JPH114171A - ビタビ復号方法及びビタビ復号装置 - Google Patents

ビタビ復号方法及びビタビ復号装置

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JPH114171A
JPH114171A JP9153431A JP15343197A JPH114171A JP H114171 A JPH114171 A JP H114171A JP 9153431 A JP9153431 A JP 9153431A JP 15343197 A JP15343197 A JP 15343197A JP H114171 A JPH114171 A JP H114171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理負荷とFER特性のバランスの調整が可
能なビタビ復号方法及びビタビ復号装置を提供する。 【解決手段】 フレームエラー判定で、エラーが検出さ
れない場合には、通信状態良好と判断し、パスメモリ長
At1を減少させるか、パス打ち切り長At2を増加さ
せる。エラーが検出された場合には、通信状態不良と判
断し、パスメモリ長At1を増加させるか、パス打ち切
り長At2を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信分
野で誤り訂正符号として用いられる畳み込み符号を復号
するビタビ復号方法及びビタビ復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信分野における送信方法と
して、近年、盛に用いられている方法に、伝送情報をス
ペクトル拡散変調させて同一周波数帯域内に多重使用す
るCDMA(符号分割多重接続)方式と、1つのチャン
ネル又は回線を時間的に分割して多重使用するTDMA
(時間分割多重接続)方式などがある。北米向けのディ
ジタル移動通信においても、これらCDMA、TDMA
の両方式が採用されている。
【0003】このようなディジタル通信装置における誤
り訂正符号として広く用いられている畳み込み符号器に
ついて説明する。図3に符号化レートr=1/2、拘束
長k=3、生成多項式111、101に対して、畳み込
み符号を行う畳み込み符号器の例を示す。ここで、符号
化レートとは、入力ビット数と出力生成されるビット数
の比のことで、r=(入力ビット数/出力ビット数)で
表される。また、拘束長とは、最新の入力ビットを含め
て過去の何ビットから出力を生成するのかを意味する。
【0004】図3の例では、畳み込み符号器のバッファ
BF0、BF1に蓄えられた2ビットと最新入力ビット
Uの合計3ビットから、畳み込みにより2ビットの出力
X0、X1が得られる。また、演算後には、バッファB
F1のビットはバッファBF0に、入力ビットUはバッ
ファBF1にそれぞれ蓄えられる。なお、初期状態での
バッファBF0、BF1の値はある特定の値に設定され
ている。
【0005】図4は、図3の畳み込み符号の生成規則を
状態遷移図化したトリレス図である。縦方向はバッファ
内の状態を示し、2k-1 の状態が生じる(この2k-1
全状態とする)。この例では、拘束長k=3であるの
で、23-1 =4が取りうる全ての状態となる。また、各
状態にはそれぞれバッファ内の状態から状態番号sが与
えられて、状態sと呼ばれる。
【0006】各状態において、0が入力された場合は図
の実線に沿って状態遷移が起こり、線上に記された2ビ
ットの信号が出力される。また、1が入力された場合は
点線に沿って次の状態への遷移が起こり、点線上に記さ
れた2ビットの信号が出力される。図5に、’0101
100’という入力ビットに対する状態の遷移と出力ビ
ットについて示す。
【0007】畳み込み符号に対する最尤復号法として
は、ビタビ復号アルゴリズムがよく知られている。基本
的に、ビタビ復号アルゴリズムは、トリレス線図上で取
り得るビット列と受信ビット列を比較し、復号時に最も
誤りの少ない経路(パス)を選択することで送信信号を
推定するアルゴリズムである。このとき、パスの選択を
行うときにパスメトリックと呼ばれる基準値の比較が行
われる。メトリックには、各時刻において各状態で受信
符号に対応して計算されたブランチメトリックと、この
ブランチメトリックの累計であるパスメトリックがあ
り、各時刻において、ある状態に達するパスの内、より
尤度の大きいパスを選択し、そのパスのパスメトリック
がその状態の新たな値として更新される。
【0008】この各時刻でのパスメトリックの更新、パ
スメトリックの比較、パスの選択などの処理は合わせて
ACS(Added Compare-Select)処理と呼ばれている。
