JP7230127B2 - チェックアウトシステム、決済装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
商品登録装置11が、買上商品の登録処理を行うモードで起動されると、CPU11aは、ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
図3、図4及び図5はCPU11aの制御処理のフローチャートである。
図6は一例としての待受画面SC1を示す図である。
待受画面SC1は、テキストT1,T2,T3及びボタンB21を含む。
テキストT1は、従業員21が、買上商品の登録のための操作を開始すべきであることを表す。テキストT2は、連続取引を行う場合には、従業員21が、買上商品の登録のための操作を開始するのに先立ってボタンB21にタッチすべきであることを表す。テキストT3は、これから開始する買上商品の登録に関わる商取引に対してポイントサービスを適用する場合には、従業員21がポイントカードをカードリーダライタ11iに読み取らせるべきであることを表す。
Act8においてCPU11aは、ポイントフラグをセットする。そしてCPU11aはこののち、Act4~Act6の待ち受け状態に戻る。
Act9においてCPU11aは、連続フラグをセットする。
かくして制御プログラムに基づいて上記の制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータはタッチパネル11gとの協働により決定手段として機能する。
Act11においてCPU11aは、上記の取得した商品コードを含むように、登録商品テーブルを更新する。そしてCPU11aはこののちに、図4中のAct12へと進む。かくしてCPU11aは、連続取引の実施が指示されることなく、買上登録のための操作がなされたならば、連続フラグをリセット状態のままとする。
図7は一例としての登録画面SC2を示す図である。
登録画面SC2は、領域R1,R2を含む。
領域R1は、最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、個数及び単価と、その商品を登録した後の買上商品の合計個数及び合計金額とを表示するための領域である。領域R2は、登録画面SC2に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、個数、単価及び金額のリストを表示するための領域である。
Act14においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面中に表示された小計ボタンがタッチされたか否かを確認する。そしてCPU11aは、小計ボタンがタッチされたことがタッチパネル11gにより検出されていないためにNoと判定したならば、Act15へと進む。
Act15においてCPU11aは、買上登録すべき商品の商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、商品コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act13へと戻る。
かくしてAct13~Act15においてCPU11aは、利用者コードが取得されるか、小計ボタンがタッチされるか、又は商品コードが取得されるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
Act16においてCPU11aは、カードリーダライタ11iから通知された利用者コードをRAM11c又は補助記憶ユニット11dの利用者コードエリアに保存する。なお、利用者コードエリアに既に利用者コードが保存されている場合には、今回通知された新たな利用者コードによって利用者コードエリアを上書きする。
Act17においてCPU11aは、ポイントフラグをセットする。そしてCPU11aはこののち、Act13~Act1の待ち受け状態に戻る。
Act18においてCPU11aは、上記の取得した商品コードを含むように、登録商品テーブルを更新する。またこれに応じてCPU11aは、更新後の登録商品テーブルの内容に準じるように登録画面を更新する。そしてCPU11aはこの後に、Act13~Act15の待ち受け状態に戻る。
Act19においてCPU11aは、連続フラグがセットされているか否かを確認する。そしてCPU11aは、連続フラグがセットされているためにYesと判定したならば、Act20へと進む。
図8は一例としての第1の選択画面SC3を示す図である。
第1の選択画面SC3は、表示エリアAR1,AR2,AR3,AR4,AR5及びボタンB1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8を含む。
Act22においてCPU11aは、この時点における登録商品テーブルの内容に基づいて、登録商品テーブルに記述された登録商品に関する決済のための決済情報を生成する。
