JPH1141304A - ディジタル変調装置 - Google Patents

ディジタル変調装置

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JPH1141304A
JPH1141304A JP19160997A JP19160997A JPH1141304A JP H1141304 A JPH1141304 A JP H1141304A JP 19160997 A JP19160997 A JP 19160997A JP 19160997 A JP19160997 A JP 19160997A JP H1141304 A JPH1141304 A JP H1141304A
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JP
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signal
transmission
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digital
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JP19160997A
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Hideo Tsutsui
英夫 筒井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信状態及び非送信状態を切り替えたときの
変調信号出力のスペクトラムの広がりを押さえられるこ
とを補償しつつ、調節箇所が少なく、形状の小さいディ
ジタル変調装置を実現する。 【解決手段】 パルス信号でなる原ベースバンド信号
と、バースト信号とが入力され、ディジタル変調手段に
与えるベースバンド信号を形成するディジタルフィルタ
手段を備える。このディジタルフィルタ手段は、バース
ト信号の送信オフ期間の先頭及び最後尾のごく短時間を
送信オン期間に含め、送信オン期間において、入力され
た原ベースバンド信号に対して帯域制限をし、送信オフ
期間において、送信オン期間のダイナミックレンジの中
心レベルをとる信号を形成して、ディジタル変調手段に
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間欠(バースト)
的な送信データをディジタル変調するディジタル変調装
置に関し、例えば、TDMA(時分割多元接続)方式に
従う送信装置に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】TDMA方式は、1つの無線周波数を効
率的に使用するため、1対N通信において、集中局(例
えば、移動通信システムにおける基地局が該当する)
と、N個中のある個別局(例えば、移動通信システムに
おける移動局が該当する)との間で、情報を間欠(バー
スト)的に授受する方式である。
【0003】間欠的に送信するためには、送信信号をオ
ン/オフさせるが、オンからオフへの変化時やオフから
オンへの変化時に周波数スペクトラムが広がるという欠
点がある。周波数スペクトラムが広がると、他の通信に
影響を与えるためスペクトラムの広がりは最少にしなけ
ればならない。
【0004】このようなスペクトラムの広がりを考慮し
たディジタル変調装置として、図2に示すものが提案さ
れている。
【0005】図2において、I相及びQ相のベースバン
ド信号DATA-A及びDATA-Bと、バースト送信期間を規定す
るバースト信号とは波形整形器(例えば和分論理回路を
含む)1に入力され、この波形整形器1によって、良好
なパルス波形に波形整形される。
【0006】波形整形後のI相及びQ相のベースバンド
信号はそれぞれ、パルス増幅器としての対応する差動増
幅器2A及び2Bに与えられ、波形整形後のバースト信
号が送信期間を表しているときに、規定レベルまで増幅
される。その後、対応するアナログ低域濾波器(以下、
アナログLPFと呼ぶ)3A及び3Bにより、帯域制限
されて2相位相変調器4A及び4Bに送出される。
【0007】2相位相変調器4Aには、中間周波局部発
振部5から出力された発振信号が分配器6を介して与え
られ、この発振信号が、アナログLPF3Aからの信号
に応じて2相位相変調されて合成器8に与えられる。一
方、2相位相変調器4Bには、中間周波局部発振部5か
