JP6720395B2 - 商品登録装置およびその制御プログラム - Google Patents
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Description
このようなシステムでは、決済処理のための決済情報を、空き状態にある決済装置に対して商品登録装置から転送するようになっている。複数の決済情報を同一の決済装置が持つこととなると、決済をしようとする買物客の混乱が生ずる恐れがある。そこで、1つの決済情報を受けた決済装置は、その決済情報に基づく決済が完了するまでは、新たな決済情報を受けないようにしている。
分割会計を行う場合に商品登録装置では、複数の会計のそれぞれに関した決済情報が生成される。これらの複数の決済情報は別々の決済装置に転送されることになり、買物客は複数の決済装置をそれぞれ操作して決済しなければならない。
このような事情から、商品登録装置における決済情報を転送するための待ち時間を増加させることなしに、分割会計に関わる複数の決済情報に基づく決済を同一の決済装置において行えるようにすることが望まれていた。
図1は本実施形態に係るチェックアウトシステム10の斜視図である。
チェックアウトシステム10は、少なくとも1台の商品登録装置11と、少なくとも1台の決済装置12とを含む。図1においては、2台の商品登録装置11と4台の決済装置12とを含んだチェックアウトシステム10を示している。チェックアウトシステム10が、商品登録装置11および決済装置12をそれぞれ何台含むかは任意であり、商品登録装置11と決済装置12との台数の比も任意である。
商品登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った、上記店舗の従業員21が、その操作者となる。決済装置12は、上記の店舗で販売する商品を購入する買物客22が、その操作者となる。ただし、商品登録装置11の一部の操作が買物客22により行われる場合もある。また、決済装置12は、従業員により操作される場合もある。
商品登録装置11は、買上登録、決済情報の生成、決済処理、ならびに決済情報の決済装置12への通知の各機能を備える。買上登録は、通路に進入してきた買物客が持参した商品を買上商品として登録する処理である。決済処理は、買上商品の決済のための処理である。決済情報は、決済処理に必要となる情報である。
決済装置12は、商品登録装置11から決済情報が通知された場合に、当該決済情報に基づく決済処理を行う。
商品登録装置11および決済装置12は、いずれもLAN(local area network)13に接続されている。LAN13に代えて、インターネットや無線LANなどの別の通信網を用いることもできる。あるいは商品登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して情報を授受する構成としても良い。
CPU11aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11bおよびRAM11cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェアおよびアプリケーションプログラムに基づいて、商品登録装置11としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
RAM11cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
スキャナ11fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ11fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ11fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ11fは、固定式またはハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ11fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
カードリーダライタ11iは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカードやポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ11iは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
伝送システム11kは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、ドロワ開放ユニット11e、スキャナ11f、タッチパネル11g、プリンタ11h、カードリーダライタ11iおよび通信ユニット11jの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11kは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
なお、商品登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
CPU12aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU12aは、ROM12bおよびRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェアおよびアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
RAM12cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
スキャナ12fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ12fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ12fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ12fは、固定式またはハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ12fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
