JPH1140102A - メタルハライド放電ランプおよび照明装置 - Google Patents

メタルハライド放電ランプおよび照明装置

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JPH1140102A
JPH1140102A JP19665997A JP19665997A JPH1140102A JP H1140102 A JPH1140102 A JP H1140102A JP 19665997 A JP19665997 A JP 19665997A JP 19665997 A JP19665997 A JP 19665997A JP H1140102 A JPH1140102 A JP H1140102A
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JP
Japan
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discharge lamp
metal halide
present
halide discharge
aluminum
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Application number
JP19665997A
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English (en)
Inventor
Hisashi Honda
久司 本田
Akira Ito
彰 伊藤
Atsushi Saida
淳 斉田
Seiji Ashida
誠司 芦田
Tatsuo Kotabe
辰男 小田部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】環境負荷の大きい水銀を本質的に用いないで、
気密容器の白濁およびクラックの発生を抑制し、所望の
電力を入力させて高い発光効率を得る。 【解決手段】気密容器1にAlを含む透光性の材料例え
ばアルミナ又はYAGをセラミックス又は単結晶の形で
用い、発光金属のハロゲン化物及び希ガスに加えてAl
のハロゲン化物を封入した。アルミニウムは発光に寄与
しないが、蒸気圧が高いので、水銀を本質的に封入しな
くてよい。石英ガラスの気密容器の場合にはAlのハロ
ゲン化物を封入すると、白濁及びクラックが早期に発生
するが、Alを含む透光性の材料の気密容器はアルミニ
ウムのハロゲン化物又はアルミニウムが気密容器と反応
しないので、白濁及びクラックが発生しない。又耐火性
が優れており、入力電力を大きくして動作温度を高くで
きるので、放電媒体の蒸気圧を高くすることができるか
ら、発光効率が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水銀を本質的に封入
していないメタルハライド放電ランプおよびこれを用い
た照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】相対向する一対の電極を備えた発光管内
に希ガス、発光金属のハロゲン化物および水銀を封入し
てなるメタルハライド放電ランプは、比較的高効率で、
高演色性であるため、広く使用されている。たとえば、
屋外および屋内の一般照明用に加えて、ランプの発光を
集光してスクリーンに投射する液晶プロジェクタや光投
射用の光ファイバー用光源などにも使用され、さらには
自動車のヘッドライトなどにも使用されつつある。
【0003】一般照明用としては主として細長い発光管
を用いるロングアーク形のメタルハライド放電ランプが
用いられる。また、液晶プロジェクタなどにおいては、
小形なショートアーク形のメタルハライド放電ランプが
用いられる。
【0004】一方、近年環境に対する関心が地球規模で
高まり、放電ランプなどに含まれる水銀の破棄、処理方
法などが問題になってきている。
【0005】そこで、本発明者らは水銀を本質的に含ま
ない放電ランプの研究を行ってきた。
【0006】ところが、放電ランプにおいては、所要の
電力を放電ランプに入力させるために、放電ランプの電
位傾度を所定値範囲まで高めて適正なランプ電圧にする
必要がある。そのためには、放電媒体の蒸気圧が高くな
ければならない。そして、所要の蒸気圧にするために
は、従来は水銀を封入しなければならなかった。
【0007】上記の問題に対しては、本発明者らはよう
