JP3191649B2 - 地点近傍判別方式 - Google Patents

地点近傍判別方式

Info

Publication number
JP3191649B2
JP3191649B2 JP31417195A JP31417195A JP3191649B2 JP 3191649 B2 JP3191649 B2 JP 3191649B2 JP 31417195 A JP31417195 A JP 31417195A JP 31417195 A JP31417195 A JP 31417195A JP 3191649 B2 JP3191649 B2 JP 3191649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neighborhood
node
value
discrimination
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31417195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09160483A (ja
Inventor
裕 大西
正彦 小泉
光生 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP31417195A priority Critical patent/JP3191649B2/ja
Publication of JPH09160483A publication Critical patent/JPH09160483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3191649B2 publication Critical patent/JP3191649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図情報をノード
とリンクによって構成されているネットワークとして記
述し電子的に利用可能とした情報源に対し、そこに記載
された情報を利用する電子地図利用装置の地点近傍判別
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子地図利用装置では、「駅前」
のようなある地点の近傍領域を利用する際にはその領域
を事前に登録しておかなければならず、自動的に判別す
ることができなかった。故に、実際に使用されるシステ
ムでは例えば特開平7−21497号公報の「ナビゲー
シヨン・システムにおける地図の表示制御方法」、特開
昭61−194599号公報の「車両誘導装置」に於い
て見られるように、指定する地点を中心に画面に表示す
るほかなく、近傍領域を明示的に限定することができな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の技
術では、駅前や何かの近傍といったあいまいな概念を表
現する上で一つ一つデータを登録する必要性があり、情
報を用意する際の手間を必要とした。その場合、地図情
報を利用する際の利用者の要求に応えて近傍領域を動的
に変化させることができなかった。
【0004】従って実際に使用される電子地図利用装置
の上では近傍領域を登録せず、目標となる地点そのもの
を検索し、画面に表示された地図を見て、利用者が近傍
領域を判別しなければならなかった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑み、電子地図利用
装置に於いて、ある地点・施設などの近傍領域を自動的
に判別する機能を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の地点近傍判別方式は、ノードとリンク
から構成するネットワーク型の地図データと、前記地図
データが表現する地域内で任意に指定した地点に対応す
る地図データ中のノードを求めて前記ノードを近傍判別
開始ノードとして決定する近傍判別開始ノード決定手段
と、指定した地点の種類と属性に応じて近傍判別開始ノ
ードに近傍判別値の初期値を設定する近傍判別初期値設
定手段と、ノードが持つ近傍判別値を前記ノードに接続
するノードに分配し、伝播する近傍判別値分配伝播手段
と、ノードが持つ近傍判別値に応じて前記ノードが近傍
判別開始ノードの近傍であるかを判定する近傍判定手段
とを備えた電子地図利用装置において、前記近傍判別開
始ノードが持つ前記近傍判別値の初期値を前記近傍判別
値分配伝播手段を用いて前記近傍判別開始ノードに接続
するノードに分配伝播し、前記近傍判別値を分配伝播さ
れたノードが近傍判別開始ノードの近傍であるかを前記
近傍判定手段を用いて判定し、近傍であると判定したノ
ードについて、前記近傍判別値の分配伝播と前記近傍判
別開始ノードの近傍であるかどうかの判定をくり返して
行い、新たに前記近傍判別値を分配伝播されたすべての
ノードが前記近傍判別開始ノードの近傍でないと判定し
た時点で、前記近傍判別開始ノードの近傍であると判定
したノードと前記ノードを接続するリンクとを前記指定
した地点の近傍であると判別する地点近傍判別方式であ