図9は一例としての第2の選択画面SC4を示す図である。なお、図9において図8と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の選択画面SC4は、表示エリアAR1,AR2,AR3,AR4,AR5及びボタンB1,B2,B4,B5,B6,B7,B8を含む。
つまり第2の選択画面SC4は、第1の選択画面SC3からボタンB3を省いた画面である。これにより第2の選択画面SC4は、連続取引のための買上登録を開始することの従業員21による指定を入力することができない画面となっている。
Act25においてCPU11aは、決済情報の転送先とする決済装置12が指定されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、決済装置12が指定されていないためにNoと判定したならば、Act26へと進む。
Act26においてCPU11aは、ボタンB3がタッチされたか否かを確認する。そしてCPU11aは、ボタンB3がタッチされていないためにNoと判定したならば、Act24へと戻る。
かくしてCPU11aはAct24~Act26において、商品コードが取得されるか、決済装置12のいずれかが指定されるか、あるいはボタンB3がタッチされるのを待ち受けている。ただし、タッチパネル11gの画面の一部領域を第2の選択画面としている場合は、ボタンB3が存在せず、ボタンB3がタッチされることがないために、CPU11aはAct26においては常にNoと判定することになる。つまりCPU11aはAct24~Act26の待ち受け状態においては、連続フラグがセットされていないならば、商品コードが取得されるか、決済装置12のいずれかが指定されるのを待ち受けることになる。
Act27においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域を登録画面とし、こののちに図4中のAct18へと進み、以降の処理を前述と同様に繰り返す。
Act28においてCPU11aは、変数mの値を1つ増加する。
Act29においてCPU11aは、登録商品テーブルをクリアする。
CPU11aはこののち、図4中のAct12へと戻り、Act12以降の処理を繰り返す。これによりCPU11aは、複数の決済情報を順次に生成する。
報知画面は、セミセルフによる決済のために決済情報を決済装置12へと転送したことを従業員21に認識させるための画面である。なお、セミセルフによる決済とは、買物客22による操作に応じて決済装置12において決済処理を実行する決済形態である。
報知画面は、連続フラグの状態に拘わらずに同一の内容としても良いし、連続フラグの状態に応じて別の内容としても良い。
報知画面SC5は、表示エリアAR11,AR12及びボタンB11を含む。
表示エリアAR11は、セミセルフによる決済が選択されたことを従業員21に認識させるための画像を表す。表示エリアAR12は、連続取引のための2件分の決済情報を4つの決済装置12のいずれに転送したかを従業員21に認識させるための画像を表す。つまり報知画面SC5は、連続フラグの状態に応じて別の内容とする場合であって、連続フラグがセットされているときのものである。
ボタンB11は、報知画面SC5を閉じることを従業員21が指示するためのものである。
一方、決済装置12が起動されると、CPU12aは、ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
図11及び図12はCPU12aの制御処理のフローチャートである。
決済画面は、上記の受信された1つの決済情報に基づいての決済を行うための買物客22による操作を受け付けるものである。決済画面は例えば、決済情報に示された合計金額を少なくとも表す。また決済画面は、合計個数又は買上商品のリストを含んでも良い。また、複数の決済方法での決済を許容するのならば、決済画面は決済方法を買物客22が選択するためのボタンなどを含む。
こののちにCPU12aは、Act49へと進む。なおCPU12aは、決済情報に利用者コードが含まれていないためにAct47にてNoと判定したならば、Act48をパスしてAct49へと進む。
Act49においてCPU12aは、プリンタ12hを制御し、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存された決済情報に示された情報及び上記の決済処理の結果等を表したレシートを発行する。そしてCPU12aはこののちに、Act41に戻り、それ以降の処理を前述と同様に行う。
Act50においてCPU12aは、変数nの値として「1」をセットする。
Act51においてCPU12aは、タッチパネル11gの画面の一部領域を選択画面とする。選択画面は、個別決済又は一括決済を買物客22に選択させるための画面である。なお、個別決済とは、連続取引の対象となっている複数の決済情報のそれぞれに応じた決済を個別に行う決済形態を表す。また一括決済とは、複数の決済情報に応じた決済を一括で行う決済形態を表す。