化アルミニウムまたは臭化アルミニウムなどのアルミニ
ウムのハロゲン化物を水銀に代えて封入することによ
り、適正なランプ電圧が得られることを見いだした。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウムのハロゲン化物を封入したメタルハライド放電ラ
ンプは、点灯後まもなく、ないし数百時間でタングステ
ン電極の一部が変形し、また石英ガラスからなる気密容
器が白濁し、甚だしいときにはクラックを生じることが
分かった。
【0009】上記の問題のうち、電極の変形はレニウム
またはレニウム・タングステン合金を用いることで改善
できることが分かった。
【0010】これに対して、気密容器の白濁およびクラ
ックの問題は、解決が困難である。特に発光効率を向上
させるために、放電ランプの動作温度を高くすると、上
記の問題が助長される。
【0011】そこで、問題の発生した放電ランプを詳細
に分析したところ、白濁部において、気密容器の成分で
あるSiO2とアルミニウムのハロゲン化物から解離し
たアルミニウムAlまたはアルミニウムのハロゲン化物
とが激しく反応してAl23などを生成していることが
分かった。そして、この反応生成物が歪の原因となって
クラックが生じるものと考えられる。
【0012】結局、上記のようにアルミニウムのハロゲ
ン化物を水銀に代えて封入することにより、水銀を本質
的に封入することなしに、メタルハライド放電ランプを
構成することはできるが、寿命が極めて短く、しかも動
作温度を下げて点灯せざるを得ないことから発光効率が
低い。
【0013】さらに、始動電圧が高いという問題もあ
る。すなわち、水銀を封入する従来のメタルハライド放
電ランプにおいては、水銀蒸気−アルゴンのペニング効
果によって始動電圧を低減させることができるが、水銀
を用いないので、ペニング効果を得ることができないか
らである。
【0014】これに対して、希ガスとしてアルゴンに加
えてネオンを封入すれば、ペニング効果を得ることがで
きるが、石英ガラスからなる気密容器の場合、ネオンが
透過しやすいので、長期間にわたって一定のペニング効
果を得ることができない。
【0015】本発明は、環境負荷の大きい水銀を本質的
に封入しないで、気密容器の白濁およびクラックの発生
を抑制するとともに、所望の電力を入力させて高い発光
効率得ることができるメタルハライド放電ランプおよび
これを用いた照明装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明のメタル
ハライド放電ランプは、成分元素に少なくともAlを含
む透光性の気密容器と;アルミニウムのハロゲン化物、
発光金属のハロゲン化物および希ガスを含む放電媒体
と;を具備し、本質的に水銀が封入されていないことを
特徴としている。
【0017】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0018】まず、気密容器について説明する。
【0019】本発明の気密容器は、上記したとおり成分
元素に少なくともAlを含む透光性のある材料たとえば
アルミナまたはYAGなどからなるが、それらをセラミ
ックスまたは単結晶の形で用いることができる。透光性
アルミナセラミックスおよびYAGセラミックスおよび
それらの単結晶は、ともに放射透過性が良好であるとと
もに、成形性も良好である。もちろん、耐火性について
も問題がない。石英ガラスの場合、950℃以下で使用
しなければならないが、セラミックスの場合は1100
℃まで使用できる。
【0020】なお、YAGとは、イットリウム−アルミ
ナ−ガーネット系の化合物のことで、化学記号は次のと
おりである。Al10624またはAl5312(焼成
温度で異なる。)また、必要に応じて、気密容器の内面
に耐ハロゲン性または耐金属性の透明性被膜を形成する
か、気密容器の内面を改質することが許容される。
【0021】さらに、気密容器は、ロングアーク形メタ
ルハライド放電ランプに用いられる細長い管状のもので
もよいし、ショートアーク形メタルハライド放電ランプ
に用いられる球状または楕円球状などで、その両端から
細長い管状の封着部が延在しているものであってもよ
い。
【0022】次に、放電媒体について説明する。
【0023】本発明における放電媒体は、前記したよう
に、アルミニウムのハロゲン化物、発光金属のハロゲン
化物および希ガスである。