る。
【0007】また、請求項2記載の地点近傍判別方式
は、請求項1記載の電子地図利用装置に加えて、近傍判
別初期値設定手段が求めた近傍判別値の初期値を修正す
るための近傍判別初期値修正手段を備えた電子地図利用
装置を用いて、請求項1に記載の地点近傍判別方式にお
いて前記近傍判別値の初期値を修正できるようにした地
点近傍判別方式である。
【0008】請求項3記載の地点近傍判別方式は、請求
項1、請求項2のいずれかに記載の地点近傍判別方式に
おいて、近傍判別値を分配伝播するノード間を接続する
リンクの距離に応じて前記近傍判別値を減衰させること
によりリンク途中の近傍判別値を計算することによっ
て、近傍判定手段がリンクの途中の地点に対して近傍判
別開始ノードの近傍であるかを判定し、部分リンクに対
しても地点開始ノードの近傍であるかどうかを判定でき
るようにした地点近傍判別方式である。
【0009】請求項4記載の地点近傍判別方式は、請求
項1、請求項2のいずれかに記載の地点近傍判別方式に
おいて、近傍判別値分配伝播手段が、近傍判別値を持つ
ノードに接続するリンクが表現する道路の種別に応じて
前記近傍判別値を分配伝播するようにした地点近傍判別
方式である。
【0010】請求項5記載の地点近傍判別方式は、請求
項3に記載の地点近傍判別方式において、近傍判定手段
がリンク途中の近傍判別値を計算するための近傍判別値
の減衰のしかたを前記リンクが表現する道路の種別に応
じて変化させるようにした地点近傍判別方式である。
【0011】請求項6記載の地点近傍判別方式は、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいず
れかに記載の地点近傍判別方式において、ノードで近傍
判別値を分配伝播する際に、すでに近傍判別値を持ち前
記ノードに分配伝播を行ったノードに向かうリンクとこ
れから分配伝播を行う各ノードへ向かうリンクとの角度
に応じて、近傍判別値の分配比率を変えるようにした地
点近傍判別方式である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ノードとリンクから構成するネットワーク型の地図
データと、前記地図データが表現する地域内で任意に指
定した地点に対応する地図データ中のノードを求めて前
記ノードを近傍判別開始ノードとして決定する近傍判別
開始ノード決定手段と、指定した地点の種類と属性に応
じて近傍判別開始ノードに近傍判別値の初期値を設定す
る近傍判別初期値設定手段と、ノードが持つ近傍判別値
を前記ノードに接続するノードに分配し、伝播する近傍
判別値分配伝播手段と、ノードが持つ近傍判別値に応じ
て前記ノードが近傍判別開始ノードの近傍であるかを判
定する近傍判定手段とを備えた電子地図利用装置におい
て、前記近傍判別開始ノードが持つ前記近傍判別値の初
期値を前記近傍判別値分配伝播手段を用いて前記近傍判
別開始ノードに接続するノードに分配伝播し、前記近傍
判別値を分配伝播されたノードが近傍判別開始ノードの
近傍であるかを前記近傍判定手段を用いて判定し、近傍
であると判定したノードについて、前記近傍判別値の分
配伝播と前記近傍判別開始ノードの近傍であるかどうか
の判定をくり返して行い、新たに前記近傍判別値を分配
伝播されたすべてのノードが前記近傍判別開始ノードの
近傍でないと判定した時点で、前記近傍判別開始ノード
の近傍であると判定したノードと前記ノードを接続する
リンクとを前記指定した地点の近傍であると判別するも
のである。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
電子地図利用装置に加えて、近傍判別初期値設定手段が
求めた近傍判別値の初期値を修正するための近傍判別初
期値修正手段を備えた電子地図利用装置を用いて、請求
項1に記載の地点近傍判別方式において前記近傍判別値
の初期値を修正できるようにしたものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1、請求
項2のいずれかに記載の地点近傍判別方式において、近
傍判別値を分配伝播するノード間を接続するリンクの距
離に応じて前記近傍判別値を減衰させることによりリン
ク途中の近傍判別値を計算することによって、近傍判定
手段がリンクの途中の地点に対して近傍判別開始ノード
の近傍であるかを判定し、部分リンクに対しても地点開
始ノードの近傍であるかどうかを判定できるようにした
ものである。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1、請求
項2のいずれかに記載の地点近傍判別方式において、近
傍判別値分配伝播手段が、近傍判別値を持つノードに接
続するリンクが表現する道路の種別に応じて前記近傍判
別値を分配伝播するようにしたものである。
【0016】請求項5に記載の発明は、 請求項3に記
載の地点近傍判別方式において、近傍判定手段がリンク
途中の近傍判別値を計算するための近傍判別値の減衰の
しかたを前記リンクが表現する道路の種別に応じて変化
させるようにしたものである。
【0017】請求項6に記載の発明は、 請求項1、請