カードリーダライタ12iは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカードやポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ12iは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
伝送システム12kは、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、自動釣銭機12e、スキャナ12f、タッチパネル12g、プリンタ12h、カードリーダライタ12iおよび通信ユニット12jの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム12kは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
なお、決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフPOS端末を利用することが可能である。
商品登録装置11が、買上商品の登録処理を行うモードで起動されると、CPU11aは、ROM11bまたは補助記憶ユニット11dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
Act1においてCPU11aは、分割フラグをリセットする。分割フラグは、セット状態であるときに、分割会計を行う設定であることを示す。分割フラグは、例えばRAM11c中の1ビットのデータとして実現される。
Act3においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域を待受画面とする。
待受画面SC1は、テキストT1,T2およびボタンB21を含む。
テキストT1は、従業員21が、買上商品の登録のための操作を開始すべきであることを表す。テキストT2は、分割会計を行う場合には、従業員21が、買上商品の登録のための操作を開始するのに先立ってボタンB21にタッチすべきであることを表す。
Act5においてCPU11aは、買上登録すべき商品の商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、商品コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act4へと戻る。
かくしてAct4,Act5においてCPU11aは、分割会計の実施が指示されるか、商品コードが取得されるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
かくして制御プログラムに基づいて上記の制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータとタッチパネルは決定部として機能する。
Act7においてCPU11aは、変数mの値として「1」をセットする。変数mは、決済の回数を表す。そしてCPU11aはこののちに、Act9へと進む。
Act8においてCPU11aは、上記の取得した商品コードを含むように、登録商品テーブルを更新する。そしてCPU11aはこののちに、Act9へと進む。かくしてCPU11aは、分割会計の実施が指示されることなく、買上登録のための操作がなされたならば、分割フラグをリセット状態のままとする。
登録画面SC2は、領域R1,R2を含む。
領域R1は、最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、個数および単価と、その商品を登録した後の買上商品の合計個数および合計金額とを表示するための領域である。領域R2は、登録画面SC2に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、個数、単価および金額のリストを表示するための領域である。
Act11においてCPU11aは、買上登録すべき商品の商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、商品コードが取得されていないためにNoと判定したならば、Act10へと戻る。
かくしてAct10,Act11においてCPU11aは、小計ボタンがタッチされるか、商品コードが取得されるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
Act12においてCPU11aは、上記の取得した商品コードを含むように、登録商品テーブルを更新する。またこれに応じてCPU11aは、更新後の登録商品テーブルの内容に準じるように登録画面を更新する。そしてCPU11aはこの後に、Act10およびAct11の待ち受け状態に戻る。かくして制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは作成部として機能する。
Act13においてCPU11aは、分割フラグがセットされているか否かを確認する。そしてCPU11aは、Yesと判定したならば、Act14へと進む。
Act14においてCPU11aは、この時点における登録商品テーブルの内容に基づいて、登録商品テーブルに記述された登録商品に関する決済のための情報を第mの決済情報として生成する。決済情報は、登録商品のリストや、買上商品の合計個数および合計金額などの情報を含む。かくして制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは生成部として機能する。
第1の選択画面SC3は、表示エリアAR1,AR2,AR3,AR4,AR5およびボタンB1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8を含む。
Act16においてCPU11aは、この時点における登録商品テーブルの内容に基づいて、登録商品テーブルに記述された登録商品に関する決済のための決済情報を生成する。
Act17においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域を第2の選択画面とする。