ら出力された発振信号が分配器6を介し、さらにπ/2
シフタ7を介してπ/2だけ移相されて与えられ、この
発振信号が、アナログLPF3Bからの信号に応じて2
相位相変調されて合成器8に与えられる。
【0008】そして、合成器8において、両変調信号が
合成された後、増幅器9を介して増幅されて中間周波ス
イッチ10に与えられる。この中間周波スイッチ10に
は、波形整形後のバースト信号も与えられており、増幅
器9からの入力信号をバースト信号が送信期間を表して
いるときに通過させて、中間周波数での最終的な変調信
号として次段の回路に出力する。
【0009】以上のように、図2に示す従来のディジタ
ル変調装置においては、最終段の中間周波スイッチ10
だけでなく、差動増幅器2A、2Bにおいても、バース
ト送信期間だけ動作させるようにしている。言い換える
と、変調信号の段階だけでなく、ベースバンド信号の段
階でも、バースト処理を行っている。
【0010】図3(1−a)〜(1−c)は、各差動増
幅器2A、2Bが、仮にバースト処理を行わないとした
場合における各部でのスペクトラムを示すものであり、
これに対して、図3(2−a)〜(2−c)は、各差動
増幅器2A、2Bがバースト処理を行なった場合(図2
の構成での動作)における各部でのスペクトラムを示す
ものである。
【0011】以下、これらを順次説明して、ベースバン
ド信号の段階でバースト処理を行うことの有用性を明ら
かにする。
【0012】ア)ベースバンド信号にバースト処理を行
わない場合 この場合、差動増幅器2(2A、2B)は、常時、一方
の入力が基準電圧である通常の差動増幅回路として動作
する。これにより、送信状態(送信オン)においては、
差動増幅器2(2A、2B)から波形整形後のベースバ
ンド信号にオフセットを与えた信号が出力されるので、
2相位相変調器4(4A、4B)の出力のスペクトラム
は、図2(1−a)の太線のように、ベースバンド信号
のスペクトラムに対応したものとなる。一方、非送信状
態(送信オフ)においては、差動増幅器2(2A、2
B)から定電圧が出力されるので、2相位相変調器4
(4A、4B)の出力のスペクトラムは、図2(1−
a)の細線のように、非常に狭帯域なものとなる。
【0013】その後、中間周波スイッチ10でスイッチ
ングを行なわれるが、図2(1−a)の細線に示した送
信オフ時のスペクトラム(図2(1−b)でも細線で示
している)は、図2(1−b)の太線に示すように、そ
のスイッチングのために広がり、当該ディジタル変調装
置の出力の送信オフ時のスペクトラムも、図2(1−
c)の細線に示すように広がったものとなり、図2(1
−c)に太線で示す送信オン時のスペクトラムより広が
ったものとなる。
【0014】イ)ベースバンド信号にバースト処理を行
う場合 この場合、差動増幅器2(2A、2B)は、送信オン時
には、通常の差動増幅器として動作し、ア)の場合と同
様に、2相位相変調器4(4A、4B)の出力のスペク
トラムは、図2(2−a)の太線のようになる。
【0015】一方、送信オフ時では、ア)の場合と異な
り、2相位相変調器4(4A、4B)の出力のスペクト
ラムは、図2(2−a)の細線のように、狭帯域ではあ
るがゲインが小さいものとなる。
【0016】これは、ベースバンド信号にバースト処理
を施し、差動増幅器2(2A、2B)の出力を0[V]
として2相位相変調器4(4A、4B)をオフしている
ためである。その際のスペクトラムの広がり(帯域)
は、アナログLPF3(3A、3B)によって制限され
ている。
【0017】その後、中間周波スイッチ10でスイッチ
ングを行なわれる。これにより、図2(2−a)の細線
に示した送信オフ時のスペクトラム(図2(2−b)で
も細線で示している)は、図2(2−b)の太線に示す
ように、そのスイッチングのために広がるが、もともと
ゲインが小さいものであるので、広がった後のスペクト
ラムもゲインは小さいものとなり、当該ディジタル変調
装置の出力の送信オフ時のスペクトラムは、図2(2−
c)の細線に示すように、図2(2−c)に太線で示す
送信オン時のスペクトラムより、ゲインを考慮すると、
スペクトラムが広がっていないものとなる。なお、図2
(2−b)には、ゲインの相違を明らかにするため、送
信オン時のスペクトラムも併せて示している。
【0018】従来のディジタル変調装置は、ベースバン
ド信号の処理系に、アナログLPFや差動増幅器を設け
て、送信オン、オフの切替え時のスペクトラムの広がり