求項2、請求項3、請求項4、請求項5のいずれかに記
載の地点近傍判別方式において、ノードで近傍判別値を
分配伝播する際に、すでに近傍判別値を持ち前記ノード
に分配伝播を行ったノードに向かうリンクとこれから分
配伝播を行う各ノードへ向かうリンクとの角度に応じ
て、近傍判別値の分配比率を変えるようにしたものであ
る。
【0018】本発明は上記各構成により、近傍を求めた
い地点を指定し、近傍判別初期値修正手段を有する場合
は近傍を求めるための初期条件を指定することで、地図
ネットワーク上のノードから探索を開始するノードを近
傍判別開始ノード決定手段が決定するとともにその近傍
判別開始ノードに近傍判別初期値設定手段が近傍判別値
の初期値を設定し、ノードの持つ近傍判別値を一定の法
則に従って近傍判別値分配伝播手段が周囲のノードに分
配伝播するとともに近傍判定手段が各々のノードからさ
らに周囲のノードに近傍判別値を分配伝播すべきか、を
近傍判別値と予め設定された閾値との比較で判定し、近
傍判別値を分配伝播するノードがなくなった時点で、近
傍判別値持つノードと近傍判別値の伝播に使ったリンク
を以って最初に指定された地点に近傍領域とすることに
よって、任意の地点に対する近傍領域を判別することが
できる。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の構成を示すブロック
図である。それぞれの破線は、各請求項に於ける基本構
成を示している。101は地図データである。地図デー
タは、道路ネットワークを構成するノードとリンク、及
びその周辺の施設類に関する情報から成り立っている。
【0020】102は近傍判別開始ノード決定手段であ
る。近傍判別開始ノード決定手段は地図データが表現す
る地域内の任意の地点の指定を受け、その地点に対応す
るノードまたはリンクを地図データ上から検索する。ノ
ードが対応している場合は、そのノードを近傍判別開始
ノードと決定する。リンクが地点と対応している場合
は、そのリンク上に判別作業専用のノードを一時的に設
け、これを近傍判別開始ノードと決定する。
【0021】本発明の近傍判別方式では、近傍判別開始
ノードが地図データ上に元来存在していたノードであっ
ても、リンク上に一時的に設置した作業用ノードであっ
ても、全く同じ手続きで判別を行なうことができる。
【0022】103は近傍判別初期値設定手段である。
近傍判別初期値設定手段は指定された地点の種類や属性
から地点に対応する近傍判別値の初期値を獲得し、近傍
判別開始ノードに設定する。
【0023】104は近傍判別値分配伝播手段である。
近傍判別値分配伝播手段はノードが持つ近傍判別値をそ
のノードに接続するノードの内、そのノードに近傍判別
値を伝播したノード以外のノードに伝播する。伝播する
近傍判別値は、そのノードが持つ近傍判別値や接続して
いるリンクの属性などから一定の規則に則って計算す
る。すでに近傍判別値を持っているノードに対しては、
既存の近傍判別値よりも新規に伝播する近傍判別値の方
が大きい場合にのみ、近傍判別値を伝播し置き換える。
【0024】105は近傍判定手段である。近傍判定手
段はノードが持つ近傍判別値を予め定めた閾値と比較し
そのノードが近傍領域の内部かどうか判定する。内部で
はないと判定されたノードは地点の近傍領域の終端とな
る。
【0025】106は近傍初期値修正手段である。近傍
初期値修正手段は探索を開始するノードに与えられる近
傍判別値の初期値を電子地図利用装置の利用者から受け
取り、近傍判別初期値設定手段の設定した近傍判別値の
初期値を置き換える。また、近傍判別初期値設定手段の
設定した初期値に対しての修正を電子地図利用装置の利
用者から受け取り、近傍判別初期値設定手段の設定した
近傍判別値の初期値に修正を行なう。
【0026】図2は請求項1に於ける実施例である。例
として、図に示された駅を基準の地点とし、駅前と言わ
れる領域を判別する際の手順を考える。
【0027】まず、基準となる地点である駅を指定す
る。この指定には、画面上に駅を含む地図を表示しその
画面をクリックする方法、駅名や所在地などの属性から
この駅を限定する方法、座標値で所在する場所を指定す
る方法、のいずれを採用してもよいことは言うまでもな
い。(図2−A) 次に、近傍判別開始ノード設定手段が、指定した駅に対
応するノードを近傍判別開始ノードとして設定する。こ
の例において、駅に対してはこの時点ですでに駅の正面
がどこのノードもしくはリンクに対応しているか、の情
報は用意されているものとする。そのようなデータの用
意がなされていなかったとしても、駅から最も近い所に
あるノードやリンクを対応するノードもしくはリンクと
してもよいことは言うまでもない。その際には、指定さ
れた地点からある一定の距離内のノード及びリンクへの
距離を調べ、その中から最も近いものを対応するノード
もしくはリンクを選び出すものとする。
【0028】地点にリンクが対応している時は、近傍判
別開始ノード決定手段が、地点に最も近いリンク上に仮
のノードを設置し近傍判別開始ノードとして設定する。
このノードはこの近傍領域判別作業のために一時的に設
