pH6.0、温度安定性50℃以下、p
H安定性5.0−9.5なる性質を有しており、特に
「ビオラクタN5」は、ビフィズス因子としてのガラク
トオリゴ糖製造用として開発されたものであり、また
「ビオラクタFN5」は、酵素使用上問題とならない程
度にプロテアーゼ活性を低減させて牛乳処理用としたも
のである。
【0041】かかる市販酵素製剤からの本酵素の単離、
精製は、本酵素の物理化学的性質等を利用した既知の各
種方法の単独もしくは組合わせにより実施することがで
きる。
精製は、本酵素の物理化学的性質等を利用した既知の各
種方法の単独もしくは組合わせにより実施することがで
きる。
【0042】上記単離、精製手段の具体例としては、例
えば遠心分離法、透析法、エバポレーター、限外濾過等
による濃縮法、硫安等を用いた塩析法、エタノール等に
よる有機溶媒沈澱法、各種クロマトグラフィー(陽イオ
ン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、疎水性樹脂、ゲル濾過
等)を例示でき、いずれも本発明酵素の製造に利用でき
るが、より好ましくは、本酵素は、例えばヒドロキシル
アパタイトを用いたカラムクロマトグラフィーや、セフ
ァデックスG−100を用いたカラムクロマトグラフィ
ー等の組合せにより単離、精製することができる。その
詳細は、後記実施例に示す通りである。
えば遠心分離法、透析法、エバポレーター、限外濾過等
による濃縮法、硫安等を用いた塩析法、エタノール等に
よる有機溶媒沈澱法、各種クロマトグラフィー(陽イオ
ン交換樹脂、陰イオン交換樹脂、疎水性樹脂、ゲル濾過
等)を例示でき、いずれも本発明酵素の製造に利用でき
るが、より好ましくは、本酵素は、例えばヒドロキシル
アパタイトを用いたカラムクロマトグラフィーや、セフ
ァデックスG−100を用いたカラムクロマトグラフィ
ー等の組合せにより単離、精製することができる。その
詳細は、後記実施例に示す通りである。
【0043】かくして、本発明所期の耐塩性グルタミナ
ーゼを単離することができる。
ーゼを単離することができる。
【0044】該酵素は、特に味噌、肉類、チーズ等、夾
雑酵素が作用すると本来の性質が損なわれる食品に好適
に利用することができ、かかる利用によって所望食品に
おけるグルタミン酸の増強を図ることができる。即ち、
本発明酵素は、之等食品中の遊離のL−グルタミンに作
用して、ピログルタミン酸を生じさせることなく、旨味
のもとであるL−グルタミン酸を増強させ得、之等食品
の品質を顕著に向上させ得ると共に、食品本来の風味に
は何等の悪影響をも与えない。また、本発明酵素は、液
状酵素製剤として、粉塵をたてることなく、溶解の手間
が省ける使い易い製剤として利用できる。
雑酵素が作用すると本来の性質が損なわれる食品に好適
に利用することができ、かかる利用によって所望食品に
おけるグルタミン酸の増強を図ることができる。即ち、
本発明酵素は、之等食品中の遊離のL−グルタミンに作
用して、ピログルタミン酸を生じさせることなく、旨味
のもとであるL−グルタミン酸を増強させ得、之等食品
の品質を顕著に向上させ得ると共に、食品本来の風味に
は何等の悪影響をも与えない。また、本発明酵素は、液
状酵素製剤として、粉塵をたてることなく、溶解の手間
が省ける使い易い製剤として利用できる。
【0045】本発明酵素は、高濃度の食塩存在下におい
ても非常に優れた活性と安定性を具備しており、特に高
濃度食塩を含む食品の長期熟成、製造時に利用できるの
みならず、夾雑酵素が作用すると不具合な食品であって
グルタミナーゼ活性の作用のみを期待される食品にも利
用でき、また液状酵素製剤として食品製造に携わる者の
作業環境、易作業性に益するものである。
ても非常に優れた活性と安定性を具備しており、特に高
濃度食塩を含む食品の長期熟成、製造時に利用できるの
みならず、夾雑酵素が作用すると不具合な食品であって
グルタミナーゼ活性の作用のみを期待される食品にも利
用でき、また液状酵素製剤として食品製造に携わる者の
作業環境、易作業性に益するものである。
【0046】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため、本
発明グルタミナーゼの単離調製例を挙げ、次いで本発明
液状酵素製剤の調製例を挙げる。
発明グルタミナーゼの単離調製例を挙げ、次いで本発明
液状酵素製剤の調製例を挙げる。
【0047】
【実施例1】 本発明精製酵素の調製 市販ラクターゼ剤「ビオラクタFN5」(大和化成株式
会社製)10gを10mMリン酸緩衝液(pH7.5)
に溶解し、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)に対
し、5℃、1日、透析して、賦形してある乳糖を除くと
共に平衡化した。得られた粗酵素液を、予め10mMリ
ン酸緩衝液(pH7.5)で平衡化しておいたヒドロキ
シルアパタイトカラム(2.5×10cm、和光純薬
製)に通液して、ラクターゼの一部を吸着させた。
会社製)10gを10mMリン酸緩衝液(pH7.5)
に溶解し、10mMリン酸緩衝液(pH7.5)に対
し、5℃、1日、透析して、賦形してある乳糖を除くと
共に平衡化した。得られた粗酵素液を、予め10mMリ
ン酸緩衝液(pH7.5)で平衡化しておいたヒドロキ
シルアパタイトカラム(2.5×10cm、和光純薬
製)に通液して、ラクターゼの一部を吸着させた。
【0048】次いで、素通り画分の一部(素通り画分の
うちフラクションNo.10の10mlを1.5mlにま
でエバポレーターで濃縮し、その1ml)を、10mM
リン酸緩衝液(pH7.5)で予め平衡化したセファデ