を押さえるものであった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル変調
装置は、送信オン、オフの切替え時のスペクトラムの広
がりを押さえるという有用なものであった。
【0020】しかしながら、アナログLPF3A、3B
を用いていたため、以下のような課題を有するものであ
った。すなわち、アナログLPF3A、3Bは、調整箇
所が多い、形状が大きいといった課題があった。
【0021】そこで、アナログLPF3A、3Bに代え
て、調節箇所が少なく形状も小さいディジタル低域濾波
器(以下、ディジタルLPFと呼ぶ)を適用することも
考えられるが、従来、ディジタル変調装置に適用されて
いるようなディジタルLPFとしては、バースト処理を
行う機能を有したものがなく、ディジタルLPFに置き
換えた場合には、送信状態及び非送信状態を切り替えた
ときの変調信号出力のスペクトラムの広がりを良好に押
さえることができない。
【0022】そのため、送信状態及び非送信状態を切り
替えたときの変調信号出力のスペクトラムの広がりを適
切に押さえることができる、調節箇所が少なく、形状の
小さいディジタル変調装置が求められている。
【0023】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、ディジタル変調手段が、ベースバンド信
号に基づいて局部発振信号を変調し、送信オンオフスイ
ッチ手段が、得られた変調信号又はその変調信号の周波
数をアップコンバートした変調信号を、送信オン期間及
び送信オフ期間を指示するバースト信号に基づいて通過
又は非通過させるディジタル変調装置において、(1)
パルス信号でなる原ベースバンド信号と、上記バースト
信号とが入力され、上記ディジタル変調手段に与えるベ
ースバンド信号を形成するディジタルフィルタ手段を備
え、(2)このディジタルフィルタ手段は、上記バース
ト信号の送信オフ期間の先頭及び最後尾のごく短時間を
送信オン期間に含め、送信オン期間において、上記送信
オンオフスイッチ手段の切替によるスペクトラムの広が
りを押さえるように入力された原ベースバンド信号に対
して帯域制限をし、送信オフ期間において、送信オン期
間のダイナミックレンジの中心レベルをとる信号を形成
して、上記ディジタル変調手段に出力することを特徴と
する。
【0024】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明によるディジタル変調装置の第1の実施形
態を図面を参照しながら詳述する。
【0025】ここで、図1がこの第1の実施形態のディ
ジタル変調装置の構成を示すブロック図であり、上述し
た図2との同一、対応部分には同一符号を付して示して
いる。また、図4は、そのディジタル変調装置における
ディジタルLPFの詳細構成を示すブロック図である。
【0026】図1において、この第1の実施形態のディ
ジタル変調装置は、図2に示した従来のディジタル変調
装置における各対の差動増幅器及びアナログLPF2A
及び3A、2B及び3Bのそれぞれを、図4に詳細構成
を示すディジタルLPF12A、12Bに置き換えたも
のであり、その他の構成部分は、従来装置と同様であ
る。
【0027】すなわち、中間周波スイッチ10における
オン、オフ変化でスペクトラムが広がることを押さえる
べく、予めベースバンド信号の波形形状を変化させてお
く構成部分が、従来装置とは異なっている。
【0028】なお、従来装置の説明では、波形整形器1
におけるクロックを明確に記述しなかったが、この第1
の実施形態の場合には(従来も同様であって良いが)、
I相及びQ相のベースバンド信号DATA-A及びDATA-Bの各
ビット期間の1/2の期間を周期とする2倍クロックに
よって波形整形のサンプリングがなされているとする。
【0029】この第1の実施形態におけるディジタルL
PF12A、12Bはそれぞれ、図4に示すように、シ
フトレジスタ20と、重み付け回路21と、バースト信
号遅延回路22と、バースト信号重み付け回路23と、
差動増幅器24と、低域濾波器25とを有している。
【0030】シフトレジスタ20には、波形整形後のベ
ースバンド信号DATA(DATA-A又はDATA-B)が入力され、
これを2倍クロックによって取り込むと共にシフト動作
するものである。シフトレジスタ20は、例えば、Dフ
リップフロップを縦続接続して構成され、各段は、Hレ
ベルをラッチ時に高所定電圧(例えば5[V])を出力
し、Lレベルをラッチ時に低所定電圧(例えば0