このとき、状態に達するどのパスを選択したかと言う情
報(パス選択信号)がパスメモリに記憶される。
【0009】ある定められた復号サイクル分の受信ビッ
トに対して上記の処理が行われた後に、その時点で最尤
パスメトリック(最も尤度が大きいパスメトリック)を
保持する状態(この状態を最尤状態とする)が一つ選択
される。最尤状態からパスメモリに記憶されたパス選択
信号を情報としてパスの経路をたどり、到達した状態番
号から復号ビットが出力される。この方法はビタビ復号
アルゴリズムの中で、パストレース方式と呼ばれるもの
である。
【0010】なお、パストレース方式には前方からパス
をたどる(トレースフォワードする)トレースフォワー
ド方式と、後方からパスの経路を遡る(トレースバック
する)トレースバック方式とがあり、本発明は、トレー
スバック方式を採用しているものに関する。
【0011】トレースバック方式では、復号サイクル分
のトレースバックを行うのに必要な情報がパスメモリに
記憶される毎に、現時点の状態の中から最尤状態を選択
して、その状態からトレースバックを行う。そして、到
達した状態番号から復号ビットを算出する。
【0012】復号ビット数が有限個の場合、復号サイク
ル=全復号ビット数と設定して、全ての受信ビットに対
してのACS演算処理の終了後に、トレースバックを1
回だけ行って全復号ビットを算出することができる。こ
のとき、復号ビットは到達した状態番号から算出される
のではなく、トレースバックを行っていく過程の状態番
号から算出される。
【0013】図5のトレイス線図(状態遷移図)を例に
説明する。まず、最尤状態として状態番号0(00)が
選択され、状態番号0を示す2ビットのデータの最上位
ビットMSBである’0’が算出され、復号ビットとな
る。ACS処理によって求められたパスメモリを用いた
トレースバックによって状態は1(01)へトレースバ
ックして、同様に状態1を示す2ビットのデータの最上
位ビットMSBである’0’が算出され、復号ビットと
して出力される。この処理を繰り返すことによって、以
後復号ビットとして’11010’が出力される。な
お、このときには、最終的に到達する状態番号0(0
0)からは復号ビットの出力は行われない。
【0014】ビタビ復号アルゴリズムにおけるACS演
算処理において算出されるパス選択信号の数は、(全状
態数)×(復号ビット数)から計算される。図5の例で
は全状態数=4、復号ビット数=7であるから、算出さ
れるパス選択信号の数は4×7=28となる。
【0015】このとき算出されたパス選択信号は、通常
パスメモリとして与えられたRAM(Random Access Me
mory)に保存されるが、全状態数及び復号ビット数の値
によっては、1回のACS演算処理で算出されるパス選
択信号の数がパスメモリとして与えられたRAMよりも
大きくなることがある。
【0016】このような条件下での従来技術のアルゴリ
ズムを図2のフローチャートに示す。
【0017】アルゴリズムの実行に必要な変数の設定な
どの初期設定を行い(ステップ201)、この処理で設
定されたパスメモリ長At1回だけACS演算処理(ス
テップ202)及びトレースバック(ステップ203)
を実行する。その後、全復号ビット分のトレースバック
が終了しているかの判断を行い(ステップ204)、未
終了の場合にはパス打ち切り長At2回分だけACS演
算処理を実行し(ステップ205)、パスメモリ長At
1回だけトレースバックを実行する(ステップ20
6)。このようなACS演算処理(ステップ205)及
びトレースバック(ステップ206)をある一定回数繰
り返すことによって、全復号ビット分のトレースバック
が終了する。そして、復号ビットのフレームエラー判定
を実行する(ステップ206)。なお、パスメモリ長A
t1とパス打ち切り長At2は、必ずAt1≧At2を
満たしていなければならない。
【0018】初期設定ステップ201で、全復号ビット
=192、パスメモリ長At1=96、パス打ち切り長
At2=32とした場合の動作を図5を用いて説明す
る。ここで、パスメモリのアドレスは巡回アドレス、パ
ス選択信号の保存はパスメモリの先頭アドレスから開始
するものと設定する。
【0019】このアルゴリズムは、まず96回のACS
演算処理(ステップ202)とトレースバック(ステッ
プ203)を行う。このトレースバックで、復号ビット
として確定するのはパス打ち切り長At2で設定した3
2ビットのみである。
【0020】ここで、全復号ビットに対してのトレース
バックが終了しているかのチェックを行い、まだ終了し
ていないために、更に32回(=At2)ACS演算処
理(ステップ205)を行い、96回トレースバック
(ステップ206)を行う(このトレースバックで、復
