JPH1139590A - 信号機制御装置 - Google Patents

信号機制御装置

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JPH1139590A
JPH1139590A JP9195397A JP19539797A JPH1139590A JP H1139590 A JPH1139590 A JP H1139590A JP 9195397 A JP9195397 A JP 9195397A JP 19539797 A JP19539797 A JP 19539797A JP H1139590 A JPH1139590 A JP H1139590A
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JP
Japan
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offset
road
inversion
cycle
change
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JP9195397A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inoue
健士 井上
Takayoshi Yokota
孝義 横田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オフセット追従を行う際のオフセット反転が起
こることを防止する。 【解決手段】道路ネットワークを表示し、道路にオフセ
ット反転禁止フラグをマウスでユーザが指定するかまた
は、交差点間の距離に応じて自動的にオフセット反転禁
止フラグを設定し、そのオフセット反転禁止フラグを元
に、信号機の位相であるオフセットの値を変更する際に
オフセット反転禁止フラグの道路でのオフセットの変更
動作時に位相を180°以上反転するオフセット反転を
極力行わないように、追従判定関数を計算しその値を元
に反転道路の候補を決め、その組み合わせの追従量を計
算し最も追従量が小さくなるようなオフセット追従方向
を見つけてオフセット移行動作を行う

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路及び道路網に
おける自動車交通流の監視,管制に利用する信号機のパ
ラメータを設定することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】信号機制御装置は、信号機の位相である
オフセットの値を変更する過程であるオフセット追従を
行う際には、オフセットの変更動作時に位相を180°
以上反転するオフセット反転を行わないようにオフセッ
ト追従方向を決め、オフセットの移行を行う。しかし従
来このオフセット反転が起こるかどうか不明であった。
またオフセット反転を考慮したオフセット追従方向を決
める方法は不明であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オフセットを変更する
際に、オフセット反転が起こると渋滞が起こる可能性が
あった。特に、距離の短い道路においては注意を要し
た。このため、オフセット追従を行う場合にはオフセッ
ト反転を行わないようにしなければならなかった。従来
は、以下の課題があった。まず与えられたオフセットの
前の値と変更後の値に対し、オフセット反転が起こるか
どうかが全く不明であり、またオフセット反転を考慮し
たオフセット追従方向を決める方法も不明であった。
【0004】本発明の課題は、オフセット反転が起こる
条件を考慮したオフセット追従方向を決定することであ
る。
【0005】他の本発明の課題は、予めユーザが道路の
距離等を見てオフセット反転を行わない道路を指定し、
その条件を考慮してオフセット追従方向を決定できるよ
うにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】オフセット反転を行わな
いようにするためには、まずオフセット反転が起こる条
件を判定すれば良い。この条件は、道路を挟む位置にあ
る交差点間での相対オフセットの変更前と変更後の変化
量を元に、この値が信号機の周期であるサイクルの1/
2以上であるなら1、サイクルの−1/2以下なら−
1、この値の絶対値がサイクルの1/2未満ならば0と
なるオフセット判定関数を作る。次に、上りの道路から