第2の選択画面SC4は、表示エリアAR1,AR2,AR3,AR4,AR5およびボタンB1,B2,B4,B5,B6,B7,B8を含む。
つまり第2の選択画面SC4は、第1の選択画面SC3からボタンB3を省いた画面である。これにより第2の選択画面SC4は、分割会計のための買上登録を開始することの従業員21による指定を入力することができない画面となっている。
Act19においてCPU11aは、決済情報の転送先とする決済装置12が指定されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、決済装置12が指定されていないためにNoと判定したならば、Act20へと進む。
Act20においてCPU11aは、ボタンB3がタッチされたか否かを確認する。そしてCPU11aは、ボタンB3がタッチされていないためにNoと判定したならば、Act18へと戻る。
かくしてCPU11aはAct18〜Act20において、商品コードが取得されるか、決済装置12のいずれかが指定されるか、あるいはボタンB3がタッチされるのを待ち受けている。ただし、タッチパネル11gの画面の一部領域を第2の選択画面としている場合は、ボタンB3が存在せず、ボタンB3がタッチされることがないために、CPU11aはAct20においては常にNoと判定することになる。つまりCPU11aはAct18〜Act20の待ち受け状態においては、分割フラグがセットされていないならば、商品コードが取得されるか、決済装置12のいずれかが指定されるのを待ち受けることになる。
なお図示を省略しているが、この待ち受け状態においてCPU11aは、ボタンB1,B2がタッチされるのも待ち受けている。そしてCPU11aは、例えばボタンB1,B2のいずれかが従業員21によりタッチされ、そのことがタッチパネル11gにより検出されたならば、決済情報に含まれた合計金額をその後の従業員21による指示に応じて変更する。
Act21においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域を登録画面とし、こののちに図3中のAct12へと進み、以降の処理を前述と同様に繰り返す。
Act22においてCPU11aは、変数mの値を1つ増加する。
Act23においてCPU11aは、登録商品テーブルをクリアする。
CPU11aはこののち、Act9へと戻り、Act9以降の処理を繰り返す。これにより、複数の決済情報が生成される。
報知画面は、セミセルフによる決済のために決済情報を決済装置12へと転送したことを従業員21に認識させるための画面である。なお、セミセルフによる決済とは、買物客22による操作に応じて決済装置12において決済処理を実行する決済形態である。
報知画面は、分割フラグの状態に拘わらずに同一の内容としても良いし、分割フラグの状態に応じて別の内容としても良い。
報知画面SC5は、表示エリアAR11,AR12およびボタンB11を含む。
表示エリアAR11は、セミセルフによる決済が選択されたことを従業員21に認識させるための画像を表す。表示エリアAR12は、分割会計のための2件分の決済情報を4つの決済装置12のいずれに転送したかを従業員21に認識させるための画像を表す。つまり報知画面SC5は、分割フラグの状態に応じて別の内容とする場合であって、分割フラグがセットされているときのものである。
ボタンB11は、報知画面SC5を閉じることを従業員21が指示するためのものである。
一方、決済装置12が起動されると、CPU12aは、ROM12bまたは補助記憶ユニット12dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
Act31においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を待機画面とする。待機画面は、決済処理を行う状況にないことを表すものであり、どのような情報を表すかは任意であって良い。例えば待機画面は、決済処理を行うことができないことを表すメッセージを表すものや、スクリーンセーバーとして広告などを表す任意の画像を表示するものとすることが想定される。
Act34においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面を決済画面に変更する。
決済画面は、上記の受信された1つの決済情報に基づいての決済を行うための買物客22による操作を受け付けるものである。決済画面は例えば、決済情報に示された合計金額を少なくとも表す。また決済画面は、合計個数や買上商品のリストを含んでも良い。また、複数の決済方法での決済を許容するのならば、決済画面は決済方法を買物客22が選択するためのボタンなどを含む。
Act38においてCPU12aは、変数nの値として「1」をセットする。
Act39においてCPU12aは、タッチパネル11gの画面の一部領域を選択画面とする。選択画面は、個別決済または一括決済を買物客22に選択させるための画面である。なお、個別決済とは、複数の決済情報のそれぞれに応じた決済を個別に行う決済形態を表す。また一括決済とは、複数の決済情報に応じた決済を一括で行う決済形態を表す。
Act41においてCPU12aは、分割決済が選択されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、分割決済が選択されていないためにNoと判定したならば、Act40に戻る。
かくしてCPU12aは、Act40およびAct41において、一括決済または分割決済が選択されるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
Act42においてCPU12aは、第nの決済情報に基づいた決済処理を実行する。 Act43においてCPU12aは、プリンタ12hを制御し、第nの決済情報に示された情報や上記の決済処理の結果を表したレシートを発行する。
Act44においてCPU12aは、変数nの値を1つ増加する。
このようにCPU12aは、個別決済が買物客22により選択されたならば、複数の決済情報のそれぞれに基づいた決済処理を順次に行い、その都度、レシートを発行する。
Act47においてCPU12aは、上記の総計金額を決済するための決済処理を実行する。