置するもので、元となっている地図情報に加えられて使
われるものではない。
【0029】例の場合はノード01を駅に対応している
ノードとしているので、ノード01を近傍判別開始ノー
ドとして設定する。
【0030】次に駅の正面にあるノード01に、近傍判
別初期値設定手段が近傍判別値の初期値を設定する。こ
の初期値は指定した地点の種類と属性の情報があればそ
れに応じて決めることができる。例の場合で言えば、駅
という施設の種類、及びその属性である路線本数やその
路線の種類、駅の形状などを元にして決めるようにする
ことが可能である。例えば鉄道本数が多ければ近傍判別
値の初期値を大きくする、地方路線であれば初期値を小
さくする、形状から求まる建造物の面積が大きければ初
期値を大きくする、などである。もちろん、種別や属性
に関係なく同じ値を使っても構わない。また、特定の施
設・地点に対して特定の値を予め用意しておくこともで
きる。ここでは初期値として、1.0を使うものとする
(図2−B)。
【0031】続いて、近傍判定手段が、近傍判別値を与
えたノードが近傍として扱われる領域内であるか、を判
定する。判定には、予め用意した閾値を用いる。ここで
は0.5とする。ノード01の持つ1.0という近傍判
別値は閾値0.5以上であるので、ノード01は近傍領
域内であると判定される。
【0032】近傍領域内であると判定されたノードが得
られると、次にそのノードに接続しているノードに近傍
判別値を近傍判別値分配伝播手段が分配伝播し、領域内
であるかどうかを近傍判定手段が調べる。近傍判別値を
伝播したが領域内とは判定しなかったノードは近傍領域
の終端ノードとなり、そのノードから周囲のノードへの
近傍判別値の分配伝播は行なわれない。これを繰り返し
ていくことで、最終的にどのノードからの近傍判別値の
分配伝播も行なわれなくなる。この時点で近傍判別値を
持つノードと、近傍判別値の伝播に使用されたリンクの
集合を地点の近傍領域と判別する。
【0033】近傍判別値分配伝播手段がノード01の近
傍判別値を分配し、ノード01に接続するノードに伝播
する。ノード01からは3本のリンクでノード02、ノ
ード03、ノード04が接続されている。ノード01に
与えられた値1.0を分配しこの3つのノードに伝播す
る。分配の際には、元のノードの近傍判別値を定められ
た計算規則に適用して分配する近傍判別値を求める。こ
こでは等しく分配するものとする。よって、ノード0
2、03、04それぞれには値0.33が伝播される
(図2−C)。
【0034】ノードに近傍判別値を設定したら、近傍判
定手段がそのノードが当初指定した地点の近傍領域の内
部となるか終端となるかを判定する。ノード02〜04
に設定された近傍判別値である0.33は、基準となる
閾値0.5よりも小さいのでノード02、03、04は
いずれも終端のノードとなる。終端であると判定された
ノードからの近傍判別値の分配伝播は行なわれない。
【0035】この時点で近傍判別値分配伝播手段による
分配伝播は終了する。よって、駅前の領域としてノード
01、02、03、04及びリンク01−02、01−
03、01−04が判別される。
【0036】以上より、この駅の駅前領域は、図2−D
に示された斜線の部分となる。以下、領域として判別さ
れた部分を斜線で示すものとする。
【0037】以上の方法は、最初に決める地点は任意に
指定可能であるが、その地点の近傍の領域を判別するた
めの近傍判別値の初期値は予め定められた地点の種類と
属性のみによって求められる。そのため、近傍の領域と
して判別する領域の大きさを電子地図利用装置の利用者
が利用時に目的に応じて調節することができない。
【0038】これを改善したのが請求項2の近傍判別方
式である。ここでは、近傍判別初期値設定手段が獲得し
た近傍判別値の初期値の代わりに、電子地図利用装置の
利用者による指示によって変更された初期値を使うこと
ができる。近傍判別値の初期値を大きくすると、一般に
近傍として判別される領域も大きくできる。
【0039】利用者の指示による変更方法は、指示した
近傍判別値の初期値を近傍判別初期値設定手段が獲得し
た近傍判別値の初期値の代わりに使用する方法、近傍判
別値設定手段が獲得した近傍判別値の初期値に対する修
正を指示することで変化を加える方法の両者を含む。こ
の機能は近傍判別初期値修正手段が行なう。
【0040】図3は、請求項2記載の地点近傍判別方式
の実施例である。それぞれの地図は地図中の目標地点に
対応する近傍判別開始ノードに与える初期値を、左の図
から1.0、2.0、3.0と変えたものである。閾値
はどれも0.5である。この条件において、それぞれの
初期値の場合に判別される地点の近傍領域は、図の如
く、初期値を大きくしたもの程大きくなる。
【0041】近傍判別初期値設定手段が獲得する初期値
を変更するためには、「初期値を2.0に置き換える」
「初期値を2.0倍にする」「初期値に1.0を加え
る」といった指示を近傍判別初期値修正手段に対して行
なう。
【0042】請求項1及び請求項2記載の地点近傍判別
方式では、あるノードから分配伝播される近傍判別値
は、そのノードにおけるリンクの接続数にのみ基づいて