【0024】アルミニウムのハロゲン化物を構成するハ
ロゲンとしては、よう素、臭素、塩素またはフッ素のい
ずれか一種または複数種を用いることができる。そし
て、アルミニウムのハロゲン化物は、その蒸気圧が高
く、しかも発光には殆ど寄与しない。
【0025】発光金属のハロゲン化物は、発光色、平均
演色評価数Raおよび発光効率などについて所望の発光
特性を備えた放射を得るため、さらには気密容器のサイ
ズおよび入力電力に応じて、既知の金属ハロゲン化物の
中から任意所望に選択することができる。たとえば、ナ
トリウムNa、リチウムLi、スカンジウムSc、およ
び希土類金属からなるグループの中から選択された一種
または複数種のハロゲン化物を用いることができる。こ
れらのハロゲン化物を構成するハロゲンとしては、アル
ミニウムのハロゲン化物と同様である。
【0026】希ガスとしては、アルゴン、キセノン、ネ
オンなどを用いることができる。
【0027】さらに、その他の構成について説明する。
【0028】電極について 本発明は、有電極および無電極のいずれの形式のメタル
ハライド放電ランプについても適用することができる。
【0029】無電極の場合は、気密容器の外側に誘導結
合コイルまたは静電結合電極が配設される。
【0030】有電極の場合は、気密容器の一般的には両
端の対向する位置に一対の電極が封装される。有電極に
おいては、交流および直流のいずれで点灯するように構
成してもよい。
【0031】したがって、一対の電極は、交流で作動す
る場合、同一構造とするが、直流で作動する場合、一般
に陽極は温度上昇が激しいから、陰極より放熱面積の大
きいものを用いる。
【0032】外囲器について 気密容器は、必要に応じてこれを外囲器に収納すること
ができる。外囲器内を排気して不活性ガスを適当な圧力
で封入することにより、外囲器内の導体が酸化するのを
防止できる。
【0033】また、外囲器内を真空にすることにより、
気密容器の表面の温度勾配を少なくすることができる。
これにより、気密容器をセラミックスによって形成して
いる場合にクラックが発生しにくくなる。
【0034】水銀について 本発明において、本質的に水銀が封入されていないと
は、気密容器の内容積1cc当たり0.3mg未満、好
ましくは0.2mg以下の水銀が存在していることを許
容するという意味する。
【0035】しかし、水銀を全く封入しないことは環境
上一層望ましいことである。
【0036】従来のように水銀蒸気によって放電ランプ
の電気特性を維持する場合には、気密容器の内容積1c
c当たり20mg以上封入していたことからすれば、本
発明は水銀量が実質的に少ないといえる。
【0037】最後に、作用について説明する。
【0038】以上の説明から明らかなように、本発明に
おいては、気密容器が成分元素に少なくともAlを含む
透光性の材料からなるから、アルミニウムのハロゲン化
物を封入しても、点灯中にアルミニウムのハロゲン化物
または解離したアルミニウムが気密容器のアルミニウム
以外の白濁を生じる他の金属成分と反応する確率が極め
て少ない。このことは、気密容器の白濁発生が少ないと
ともに、気密容器がアルミニウムのハロゲン化物または
解離したアルミニウムと反応しないか、反応したとして
も歪発生の原因となるような反応生成物ができないため
に、クラック発生が少ないという結果をもたらすものと
考えられる。その結果、本発明においては、寿命中の光
束維持率が良好になる。
【0039】また、本発明の気密容器は、石英ガラスか
らなる気密容器より高い耐火性を備えているため、気密
容器の動作温度を高く設定することがでる。このため、
アルミニウムの蒸気圧をさらに高くして、ランプ電圧を
所要の値まで高くするとともに、メタルハライド放電ラ
ンプの発光効率を高めることができる。
【0040】さらに、本発明においては、アルミニウム
のハロゲン化物が気密容器と反応しないことにより消費
されにくいから、アルミニウムのハロゲン化物の蒸気圧
が寿命中に変化しないので、寿命中のランプ電圧変化が
少なくなる。
【0041】そうして、本発明は一般照明用、液晶プロ
ジェクタなどのプロジェクション用、光ファイバー照明
用、自動車のヘッドライト用など各種照明用途に幅広く
適応するものである。
【0042】請求項2の発明のメタルハライド放電ラン
プは、請求項1記載のメタルハライド放電ランプにおい
て、アルミニウムのハロゲン化物は、よう化アルミニウ