[V])を出力するものである。
【0031】重み付け回路21は、シフトレジスタ20
の各段のラッチレベルのそれぞれに対して所定の重み付
けを行うものであり、この重み付けされた各段のレベル
の総和が、入力されたベースバンド信号DATAにおけるエ
ッジ部分における高周波成分を除去したものになるよう
に重み付けを行うものである。従って、ある意味では、
シフトレジスタ20及び重み付け回路21の部分だけで
もディジタルLPFとみることができる。しかし、この
第1の実施形態の場合、図4に示す全体をディジタルL
PFと呼ぶことにする。
【0032】なお、重み付け処理が施されたベースバン
ド信号の安定した部分(エッジ高周波成分の除去部分以
外)でのHレベル(以下、H’レベルと呼ぶ)は、入力
ベースバンド信号のHレベルより低く選定され、重み付
け処理が施されたベースバンド信号の安定した部分(エ
ッジ高周波成分の除去部分以外)でのLレベル(以下、
L’レベルと呼ぶ)は、入力ベースバンド信号のLレベ
ルより低く選定されている。
【0033】バースト信号遅延回路22には、波形整形
後のバースト信号が入力される。ここで、入力されるバ
ースト信号は、例えば、送信オフ時に、Hレベル(例え
ば5[V])をとり、送信オン時にLレベルをとるもの
である。バースト信号遅延回路22は、基本的には、シ
フトレジスタ20に入力されたベースバンド信号がシフ
トレジスタ20の中央の段に到達するに要する時間だ
け、入力された波形整形後のバースト信号を遅延させる
ものである。また、バースト信号遅延回路22は、バー
スト信号が送信オフを表すHレベル期間の先頭及び最後
尾の僅かの期間を送信オン時のレベル(すなわちLレベ
ル)に変換するものである(Hレベルパルスのパルス幅
を縮めるものである)。
【0034】なお、TDMAでは、送信オフ期間は、い
ずれかの他チャネルの送信オン期間に該当するので、パ
ルス幅の縮小は、他チャンネルに影響が無い程度に選定
されている。
【0035】バースト信号重み付け回路23は、バース
ト信号遅延回路22からのバースト信号における送信オ
ンを表すLレベルを基準低所定電圧(0[V])に重み
付けすると共に、バースト信号遅延回路22からのバー
スト信号における送信オフを表すHレベルを基準高所定
電圧((H’−L’)/2[V])に重み付けするもの
である。
【0036】両重み付け回路21及び22の出力レベル
は、結線接続によって重畳されて差動増幅器24の非反
転入力端子に印加される。また、差動増幅器24の反転
入力端子には、差動増幅器24の非反転入力端子に印加
される入力電圧のダイナミックレンジの中間レベルであ
る基準電圧((H’−L’)/2[V])が印加されて
いる。従って、差動増幅器24は、非反転入力端子に印
加された入力電圧波形を、基準電圧((H’−L’)/
2[V])だけレベルダウンさせるレベルシフタとして
機能するものである。
【0037】低域濾波器25は、差動増幅器24からの
出力信号における2倍クロックの成分を除去するもので
あり、この除去後の信号を、2相位相変調器(4A又は
4B)に与える。
【0038】この第1の実施形態のディジタル変調装置
の全体動作は、従来装置とほぼ同様である。
【0039】すなわち、I相及びQ相のベースバンド信
号DATA-A及びDATA-Bと、バースト送信期間を規定するバ
ースト信号とは波形整形器1に入力され、この波形整形
器1によって、2倍クロックが利用されて良好なパルス
波形に波形整形される。その後、ディジタルLPF12
A、12Bにより、波形整形後のI相及びQ相のベース
バンド信号はそれぞれ、中間周波スイッチ10を介した
後での不要なスペクトラムの広がりが考慮されて、帯域
制限されて2相位相変調器4A及び4Bに送出される。
【0040】2相位相変調器4Aにおいて、中間周波局
部発振部5から出力され分配器6を介して与えられた発
振信号が、ディジタルLPF12Aからの信号に応じて
2相位相変調されて合成器8に与えられる。一方、2相
位相変調器4Bにおいて、中間周波局部発振部5から出
力され分配器6を介し、さらにπ/2シフタ7を介して
π/2だけ移相された発振信号が、ディジタルLPF1
2Bからの信号に応じて2相位相変調されて合成器8に
与えられる。
【0041】そして、合成器8において、両変調信号が
合成された後、増幅器9を介して増幅されて中間周波ス
イッチ10に与えられ、中間周波スイッチ10におい
て、増幅器9からの入力信号を、波形整形後のバースト