計算されている。この方式は近傍判別値の変化がノード
の接続数のみに依存するため、リンクの長い地域では判
別される近傍領域も大きくなる。そのため、リンクの長
さに関連して近傍判別値を減少させることで、リンクの
長い地域でも利用者の意図に沿った地点近傍領域を判別
することができる。これが請求項3記載の地点近傍判別
方式である。これを使用する際には、元となる地図デー
タにリンクの長さのデータが用意されている必要があ
る。
【0043】図4は請求項3に関する実施例である。例
えば図に示された駅の近傍領域を判別するものとする。
駅に対応する近傍判別開始ノードとしてノード01を決
定し、このノードに与えられる近傍判別値の初期値は、
3.0とする。閾値は0.5とする。また、リンク内の
減衰率を100m当たり0.8とする。もちろん、減衰
率は電子地図利用装置によってもしくは利用者によって
異なってもよくまた初期値の利用者による設定が可能で
あってもよいことは言うまでもない。
【0044】駅前のノード01にはノード02とノード
03の2つのノードが接続している。まず近傍判別値の
初期値3.0は二等分され、1.5づつに分配される。
この近傍判別値はノード02と03に伝播されるが、途
中で減衰する。そのため、減衰状況を計測するための計
測点を設ける。
【0045】図の●は本来のノード、○は開始ノード側
から100mおきに設けた計測点である。計測点毎に、
そのリンクを通して伝播される近傍判別値を減衰させて
いく。つまり、ある計測点の近傍判別値としては、開始
ノード側の計測点の近傍判別値の0.8倍の値が伝播さ
れる。図の通り、ここでの条件下では、ノード01を出
発してから5つ目の計測点に於いて、1.5×0.8×
0.8×0.8×0.8×0.8=0.49<0.5と
なり、近傍判別値が閾値を下回る。
【0046】この計測点を仮に計測点002、003と
する。この方法による近傍領域は閾値をはじめて下回っ
た計測点迄と判別される。即ち例で言えば近傍判別開始
ノードであるノード01から、計測点002及びノード
003に達するまでの部分リンク部が駅の近傍領域と判
別される。
【0047】また、例えば開始点側のリンク端点のノー
ドからの距離を変数とする関数でリンク上の任意の一点
に与えられる値を定義するように、連続的に計算できる
減衰方法で値を定義し、その値が閾値と一致もしくは下
回った地点を即ち終端点とする方法も可能であることは
言うまでもない。
【0048】請求項1、請求項2、請求項3の地点近傍
判別方式では、地図データを構成するリンクに対応して
いる道路をその種類を問わず同等に扱ってきた。しか
し、実際の道路には様々な種別がある。リンクの道路種
別によって異なる比率での分配を行なう方式が、請求項
4に記載している地点近傍判別方式である。
【0049】図5は請求項4記載の地点近傍判別方式に
関する実施例である。図に附属した表は、分配する近傍
判別値を道路種別によって変更するための比の一例であ
る。このように、まず道路種別による分配の表を作る。
この表は、ノードの近傍判別値を分配する際の、それぞ
れのリンクを介して伝播される値の比率を決めたもので
ある。図示された交差点のノード01には2.4という
近傍判別値がノード00から伝播されている。また、ノ
ード01には他に国道・県道・市道に対応するリンクを
介してノード02、03、04が接続している。それぞ
れのノードに近傍判別値を等分割するならばそれぞれ
0.8づつとなり、ノード02〜04はいずれも領域内
部のノードと判定される。
【0050】しかし、今の例では表に示したように種別
毎に分配比率を定めたため、分配比が変わる。そのた
め、市道リンクを通して伝播される近傍判別値は2.4
×20/(50+30+20)=0.48<0.5とな
り、ノード04は終端ノードとなる。また、国道で接続
されたノード02は同様に1.2となり、ここからさら
に近傍判別値を分配伝播され判別される面積が大きくな
る。このように、近傍領域としての重要性の高い種別の
道路に対し高い比率を設けることで、その種別の道路に
よって最初に指定した地点と結ばれた領域をより優先的
に近傍領域として判別するようになる。この比率表は予
め一つだけ用意してもよく、また、最初に指定した地点
や施設の種類などで変わるようにすることもできる。
【0051】上の例では一つのノードに接続されている
複数のノードに分配される近傍判別値の間の比を定める
方法で種別毎の差異を設定しているが、他の方法で定め
てもよいことは言うまでもない。例えば等分割された近
傍判別値にさらに種別毎に設定した係数をかける方式
が、図6に示した、請求項4記載の地点近傍判別方式に
関する実施例である。ノード01に伝播された近傍判別
値2.4は、接続している3つのノードにそれぞれ0.
8づつ分配されるが、ノード間のリンクに設定された倍
率をかけた値が伝播されるため、ノード04の近傍判別
値は0.8×0.3=0.24<0.5となり、終端ノ
ードとなる。
【0052】同様の目的で、請求項3記載の地点近傍判
別方式において使用されるリンク内の減衰方法に対して
種別の違いを与えたものが、請求項5に記載された地点