ムおよび臭化アルミニウムの少なくとも一種であること
を特徴としている。
【0043】よう素および臭素は、ハロゲンの中では比
較的反応性が穏やかであるために、気密容器がハロゲン
によって攻撃されにくい。
【0044】本発明においては、よう化アルミニウムお
よび臭化アルミニウムのいずれかを単独で封入するか、
または要すれば両方を所望の割合で封入することができ
る。
【0045】請求項3の発明のメタルハライド放電ラン
プは、請求項1または2記載のメタルハライド放電ラン
プにおいて、気密容器に封装された電極を具備している
ことを特徴としている。
【0046】本発明は、有電極のメタルハライド放電ラ
ンプを規定している。
【0047】請求項4の発明のメタルハライド放電ラン
プは、請求項3記載のメタルハライド放電ランプにおい
て、気密容器は、YAGからなり;電極は、Y23をド
ープしたタングステンを主成分としている;ことを特徴
としている。
【0048】タングステンにY23をドープしてなる電
極を用いると、純タングステンより電子放射能が高いの
で、メタルハライド放電ランプの始動電圧を低下させる
ことができる。
【0049】また、ドープ材のY23は、YAGと成分
元素が同じなので、気密容器と反応しないか、反応した
としても極めて少ない。
【0050】したがって、ドープ材のY23が気密容器
の白濁、クラックの原因とはならない。
【0051】請求項5の発明のメタルハライド放電ラン
プは、請求項3記載のメタルハライド放電ランプにおい
て、気密容器は、透光性アルミナからなり;電極は、ア
ルミナを主成分とするエミッタが含浸されている;こと
を特徴としている。
【0052】アルミナを主成分とするエミッタを電極に
含浸すると、始動電圧を低下させることができる。
【0053】しかし、気密容器が石英ガラスからなる場
合には、電極にアルミナを主成分とするエミッタを含浸
すると、点灯中にエミッタが飛散して気密容器と激しく
反応して白濁が発生するため、このエミッタを用いるこ
とができない。
【0054】これに対して、本発明においては、気密容
器が透光性アルミナからなるので、アルミナ同志では反
応しないため、エミッタによる始動電圧低下の恩恵に浴
することができる。
【0055】請求項6の発明のメタルハライド放電ラン
プは、請求項1ないし5のいずれか一記載のメタルハラ
イド放電ランプにおいて、希ガスは、ヘリウムおよびネ
オンを含んでいることを特徴としている。
【0056】既述のように、ネオンは石英ガラスに対す
る透過性が良好なので、石英ガラスからなる気密容器を
備えたメタルハライド放電ランプにおいては、ネオンを
希ガスとして使用することができない。
【0057】これに対して、本発明においては、気密容
器が透光性アルミナまたはYAGからなり、これらの物
質はネオンの透過性がすこぶる低いので、ヘリウムとと
もにネオンを封入することにより、ペニング効果による
始動電圧を低下させることができる。
【0058】請求項7の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に支持された請求項1ないし6のい
ずれか一記載のメタルハライド放電ランプと;を具備し
ていることを特徴としている。
【0059】本発明は、請求項1ないし6のメタルハラ
イド放電ランプを何らかの照明の目的のために使用する
装置の全てに適応するものである。
【0060】したがって、本発明は、屋外および屋内に
おける一般照明用の照明装置および反射鏡およびまたは
レンズなどの光学系と組み合わせて用いる照明装置たと
えば液晶プロジェクタ、オーバヘッドプロジェクタ、自
動車用ヘッドライト、光ファイバー照明装置などに好適
である。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0062】図1は、本発明のメタルハライド放電ラン
プの第1の実施形態を示す正面図である。
【0063】図において、1は気密容器、2は電極、3
は給電導体、4はフリットガラスである。
【0064】気密容器1は、透光性アルミナセラミック
スからなり、放電空間部1aおよびキャピラリー部1
b、1bを備えている。
【0065】放電空間部1aは、ほぼ球状をなしてい
る。
【0066】キャピラリー部1bは、細長い円筒状をな
し、放電空間部1aの両端に対向して放電空間部と一体
に成形されている。
【0067】気密容器1は、放電空間部1aの最大径部
の外径が6mm、肉厚は約1mm、キャピラリー部一b