信号が送信期間を表しているときに通過させて、中間周
波数での最終的な変調信号として出力端子11を介して
次段の回路に出力する。
【0042】次に、ディジタルLPF12A又は12B
の内部における動作を図5をも参照しながら説明する。
なお、図5は、ディジタルLPF12A又は12B内で
の各部信号波形図である。
【0043】シフトレジスタ20には、図5(A)に示
す波形整形後のベースバンド信号DATA(DATA-A又はDATA
-B)が入力され、これが2倍クロックによって取り込ま
れると共にシフトされ、重み付け回路21によって、シ
フトレジスタ20の各段のラッチレベルのそれぞれに対
して所定の重み付けが行われ、この重み付けされた各段
のレベルの総和は、図5(b)に示すように、入力され
たベースバンド信号DATAにおけるエッジ部分における高
周波成分を除去したものになる。
【0044】一方、バースト信号遅延回路22には、波
形整形後のバースト信号が入力され、このバースト信号
遅延回路22によって、シフトレジスタ20に入力され
たベースバンド信号がシフトレジスタ20の中央の段に
到達するに要する時間だけ、入力された波形整形後のバ
ースト信号を遅延されると共に、バースト信号における
送信オフを表すHレベル期間の先頭及び最後尾の僅かの
期間が送信オン時のレベル(すなわちLレベル)に変換
される。バースト信号遅延回路22からのバースト信号
は、バースト信号重み付け回路23によって、送信オン
を表すLレベルが低い方の基準電圧(0[V])に重み
付けされると共に、送信オフを表すHレベルが高い方の
基準電圧((H’−L’)/2[V])に重み付けさ
れ、その出力信号は、図5(c)に示すようになる。
【0045】重み付け回路21からの図5(b)に示す
重み付け処理後のベースバンド信号と、重み付け回路2
2からの図5(c)に示す重み付け処理後のバースト信
号とは、結線接続によって重畳されて図5(d)に示す
ような信号となって差動増幅器24に入力され、この差
動増幅器24によって、基準電圧((H’−L’)/2
[V])だけレベルダウンされて0[V]をダイナミッ
クレンジの中心レベルの信号に変換されて低域濾波器2
5に入力され、この低域濾波器25によって、その信号
における2倍クロックの成分が除去されて、図5(e)
に示すような0[V]を中心として振幅変化する帯域制
限されたベースバンド信号が得られて2相位相変調器
(4A又は4B)に与えられる。
【0046】以上のように、第1の実施形態のディジタ
ル変調装置によれば、ベースバンド信号段階でも送信の
オン、オフを考慮してベースバンド信号に対して帯域制
限を行っているので、送信状態及び非送信状態を切り替
えたときの変調信号出力のスペクトラムの広がりをより
確実に押さえることができる。
【0047】また、第1の実施形態のディジタル変調装
置によれば、ベースバンド信号に対する帯域制限処理を
ディジタルLPFが行うようにしたので、調節箇所が少
なく、形状の小さい装置を実現できる。因みに、ディジ
タルLPF内の低域濾波器25がアナログ構成である
が、そのカットオフ周波数は2倍クロックを除去できる
ような周波数に選定されており、ベースバンド信号に対
する帯域制限の周波数からだいぶ離れているので、調節
を不要とすることができる。
【0048】さらに、第1の実施形態のディジタル変調
装置によれば、ディジタルLPFからの出力信号におい
て、送信オフ時のレベルを、送信オン時のダイナミック
レンジの中心レベル(0[V])にしているので、変調
信号出力のスペクトラムの広がりを押さえられると共
に、増幅器9の送信オフ時のレベルを0[V]とできて
消費電力を押さえることができる。
【0049】(B)第2の実施形態 次に、本発明によるディジタル変調装置の第2の実施形
態を図面を参照しながら詳述する。
【0050】第2の実施形態のディジタル変調装置も、
全体構成をブロック図で示した場合には、第1の実施形
態に係る図1で表される。しかし、第2の実施形態のデ
ィジタル変調装置は、ディジタルLPFの詳細構成が第
1の実施形態のものと異なっている。
【0051】そこで、以下では、第2の実施形態でのデ
ィジタルLPFの詳細構成及び動作について説明する。
ここで、図6が第2の実施形態におけるディジタルLP
Fの詳細構成を示すブロック図であり、上述した第1の
実施形態に係る図4との同一、対応部分には同一符号を
付して示している。
【0052】この第2の実施形態におけるディジタルL
PF12A、12Bはそれぞれ、図6に示すように、シ