近傍判別方式である。図7にその実施例を示している。
リンク内での減衰率は図内の表のように、道路の種別に
応じて定義されているものとする。交差点のノード01
には2.4という近傍判別値が設定されているために、
国道・県道・市道のそれぞれに対応する各リンクは0.
8という近傍判別値を伝播することになるが、それぞれ
の減衰率が異なるため、閾値(ここでは0.5としてい
る)以下に減衰し近傍領域の終端となる計測点までの距
離を異なるようにできる。リンク01−02では、0.
8×0.8×0.8×0.8=0.41となるのでノー
ド01から300m先の計測点、リンク01−03では
0.8×0.65×0.65=0.34なので200m
先の計測点、リンク01−04では0.8×0.3=
0.24なので100m先の計測点が近傍領域の終端と
判定される。よって、優先的に扱われる道路種別に対す
る減衰率を1に近くすることで近傍領域としての重要度
の違いを表現することができる。この減衰率は請求項3
にて記載した地点近傍判別方式と同様に連続的な減衰で
定義することもでき、また請求項4にて記載された地点
近傍判別方式と同様に開始点によって変えることもでき
る。
【0053】請求項1から請求項5までに記載された地
点近傍判別方式においては、各ノードから先のノードに
近傍判別値を分配伝播する際に、伝播するノードへ接続
するリンクの方向は考慮されていない。指定地点からノ
ードを探索した際のリンクと、そのノードに接続され近
傍判別値を伝播されるノードに接続するリンクとのなす
角度に応じてそれぞれのノードへ伝播される値を変える
という方式が請求項6記載の地点近傍判別方式である。
【0054】図8は請求項6記載の地点近傍判別方式に
関する実施例である。ノードからリンクを探索し近傍判
別値を分配する際に、近傍判別値分配伝播手段によっ
て、直進方向と右左折方向とで、近傍判別値の分配比を
変える。図左の例では直進方向にあるノードに伝播する
近傍判別値を右左折方向のノードに伝播する近傍判別値
の2倍になるように分配している。これにより、リンク
の列を直進する方向に関してより長い距離を近傍領域と
して判別することができ、反対に多数の交差点で曲がり
ながら到達するノード近傍領域として判別されにくくな
る。図8の右図は、最初に指定する地点に対応する近傍
判別開始ノードに与えられる近傍判別値の初期値が左図
の初期値と同じで、各ノードで近傍判別値が値が接続さ
れている全てのノードに等しく分配されている場合であ
る。これらを比較すると、左図の地点判別方式によると
直進方向において一つ先のノードまでを施設の近傍と判
別できている。また、例では全ての交差点を直角として
いたが、他の角度に関してもそれぞれの比率を表にす
る、もしくはある規則に則って求める方法で定めること
で、任意の角度の交差点にも対応する。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明は、任意の地点を中
心にネットワーク上のノードに指標となる近傍判別値を
一定の規則に基づいて分配伝播させ指定した地点の近傍
であるかどうか判定していき、近傍判別値を分配された
ノード及び近傍判別値を伝播したリンクの集合を以って
指定地点の近傍領域と判別することによって、地点の近
傍という概念に即した領域を、その概念を利用する装置
に使わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態における地点近傍判別方式
を採用したシステムブロック図
【図2】本発明の基本となる近傍領域判別方式を示す概
略図
【図3】本発明の近傍判別開始ノードに与えられる近傍
判別値の初期値の変化による判別される近傍領域の大き
さの変化を示した概念図
【図4】本発明の道路リンク上での近傍判別値の減衰を
加えた判別方式によって長大なリンクの一部分を判別す
る例を示した概念図
【図5】本発明の実施の形態における道路の種別による
変化を加えた第1の概念図
【図6】本発明の実施の形態における道路の種別による
変化を加えた第2の概念図
【図7】本発明の実施の形態における道路の種別による
変化を加えた第3の概念図
【図8】本発明の実施の形態における道路の伸びる方向
によって近傍判別値の分配を変えることにより、判別さ
れる領域に方向性を持たせる方法を示す概念図
【符号の説明】
101 地図データ 102 近傍判別開始ノード決定手段 103 近傍判別初期値設定手段 104 近傍判別値分配伝播手段 105 近傍判定手段 106 近傍初期値修正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−323863(JP,A) 特開 平7−174572(JP,A) 特開 平6−186049(JP,A) 特開 平5−297800(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 29/00 - 29/10 G08G 1/0969 G06F 15/40 530

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノードとリンクから構成するネットワー