の外径が2.5mmである。
【0068】電極2は、タングステン棒からなり、キャ
ピラリー部1b内に挿入されていて、その先端が放電空
間部1a内に突出している。そして、電極間距離は3m
mである。
【0069】給電導体3は、ニオブからなり、電極2の
基端に溶接され、一部がキャピラリー部1bから外部に
突出している。
【0070】フリットガラス4は、キャピラリー部1b
と給電導体3との間を気密に封着しているもので、アル
ミニウム−シリコン−酸素系で、ジスプロシウムを添加
してなる高融点タイプであるとともに、比較的発光金属
のイオン化物に対する耐食性が良好である。
【0071】放電媒体は、アルミニウムのハロゲン化物
としてよう化アルミニウムを8mg、発光金属のハロゲ
ン化物としてよう化ナトリウムNaIを1mg、よう化
タリウムTlIを0.8mg、希ガスとしてアルゴンお
よびキセノンを数百torr〜数気圧封入している。
【0072】本実施形態の特性を従来例のそれと比較し
て以下説明する。
【0073】測定は、本実施形態および従来例をそれぞ
れ10本用いて行った。
【0074】従来例は、気密容器が石英ガラスからなる
以外は本実施形態と同一の仕様である。
【0075】図2は、図1に示す本発明のメタルハライ
ド放電ランプの第1の実施形態の発光効率を従来例と比
較して示すグラフである。
【0076】図において、横軸は本発明および従来例の
区別を、縦軸は発光効率(lm/W)を、それぞれ示
す。
【0077】図は、測定の結果を発光効率の上限および
下限の幅で示している。
【0078】従来例は、発光効率が42.2〜48m.
5lm/Wの間に分布した。
【0079】これに対して、本実施形態は、53.4〜
62.7lm/Wの間に分布し、明らかに発光効率が優
れていた。
【0080】本実施形態においては、気密容器が透光性
アルミナセラミックスからなるので、耐火性が石英ガラ
スより優れているので、動作温度を高くでき、しかも白
濁を生じないためである。
【0081】図3は、図1に示す本発明のメタルハライ
ド放電ランプの第1の実施形態の光束維持率を従来例と
比較して示すグラフである。
【0082】図において、横軸は点灯時間(h)を、縦
軸は光束維持率(%)を、それぞれ示す。
【0083】曲線Aは本実施形態を、曲線Bは従来例
を、それぞれ示す。
【0084】曲線Bに示す従来例は、点灯時間の経過と
ともに光束維持率が低下し、5000時間で60%にな
った。
【0085】これに対して、曲線Aに示す本実施形態
は、すこぶる光束維持率が良好で、点灯5000時間で
も90%であった。
【0086】また、図中、×印は点灯中の気密容器が破
裂などのために不点になったことを示し、従来例では4
灯がクラック発生により不点になった。
【0087】これに対して、本実施形態においては不点
になったのは皆無であった。
【0088】図4は、図1に示す本発明のメタルハライ
ド放電ランプの第1の実施形態のランプ電圧の変化を従
来例と比較して示すグラフである。
【0089】図において、横軸は点灯時間(h)を、縦
軸は相対ランプ電圧変化(%)を、それぞれ示す。
【0090】曲線Cは本実施形態を、曲線Dは従来例
を、それぞれ示す。
【0091】曲線Dに示す従来例は、点灯5000時間
で点灯初期の56%までランプ電圧が変化した。これは
よう化アルミニウムが石英ガラスと反応して消費された
ためであると考えられる。
【0092】これに対して、曲線Cに示す本実施形態
は、点灯1000時間以降点灯初期の90%を維持し
た。すなわち、これはよう化アルミニウムの消費が殆ど
ないことによると考えられる。
【0093】図5は、本発明のメタルハライド放電ラン
プの第2の実施形態を示す正面図である。
【0094】本実施形態は、2重管構造にしてスポット
ライトなどの照明装置用に構成した点で第1の実施形態
と異なる。
【0095】すなわち、5はガラス外管、6は口金、7
はビードマウントである。
【0096】ガラス外管5は、石英ガラスからなり、基
端にピンチシール部5aが、また先端に排気チップ部5
bが、それぞれ形成されている。そして、ガラス外管5
の内部は排気チップ部5bから排気されて、真空になっ
ている。
【0097】口金6は、E11形口金で、ガラス外管5
の基端のピンチシール部5aを口金セメントにより固着
している。
【0098】ビードマウント7は、ビードガラス7a、
導体7b、7c、発光管7d、支持ワイヤ7e、導入金