フトレジスタ20と、重み付け回路21と、バースト信
号遅延回路22と、2個のトランジスタスイッチ26及
び27と、差動増幅器24と、低域濾波器25とを有し
ている。このうち、シフトレジスタ20、重み付け回路
21、バースト信号遅延回路22、差動増幅器24及び
低域濾波器25は、第1の実施形態と同様に機能するも
のである。
【0053】この第2の実施形態の場合、バースト信号
遅延回路22からの遅延処理されたバースト信号は、ト
ランジスタスイッチ26及び27に対して、スイッチン
グ制御信号として与えられるようになされている。
【0054】トランジスタスイッチ26の入力端子に
は、重み付け回路21から重み付け処理(帯域制限処
理)が施されたベースバンド信号が与えられ、トランジ
スタスイッチ26は、バースト信号遅延回路22からの
バースト信号が送信オンを指示する論理レベルのときに
入力されたベースバンド信号を通過させ、これに対し
て、バースト信号が送信オフを指示する論理レベルのと
きに出力レベルを0[V]にし、差動増幅器24の非反
転入力端子に出力するものである。
【0055】他方のトランジスタスイッチ27の入力端
子には、(H’−L’)/2[V]でなる基準電圧が与
えられ、トランジスタスイッチ27は、バースト信号遅
延回路22からのバースト信号が送信オンを指示する論
理レベルのときに入力された基準電圧を通過させ、これ
に対して、バースト信号が送信オフを指示する論理レベ
ルのときに出力レベルを0[V]にし、差動増幅器24
の反転入力端子に出力するするものである。
【0056】このような2個のトランジスタスイッチ2
6及び27の出力信号が与えられる差動増幅器24は、
両入力信号の差分出力を得るものであり、この差動増幅
器24からの出力信号は、第1の実施形態と同様にな
る。
【0057】次に、第2の実施形態のディジタルLPF
12A又は12Bの内部における動作を図7をも参照し
ながら説明する。なお、図7は、第2の実施形態のディ
ジタルLPF12A又は12B内での各部信号波形図で
ある。
【0058】シフトレジスタ20には、図7(A)に示
す波形整形後のベースバンド信号DATA(DATA-A又はDATA
-B)が入力され、これが2倍クロックによって取り込ま
れると共にシフトされ、重み付け回路21によって、シ
フトレジスタ20の各段のラッチレベルのそれぞれに対
して所定の重み付けが行われ、この重み付けされた各段
のレベルの総和は、図7(b)に示すように、入力され
たベースバンド信号DATAにおけるエッジ部分における高
周波成分を除去したものになる。
【0059】一方、バースト信号遅延回路22には、波
形整形後のバースト信号が入力され、このバースト信号
遅延回路22によって、シフトレジスタ20に入力され
たベースバンド信号がシフトレジスタ20の中央の段に
到達するに要する時間だけ、入力された波形整形後のバ
ースト信号を遅延されると共に、バースト信号における
送信オフを表す期間の先頭及び最後尾の僅かの期間が送
信オン時のレベルに変換される。そして、バースト信号
遅延回路22からのバースト信号は、トランジスタスイ
ッチ26及び27に対して、スイッチング制御信号とし
て与えられる。
【0060】トランジスタスイッチ26においては、バ
ースト信号遅延回路22からのバースト信号が送信オン
を指示する論理レベルのときに入力されたベースバンド
信号が通過し、これに対して、バースト信号が送信オフ
を指示する論理レベルのときにスイッチが開放して出力
レベルが0[V]にされ、これにより、差動増幅器24
の非反転入力端子には図7(c)に示すような信号が入
力される。
【0061】一方、他方のトランジスタスイッチ27に
おいては、バースト信号遅延回路22からのバースト信
号が送信オンを指示する論理レベルのときに入力された
基準電圧(H’−L’)/2[V]が通過し、これに対
して、バースト信号が送信オフを指示する論理レベルの
ときに出力レベルが0[V]にされ、これにより、差動
増幅器24の反転入力端子には図7(d)に示すような
信号が入力される。
【0062】その結果、差動増幅器24によって、バー
スト信号遅延回路22からのバースト信号が送信オンを
指示している期間で、図7(c)に示す信号のレベルが
基準電圧((H’−L’)/2[V])だけレベルダウ
ンされて0[V]をダイナミックレンジの中心レベルの
信号に変換された信号であって、バースト信号遅延回路
22からのバースト信号が送信オフを指示している期間