号ビットとして確定するのもパス打ち切り長At2で設
定した32ビットのみである)。なお、このときのアド
レスがパスメモリの先頭アドレスとなっているために、
この先頭アドレスからパス選択信号を保存していく。ま
た、この後算出されるパス選択信号も、パスメモリの保
存アドレスにしたがってパスメモリに保存されていく。
【0021】ステップ205及び206の処理を3回繰
り返して実行することによって、全復号ビットのトレー
スバックが終了する。なお、最後のトレースバックで復
号ビットとして確定するのは96ビットである。出力さ
れた復号ビットについてフレームエラー判定(ステップ
207)を実行してアルゴリズムは終了する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、パス
メモリ長At1、パス打ち切り長At2の値が初期設定
によって一定の値に確定されてしまっている。当然フレ
ームエラーの判定の結果が良好の場合でも、不良の場合
でもこれらの値は変化することはない。
【0023】つまり、ビタビ復号方法によって得られた
各フレームについての復号データののフレームエラーレ
ート(Frame Error Rate 以後FERと略す)の特性に
影響を与えるパスメモリ長及びパス打ち切り長の値を、
フレームエラーの判定結果により変更することは不可能
である。
【0024】一般に、パスメモリ長At1の値が大きい
ほどFER特性が良くなる。逆に、パス打ち切り長At
2の値が小さいほどFER特性が良くなる。しかし、パ
スメモリ長At1の値が大きいと図2の処理におけるト
レースバック処理(ステップ206)の実行回数が増加
する。したがって、パスメモリ長At1とパス打ち切り
長At2の値は、回路負荷とエラーレート特性のバラン
スを考慮して決定されている。しかし、従来の方法で
は、パスメモリ長At1、パス打ち切り長At2の値が
固定であるため、受信信号の状態が変化した場合等にお
いて、処理負荷よりもFER特性を優先させたり、逆に
処理負荷のためにはFER特性を多少犠牲にする等の動
的な対応は不可能であった。
【0025】そのため、処理負荷とFER特性のバラン
スの調整が可能なビタビ復号方法及びビタビ復号装置が
望まれている。
【0026】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明のビタビ復号方法は、(1)パスメモ
リ長At1に等しい回数のACS処理を行い、パス選択
信号をパスメモリに記憶する第1のステップと、(2)
パスメモリ長At1に等しい回数のトレースバックを行
う第2のステップと、(3)上記第2のステップ終了時
点で全復号ビットのトレースバックが終了していない場
合には、パス打ち切り長At2回分のACS処理を行っ
た後、パスメモリ長At1に等しい回数のトレースバッ
クを行う作業を、フレームを構成する全復号ビットのト
レースバックが終了するまで繰り返す第3のステップ
と、(4)上記第3のステップ終了後にフレームエラー
判定を行う第4のステップと、(5)今回及び又は今ま
での上記第4のステップでのフレームエラー判定結果に
応じて、上記パスメモリ長At1又はパス打ち切り長A
t2の少なくとも一方を変化させる第5のステップとを
有することを特徴とする。
【0027】また、第2の本発明のビタビ復号装置は、
(1)パスメモリ長At1及びパス打ち切り長At2の
設定値を記憶する初期値記憶手段と、(2)入力信号の
各時刻におけるブランチメトリックを計算し、ACS処
理を行ってパス選択信号を形成するACS処理手段と、
(3)パス選択信号を記憶するパスメモリと、(4)パ
ス選択信号に基づいてトレースバックを行うトレースバ
ック手段と、(5)パスメモリ長At1に等しい回数の
ACS処理を上記ACS処理手段に実行させて、パス選
択信号を上記パスメモリに記憶させ、その後、パスメモ
リ長At1に等しい回数のトレースバックを上記トレー
スバック手段に実行させ、このトレースバックの終了時
点で全復号ビットのトレースバックが終了していない場
合には、パス打ち切り長At2回分のACS処理を上記
ACS処理手段に実行させた後、パスメモリ長At1に
等しい回数のトレースバックを上記トレースバック手段
に実行させる作業を、フレームを構成する全復号ビット
のトレースバックが終了するまで繰り返させる処理制御
手段と、(6)全復号ビットのトレースバック終了時点
でフレームエラー判定を行う判定手段と、(7)上記判
定手段でのフレームエラー判定結果に応じて、上記パス
メモリ長At1又はパス打ち切り長At2の少なくとも
一方を変化させる初期値変更手段とを有することを特徴
とする。
【0028】第1及び第2の本発明は、パスメモリ長A