ックスG−100カラム(3×50cm、ファルマシア
製)にのせ、20ml/時間の流速で3.0mlずつ分
取した。
うちフラクションNo.10の10mlを1.5mlにま
でエバポレーターで濃縮し、その1ml)を、10mM
リン酸緩衝液(pH7.5)で予め平衡化したセファデ
ックスG−100カラム(3×50cm、ファルマシア
製)にのせ、20ml/時間の流速で3.0mlずつ分
取した。
【0049】上記分離結果を図9に示す。
【0050】図において、縦軸は蛋白の吸光度(OD
280、結果は線(1)として示す)及びグルタミナーゼ
活性(U/ml、結果を線(2)として示す)を、横軸
はフラクションNo.をそれぞれ示す。グルタミナーゼ活
性ピークトップのフラクション(フラクションNo.3
3)は電気泳動的に単一で、その等電点は4.5、ま
た、分子量マーカー溶出位置から、該グルタミナーゼの
分子量は54,000と計算された。
280、結果は線(1)として示す)及びグルタミナーゼ
活性(U/ml、結果を線(2)として示す)を、横軸
はフラクションNo.をそれぞれ示す。グルタミナーゼ活
性ピークトップのフラクション(フラクションNo.3
3)は電気泳動的に単一で、その等電点は4.5、ま
た、分子量マーカー溶出位置から、該グルタミナーゼの
分子量は54,000と計算された。
【0051】かくして2.3U/OD280の精製酵素
(本発明耐塩性グルタミナーゼ)を得た。このものの物
理化学的及び酵素的性質は、前述した通りであった。
(本発明耐塩性グルタミナーゼ)を得た。このものの物
理化学的及び酵素的性質は、前述した通りであった。
【0052】
【実施例2】 本発明耐塩性グルタミナーゼの調製 市販酵素製剤「ビオラクタN5」(大和化成株式会社
製)100gを10mMリン酸緩衝液(pH7.5)5
00mlに溶解し、限外濾過モジュールUF−LMSII
(東ソー株式会社製)により水で透析して乳糖を除い
た。この液520mlを2規定水酸化ナトリウムにより
pH9.8とし、37℃、16時間放置した。放置後の
pHは9.3であった。得られた酵素液に対し、1%の
活性炭を加えて遠心分離(8000rpm、30分)を行
ない、上清を475ml得た。冷却した上記上清(酵素
液)を冷エタノール1660mlに加え、遠心分離(8
000rpm、30分)を行なって沈澱物を集め、これを
室温下に真空乾燥した。上記結果を下記表1に示す。
製)100gを10mMリン酸緩衝液(pH7.5)5
00mlに溶解し、限外濾過モジュールUF−LMSII
(東ソー株式会社製)により水で透析して乳糖を除い
た。この液520mlを2規定水酸化ナトリウムにより
pH9.8とし、37℃、16時間放置した。放置後の
pHは9.3であった。得られた酵素液に対し、1%の
活性炭を加えて遠心分離(8000rpm、30分)を行
ない、上清を475ml得た。冷却した上記上清(酵素
液)を冷エタノール1660mlに加え、遠心分離(8
000rpm、30分)を行なって沈澱物を集め、これを
室温下に真空乾燥した。上記結果を下記表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】該表より、上記方法によって、夾雑酵素を
含まない本発明所期の耐塩性グルタミナーゼが得られる
ことが明らかである。また、該酵素剤は、前述した物理
化学的及び酵素的性質を有するものであった。
含まない本発明所期の耐塩性グルタミナーゼが得られる
ことが明らかである。また、該酵素剤は、前述した物理
化学的及び酵素的性質を有するものであった。
【図1】本発明耐塩性グルタミナーゼのpHの変動によ
る相対活性を調べたグラフである。
る相対活性を調べたグラフである。
【図2】本発明耐塩性グルタミナーゼのpHの変動によ
る残存活性を調べたグラフである。
る残存活性を調べたグラフである。
【図3】本発明耐塩性グルタミナーゼの温度変化による
相対活性を求めたグラフである。
相対活性を求めたグラフである。
【図4】本発明耐塩性グルタミナーゼの温度変化による
残存活性を調べたグラフである。
残存活性を調べたグラフである。
【図5】本発明耐塩性グルタミナーゼの食塩存在下にお
ける相対活性を求めたグラフである。
ける相対活性を求めたグラフである。
【図6】本発明耐塩性グルタミナーゼのエタノール存在
下における相対活性を求めたグラフである。
下における相対活性を求めたグラフである。
【図7】本発明耐塩性グルタミナーゼの食塩存在下及び
食塩非存在下におけるL−グルタミンからL−グルタミ
ン酸への経時的変換率を求めたグラフである。
食塩非存在下におけるL−グルタミンからL−グルタミ
ン酸への経時的変換率を求めたグラフである。
【図8】本発明耐塩性グルタミナーゼの液状における長
期保存安定性を調べたグラフである。
期保存安定性を調べたグラフである。
【図9】セファデックスG−100を用いて行なった本
発明耐塩性グルタミナーゼのゲル濾過の結果を示すグラ
フである。
発明耐塩性グルタミナーゼのゲル濾過の結果を示すグラ
フである。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記性質を有することを特徴とする耐塩
性グルタミナーゼ。 (1)作用:L−グルタミンを加水分解してL−グルタ
ミン酸とアンモニアを生成する。 (2)至適pH及び安定pH:至適pHはL−グルタミ
ンを基質として7.5であり、安定pH域は4.5〜1
0.5である。 (3)耐塩性:37℃、pH5.5の条件において、1
8%(W/V)食塩存在下で、非存在の場合と同等の相
対活性と残存活性を示す。 (4)液状での保存安定性:18%(W/V)食塩存在
