JPH1140941A - リフロー基板搬送方法とその装置 - Google Patents

リフロー基板搬送方法とその装置

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JPH1140941A
JPH1140941A JP18995897A JP18995897A JPH1140941A JP H1140941 A JPH1140941 A JP H1140941A JP 18995897 A JP18995897 A JP 18995897A JP 18995897 A JP18995897 A JP 18995897A JP H1140941 A JPH1140941 A JP H1140941A
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speed
reflow
endless
belt
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Application number
JP18995897A
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English (en)
Inventor
Masahiro Taniguchi
昌弘 谷口
Kimihito Kuwabara
公仁 桑原
Koichi Nagai
耕一 永井
Kazumi Ishimoto
一美 石本
Toshiaki Yamauchi
敏明 山内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1140941A publication Critical patent/JPH1140941A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3494Heating methods for reflowing of solder

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を確実かつスムーズに搬送し、必要最小
限の長さに個々に設定された各リフロー工程にて最適処
理が行えるようにすることを目的とする。 【解決手段】 基板2の搬送速度の異なる複数のリフロ
ー工程3〜5の全てにわたって基板2を1つの無端搬送
ベルト9により定速で搬送しながら、基板2が各リフロ
ー工程3〜5ないしは各リフロー工程間の移行に適した
搬送状態となるように、基板2を無端搬送ベルト9上で
増速21、41、あるいは減速、あるいは所定時間停止
31させるアシストを行って、基板2を複数のリフロー
工程を不等速に通過させながらリフロー半田付けを行う
ようにして、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフロー基板搬送
方法とその装置に関し、例えば電子部品をクリーム半田
や半田ペースト等により装着したプリント配線基板を、
搬送しながら加熱して半田を一旦溶融させ、その後半田
が固化することにより半田付けを図り実装するのに用い
られる。
【0002】
【従来の技術】この種のリフロー半田付けは、少なくと
も半田付けのために予備加熱する予備加熱工程と、半田
付けを行うために加熱する本加熱工程と、本加熱工程後
の基板を自然に、あるいは強制的に冷却する冷却工程が
ある。基板をこれらの工程に順次搬送してリフロー半田
付けを行うのに、元来、1つの無端搬送ベルトによって
一定の速度で搬送している。
【0003】ところで、各工程での基板の処理時間や処
理要素の必要設置スペースなどに差がある。例えば、図
2を参照して、予備加熱部eでは基板hの温度の立ちあ
がりを緩やかにするため、加熱温度の低いものから高い
ものまでの複数の予備加熱ヒータa〜cを順次に用いる
ことが多いし、本加熱部fでは1つの本加熱ヒータdで
よいことが多い。これを、前記のように1つの無端搬送
ベルトを用いて基板hを一律の速度で搬送するのでは不
都合がある。
【0004】説明の簡単のために、ある一面から見た一
例を挙げれば、複数の予備加熱ヒータa〜cを設置した
長い予備加熱部eを所定時間で通過させるように無端搬
送ベルトの搬送速度を設定すると、本加熱部fでは、必
要処理時間を確保することを、本加熱部fの長さによっ
て調節することになる。従って、1つの本加熱ヒータd
の設置でよいものの、設定された長さの間で基板hを加
熱して所定温度に昇温させる必要があるので、基板hの
搬送速度が遅ければ短くできる本加熱工程が長くなって
しまう不都合があり、装置が大型化する。冷却部gも同
様な関係にある。
【0005】一方、特公平7−73790号公報は、図
2に示すように、予備加熱部e、本加熱部f、および冷
却部gのそれぞれに、個別の無端搬送ベルトi〜kを設
け、それぞれの工程に見合った個別の速度で駆動するリ
フロー搬送装置を開示している。
【0006】これによれば、予備加熱部eでは、これに
専用の無端搬送ベルトiによって、複数の予備加熱ヒー
タa〜cを設置した工程長さに対応した最適な搬送速度
で基板hを通過させることができ、本加熱部fでは、こ
れに専用の無端搬送ベルトjによって、予備加熱部eか
ら送り出される基板hを高速で取り入れた後停止するこ
とにより、1つの本加熱ヒータdを設けるだけの最短の
長さの本加熱部fにて最適な時間だけ加熱し、しかも、
その加熱後は限度一杯の速度で送り出せる。また、冷却
部gでも、これに専用の無端搬送ベルトkによって、必
要最小限の長さに設置した冷却機m、nによって最適に
冷却される速度で基板hを搬送することができ、各部e
〜gでの最適な処理を短い設備で達成することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2に示すよ
うな従来の装置では、各無端搬送ベルトi〜kの間を基
板hが渡りにくく、各無端搬送ベルトi〜kの間で基板
詰まりや基板落下が発生しやすい問題がある。また、本
加熱部fでは基板hの半田は溶融しており、この状態で
無端搬送ベルトjから無端搬送ベルトkに基板hが渡る
ときにガタツキを起こして、装着されている電子部品o
に位置ずれが生じてしまう嫌いもある。
【0008】本発明の主たる目的は、基板を確実かつス
ムーズに搬送しながら、必要最小限の長さに個々に設定
された各リフロー工程にて最適処理が行えるリフロー基
板搬送方法とその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明のリフロー基板搬送方法は、基板
搬送速度の異なる複数のリフロー工程の全てにわたって
基板を1つの無端搬送ベルトにより定速で搬送しなが
ら、基板が各リフロー工程ないしは各リフロー工程間の
移行に適した搬送状態となるように、基板を無端搬送ベ
ルト上で増速、あるいは減速、あるいは所定時間停止さ
せるアシストを行って、基板を複数のリフロー工程を不
等速に通過させリフロー半田付けに供するようにしたこ
とを特徴とし、請求項5のリフロー基板搬送装置は、複
数のリフロー工程の全てにわたって基板を定速で搬送す
る1つの無端搬送ベルトと、無端搬送ベルトにより搬送
される基板が、各リフロー工程ないしは各リフロー工程
間の移行に適した搬送状態となるように、基板を無端搬
送ベルト上で増速、あるいは減速、あるいは所定時間停
止させるアシスト機構を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0010】これらの構成では、基板を1つの無端搬送
ベルトにより搬送して全てのリフロー工程を、複数の無
端搬送ベルトを渡ることによる基板詰まりや基板落下、
あるいはガタツキを生じるようなことなく、確実かつス
ムーズに搬送して通過させながら、この搬送される基板
が、各リフロー工程を通過し、また各リフロー間を移行
するのに適した搬送状態となるように、基板を無端搬送
ベルト上で、増速、減速、あるいは所定時間停止させる
ようにアシストすることにより、基板が必要最小限の長
さに個々に設定された各リフロー工程をそれぞれに最適
な速度で通過させられ、かつ各リフロー間をそれぞれに
最適な速度で移行させられるので、必要最小限の長さに
個々に設定された各リフロー工程にて最適に処理でき、
請求項5の発明の装置では特に、これを予め設定された
シーケンスに従って自動的に確実に達成される。
【0011】請求項2の発明の方法のように、リフロー
半田付けのために基板を予備加熱する予備加熱工程は、
無端搬送ベルト単体で基板を搬送し、予備加熱工程の終
端に達した基板は無端搬送ベルトの搬送速度よりも増速
して次のリフロー半田付けを行う本加熱工程へ送り込む
ようにアシストし、本加熱工程に送り込んだ基板は所定
時間停止させた後これを解除するようにアシストし、停
止を解除された基板を無端搬送ベルトの搬送速度よりも
増速させて本加熱工程から送り出すようにアシストする
ようにすると、長くなり勝ちな予備加熱工程の基板の搬
送を無端搬送ベルト単体で行ってアシストを要らなくし
て操作を単純化でき、短い工程部で行う場合よりも有利
であるし、短く設定できる本加熱工程部では基板を所定
時間停止させた後停止を解除することにより、工程がど
のように短くても最適時間の処理を保証することがで
き、しかも、予備加熱工程から本加熱工程への基板の送
り込みと、本加熱工程からの基板の送り出しとを、無端
搬送ベルトの搬送速度よりも増速して行うので、基板は
各工程間を速やかに移行されて、移行による時間ロスを
最小限に抑えられ処理効率が向上する。
【0012】請求項6の発明の装置は、無端搬送ベルト
が基板を予備加熱する予備加熱工程での基板の搬送速度
に設定され、アシスト機構は予備加熱工程の終端に達し
た基板を、無端搬送ベルトの搬送速度よりも増速して次
のリフロー半田付けを行う本加熱工程へ送り込む増速送
り込みアシスト機構と、本加熱工程に送り込まれた基板
を所定時間停止させた後、この停止を解除する停止アシ
スト機構と、停止を解除された基板を無端搬送ベルトの
搬送速度よりも増速して本加熱工程から送り出す増速送
り出しアシスト機構とを備え、請求項2の発明の方法
を、自動的に確実に達成する。
【0013】請求項3の発明の方法は、基板が停止させ
ている間、それを無端搬送ベルトから持ち上げておくの
で、停止された基板と駆動中の無端搬送ベルトとの摩
擦、およびこれによる振動を防止することができ、半田
が溶融している基板上の部品に位置ずれが生じるような
ことを防止することができ、請求項7の発明の装置にて
実現される。
【0014】請求項4の発明の方法は、基板の増速した
送り込みおよび送り出しを、除々に加速して行うので、
増速による急な速度変化や無端搬送ベルトとの摩擦で基
板が強い慣性や衝撃を受けるようなことを回避でき、基
板に装着されている部品が増速のために位置ずれするよ
うなことを防止することができる。
【0015】請求項7の発明の装置は、増速送り込みア
シスト機構および増速送り出しアシスト機構は、それぞ
れ無端搬送ベルトの搬送速度以下から搬送速度を上回る
所定速度まで加速するものであり、停止アシスト機構に
よって停止される基板を無端搬送ベルトから持ち上げる
持ち上げアシスト機構をさらに備えたものであり、請求
項2〜4の発明の方法を自動的に確実に達成する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の代表的な一実施の
形態について図1を参照しながら詳細に説明する。
【0017】本実施の形態は図1に示すように、電子部
品1がクリーム半田その他を用いて装着されたプリント
回路基板2を、予備加熱部3、本加熱部4、および冷却
部5にて順次処理して電子部品1を実装状態にするリフ
ロー半田付け装置に適用した場合の一例である。
【0018】予備加熱部3には2つのあるいはそれ以上
の予備加熱ヒータ3a、3b・・が必要に応じて設けら
れ、本加熱部4には必要に応じて1つあるいは複数の本
加熱ヒータ4a・が設けられ、冷却部5には必要数に応
じた数の冷却機5a、5b・・が設けられている。これ
ら予備加熱部3、本加熱部4、および冷却部5を囲う装
置本体6の入り口7と出口8との間に1つの無端搬送ベ
ルト9が設けられ、モータ11により一定速度で、図に
矢印で示す一定方向に駆動されるようにしている。この
無端搬送ベルト9にはプリント回路基板2の前後左右の
合計4か所を下方より支持して搬送する支持ピンを持
ち、予備加熱部3に最適な速度でプリント回路基板2を
搬送し、入り口7から受け入れたプリント回路基板2を
予備加熱部3、本加熱部4、および冷却部5を順次通過
させることにより、プリント回路基板2の上の導体パタ
ーンと装着されている電子部品1の端子部とをリフロー
半田付けし、リフロー半田付け後のプリント回路基板2
を出口8から送り出す。しかし、無端搬送ベルト9のプ
リント回路基板2を支持し搬送する構造は種々に設計す
ることができるし、場合によっては、他の工程に最適な
搬送速度に設定されてもよい。 本実施の形態では特
に、プリント回路基板2の搬送に関して、前記無端搬送
ベルト9に加え、無端搬送ベルト9により搬送されるプ
リント回路基板2が、予備加熱部3、本加熱部4、およ
び冷却部5と言った各リフロー工程ないしは各リフロー
工程間の移行に適した搬送状態となるように、プリント
回路基板2を無端搬送ベルト9上で増速、あるいは減
速、あるいは所定時間停止させるアシスト機構を備え
る。
【0019】このようなアシスト機構やそれに対応した
アシスト操作によって、予備加熱部3、本加熱部4、お
よび冷却部5と言った、複数のリフロー工程の全てにわ
たってプリント回路基板2を1つの無端搬送ベルト9に
より定速で搬送して、全てのリフロー工程を、複数の無
端搬送ベルトを渡ることによる基板詰まりや基板落下、
あるいはガタツキを生じるようなことなく、確実かつス
ムーズに搬送して通過させながら、プリント回路基板2
が各リフロー工程ないしは各リフロー工程間の移行に適
した搬送状態となるように、プリント回路基板2を無端
搬送ベルト9上で増速、あるいは減速、あるいは所定時
間停止させることで、プリント回路基板2が必要最小限
の長さに個々に設定された各リフロー工程をそれぞれに
最適な速度で通過させられ、かつ各リフロー間をそれぞ
れに最適な速度で移行させられ、必要最小限の長さに個
々に設定された予備加熱部3、本加熱部4、および冷却
部5等の各リフロー工程にて最適に処理でき、本実施の
形態の装置は、これを予め設定されたシーケンスに従っ
て自動的に確実に達成する。
【0020】そのための前記アシスト機構は、その一例
として、予備加熱部3の終端に達したプリント回路基板
2を、無端搬送ベルト9の搬送速度よりも増速して次の
リフロー半田付けを行う本加熱部4へ送り込む増速送り
込みアシスト機構21と、本加熱部4に送り込まれたプ
リント回路基板2を所定時間停止させた後、この停止を
解除する停止アシスト機構31と、停止を解除されたプ
リント回路基板2を無端搬送ベルト9の搬送速度よりも
増速して本加熱部4から送り出す増速送り出しアシスト
機構41とを備えている。
【0021】さらに、増速送り込みアシスト機構21お
よび増速送り出しアシスト機構41は、それぞれ無端搬
送ベルト9の搬送速度以下から搬送速度を上回る所定速
度まで加速するものであり、停止アシスト機構31によ
って停止されるプリント回路基板2を無端搬送ベルト9
から持ち上げる持ち上げアシスト機構51を備えている
が、これらのことは本発明において必須とならない。ま
た、持ち上げアシスト機構51は停止アシスト機構31
と1つの機構に構成することができるが、本実施の形態
では個別のものとしてある。
【0022】増速送り込みアシスト機構21は、一例と
して、モータ22によって正逆方向に往復駆動されるベ
ルト23にプッシャー24を取り付け、このプッシャー
24はエアシリンダ25等によって無端搬送ベルト9の
搬送面上の突出した位置と、搬送面下に後退した位置と
に上下動されるようにしている。予備加熱部3と本加熱
部4との境界部に設けられたセンサ61は、増速送り込
みアシスト機構21によるプリント回路基板2の送り込
み完了を検出するものであり、増速送り込みアシスト機
構21による送り込みを停止し、待機状態に戻すタイミ
ングを与える。
【0023】これにより、プッシャー24を突出位置に
上動させて図1の左側に移動させることで、無端搬送ベ
ルト9により搬送されているプリント回路基板2を、無
端搬送ベルト9上でそれによる搬送速度を上回るよう
に、無端搬送ベルト9の搬送速度以下の速度からそれを
上回る所定の速度まで徐々に加速しながら本加熱部4に
送り込む。送り込み後はプッシャー24を下動させてか
ら図2に示す初期位置に戻し、次のプリント回路基板2
の送り込みまで待機させる。しかし、どのようなアクチ
ュエータを用いてどのように構成するかの具体的な点は
種々に設計することができる。
【0024】停止アシスト機構31は、一例として、ス
トッパー32をエアシリンダ33などにより、無端搬送
ベルト9の搬送面上に突出して無端搬送ベルト9によっ
て搬送されているプリント回路基板2の進行を妨げて停
止させる停止位置と、搬送面下に下動して前記停止を解
除する停止解除位置との間で上下動されるようにし、ス
トッパー32が必要なタイミングで必要な時間だけ停止
位置とされた後、下動されることにより、本加熱部4に
送り込まれたプリント回路基板2を必要時間停止させた
後、停止を解除してプリント回路基板2が再度無端搬送
ベルト9等によって、次の冷却部5に向け搬送され得る
ようにする。しかし、どのようなアクチュエータを用い
てどのように構成するかの具体的な点は種々に設計する
ことができる。本加熱部4の終端部に設けられたセンサ
62は、本加熱部4に送り込まれたプリント回路基板2
を所定時間の間停止させるように停止アシスト機構31
を働かせるタイミングを与える。
【0025】増速送り出しアシスト機構41は、その一
例として、モータ42によって正逆方向に往復駆動され
るベルト43にプッシャー44を取り付け、このプッシ
ャー44はエアシリンダ45等によって無端搬送ベルト
9の搬送面上の突出した位置と、搬送面下に後退した位
置とに上下動されるようにしている。これにより、プッ
シャー44を図1の本加熱部4と冷却部5との境界部に
対応する右側位置に移動させた後突出位置に上動させ、
その状態で図1に示す位置まで左側に移動させること
で、停止アシスト機構31による停止を解除されて無端
搬送ベルト9上に載り、あるいは載って本加熱部4から
送り出されてくるプリント回路基板2を、無端搬送ベル
ト9上でそれによる搬送速度を上回るように、無端搬送
ベルト9の搬送速度以下の速度からそれを上回る所定の
速度まで徐々に加速しながら冷却部5へ送り出す。送り
出し後はプッシャー44をその位置で図1に示すように
下動させ、次の、プリント回路基板2の送り出しまで待
機させる。しかし、どのようなアクチュエータを用いて
どのように構成するかの具体的な点は種々に設計するこ
とができる。
【0026】増速送り出しアシスト機構41の動作タイ
ミングは、前記センサ62によるプリント回路基板2の
検出タイミングからのタイマ設定、あるいは停止アシス
ト機構31の動作タイミングを基に得られる。
【0027】本実施の形態では、停止アシスト機構31
がプリント回路基板2を本加熱部4に停止させている間
に、このプリント回路基板2が停止を解除されたときに
送り出せる位置まで移動されて待機し、停止解除と同時
かやや遅れたタイミングで増速送り出しアシスト機構4
1が停止解除後のプリント回路基板2を本加熱部4から
送り出すようにしている。
【0028】持ち上げアシスト機構51は、その一例と
して、プリント回路基板2を下方から前後左右をピン5
2にて支持する基板支持部53を、エアシリンダ54等
によって、無端搬送ベルト9の搬送面上に突出してプリ
ント回路基板2を無端搬送ベルト9の上に持ち上げ、搬
送面の下に下動されて前記持ち上げたプリント回路基板
2を無端搬送ベルト9の上に載置して無端搬送ベルト9
によって搬送されるようにする下動位置との間で上下動
されるようにしてある。これにより、基板支持部53を
停止アシスト機構31がプリント回路基板2を停止させ
るのに同期して上動されることにより、無端搬送ベルト
9上で停止されるプリント回路基板2を無端搬送ベルト
9から持ち上げることができる。この持ち上げアシスト
機構51の動作タイミングは、停止アシスト機構31の
動作タイミング、あるいは前記センサ62のプリント回
路基板2の検出タイミングを基に得られる。
【0029】以上のように、予備加熱部3にてプリント
回路基板2を無端搬送ベルト9単体で搬送することによ
り、長くなり勝ちな予備加熱工程部の基板の搬送を無端
搬送ベルト単体で行ってアシストを要らなくして操作を
単純化でき、短い工程部で行う場合よりも有利となる。
また、短く設定できる本加熱部4にて、プリント回路基
板2を所定時間停止させた後停止を解除することによ
り、工程がどのように短くても最適時間の処理を保証す
ることができる。
【0030】しかも、予備加熱部3から本加熱部4への
プリント回路基板2の送り込みと、本加熱部4からのプ
リント回路基板2の送り出しとを、増速送り込みアシス
ト機構21および増速送り出しアシスト機構41によっ
て、無端搬送ベルト9の搬送速度よりも増速して行うこ
とにより、プリント回路基板2は各工程間を速やかに移
行されるので、そのようなプリント回路基板2の移行に
よる時間ロスを最小限に抑えられ処理効率が向上する。
【0031】さらに、プリント回路基板2が本加熱部4
に停止させている間、これを持ち上げアシスト機構51
によって無端搬送ベルト9から持ち上げておくことによ
り、停止されたプリント回路基板2と駆動中の無端搬送
ベルト9との摩擦、およびこれによる振動を防止するこ
とができ、半田が溶融しているプリント回路基板2上の
電子部品1に位置ずれが生じるようなことを防止するこ
とができる。
【0032】また、前記増速送り込みアシスト機構21
および増速送り出しアシスト機構41による増速を、無
端搬送ベルト9の搬送速度以下からそれを上回る速度ま
で徐々に加速して行うことにより、増速による急な速度
変化や無端搬送ベルト9との摩擦でプリント回路基板2
が強い慣性や衝撃を受けるようなことを回避でき、プリ
ント回路基板2に装着されている電子部品1が増速のた
めに位置ずれするようなことを防止することができる。
【0033】本発明は前記以外にも、クリーム半田や半
田ペーストによって各種の部品が予備半田付けされた各
種の接合対象物を、リフロー搬送してリフロー半田付け
を行うどのような用途にも適用でき、接合対象物は板状
のものに限らないし、接合材も熱軟化性のものであれば
よい。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明の方法、および請求項5
の発明の装置によれば、基板が必要最小限の長さに個々
に設定された各リフロー工程をそれぞれに最適な速度で
通過させられ、かつ各リフロー間をそれぞれに最適な速
度で移行させられるので、必要最小限の長さに個々に設
定された各リフロー工程にて最適に処理でき、請求項5
の発明の装置では特に、これを予め設定されたシーケン
スに従って自動的に確実に達成される。
【0035】請求項2の発明の方法によれば、長くなり
勝ちな予備加熱工程部の基板の搬送を無端搬送ベルト単
体で行ってアシストを要らなくして操作を単純化でき、
短い工程部で行う場合よりも有利となるし、短く設定で
きる本加熱工程部では基板を所定時間停止させた後停止
を解除することにより、工程がどのように短くても最適
時間の処理を保証することができ、しかも、予備加熱工
程から本加熱工程への基板の送り込みと、本加熱工程か
らの基板の送り出しとを、無端搬送ベルトの搬送速度よ
りも増速して行うので、基板は各工程間を速やかに移行
されて、移行による時間ロスを最小限に抑えられ処理効
率が向上する。請求項6の発明の装置は、請求項2の発
明の方法を、自動的に確実に達成する。
【0036】請求項3の発明によれば、停止された基板
と駆動中の無端搬送ベルトとの摩擦、およびこれによる
振動を防止することができ、半田が溶融している基板上
の部品に位置ずれが生じるようなことを防止することが
でき、請求項7の発明の装置にて実現される。
【0037】請求項4の発明によれば、増速による急な
速度変化や無端搬送ベルトとの摩擦で基板が強い慣性や
衝撃を受けるようなことを回避でき、基板に装着されて
いる部品が増速のために位置ずれするようなことを防止
することができる。
【0038】請求項7の発明によれば、請求項2〜4の
発明の方法を自動的に確実に達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な一実施の形態のリフロー基板
搬送装置を備えたリフロー半田付け装置の全体構成図で
ある。
【図2】従来のリフロー基板搬送装置を備えたリフロー
半田付け装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 電子部品 2 プリント回路基板 3 予備加熱部 3a、3b 予備加熱ヒータ 4 本加熱部 4a 本加熱ヒータ 5 冷却部 5a、5b 冷却部 21 増速送り込みアシスト機構 31 停止アシスト機構 41 増速送り出しアシスト機構 51 持ち上げアシスト機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石本 一美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山内 敏明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板搬送速度の異なる複数のリフロー工
    程の全てにわたって基板を1つの無端搬送ベルトにより
    定速で搬送しながら、基板が各リフロー工程ないしは各
    リフロー工程間の移行に適した搬送状態となるように、
    基板を無端搬送ベルト上で増速、あるいは減速、あるい
    は所定時間停止させるアシストを行って、基板を複数の
    リフロー工程を不等速に通過させリフロー半田付けに供
    するようにしたことを特徴とするリフロー基板搬送方
    法。
  2. 【請求項2】 リフロー半田付けのために基板を予備加
    熱する予備加熱工程は、無端搬送ベルト単体で基板を搬
    送し、予備加熱工程の終端に達した基板は無端搬送ベル
    トの搬送速度よりも増速して次のリフロー半田付けを行
    う本加熱工程へ送り込むようにアシストし、本加熱工程
    に送り込んだ基板は所定時間停止させた後これを解除す
    るようにアシストし、停止を解除された基板を無端搬送
    ベルトの搬送速度よりも増速させて本加熱工程から送り
    出すようにアシストする請求項1に記載のリフロー基板
    搬送方法。
  3. 【請求項3】 基板は停止させている間、無端搬送ベル
    トから持ち上げておく請求項2に記載のリフロー基板搬
    送方法。
  4. 【請求項4】 基板の増速した送り込みおよび送り出し
    は、除々に加速して行う請求項2、3のいずれか一項に
    記載のリフロー基板搬送方法。
  5. 【請求項5】 複数のリフロー工程の全てにわたって基
    板を定速で搬送する1つの無端搬送ベルトと、無端搬送
    ベルトにより搬送される基板が、各リフロー工程ないし
    は各リフロー工程間の移行に適した搬送状態となるよう
    に、基板を無端搬送ベルト上で増速、あるいは減速、あ
    るいは所定時間停止させるアシスト機構を備えたことを
    特徴とするリフロー基板搬送装置。
  6. 【請求項6】 無端搬送ベルトは基板を予備加熱する予
    備加熱工程での基板の搬送速度に設定され、アシスト機
    構は予備加熱工程の終端に達した基板を、無端搬送ベル
    トの搬送速度よりも増速して次のリフロー半田付けを行
    う本加熱工程へ送り込む増速送り込みアシスト機構と、
    本加熱工程に送り込まれた基板を所定時間停止させた
    後、この停止を解除する停止アシスト機構と、停止を解
    除された基板を無端搬送ベルトの搬送速度よりも増速し
    て本加熱工程から送り出す増速送り出しアシスト機構と
    を備えた請求項5に記載のリフロー基板搬送装置。
  7. 【請求項7】 増速送り込みアシスト機構および増速送
    り出しアシスト機構は、それぞれ無端搬送ベルトの搬送
    速度以下から搬送速度を上回る所定速度まで加速するも
    のであり、停止アシスト機構によって停止される基板を
    無端搬送ベルトから持ち上げる持ち上げアシスト機構を
    さらに備える請求項6に記載のリフロー基板搬送装置。
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