t1もしくはパス打ち切り長At2の少なくとも一方を
フレームエラー判定を行う判定手段の判定結果に応じて
動的に変化させて、受信信号の状態に応じてFER特性
重視の復号動作と負荷重視(すなわち復号速度重視)の
復号動作を切り替えることを可能にしている。
【0029】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明によるビタビ復号方法及びビタビ復号装置
の第1の実施形態を図面を用いて説明する。
【0030】図1は、この第1の実施形態のビタビ復号
方法のアルゴリズムを説明するフローチャートである。
【0031】この第1の実施形態のビタビ復号方法のア
ルゴリズムは、FERに多大な影響を与えるパスメモリ
長、パス打ち切り長の値を、フレームエラー判定の結果
により更新するアルゴリズムである。なお、本アルゴリ
ズム中の符号At1及びAt2は、従来の技術説明で用
いたパスメモリ長At1及びパス打ち切り長At2と同
様であり、常にAt1≧At2の関係を有するものであ
る。
【0032】図7は、第1の実施形態のビタビ復号方法
のアルゴリズムを実行する第1の実施形態のビタビ復号
装置の概念構成を示す機能ブロック図である。
【0033】第1の実施形態のビタビ復号装置は、入力
端子1、ブランチメトリック計算部2、ACS回路3、
パスメモリ4、トレースバック処理部5、フレームエラ
ー判定部6、フレームエラー状況カウンタ7、制御部8
及び出力端子9から構成されている。この図7は、あく
まで機能を表現したものであって、実際にはDSPや専
用ハードウエアで実現される。なお、各部の機能につい
ては、第1の実施形態のビタビ復号方法のアルゴリズム
の説明で明らかにする。
【0034】新たなフレームについての受信データの復
号の開始タイミングになると、制御部8は、初期設定処
理を行う(ステップ101)。この初期設定処理におい
て、現フレームについて適用されるパスメモリ長At1
及びパス打ち切り長At2も設定される。なお、通信の
最初のフレームについては、あらかじめ定まっている初
期値のパスメモリ長At1及びパス打ち切り長At2が
設定され、その他のフレームについては、あらかじめ定
まっている初期値のパスメモリ長At1及びパス打ち切
り長At2、又は、後述するステップ109若しくは1
12によって変更されたパスメモリ長At1及びパス打
ち切り長At2が設定される。ここで、通信の最初のフ
レームについて設定されるパスメモリ長At1及びパス
打ち切り長At2は、例えば、パスメモリ長At1及び
パス打ち切り長At2の可変範囲の中間的な値である。
また、通信の最初のフレームでの初期設定処理では、フ
レームエラー状況カウンタ7の値を初期値CCに設定す
る処理も行う。その初期値CCは、後述する上限閾値C
Uと下限閾値CDの中間値(必ずしも中央値である必要
はなく、例えば、下限閾値CD側に近い値であっても良
い)である。
【0035】この初期設定処理の後、制御部8は、ブラ
ンチメトリック計算部2、ACS回路3及びパスメモリ
4に動作を実行させて、パスメモリ長At1に等しい回
数のACS演算処理を実行させて、各回で得られたパス
選択信号をパスメモリ4に格納させる(ステップ10
2)。
【0036】次に、制御部8は、トレースバック処理部
5にパスメモリ4の格納内容を参照したトレースバック
をパスメモリ長At1の回数だけ実行させ(ステップ1
03)、At1回のトレースバックが終了した時点で全
復号ビットのトレースバックが終了したか否かを判断す
る(ステップ104)。
【0037】ここで、全復号ビットのトレースバックが
終了していない場合には、制御部8は、パス打ち切り長
At2に等しい回数のACS処理(ステップ105)
と、パスメモリ長At1に等しい回数のトレースバック
(ステップ106)とを繰り返し実行させる。
【0038】全復号ビットのトレースバックの終了が確
認されると、制御部8は、フレームエラー判定部5が判
定したフレームエラーの有無情報を取り込んでその内容
を判別する(ステップ107)。
【0039】フレームエラーが検出されない場合には、
フレームエラー状況カウンタ7の値と、上限閾値CUと
の大小比較を行う(ステップ108)。
【0040】カウンタ7の値が上限閾値CUに達してい
ないときは、FER特性が一段と良好になったとは言え
ないので、パスメモリ長At1及び又はパス打ち切り長
At2の変更を実行しない。
【0041】これに対して、カウンタ7の値が上限閾値
CUに達しているときは、FER特性が一段と良好にな
ったと言えるので、パスメモリ長At1及び又はパス打
ち切り長At2を、処理負荷が軽減する方向に(言い換
えると、FER特性を多少低くする方向に)変更する
(ステップ109)。