Act53においてCPU12aは、分割決済が選択されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、分割決済が選択されていないためにNoと判定したならば、Act52に戻る。
かくしてCPU12aは、Act52及びAct53において、一括決済又は分割決済が選択されるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
Act54においてCPU12aは、第nの決済情報に基づいた決済処理を実行する。
Act56においてCPU12aは、Act48と同様に、商取引の内容に応じたポイントを買物客22に対して付与する。
こののちにCPU12aは、Act57へと進む。なおCPU12aは、決済情報に利用者コードが含まれていないためにAct55にてNoと判定したならば、Act56をパスしてAct57へと進む。
Act58においてCPU12aは、変数nの値を1つ増加する。
Act59においてCPU12aは、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存された決済情報の中に第nの決済情報が存在するか否かを確認する。そしてCPU12aは、第nの決済情報が存在するならばAct54へと戻り、その決済情報を対象としてAct54~Act57の処理を行う。かくしてCPU12aは、Act54~Act57の処理を、受信されている複数の決済情報のそれぞれを対象として順次に行う。これら複数の決済情報の生成に係る商品登録装置11での登録処理に際して利用者コードが取得されていたならば、複数の決済情報のそれぞれに同一の利用者コードが含まれている。従ってCPU12aがAct54~Act57の処理を複数の決済情報のそれぞれを対象として順次に行うと、同じポイント口座へのポイント付与がそれぞれ行われることになる。
このようにCPU12aは、個別決済が買物客22により選択されたならば、複数の決済情報のそれぞれに基づいた決済処理を順次に行い、その都度、レシートを発行する。
Act60においてCPU12aは、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存された複数の決済情報のそれぞれに含まれた商品リストに示された全ての買上商品のそれぞれの金額の合計として総計金額を算出する。あるいはCPU12aは、決済情報に合計金額が含まれるならば、複数の決済情報にそれぞれ示された合計金額の総計として総計金額を算出しても良い。
Act61においてCPU12aは、上記の総計金額を決済するための決済処理を実行する。
Act63においてCPU12aは、商取引の内容に応じたポイントを買物客22に対して付与する。具体的には例えばCPU12aは、Act61における決済処理の結果に応じて今回の連続取引の全体に関する獲得ポイントを決定する。そしてCPU12aは、決済情報の1つに含まれた利用者コードに関連付けられたポイント口座の在高に上記の獲得ポイントを加算するための処理を行う。
こののちにCPU12aは、Act64へと進む。なおCPU12aは、決済情報に利用者コードが含まれていないためにAct62にてNoと判定したならば、Act63をパスしてAct64へと進む。
Act65においてCPU12aは、変数nの値を1つ増加する。
Act66においてCPU12aは、RAM12c又は補助記憶ユニット12dに保存された決済情報の中に第nの決済情報が存在するか否かを確認する。そしてCPU12aは、第nの決済情報が存在するならばAct64へと戻り、その決済情報を対象としてAct64を行う。
かくしてチェックアウトシステム10によれば、連続取引の複数の商取引のそれぞれでポイントサービスを適用する場合であっても、従業員21又は買物客22は利用者コードを商品登録装置11に取得させるための操作を1度だけ行えば良い。つまりチェックアウトシステム10によれば、連続取引と、利用者コードと関連付けてのサービスの1つであるポイントサービスの適用とをともに実施する場合における操作者の手間を軽減できる。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 商取引に関する決済処理を行う決済手段と、
前記決済処理に関わるサービスの利用者を識別するための利用者コードを取得する取得手段と、
同一顧客に関する複数の商取引を連続して行う連続取引の実施を操作者による指示に応じて決定する決定手段と、
前記決定手段により前記連続取引の実施が決定されており、かつ前記取得手段により前記利用者コードが取得されているならば、当該利用者コードを用いた前記サービスを、前記連続取引に含まれる複数の前記商取引のそれぞれに適用するための処理を行う処理手段と、
を具備したことを特徴とするチェックアウトシステム。
[付記2] 前記取得手段及び前記決定手段を備えた登録装置と、前記決済手段及び前記処理手段を備えた決済装置とを含み、
前記登録装置はさらに、
1つの商取引毎に前記決済手段による決済処理のための決済情報を生成する生成手段と、