順にこのオフセット判定関数の値を並べたとき、10…
01または−10…0−1となる部分があるならば、そ
の部分のどれか1箇所の道路にオフセット反転が起こ
る。また、上りの道路から順に道路を挟む交差点のオフ
セット追従方向の符号の差を計算すると、オフセット判
定関数の値の2倍となるとその道路ではオフセット反転
が起こらない。さらに逆も成立する。この条件を元にオ
フセット追従方向を定めればよい。
【0007】また、予めユーザがオフセット反転を行わ
ない道路を予め指定し、その条件を考慮してオフセット
追従方向を決定できるようにするためには、画面に道路
ネットワークを表示し、ユーザがマウス等のポインティ
ングデバイスで道路を選択し、反転禁止の状況を設定で
きる表示をするように行うことにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施例を図
面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の1実施例に係る信号機制御
装置の構成図である。まず信号機制御装置の構成とおお
まかな処理の流れを説明する。
【0010】信号機制御装置は、キーボード,ディスプ
レイ、及びマウス等のポインティングデバイスを持つパ
ソコン,ワークステーション,大型計算機等で実行され
るプログラムで、表示部11,オフセット記憶部12,
判定関数計算部13,最適化部14,道路ネットワーク
記憶部15,通信部16から構成される。この各部はプ
ログラムとして計算機のメモリ上で動く。また表示部1
1は計算機のディスプレイに表示される。また以下に述
べるユーザの選択とは、装置に付属のマウス,ライトペ
ン,トラックボール,ペン,タッチパネル等のポインテ
ィングデバイスを用いて画面上の特定の領域にそのデバ
イスの先端(先端部分の位置を示す矢印はディスプレイ
に表示されている)を移動し、そのポインティングデバ
イスのボタンを押すことである。
【0011】ここで信号機制御装置は、通信部16によ
り他の計算機で決定されたオフセットの変更前と変更予
定後のオフセットの値を読み取りオフセット記憶部12
に記憶させる。そして、その値を元に、判定関数計算部
13で追従判定関数を計算する。次に道路ネットワーク
記憶部15に記憶されている道路と道路のオフセット反
転フラグを元に、最適化部14でオフセット追従方向を
決め通信部16を介して各々の交差点の信号機にオフセ
ット追従方向を送る。また道路ネットワーク記憶部15
に記憶されている道路と反転禁止フラグは表示部11に
よりユーザが定義を行う。
【0012】次に各部、装置の詳細な構成,処理及び機
能について説明する。
【0013】表示部11は、道路ネットワーク記憶部1
5に記憶されている道路と反転フラグの表示及び変更を
行う。この画面例を図2で説明する。図2は道路ネット
ワークであり、それぞれの交差点の名称21,22,2
3と、交差点間の道路の距離24,25が表示されてい
る。また交差点間の道路には、反転フラグの状態26,
27が表示される。ここで、ユーザが反転フラグのボッ
クス26,27を選択すると、図2(b)のように反転
フラグのボックスから、変更する反転フラグの一覧が表
示される。ここで、ユーザがその反転フラグの種類20
1を選択すると、当該道路の反転フラグが設定される。
この反転フラグは例として、反転を絶対に行わない“反
転禁止”と、反転禁止が連続で3つ以上設定できないた
め反転禁止の代用として用意する“準反転禁止”、反転
をなるべく行わないようにする“反転可”、及び反転し
てもかまわない“自由”がある。この反転禁止フラグ
は、予め道路の長さに応じて、設定されているものとす
る。ここで予め計算機内部で、道路長が150m以内な
らば反転禁止を、反転禁止が3つ以上できそうならば、
代用として準反転禁止を設定し、道路長が400m以内
ならば反転可を、道路長が1km以上ならば自由を設定
しておく。また、道路に新たに信号交差点が追加された
場合には、図2のメニュー29からユーザが道路の変更
を選択し、地図変更を行う。このとき図2(c)で道路
変更202を選ぶと画面が図3に変わる。ここで、新た
に交差点が新設された場合には、図3メニューの交差点
挿入31をユーザが選択し、その直後新設したい位置の
交差点部分をユーザが選択すると、新たに交差点が新設
される。また新設交差点を間違えた場合、メニューの交
差点削除32をユーザが選択し、その直後削除したい交
差点を選ぶと、その交差点が削除される。また交差点間