【0042】ここで、ステップ109での処理負荷が軽
減する方向へのパスメモリ長At1及び又はパス打ち切
り長At2の変更は、次の(1)〜(5)のいずれの方
法であっても良い。
【0043】(1)パスメモリ長At1を所定単位量だ
け減少させる。
【0044】(2)パス打ち切り長At2を所定単位量
だけ増加させる。
【0045】(3)パスメモリ長At1を所定単位量だ
け減少させると共に、パス打ち切り長At2を所定単位
量だけ増加させる。
【0046】(4)パスメモリ長At1が最小値になっ
ていなければパスメモリ長At1を所定単位量だけ減少
させ、パスメモリ長At1が最小値になっていればパス
打ち切り長At2を所定単位量だけ増加させる。すなわ
ち、パスメモリ長At1が最小値になるまではパスメモ
リ長At1の減少で処理負荷を軽減させ、パスメモリ長
At1が最小値になった以降は、パス打ち切り長At2
の増加で処理負荷を軽減させる。
【0047】(5)パス打ち切り長At2が最大値にな
っていなければパス打ち切り長At2を所定単位量だけ
増加させ、パス打ち切り長At2が最大値になっていれ
ばパスメモリ長At1を所定単位量だけ減少させる。す
なわち、パス打ち切り長At2が最大値になるまではパ
ス打ち切り長At2の増加で処理負荷を軽減させ、パス
打ち切り長At2が最大値になった以降は、パスメモリ
長At1の減少で処理負荷を軽減させる。
【0048】ステップ108で不一致という結果が得ら
れたときは、制御部8は、フレームエラー状況カウンタ
7の値を所定単位量(例えば1)だけ増加させ、また、
ステップ109による変更処理が終了したときには、制
御部8は、フレームエラー状況カウンタ7の値を初期値
CCに復帰させ(ステップ110)、今回のフレームで
の処理を終了する。
【0049】一方、上述したステップ107でフレーム
エラーが検出されたと判別した場合には、フレームエラ
ー状況カウンタ7の値と、下限閾値CDとの大小比較を
行う(ステップ111)。
【0050】カウンタ7の値が下限閾値CDに達してい
ないときは、FER特性が一段と悪化したとは言えない
ので、パスメモリ長At1及び又はパス打ち切り長At
2の変更を実行しない。
【0051】これに対して、カウンタ7の値が下限閾値
CDに達しているときは、FER特性が一段と悪化した
と言えるので、パスメモリ長At1及び又はパス打ち切
り長At2を、FER特性が良好になる方向に(言い換
えると、処理負荷が多少重くなる方向に)変更する(ス
テップ112)。
【0052】ここで、ステップ112でのFER特性が
良好になる方向へのパスメモリ長At1及び又はパス打
ち切り長At2の変更は、次の(1)〜(5)のいずれ
の方法であっても良い。
【0053】(1)パスメモリ長At1を所定単位量だ
け増加させる。
【0054】(2)パス打ち切り長At2を所定単位量
だけ減少させる。
【0055】(3)パスメモリ長At1を所定単位量だ
け増加させると共に、パス打ち切り長At2を所定単位
量だけ減少させる。
【0056】(4)パスメモリ長At1が最大値になっ
ていなければパスメモリ長At1を所定単位量だけ増加
させ、パスメモリ長At1が最大値になっていればパス
打ち切り長At2を所定単位量だけ減少させる。すなわ
ち、パスメモリ長At1が最大値になるまではパスメモ
リ長At1の増加でFERを向上させ、パスメモリ長A
t1が最大値になった以降は、パス打ち切り長At2の
減少でFERを向上させる。
【0057】(5)パス打ち切り長At2が最小値にな
っていなければパス打ち切り長At2を所定単位量だけ
減少させ、パス打ち切り長At2が最小値になっていれ
ばパスメモリ長At1を所定単位量だけ増加させる。す
なわち、パス打ち切り長At2が最小値になるまではパ
ス打ち切り長At2の減少でFERを向上させ、パス打
ち切り長At2が最小値になった以降は、パスメモリ長
At1の増加でFERを向上させる。
【0058】ステップ111で不一致という結果が得ら
れたときは、制御部8は、フレームエラー状況カウンタ
7の値を所定単位量(例えば1)だけ減少させ、また、
ステップ112による変更処理が終了したときには、制
御部8は、フレームエラー状況カウンタ7の値を初期値
CCに復帰させ(ステップ113)、今回のフレームで
の処理を終了する。
【0059】今回のフレームの処理ステップ109又は
112で変更されたパスメモリ長At1及び又はパス打
ち切り長At2の値は、次フレーム以降の処理における
ACS演算処理やトレースバック処理の回数を規定する
ものとして用いられる。
【0060】図8及び図9に、パスメモリ長At1とパ
ス打ち切り長At2の増減とFERの特性変化の様子を
示す。図8及び図9の例では、北米CDMA方法のTraf