下、40℃下で、少なくとも6ヶ月間安定である。 - 【請求項2】 市販ラクターゼ剤「ビオラクタ」(登録
商標)を、pH9.8、37℃下に16時間処理するこ
とを特徴とする請求項1に記載の耐塩性グルタミナーゼ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20036797A JPH1142086A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 耐塩性グルタミナーゼ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20036797A JPH1142086A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 耐塩性グルタミナーゼ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1142086A true JPH1142086A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16423135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20036797A Pending JPH1142086A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 耐塩性グルタミナーゼ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1142086A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1085565C (zh) * | 1993-02-08 | 2002-05-29 | 川崎制铁株式会社 | 具有良好焊接性能的电绝缘覆膜的电工钢板 |
EP1290951A1 (en) * | 2001-09-10 | 2003-03-12 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Glutaminase |
WO2006075772A1 (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-20 | Ajinomoto Co., Inc. | 乳製品及びその製造方法 |
WO2023054339A1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-06 | 株式会社Mizkan Holdings | 米飯、その製造方法、米飯改良剤、米飯のほぐれを改善させる方法、及び米飯炊飯時における釜内部の加熱ムラを改善させる使用方法 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP20036797A patent/JPH1142086A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1085565C (zh) * | 1993-02-08 | 2002-05-29 | 川崎制铁株式会社 | 具有良好焊接性能的电绝缘覆膜的电工钢板 |
EP1290951A1 (en) * | 2001-09-10 | 2003-03-12 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Glutaminase |
WO2003022068A1 (en) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Glutaminase |
WO2006075772A1 (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-20 | Ajinomoto Co., Inc. | 乳製品及びその製造方法 |
JPWO2006075772A1 (ja) * | 2005-01-13 | 2008-06-12 | 味の素株式会社 | 乳製品及びその製造方法 |
US7947315B2 (en) | 2005-01-13 | 2011-05-24 | Amano Enzyme Inc. | Dairy products and method of manufacturing the same |
JP4711464B2 (ja) * | 2005-01-13 | 2011-06-29 | 味の素株式会社 | 乳製品及びその製造方法 |
WO2023054339A1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-06 | 株式会社Mizkan Holdings | 米飯、その製造方法、米飯改良剤、米飯のほぐれを改善させる方法、及び米飯炊飯時における釜内部の加熱ムラを改善させる使用方法 |
JP7309164B1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-07-18 | 株式会社Mizkan Holdings | 米飯、その製造方法、米飯改良剤、米飯のほぐれを改善させる方法、及び米飯炊飯時における釜内部の加熱ムラを改善させる使用方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040519 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060621 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061101 |