の距離は、自動的にその交差点の前後の道路の長さの和
となる。また道路の長さを変えたい場合には、道路長の
部分33,34をユーザが選択すると、道路長の変更が
できるようになりキーボードから数値を入力し、交差点
間の距離を設定する。さらに交差点の名称を変更したい
場合には、交差点名称35,36の部分をユーザが選択
すると、交差点の名称が変更できるようになり、キーボ
ードから文字を入力し名称の変更を行う。元の反転設定
の画面に戻るには、メニューの道路の変更38をユーザ
が選択することにより、図2(c)のメニューが表示さ
れるので、ここで反転フラグ設定をユーザが選択すれば
図2(a)の画面に戻る。
【0014】次にオフセット記憶部12について説明す
る。オフセット記憶部12は、サイクルが共通の交差点
群を1つのサブエリアとしてまとめ、そのサブエリアの
サイクル、それぞれの交差点の変更前のオフセットと、
変更後のオフセットを記憶する。記憶例を図4のテーブ
ルに示す。ここで、サブエリア毎にそのサブエリア内の
交差点名を41のように記憶する。また42にそのサブ
エリアのサイクルを記憶する。また交差点41の変更前
のオフセットを43に、変更後のオフセットを44に記
憶する。
【0015】ここで、オフセットは絶対オフセットを
(単位は秒)を使用する。この絶対オフセットは基準時
刻からみた青を開始の時間差をサイクルで割ったものか
または、基準となる交差点の青の開始からの時刻差をサ
イクルで割ったものである。
【0016】次に判定関数計算部13について説明す
る。判定関数計算部は、サブエリアのサイクルと、オフ
セットの変更前,変更後の値に従い、各交差点間の道路
の追従方向を決める指標であるオフセット追従判定関数
を計算する。この計算方法としては、数1に示す式を用
いる。
【0017】
【数1】
【0018】C:サイクル δj:上り側の交差点の絶対オフセットの変更量 δj+1:下り側の交差点の絶対オフセットの変更量 (絶対オフセットの変更量は負の値の場合にはCを加
え、C以上のときはCを減ずる) 0≦絶対オフセットの変更量<C この値を各道路に与える。以下、道路の追従判定関数を
道路の上流から順に並べたものを判定関数群と呼ぶ。
【0019】次に最適化部14について説明する。この
最適化部は、判定関数計算部13で計算された道路の追
従判定関数を元に、反転箇所を最小にする制約の元で追
従量を小さくするように反転方向を決める。具体的には
次のようにする。
【0020】まず連続して、道路の反転フラグが自由で
ない部分を取り出し、その部分のリンクを含む交差点群
を1つのグループとして、それぞれのグループでの最適
化を行う。自由の部分では反転を考慮しないので、グル
ープの最適化を行った後、残りの分を追従量が小さくな
る方向に追従方向を決める。例として、交差点の反転フ
ラグを上流から順に並べたものが(自由,反転可,反転
可,準反転禁止,反転可,自由,反転可,自由)の場
合、交差点集合を交差点2,3,4,5と交差点7の2
つのグループに分ける。
【0021】次に、判定関数群で10…01(または−
10…0−1)となる部分の道路を選ぶ。その道路を更
に小さな集合とし、順番にS1,…,Smとする。このS
を以下サブグループと呼ぶことにする。このサブグルー
プ内の道路のどれか1つに反転が起こる。例えば判定関
数群が10101の場合では、S1 ={1,2,3},
2 ={3,4,5}となる。また10010−10−
1の場合には、S1 ={1,2,3,4},S2
{6,7,8}となる。
【0022】次にサブグループを連結させる。ここで、
連結させるためには各サブグループの共通部分の道路の
反転禁止フラグが全て反転かまたは、各サブグループの
共通部分の道路の反転禁止フラグが準反転禁止であって
も、両サブグループのどちらかがリンクの禁止フラグ反
転可が無いこととする。この連結されたサブグループの
集合を連結グループと呼び、順番にG1,…,Gmとす
る。例えば判定関数群が10101の場合ではG1
{S1,S2}となる。
【0023】次に、反転箇所を定める。反転とは、次の
数2を満たさない場合に起こる。また数2を満たす場合
には、反転が起きない。
【0024】
【数2】ψk−ψk+1=2ηk ψk:交差点kの追従方向(=±1) k=1,…,交差点数−1 ここで、連結グループG内での反転箇所の候補の組み合
わせについて述べる。まず、Gの要素数が偶数の場合を
説明する。この場合には反転箇所が1通りに決まる。即