ficRate - Rate set2 - Full rateの信号(全復号ビッ
ト数=288ビット)に対して、パスメモリ長、パス打
ち切り長を変更したときのFERをそれぞれ示してい
る。
【0061】図8はパス打ち切り長を24ビットに固定
してパスメモリ長を変更したときのFERを示し、図9
はパスメモリ長を96ビットに固定して、パス打ち切り
長を変更したときのFER特性を示している。
【0062】図8及び図9から、パスメモリ長はその値
が大きいほどFER特性が良くなり、パス打ち切り長は
その値が小さいほどFER特性が良くなることがわか
る。
【0063】パスメモリ長は、その値が大きいほどFE
R特性が良くなるが、図1のアルゴリズムにおいて処理
106を実行する回数が増加する。一方のパス打ち切り
長はその値が小さいほどFER特性が良くなるのだが、
やはり図1のアルゴリズムにおいて処理105を実行す
る回数が増加する。逆に言えば、パスメモリ長はその値
を小さくするとFER特性は劣化するが、アルゴリズム
の実行回数が減少し、パス打ち切り長はその値を大きく
するとFER特性は劣化するがアルゴリズムの実行回数
は減少する。
【0064】上述した第1の実施形態によれば、フレー
ムエラー判定部6によってフレームエラーの有無を判定
し、その判定結果に応じて、パスメモリ長At1及び又
はパス打ち切り長At2を適宜変更するようにしたの
で、FER特性が良好な状態にあることを確保した上
で、処理負荷を最低限にすることができる。
【0065】(B)第2の実施形態 次に、本発明によるビタビ復号方法及びビタビ復号装置
の第2の実施形態を図面を用いて説明する。
【0066】図10は、この第2の実施形態のビタビ復
号方法のアルゴリズムを説明するフローチャートであ
る。
【0067】この第2の実施形態のビタビ復号方法のア
ルゴリズムも、FERに多大な影響を与えるパスメモリ
長、パス打ち切り長の値を、フレームエラー判定の結果
により更新するアルゴリズムである。なお、本アルゴリ
ズム中の符号At1及びAt2は、従来の技術説明で用
いたパスメモリ長At1及びパス打ち切り長At2と同
様であり、常にAt1≧At2の関係を有するものであ
る。
【0068】第2の実施形態のビタビ復号方法のアルゴ
リズムが、第1の実施形態のものと異なる点は、フレー
ムエラーありが連続したフレーム数が所定数になったと
きや、フレームエラーなしが連続したフレーム数が所定
数になったときに、パスメモリ長及び又はパス打ち切り
長を変更させるようにした点である。
【0069】なお、第2の実施形態のビタビ復号方法の
アルゴリズムを実行する第2の実施形態のビタビ復号装
置の概念構成も、上述した図7の機能ブロック図で表す
ことができる。但し、制御部8の動作が異なっており、
また、フレームエラー状況カウンタ7として、アップダ
ウンカウンタではなく、アップカウンタ(又はダウンカ
ウンタ)を適用することができる。
【0070】第2の実施形態のビタビ復号方法のアルゴ
リズムにおいて、フレームエラー情報を制御部8が取り
込むまでのフレーム復号処理(ステップ101〜10
7)は、第1の実施形態と同様であるので、その説明は
省略する。但し、初期設定ステップ101においては、
後述するエラーフラグを0に設定する処理を行う。ま
た、ステップ101で行うカウンタ7の初期値設定では
0を設定する。
【0071】制御部8は、ステップ107でフレームエ
ラーが検出されない場合には、そのときのエラーフラグ
の値(前フレームでのエラーの有無を示している)を判
別する(ステップ120)。
【0072】エラーフラグの値が1であって前フレーム
でエラーがあることを表していれば、制御部8は、エラ
ーフラグを0(フレームエラーなし)に変更させると共
に、フレームエラー状況カウンタ7に初期値0を設定し
直して、今回のフレーム処理を終了する(ステップ12
1)。
【0073】これに対して、ステップ120で、エラー
フラグの値が0であって前フレームもエラーなしの場合
には、フレームエラー状況カウンタ7の値と、エラーな
し連続数閾値ENとの大小比較を行う(ステップ12
2)。カウンタ7の値が閾値ENに達していないとき
は、FER特性が一段と良好になったとは言えないの
で、パスメモリ長At1及び又はパス打ち切り長At2
の変更を実行しない。これに対して、カウンタ7の値が
閾値ENに達しているときは、FER特性が一段と良好
になったと言えるので、パスメモリ長At1及び又はパ
ス打ち切り長At2を、処理負荷が軽減する方向に(言
い換えると、FER特性を多少低くする方向に)変更す
る(ステップ123)。ステップ122で不一致という
結果が得られたときは、制御部8は、フレームエラー状
況カウンタ7の値を所定単位量(例えば1)だけ増加さ