Act48においてCPU12aは、プリンタ12hを制御し、第nの決済情報に示された情報や上記の決済処理の結果を表したレシートを発行する。
Act50においてCPU12aは、RAM12cまたは補助記憶ユニット12dに保存された決済情報の中に第nの決済情報が存在するか否かを確認する。そしてCPU12aは、第nの決済情報が存在するならばAct48へと戻り、その決済情報を対象としてAct48を行う。CPU12aは、RAM12cまたは補助記憶ユニット12dに保存された決済情報の全てを対象としてAct48を実行し終えたのちには、Act50にてYesと判定することとなる。そしてこの場合にCPU12aは、図10中のAct31に戻る。つまりCPU12aは、新たな決済情報が受信されるのを待ち受ける状態に戻る。
かくしてチェックアウトシステム10によれば、買物客22は、分割会計を利用することが可能である上に、複数の会計分のそれぞれの決済のために複数の決済装置12を操作する必要はない。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 少なくとも1つの商品登録装置と少なくとも1つの決済装置とを含んだチェックアウトシステムであって、
前記商品登録装置は、
買上商品の商品コードを取得し、買上商品のリストを作成する作成部と、
前記作成部により作成された前記リストに基づいて、前記買上商品の決済のための決済情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記決済情報を前記決済装置の1つへと通知する通知部と、
同一の買物客の買上商品についての会計を複数回に分割する分割会計の実施を、操作者による指示に応じて決定する決定部と、
前記決定部により前記分割会計の実施が決定されていない場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われるまでは前記リストの新規の作成開始を禁止し、前記分割会計の実施が決定されている場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われていなくとも前記リストの新規の作成開始を許容するように前記作成部を制御する第1の制御部と、
前記通知部による通知がなされていない前記決済情報を記憶する記憶部と、
前記決済情報の通知が前記操作者により指示されたことに応じて、前記記憶部が記憶する前記決済情報の全てを、前記決済装置の1つへと通知するように前記通知部を制御する第2の制御部と、を具備し、
前記決済装置は、
前記通知部により通知された前記決済情報に基づいて決済処理を行う決済部と、
前記通知部により複数の決済情報が通知された場合には、これら複数の決済情報のそれぞれに基づくレシートを個別に発行する発行部と、を具備することを特徴とするチェックアウトシステム。
[付記2] 少なくとも1つの決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置であって、
買上商品の商品コードを取得し、買上商品のリストを作成する作成部と、
前記作成部により作成された前記リストに基づいて、前記買上商品の決済のための決済情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記決済情報を前記決済装置の1つへと通知する通知部と、
同一の買物客の買上商品についての会計を複数回に分割する分割会計の実施を、操作者による指示に応じて決定する決定部と、
前記決定部により前記分割会計の実施が決定されていない場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われるまでは前記リストの新規の作成開始を禁止し、前記分割会計の実施が決定されている場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われていなくとも前記リストの新規の作成開始を許容するように前記作成部を制御する第1の制御部と、
前記通知部による通知がなされていない前記決済情報を記憶する記憶部と、
前記決済情報の通知が前記操作者により指示されたことに応じて、前記記憶部が記憶する前記決済情報の全てを、前記決済装置の1つへと通知するように前記通知部を制御する第2の制御部と、を具備することを特徴とする商品登録装置。
[付記3] 少なくとも1つの商品登録装置とともにチェックアウトシステムを構成する決済装置であって、
前記商品登録装置は、
買上商品の商品コードを取得し、買上商品のリストを作成する作成部と、
前記作成部により作成された前記リストに基づいて、前記買上商品の決済のための決済情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記決済情報を前記決済装置の1つへと通知する通知部と、
同一の買物客の買上商品についての会計を複数回に分割する分割会計の実施を、操作者による指示に応じて決定する決定部と、
前記決定部により前記分割会計の実施が決定されていない場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われるまでは前記リストの新規の作成開始を禁止し、前記分割会計の実施が決定されている場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われていなくとも前記リストの新規の作成開始を許容するように前記作成部を制御する第1の制御部と、
前記通知部による通知がなされていない前記決済情報を記憶する記憶部と、
前記決済情報の通知が前記操作者により指示されたことに応じて、前記記憶部が記憶する前記決済情報の全てを、前記決済装置の1つへと通知するように前記通知部を制御する第2の制御部と、を具備し、
前記決済装置は、
前記通知部により通知された前記決済情報に基づいて決済処理を行う決済部と、
前記通知部により複数の決済情報が通知された場合には、これら複数の決済情報のそれぞれに基づくレシートを個別に発行する発行部と、を具備することを特徴とする決済装置。
[付記4] 前記通知部により複数の決済情報が通知された場合に、一括決済を実行するか否かを前記操作者とは異なる第2の操作者による指示に応じて設定する設定部をさらに備え、