で、0[V]をとる信号が形成されて低域濾波器25に
入力され、この低域濾波器25によって、その信号にお
ける2倍クロックの成分が除去されて、図7(e)に示
すような0[V]を中心として振幅変化する帯域制限さ
れたベースバンド信号が得られて2相位相変調器(4A
又は4B)に与えられる。
【0063】以上のように、第2の実施形態のディジタ
ル変調装置によっても、ベースバンド信号段階でも送信
のオン、オフを考慮してベースバンド信号に対して帯域
制限を行っているので、送信状態及び非送信状態を切り
替えたときの変調信号出力のスペクトラムの広がりをよ
り確実に押さえることができる。
【0064】また、第2の実施形態のディジタル変調装
置によっても、ベースバンド信号に対する帯域制限処理
をディジタルLPFが行うようにしたので、調節箇所が
少なく、形状の小さい装置を実現できる。ここで、ディ
ジタルLPF内において、バースト信号に対する重み付
け回路(抵抗)がない分、第1の実施形態に比べても、
調節箇所が少なくなっている。
【0065】さらに、第2の実施形態のディジタル変調
装置によっても、ディジタルLPFからの出力信号にお
いて、送信オフ時のレベルを、送信オン時のダイナミッ
クレンジの中心レベル(0[V])にしているので、変
調信号出力のスペクトラムの広がりを押さえられると共
に、増幅器9の送信オフ時のレベルを0[V]とできて
消費電力を押さえることができる。
【0066】(C)他の実施形態 上記各実施形態においては、I相及びQ相のベースバン
ド信号を用いた直交変調を行うディジタル変調装置を示
したが、1種類のベースバンド信号に基づいてディジタ
ル変調を行うディジタル変調装置に対しても本発明が適
用できることは勿論である。
【0067】また、上記各実施形態においては、変調信
号のオン、オフを中間周波数段階で行うものを示した
が、送信周波数段階で行うディジタル変調装置に対して
も本発明を適用できる。
【0068】さらに、上記各実施形態においては、ベー
スバンド信号やバースト信号の波形整形を2倍クロック
で行うものを示したが、他の速度のクロックで行うよう
にしても良い。この場合には、ディジタルLPF内の低
域濾波器のカットオフ周波数をそのクロック速度に応じ
て選定すれば良い。
【0069】さらにまた、上記各実施形態においては、
ディジタルLPFから出力されるベースバンド信号のダ
イナミックレンジの中心レベルが0[V]のものを示し
たが、2相位相変調器4A、4Bなどの構成によって
は、ディジタルLPFから出力されるベースバンド信号
のダイナミックレンジの中心レベルが0[V]以外であ
っても良い。この場合、第1の実施形態における差動増
幅器を省略することもできる。
【0070】本発明は、TDMA方式に従う送信装置に
適用して好適なものであるが、これ以外の間欠送信を行
う他の送信装置に適用できることは勿論である。また、
ディジタル変調方式も、QPSK変調方式に限定される
ものではない。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、変調信
号の通過又は非通過を制御する送信オンオフスイッチ手
段の切替によるスペクトラムの広がりをベースバンド信
号段階で押さえるようにさせるフィルタ手段として、バ
ースト信号をも利用したディジタルフィルタ手段を適用
したので、送信状態及び非送信状態を切り替えたときの
変調信号出力のスペクトラムの広がりを押さえられるこ
とを補償しつつ、調節箇所が少なく、形状の小さいディ
ジタル変調装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図2】従来の全体構成を示すブロック図である。
【図3】ベースバンド信号段階で帯域制限する必要性の
説明図である。
【図4】第1の実施形態のディジタルLPFの詳細構成
を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態のディジタルLPFの各部信号
波形図である。
【図6】第2の実施形態のディジタルLPFの詳細構成
を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態のディジタルLPFの各部信号
波形図である。
【符号の説明】
1…波形整形器、4A、4B…2相位相変調器、5…中
間周波局部発振器、6…分配器、7…π/2シフタ、8
…合成器、9…増幅器、10…中間周波スイッチ、12
A、12B…ディジタルLPF、20…シフトレジス