せ、また、ステップ123による変更処理が終了したと
きには、制御部8は、フレームエラー状況カウンタ7の
値を初期値0に復帰させ(ステップ124)、今回のフ
レームでの処理を終了する。
【0074】一方、上述したステップ107でフレーム
エラーが検出されたと判別した場合には、制御部8は、
そのときのエラーフラグの値(前フレームでのエラーの
有無を示している)を判別する(ステップ125)。
【0075】エラーフラグの値が0であって前フレーム
でエラーがないことを表していれば、制御部8は、エラ
ーフラグを1(フレームエラーあり)に変更させると共
に、フレームエラー状況カウンタ7に初期値0を設定し
直して、今回のフレーム処理を終了する(ステップ12
6)。
【0076】これに対して、ステップ125で、エラー
フラグの値が1であって前フレームもエラーありという
判別結果の場合には、フレームエラー状況カウンタ7の
値と、エラーあり連続数閾値EAとの大小比較を行う
(ステップ127)。カウンタ7の値が閾値EAに達し
ていないときは、FER特性が一段と悪化したとは言え
ないので、パスメモリ長At1及び又はパス打ち切り長
At2の変更を実行しない。これに対して、カウンタ7
の値が閾値EAに達しているときは、FER特性が一段
と悪化したと言えるので、パスメモリ長At1及び又は
パス打ち切り長At2を、FER特性が良好になる方向
に(言い換えると、処理負荷が多少重くなる方向に)変
更する(ステップ128)。ステップ127で不一致と
いう結果が得られたときは、制御部8は、フレームエラ
ー状況カウンタ7の値を所定単位量(例えば1)だけ増
加させ、また、ステップ128による変更処理が終了し
たときには、制御部8は、フレームエラー状況カウンタ
7の値を初期値0に復帰させ(ステップ129)、今回
のフレームでの処理を終了する。
【0077】今回のフレームの処理ステップ123又は
128で変更されたパスメモリ長At1及び又はパス打
ち切り長At2の値は、次フレーム以降の処理における
ACS演算処理やトレースバック処理の回数を規定する
ものとして用いられる。
【0078】上述した第2の実施形態によっても、フレ
ームエラー判定部6によってフレームエラーの有無を判
定し、その判定結果に応じて、パスメモリ長At1及び
又はパス打ち切り長At2を適宜変更するようにしたの
で、FER特性が良好な状態にあることを確保した上
で、処理負荷を最低限にすることができる。
【0079】(C)他の実施形態 なお、上記各実施形態ではパスメモリ長とパス打ち切り
長のどちらを変更するかについては、種々の態様を示し
たが、これは本発明の適用される復号装置を含む通信装
置全体の設計の中で最適化設計されるべきものである。
FER特性があまり変化しない環境で使用される機器の
場合は一方のみを変更するだけで十分であるが、FER
特性が大きく変化する環境で使用される機器の場合は双
方を変更することが求められる場合もある。
【0080】また、上記各実施形態においては、FER
が良好になっている状況では(フレームエラーなし状
況)、パスメモリ長At1及び又はパス打ち切り長At
2を、処理負荷が軽減するように更新するものを示した
が、この方向への更新を実行しないようにしても良い。
【0081】さらに、上記各実施形態においては、フレ
ームエラーを計数するカウンタ7として1個設けたもの
を示したが、パスメモリ長At1の更新用のものと、パ
ス打ち切り長At2の更新用のものとを別個に設けて更
新処理を行うようにしても良い。
【0082】すなわち、フレームエラーの状況に応じ
て、パスメモリ長At1及び又はパス打ち切り長At2
を変更できるものであれば、その詳細な更新方法や更新
構成は限定されないものである。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フレー
ムエラーの状況に応じて、パスメモリ長At1及び又は
パス打ち切り長At2を変更するようにしたので、処理
負荷とFER特性のバランスの調整が可能なビタビ復号
方法及びビタビ復号装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のビタビ復号処理を説明するフ
ローチャートである。
【図2】従来のビタビ復号処理を説明するフローチャー
トである。
【図3】畳み込み符号器の原理を説明するブロック図で
ある。
【図4】図3の畳み込み符号器のトレリス線図である。
【図5】図3の畳み込み符号器の状態遷移図である。
【図6】従来のビタビ復号処理でのACS処理とトレー
スバック処理との処理回数の説明図である。
【図7】第1の実施形態のビタビ復号装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図8】パスメモリ長とFER特性の関係図である。