属箔7f、7fおよび図示しない外部導体からなる。
【0099】ビードガラス7aは、導体7b、7cを電
気的に絶縁しながら一体に支持している。
【0100】導体7bの先端は発光管7dの口金6側の
給電導体3に接続し、導体7cの先端は排気チップ部5
b側の給電導体3に接続している。
【0101】発光管7dは、図1に示す本発明の第1の
実施形態のメタルハライド放電ランプである。
【0102】支持ワイヤ7eは、導体7cを給電導体3
の部分からさらに図において上方へ一体に延長したもの
で、基端が排気チップ部5b側の給電導体3に接続し、
先端は排気チップ部5b内に埋設されている。
【0103】導入金属箔7fは、モリブデンからなり、
ガラス外管5のピンチシール部5a内に気密に埋設され
るとともに、導体7b、7cの基端がその一端に、また
外部導体の先端がその他端に接続している。
【0104】したがって、発光管7dは、ビードマウン
ト7の支持ワイヤ7eと導体7b、7cの基端側との間
で、ガラスビード7aの援助のもとにガラス外管5内に
おいて所定の位置に吊持されている。
【0105】そうして、ガラス外管5内が真空であるた
めに、発光管7dは、点灯中の温度勾配が比較的緩やか
になるという特徴がある。発光管7dの気密容器1がセ
ラミックスからなる場合においては、気密容器の温度差
が所定値を超えると、クラックが発生しやすいが、ガラ
ス外管5内を真空にすることにより、クラックが発生し
にくくなるので、好都合である。
【0106】図6は、本発明のメタルハライド放電ラン
プの第3の実施形態を示す正面図である。
【0107】本実施形態は、2重管構造にして自動車の
ヘッドライト用に構成した点で第1の実施形態と異な
る。
【0108】すなわち、8はガラス外管、9は発光管、
10は内部導入線、11は封着金属箔、12は外部導入
線、13は口金、14は絶縁チューブである。
【0109】ガラス外管8は、両端にピンチシール部8
a、8aを備えた両端封止形で、内部は真空になってい
る。
【0110】発光管9は、図1に示すメタルハライド放
電ランプと同一構造である。
【0111】内部導入線10は、その一端が発光管9の
両端の給電導体3に接続し、他端が封着金属箔11に接
続している。
【0112】封着金属箔11は、ガラス外管8のピンチ
シール部8a内に気密に埋設されている。
【0113】外部導入線12は、一端が封着金属箔11
に接続し、中間がガラス外管8と平行に延在して、他端
が口金13に接続している。
【0114】絶縁チューブ14は、外部導入線12のガ
ラス外管8と平行な部分に装着されている。
【0115】図7は、本発明のメタルハライド放電ラン
プの第4の実施形態を示す正面図である。
【0116】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0117】本実施形態は、ロングアーク形のメタルハ
ライド放電ランプである点で第1の実施形態と異なる。
【0118】なお、電極2とキャピラリー部1bとの間
にセラミックスからなる中間筒体1cを配設して、キャ
ピラリー部1bと中間筒体1cとの間に第1のキャピラ
リーを形成するとともに、中間筒体1cと電極2との間
に第2のキャピラリーを形成している。
【0119】図8は、本発明のメタルハライド放電ラン
プの第4の実施形態を示す正面図である。
【0120】本実施形態は、2重管構造にして一般照明
用として構成した点で第2の実施形態と異なる。
【0121】すなわち、15はガラス外管、16は口
金、17はフレアマウントである。
【0122】ガラス外管15は、硬質ガラスからなる。
【0123】口金16は、E26形口金である。
【0124】フレアマウント17は、フレアステム17
a、支持枠17bおよび発光管17cからなる。
【0125】フレアステム17aは、そのフレアの部分
でガラス外管15の開口端に封着している。
【0126】支持枠17bは、フレアステム17aに支
持されている。
【0127】発光管17cは、図7に示す本発明のメタ
ルハライド放電ランプの第4の実施形態と同一構造であ
る。
【0128】そうして、本実施形態は投光器、街路灯な
ど用の比較的定格消費電力の大きなメタルハライド放電
ランプに適している。
【0129】図9は、本発明の照明装置の第1の実施形
態であるスポットライトを示す断面図である。
【0130】図において、18はスポットライト本体、