前記連続取引に含まれる複数の前記商取引のそれぞれに関して前記生成手段により生成された複数の前記決済情報を前記決済装置に通知する第1の通知手段と、
前記取得手段により取得された前記利用者コードを前記決済装置に通知する第2の通知手段と、
を具備し、
前記決済手段は、前記第1の通知手段により通知された複数の前記決済情報のそれぞれに応じた決済処理を順次に行い、
前記処理手段は、前記第2の通知手段により通知された1つの前記利用者コードを用いた前記サービスを、前記決済処理による複数の決済処理のそれぞれに対して適用するための処理を行う、
ことを特徴とする付記1に記載のチェックアウトシステム。
[付記3] 前記処理手段は、前記決済における割引サービス、前記決済処理の結果に応じたポイントサービス、及び前記商取引の内容をネットワークを介して閲覧可能とする電子レシートサービスのいずれか1つを前記サービスとして適用するための処理を行う、ことを特徴とする付記1又は付記2に記載のチェックアウトシステム。
[付記4] 前記処理手段は、前記決済処理による複数の決済処理による決済の結果に応じてそれぞれ定まる複数のポイントを、1つの前記利用者コードで特定される1つのポイント口座に付与するための処理を行うことを特徴とする付記1又は2に記載のチェックアウトシステム。
[付記5] 前記処理手段は、前記取得手段が前記利用者コードを複数取得した場合には、前記取得手段が最も後に取得した前記利用者コードを用いた前記サービスを複数の商取引のそれぞれに適用するための処理を行うことを特徴とする付記1-4のいずれか一項に記載のチェックアウトシステム。
Claims (5)
- 登録装置及び決済装置を含み、
前記登録装置は、
商取引に関する決済処理に関わるサービスの利用者を識別するための利用者コードを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された利用者コードを前記決済装置に送信するものであり、前記取得手段が利用者コードを複数取得した場合には、前記取得手段が最も後に取得した利用者コードを送信する送信手段と、
同一顧客に関する複数の商取引を連続して行う連続取引の実施を操作者による指示に応じて決定する決定手段と、
を備え、
前記決済装置は、
商取引に関する決済処理を行う決済手段と、
前記送信手段により送信された利用者コードを受信する受信手段と、
前記決定手段により連続取引の実施が決定されており、かつ前記受信手段により利用者コードが受信されているならば、前記受信手段により受信された利用者コードを用いた前記サービスを、連続取引に含まれる複数の商取引のそれぞれに適用するための処理を行う処理手段と、
を具備するチェックアウトシステム。 - 前記処理手段は、前記決済手段により行われる決済処理における割引サービス、前記決済手段により行われた決済処理の結果に応じたポイントサービス、及び前記決済手段により行われた決済処理の対象である商取引の内容をネットワークを介して閲覧可能とする電子レシートサービスのいずれか1つを前記サービスとして適用するための処理を行う、請求項1に記載のチェックアウトシステム。
- 前記処理手段は、前記決済手段により行われる複数の決済処理による決済の結果に応じてそれぞれ定まる複数のポイントを、前記受信手段により受信された利用者コードで特定される1つのポイント口座に付与するための処理を行う、
請求項1又は請求項2に記載のチェックアウトシステム。 - 登録装置とともにチェックアウトシステムを構成する決済装置であって、
商取引に関する決済処理を行う決済手段と、
前記登録装置において最も後に取得された決済処理に関わるサービスの利用者を識別するための利用者コードであって、前記登録装置から送信された利用者コードを受信する受信手段と、
同一顧客に関する複数の商取引を連続して行う連続取引の実施が前記登録装置において決定されており、かつ前記受信手段により利用者コードが受信されているならば、前記受信手段により受信された利用者コードを用いた前記サービスを、連続取引に含まれる複数の商取引のそれぞれに適用するための処理を行う処理手段と、
を具備した決済装置。 - 登録装置とともにチェックアウトシステムを構成するものであり、前記登録装置において最も後に取得された決済処理に関わるサービスの利用者を識別するための利用者コードであって、前記登録装置から送信された利用者コードを受信する受信デバイスを有する決済装置に備えられたコンピュータを、
商取引に関する決済処理を行う決済手段と、
同一顧客に関する複数の商取引を連続して行う連続取引の実施が前記登録装置において決定されており、かつ前記受信デバイスにより利用者コードが受信されているならば、前記受信デバイスにより受信された利用者コードを用いた前記サービスを、連続取引に含まれる複数の商取引のそれぞれに適用するための処理を行う処理手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。
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