タ、21…重み付け回路、22…バースト信号遅延回
路、23…バースト信号重み付け回路、24…差動増幅
器、25…低域濾波器、26、27…トランジスタスイ
ッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調手段が、ベースバンド信
    号に基づいて局部発振信号を変調し、送信オンオフスイ
    ッチ手段が、得られた変調信号又はその変調信号の周波
    数をアップコンバートした変調信号を、送信オン期間及
    び送信オフ期間を指示するバースト信号に基づいて通過
    又は非通過させるディジタル変調装置において、 パルス信号でなる原ベースバンド信号と、上記バースト
    信号とが入力され、上記ディジタル変調手段に与えるベ
    ースバンド信号を形成するディジタルフィルタ手段を備
    え、 このディジタルフィルタ手段は、上記バースト信号の送
    信オフ期間の先頭及び最後尾のごく短時間を送信オン期
    間に含め、送信オン期間において、上記送信オンオフス
    イッチ手段の切替によるスペクトラムの広がりを押さえ
    るように、入力された原ベースバンド信号に対して帯域
    制限をし、送信オフ期間において、送信オン期間のダイ
    ナミックレンジの中心レベルをとる信号を形成して、上
    記ディジタル変調手段に出力することを特徴とするディ
    ジタル変調装置。
  2. 【請求項2】 上記ディジタルフィルタ手段が、 入力された原ベースバンド信号に対して、帯域制限処理
    を行うトランスバーサルフィルタ部と、 入力されたバースト信号を、上記トランスバーサルフィ
    ルタ部の処理遅延だけ遅延させると共に、送信オフ期間
    を短縮し、送信オン期間を低レベルとすると共に、送信
    オフ期間を、上記トランスバーサルフィルタ部からの出
    力信号のダイナミックレンジの中心レベルにするバース
    ト信号遅延部と、 送信オン期間において、上記トランスバーサルフィルタ
    部からの出力信号のレベルをとり、送信オフ期間におい
    て、上記バースト信号遅延部の出力信号のレベルをとる
    信号合成部と、 この信号合成部からの出力信号のダイナミックレンジ
    を、低レベルにシフトさせるレベルシフト部と、 このレベルシフト部からの出力信号波形を円滑化するフ
    ィルタ部とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    ディジタル変調装置。
  3. 【請求項3】 上記ディジタルフィルタ手段が、 入力された原ベースバンド信号に対して、帯域制限処理
    を行うトランスバーサルフィルタ部と、 入力されたバースト信号を、上記トランスバーサルフィ
    ルタ部の処理遅延だけ遅延させると共に、送信オフ期間
    を短縮するバースト信号遅延部と、 このバースト信号遅延部からのバースト信号の送信オン
    期間においてのみ、上記トランスバーサルフィルタ部か
    らの出力信号を通過させる第1のスイッチ部と、 上記バースト信号遅延部からのバースト信号の送信オン
    期間においてのみ、上記トランスバーサルフィルタ部か
    らの出力信号のダイナミックレンジの中心レベルでなる
    基準電圧信号を通過させる第2のスイッチ部と、 上記第1及び第2のスイッチ部からの出力信号に基づい
    て、送信オン期間において、上記第1のスイッチ部から
    の出力信号のレベルを低レベルにシフトさせると共に、
    送信オフ期間において、レベルシフト後の信号のダイナ
    ミックレンジの中心レベルをとる信号を形成するレベル
    シフト部と、 このレベルシフト部からの出力信号波形を円滑化するフ
    ィルタ部とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    ディジタル変調装置。
  4. 【請求項4】 上記ディジタルフィルタ手段の前段に、
    原ベースバンド信号及びバースト信号を、原ベースバン
    ド信号のビット期間を規定するクロックより高速なクロ
    ックに基づいて波形整形する波形整形手段を備え、 上記ディジタルフィルタ手段内のフィルタ部が、この高
    速なクロック成分を除去するものであることを特徴とす
    る請求項2又は3に記載のディジタル変調装置。
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