    ク型の地図データと、前記地図データが表現する地域内
    で任意に指定した地点に対応する地図データ中のノード
    を求めて前記ノードを近傍判別開始ノードとして決定す
    る近傍判別開始ノード決定手段と、指定した地点の種類
    と属性に応じて近傍判別開始ノードに近傍判別値の初期
    値を設定する近傍判別初期値設定手段と、ノードが持つ
    近傍判別値を前記ノードに接続するノードに分配し、伝
    播する近傍判別値分配伝播手段と、ノードが持つ近傍判
    別値に応じて前記ノードが近傍判別開始ノードの近傍で
    あるかを判定する近傍判定手段とを備えた電子地図利用
    装置において、前記近傍判別開始ノードが持つ前記近傍
    判別値の初期値を前記近傍判別値分配伝播手段を用いて
    前記近傍判別開始ノードに接続するノードに分配伝播
    し、前記近傍判別値を分配伝播されたノードが近傍判別
    開始ノードの近傍であるかを前記近傍判定手段を用いて
    判定し、近傍であると判定したノードについて、前記近
    傍判別値の分配伝播と前記近傍判別開始ノードの近傍で
    あるかどうかの判定をくり返して行い、新たに前記近傍
    判別値を分配伝播されたすべてのノードが前記近傍判別
    開始ノードの近傍でないと判定した時点で、前記近傍判
    別開始ノードの近傍であると判定したノードと前記ノー
    ドを接続するリンクとを前記指定した地点の近傍である
    と判別する地点近傍判別方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子地図利用装置に加え
    て、近傍判別初期値設定手段が求めた近傍判別値の初期
    値を修正するための近傍判別初期値修正手段を備えた電
    子地図利用装置を用いて、請求項1に記載の地点近傍判
    別方式において前記近傍判別値の初期値を修正できるよ
    うにした地点近傍判別方式。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2のいずれかに記載の
    地点近傍判別方式において、近傍判別値を分配伝播する
    ノード間を接続するリンクの距離に応じて前記近傍判別
    値を減衰させることによりリンク途中の近傍判別値を計
    算することによって、近傍判定手段がリンクの途中の地
    点に対して近傍判別開始ノードの近傍であるかを判定
    し、部分リンクに対しても地点開始ノードの近傍である
    かどうかを判定できるようにした地点近傍判別方式。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2のいずれかに記載の
    地点近傍判別方式において、近傍判別値分配伝播手段
    が、近傍判別値を持つノードに接続するリンクが表現す
    る道路の種別に応じて前記近傍判別値を分配伝播するよ
    うにした地点近傍判別方式。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の地点近傍判別方式にお
    いて、近傍判定手段がリンク途中の近傍判別値を計算す
    るための近傍判別値の減衰のしかたを前記リンクが表現
    する道路の種別に応じて変化させるようにした地点近傍
    判別方式。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5のいずれかに記載の地点近傍判別方式にお
    いて、ノードで近傍判別値を分配伝播する際に、すでに
    近傍判別値を持ち前記ノードに分配伝播を行ったノード
    に向かうリンクとこれから分配伝播を行う各ノードへ向
    かうリンクとの角度に応じて、近傍判別値の分配比率を
    変えるようにした地点近傍判別方式。
JP31417195A 1995-12-01 1995-12-01 地点近傍判別方式 Expired - Fee Related JP3191649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31417195A JP3191649B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 地点近傍判別方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31417195A JP3191649B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 地点近傍判別方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09160483A JPH09160483A (ja) 1997-06-20