前記決済部は、前記一括決済を実行しないことが前記設定部により設定された場合には、前記通知部により通知された複数の前記決済情報のそれぞれに基づく複数回の決済処理を個別に行い、前記一括決済を実行することが前記設定部により設定された場合には、前記通知部により通知された複数の前記決済情報にそれぞれ示された合計金額に基づいて求まる総計金額を決済するための一回の決済処理を行うことを特徴とする付記3に記載の決済装置。
[付記5] 少なくとも1つの決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置を制御するコンピュータを、
買上商品の商品コードを取得し、買上商品のリストを作成する作成部と、
前記作成部により作成された前記リストに基づいて、前記買上商品の決済のための決済情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記決済情報を前記決済装置の1つへと通知する通知部と、
同一の買物客の買上商品についての会計を複数回に分割する分割会計の実施を、操作者による指示に応じて決定する決定部と、
前記決定部により前記分割会計の実施が決定されていない場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われるまでは前記リストの新規の作成開始を禁止し、前記分割会計の実施が決定されている場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われていなくとも前記リストの新規の作成開始を許容するように前記作成部を制御する第1の制御部と、
前記通知部による通知がなされていない前記決済情報を記憶する記憶部と、
前記決済情報の通知が前記操作者により指示されたことに応じて、前記記憶部が記憶する前記決済情報の全てを、前記決済装置の1つへと通知するように前記通知部を制御する第2の制御部と、して機能させるための制御プログラム。
[付記6] 少なくとも1つの商品登録装置と少なくとも1つの決済装置とを含み、
前記商品登録装置は、
買上商品の商品コードを取得し、買上商品のリストを作成する作成部と、
前記作成部により作成された前記リストに基づいて、前記買上商品の決済のための決済情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成された前記決済情報を前記決済装置の1つへと通知する通知部と、
同一の買物客の買上商品についての会計を複数回に分割する分割会計の実施を、操作者による指示に応じて決定する決定部と、
前記決定部により前記分割会計の実施が決定されていない場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われるまでは前記リストの新規の作成開始を禁止し、前記分割会計の実施が決定されている場合には、前記通知部による前記決済情報の通知が行われていなくとも前記リストの新規の作成開始を許容するように前記作成部を制御する第1の制御部と、
前記通知部による通知がなされていない前記決済情報を記憶する記憶部と、
前記決済情報の通知が前記操作者により指示されたことに応じて、前記記憶部が記憶する前記決済情報の全てを、前記決済装置の1つへと通知するように前記通知部を制御する第2の制御部と、を具備したチェックアウトシステムにおける前記決済装置の1つを制御するコンピュータを、
前記通知部により通知された前記決済情報に基づいて決済処理を行う決済部と、
前記通知部により複数の決済情報が通知された場合には、これら複数の決済情報のそれぞれに基づくレシートを個別に発行する発行部と、して機能させるための制御プログラム。
Claims (4)
- 買上商品に関する決済情報に基づく決済処理を行う決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置であって、
前記買上商品の商品コードを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された商品コードに対応する金額に基づいて前記買上商品の合計金額を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記合計金額と、第1のボタンと、第2のボタンとを、表示器に表示される同一画面に表す表示手段と、
前記第1のボタンが操作された後に前記取得手段によって取得される前記商品コードは、分割会計における次の会計分とする制御手段と、
前記第2のボタンが操作されたことに応じて、前記取得手段により取得された前記商品コードに基づく前記決済処理のための前記決済情報を出力する出力手段と、
を具備する商品登録装置。 - 前記チェックアウトシステムは前記決済装置を複数含み、
前記表示手段は、前記画面に、複数の前記決済装置にそれぞれ関連付けられた複数の前記第2のボタンを表し、
前記出力手段は、複数の前記第2のボタンのいずれかが操作されたことに応じて、操作された前記第2のボタンに関連付けられた前記決済装置に対して前記決済情報を出力する、
請求項1に記載の商品登録装置。 - 前記表示手段は、前記出力手段が前記決済情報を出力したことに応じて、前記出力手段が複数の前記決済装置のいずれに対していくつの前記決済情報を出力したかを前記表示器に表示する、
請求項2に記載の商品登録装置。 - 買上商品に関する決済情報に基づく決済処理を行う決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置を制御するコンピュータを、
前記買上商品の商品コードを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記商品コードに対応する金額に基づいて前記買上商品の合計金額を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記合計金額と、第1のボタンと、第2のボタンとを、表示器に表示される同一画面に表す表示手段と、
前記第1のボタンが操作された後に前記取得手段によって取得される前記商品コードは、分割会計における次の会計分とする制御手段と、
前記第2のボタンが操作されたことに応じて、前記取得手段により取得された前記商品コードに基づく前記決済処理のための前記決済情報を出力する出力手段と、
して機能させるための制御プログラム。
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