ちS1∩S2,S3∩S4,…に反転箇所を決める。例
として道路の判定関数群が10101の場合には道路3
に反転箇所を定めれば良い。
【0025】次にGの要素数が奇数の場合を説明する。
この場合には、偶数のペアをどのように選ぶかの組み合
わせになる。例としてG={S1,S2,S3}の場合
について述べる。この場合S1とS2またはS2とS3
の2通りとなる。このため、S1∩S2とS3中のどれ
かの道路、またはS2∩S3とS1中のどれかの道路に
反転を定めれば良い。次に、それぞれの組み合わせの反
転箇所に対し追従方向を数2で決め、それぞれの追従方
向に対し次の数3で定義する評価関数を計算し、最も値
の小さな追従方向およびそれに対する反転箇所を選ぶ。
【0026】
【数3】
【0027】次に交差点の切り出しを行う。ここで、判
定関数群で0が続く交差点に含まれる交差点か、または
連結グループに挟まれかつ空集合となる交差点をZと書
く。また、T(G)を連結グループGの道路に含まれる
交差点のうち、端の交差点を取り除いた交差点集合とす
る。ここで、ZT(G)Z…ZT(G)Z,ZT(G)Z
…ZT(G),T(G)Z…ZT(G)Zまたは、T
(G)Z…ZT(G)となる部分を一まとめにする。こ
の部分で、Gに左から順番に1,2,…,mの番号を付
ける。ただし、Gの両端の道路の反転禁止フラグは反転
禁止でない(G1の左端と、Gmの右端は反転禁止であっ
ても構わないが、その場合G1 の右とGmの左のZは存
在しない)。また上記のGのサブグループの構成数は奇
数である。ここで、各々のG内で最適となる反転箇所
と、Zを挟む位置に反転箇所を定める場合と2通りあ
る。この組み合わせは上記のパターンでZの数が増える
と膨大な数となる。このため以下のようにし線形計画法
を用いて最適化を行い、組み合わせの数を低減する。
【0028】まずGjの右端とGj+1の左端に反転フラグ
を定め、T(Gj)ZT(Gj+1)の交差点集合での数3
の評価関数から、Gj 単独での最適な評価関数となる反
転箇所と追従方向とGj+1 単独での最適な評価関数とな
る反転箇所と追従方向に対しての数3の評価関数の差Δ
j を計算する(j=0,…,m,j=1,…,m,j
=0,…,m−1,またはj=1,…,m−1)。
【0029】次に数4の線形計画法を解く。
【0030】
【数4】
【0031】ここで、xの値が不定の場合にはその要素
が01のどちらでも良い。xj =1となる部分には、G
j の右端とGj+1 の左端に反転箇所を定め、xj =0と
なる部分にはGj 単独での最適な評価関数となる反転箇
所と追従方向とGj+1 単独での最適な評価関数となる反
転箇所と追従方向反転箇所を定める。
【0032】ここで、線形計画は、彌永昌吉,布川正
巳:“代数学”,岩波書店1987年4月13日 第1
3版発行に見られる方法で、制約条件を満たす超平面で
区切られた凸多面体の頂点の座標を求め、その座標での
線形評価関数が最小となるような頂点座標を選ぶ方法で
ある。
【0033】以上の例を図5で説明する。
【0034】この場合のオフセットに対する道路の追従
判定関数は、道路1より順に1010となる。このため、道
路1,2または3のどれかに反転リンクができる。ここ
で、反転リンクの組み合わせは3通りであるので、この
どれかのリンクに反転が起きたときの組み合わせについ
て総追従量をそれぞれ計算し、最も総追従量が小さくな
るものを選ぶ。ここで、各道路の反転が起きないような
条件は次の数2で現される。
【0035】この図5の場合の組み合わせを列挙すると
以下のようになる。ここで、ψj とは交差点jのオフセ
ット追従方向のことである(j=1,…,交差点数)。
【0036】反転道路が1の場合、残りの道路に反転が
無いので、数2より、ψ1−ψ2≠2,ψ2−ψ3=0,ψ
3−ψ4=2,ψ4−ψ5=0となる。このため、ψ1 =±
1,ψ2=ψ3=1,ψ4=ψ5=−1となる。
【0037】反転道路が2の場合、残りの道路に反転が
無いので、数2より、ψ1−ψ2=0,ψ2−ψ3≠0,ψ
3−ψ4=2,ψ4−ψ5=0となる。このため、ψ1=ψ2
=−1,ψ3=1,ψ4=ψ5=−1 となる。
【0038】反転道路が3の場合、残りの道路に反転が
無いので、数2より、ψ1−ψ2=0、ψ2−ψ3=2,ψ
3−ψ4≠2,ψ4−ψ5=0となる。このため、ψ1=ψ2
=1,ψ3=−1,ψ4=ψ5=−1or1となる。
【0039】この5通りについてそれぞれ、総追従量を