JP3191649B2 true JP3191649B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=18050111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31417195A Expired - Fee Related JP3191649B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 地点近傍判別方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3191649B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101559120B1 (ko) 2014-07-24 2015-10-13 엄성렬 라켓스포츠용 휴대용 셀프 스코어링 장치

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5152305B2 (ja) 2010-11-24 2013-02-27 株式会社デンソー 道路推定装置
EP2458332B1 (en) 2010-11-24 2016-03-30 Denso Corporation Road estimation device and method for estimating road
US8768011B2 (en) 2010-11-24 2014-07-01 Denso Corporation Road estimation device and method for estimating road
US8768012B2 (en) 2010-11-24 2014-07-01 Denso Corporation Road estimation device and method for estimating road
JP5152306B2 (ja) 2010-11-24 2013-02-27 株式会社デンソー 道路推定装置
EP2458334A3 (en) 2010-11-24 2014-10-22 Denso Corporation Road estimation device and method for estimating road

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101559120B1 (ko) 2014-07-24 2015-10-13 엄성렬 라켓스포츠용 휴대용 셀프 스코어링 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09160483A (ja) 1997-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020224434A1 (zh) 一种驾驶仿真方法、装置、电子设备及计算机存储介质
JP3381459B2 (ja) 車両用走行案内装置
KR100493092B1 (ko) 네비게이션장치 및 네비게이션장치의 최적경로 계산방법
KR100348953B1 (ko) 경로 탐색 장치
JPS62267874A (ja) 設計支援装置
US20080228389A1 (en) Route-selection-supporting device, method, and program
JP3606805B2 (ja) 地図情報作成装置、および、これを用いた地図情報表示装置
JPH06323863A (ja) 推奨経路案内装置
JP3191649B2 (ja) 地点近傍判別方式
US4992953A (en) Computer assisted design method and apparatus
CN106485924A (zh) 动态交通路网图的获取方法及装置
JP3444961B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JPH0528394A (ja) 交通流シミユレータ
JP3171031B2 (ja) 推奨経路案内装置
JP2850634B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
KR100354830B1 (ko) 난형선형 설계기능을 갖춘 도로선형 자동설계장치
JPH07296148A (ja) ディジタル地図における経路シミュレーション結果の予測範囲表示方法
CN114969880B (zh) 一种道路模型构建方法和装置
JP2929978B2 (ja) 自動配線方法及びその装置
JP3339648B2 (ja) 情報処理装置及び描画方法
JP3148118B2 (ja) 作図におけるシンボル自動配置方法およびその方法を用いた装置
JP2808925B2 (ja) 車両用経路案内装置
JP2788808B2 (ja) Catvシステムにおける分岐器配置位置決定システム
JP2002157672A (ja) 交通流シミュレーションにおける経路選択方式
JPH04279976A (ja) インタラクティブな配置修正方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090525

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees