JPH1139566A - 会計装置 - Google Patents

会計装置

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JPH1139566A
JPH1139566A JP18994697A JP18994697A JPH1139566A JP H1139566 A JPH1139566 A JP H1139566A JP 18994697 A JP18994697 A JP 18994697A JP 18994697 A JP18994697 A JP 18994697A JP H1139566 A JPH1139566 A JP H1139566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品券などの金券を含む複数種類の支払いの
種別で請求金額に対する会計業務が処理される場合にお
いて、支払い種別の登録順序に関係無く釣銭に関する運
用を統一化する。 【解決手段】 1取引の請求金額に対して複数の種別に
よる支払いが順に指定された場合に、支払い金額の合計
が請求金額以上になったことに応じて金券による支払い
が指定されているか否かを判断する(ST15)。そし
て、指定されている場合には、金券による支払い金額が
最後になるように順序を調整して(ST16),請求金
額に対する会計処理を実行する(ST17,18,1
9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現金,クレジッ
ト,金券等の各種の支払い方法による会計業務を処理可
能なPOS(販売時点情報管理)ターミナル,電子式キ
ャッシュレジスタ等の会計装置に関する。なお、金券と
は商品券,図書券,ビール券,旅行券などのように額面
金額と等価またはそれ以下の商品を購入できる券であ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、商店において商品券などの金券
で商品の代金が支払われる場合に、その商品の代金が商
品券の額面金額よりも低額である場合、差額を釣銭とし
て客に支払うか否かは店の運用になっている。このた
め、従来のPOSターミナル,電子式キャッシュレジス
タなどの会計装置においては、金券による会計業務で釣
銭演算処理を実行するか否かをユーザが任意に設定でき
る機能を備えていた。
【0003】また、この種の会計装置のなかには、現
金,クレジット,金券などの複数種類に支払い方法で1
取引の請求金額が支払われる場合の会計業務を処理可能
な会計装置が知られている。この会計装置は、1取引の
請求金額に対して1種類の支払い方法が指定されると、
その支払い方法による支払金額と請求金額とを比較す
る。ここで支払い金額が請求金額未満の場合には、その
差額を残金として算出し、次の支払い方法が指定される
のを待つ。そして、次の支払い方法が指定されたなら
ば、その支払い方法による支払金額と残金とを比較す
る。ここで支払い金額が残金に満たない場合には、再び
その差額を残金として算出し、次の支払い方法が指定さ
れるのを待つ。
【0004】こうして、数種類の支払い方法が指定され
た結果、支払金額が残金以上になると取引を確定する。
そして、最終の支払い方法による支払い金額から残金を
減じて釣銭を算出する。ただし、最終の支払い方法が金
券の場合には、釣銭演算処理を実行するか否かは設定条
件に依存する。したがって、金券による会計業務で釣銭
演算処理を実行する設定になっていた場合には釣銭が算
出されるが、釣銭演算処理を実行しない設定になってい
た場合には釣銭が算出されない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のこ
の種の会計装置においては、金券による会計業務で釣銭
演算処理を実行しない設定の場合で、1取引の請求金額
に対して金券を含む複数種類の支払い方法が指定された
とき、最終の支払い方法が金券以外の場合には釣銭が算
出されたが、金券の場合には釣銭が算出されなかった。
したがって、支払い方法の登録順序によって釣銭が算出
される場合と算出されない場合があった。
【0006】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、金券を含む複数種
類の支払いの種別で請求金額に対する会計業務が処理さ
れる場合において、支払い種別の登録順序に関係無く釣
銭に関する運用を統一化できる会計装置を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の会計装置は、1
取引の請求金額に対する支払いの種別として現金以外に
少なくとも釣銭演算処理を実行するか否かが設定される
金券を処理し、かつ1取引のなかで複数の支払いの種別
を組合わせ可能な会計装置であって、1取引の請求金額
に対して複数の種別による支払いが順に指定された場合
に、支払い金額の合計が請求金額以上になったことに応
じて金券による支払いが指定されているか否かを判断
し、指定されている場合には金券による支払い金額が最
後になるように順序を調整して請求金額に対する会計処
理を実行するようにしたものである。
【0008】すなわち、1取引の請求金額に対して複数
の種別による支払いが順に指定され、支払い金額の合計
が請求金額以上になって金券による支払いが指定されて
いる場合に、請求金額から金券を除いた種別による支払
い金額を順に減額して支払い残金を求め、金券に対して
釣銭演算処理を実行するとの設定がなされていた場合の
み金券による支払い金額から支払い残金を減じた額を釣
銭として算出するようにしたものである。
【0009】具体的には、1取引の請求金額に対して支
払いの種別が指定される毎にその種別と支払い金額を指
定順に記憶する締め処理テーブルと、この締め処理テー
ブルに記憶した支払い金額の合計と前記請求金額とを比
較する比較手段と、この比較手段により支払い金額の合
計が請求金額以上であるとき締め処理テーブルを検索し
て金券による支払いが指定されているか否かを判断する
判断手段と、この判断手段により金券による支払いが指
定されていることを確認すると金券による種別と支払い
金額が最後になるように締め処理テーブルのデータを並
べ換えるテーブル編集手段と、このテーブル編集手段に
よるデータの並べ換え後及び判断手段により金券による
種別が指定されていないことを確認すると締め処理テー
ブルに記憶した順に請求金額に対する会計処理を実行す
る会計処理制御手段とを備えたものである。
【0010】また、本発明の会計装置は、1取引の請求
金額に対して複数の種別による支払いが順に指定された
場合に、支払い金額の合計が請求金額以上になったこと
に応じて金券による支払いが指定されているか否かを判
断し、指定されている場合には金券による支払い金額が
最後にならないように順序を調整して請求金額に対する
会計処理を実行するものであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態では、1取
引の請求金額に対する支払いの種別として、現金,クレ
ジット及び商品券の3種類を処理でき、また2種類以上
を組み合わせた支払いを可能とし、しかも、商品券につ
いては釣銭演算処理を実行するか否かをオプションによ
り設定するようにした電子式キャッシュレジスタに、本
発明を適用する場合について説明する。
【0012】図1はかかる電子式キャッシュレジスタの
外観斜視図であって、1はターミナル本体であり、この
ターミナル本体1の正面手前側にキーボード2とモード
スイッチ8とを設けている。また、キーボード2の上方
にキャッシャ用の表示器3を設け、その裏側に客用の表
示器4を設けている。また、ターミナル本体1の下部に
現金等を収納するためのドロワ6を設けている。さら
に、ターミナル本体1の内部にレシート用紙及びジャー
ナル用紙にデータ印字するためのプリンタ5を設け、こ
のプリンタ5で印字したレシート用紙をレシート発行口
7から排出し、ジャーナル用紙をターミナル本体1の内
部で巻取るようになっている。
【0013】前記キーボード2は、各販売商品の商品コ
ードがそれぞれプリセットされる複数のプリセットキー
が配設されたプリセットキーボード2aとファンクショ
ンキーボード2bとで構成している。ファンクションキ
ーボード2bには、図3に示すように、「00」,
「0」〜「9」の置数キー,「C」のクリアキー,
「×」の乗算キー,「小計」の小計キーなどの他、「商
品券」,「信計」,「現計」の各種締めキーが配設され
ている。ここで、「商品券」キーは、商品券による支払
いを宣言しその支払い金額を入力するのに用いるキーで
ある。「信計」キーは、クレジットによる支払いを宣言
しその支払い金額を入力するのに用いるキーである。
「現計」キーは、現金による支払いを宣言しその支払い
金額を入力するのに用いるキーである。
【0014】モードスイッチ8は、「登録」,「点
検」,「精算」,「設定」等の各種業務モードを選択す
るスイッチである。因みに、「登録」とは取引毎に売り
上げられる商品の販売データを記憶部に登録処理すると
ともにその取引での会計を処理する業務のモードであ
る。「点検」とは記憶部に登録処理された各商品の販売
データを集計し売上点検レポートとして出力する業務で
ある。「精算」とは記憶部に登録処理された各商品の販
売データを集計し売上精算レポートとして出力した後、
記憶部の登録内容をクリアする業務である。「設定」と
は各種業務を実行する上で必要なデータを記憶部に設定
する業務であって、この業務において商品券については
釣銭演算処理を実行するか否かの設定が行われる。
【0015】図2はかかる電子式キャッシュレジスタの
制御回路構成を示すブロック図であって、この電子式キ
ャッシュレジスタは、制御部本体としてCPU(Centra
l Processing Unit )11を搭載している。また、前記
CPU11を制御するプログラム等の固定的データが予
め格納されるROM(Read Only Memoly)12と、商品
販売データを登録処理するための記憶部等が形成される
RAM(Random Access Memoly)13とを搭載してい
る。
【0016】また、この電子式キャッシュレジスタは、
日時を計時する時計回路14、前記モードスイッチ8の
信号が入力されるとともに、前記ドロワ7を自動開放す
るドロワ開放装置7aへの駆動信号を送出するI/Oポ
ート15、前記キーボード2からのキー入力信号を取込
むキーボードコントローラ16、前記各表示器3,4に
それぞれ表示データを送出する表示器コントローラ1
7、前記プリンタ5に印字データを送出するプリンタコ
ントローラ18等を搭載している。そして、前記ROM
12,RAM13,時計回路14,I/Oポート15及
び各コントローラ16,17,18を、アドレスバス,
データバス等のバスライン19によって前記CPU11
に接続している。
【0017】さて、このような構成を有する電子式キャ
ッシュレジスタにおいては、特に本発明を実現するため
に、RAM13に、図4に示すメモリエリア21〜25
を形成している。メモリエリア21は、商品券に対する
釣銭演算処理を実行するか否かを設定するステータスS
のエリアであって、商品券ステータスメモリと称する。
なお、この実施の形態では、ステータスS=1のとき釣
銭演算処理実行とし、S=0のとき釣銭演算処理非実行
とする。
【0018】メモリエリア22は、1取引として販売登
録された各商品の販売金額に基づいて算出される請求金
額(例えば各商品の販売金額合計に外税額を加算した
額)を記憶するエリアであって、請求金額メモリと称す
る。メモリエリア23は、1取引の請求金額に対する支
払いの種別とその支払い金額を記憶するエリアであっ
て、締め処理テーブルと称する。
【0019】メモリエリア24は、請求金額に対する支
払いの残金を記憶するエリアであって、残金メモリと称
する。メモリエリア25は、1取引に対する登録締めが
締めキーによって宣言されたときセットされる締めフラ
グFを記憶するエリアであって、締めフラグメモリと称
する。
【0020】しかしてCPU11は、「登録」モードに
おいて、1取引として売り上げられる全商品の販売登録
が終了し、小計キーが入力されると、その全商品の販売
金額に基づいて算出した請求金額を請求金額メモリ22
に格納するとともに、各表示器3,4に表示する。この
状態で、図5,図6の会計処理を実行するものとなって
いる。
【0021】すなわち、ST(ステップ)1として「商
品券」キー,「信計」キーまたは「現計」キーのいずれ
かの締めキーが入力されるのを待機する。そして、いず
れかの締めキーが入力されると、ST2として締めフラ
グメモリ25の締めフラグFを調べる。この場合、締め
フラグFはリセット(0)されているので、ST3とし
て締め処理テーブル23をクリアし、締めフラグFをセ
ット(1)した後、ST4としてキー入力された締めキ
ーで指定される支払いの種別及びこの締めキーの入力直
前に置数キーによって置数された支払い金額を締め処理
テーブル23の先頭領域に格納する。
【0022】次に、ST5として締め処理テーブル23
の先頭領域に格納された支払い金額と請求金額メモリ2
2内の請求金額とを比較する。ここで、支払い金額が請
求金額以上の場合には、取引が確定したので、ST6と
して締め処理テーブル23の先頭領域に格納された支払
いの種別が「商品券」か否かを判断する。そして、「商
品券」の場合には、ST7として商品券ステータスメモ
リ21のステータスSを調べる。そして、ステータスS
が[1]に設定されていた場合には、ST8として後述
する釣銭演算処理を実行し、支払い金額と請求金額との
差額を釣銭として算出する。これに対し、ステータスS
が[0]に設定されていた場合には、釣銭演算処理を行
わない。しかる後、ST9としてプリンタ5により当該
取引のレシートを印字発行し、締めフラグFをリセット
したならば、この処理を終了する。なお、ST6にて締
め処理テーブル23の先頭領域に格納された支払いの種
別が「商品券」以外の場合にはST8に進み、同様の釣
銭演算処理を実行した後、レシートを印字発行し、締め
フラグFをリセットしたならば、この処理を終了する。
【0023】一方、ST5にて支払い金額が請求金額に
満たない場合には、ST10として残金メモリ24に請
求金額を格納した後、ST11としてこの残金メモリ2
4内の金額から支払い金額を減算して残金メモリ24を
更新する。その後、ST12としてこの残金メモリ24
の内容を各表示器3,4に表示させたならば、ST1に
戻る。
【0024】ST1にて再び締めキーの入力を検知した
場合には、ST2にて締めフラグFがセットされている
ので、ST13に進む。そして、キー入力された締めキ
ーで指定される支払いの種別及びこの締めキーの入力直
前に置数キーによって置数された支払い金額を締め処理
テーブル23の2番目の領域に格納する。
【0025】次に、ST14として締め処理テーブル2
3の各領域に格納された支払い金額を合算し、その支払
い合計金額と請求金額メモリ23内の請求金額とを比較
する(比較手段)。そして、支払い合計金額が請求金額
に満たない場合には、ST11に進み、残金メモリ24
の金額から今回の締めキー操作で入力された支払い金額
を減算して残金メモリ24を更新する。その後、この残
金メモリ24の内容を各表示器3,4に表示させたなら
ば、ST1に戻る。
【0026】一方、ST14にて支払い合計金額が請求
金額以上になった場合には、取引を確定する。そして、
ST15として締め処理テーブル23を検索して商品券
による支払いが指定されているか否かを判断する(判断
手段)。ここで、商品券による支払いが指定されている
ことを確認した場合には、ST16としてこの商品券に
よる支払い金額が最後になるように締め処理テーブル2
3の各データを並べ換える(テーブル編集手段)。しか
る後、ST17として商品券ステータスメモリ21のス
テータスSを調べる。そして、ステータスSが[1]に
設定されていた場合には、ST18として釣銭演算処理
を実行して、支払い合計金額と請求金額との差額を釣銭
として算出する(会計処理制御手段)。ステータスSが
[0]に設定されていた場合には釣銭演算処理を実行し
ない。その後、ST19としてレシートを印字発行し、
締めフラグFをリセットしたならば、この処理を終了す
る。なお、ST15にて商品券による支払いが指定され
ていないことを確認した場合には、ST18に進み、釣
銭演算処理を実行した後、レシートを印字発行し、締め
フラグFをリセットしたならば、この処理を終了する。
【0027】前記ST8およびST16の釣銭演算処理
は、いずれも図7の流れ図に示す手順にしたがって行
う。すなわち、締め処理テーブル23の先頭領域から支
払い金額を読出し、請求金額メモリ22内の請求金額と
比較する。そして、支払い金額が請求金額に満たない場
合には、請求金額メモリ22内の請求金額からその支払
い金額を減算して請求金額メモリ22内の請求金額を更
新する。次に、締め処理テーブル23の2番目領域から
支払い金額を読出し、請求金額メモリ22内の更新後の
請求金額と比較する。そして、支払い金額が請求金額に
満たない場合には、請求金額メモリ22内の請求金額か
らその支払い金額を減算して請求金額メモリ22内の請
求金額を更新する。次に、締め処理テーブル23の3番
目領域から支払い金額を読出し、同様に処理する。こう
して、締め処理テーブル23から順に読出した支払い金
額が請求金額メモリ22内の請求金額以上になったこと
を確認すると、その差額を釣銭額として算出し、表示器
3,4に表示させる。
【0028】例えば今、請求金額が17860円(買上
商品A=10000円,買上商品B=7000円,税率
5%)の取引に対して10000円をクレジットで支払
い、3000円を商品券で支払い、残りを現金5000
円札で支払うものとすると、キャッシャは、先ず「信
計」キーによりクレジットによる支払い金額10000
円を入力し、続いて「商品券」キーにより商品券による
支払い金額3000円を入力し、最後に「現計」キーに
より現金による支払い金額5000円を入力する。
【0029】そうすると、会計処理は,先ず「信計」キ
ーによりクレジットによる支払い金額10000円を入
力したことに応じてST1,2,3,4,5,10,1
1,12と進行し、次に「商品券」キーにより商品券に
よる支払い金額3000円を入力したことに応じてST
1,2,13,14,11,12と進行し、次に「現
計」キーにより現金による支払い金額5000円を入力
したことに応じてST1,2,13,14,15,16
と進行する。
【0030】これにより、締め処理テーブル23のデー
タは、図8(a)に示す状態から同図(b)に示す状態
に並べ換えが行われる。そして、商品券ステータスSが
[1],すなわち商品券の釣銭演算処理を実行する設定
の場合には、支払い金額合計18000円と請求金額1
7860円との差額140円が釣銭として算出され、図
9(a)に示すフォーマットのレシートが発行されて、
取引が終了する。これに対し、商品券ステータスSが
[0],すなわち商品券の釣銭演算処理を実行しない設
定の場合には釣銭が計算されず、図9(b)に示すフォ
ーマットのレシートが発行されて、取引が終了する。
【0031】このように本実施の形態の電子式キャッシ
ュレジスタによれば、1取引の請求金額に対して複数の
種別による支払いが順に指定された場合に、支払い金額
の合計が請求金額以上になったことに応じて商品券によ
る支払いが指定されているか否かを判断し、指定されて
いる場合には商品券による支払い金額が最後になるよう
に順序を調整して請求金額に対する会計処理、具体的に
は、先ず請求金額から商品券を除いた種別による支払い
金額を順に減額して支払い残金を求め、次に商品券に対
して釣銭演算処理を実行するとの設定がなされていた場
合のみ商品券による支払い金額から支払い残金を減じた
額を釣銭として算出する処理を実行するようにしたの
で、次のような効果を奏し得る。
【0032】すなわち、商品券を含む複数の支払い種別
で請求金額に対する会計業務が処理される場合に、支払
い種別の登録順序に関係無く、オプションにより商品券
に対して釣銭演算処理実行が設定されていた場合には釣
銭演算処理が実行され、釣銭演算処理非実行が設定され
ていた場合には釣銭演算処理が実行されないので、常に
釣銭に関する運用が統一化される。したがって、支払い
種別の登録順序によって釣銭が支払われる場合と支払わ
れない場合とが生じる不具合が無くなり、客との無用な
トラブルを未然に防止できる。また、キャッシャも支払
い種別の登録順序を意識する必要がないので、負担を軽
減できる。
【0033】なお、前記一実施の形態では、1取引の請
求金額に対して商品券を含む複数の種別による支払いが
指定された場合に、商品券による支払い金額が最後にな
るように順序を調整して請求金額に対する会計処理を行
ったが、図10に示すように、ST15にて締め処理テ
ーブル23を検索して商品券による支払いが指定されて
いる場合に、ST20としてこの商品券による支払い金
額が最後にならないよう、例えば先頭になるように締め
処理テーブル23の各データを並べ換える。しかる後、
ST18にて釣銭演算処理を実行するようにしてもよ
い。こうすることにより、釣銭演算処理では商品券の支
払い金額よりも請求金額メモリ22内の請求金額のほう
が大きいので、必ず他の支払い種別によって釣銭が算出
されることとなり、やはり釣銭に関する運用が統一化さ
れる。
【0034】また、前記一実施の形態では、取引確定後
にレシートを一括して印字する場合を示したが、商品登
録毎に印字する逐次印字方式であっても本発明を適用す
ることができる。この他、本発明をPOSターミナルや
宿泊施設のフロント業務を支援するチェックアウトター
ミナルに適用するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
商品券などの金券を含む複数種類の支払いの種別で請求
金額に対する会計業務が処理される場合において、支払
い種別の登録順序に関係無く釣銭に関する運用を統一化
でき、客とのトラブル防止やオペレータの負担軽減など
の効果を奏する会計装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である電子式キャッシ
ュレジスタの外観斜視図。
【図2】 同電子式キャッシュレジスタにおける制御部
の要部構成を示すブロック図。
【図3】 同電子式キャッシュレジスタのキーボードを
示す図。
【図4】 同電子式キャッシュレジスタのRAMに形成
する主要なメモリエリアを示す図。
【図5】 同電子式キャッシュレジスタのCPUが実行
する会計処理のST1〜ST14までの処理を示す流れ
図。
【図6】 同会計処理のST15以降の処理を示す流れ
図。
【図7】 同会計処理のST8,ST18の釣銭演算処
理を具体的に示す流れ図。
【図8】 本発明の一実施の形態における作用説明に用
いるメモリデータ構成図。
【図9】 同作用説明に用いるレシートの印字例を示す
図。
【図10】本発明の他の実施の形態における会計処理の
ST15以降の処理を示す流れ図。
【符号の説明】
1…キャッシュレジスタ本体 2…キーボード 11…CPU 21…商品券ステータスメモリ 22…請求金額メモリ 23…締め処理テーブル 24…残金メモリ 25…締めフラグメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1取引の請求金額に対する支払いの種別
    として現金以外に少なくとも釣銭演算処理を実行するか
    否かが設定される金券を処理し、かつ1取引のなかで複
    数の支払いの種別を組合わせ可能な会計装置において、 1取引の請求金額に対して複数の種別による支払いが順
    に指定された場合に、支払い金額の合計が請求金額以上
    になったことに応じて前記金券による支払いが指定され
    ているか否かを判断し、指定されている場合には前記金
    券による支払い金額が最後になるように順序を調整して
    前記請求金額に対する会計処理を実行することを特徴と
    する会計装置。
  2. 【請求項2】 1取引の請求金額に対する支払いの種別
    として現金以外に少なくとも釣銭演算処理を実行するか
    否かが設定される金券を処理し、かつ1取引のなかで複
    数の支払いの種別を組合わせ可能な会計装置において、 1取引の請求金額に対して複数の種別による支払いが順
    に指定された場合に、支払い金額の合計が請求金額以上
    になったことに応じて前記金券による支払いが指定され
    ているか否かを判断し、指定されている場合には前記請
    求金額から前記金券を除いた種別による支払い金額を順
    に減額して支払い残金を求め、前記金券に対して釣銭演
    算処理を実行するとの設定がなされていた場合のみ前記
    金券による支払い金額から前記支払い残金を減じた額を
    釣銭として算出するようにしたことを特徴とする会計装
    置。
  3. 【請求項3】 1取引の請求金額に対する支払いの種別
    として現金以外に少なくとも釣銭演算処理を実行するか
    否かが設定される金券を処理し、かつ1取引のなかで複
    数の支払いの種別を組合わせ可能な会計装置において、 前記1取引の請求金額に対して支払いの種別が指定され
    る毎にその種別と支払い金額を指定順に記憶する締め処
    理テーブルと、この締め処理テーブルに記憶した支払い
    金額の合計と前記請求金額とを比較する比較手段と、こ
    の比較手段により前記支払い金額の合計が前記請求金額
    以上であるとき前記締め処理テーブルを検索して前記金
    券による支払いが指定されているか否かを判断する判断
    手段と、この判断手段により前記金券による支払いが指
    定されていることを確認すると前記金券による支払い金
    額が最後になるように前記締め処理テーブルのデータを
    並べ換えるテーブル編集手段と、このテーブル編集手段
    によるデータの並べ換え後及び前記判断手段により前記
    金券による支払いが指定されていないことを確認すると
    前記締め処理テーブルに記憶した順に前記請求金額に対
    する会計処理を実行する会計処理制御手段とを具備した
    ことを特徴とする会計装置。
  4. 【請求項4】 1取引の請求金額に対する支払いの種別
    として現金以外に少なくとも釣銭演算処理を実行するか
    否かが設定される金券を処理し、かつ1取引のなかで複
    数の支払いの種別を組合わせ可能な会計装置において、 1取引の請求金額に対して複数の種別による支払いが順
    に指定された場合に、支払い金額の合計が請求金額以上
    になったことに応じて前記金券による支払いが指定され
    ているか否かを判断し、指定されている場合には前記金
    券による支払い金額が最後にならないように順序を調整
    して前記請求金額に対する会計処理を実行することを特
    徴とする会計装置。
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