計算すると、ψ1=ψ2=−1,ψ3=1,ψ4=ψ5=−
1の場合がもっとも総追従量が少なく値が90であっ
た。
【0040】しかし、この場合道路2は準反転禁止であ
るので道路1か道路3の反転可の道路に反転を定めない
といけない。ここで、道路1に反転を定めた場合の総追
従量は110,道路3に反転を定めた場合にはψ4=ψ5
=−1時に170,ψ4=ψ5=1時に310となる。こ
のため、この図5の場合の最適な追従方向は、反転を道
路1に定めた場合で、交差点1から順に、±1,1,
1,−1,−1となる。次に別の例を説明する。ここで
交差点数が20でサイクルは100秒とする。また全て
の道路の反転禁止フラグは反転可とする。
【0041】このときの、絶対オフセットの変更量は、
順番に(0,51,41,92,97,46,66,6
3,10,9,61,41,21,73,83,93,
33,43,77,7)とする。
【0042】このときの判定関数群は数1より(1,
0,1,0,−1,0,0,−1,0,1,0,0,
1,0,0,−1,0,0,−1)となる。
【0043】サブグループは、 S1 ={道路1,道路2,道路3} S2 ={道路5,道路6,道路7,道路8} S3 ={道路10,道路11,道路12,道路13} S4 ={道路16,道路17,道路18,道路19} となる。
【0044】このため、交差点2,3の総追従量を最小
とする反転位置は道路2,交差点6,7,8の総追従量
を最小とする反転位置は道路6,交差点11,12,1
3の総追従量を最小とする反転位置は道路11,交差点
17,18,19の総追従量を最小とする反転位置は道
路18である。
【0045】次にΔEj の計算をする。道路1に反転が
ある時の交差点1〜3の総追従量は92で、道路2に反
転がある時の交差点1〜3の総追従量は90である。こ
のため、ΔE0 =2となる。
【0046】道路3と道路5に反転があるときの、交差
点2〜8の総追従量の小さな方は294であり、また道
路2と道路6に反転位置があるとき交差点2〜8の総追
従量は218である。このためΔE1 =76となる。次
に道路8と10に反転があるときの交差点5〜16の総
追従量は317であり、道路6と11に反転があるとき
の交差点5〜16の総追従量は295であるため、ΔE
2 =22となる。次に道路13と道路16に反転がある
ときの交差点8〜19までの総追従量は381であり、道
路11と18に反転があるときの交差点8〜19までの
総追従量は251であるため、ΔE3 =130となる。
最後に道路19に反転があるときの交差点17〜20の
総追従量は160であり、道路18に反転があるときの
交差点17〜20の総追従量は106であるため、ΔE
4 =54となる。
【0047】このためx0+x1≦1,x1+x2≦1,x
2+x3≦1,x3+x4≦1,x0 ,x1 ,x2 ,x3
4 ≧0の制約条件を満たし、2x0+76x1+22x
2+130x3+54x4を最小化するx0,x1,x2,x
3,x4 を見つける。この解はx0=x1=x2=x3=x4
=0 である。このため端には反転箇所を定めない。最
適解は、道路2,6,11,18に反転箇所を定め、追
従方向は順番に(1,−1,1,−1,−1,1,−
1,−1,1,1,−1,1,1,−1,−1,−1,
1,1,−1,1)となる。
【0048】ここで、オフセット追従量は、オフセット
追従に要する回数としてもよい。例として、サイクル1
00秒で追従前のオフセットが0秒,追従後が40秒,
追従は1回につき1/8サイクルで変更する際には、+
方向の追従では4回,−方向の追従では5回となる。こ
の例で、+方向では1/4サイクル,−方向では1/8
サイクルの変更の場合、+方向に追従する場合2回,−
方向では5回となる。次に道路ネットワーク記憶部15
について説明する。道路ネットワーク記憶部は、各サブ
エリア(サイクルが共通となる1直線状に並ぶ交差点と
その交差点に挟まれる道路)の交差点のサイクル,追従
前のオフセット,追従後のオフセット,名称、及び道路
の長さ反転禁止フラグ等を記憶する。また表示部11に
よるユーザのメンテナンスにより変更更新,追加が行わ
れる。この記憶例を図6のテーブルで示す。
【0049】最後に通信部16について説明する。通信
部は、各交差点の信号機の変更前のオフセットと変更予
定のオフセットを受信し、オフセット記憶部12に記憶
する。また最適化部15で求めたオフセットの追従量を
各々の交差点の信号機に送る。
【0050】