19はソケット、20は反射体、21はメタルハライド
放電ランプ、22は遮光筒である。
【0131】スポットライト本体18は、アルミニウム
ダイキャスト製で、支柱18aおよび灯体18bからな
る。
【0132】ソケット19は、灯体18aに固定されて
いる。
【0133】反射体20は、灯体18aに固定されてい
る。
【0134】メタルハライド放電ランプ21は、図5に
示す本発明のメタルハライド放電ランプの第2の実施形
態と同一構造である。
【0135】遮光筒22は、反射体20に対向して灯体
18aに固定され、メタルハライド放電ランプ21の頭
部を覆う遮光キャップ22aを備えている。
【0136】図10は、本発明の照明装置の第2の実施
形態である自動車用のヘッドライトを示す斜視図であ
る。
【0137】図中、23はヘッドライト本体、24は前
面カバーである。
【0138】ヘッドライト本体23は、合成樹脂を成形
して形成したもので、内面にアルミニウム蒸着によって
反射面が形成されている。
【0139】前面カバー24は、透明合成樹脂を成形し
て形成されてヘッドライト本体23の前面に装着され、
必要に応じて、内面にレンズ、プリズムなどの制光手段
が形成されている。
【0140】図6に示す本発明のメタルハライド放電ラ
ンプの第3の実施形態と同一構造のメタルハライド放電
ランプが、ヘッドライト本体23の背面から着脱可能に
装着される。
【0141】図11は、本発明の照明装置の第3の実施
形態であるダウンライトの断面図である。
【0142】図において、25はダウンライト本体、2
6はソケット、27はメタルハライド放電ランプであ
る。
【0143】メタルハライド放電ランプ27は、図8に
示す本発明のメタルハライド放電ランプの第4の実施形
態と同一構造である。
【0144】図12は、本発明の照明装置の第4の実施
形態である液晶プロジェクタを示す概念図である。
【0145】図において、28は本発明のメタルハライ
ド放電ランプ、29は反射鏡、30は液晶表示手段、3
1は画像制御手段、32は光学系、33は点灯装置、3
4は本体ケース、35はスクリーンである。
【0146】メタルハライド放電ランプ28は、図1に
示す本発明のメタルハライド放電ランプの第1の実施形
態と同一構造であるが、サイズおよび定格消費電力は異
なる。
【0147】反射鏡29は、予めメタルハライド放電ラ
ンプ28と一体になっている。
【0148】液晶表示手段30は、投射すべき画像を液
晶によって表示するもので、その背面からメタルハライ
ド放電ランプ28から放射され、反射鏡29で集光され
た照明光を照射される。
【0149】画像制御手段31は、液晶表示手段30を
駆動および制御するもので、要すればテレビジョン受信
機能をも備えることができる。
【0150】点灯装置33は、メタルハライド放電ラン
プ28を点灯する。
【0151】光学系32は、液晶表示手段30を通過し
た光をスクリーン35に投射する。
【0152】本体ケース34は、以上の各要素を収納す
る。
【0153】
【発明の効果】請求項1ないし6の各発明によれば、成
分元素に少なくともAlを含む透光性の気密容器内にア
ルミニウムのハロゲン化物、発光金属のハロゲン化物お
よび希ガスを封入したことにより、環境負荷の大きい水
銀を本質的に用いないで、気密容器の白濁およびクラッ
クの発生を抑制するとともに、所望の電力を入力させて
高い発光効率を得るメタルハライド放電ランプを提供す
ることができる。
【0154】請求項2の発明によれば、加えてアルミニ
ウムのハロゲン化物としてよう化アルミニウムおよびま
たは臭化アルミニウムを用いたことにより、比較的反応
性が穏やかで気密容器がハロゲンによって攻撃されにく
いメタルハライド放電ランプを提供することができる。
【0155】請求項3の発明によれば、加えて有電極の
メタルハライド放電ランプを提供することができる。
【0156】請求項4の発明によれば、加えてYAGか
らなる気密容器を用いるとともに、Y23をドープした
電極を用いたことにより、始動電圧が低いとともに気密
容器がY23が気密容器の白濁およびクラックの原因に
ならないメタルハライド放電ランプを提供することがで
きる。
【0157】請求項5の発明によれば、加えて透光性ア
ルミナからなる気密容器を用いるとともに、アルミナを
主成分とするエミッタを含浸した電極を用いたことによ
り、始動電圧が低いとともにエミッタが気密容器の白濁
およびクラックの原因にならないメタルハライド放電ラ
ンプを提供することができる。
【0158】請求項6の発明によれば、加えて希ガスと
してヘリウムおよびネオンを封入したことにより、水銀
を封入しなくても始動電圧が低いメタルハライド放電ラ
ンプを提供することができる。
【0159】請求項7の発明によれば、請求項1ないし
6の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタルハライド放電ランプの第1の実
施形態を示す断面図
【図2】図1に示す本発明のメタルハライド放電ランプ
の第1の実施形態の発光効率を従来例と比較して示すグ
ラフ
【図3】図1に示す本発明のメタルハライド放電ランプ
の第1の実施形態の光束維持率を従来例と比較して示す
グラフ
【図4】図1に示す本発明のメタルハライド放電ランプ
の第1の実施形態のランプ電圧の変化を従来例と比較し
て示すグラフ
【図5】本発明のメタルハライド放電ランプの第2の実
施形態を示す正面図
【図6】本発明のメタルハライド放電ランプの第3の実
施形態を示す正面図
【図7】本発明のメタルハライド放電ランプの第4の実
施形態を示す正面図
【図8】本発明のメタルハライド放電ランプの第5の実
施形態を示す正面図
【図9】本発明の照明装置の第1の実施形態であるスポ
ットライトを示す断面図
【図10】本発明の照明装置の第2の実施形態である自
動車用ヘッドライトを示す斜視図
【図11】本発明の照明装置の第3の実施形態であるダ
ウンライトを示す断面図
【図12】本発明の照明装置の第4の実施形態である液
晶プロジェクタを示す概念図
【符号の説明】
1…気密容器 1a…放電空間部 1b…キャピラリー部 2…電極 3…電流供給導体 4…フリットガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦田 誠司 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 小田部 辰男 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分元素に少なくともAlを含む透光性の
    気密容器と;アルミニウムのハロゲン化物、発光金属の
    ハロゲン化物および希ガスを含む放電媒体と;を具備
    し、本質的に水銀が封入されていないことを特徴とする
    メタルハライド放電ランプ。
  2. 【請求項2】アルミニウムのハロゲン化物は、よう化ア
    ルミニウムおよび臭化アルミニウムの少なくとも一種で
    あることを特徴とする請求項1記載のメタルハライド放
    電ランプ。
  3. 【請求項3】気密容器に封装された電極を具備している
    ことを特徴とする請求項1または2記載のメタルハライ
    ド放電ランプ。
  4. 【請求項4】気密容器は、YAGからなり;電極は、Y
    23をドープしたタングステンを主成分としている;こ
    とを特徴とする請求項3記載のメタルハライド放電ラン
    プ。
  5. 【請求項5】気密容器は、透光性アルミナからなり;電
    極は、アルミナを主成分とするエミッタが含浸されてい
    る;ことを特徴とする請求項3記載のメタルハライド放
    電ランプ。
  6. 【請求項6】希ガスは、ヘリウムおよびネオンを含んで
    いることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記
    載のメタルハライド放電ランプ。
  7. 【請求項7】照明装置本体と;照明装置本体に支持され
    た請求項1ないし6のいずれか一記載のメタルハライド
    放電ランプと;を具備していることを特徴とする照明装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6724145B1 (en) 1999-06-25 2004-04-20 Stanley Electric Co., Ltd. Discharge lamp

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US6724145B1 (en) 1999-06-25 2004-04-20 Stanley Electric Co., Ltd. Discharge lamp

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