【図9】パス打ち切り長とFER特性の関係図である。
【図10】第2の実施形態のビタビ復号処理を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
2・・・ブランチメトリック計算部 3・・・ASC回路 4・・・パスメモリ 5・・・トレースバック処理部 6・・・フレームエラー判定部 7・・・フレームエラー状況カウンタ 8・・・制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パスメモリ長At1に等しい回数のAC
    S処理を行い、パス選択信号をパスメモリに記憶する第
    1のステップと、 パスメモリ長At1に等しい回数のトレースバックを行
    う第2のステップと、 上記第2のステップ終了時点で全復号ビットのトレース
    バックが終了していない場合には、パス打ち切り長At
    2回分のACS処理を行った後、パスメモリ長At1に
    等しい回数のトレースバックを行う作業を、フレームを
    構成する全復号ビットのトレースバックが終了するまで
    繰り返す第3のステップと、 上記第3のステップ終了後にフレームエラー判定を行う
    第4のステップと、今回及び又は今までの上記第4のス
    テップでのフレームエラー判定結果に応じて、上記パス
    メモリ長At1又はパス打ち切り長At2の少なくとも
    一方を変化させる第5のステップとを有することを特徴
    とするビタビ復号方法。
  2. 【請求項2】 上記第5のステップは、フレームエラー
    ありと判定した上記第4のステップの割合が多い場合に
    は、上記パスメモリ長At1を増加させる操作又はパス
    打ち切り長At2を減少させる操作の少なくとも一方の
    操作を行うことを特徴とする請求項1に記載のビタビ復
    号方法。
  3. 【請求項3】 上記第5のステップは、フレームエラー
    なしと判定した上記第4のステップの割合が多い場合に
    は、上記パスメモリ長At1を減少させる操作又はパス
    打ち切り長At2を増加させる操作の少なくとも一方の
    操作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のビ
    タビ復号方法。
  4. 【請求項4】 パスメモリ長At1及びパス打ち切り長
    At2の設定値を記憶する初期値記憶手段と、 入力信号の各時刻におけるブランチメトリックを計算
    し、ACS処理を行ってパス選択信号を形成するACS
    処理手段と、 パス選択信号を記憶するパスメモリと、 パス選択信号に基づいてトレースバックを行うトレース
    バック手段と、 パスメモリ長At1に等しい回数のACS処理を上記A
    CS処理手段に実行させて、パス選択信号を上記パスメ
    モリに記憶させ、その後、パスメモリ長At1に等しい
    回数のトレースバックを上記トレースバック手段に実行
    させ、このトレースバックの終了時点で全復号ビットの
    トレースバックが終了していない場合には、パス打ち切
    り長At2回分のACS処理を上記ACS処理手段に実
    行させた後、パスメモリ長At1に等しい回数のトレー
    スバックを上記トレースバック手段に実行させる作業
    を、フレームを構成する全復号ビットのトレースバック
    が終了するまで繰り返させる処理制御手段と、 全復号ビットのトレースバック終了時点でフレームエラ
    ー判定を行う判定手段と、 上記判定手段でのフレームエラー判定結果に応じて、上
    記パスメモリ長At1又はパス打ち切り長At2の少な
    くとも一方を変化させる初期値変更手段とを有すること
    を特徴とするビタビ復号装置。
  5. 【請求項5】 上記初期値変更手段は、上記判定手段で
    フレームエラーありと判定されたフレームが多く発生し
    た場合に、上記パスメモリ長At1を増加方向に変化さ
    せ、及び又は、パス打ち切り長At2を減少方向に変化
    させることを特徴とする請求項4に記載のビタビ復号装
    置。
  6. 【請求項6】 上記初期値変更手段は、上記判定手段で
    フレームエラーなしと判定されたフレームが多く発生し
    た場合に、上記パスメモリ長At1を減少方向に変化さ
    せ、及び又は、パス打ち切り長At2を増加方向に変化
    させることを特徴とする請求項4又は5に記載のビタビ
    復号装置。
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