【発明の効果】オフセット反転が起こる箇所が理論的最
小となるため、オフセット移行動作における渋滞が緩和
される効果がある。また、道路長が短い場合にはオフセ
ット反転禁止を指定できるため、重要な道路ではオフセ
ット移行動作による渋滞が発生しない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】信号機制御装置の概要。
【図2】表示部の画面。
【図3】道路の変更画面。
【図4】オフセット記憶部。
【図5】道路追従関数と反転道路の関係。
【図6】道路ネットワーク記憶部。
【符号の説明】
11…表示部、12…オフセット記憶部、13…判定関
数計算部、14…最適化部、15…道路ネットワーク記
憶部、16…通信部、21,35…交差点1、22,3
6…交差点2、23,37…交差点3、24,33…道
路長1、25,34…道路長2、26…反転禁止フラグ
1、27…反転禁止フラグ2、28,38…メニュー、
31…交差点の挿入、32…交差点の削除、41…交差
点名称、42…サブエリアサイクル、43…変更前オフ
セット、44…変更後オフセット、201…反転フラグ
の種類、202…設定メニュー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路ネットワークを表示し、道路にオフセ
    ット反転禁止フラグをマウス等のポインティングデバイ
    スでユーザが指定するかまたは、交差点間の距離に応じ
    て自動的にオフセット反転禁止フラグを設定し、そのオ
    フセット反転禁止フラグを元に、信号機の位相であるオ
    フセットの値を変更する際にオフセット反転禁止フラグ
    の道路でのオフセットの変更動作時に位相を180°以
    上反転するオフセット反転箇所数が最小となるようにオ
    フセット追従方向を決定しオフセット移行動作を行うこ
    とを特徴とする信号機制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1におけるオフセット反転が最小と
    なるようにオフセット追従方向を決める方法において、
    交差点間の相対オフセットの変更量が信号機の周期であ
    るサイクルの1/2以上,サイクルの−1/2以下とそ
    れ以外でそれぞれ別の値をとるオフセット判定関数を計
    算し、交差点の追従方向の符号の差をその道路のオフセ
    ット判定関数により決めることを特徴とする信号機制御
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2におけるオフセット判定関数を、
    サイクルの1/2以上の場合1、サイクルの1/2以下
    の場合に−1、それ以外では0をとる値とし、その判定
    関数をネットワークにおける車の進行方向に関して値を
    並べたとき、10…01または−10…0−1となる部
    分がある場合には、その部分のどこかの道路にオフセッ
    ト反転を定め、その反転箇所では交差点の符号の差がそ
    のオフセット判定関数の値とならないようにし、オフセ
    ット反転数を最小となるようにオフセット追従方向を決
    めることを特徴とする信号制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3におけるオフセット追従方向を、
    与えられたオフセット反転に対するオフセット追従方向
    の組み合わせ全てにおいてオフセット変更量の総追従量
    を計算記憶し、その総追従量の中で最も値の小さくなる
    オフセット反転箇所を選ぶことを特徴とする信号機制御
    装置。
  5. 【請求項5】請求項4におけるオフセット変更量とし
    て、変更前と変更後のオフセットの変化量、または1周
    期での変更量を周期の整数分の1としたときの変更動作
    に係る回数とすることを特徴とする信号機制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110136440A (zh) * 2019-05-17 2019-08-16 东南大学 一种基于广度优先搜索的交叉口群范围界定方法
CN110136440B (zh) * 2019-05-17 2021-06-15 东南大学 一种基于广度优先搜索的交叉口群范围界定方法

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